JP2008245005A - 電子描画装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】指定レイヤに描画されているオブジェクトだけを選択表示し、アノテーションがどの端末から行われたものかの判別を容易にする。
【解決手段】複数の情報端末と接続し、前記共有画面を表示する表示手段1と、選択されたレイヤを前記共有画面へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段7と、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶するレイヤ情報記憶手段4と、前記レイヤ情報記憶手段に記憶するレイヤ情報を管理し、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信手段6とを有する。以上の構成により、指定レイヤに描画されている描画オブジェクトのみを選択表示させるため、アノテーションがどの端末から行われたものかの判別が容易となる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の情報端末と接続し、前記共有画面を表示する表示手段1と、選択されたレイヤを前記共有画面へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段7と、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶するレイヤ情報記憶手段4と、前記レイヤ情報記憶手段に記憶するレイヤ情報を管理し、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信手段6とを有する。以上の構成により、指定レイヤに描画されている描画オブジェクトのみを選択表示させるため、アノテーションがどの端末から行われたものかの判別が容易となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯端末と携帯端末によりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置とで構成される電子描画システムにおける電子描画装置、その制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年のネットワークの発展に伴い、コンピュータシステムを利用した電子会議システムが普及してきている。特に大画面表示装置を利用した電子会議システム等では、大画面表示装置を会議参加者の共有表示装置として利用しており、また単なる表示装置としての用途の他に電子ホワイトボード等、電子描画装置としての使われ方も増えてきている。電子ホワイトボードの入力端末としてはマウス、デジタイザ、タブレット等が使用されている。
一方、NotePC、PDA(Personal Digital Assistants)等の情報端末機器も普及してきており、両者を組み合わせた電子会議システムも見受けられる。
これらの多くの情報端末は、無線又は有線のインタフェースを持ち、表示装置として液晶表示画面を持ち、データの入力方法としてはペンによるタブレット式の入力装置やキーボード等の入力装置を備えている。そのため前述の電子描画装置の入力端末としても使用することが出来る。
例えば、共有表示装置へ共有画面を表示し、そこへ複数の情報端末機器を通信手段を介して接続し、情報端末機器の入力装置(タブレット等)からの座標入力にて共有画面中の文字に対してアノテーション(注釈)をする例が挙げられる。アノテーションとは、文字に対して下線を引いたり、目立たせたい個所にマーキングをしたりすることである。
また、特許文献1には、共有画面と情報端末との間で互いに書き込んだ情報或いは表示している情報等の送受信を行い、相互に同じ内容を表示できるようにして作業性を向上させるという技術が開示されている。
また、特許文献2には、文章処理アプリケーション上に透明ボードのレイヤをかぶせて注釈メッセージを書き込み、アプリケーションレイヤと透明ボードレイヤの重畳表示を行うことにより書き込んだ情報の共有を行うという技術が開示されている。
従来の、複数の情報端末と接続され、端末よりアノテーション可能な共有画面をもつ電子描画システムにおいては、複数端末からアノテーションを行った場合には各端末から任意のアノテーションが行える。しかしながら、アノテーションが描画された後ではどのアノテーションがどの端末から行われたものか判別することが困難であった。これについてはアノテーションごとにどの端末から描画されたものかアノテーションのそばに端末名などを画面上に表示する例もあるが、これでは端末数やアノテーションの数が増えた場合に判別が困難になるという問題があった。
本発明は上記のような問題点を鑑みてなされたもので、指定レイヤに描画されているオブジェクトだけを選択表示し、アノテーションがどの端末から行われたものかの判別を容易にする手段を提供する事を目的とする。
また、端末でレイヤの指定、表示を行うことによりHostの共有画面の表示状態の変更をすることなく目的のレイヤのみを容易に抽出、表示し判別を容易にする手段を提供する事を目的とする。
また、端末でレイヤの指定、表示を行うことによりHostの共有画面の表示状態の変更をすることなく目的のレイヤのみを容易に抽出、表示し判別を容易にする手段を提供する事を目的とする。
本発明の電子描画装置は、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置であって、複数の情報端末と接続し、前記共有画面を表示する表示手段と、選択されたレイヤを前記共有画面へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段と、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶するレイヤ情報記憶手段と、前記レイヤ情報記憶手段に記憶するレイヤ情報を管理し、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の情報端末は、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末であって、前記電子描画装置と通信をするための通信手段と、前記電子描画装置が有する共有画面を情報端末上で表示するための表示手段と、前記電子描画装置から選択したレイヤを前記表示手段へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段と、前記電子描画装置から選択したレイヤ情報を取得する為のレイヤ情報取得手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の電子描画装置の制御方法は、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御方法であって、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の情報端末の制御方法は、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御方法であって、前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の情報端末は、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末であって、前記電子描画装置と通信をするための通信手段と、前記電子描画装置が有する共有画面を情報端末上で表示するための表示手段と、前記電子描画装置から選択したレイヤを前記表示手段へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段と、前記電子描画装置から選択したレイヤ情報を取得する為のレイヤ情報取得手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の電子描画装置の制御方法は、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御方法であって、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の情報端末の制御方法は、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御方法であって、前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、指定レイヤに描画されている描画オブジェクトのみを選択表示させるため、アノテーションがどの端末から行われたものかの判別が容易となり、またその操作もレイヤ指定のみのためユーザの操作が容易になるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した電子描画システムの全体構成図を示すブロック図である。当該電子描画システムは、表示装置1と、処理装置20と、携帯情報端末機器10とで構成される。なお、表示装置1と処理装置20とで本発明でいう、複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置が構成される。
表示装置1は、複数の情報端末と接続されている電子描画システムの共有画面(Host画面)を表示するためのディスプレイである。処理装置20は、コンピュータ等で構成されており、表示装置1に接続される。携帯情報端末機器10(以下、単に情報端末、或いは端末)は、LANなどの通信回線であるネットワーク9を介して処理装置20に接続された、PDA(Personal Digital Assistants)等である。
3は、表示装置1に表示される画像を制御する表示制御手段である。2は、入力手段であり、共有画面へアノテーション等を行う際に座標を入力する為に用いるマウスである。なお、ここでは入力手段2をマウスとしているが、座標入力が可能なデバイスであれば特に指定はしないものとする。描画入力に適した入力デバイスとしては他にタッチパッドやタブレットなどがある。
4は、レイヤ情報記憶手段である。レイヤ情報記憶手段4は、共有画面へ複数重畳表示させるレイヤ情報や、レイヤと対応した端末情報及び接続情報、レイヤ上にアノテーションされた各種オブジェクトデータ等のレイヤテーブル、レイヤを配信要求している端末等を管理するテーブルを記憶する。レイヤ情報記憶手段4はまた、Flash MemoryやRAM(Random Access Memory)等の不揮発性メモリやHDD等の外部記憶装置から成る。
5は、処理装置20内の各部を制御する制御手段であり、CPUやMPU等から成る。6は、レイヤ情報記憶手段4に記憶するレイヤ情報を管理し、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合にレイヤ情報の配信を行うレイヤ情報配信手段である。
7は、選択されたレイヤを共有画面へ重畳表示を行うための制御を行うレイヤ表示制御手段である。8は、複数の情報端末との通信を制御するネットワークインタフェース部である通信手段である。
情報端末10は、共有画面を表示可能な、表示デバイス(端末ディスプレイ)と、選択されたレイヤを情報端末上の表示デバイスへ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段とを備える。更には、レイヤ情報記憶手段4から選択されたレイヤ情報を取得する為のレイヤ情報取得手段と、共有画面へ入力する為のタッチパネル等の入力手段と、処理装置20と通信を行う為の通信手段を備える。
図2は、本実施形態におけるレイヤ情報記憶手段4に記憶される情報の一例を示した図である。格納される情報としては、レイヤと端末とを関連付ける為の端末IDとレイヤID、レイヤに対応付けられた端末からのアノテーション情報である描画オブジェクト情報、レイヤに対し配信要求をしている端末を格納する配信要求端末等がある。
図3は、本実施形態におけるHost端末となる処理装置20の画面表示と、Host端末と接続されている端末の共有画面に対するアノテーション入力の一例を示した図である。
301〜304は、情報端末上の表示デバイスであり、本図では共有画面へのアノテーションの入力例を示している。
311〜314は、描画オブジェクトであり、それぞれ端末1〜端末4から共有画面上に書き込まれたものである。
300は、共有画面を表示しているHostとなる端末の表示デバイスの画面表示例であり、本図では端末1〜端末4からの入力をすべて重畳表示させているため、301〜304の各レイヤを合成し表示している。そのため表示画面300には各端末からの描画オブジェクト301〜314を合成したものが表示されている。
図4は、図3においてHost端末と接続されている情報端末の画面表示の一例を示した図である。
401〜404は、情報端末上の表示デバイスであり、共有画面の中から指定レイヤのみの選択表示を行っている。
本図において端末1では、表示指定レイヤは端末1と関連付けられているレイヤ1のため端末1の画面上にはレイヤ1のみが表示されており、端末1からアノテーションされた描画オブジェクトであるオブジェクト311のみが表示されている。
同様に端末2の表示指定レイヤはレイヤ2とレイヤ3である。つまり複数レイヤの指定の為、端末2の表示デバイスには端末2と対応付けられたレイヤ2上の描画オブジェクト312と端末3と対応付けられたレイヤ3上の描画オブジェクト303を重ねたものが表示されている。
図3及び図4中のHost端末の共有画面上ではここでは特に指定していないが全端末からの描画オブジェクトを表示するものとし、全レイヤを重畳表示させている。もちろんHost上でレイヤを指定し、指定レイヤのみ表示させるようにしてもよい。
図5は、本実施形態におけるレイヤ表示の処理手順を示したフローチャートである。
まず、ステップS51では初期化処理を行う。ここでは共有画面を共有している情報端末は、処理装置20とネットワークを介してTCP/IPなどのプロトコルで接続される。このため、情報端末を区別する為にIPアドレス等の端末を特定できる情報をレイヤ情報記憶手段4記憶させ、端末ごとのレイヤの作成を行う。ユーザは共有画面の共有へ新規に参加や途中退出などが可能であるので、このレイヤ情報記憶手段4のテーブルは接続端末に変更があるたびに動的に変化させる。そのため、このレイヤテーブルは常に最新の接続情報となっている。
ステップS52では、Host側から端末側へ、レイヤの選択肢となる現在どのレイヤが存在するのかの簡易的な情報、例えばレイヤID列や端末ID列を受け渡す。
ステップS53では、ステップS52で得たレイヤ情報を端末画面へ表示させ、情報端末の使用者に表示させたいレイヤを選択させる。ここでレイヤが複数枚選択されれば複数枚のレイヤを情報端末の表示画面へ重畳表示させることになる。ここでレイヤが選択されない時はレイヤを重畳表示させず背景画像のみを表示させてもよい。また、ステップS53ではレイヤを選択させるとしているが、レイヤを指定できる要素、例えばアノテーションオブジェクトや端末ID、使用者などを選択させるようにしてもよい。
ステップS54では、ステップS53で得られた指定レイヤをネットワーク9及び通信手段8を介し処理装置20へレイヤの取得要求を出す。
ステップS55では、レイヤ配信要求のある端末と、情報端末から要求された指定レイヤをレイヤ情報記憶手段4のレイヤテーブルから特定する。ステップS53にて描画オブジェクト情報や端末ID、使用者等が選択された場合においても、図2のレイヤテーブルを参照し、レイヤを特定する。
ステップS56は、ステップS55で得られた情報をもとにレイヤ情報配信手段6により描画オブジェクトなどのレイヤ情報を通信手段を介し送信元の情報端末へ返信する。
ステップS57では送信元の情報端末がステップS56にてレイヤ情報配信手段より配信されたレイヤ情報の受信を行う。
ステップS58は、ステップS57で得られたレイヤ情報から情報端末の表示画面へ表示させるためのレイヤの表示制御を行う。
複数レイヤを指定していた場合はここで複数レイヤの合成を行い、ステップS59にて情報端末へ指定レイヤの表示を行う。
図5のフローチャートでは端末側の表示制御手段にて複数レイヤの合成を行っていたが、処理装置20側のレイヤ表示制御手段7を使用してもよい。その場合は図5のステップS55とS56との間に処理装置20側のレイヤ表示制御手段にて指定レイヤの合成処理が行われる。その場合のフローチャートを図6に示す。
まずステップS61では初期化処理として、端末を特定できる情報を取得し、レイヤ情報記憶手段4へ記憶させ、端末ごとのレイヤの作成を行う。
ステップS62では、Host側から端末側へ、レイヤの選択肢となる現在どのレイヤが存在するのかの簡易的な情報、例えばレイヤID列や端末ID列を受け渡す。
ステップS63では、ステップS62で得たレイヤ情報を端末画面へ表示させ、情報端末の使用者に表示させたいレイヤを選択させる。ここでレイヤが複数枚選択されれば複数枚のレイヤを情報端末の表示画面へ重畳表示させることになる。ここでレイヤが選択されない時はレイヤを重畳表示させず背景画像のみを表示させてもよい。
また、ステップS63ではレイヤを選択させるとしているが、レイヤを指定できる要素、例えばアノテーションオブジェクトや端末ID、使用者などを選択させるようにしてもよい。
ステップS64では、ステップS63で得られた指定レイヤをネットワーク9及び通信手段8を介し処理装置20へレイヤの取得要求を出す。
ステップS65では、レイヤ配信要求のある端末と、情報端末から要求された指定レイヤをレイヤ情報記憶手段4のレイヤテーブルから特定する。ステップS63にて描画オブジェクト情報や端末ID、使用者等が選択された場合においても、図2のレイヤテーブルを参照し、レイヤを特定する。
ステップS66では、処理装置20側のレイヤ表示制御手段7にて端末から配信要求のあるレイヤ画面を作成する。配信要求レイヤが複数ある場合にはここでレイヤの合成を行う。
ステップS67ではステップS66にて合成されたレイヤを送信元情報端末へ通信手段を介し返信する。
ステップS68では、送信元の情報端末がステップS67にてレイヤ情報配信手段より配信されたレイヤ情報の受信を行い、ステップS69にて情報端末へ指定レイヤの表示を行う。
図7は処理装置20が表示レイヤの指定を行い、表示装置1上に共有画面を表示させる場合のフローチャートである。この場合端末側からレイヤ指定を行う場合と比べレイヤ配信要求及びレイヤ取得のステップが省かれているがその他は同じ処理手順となっている。
まずステップS71で初期化処理として、端末を特定できる情報を取得し、レイヤ情報記憶手段へ記憶させ、端末ごとのレイヤの作成を行う。
ステップS72では、レイヤの選択肢となる現在どのレイヤが存在するのかの簡易的な情報、例えばレイヤID列や端末ID列をレイヤ情報記憶手段4より取得する。
ステップS73では、ステップS72で得たレイヤ情報を処理装置20上の共有画面へ表示させ、使用者に表示させたいレイヤを選択させる。ここでレイヤが複数枚選択されれば複数枚のレイヤをHost端末の表示画面へ重畳表示させることになる。ここでレイヤが選択されない時はレイヤを重畳表示させず背景画像のみを表示させてもよい。
また、ステップS73ではレイヤを選択させるとしているが、レイヤを指定できる要素、例えばアノテーションオブジェクトや端末ID、使用者などを選択させるようにしてもよい。
ステップS74では、ステップS73にて指定されたレイヤをレイヤ情報記憶手段4のレイヤテーブルから特定する。ステップS73にて描画オブジェクト情報や端末ID、使用者等が選択された場合においても、図2のレイヤテーブルを参照し、レイヤを特定する。
ステップS75では、レイヤ表示制御手段7にてステップS73で指定されたレイヤ画面を作成する。複数レイヤが指定された場合はレイヤの合成処理を行い。
ステップS76にて表示装置に指定レイヤの表示を行う。
なお、本実施形態において、図2では端末ID(又はレイヤID)それぞれに対しレイヤ付随情報、配信要求端末、IPアドレス、使用者が記憶されるテーブル構成となっているが、これに限定されない。描画オブジェクトと記入先レイヤIDの対応が取れるテーブル構成であれば、例えば図8に示すテーブル構成のようなものであれば、どのようなテーブル構成であっても構わない。
なお、本発明を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記憶媒体を用いても良い。この場合には記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって本発明の目的が達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。この場合には、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行ってもよい。
1 表示装置
2 入力手段
3 表示制御手段
4 レイヤ情報記憶手段
5 制御手段
6 レイヤ情報配信手段
7 レイヤ表示制御手段
8 通信手段
9 ネットワーク
10 携帯情報端末機器(情報端末、端末)
20 処理装置
300 表示デバイス
301〜304 情報端末上の表示デバイス
311〜314 情報端末から入力された描画オブジェクト
401〜404 情報端末上の表示デバイス
2 入力手段
3 表示制御手段
4 レイヤ情報記憶手段
5 制御手段
6 レイヤ情報配信手段
7 レイヤ表示制御手段
8 通信手段
9 ネットワーク
10 携帯情報端末機器(情報端末、端末)
20 処理装置
300 表示デバイス
301〜304 情報端末上の表示デバイス
311〜314 情報端末から入力された描画オブジェクト
401〜404 情報端末上の表示デバイス
Claims (6)
- 複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置であって、
複数の情報端末と接続し、前記共有画面を表示する表示手段と、
選択されたレイヤを前記共有画面へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段と、
情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶するレイヤ情報記憶手段と、
前記レイヤ情報記憶手段に記憶するレイヤ情報を管理し、情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信手段とを有することを特徴とする電子描画装置。 - 通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末であって、
前記電子描画装置と通信をするための通信手段と、
前記電子描画装置が有する共有画面を情報端末上で表示するための表示手段と、
前記電子描画装置から選択したレイヤを前記表示手段へ重畳表示するためのレイヤ表示制御手段と、
前記電子描画装置から選択したレイヤ情報を取得する為のレイヤ情報取得手段とを有することを特徴とする情報端末。 - 複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御方法であって、
情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、
前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとを有することを特徴とする電子描画装置の制御方法。 - 通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御方法であって、
前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、
前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、
前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとを有することを特徴とする情報端末の制御方法。 - 複数の情報端末と通信回線を介して接続可能であり、複数の情報端末よりアノテーション可能な共有画面を有する電子描画装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
情報端末よりレイヤ情報取得要求がある場合に、レイヤ情報記憶手段に管理しているレイヤ情報を配信するレイヤ情報配信ステップと、
前記レイヤ情報配信ステップで配信したレイヤ情報のうちの情報端末により選択されたレイヤ情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信したレイヤ情報に基づき、情報端末ごとに対応させたレイヤ及びレイヤに関した情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップで受信したレイヤ情報に関連するレイヤを該レイヤ情報に対応する情報端末に配信する配信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 通信回線を介して電子描画装置と接続可能な情報端末の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記電子描画装置からレイヤ情報を取得するレイヤ情報取得ステップと、
前記レイヤ情報取得ステップで取得したレイヤ情報から1つ又は複数のレイヤ情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択したレイヤ情報を前記電子描画装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信したレイヤ情報に関連するレイヤを取得するレイヤ取得ステップと、
前記レイヤ取得ステップで取得したレイヤを表示手段に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007084312A JP2008245005A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 電子描画装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007084312A JP2008245005A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 電子描画装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008245005A true JP2008245005A (ja) | 2008-10-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007084312A Pending JP2008245005A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 電子描画装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008245005A (ja) |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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