JP2008247460A - 香料付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにする。
【解決手段】シート状蓋体3を、ガスバリア性を有する二枚のシート部材4,5と、二枚のシート部材4,5の間に挟み込まれる香料6とからなるものとし、シート状蓋体3の周辺部でのみ、香料6を介することなく、シート部材4,5同士を接着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器に関し、特に、シート状蓋体の破断による容器の開口時に香料によるフレーバーを発するような香料付きの容器に関する。
飲料用の容器において、開封時に香料によるフレーバーを発するような香料付きの容器は従来から提案されている。すなわち、下記の特許文献1には、ボトルの口元またはキャップに匂いを発生させる物体を設けることで、飲料水を飲む時に匂い分子が効率良く鼻に働くようにするということが記載されており、また、下記の特許文献2には、容器の特定箇所又は全体に、香気成分を収着及び/又は吸着させたり、香気成分を封入したマイクロカプセルを付着させたりするということが記載されている。
特開2000−85777号公報 特開2006−168788号公報
ところで、上記のような従来公知の香料付き容器については、何れも、ネジ付きのキャップを備えたボトル容器に関するものであって、例えば、リッドと言われるシート状蓋体により開口部が密封されるカップ容器のような場合には、上記の各特許文献に記載された構成をそのまま適用することは難しい。
また、上記の特許文献1に記載されたようなものでは、匂いを発生させる物体をボトルの口元やキャップの内面に設けていることから、消費者が容器を開けて飲む時に、ボトルの口元に設けている場合には、匂いを発生させる物体の収納スペースが飲料の流れの邪魔になり、また、キャップの内面に設けている場合には、匂い分子を効率良く鼻に働かせるために、ボトルの口元にキャップを繋ぎ止めておくことが必要となる。
また、上記の特許文献2に記載されたようなものでは、容器の特定箇所又は全体(例えば容器のネジ部)に香気成分を設けるために、香気成分を容器に収着及び/又は吸着させている場合には、商品が消費者の元に届く前の輸送時や店頭陳列時に香気成分が揮散してしまうこととなり、また、香気成分を封入したマイクロカプセルを容器のネジ部等に付着させている場合には、マイクロカプセルの製造が面倒なものとなって生産コストが大幅にアップすることとなる。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器において、シート状蓋体が、ガスバリア性を有する二枚のシート部材と、二枚のシート部材の間に挟み込まれる香料とからなり、シート状蓋体の周辺部でのみ、香料を介することなく、シート部材同士が接着されていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の香料付き容器によれば、シート状蓋体を構成する二枚のシート部材の間に香料を設けていることから、香料をマイクロカプセル化するような場合と比べて、香料をそのまま簡単にシート状蓋体に設けることができて生産性が優れていると共に、ストローでの押圧によりシート状蓋体を破断して容器を開口する前には、香料はガスバリア性を有する二枚のシート部材の間に密封された状態にあるため、香料の香気成分が揮散してしまうことはない。
その結果、シート状蓋体を破断して容器を開口する前には、香料からの香気成分の揮散を確実に防止することができると共に、シート状蓋体を破断開口して内容物をストローで飲む際には、内容物のフレーバーがストローで覆われ、フレーバーが直接鼻から入らず、フレーバーを感じ難い状態になっていても、二枚のシート部材の間(シート部材同士が接着されない部分)に設けられた香料により充分にフレーバーを感じることができる。
また、二枚のシート部材間の香料が設けられた箇所では、シート部材同士が接着されていないため、ストローによりシート状蓋材を破断した際に、二枚のシート部材間が剥離し易く、シート部材間に挟み込まれた香料が露出する表面積が広くなって、香料から香気成分が揮散され易くなることから、より一層フレーバー性を向上させることができる。
ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、シート状蓋体を、ガスバリア性を有する二枚のシート部材と、二枚のシート部材の間に挟み込まれる香料とからなるものとし、シート状蓋体の周辺部でのみ、香料を介することなく、シート部材同士を接着させるということで実現した。
以下、本発明の香料付き容器の一実施例について説明すると、本実施例の容器は、リッドと言われるシート状の蓋体により開口部が密封されるカップ容器であって、図1(A)に示すように、カップ容器1は、合成樹脂や紙等の適宜の材料から形成される容器本体2と、リッドと言われる一枚のシート状蓋体3とからなり、電熱によるヒートシール法,超音波シール法,高周波シール法等の適宜のヒートシール法により、容器本体2の上端縁に形成されたフランジ部2aに対して一枚のシート状蓋体3が熱接着により一体的に接合されることで、カップ容器1は密封されている。
上記のようなカップ容器1において、カップ容器1を密封するための一枚のシート状蓋体3は、ストローでの押圧により破断可能なものであって、図1(B)に示すように、ガスバリア性を有する二枚のシート部材4,5と、二枚のシート部材4,5の間に挟み込まれる香料6とで構成されている。そして、二枚のシート部材4,5は、その周辺部(シート状蓋体3の周辺部)でのみ、香料6を介することなく、シート部材4,5同士が接着されている。
一枚のシート状蓋体3を構成する二枚のシート部材4,5については、二枚重ね合わせてもストローでの押圧により容易に破断される程度の強度を有するもので、且つ、香料6から揮発する香気成分を透過させないガスバリア性を有するものであって、具体的には、25℃、50%RHにおける酸素透過係数が、10cc・20μm/m・day・atm以下のシートであり、例えば、金属箔を主体として樹脂をラミネートしたフィルムが挙げられるが、そのようなものに限らず、樹脂フィルムに無機物(金属、金属酸化物、酸化ケイ素、炭素等)を蒸着したような樹脂フィルムや、気体透過性の小さな樹脂を少なくとも一層含む多層フィルムであっても良い。
また、揮発性の香気成分を有する香料6については、カップ容器1の容器本体2内に収納される内容物(飲料等)の香料と同一又は類似の成分であっても良いし、異なる成分でも良く、何れにしても、消費者の嗜好に合ったものであることが好ましく、具体的には、例えば、バニラ系のバニリン、柑橘系のd−リモネン、ジャスミン系の酢酸ベンジル、はっか系のL−メントール、レモンエッセンス、ストロベリーエッセンス等の香料が挙げられる。
二枚のシート部材4,5の間に香料6を設ける手段については、香料又は香料を含む組成物をシート部材4,5の少なくとも何れか一方に塗布したり、香料を含浸させた膜状物をシート部材4,5の間に配置したり、香料をシート部材4,5の間に挿入したりする等の適宜の手段を用いることができる。
なお、本実施例の香料付き容器を製造する方法としては、二枚のシート部材4,5の間に香料6を設けて一枚のシート状蓋体3を形成した後で、そのシート状蓋体3を、内容物が充填された容器本体2のフランジ部2aに接合することで、一枚のシート状蓋体3を備えたカップ容器1とする方法だけでなく、内容物が充填された容器本体2のフランジ部2aにシート部材5を接合して容器を密封した後で、シート部材5の上面で周辺部を除く部分に香料6を設け、その香料6の上をシート部材4で覆って、シート部材4,5の周辺部同士を接着することで、一枚のシート状蓋体3を備えたカップ容器1とするような方法も用いることができる。
上記のような本実施例の香料付き容器によれば、香料6をマイクロカプセル化するようなことなく、香料6をそのまま設けるだけで、容器1のシート状蓋体3に対して香料を簡単に設けることができる。そして、ストローでの押圧によりシート状蓋体3を破断して容器1を開口する前には、香料6の香気成分が容器1から揮散してしまうことがない。
その結果、図2(A),(B)に示すように、シート状蓋体3の破断により容器1を開口して内容物をストロー7で飲む際には、内容物のフレーバーがストロー7で覆われ、フレーバーが直接鼻から入らず、フレーバーを感じ難い状態になっていても、シート状蓋体3の二枚のシート部材4,5の間に設けられた香料6により充分にフレーバーを感じることができる。
また、二枚のシート部材4,5間の香料6が設けられた箇所では、シート部材4,5同士が接着されていないため、ストロー7によりシート状蓋材3を破断した際に、二枚のシート部材4,5間が剥離し易く、シート部材4,5間に挟み込まれた香料6が露出する表面積が広くなって、香料6から香気成分が揮散され易くなることから、より一層フレーバー性を向上させることができる。
以上、本発明の香料付き容器の一実施例について説明したが、本発明は、上記のような実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、対象となる容器については、シート状蓋体により容器の開口部を密封するものであれば、実施例に示したようなカップ容器に限られるものではなく、その他の容器であっても良いものである等、適宜に設計変更可能なものであることはいうまでもない。
本発明の香料付き容器の一実施例に係るカップ容器について、(A)容器の全体、および、(B)シート状蓋体、をそれぞれ示す縦断面図。 図1に示したカップ容器でストローによりシート状蓋体が破断されて開口された状態について、(A)容器の全体、および、(B)シート状蓋体のストローにより破断された部分、をそれぞれ示す縦断面図。
符号の説明
1 容器(カップ容器)
2 容器本体
3 シート状蓋体
4 シート部材
5 シート部材
6 香料
7 ストロー

Claims (1)

  1. ストローでの押圧により破断可能なシート状蓋体により開口部が密封される容器において、シート状蓋体が、ガスバリア性を有する二枚のシート部材と、二枚のシート部材の間に挟み込まれる香料とからなり、シート状蓋体の周辺部でのみ、香料を介することなく、シート部材同士が接着されていることを特徴とする香料付き容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006176208A (ja) * 2004-11-24 2006-07-06 Hanamai:Kk 飲料用の容器

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