JP2008243628A - 放電灯点灯装置および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コスト且つ簡略な構成でネットワークに接続可能な放電灯点灯装置および照明器具を提供する。
【解決手段】 電力線Wpを介して電源を供給されて放電灯Laを点灯させる点灯部3と、電力線Wpを介してネットワークNT上のパソコンPC1等の機器と通信を行う電力線搬送通信部1と、制御信号に基づいて点灯部3を動作させる点灯制御部5と、制御信号を生成して点灯制御部5へ出力する制御信号処理部7とを備え、制御信号処理部7は、IPアドレスを格納した記憶部7aを具備して電力線搬送通信部1に接続し、ネットワークNT上の機器とIPアドレスを用いた電力線搬送通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置および照明器具に関するものである。
従来、照明器具とネットワークとを接続して、照明器具を監視制御する構成が開示されている。(例えば、特許文献1,2参照)。
図7はその一例を示しており、電球形の蛍光ランプ106は、グローブ101と一端部に口金102を有するケース103とで外囲器を形成し、グローブ101内に屈曲形蛍光管104を有し、ケース103内に屈曲形蛍光管104を点灯するための点灯回路105を備えている。蛍光ランプ106のケース103内には点灯回路105の他に、寿命末期またはランプ不点灯等のランプ状態を検出するためのランプ状態検出手段107と、ランプ状態をインターネット等のネットワーク回線に送信するためのランプ情報出力手段108を回路として備えている。
これにより、例えば使用している蛍光ランプ106に不具合が発生した場合、その情報が予め指定された販売店などに届くことになり、販売店はその情報を元に、使用者に切れたものと同等な蛍光ランプ106を届けることができる。また、販売店側はその情報を受け取った旨を、パソコンなどの端末からネットワーク回線を通じて、その蛍光ランプに情報を送り蛍光ランプのケースに設けたLED等(図示せず)を点灯させるなどして連絡を送るようにしても良く、これはケース103内にネットワーク回線からの情報を受信するための情報入力手段109を備えることにより実現できる。
蛍光ランプ106の口金102には、電源に接続するための端子と、ランプ情報出力手段108からの情報を照明器具に伝えるための情報入出力端子110が設けられている。そしてこの情報入出力端子110はケース103内の情報入出力手段111に接続されている。
特開2001−307505号公報 特開2005−100854号公報
上記従来例では、照明器具とネットワーク回線を接続するために、通信専用の入出力端子が必要となり、さらにはその入出力端子を電話回線等の通信線に接続する必要があった。
しかしながら、既存のビルや住宅では、照明器具の周りに電話線等の通信線が配置されていない場合が多く、照明器具をネットワークに接続しようとすると、通信線を配設するために大規模な工事が必要となり、多大な費用がかかっていた。また、新築のビルや住宅においても、照明器具の周りに通信線を配置しようとすると、配線設計等が複雑になっていた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コスト且つ簡略な構成でネットワークに接続可能な放電灯点灯装置および照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、電力線を介して電源を供給されて放電灯を点灯させる点灯部と、電力線を介してネットワーク上の機器と通信を行う電力線搬送通信部と、制御信号に基づいて点灯部を動作させる点灯制御部と、制御信号を生成して点灯制御部へ出力する制御信号処理部とを備え、制御信号処理部は、IPアドレスを格納した記憶部を具備して電力線搬送通信部に接続し、IPアドレスを用いた電力線搬送通信を行うことを特徴とする。
この発明によれば、電力線を介した電力線搬送通信によってネットワーク上の機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線を用いることができるので、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。すなわち、低コスト且つ簡略な構成で放電灯点灯装置をネットワークに接続できる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記放電灯の両端電圧、または放電灯の両端間に発生する直流電圧、または放電灯の両端電圧および放電灯の両端間に発生する直流電圧を検出するランプ電圧検出部を備え、前記制御信号処理部は、ランプ電圧検出部の検出結果を前記電力線搬送通信部から送信することを特徴とする。
この発明によれば、ランプ電圧検出部の検出結果をネットワーク上の機器で管理でき、例えば、放電灯の寿命または異常を判定することができる。したがって、点灯不能状態になる前に、ユーザにランプ交換を提案することができ、部屋の照明がないという状態を回避できる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記点灯部の累積動作時間を計時する累積動作時間カウンタを備え、前記制御信号処理部は、累積動作時間のデータを前記電力線搬送通信部から送信することを特徴とする。
この発明によれば、点灯部の累積動作時間をネットワーク上の機器で管理でき、例えば、放電灯点灯装置の寿命を判定することができる。したがって、累積点灯時間がメーカの保証時間を超えた場合には、ユーザに注意喚起することが可能であり、放電灯点灯装置の交換を提案して、事故の発生を回避できる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記制御信号処理部は、前記電力線搬送通信部を介して受信した命令信号に基づいて制御信号を生成することを特徴とする。
この発明によれば、複雑な配線設計が必要な専用の通信線を配設することなく、ネットワークを介して、放電灯の点灯・消灯制御、調光制御を個別に行うことができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記制御信号処理部および電力線搬送通信部は、前記点灯部および点灯制御部と同一筐体内に格納されることを特徴とする。
この発明によれば、商用電源からの入力配線および放電灯へ電力を供給する出力線以外の配線を少なくできて、配線が簡略化され、配線コストを抑制できるとともに、配線から発せられる電磁ノイズの影響を低減でき、さらには外部から侵入するノイズの影響も低減できる。
請求項6の発明は、放電灯と、放電灯を点灯させる請求項1乃至5いずれか記載の放電灯点灯装置とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、電力線を介した電力線搬送通信によってネットワーク上の機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化でき、さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線を用いることができるので、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。すなわち、低コスト且つ簡略な構成で放電灯点灯装置をネットワークに接続できる。
以上説明したように、本発明では、低コスト且つ簡略な構成でネットワークに接続可能な放電灯点灯装置および照明器具を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の放電灯点灯装置A1をネットワーク接続する構成を示し、放電灯点灯装置A1は、電力線搬送通信部1と、整流部2と、点灯部3と、共振部4と、点灯制御部5と、ランプ電圧検出部6aと、制御信号処理部7とを備え、放電灯Laを点灯させている。なお、図1中では、放電灯点灯装置A1が1台であるが、複数の放電灯点灯装置A1を備えているものとする。
電力線搬送通信部1は、商用電源ACを供給する電力線Wpに接続して、電力線Wpを用いた電力線搬送通信を行う場合に使用される通信装置であり、電力と通信信号との重ね合わせや分離を行う。そして、商用電源ACから電力線Wpを介して供給される電力は整流部2へ出力し、電力線Wpを介して授受される通信信号は制御信号処理部7で送受信可能となる。
整流部2は、商用電源ACを整流し、点灯部3へ出力する。
点灯部3は、整流部2の出力端間に接続したFET等のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路(ハイサイド側スイッチング素子Q1、ローサイド側スイッチング素子Q2)と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点に一端を接続した直流カット用のコンデンサC1とを備えたハーフブリッジインバータで構成され、スイッチング素子Q1,Q2は逆並列接続した図示しない寄生ダイオードを具備しており、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオン・オフすることで整流出力を高周波電力に変換し、この高周波電力をスイッチング素子Q2の両端からコンデンサC1を介して共振部4へ出力する。また、スイッチング素子Q2の低圧側(整流出力の低圧側)はグランドレベルに接続されている。
共振部4は、コンデンサC1を介してスイッチング素子Q2の両端間に接続したインダクタL1とコンデンサC2との直列共振回路で構成され、コンデンサC2には放電灯Laが並列接続されている。そして、点灯部3から高周波電力を供給された共振部4は、インダクタL1とコンデンサC2との共振作用による共振電圧を放電灯Laに印加する。なお、コンデンサC1は、上記共振作用に寄与しないように十分大きな容量に設定されている。
点灯制御部5は、周波数制御回路5aと、駆動回路5bとを備え、周波数制御回路5aは、制御信号処理部7から入力された周波数制御信号に基づいて駆動回路5bの動作を制御し、駆動回路5bは、周波数制御回路5aによって指示される発振周波数でスイッチング素子Q1,Q2を交互にオン・オフ駆動する。スイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2がオフ時には、商用電源AC → 整流部2 → スイッチング素子Q1 → コンデンサC1 → インダクタL1 → 放電灯LaおよびコンデンサC2 → 整流部2 → 商用電源ACの経路で電流が流れ、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオン時には、コンデンサC1 → スイッチング素子Q2 → 放電灯LaおよびコンデンサC2 → インダクタL1 → コンデンサC1の経路で電流が流れる。そして、スイッチング素子Q1,Q2を高周波でスイッチングさせることで、放電灯Laの両端には正弦波状の高周波電圧が印加される。
ランプ電圧検出部6aは、放電灯Laの両端に発生する高周波電圧を検出しており、放電灯Laの高圧側とグランドレベルとの間には抵抗R1とダイオードD1との直列回路が接続され、ダイオードD1の両端間にはダイオードD2を介して抵抗R2とコンデンサC3の並列回路が接続されている。そして、放電灯Laの両端に発生する高周波電圧は、ダイオードD1,D2で半波整流されるとともに抵抗R1,R2で分圧され、このようにして得られた脈流電圧はコンデンサC3で平滑されて、この平滑電圧がランプ電圧Vkとして、制御信号処理部7へ出力される。
制御信号処理部7は、ランプ電圧検出部6aが出力するランプ電圧Vkに基づいて、放電灯Laの状態(例えば、始動状態、点灯状態等)を判定して、点灯制御部5の周波数制御回路5aへ周波数制御信号を出力し、スイッチング周波数を設定している。さらに、インターネットを含むネットワークNTに接続して通信を行うためのIPアドレスを記憶部7aに格納しており、このIPアドレスを用いて電力線搬送通信部1から電力線Wpを介して電力線搬送通信を行うことができる。なお、上記IPアドレスは、放電灯点灯装置毎に異なるアドレスが割り当てられている。
電力線Wpは、PLCモデムM1(PLC:PowerLine Communication)を介してネットワークNTに接続されており、さらにネットワークNTには、放電灯点灯装置A1(または放電灯点灯装置A1を搭載した照明器具)のメーカXが管理するパーソナルコンピュータPC1(以降、パソコンPC1と称す)等の情報機器が接続されている。このパソコンPC1には、複数の放電灯点灯装置A1の各IPアドレス、設置場所、ユーザ名等のユーザ情報が予め格納されており、ネットワークNTに接続可能な全ての放電灯点灯装置A1と通信でき、各放電灯点灯装置A1との間で各種データの授受を行うことができる。
このように、放電灯点灯装置A1は、電力線Wpを介した電力線搬送通信によって、ネットワークNT上のパソコンPC1等の情報機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線Wpを用いることができ、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、周りに通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。
そして、パソコンPC1が、電力線Wpを介して定期的に各放電灯点灯装置A1にアクセスしてランプ電圧Vkのデータを取得し、取得したランプ電圧VkのデータをIPアドレス毎に管理して、放電灯Laの寿命判定、異常判定を行う。放電灯Laの寿命または異常によってランプ電圧Vkが所定値より上昇している場合、当該データの送信元のIPアドレスに基づいて放電灯点灯装置A1の設置場所やユーザ名等を割り出し、放電灯Laの寿命によって点灯不能となる前に、ユーザYへ放電灯Laの寿命が近いことを通知し、放電灯Laの交換を提案したり、放電灯Laの異常時には即座にユーザYに通知し、放電灯Laの交換をユーザYに提案する。このユーザYへの寿命通知、異常通知は、パソコンPC1で自動的にユーザYへメールを送信する方法や、パソコンPC1を管理するメーカXがメールや郵便等の手段で通知する方法等がある。
また、放電灯Laの寿命または異常によってランプ電圧Vkが所定値より上昇した場合に、放電灯点灯装置A1が、ランプ電圧Vkのデータを自己のIPアドレスとともにパソコンPC1宛に送信し、パソコンPC1では、受信したランプ電圧VkのデータをIPアドレス毎に管理して、放電灯Laの寿命判定、異常判定を行い、寿命または異常検知時には上記同様にユーザYへの通知動作を行ってもよい。
従来は放電灯Laが寿命または異常によって点灯不能状態になってからランプ交換を行っており、ランプ交換されるまでは部屋の中が暗いという不具合が生じていた。しかし、本実施形態では、放電灯Laが寿命または異常によって点灯不能状態になる前に、ユーザにランプ交換を提案することができ、部屋の照明がないという状態を回避できる。
(実施形態2)
図2は、本実施形態の放電灯点灯装置A2をネットワーク接続する構成を示し、放電灯点灯装置A2は、電力線搬送通信部1と、整流部2と、点灯部3と、共振部4と、点灯制御部5と、ランプ電圧検出部6bと、制御信号処理部7とを備え、放電灯Laを点灯させている。本実施形態では、ランプ電圧検出部6bによって放電灯Laの両端に発生する直流電圧を検出しており、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。なお、図2中では、放電灯点灯装置A2が1台であるが、複数の放電灯点灯装置A2を備えているものとする。
ランプ電圧検出部6bは、放電灯Laの両端に印加される高周波電圧に含まれる直流電圧成分を検出しており、放電灯Laの高圧側とグランドレベルとの間には抵抗R11,R12の直列回路が接続され、抵抗R12にはコンデンサC11が並列接続されている。そして、コンデンサC11は、高周波に対してインピーダンスが小さい容量に設定されたバイパスコンデンサであり、コンデンサC11と抵抗R12との合成インピーダンスは高周波に対して小さくなる。したがって、放電灯Laの両端に印加される電圧のうち抵抗R11,R12で分圧された直流成分のみが、コンデンサC11の両端間に発生する。
放電灯Laの正常時には、放電灯Laの両端電圧は正負ほぼ対称の高周波交流電圧であり、コンデンサC11は充電されない。しかし、放電灯Laの寿命または異常によって、いずれかのフィラメントがエミッタレス状態になると、放電灯Laには整流作用が生じて直流電圧成分が増大し、コンデンサC11が充電され、このコンデンサC11の電圧が直流ランプ電圧Vdとして、制御信号処理部7へ出力される。
そして、パソコンPC1が、電力線Wpを介して定期的に各放電灯点灯装置A2にアクセスして直流ランプ電圧Vdのデータを取得し、取得した直流ランプ電圧VdのデータをIPアドレス毎に管理して、放電灯Laの寿命判定、異常判定を行う。放電灯Laの寿命または異常によって直流ランプ電圧Vdが所定値より上昇している場合、当該データの送信元のIPアドレスに基づいて放電灯点灯装置A2の設置場所やユーザ名等を割り出し、放電灯Laの寿命によって点灯不能となる前に、ユーザYへ放電灯Laの寿命が近いことを通知し、放電灯Laの交換を提案したり、放電灯Laの異常時には即座にユーザYに通知し、放電灯Laの交換をユーザYに提案する。このユーザYへの寿命通知、異常通知は、パソコンPC1で自動的にユーザYへメールを送信する方法や、パソコンPC1を管理するメーカXがメールや郵便等の手段で通知する方法等がある。
また、放電灯Laの寿命または異常によって直流ランプ電圧Vdが所定値より上昇した場合に、放電灯点灯装置A2が、直流ランプ電圧Vdのデータを自己のIPアドレスとともにパソコンPC1宛に送信し、パソコンPC1では、受信した直流ランプ電圧VdのデータをIPアドレス毎に管理して、放電灯Laの寿命判定、異常判定を行い、寿命または異常検知時には上記同様にユーザYへの通知動作を行ってもよい。
従来は放電灯Laが寿命または異常によって点灯不能状態になってからランプ交換を行っており、ランプ交換されるまでは部屋の中が暗いという不具合が生じていた。しかし、本実施形態では、放電灯Laが寿命または異常によって点灯不能状態になる前に、ユーザにランプ交換を提案することができ、部屋の照明がないという状態を回避できる。
また、放電灯点灯装置A2は、電力線Wpを介した電力線搬送通信によって、ネットワークNT上のパソコンPC1等の情報機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線Wpを用いることができ、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、周りに通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。
さらに、本実施形態のランプ電圧検出部6bに付加して、実施形態1のランプ電圧検出部6aを設けて、直流ランプ電圧Vdとランプ電圧Vkの両方による放電灯Laの寿命判定、異常判定を行ってもよい。
(実施形態3)
図3は、本実施形態の放電灯点灯装置A3をネットワーク接続する構成を示し、放電灯点灯装置A3は、電力線搬送通信部1と、整流部2と、点灯部3と、共振部4と、点灯制御部5と、制御信号処理部7と、累積動作時間カウンタ8とを備え、放電灯Laを点灯させている。本実施形態では、累積動作時間カウンタ8によって点灯部3の累積動作時間を計時しており、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。なお、図3中では、放電灯点灯装置A3が1台であるが、複数の放電灯点灯装置A3を備えているものとする。
累積動作時間カウンタ8は、駆動部5bがスイッチング素子Q1,Q2をオン・オフ駆動している時間(点灯部3が動作している時間)を、生産されたときから計時することで、点灯部3の累積動作時間T1を計時しており、この累積動作時間T1が制御信号処理部7へ出力される。なお、累積動作時間T1を計時する方法としては、点灯部3が動作しているときに発生する電流または電圧を検出し、この電流または電圧が検出されている時間を計時してもよい。
そして、パソコンPC1が、電力線Wpを介して定期的に各放電灯点灯装置A3にアクセスして累積動作時間T1のデータを取得し、取得した累積動作時間T1のデータをIPアドレス毎に管理する。この累積動作時間T1がメーカの保証時間を超えた場合、放電灯点灯装置A3が寿命であると判定し、当該データの送信元のIPアドレスに基づいて放電灯点灯装置A3の設置場所やユーザ名等を割り出し、放電灯点灯装置A3(または放電灯点灯装置A3を搭載した照明器具)の交換をユーザYに提案する。このユーザYへの寿命通知は、パソコンPC1で自動的にユーザYへメールを送信する方法や、パソコンPC1を管理するメーカXがメールや郵便等の手段で通知する方法等がある。
また、累積動作時間T1がメーカの保証時間を超えた場合は、放電灯点灯装置A3が、累積動作時間T1のデータを自己のIPアドレスとともにパソコンPC1宛に送信し、パソコンPC1では、受信した累積動作時間T1のデータをIPアドレス毎に管理して、放電灯点灯装置A3(または放電灯点灯装置A3を搭載した照明器具)の寿命判定を行い、寿命時には上記同様にユーザYへの通知動作を行ってもよい。
一般的に、放電灯点灯装置には寿命があり、メーカの保証時間を超えた状態で使用を継続することは安全上の理由から。メーカ側およびユーザ側の双方にとって好ましくない。しかし、本実施形態では、累積点灯時間T1がメーカの保証時間を超えた場合には、ユーザに注意喚起することが可能であり、放電灯点灯装置の交換を提案することができ、事故の発生を回避できる。
また、放電灯点灯装置A3は、電力線Wpを介した電力線搬送通信によって、ネットワークNT上のパソコンPC1等の情報機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線Wpを用いることができ、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、照明器具の周りに通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。
さらに、実施形態1のランプ電圧検出部6a、実施形態2のランプ電圧検出部6bを付加して、直流ランプ電圧Vd、ランプ電圧Vkによる放電灯Laの寿命判定、異常判定を行ってもよい。
(実施形態4)
図4は、本実施形態の放電灯点灯装置A4をネットワーク接続する構成を示し、放電灯点灯装置A4は、電力線搬送通信部1と、整流部2と、点灯部3と、共振部4と、点灯制御部5と、制御信号処理部7とを備え、放電灯Laを点灯させている。本実施形態では、ユーザYが、ネットワークNTに接続されたパソコンPC2によって放電灯点灯装置A4の動作を制御しており、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。なお、図4中では、放電灯点灯装置A4が1台であるが、複数の放電灯点灯装置A4を備えているものとする。
パソコンPC2は、ユーザYによって操作され、命令信号を制御対象の放電灯点灯装置4のIPアドレス宛に電力線Wpを介して送信する。例えば、所望の調光レベルに制御する命令信号を制御対象の放電灯点灯装置4のIPアドレス宛に送信した場合、当該IPアドレスを有する放電灯点灯装置4では、制御信号処理部7が受信した命令信号に基づいて周波数制御信号を生成し、周波数制御回路5aに出力する。周波数制御回路5aは、制御信号処理部7から入力された周波数制御信号に基づいて駆動回路5bの動作を制御し、駆動回路5bは、周波数制御回路5aによって指示される発振周波数でスイッチング素子Q1,Q2を交互にオン・オフ駆動することで、放電灯Laが所望の調光レベルに調光される。また、スイッチング周波数をゼロにして点灯部3の動作を停止させれば、放電灯Laには電力が供給されないため、放電灯Laの点灯・消灯制御も可能となる。
一般的に、複数の放電灯点灯装置を1つのシステムとして制御する場合、命令信号を複数の放電灯点灯装置で共用し、一括制御する場合が多い。また、全ての放電灯点灯装置に通信線を接続する必要があり、配線設計が非常に複雑になる。しかし、本実施形態では、電力線Wpを介した電力搬送通信によって各放電灯点灯装置A4を制御することができるので、通信線の複雑な配線設計を施すことなく、ネットワークNTを介して、放電灯Laの点灯・消灯制御、調光制御を個別に行うことができる。
また、放電灯点灯装置A4は、電力線Wpを介した電力線搬送通信によって、ネットワークNT上の情報機器と通信を行うので、通信専用の入出力端子を設ける必要がなく、構成を簡略化できる。さらに専用の通信線を配設する必要がなく、既存の電力線Wpを用いることができ、低コストに構成できる。また、新築のビルや住宅においても、照明器具の周りに通信線を配設する必要がないので、配線設計を簡略化できる。
さらに、実施形態1のランプ電圧検出部6a、実施形態2のランプ電圧検出部6b、実施形態3の累積動作時間カウンタ8を付加して、直流ランプ電圧Vd、ランプ電圧Vkによる放電灯Laの寿命判定、異常判定や、累積動作時間T1による放電灯点灯装置A4(または放電灯点灯装置A4を搭載した照明器具)の寿命判定を行ってもよい。
(実施形態5)
図5は、実施形態1乃至4の放電灯点灯装置A1〜A4のいずれか(以降、放電灯点灯装置Aと称す)を搭載した照明器具Bであり、長尺状の器具本体11内に放電灯点灯装置Aを収納している。器具本体11の下面の反射板12の両端にはソケット13,13が配置されており、直管型の放電灯Laの両端に設けられた口金(なお、図5中では放電灯Laを省略している)が各ソケット13に保持され、各ソケット13を介して放電灯点灯装置Aから放電灯Laへ電力が供給される。ソケット13は、直管型の放電灯Laの両端に各々設けたピンが挿通するランプピン接触孔14が穿設され、内部に設けたばね材の付勢力によって放電灯Laの両端部を挟持している。
また、図6に示すように、放電灯点灯装置Aの筐体10内には、整流部2、点灯部3、共振部4、点灯制御部5だけでなく、電力線搬送通信部1および制御信号処理部7も格納されており、照明器具B内では、商用電源ACからの入力配線および放電灯Laへ電力を供給する出力線以外の配線を少なくできて、配線が簡略化され、配線コストを抑制できるとともに、配線から発せられる電磁ノイズの影響を低減でき、さらには外部から侵入するノイズの影響も低減できる。このとき、上記入力線および出力線も可能な限り簡略化して短いほうが好ましい。
なお、上記実施形態1乃至5において、放電灯Laは、施設、店舗等に用いられる直管型、主に住宅に用いられる環状型、主にダウンライトタイプの照明器具に用いられるコンパクト型等であり、その構成は限定されない。
実施形態1の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 実施形態2の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 実施形態3の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 実施形態4の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 実施形態5の照明器具の構成を示す図である。 同上の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 従来の構成を示す図である。
符号の説明
A1 放電灯点灯装置
1 電力線搬送通信部
3 点灯部
5 点灯制御部
6a ランプ電圧検出部
7 制御信号処理部
7a 記憶部
La 放電灯
Wp 電力線
AC 商用電源
NT ネットワーク
PC1 パソコン

Claims (6)

  1. 電力線を介して電源を供給されて放電灯を点灯させる点灯部と、電力線を介してネットワーク上の機器と通信を行う電力線搬送通信部と、制御信号に基づいて点灯部を動作させる点灯制御部と、制御信号を生成して点灯制御部へ出力する制御信号処理部とを備え、
    制御信号処理部は、IPアドレスを格納した記憶部を具備して電力線搬送通信部に接続し、IPアドレスを用いた電力線搬送通信を行うことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記放電灯の両端電圧、または放電灯の両端間に発生する直流電圧、または放電灯の両端電圧および放電灯の両端間に発生する直流電圧を検出するランプ電圧検出部を備え、前記制御信号処理部は、ランプ電圧検出部の検出結果を前記電力線搬送通信部から送信することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記点灯部の累積動作時間を計時する累積動作時間カウンタを備え、前記制御信号処理部は、累積動作時間のデータを前記電力線搬送通信部から送信することを特徴とする請求項1または2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記制御信号処理部は、前記電力線搬送通信部を介して受信した命令信号に基づいて制御信号を生成することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記制御信号処理部および電力線搬送通信部は、前記点灯部および点灯制御部と同一筐体内に格納されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の放電灯点灯装置。
  6. 放電灯と、放電灯を点灯させる請求項1乃至5いずれか記載の放電灯点灯装置とを備えることを特徴とする照明器具。
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