JP2008245002A - A/d変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ信号経路、サンプリング用クロック信号の信号経路、各A/D変換器の動作遅延等のバラツキがあっても、高精度な信号変換処理を行えるようにする。
【解決手段】基準信号発生器21から出力された基準信号Rを信号分岐部23に入力したときのA/D変換器25(1)〜25(4)の出力値を瞬時振幅とする信号の位相差を位相差算出手段31により求め、その算出した位相差の誤差を誤差算出手段32で求める。制御部35は、算出された位相差の誤差が小さくなるように、クロック信号C1〜C4を受ける可変遅延器34(1)〜34(4)の遅延量を制御してから、スイッチ22を変換対象のアナログの入力信号X(t)側に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インタリーブ方式のA/D変換装置において、高精度な信号変換処理を可能にするための技術に関する。
アナログ信号に対するサンプリングを高速に行うための技術として、そのアナログ信号を共通に受ける複数MのA/D変換器を用い、これら複数MのA/D変換器がアナログ信号に対する所定周期TのサンプリングをT/Mずつずれたタイミングで行うインタリーブ方式が知られている。
このインタリーブ方式のA/D変換装置では、例えば図9のように、入力するアナログ信号X(t)を信号分配器11により複数M(この例ではM=4)に分岐してそれぞれA/D変換器12(1)〜12(4)に入力している。
各A/D変換器12(1)〜12(4)には、クロック発生器13から周期Tで互いにT/4ずつ位相がシフトしたクロック信号C1〜C4が与えられているため、アナログ信号X(t)は、実質的にクロック周期Tの1/4の周期でサンプリングされてデジタル値D1〜D4に変換されることになり、高速なアナログ信号に対するサンプリングが可能となる。
なお、このようなインタリーブ方式のA/D変換装置は、例えば次の特許文献1に開示されている。
特許第3752237号公報
しかしながら、アナログ信号の周波数が高くなってくると、信号経路、各A/D変換器の動作遅延等のバラツキによるサンプリングタイミングの誤差が無視できなくなり、A/D変換処理で得られたデジタルの信号列にスプリアスが生じ、高精度な信号変換処理が行えないという問題があった。
図10は、2つのA/D変換器を用いたインタリーブ方式のA/D変換装置でサンプリングを行って得られた出力値に対してFFT処理を行い、スプリアス成分を求めた結果を示すものであり、位相誤差に応じて信号のスプリアスレベルが増加しており、スプリアスレベルを例えば60dB以下にするためには、位相誤差を1/1000以下にする必要があり、従来の技術ではこのような小さい位相誤差を定常的に得ることは困難であった。
本発明は、この問題を解決して、信号経路、サンプリング用クロック信号の信号経路、各A/D変換器の動作遅延等のバラツキがあっても、高精度な信号変換処理を行えるA/D変換装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のA/D変換装置は、
アナログの入力信号を複数Mに分岐する信号分岐手段(23)と、
前記分岐された信号をそれぞれ受け、クロック信号の入力タイミングにサンプリングしてデジタル値に変換する複数MのA/D変換器(25(1)〜25(4))とを有し、
前記A/D変換器が前記分岐された入力信号に対する所定周期Tのサンプリングを相対的にT/Mずつシフトさせて行うインタリーブ方式のA/D変換装置において、
既知の周波数の基準信号を出力する基準信号発生手段(21)と、
前記基準信号が前記信号分岐手段に入力されたときに前記複数MのA/D変換器の出力値を取得し、A/D変換器毎の出力値を瞬時振幅とする信号の位相差を算出する位相差算出手段(31)と、
前記位相差算出手段によって算出された位相差の誤差を求める誤差算出手段(32)と、
前記各A/D変換器の入力信号に対する各サンプリングタイミングを相対的に可変させる可変遅延器(34(1)〜34(4))と、
前記誤差算出手段によって得られた位相差の誤差が小さくなるように、前記可変遅延器の遅延量を制御する制御手段(35)とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2のA/D変換装置は、請求項1記載のA/D変換装置において、
前記基準信号発生手段は、任意に指定された周波数が異なる第1基準信号と第2基準信号とを選択的に出力できるように構成され、
前記制御手段は、前記第1基準信号が入力されたときに算出された位相差の誤差と、前記第2基準信号が入力されたときに算出された位相差の誤差の絶対値がほぼ等しくなるように前記可変遅延器の遅延量を制御することを特徴としている。
また、本発明の請求項3のA/D変換装置は、請求項1記載のA/D変換装置において、
前記基準信号発生手段は、複数の周波数成分が重畳された基準信号を出力できるように構成され、
前記位相差算出手段は、前記基準信号に含まれる各周波数成分についての位相を高速フーリエ変換処理により求めてその差をそれぞれ算出するように構成され、
前記誤差算出手段は、前記各周波数成分についての位相差の誤差をそれぞれ求めるように構成され、
前記制御手段は、前記各周波数成分についての位相差の誤差の絶対値がほぼ等しくなるように前記可変遅延器の遅延量を制御することを特徴としている。
上記のように本発明のA/D変換装置は、基準信号を信号分岐手段に入力したときに複数MのA/D変換器の出力値を瞬時振幅とする信号の位相差を算出し、その算出した位相差の誤差を求め、その位相差の誤差が小さくなるように、可変遅延器の遅延量を制御しているので、アナログの信号経路、サンプリング用のクロック信号の信号経路、A/D変換器の動作遅延等のバラツキがあっても、高精度な信号変換処理を行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したA/D変換装置20の構成を示している。
このA/D変換装置20は、変換対象のアナログ信号X(t)と、基準信号発生器21から出力される所定周波数fr、一定振幅の正弦波の基準信号Rとのいずれか一方をスイッチ22で選択して信号分岐部23に入力する。
信号分岐部23は、入力信号を同相で複数M(以下、M=4の場合で説明する)に分岐し、その分岐した各信号X1〜X4をそれぞれA/D変換器25(1)〜25(4)に入力させる。
一方、クロック発生器26は、所定周期Tで互いに位相がT/4ずつシフトした4相のクロック信号C1〜C4を各A/D変換器25(1)〜25(4)に与えるサンプリング用のクロック信号として生成する。
このクロック信号C1〜C4は、後述する可変遅延器34(1)〜34(4)により位相制御されてA/D変換器25(1)〜25(4)に供給される。
各A/D変換器25(1)〜25(4)の出力値D1〜D4は、位相差算出手段31に入力される。
位相差算出手段31は、アナログ信号X(t)に代わって基準信号Rが入力されている状態で各A/D変換器25(1)〜25(4)の出力値D1〜D4を取得し、各A/D変換器毎の出力値をそれぞれ瞬時振幅とする4相の信号の位相を求め、その差を算出する。
この位相の算出は、例えば入力値に対する直交変換処理、即ち、基準信号Rの周波数をfrとすると、入力値Diに対して次の直交変換演算を行い、A/D変換器毎の位相値θiを求める。
I=Σ[Di・cos(2πfrt)]
Q=Σ[Di・sin(2πfrt)]
θi=tan(Q/I)
ここで、記号Σは、サンプル数分の総和を表す。
そして、4つA/D変換器25(1)〜25(4)の一つ、ここではA/D変換器25(1)の出力値D1の位相θ1を基準位相とし、他の各A/D変換器25(2)〜25(4)の出力値D2〜D4の位相θ2〜θ4との位相差φ1〜φ3を次の演算によって算出する。
φ1=θ2−θ1
φ2=θ3−θ1
φ3=θ4−θ1
なお、ここで求める位相差は4相の信号の相対的な位相差が得られればよく、上記のように一つの信号の位相を基準として他の信号の相対的な位相差を求める方法だけでなく、各信号の位相差をサンプリング順に求める方法であってもよい。
誤差算出手段32は、位相差算出手段31によって算出された位相差φ1〜φ3の理論値に対する誤差Δφ1〜Δφ3を求める。
誤差算出手段32によって得られた位相差の誤差Δφ1〜Δφ3は、後述する制御部35に入力され、その誤差が小さくなるように、基準信号Rに対するA/D変換器25(1)〜25(4)の各サンプリングタイミングが補正される。
その位相補正は、クロック発生器26から出力される4相のクロック信号C1〜C4に制御信号d1〜d4に応じた遅延を与える可変遅延器34(1)〜34(4)の制御によって行われ、遅延制御されたクロック信号C1′〜C4′が各A/D変換器25(1)〜A/D変換器25(4)に入力される。
制御部35は、所定タイミング、例えば図示しない操作部等により位相補正処理の指示を受けたタイミングあるいは装置の電源投入タイミング等に、スイッチ22を基準信号側に接続し、そのときに算出された位相差の誤差が小さくなるように可変遅延器34(1)〜34(4)の遅延量を制御してから、スイッチ22を切り替えて未知のアナログ信号X(t)に対するA/D変換処理を行わせる。
なお、ここでは、可変遅延器の遅延量が温度変化等により変動しても、クロック信号C1′〜C4′の位相が相対的に変化しないように、基準となるA/D変換器25(1)に対しても可変遅延器34(1)を介してクロック信号を与えているが、温度変化等による遅延量の変化が問題にならない場合には、基準のA/D変換器25(1)に対して固定遅延器を介してあるいは無遅延でクロック信号を与えてもよい。
上記のように構成されたA/D変換装置20において、例えば位相補正処理が指示されると、制御部35は、各可変遅延器34(1)〜34(4)の遅延量を一定値d0に設定した状態で、スイッチ22を基準信号発生器21側に接続して、図2の(a)に示す基準信号Rを信号分岐部23に入力させる。
この状態で、各A/D変換器25(1)〜25(4)には、基準信号の分岐出力とともに周期TでほぼT/4ずつ位相がシフトしたクロック信号C1′〜C4′が与えられ、そのクロック信号に同期して基準信号Rに対するサンプリングが行われて、図2の(b1)〜(b4)に示す値Di(0)、Di(1)、……が順次出力される(i=1〜4)。
位相差算出手段31は、これらの出力値を一定数取得し、図2の(c1)〜(c4)のように、各A/D変換器25(1)〜25(4)の出力値D1〜D4によってそれぞれ決まる信号Y1〜Y4の位相θ1〜θ4を前記したように求め、位相θ1を基準位相とする位相差を求める。
これら演算によって得られる位相差φ1〜φ3は、装置が理想状態であれば等しいはずであるが、実際には信号分岐部23から各A/D変換器25(1)〜25(4)までの信号経路長の差、クロック信号C1〜C4の生成時の位相誤差およびその信号経路長の差等により誤差が生じている。
また、位相差φ1〜φ3は基準信号Rの位相角であり、基準信号Rの周期をTrとすれば、各位相差φ1〜φ3に対応した遅延時間Td1〜Td3は、
Td1=Tr・φ1/2π
Td2=Tr・φ2/2π
Td3=Tr・φ3/2π
と表すことができる。
理想状態において各遅延時間Td1〜Td3は、サンプリング用のクロック信号C1〜C4の周期Tの1/4に等しくなるはずである。
また、時間T/4を基準信号Rの位相角φrに変換すると、
φr=πT/(2Tr) (ラジアン)
と表される。
つまり、誤差算出手段32は、次の演算により位相差の誤差を算出する。
Δφ1=φ1−φr (ラジアン)
Δφ2=φ2−φr (ラジアン)
Δφ3=φ3−φr (ラジアン)
なお、位相差の誤差を位相角でなく時間で求めてもよく、その場合には、各位相差の誤差を、
Δφ1=Td1−T/4 (秒)
Δφ2=Td2−T/4 (秒)
Δφ3=Td3−T/4 (秒)
の演算で求めてもよい。
このようにして得られた位相差の誤差を受けた制御部35は、その誤差が小さくなるように可変遅延器34(2)〜34(4)の遅延量を制御する。
この制御により、各A/D変換器25(1)〜25(M)の入力信号に対する相対的なサンプリングタイミングが所定周期Tの1/4ずつ正確にずれることになり、正確なデータの取得が可能となる。
そして、上記の位相制御の動作が終了して誤差が最小となった段階で、スイッチ22を切り替えて変換対象のアナログ信号X(t)を入力させることで、その信号X(t)に対するインタリーブ方式のA/D変換処理を正確に行うことができ、スプリアスを抑圧することができる。
なお、上記説明では、基準信号Rの周波数frが固定の場合であったが、この周波数frとしては、線路長などのバラツキによる位相誤差が顕著に現れるように、A/D変換装置20全体として許容される入力信号の上限周波数faに等しい(または近い)周波数とし、図3のように、この周波数faで誤差が最小となるようにすればよい。
また、図4に示すように、制御部35の制御等により、任意の異なる周波数の2つの基準信号、例えば、入力信号の許容される帯域の上限周波数faと下限周波数fbに等しい(または近い)周波数の正弦波の第1基準信号Raと第2基準信号Rbとを基準信号発生器21から選択的に出力させるように構成し、周波数faの第1基準信号を入力させた状態で、前記同様に位相差の誤差Δφ1(fa)〜Δφ3(fa)を求め、周波数fbの第2基準信号を入力した状態で位相差の誤差Δφ1(fb)〜Δφ3(fb)を求める。
そして、制御部35が、次のように、各誤差の絶対値が等しくなるように制御して、例えば図5のように、A/D変換器間の各誤差を小さく且つ周波数特性を平坦化させる。
|Δφ1(fa)|=|Δφ1(fb)|
|Δφ2(fa)|=|Δφ2(fb)|
|Δφ3(fa)|=|Δφ3(fb)|
なお、ここで、さらに次のように、各誤差の絶対値が等しく符号が反対となるように制御すれば、図6のように、帯域中央部に誤差の小さい領域を設定することができる。
Δφ1(fa)=−Δφ1(fb)
Δφ2(fa)=−Δφ2(fb)
Δφ3(fa)=−Δφ3(fb)
また、基準信号Rの周波数frを、A/D変換装置20全体として許容される入力信号の周波数範囲内で、例えば所定ステップΔfで変化させながら上記同様に基準のA/D変換器25(1)の出力に対する各A/D変換器25(2)〜25(4)の出力の位相差の誤差を周波数毎に求め、最小自乗法等を用いて、誤差の絶対値が小さく且つ周波数特性が平坦となるような遅延量を与えることもできる。
また、基準信号発生器21が発生する基準信号Rとして複数の周波数成分が重畳されたパルス波形のものを用いることも可能である。
この場合、基本波成分とその整数倍の高調波成分が含まれることになるが、入力信号の帯域外の成分についてはA/D変換器の作用により帯域内へ折り返されるので、元の高調波成分とその折り返し成分とが重なり合わないように基本波の周波数を設定しておく。
また、この場合、上記実施形態のような正弦波の単一波についての直交変換演算では複数の周波数成分の位相を算出することはできない。したがって、この場合には、位相差算出手段31において、各A/D変換器25(1)〜25(4)の出力信号についてそれぞれFFT(高速フーリエ変換)処理を行い、それぞれの周波数成分(例えばf1、f2、f3とする)についての位相θ1(f1)〜θ1(f3)、θ2(f1)〜θ2(f3)、θ3(f1)〜θ3(f3)、θ4(f1)〜θ4(f3)をそれぞれ求め、周波数毎の位相差φ1〜φ3を以下の演算で求める。
φ1(f1)=θ2(f1)−θ1(f1)
φ1(f2)=θ2(f2)−θ1(f2)
φ1(f3)=θ2(f3)−θ1(f3)
φ2(f1)=θ3(f1)−θ1(f1)
φ2(f2)=θ3(f2)−θ1(f2)
φ2(f3)=θ3(f3)−θ1(f3)
φ3(f1)=θ4(f1)−θ1(f1)
φ3(f2)=θ4(f2)−θ1(f2)
φ3(f3)=θ4(f3)−θ1(f3)
そして、上記のように得られた位相差の誤差の絶対値が小さくその周波数特性が平坦となるように各可変遅延器34(2)〜34(4)の遅延量を制御する。
なお、この場合であっても、前記図6に示したように周波数帯域の中央の領域で誤差0を横切るように遅延量を設定することで、帯域中央部に誤差の小さい領域を設定することができる。
また、前記実施形態では、A/D変換器25(1)〜25(4)に入力される4相のクロック信号の位相を可変遅延器34(1)〜34(4)を用いて微調整することで、各A/D変換器25(1)〜25(4)の入力信号に対するサンプリングタイミングを調整しているが、図7に示すように、信号分岐部23で同相分岐した信号を各可変遅延器34(1)〜34(4)に与えて、その出力をA/D変換器25(1)〜25(4)に入力させる構成とし、位相差の誤差を入力信号の遅延量制御により小さくすることも可能である。
さらに、図8に示すように、信号分岐部23とA/D変換器25(1)〜25(4)の間に、入力信号に対する遅延時間が周期Tの1/4ずつ異なる固定の遅延器51(1)〜51(4)を挿入して、アナログ信号をT/4ずつ移相し、各可変遅延器34(1)〜34(4)を介して各A/D変換器25(1)〜25(4)に入力させ、クロック発生器26′からは、周期Tのクロック信号Cを各A/D変換器25(1)〜25(4)に同相入力する構成としてもよい。
また、上記した固定の遅延器51(1)〜51(4)によりアナログ信号をT/4ずつ移相するとともに、可変遅延器34(1)〜34(4)を、図1や図4の実施形態と同様に、クロック信号C1〜C4側に設けて位相調整する構成としてもよい。
また、前記実施形態では、基準信号Rの周波数frが各A/D変換器25(1)〜25(4)のナイキスト周波数1/(2T)を超えない例を説明したが、基準信号Rの周波数frが各A/D変換器25(1)〜25(4)のナイキスト周波数1/(2T)を超える場合、折り返し現象によりその差の周波数の信号をサンプリングした場合と等価な結果を得ることができ、その差周波数信号についての位相および位相差を求めることができ、前記同様に位相誤差を抑圧することができる。
本発明の実施形態の構成図 実施形態の動作を説明するための信号図 誤差の周波数特性を示す図 基準信号の周波数を可変する場合の構成を示す図 誤差の周波数特性を示す図 誤差の周波数特性を示す図 入力信号側の位相を微調整する場合の構成を示す図 入力信号側でT/4の移相処理と微調整を行う場合の構成を示す図 従来装置の構成図 位相誤差とスプリアスの関係を示す図
符号の説明
20……A/D変換装置、21……基準信号発生器、22……スイッチ、23……信号分配部、25(1)〜25(4)……A/D変換器、26、26′……クロック発生器、31……位相差算出手段、32……誤差算出手段、34(1)〜34(4)……可変遅延器、35……制御部、51(1)〜51(4)……遅延器

Claims (3)

  1. アナログの入力信号を複数Mに分岐する信号分岐手段(23)と、
    前記分岐された信号をそれぞれ受け、クロック信号の入力タイミングにサンプリングしてデジタル値に変換する複数MのA/D変換器(25(1)〜25(4))とを有し、
    前記A/D変換器が前記分岐された入力信号に対する所定周期Tのサンプリングを相対的にT/Mずつシフトさせて行うインタリーブ方式のA/D変換装置において、
    既知の周波数の基準信号を出力する基準信号発生手段(21)と、
    前記基準信号が前記信号分岐手段に入力されたときに前記複数MのA/D変換器の出力値を取得し、A/D変換器毎の出力値を瞬時振幅とする信号の位相差を算出する位相差算出手段(31)と、
    前記位相差算出手段によって算出された位相差の誤差を求める誤差算出手段(32)と、
    前記各A/D変換器の入力信号に対する各サンプリングタイミングを相対的に可変させる可変遅延器(34(1)〜34(4))と、
    前記誤差算出手段によって得られた位相差の誤差が小さくなるように、前記可変遅延器の遅延量を制御する制御手段(35)とを備えたことを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記基準信号発生手段は、任意に指定された周波数が異なる第1基準信号と第2基準信号とを選択的に出力できるように構成され、
    前記制御手段は、前記第1基準信号が入力されたときに算出された位相差の誤差と、前記第2基準信号が入力されたときに算出された位相差の誤差の絶対値がほぼ等しくなるように前記可変遅延器の遅延量を制御することを特徴とする請求項1記載のA/D変換装置。
  3. 前記基準信号発生手段は、複数の周波数成分が重畳された基準信号を出力できるように構成され、
    前記位相差算出手段は、前記基準信号に含まれる各周波数成分についての位相を求めてその差をそれぞれ算出するように構成され、
    前記誤差算出手段は、前記各周波数成分についての位相差の誤差をそれぞれ求めるように構成され、
    前記制御手段は、前記各周波数成分についての位相差の誤差の絶対値がほぼ等しくなるように前記可変遅延器の遅延量を制御することを特徴とする請求項1記載のA/D変換装置。
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