JP2008243826A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタハウジング20のタブ挿通孔28Aの周りには、タブ端子Tをタブ挿通孔28Aへと誘い込むための案内面29Aが形成されている。ランス31Aは案内面29Aと高さ方向についての重複部分を有している。案内面のうち前記した重複部分に対応する部分にはランス31Aを成形するための型抜き孔35Aが切り欠いて形成されている。ランス31Aのうち重複部分には、高さ方向の先端側の幅が狭い幅狭部38Aが設けられるとともに、型抜き孔が幅狭部の外周に沿って形成されており、かつ、幅狭部38Aの高さ方向先端部がタブ挿通孔28Aに達する位置とされているものにおいて、幅狭部38Aがランス31Aにおける幅方向略中央に形成されている。
【選択図】図18
Description
小型のコネクタにおいては、ランスの幅狭部が案内面のみならずタブ挿通孔に達する高さを有する場合があり、その場合には、タブ挿通孔に対して型抜き孔が連通して形成される。そのようなものにおいても、幅狭部をランスにおける幅方向略中央に形成しておけば、その幅狭部の外周に沿って形成される型抜き孔の孔縁が内側に張り出す形態となるから、その分だけ案内面を広く確保することができる。
ランスのうち幅狭部よりも根元側では、幅狭部と比較して端子金具に対する剪断面積を大きく確保できる。従って、端子金具に対する抜け止め力を大きくすることができる。
端子金具をキャビティ内に挿入する途中では、突起が係止部を押圧することで一旦アーム部が弾性変形され、端子金具が正規深さまで挿入されると、アーム部が復帰するとともに突起が溝部内に進入して係止部に係止される。これにより、端子金具がキャビティ内から抜け止め状態に保持される。アーム部に溝部を凹設してそこに進入する突起を係止部に係止させているから、突起に対する係止部の係止代を確保した上で、係止部の高さ方向の先端とタブ挿通孔との間の距離を溝部の高さ寸法分だけ大きくすることができる。従って、型抜き孔とタブ挿通孔との間の距離を大きくすることができ、タブ端子が摺接される案内面の面積を大きく確保することができるから、タブ端子をタブ挿通孔へと一層円滑に誘い込むことができる。
まず、本発明の参考技術を図1ないし図17によって説明する。この参考技術に示す雌コネクタは、コネクタハウジング20(以下、単にハウジング20という)と、その内部に収容される端子金具10と、端子金具10を抜け止めするリテーナ50とを備えている。そして、この雌コネクタは、図示しない相手の雄コネクタと嵌合接続可能とされている。なお、以下ではハウジング20に対する端子金具10の挿入方向を前方とし、上下方向の記載は図3、図5、図7及び図9を除く各図を基準とする。
本発明の第1実施形態を図18によって説明する。この第1実施形態では、上記参考技術の雌コネクタの低背化を図った場合において、係止部の幅方向中央に幅狭部を設けた場合を示す。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した参考技術では、両幅狭部が左右対称形状とされた場合を示したが、両幅狭部が左右非対称形状とされ、それに伴って第1型抜き孔の形状が左右非対称形状となるものも考えられる。また幅狭部の形状は、三角形以外の形状についても任意に設定することが可能である。
(2)上記した参考技術では、係止部の幅方向両端に一対の幅狭部を設けた場合を示したが、参考技術のようにタブ挿通孔に第1型抜き孔が連通しないものにおいて、第1実施形態に示したように係止部の幅方向中央位置に幅狭部を1つ設けるようにしてもよい。
(3)上記した参考技術では、補助案内面と案内面との下端位置がほぼ揃えられる場合を示したが、幅狭部の下端位置を下方位置に設定することで補助案内面の下端位置を案内面よりも低くすることができる。
(4)上記した参考技術では、端子金具の突起が両幅狭部間の傾斜面に摺接される場合を示したが、例えば突起を有さない端子金具をハウジング内に収容するようにしてもよい。
(5)上記した参考技術では、解除治具の規制部がランスに対する突き当て防止機能と、タブ挿通孔に対する誤挿入防止機能とを併せ持つ場合を示したが、各機能専用の部位を軸部に2つ設けるようにしてもよい。特に、係止部の前面から誘導面までの距離と、弾性接触片の前端から前壁の前面までの距離とが異なる場合に有効である。
(6)上記した参考技術では、規制部がランスの誘導面に係合することで、第1型抜き孔に対する挿入深さを規制する場合を示したが、規制部の前面位置を設定することによって、規制部がハウジングの前面に係合することで、ランスに対する突き当てが防止されるようにしてもよい。
(7)上記した第1実施形態では、幅狭部が二等辺三角形に形成された場合を示したが、雌コネクタをさらに低背化した場合には、図19に示すように、例えば幅狭部38Bを台形状に形成するようにしてもよい。また幅狭部を左右非対称形状としたものも本発明に含まれる。
(8)上記した実施形態では、ランスが両持ち状のものについて示したが、従来例に示したような片持ち状のランスについても本発明は同様に適用することができる。
(9)上記した実施形態では、ランスのうち係止部に幅狭部と設けるとともにアーム部に端子金具の突起が進入可能な溝部を設けるようにした場合を示したが、幅狭部と溝部のいずれか一方を省略したものも本発明に含まれる。そのようなものにおいても、幅狭部及び溝部を両方とも設けないものと比較して案内面の面積を大きく確保することができ、タブ端子をタブ挿通孔へと円滑に案内することができるという効果を得ることができる。
16…突起
20…ハウジング(コネクタハウジング)
21…キャビティ
27…前壁
28,28A…タブ挿通孔
29,29A…案内面
31,31A…ランス
32…アーム部
33,33A…係止部
35,35A…第1型抜き孔(型抜き孔)
38,38A,38B…幅狭部
39…傾斜面(摺接面)
40,40A…張出部(前壁)
41,41A…補助案内面(案内面)
45…溝部
60…解除治具
62…軸部
63…補強リブ
64…規制部(誤挿入規制部)
T…タブ端子
Claims (3)
- コネクタハウジングには、
相手のタブ端子に導通接続可能な端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、
前記キャビティの前壁を貫通して形成されるとともに前方から前記タブ端子がキャビティ内に進入するのを許容するタブ挿通孔と、
前記タブ挿通孔の孔縁前部に形成されるとともに前記タブ端子をタブ挿通孔へと誘い込むための案内面と、
前記キャビティの内面から突設されるとともに挿入される前記端子金具に弾性的に係止可能とされ、且つ前記案内面と高さ方向についての重複部分を有するランスと、
前記ランスを成形するための金型を前方へ型抜きするのに伴って前記キャビティの前壁に貫通して形成されるとともに前記案内面のうち前記重複部分に対応する部分を切り欠いて形成される型抜き孔とが備えられ、
前記ランスのうち前記重複部分には、前記高さ方向の先端側の幅が狭い幅狭部が設けられるとともに、前記型抜き孔が前記幅狭部の外周に沿って形成されており、かつ、
前記幅狭部の高さ方向先端部が前記タブ挿通孔に達する位置とされているものにおいて、
前記幅狭部が前記ランスにおける幅方向略中央に形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ランスにおいて前記端子金具と係止する部分が前記幅狭部よりも根本側となっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記ランスは、弾性変形可能なアーム部と、キャビティ内に挿入される端子金具に係止可能とされ、且つ前記重複部分を有する係止部とからなり、
前記アーム部には、前記端子金具に設けられた突起が進入可能な溝部が係止部の直前位置に凹設されるとともにこの溝部内に進入した突起が係止部に係止されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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JPS59148081U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | 住友電装株式会社 | コネクタハウジングの雌端子係止機構 |
JPH087969A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-12 | Yazaki Corp | コネクタハウジング |
-
2008
- 2008-05-19 JP JP2008130435A patent/JP4577405B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH087969A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-12 | Yazaki Corp | コネクタハウジング |
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