JP2008246140A - 眼科撮影装置 - Google Patents
眼科撮影装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008246140A JP2008246140A JP2007094766A JP2007094766A JP2008246140A JP 2008246140 A JP2008246140 A JP 2008246140A JP 2007094766 A JP2007094766 A JP 2007094766A JP 2007094766 A JP2007094766 A JP 2007094766A JP 2008246140 A JP2008246140 A JP 2008246140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fundus
- chin rest
- eye
- subject
- optical system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】眼底カメラ本体を回動移動させずに視軸から大きく離れた眼底部位を観察することのできる眼底カメラを提供する。
【解決手段】被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、被検眼の視線方向を誘導する外部固視標206と、被検者の顎を載せる顎受台52とを備えた眼底カメラであって、顎受台52を左右方向に回動移動可能にした。
【選択図】図1
【解決手段】被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、被検眼の視線方向を誘導する外部固視標206と、被検者の顎を載せる顎受台52とを備えた眼底カメラであって、顎受台52を左右方向に回動移動可能にした。
【選択図】図1
Description
この発明は、眼底を広範囲に渡って撮影することのできる眼科撮影装置に関する。
従来から、外部固視標を備えた眼底カメラが知られている(特許文献1参照)。
かかる眼底カメラは、外部固視標の位置を変えることにより、被検眼の視線方向を変え、これによって眼底上の視軸から離れた周辺位置を撮影できるようにしたものである。
特開2003−180635号公報
しかしながら、このような眼底カメラにあっては、外部固視標によって被検眼の視線方向を大きく変えることができるが、被検者が顔を動かさずに視線方向を大きく変えることは、被検者にとって大きな負荷であるという問題があった。
この発明の目的は、視線方向を大きく変えても、被検者に負荷を与えてしまうことのない眼科撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、前記被検眼の視線方向を誘導する外部固視標と、被検者の顎を載せる顎受台とを備えた眼科撮影装置であって、
前記顎受台を前記撮影光学系の光軸に対して左右方向に回動可能にしたことを特徴とする。
前記顎受台を前記撮影光学系の光軸に対して左右方向に回動可能にしたことを特徴とする。
この発明によれば、顎受台を左方向へ回動移動可能にしたものであるから、外部固視標の位置へ被検者の顔を向けることができ、このため、被検者に負荷を与えずに視軸から大きく離れた眼底部位を撮影することができる。
以下、この発明の眼科撮影装置の1つである眼底カメラの実施形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す眼底カメラは、基台10に取り付けられた眼底カメラ本体11を有し、この眼底カメラ本体11は基台10とともにジョイスティック12の操作によりベース台13に対して前後左右方向に移動可能となっている。15はジョイスティック12に設けた撮影スイッチである。
基台10の上面には操作部20が設けられており、この操作部20には、各種の撮影モードや撮影位置等を設定する設定スイッチや各種のスイッチ等が設けられている。
眼底カメラ本体11には、ディスプレイ8等が設けられており、またTVカメラ6が着脱自在に取り付けられている。
ベース台13の前部には、支柱31が上下移動可能に取り付けられている。この支柱31はジョイスティック12を回動操作することにより上下動するようになっている。
支柱31の上部には顎受装置40が設けられており、この顎受装置40は、図2に示すように基盤41と、この基盤41の上に載置されるとともに左右方向(図1の矢印Q1方向)に回動移動する移動台50と、この移動台50の上に設けられた顎受台52とを有している。
基盤41には一対の支持部材200が立設され、この支持部材200,200の上部に一体に横架部材201が形成され、この横架部材201に自在継手202を介して第1アーム203が取り付けられており、この第1アーム203の先端部に第2アーム204が自在継手205を介して接続されている。第2アーム204の先端部には発光ダイオードなどからなる外部固視標206が設けられており、この外部固視標206は3次元方向の任意の位置へ位置させることができるようになっている。
基盤41内には、図3に示すように、円弧状のガイドレール42と、このガイドレール42に沿って左右に移動する移動ブロック43と、回転自在に保持されたスクリュー軸44と、このスクリュー軸44の回転によって左右方向へ移動するアーム45と、スクリュー軸44を回転させるモータ46等とが設けられている。
ガイドレール42は、被検者の首部の位置に曲率中心Pが位置するように円弧状に形成されており、ガイドレール42の両端部は基盤41の底部41Aに設けた支持部材42Aに支持されている。
移動ブロック43は移動台50の底部50A(図2参照)に固定されるとともに、一側面(後面)43Aに湾曲した凹部43bが形成され、この凹部43bにアーム45の先端部45Aが係合している。そして、アーム45の左右方向の移動により移動ブロック43がガイドレール42に沿って移動し、移動ブロック43とともに移動台50が曲率中心Pを中心にして左右方向に回動移動するようになっている。
スクリュー軸44の両端部は軸受部44Aにより回転自在に保持されており、軸受部44Aは基盤41の底部41Aに設けられている。また、スクリュー軸44の一端側(図3において右側)にはギア44Gが固定され、このギア44Gにはモータ46の駆動軸46aに装着した駆動ギア46Gが噛合しており、モータ46の回転によってスクリュー軸44が回転していくようになっている。
移動台50には、図2に示すように、後部(図2において右側)に保持部材53が設けられており、この保持部材53に軸54が取り付けられている。この軸54には顎受台52が回動自在に取り付けられている。
また、移動台50には、前側に上下動するロッド55と、このロッド55を上下動させるモータ56とが設けられており、このロッド55の上下動によって顎受台52が軸54を中心にして上下方向(矢印Q2方向)に回動するようになっている。
顎受台52の両側には、図1に示すように支柱57,57が設けられており、この支柱57,57の上部には額受部58が設けられている。
顎受台52は、移動台50と一体となって曲率中心Pを通る垂直軸線PJ(図2参照)を中心にして左右方向に回動移動するようになっている。
眼底カメラ本体11内には、図4に示すように、被検眼Eの眼底Erを照明する照明光学系100と、照明された眼底を観察・撮影する撮影光学系130と、眼底Erに固視標を投影する固視標投影光学系150とが設けられている。
照明光学系100は、ハロゲンランプやキセノンランプ等の照明光源101と、コンデンサレンズ102と、リング開口103aを有するリング開口板103と、リレーレンズ104と、ミラー105と、リレーレンズ106と、孔開きミラー107と、対物レンズ108とを有している。
照明光学系100は、眼底観察時や撮影時に光源101が点灯してコンデンサレンズ102を介してリング開口板103を照射する。リング開口板103のリング開口103aを通った光束は、リレーレンズ104,ミラー105,リレーレンズ106,孔開きミラー107および対物レンズ108を介して被検眼Eに入射する。リング開口板103と瞳孔とは共役位置にあるので、瞳孔上にリング開口像が形成され、このリング開口像により眼底が照明されることとなる。
撮影光学系130は、対物レンズ108と、絞り131と、変倍レンズ132と、合焦レンズ133と、撮影レンズ134と、反射ミラー135と、フィールドレンズ136と、反射ミラー137と、リレーレンズ138とを備えている。TVカメラ6は撮像素子6aを備えている。
視標投影光学系150は、図5に示すように、中心に配置された発光ダイオード151a、この発光ダイオード151aの周囲に円周方向に配置された8個の発光ダイオード151b〜151iと、図6に示すように各発光ダイオード151a〜151iに対向して設けられたピンホール152a〜152iを有するマスク板152と、反射ミラー153と、ハーフミラー154と、撮影レンズ134と、合焦レンズ133と、変倍レンズ132と、対物レンズ108等とから構成されている。
この発光ダイオード151a〜151iの光はピンホール152a〜152i、反射ミラー153、ハーフミラー154、撮影レンズ134、合焦レンズ133、変倍レンズ132、対物レンズ108を介して眼底Erに固視標として投影されて眼底Erにピンホール像が結像される。このピンホール像により被検者はこの固視標を視認することによって被検眼の視軸が固定され、このピンホール152a〜152iのいずれを点灯させるかによって、撮影光学系130の光軸Lに対する被検者の固視方向が変更される。これにより、眼底Erの撮影すべき部位が変更される。
制御装置9は、ジョイステッィク12の撮影スイッチ15の操作や操作部20の操作スイッチの操作に基づいて発光ダイオード151a〜151iの点灯やモータ46,56やTVカメラなどを制御するようになっている。160は撮影された眼底像を記憶するメモリである。
[動 作]
次に、上記のように構成される眼底カメラの動作について説明する。
[動 作]
次に、上記のように構成される眼底カメラの動作について説明する。
光源101が点灯されると、コンデンサレンズ102を介してリング開口板103を照射し、リング開口板103のリング開口103aを通った光束がリレーレンズ104,ミラー105,リレーレンズ106,孔開きミラー107および対物レンズ108を介して被検眼Eに入射し、瞳孔Ea上にリング開口像が形成され、このリング開口像により眼底Erが照明される。
この眼底Erの反射光束は撮影光学系130によりテレビカメラ6の撮像素子6aに達し、この撮像素子6aに眼底像を結像する。そして、モニタ8に眼底像ErGが表示される。
この際、例えば外部固視標206を図7に示す位置へ移動させて、右眼E1で外部固視標206を固視させると、左眼Eの視線方向Jが右眼E1の視線方向J1と同様の方向へ誘導される。このため、影光学系130の光軸Lが眼底Erの視軸上の部位D1から右へ離れた位置S1を通ることになる。そして、その位置S1を中心にした範囲の部位が観察される。
そして、操作部20の操作スイッチを操作してモータ46を駆動させると、スクリュー軸44が回転して例えばアーム45が右方向に移動されていく。このアーム45の右方向への移動により、顎受台52が図7に示す位置から垂直軸線PJを中心にして移動台50とともに時計回りに回動していく。
顎受台52が例えば図8に示す位置へ移動したとき、モータ46の駆動を停止させる。
顎受台52が図8に示す位置へ移動されると、被検者の顔全体が外部固視標206のある位置へ向けられることになり、その外部固視標206は大変見易くなり、このため被検者に負荷を与えてしまうことがない。
また、影光学系130の光軸Lから視線方向Jが大きくずれても、すなわち、影光学系130の光軸Lと視線方向Jとのなす角度が大きくなっても、顎受台52をその外部固視標206の方向へ回動させられることによって、その外部固視標206は大変見易くなり、しかも被検者に負荷を与えることなく、眼底Erの中心位置である部位S1から大きく右側にずれた部位D1を観察・撮影することができることになる。
外部固視標206を撮影光軸Lに対して左に移動させた場合には、図7に示す顎受台52を垂直軸線PJを中心にして反時計回りに回動させれば、上記と同様な効果を得ることができる。
また、外部固視標206を撮影光軸Lに対して上下方向の位置へ移動させた場合には、顎受台52を軸54を中心にして図2に示す矢印Q2方向に回動させれば、顎受台52がその外部固視標206の方向へ回動移動され、外部固視標206は大変見易くなり、眼底Erの中心位置である部位S1から上下に大きくずれた部位を観察・撮影することができる。
このように、顎受台52を左右や上下に回動移動させればよいので、顎受台52を回動移動させるモータ46,56のパワーは小さくて済み、大掛かりな装置は不要であり、簡単な構造で行うことができることになる。ちなみに、眼底カメラ本体11を移動させると、眼底カメラ本体11が大きく重いことにより、大掛かりな装置が必要となり、パワーの大きなモータも必要となる。
上記実施例では、顎受台52を左右および上下方向に回動移動させるようになっているが、左右方向のどちらか一方または上下方向のどちらか一方に回動移動するようにしたものでもよい。
図9は第2実施例の眼底カメラ(眼科撮影装置)を示したものであり、この第2実施例の眼底カメラは、額受部58の支柱57,57を基盤41に設け、額受部58を顎受台52の回動移動とともに回動しないように固定したものである。また、外部固視標206用
の支持部材200は支柱57に固定されている。
の支持部材200は支柱57に固定されている。
また、上記実施例ではいずれも眼底カメラ本体11はスイングやチルトしないが、眼底カメラ本体がスイングやチルトする眼底カメラに適用してもよい。この場合、スイングやチルトでも撮影することのできなかった眼底の周辺領域の部位を撮影することが可能となる。
上記実施例では、顎受台52の回動移動をモータで行っているが、手動で行うようにしてもよい。この場合には、ロック手段を設けて顎受台52を任意の回動位置に固定できるようにする。
11 眼底カメラ本体
41 基盤
50 移動台
52 顎受台
100 照明光学系
130 撮影光学系
206 外部固視標
41 基盤
50 移動台
52 顎受台
100 照明光学系
130 撮影光学系
206 外部固視標
Claims (3)
- 被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、前記被検眼の視線方向を誘導する外部固視標と、被検者の顎を載せる顎受台とを備えた眼科撮影装置であって、
前記顎受台を前記撮影光学系の光軸に対して左右方向に回動可能にしたことを特徴とする眼科撮影装置。 - 前記顎受台を上下方向へ回動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 被検者の額に当てる額受部を前記顎受台とともに回動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007094766A JP2008246140A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 眼科撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007094766A JP2008246140A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 眼科撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008246140A true JP2008246140A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39971771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007094766A Pending JP2008246140A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 眼科撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008246140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020124347A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | 株式会社ニデック | 眼科撮影装置 |
JP2023500184A (ja) * | 2019-10-29 | 2023-01-05 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜カメラ用の外部位置合わせ表示/誘導システム |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007094766A patent/JP2008246140A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020124347A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | 株式会社ニデック | 眼科撮影装置 |
JP7293689B2 (ja) | 2019-02-04 | 2023-06-20 | 株式会社ニデック | 眼科撮影装置 |
JP2023500184A (ja) * | 2019-10-29 | 2023-01-05 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜カメラ用の外部位置合わせ表示/誘導システム |
JP7378603B2 (ja) | 2019-10-29 | 2023-11-13 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜カメラ用の外部位置合わせ表示/誘導システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4937792B2 (ja) | 眼底カメラ | |
EP1870025B1 (en) | Hand-held ocular fundus imaging apparatus | |
JP5403235B2 (ja) | 角膜内皮検査装置 | |
JP2003233031A5 (ja) | ||
JP2008093433A (ja) | 眼科用手術顕微鏡システム | |
JP2005121820A (ja) | 画像観察装置 | |
JP5097966B2 (ja) | 眼科用検査装置 | |
JP2008246140A (ja) | 眼科撮影装置 | |
JP6090977B2 (ja) | 眼科用検査装置 | |
JP6061287B2 (ja) | 角膜検査装置 | |
JP2006026096A (ja) | 眼科装置 | |
JP2007117291A (ja) | 立体観察装置 | |
JP2009095518A (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2014083193A (ja) | 眼科用検査装置 | |
JP2001142003A (ja) | 手術用顕微鏡 | |
JPH07121255B2 (ja) | 角膜内皮細胞観察撮影装置 | |
JP2000116603A (ja) | 眼底カメラ | |
JP2003019158A (ja) | レーザー治療用眼科装置 | |
JP2006026097A (ja) | 眼底カメラ | |
JP3708669B2 (ja) | 眼底撮影装置 | |
JP3778274B2 (ja) | 眼底カメラ | |
JP2011005005A (ja) | 眼底撮影装置 | |
JP4373555B2 (ja) | 眼底撮影装置 | |
TWI766898B (zh) | 3d醫療顯微鏡 | |
WO2021182230A1 (ja) | 細隙灯顕微鏡 |