JP2008244185A - 通信用基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局筐体の設置スペースの縮小や基地局筐体の周囲における作業性の向上を図ることもでき、更に、基地局筐体内における高密度実装化による基地局筐体の小型化や、基地局筐体に収容された各部品等への保守性の向上を図ることができる通信用基地局を提供すること。
【解決手段】電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した基板3やモジュール5を収容する箱状の基地局筐体23は、多面体形状の筐体本体31と、該筐体本体31の複数の面を開閉する扉33とを備え、扉33は、開状態にされたときに、筐体本体31に装備された扉格納部35に収容されて、筐体外方に突出しない構成により、設置スペースの縮小や筐体の周囲における作業性の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信用基地局に関し、特に、基地局筐体内に収容した基板やモジュールへの保守性を向上させるための改良に関する。
図17〜図20は、携帯電話機やPHS等の通信端末で送受信する電波の中継等を行う通信用基地局の従来例を示したものである。
この通信用基地局1は、電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した複数の基板3やモジュール5と、これらの基板3やモジュール5を収容する箱状の基地局筐体7とで構成されている。
基地局筐体7は、正面以外を固定壁で覆った略直方体(6面体)状の筐体本体8と、該筐体本体8の正面の開口8aを開閉する単一の扉9とを備えた構成を成している。
扉9は、その一側(図では右側)の上下端をヒンジ10により回動自在に筐体本体8に連結したもので、図17の矢印Aに示すように、開閉される。図中の9aは、扉9を開閉する際に掴む取っ手である。
基地局筐体7に収容される複数枚の基板3は、電波の送信処理や受信処理に必要な処理回路をプリント配線基板上に搭載したもので、垂直に立てた状態で筐体本体8の正面の開口8aから前方に抜き差し可能に、筐体本体8内の不図示の基板保持ラックに装着されている。
また、モジュール5は、例えば、送受信する信号の帯域を規制するフィルタや、電源ユニット等で、基板3を収容する部位の周辺の空きスペースに固定される。
ところで、基地局筐体7の扉9は、筐体本体8に収容されている基板3やモジュール5の点検や交換等の際に、これらの基板3やモジュール5を出し入れしたり、あるいは、作業者が内部に手を入れて点検等を行うための開口を形成する部分で、できるだけ大きく開口すること、また、開口時に作業の邪魔にならないことが望ましい。
ところが、前述したように、筐体本体8の一面を開閉する扉9がヒンジ10により回動する構成のものは、扉9が開く筐体正面に扉9の幅寸法W1以上の空きスペースを確保しておかないと、扉9を完全に開くことができず、基地局筐体7の設置スペースとして、大きな設置スペースが必要になるという問題が生じた。
また、基地局筐体7の周囲に大きな通行スペースを確保することができない場合は、開いた扉が前記通行スペースを遮って、作業者の通行の妨げとなり、保守作業等の作業性を低下させる要因にもなった。
そこで、筐体本体の一面を開閉する扉として、ヒンジによって回動する扉ではなく、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉を採用して、開いた扉が外部に突出しない構成の筐体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようにシャッター扉を採用した筐体では、開いた扉が筐体の外方に突出しないため、筐体の設置スペースを縮小することができ、また、開いた扉が筐体周囲での作業者の通行の妨げにならず、作業性の向上にも適している。
特開平11−68340号公報
ところが、筐体の開閉扉として、ヒンジによって回動する扉、又は、スライドするシャッター扉のいずれを採用した筐体の場合も、筐体の一面だけを開閉可能にした構成では、筐体内部に収容する基板3やモジュール5は、全て、その筐体の一面の開口部から着脱できるように、取付構造や取り付け向きを配慮しておかなければならず、筐体内における基板3やモジュール5の配置や取付向きに大きな制限が生じ、筐体内における高密度実装が犠牲にされて、筐体が大型化するという問題が生じた。
また、基板3の下に配置されるモジュール5はその上を覆う基板3を全て取り外した後でないと着脱ができなくなるなど、筐体内の取付位置によっては簡単に点検や交換ができない部品が発生し、保守性が低下するという問題が生じる虞があった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、基地局筐体の設置スペースの縮小や、基地局筐体の周囲における作業性の向上を図ることもでき、更に、基地局筐体内における高密度実装化による基地局筐体の小型化や、基地局筐体に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる通信用基地局を提供することである。
(1)本発明の上記課題の解決は、電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した基板又はモジュールと、これらの基板又はモジュールを収容する箱状の基地局筐体とで構成される通信用基地局であって、
前記基地局筐体は、多面体形状の筐体本体と、該筐体本体の複数の面を開閉する扉とを備え、
前記扉は、開状態にされたときに、筐体本体に装備された扉格納部に収容されて、筐体外方に突出しないことを特徴とする通信用基地局により達成される。
上記構成によれば、電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した基板やモジュールを収容した基地局筐体に装備された扉は、開いたときに、筐体本体に装備された扉格納部に収容されて、開いた扉が筐体外部に突出しない。
そのため、基地局筐体を保守する作業中に、開いた扉が基地局筐体の周囲における作業者の通行を妨げることがなく、作業性の向上を図ることができる。
また、基地局筐体上の複数の面が扉により開閉可能になっていて、基地局筐体に収容された基板やモジュールに対する点検や交換等の作業は、それぞれの面を開いて複数方向から実施できるため、筐体内における基板やモジュール等の配置や取付向きの制限が緩和され、これにより、基地局筐体内における高密度実装化によって基地局筐体の小型化を図ることが可能になり、また、基地局筐体に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
(2)なお、好ましくは、上記(1)に記載の通信用基地局において、前記扉は、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉で、前記筐体本体の隣接する2面を開閉する構成とすると良い。
このような構成にすると、扉をシャッター扉としたことによって、基地局筐体の開口側前方に扉の移動スペースを確保する必要が無くなり、筐体の設置スペースの縮小を図ることができる。
また基地局筐体の隣接する2面を開放できることで、基板やモジュールの着脱手段の操作面が、一方の開放面と直交する方向に向いている場合でも、他方の開放面から操作面へアクセスすることで、楽に操作面にアクセスすることができる。従って、筐体内における基板やモジュール等の配置や取付向きが、前記着脱手段の操作面が一方の開放面に向くように限定されることがなくなり、筐体内における基板やモジュール等の配置や取付向きの制限が緩和されることによって、基地局筐体内における高密度実装化による基地局筐体の小型化を図ることが可能になり、また、基地局筐体に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
(3)また、好ましくは、上記(1)又は(2)に記載の通信用基地局において、前記扉は、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉で、前記筐体本体の連続する4側面の内の3側面を覆うと共に、4側面に沿って周回するガイドレール上でのスライド移動量を調整することで、前記3側面の内の任意の1側面を開放可能に装備されている構成とすると良い。
このような構成にすると、扉をシャッター扉としたことによって、基地局筐体の開口側前方に扉の移動スペースを確保する必要が無くなり、筐体の設置スペースの縮小を図ることができる。
また、基地局筐体上の連続する4側面の内の3側面のいずれからも、内部の基板やモジュールへアクセスすることが可能になり、内部の収容部品や回路へのアクセス方向が増加したことで、筐体内における基板やモジュール等の配置や取付向きの制限が更に緩和されて、配置や取り付け向きの自由度が向上する。そして、筐体内における基板やモジュール等の配置や取付向きの自由度が向上したことによって、基地局筐体内における高密度実装化による基地局筐体の小型化をさらに促進させることができ、また、基地局筐体に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
(4)また、好ましくは、上記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の通信用基地局において、前記扉は、前記筐体本体の開閉する複数の面にそれぞれ個別に装備された複数組の観音開き扉により構成され、
各観音開き扉には、扉体の一側を回動可能に支持するヒンジ機構と、前記ヒンジ機構により開状態になった扉体を前記筐体本体の固定壁に重なるようにスライド収容するスライドガイド機構とを設けた構成とすると良い。
このような構成にすると、扉の形式は、ヒンジにより回動する形式であっても、各扉を観音開きにしたことで、一つの扉体の幅寸法を小さく抑えることができ、扉体の開閉時の移動のために、開放部の前方に確保する空きスペースを低減することができる。
また、開いた扉体は、筐体本体に装備された扉格納部に収容されて、開いた扉体が筐体外部に突出しない。
そのため、扉がヒンジにより回動する形式のものであっても、基地局筐体を保守する作業中に、開いた扉が基地局筐体の周囲における作業者の通行を妨げることがなく、作業性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る通信用基地局の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図6は本発明に係る通信用基地局の第1の実施の形態を示したもので、図1は本発明に係る通信用基地局の第1の実施の形態の斜視図、図2は図1のD−D断面図、図3は図2に示したシャッター扉をスライドさせて、筐体本体の正面を開放した状態の断面図、図4は図3に示した状態から更にシャッター扉を移動させて、筐体本体の正面及び右側面の2面を開放した状態の断面図、図5は図4のF矢視図、図6は図4のG矢視図である。
この第1の実施の形態の通信用基地局21は、電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した複数の基板3やモジュール5と、これらの基板3やモジュール5を収容する箱状の基地局筐体23とを具備していて、携帯電話機やPHS等の通信端末と無線通信を行う基地局として設置される。
便宜上、基地局筐体23内に収容される基板3や、モジュール5は、図17〜図20に示した従来の通信用基地局1の場合と共通のもので、配置や取り付け向きも同様にしている。
本実施の形態の基地局筐体23は、正面24側及び右側面25の2面を開放し、その他の側面26,27及び上下面28,29を固定壁で覆った略直方体(6面体)状の筐体本体31と、該筐体本体31の開放した2面24,25を開閉する扉33とを備えている。
扉33は、開状態にされたときに、図3及び図4に示すように、筐体本体31に装備された扉格納部35に収容されて、基地局筐体23の外方に突出しない。
また、本実施の形態の場合、扉33は、図1に示すように隣接する単葉プレート37,37相互の長辺同士を可動(可撓)に連結したシャッター扉で、筐体本体31の隣接する2面24,25を開閉する。
シャッター扉33は、筐体本体31の上下面28,29を覆っている固定壁である天板41及び底板42の周縁部にそれぞれ周回状に設けられたガイドレール43によって、図2の矢印Eに示すように、筐体本体31の4側面に沿ってスライド移動可能に支持されている。
扉格納部35は、図2に示すように、筐体本体31の背面となる側面26を覆っている固定壁(背面壁)45と、左側面27を覆っている固定壁(左側壁)46に添う領域である。即ち、スライド移動した扉33は、これらの固定壁45,46の内面に重なるようにして収容される。
図3は、図2に示した状態から、シャッター扉33を、一側面分だけ図中反時計方向にスライド操作したときの状態で、正面24が開放された状態を示している。
次の図4は、図3に示した状態から、シャッター扉33を、さらに一側面分だけ図中反時計方向にスライド操作したときの状態で、正面24及び右側面25が共に開放された状態を示している。
図4に示した状態のとき、シャッター扉33の略全長が、固定壁45,46の内面に重なった状態になるように、扉格納部35に収容される。
以上に説明した通信用基地局21では、基地局筐体23に装備された扉33は、開いたときに、筐体本体31に装備された扉格納部35に収容されて、開いた扉33が筐体外部に突出しない。
そのため、基地局筐体23を保守する作業中に、開いた扉33が基地局筐体23の周囲における作業者の通行を妨げることがなく、作業性の向上を図ることができる。
また、基地局筐体23上の2つの面が扉33により開閉可能になっていて、基地局筐体23に収容された基板3やモジュール5に対する点検や交換等の作業は、それぞれの面を開いて2方向から実施できるため、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きの制限が緩和され、これにより、基地局筐体23内における高密度実装化によって基地局筐体23の小型化を図ることが可能になり、また、基地局筐体23に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
更に、本実施の形態の通信用基地局21の場合は、扉33が、隣接する単葉プレート37,37相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉であり、筐体本体31の隣接する2面を一同時に開放する。
このように扉33をシャッター扉としたことによって、基地局筐体23の開口側前方に、図17に示した扉の移動スペースW1を確保する必要が無くなり、筐体の設置スペースの縮小を図ることができる。
また基地局筐体23の隣接する2面を開放できることで、基板3やモジュール5の着脱手段の操作面が、一方の開放面と直交する方向に向いている場合でも、他方の開放面から操作面へアクセスすることで、楽に操作面にアクセスすることができる。
従って、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きが、前記着脱手段の操作面が一方の開放面に向くように限定されることがなくなり、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きの制限が緩和されることによって、基地局筐体23内における高密度実装化による基地局筐体23の小型化を図ることが可能になり、また、基地局筐体23に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
図7乃至図12は本発明に係る通信用基地局の第2の実施の形態を示したもので、図7は本発明に係る通信用基地局の第2の実施の形態のシャッター扉が閉じた状態の横断面図、図8は図7に示した通信用基地局においてシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の左側面が開放された状態の横断面図、図9は図8に示した状態から更にシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の正面が開放された状態の横断面図、図10は図9に示した状態から更にシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の右側面が開放された状態の横断面図、図11は図9のH矢視図、図12は図10のI矢視図である。
この第2の実施の形態の通信用基地局51は、基地局筐体53が、基板3及びモジュール5を収容する略直方体状の筐体本体54と、該筐体本体54の開放面を開閉する扉55とから構成されたもので、扉55として、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動(可撓)に連結したシャッター扉を採用するなどの基本的な構成は、第1の実施の形態と似ている。
但し、この第2の実施の形態の筐体本体54は、正面24及び左右側面25,27の3つの側面を開放面とし、後面26と上下面28,29を固定壁で覆った構成となっている。
また、シャッター扉55は、筐体本体54の開放している3側面24,25,27を覆う長さに設定されていて、筐体本体54の上下面28,29を覆っている固定壁である天板41及び底板42の周縁部にそれぞれ周回状に設けられたガイドレール43によって、筐体本体54の4側面にそってスライド移動可能に支持されている。
筐体本体54の天板41及び底板42に周回状に設けられたガイドレール43の内、筐体本体54の後面26を覆っている固定壁45の内側に位置する領域は、スライド移動したシャッター扉55の一側面分を収容する扉格納部35として機能する。
シャッター扉55は、図7に示した状態から反時計方向に1側壁分だけスライド操作すると、図8に示すように筐体本体54の左側面27が開放された状態になり、図8に示した状態から更に反時計方向に1側壁分だけスライド操作すると、図9に示すように筐体本体54の正面24が開放された状態になり、図9に示した状態から更に反時計方向に1側壁分だけスライド操作すると、図10に示すように筐体本体54の右側面25が開放された状態になる。
即ち、本実施の形態では、シャッター扉55を一側面分ずつスライド移動させる毎に、筐体本体54上の開放される側面が順に切り替わる。
従って、筐体本体54の4側面に沿って周回するガイドレール43上でのスライド移動量を調整することで、筐体本体54上の3側面24,25,27の内の任意の1側面を開放することができる。
以上の構成の通信用基地局51では、筐体本体54の開口面を開閉する扉をシャッター扉55としたことによって、第1の実施の形態の場合と同様に、基地局筐体53の開口側前方に扉の移動スペースを確保する必要が無くなり、筐体の設置スペースの縮小を図ることができる。
更に、この第2の実施の形態の通信用基地局51の場合は、基地局筐体53上の連続する4側面の内の3側面のいずれからも、内部の基板3やモジュール5へアクセスすることが可能になり、内部の収容部品や回路へのアクセス方向が第1の実施の形態よりも更に増加したことで、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きの制限が更に緩和されて、配置や取り付け向きの自由度が向上する。そして、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きの自由度が向上したことによって、基地局筐体53内における高密度実装化による基地局筐体53の小型化をさらに促進させることができ、また、基地局筐体53に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
図13乃至図16は本発明に係る通信用基地局の第3の実施の形態を示したもので、図13は本発明に係る通信用基地局の第3の実施の形態の観音開き扉が閉じた状態の平面図、図14は図13に示した通信用基地局において、筐体本体の正面及び背面のそれぞれに装備された観音開き扉を開いた状態の平面図、図15は図13に示した状態から、開いた観音開き扉を筐体本体の扉格納部に収容した状態の平面図、図16は図15のR矢視図である。
この第3の実施の形態の通信用基地局61は、電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した基板3やモジュール5と、これらの基板3やモジュール5を収容する箱状の基地局筐体63とを備えている。
そして、基地局筐体63は、正面24及び後面26を開口した略直方体(6面体)状の筐体本体65と、該筐体本体65の正面及び後面の開口をそれぞれ個別に開閉する2組の観音開き扉67,68とを備えている。
それぞれの観音開き扉67,68は、筐体本体65の開口部の約半分の幅寸法を持つ一対の観音開き扉体70を備えている。観音開き扉体70上に付した符号70aは、これらの扉体を開閉する際に掴む取っ手である。
それぞれの観音開き扉体70には、図13及び図14に示すように、その一側を回動可能に支持するヒンジ機構71と、このヒンジ機構71による回動によって図14に示すように開状態になった観音開き扉体70を筐体本体65の左右の固定壁73,74に重なるようにスライド収容するスライドガイド機構76とが備えられている。
そして、各観音開き扉体70は、図14に矢印J,K,L,Mに示す回動操作により開状態にされた後、図15に示すように、筐体本体65に装備されたスライドガイド機構76によって左右の固定壁73,74の内側に押し込まれて、これらの固定壁73,74の内側に設定された扉格納部78に収容された状態になり、筐体外方に突出しないようになっている。
この第3の実施の形態の通信用基地局61では、筐体本体65の正面及び後面の2面が扉67,68により開閉可能になっていて、筐体本体65内に収容された基板3やモジュール5に対する点検や交換等の作業は、それぞれの面を開いて2方向から実施できるため、筐体内における基板3やモジュール5等の配置や取付向きの制限が緩和され、これにより、基地局筐体63内における高密度実装化によって基地局筐体63の小型化を図ることが可能になり、また、基地局筐体63に収容された各部品等への保守性の向上を図ることもできる。
また、この第3の実施の形態の通信用基地局61では、筐体本体65の開口部を開閉する扉67,68の形式はヒンジにより回動する形式であるが、これらの扉67,68が、一対の観音開き扉体70により構成される観音開き扉にされたことで、各観音開き扉体70の幅寸法を小さく抑えることができ、観音開き扉67,68の開閉時の移動のために開放部の前方に確保する空きスペースを図17に示した従来例の約1/2に低減することができる。
また、開いた観音開き扉体70は、図15に示すように筐体本体65に装備された扉格納部78に収容されて、開いた観音開き扉体70が筐体外部に突出しない。
そのため、観音開き扉体70がヒンジにより回動する形式のものであっても、基地局筐体63を保守する作業中に、開いた観音開き扉67,68が基地局筐体63の周囲における作業者の通行を妨げることがなく、作業性の向上を図ることができる。
なお、本発明に係る通信用基地局において、基地局筐体及び筐体本体の外郭形状は、上記実施の形態に示した直方体状に限るものではなく、任意の多面体形状にすることができ、更に、周囲の景観等を損ねないように、周囲の景観に馴染む天然又は人工の造形物を模造した曲面構造を組み込んだ形状としても良い。
本発明に係る通信用基地局の第1の実施の形態の斜視図である。 図1のD−D断面図である。 図2に示したシャッター扉をスライドさせて、筐体本体の正面を開放した状態の断面図である。 図3に示した状態から更にシャッター扉を移動させて、筐体本体の正面及び右側面の2面を開放した状態の断面図である。 図4のF矢視図である。 図4のG矢視図である。 本発明に係る通信用基地局の第2の実施の形態のシャッター扉が閉じた状態の横断面図である。 図7に示した通信用基地局においてシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の左側面が開放された状態の横断面図である。 図8に示した状態から更にシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の正面が開放された状態の横断面図である。 図9に示した状態から更にシャッター扉が筐体本体の一側面分だけスライド操作されて、筐体本体の右側面が開放された状態の横断面図である。 図9のH矢視図である。 図10のI矢視図である。 本発明に係る通信用基地局の第3の実施の形態の観音開き扉が閉じた状態の平面図である。 図13に示した通信用基地局において、筐体本体の正面及び背面のそれぞれに装備された観音開き扉を開いた状態の平面図である。 図13に示した状態から、開いた観音開き扉を筐体本体の扉格納部に収容した状態の平面図である。 図15のR矢視図である。 従来の通信用基地局の概略構成を示す平面図である。 図18に示した通信用基地局の扉を開いた状態の平面図である。 図18のB矢視図である。 図18のC−C断面図である。
符号の説明
3 基板
5 モジュール
21 通信用基地局
23 基地局筐体
31 筐体本体
33 シャッター扉(扉)
35 扉格納部
43 ガイドレール
45 固定壁(背面壁)
46 固定壁(左側壁)
51 通信用基地局
53 基地局筐体
54 筐体本体
55 シャッター扉(扉)
61 通信用基地局
63 基地局筐体
65 筐体本体
67,68 扉(観音開き扉)
70 観音開き扉体(扉体)
71 ヒンジ機構
73,74 固定壁
76 スライドガイド機構
78 扉格納部

Claims (4)

  1. 電波の送信処理又は受信処理に必要な回路を搭載した基板又はモジュールと、前記基板又は前記モジュールを収容する箱状の基地局筐体とで構成される通信用基地局であって、
    前記基地局筐体は、多面体形状の筐体本体と、該筐体本体の複数の面を開閉する扉とを備え、
    前記扉は、開状態にされたときに、筐体本体に装備された扉格納部に収容されて、筐体外方に突出しないことを特徴とする通信用基地局。
  2. 前記扉は、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉で、前記筐体本体の隣接する2面を開閉することを特徴とする請求項1に記載の通信用基地局。
  3. 前記扉は、隣接する単葉プレート相互の長辺同士を可動に連結したシャッター扉で、前記筐体本体の連続する4側面の内の3側面を覆うと共に、4側面に沿って周回するガイドレール上でのスライド移動量を調整することで、前記3側面の内の任意の1側面を開放可能に装備されていることを特徴とする請求項1に記載の通信用基地局。
  4. 前記扉は、前記筐体本体の開閉する複数の面にそれぞれ個別に装備された複数組の観音開き扉により構成され、
    各観音開き扉には、扉体の一側を回動可能に支持するヒンジ機構と、前記ヒンジ機構により開状態になった扉体を前記筐体本体の固定壁に重なるようにスライド収容するスライドガイド機構とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の通信用基地局。
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