JP2008243144A - 帳票レイアウトデータ作成方法及び印刷システム - Google Patents

帳票レイアウトデータ作成方法及び印刷システム Download PDF

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Hideaki Sugio
英昭 杉尾
Riyouji Shimazu
亮史 島津
Yasuhisa Mizuno
靖久 水野
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Abstract

【課題】ホストコンピュータで用いられるホスト印刷データから、オープン系システム上の編集端末で容易に編集可能な帳票レイアウトデータを自動作成する。
【解決手段】ホスト印刷データを解析し、連続した同一属性の文字、行及び桁方向に隣接した同一属性の複数の文字に対し、1つのレイアウト枠を作成する。そして、例えば、同一行に文字列が並んでいても、フォントの種類がゴシック体から明朝体へ変化したときには、レイアウト枠を個別に2ヶ作成する。同様に、網掛け無しから網掛け有りへ変化したときにも、レイアウト枠を個別に2ヶ作成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、帳票レイアウトデータ作成方法に関するもので、ホストコンピュータで用いられるホスト印刷データから、編集端末上で編集可能な帳票レイアウトデータを作成する帳票レイアウトデータ作成方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータの能力が著しく向上したこと、並びに、ネットワーク技術が発達し、高速、大容量の情報通信が可能となったことなどから、従来大型のホストコンピュータを中心とした、いわゆる基幹系システムで行ってきた電算業務を、ネットワークで相互に接続された個々のパーソナルコンピュータやワークステーション等に分散させて行う、いわゆるオープン系システムへの移行が進んでいる。
このような流れの中で、従来、基幹系システムで印刷していたホスト印刷データを、オープン系システム上でも印刷や編集したいという要望が出てきている。
基幹系システムで用いられるホストコンピュータ上で作成されるホスト印刷データは、COBOLなどのプログラム言語を元に作成されることが多い。ホスト印刷データは、基本的には、印刷されるべき文字等を示すテキストコードと、それらを制御する為の制御コードの羅列で構成されているものが多い。
さて、ホスト印刷データは、プログラム言語で作成、記述されているため、例えば文字の印字位置が誤っていたとしてもオペレータは容易に認識することができず、プリンタで印刷して、はじめてその誤りに気づく場合も少なくない。また、文字の大きさや属性を指定しても、使用するプリンタによっては、その大きさや属性で印字できないこともある。例えば、ホスト帳票データ上でイタリックフォントを指定したとしても、プリンタがそのイタリックフォントを有しない場合はその指定部分のみ印字がされない場合があるが、これも実際にプリンタで印刷するまで分からない場合がある。
又、基幹系システムでは、印刷(印字)を行単位に制御するラインプリンタを多用してきたこともあり、文字等の印字位置を行送り間隔及び文字間隔(桁送り)単位でしか指定出来ないものが多い。多くのホストシステム上では、指定可能な最小の行間隔は25.4mm(1インチ)あたり12行程度のものが多く、従って約2mmが指定可能な最小印字ピッチとなっている場合が多い。
一方、オープン系システムに於いては、このような制約は少なく、印刷をページ単位で管理するページプリンタを常用することもあり、印字位置の指定は、そのシステム上の機器の最大解像度で指定可能である場合が多い。例えば、使用するプリンタが25.4mmあたり600ドットの解像度を有するものである場合、25.4/600=約42μm単位で印字位置の指定が可能であるなど、基幹系システム上に比べ、高精度に印字位置の指定が可能な場合が多い。
又、印刷データやそのレイアウトの編集も、いわゆるWYSIWYG(What you see is What you get)環境が整っており、編集端末の画面上でマウス操作やキーボード入力等で容易に印刷位置、文字種、文字サイズなど編集できる場合が多い。
さらに、レイアウト枠という概念で印刷位置を指定できるものも多い。これは、後述する帳票印刷に於いても多用されるが、印刷される文字、図表、グラフィック等の位置をその都度指定するのではなく、あらかじめ印刷位置やその属性が設定されたレイアウト枠を設定し、そのレイアウト枠の中に外部ファイル等から参照した文字、図表、グラフィック等を流し込む形態のものである。このようにレイアウト枠で印刷位置を指定すれば、例えば印刷位置をわずかに修正したい場合などに、そのレイアウト枠の位置指定を変更するだけでよい。勿論その作業もマウス等用いてWYSIWYG環境で容易に行えるものが多い。
このようにオープン系システム上に於いては、印刷位置精度、印刷データの編集のし易さなどで、基幹系システムに比べ優位性がある場合が多い。
さて、基幹系システムのホスト印刷データを、オープン系システムで印刷する場合、ホスト印刷データを解釈し、最終印刷物上での印刷結果を、基幹システム上で印刷したそれとほぼ同じとする、いわゆるエミュレータと呼ばれるものは既に存在する。
また、ホスト印刷データから、テキストコードのみを抽出することは容易に可能であり、抽出したテキストコードを元に、オープン系システム上での印刷データ、あるいは後述する帳票データを作成することは可能ではある。
特開平10−289279号公報
さて、印刷業務において、各種伝票類や、葉書の宛名印刷など、定型のレイアウトを有する印刷物を印刷する帳票印刷、フォーム印刷などと呼ばれる印刷業務がある。
基幹系システムに於いて、この帳票印刷に関わるホスト印刷データをホスト帳票データと呼ぶこととする。基幹系システム上でホスト帳票データを印刷起動すると、ホストコンピュータ上で、ホスト印刷データが作成され、プリンタに該印刷データが転送され、印刷が行われる。
さて、前述のエミュレータ等を用いれば、オープンシステム上でホスト帳票データやホスト印刷データをエミュレートし、最終印刷物上で、基幹系システム上で印字したものとほぼ同じものを得ることは可能である。
しかしながら、エミュレータでは単に、基幹系システム上で印刷されたものとほぼ同じ最終印刷結果がオープン系システム上で得られるだけであり、印字位置の修正など印刷データを編集することは出来ないと言う問題があった。
また、ホスト帳票データやホスト印刷データから、テキストコードのみを抽出することは容易に可能である。しかし、抽出されたデータはテキストコードのみとなっていて、印字位置や文字サイズ、罫線などの情報が欠落しており、オペレータはオープン系システム上でそれらの情報を付与して、レイアウト情報等を一から作成しなければならないという問題もある。
即ち、折角、印刷データの編集に優位性のある場合が多いオープン系システム上にありながら、その優位性を生かして、帳票データを編集することが出来ないと言う問題があった。本発明の目的は、ホストコンピュータで作成されたホスト印刷データから、オペレータが設定した条件に基づき、レイアウト枠を作成することによって、編集端末上で編集可能な帳票レイアウトデータを作成するシステムまたは/及びその方法を提供することにある。
本発明の帳票レイアウトデータ作成方法は、ホスト印刷データの最終印刷物上に於ける任意の1行内に存在する連続した同一属性の文字に対し一つのレイアウト枠を作成することを特徴とし、特定の記号をその前後に隣接する文字と同一属性の文字と見なすことも可能である。そして、前記特定の記号が空白であることを特徴としている。
さらに、本発明の帳票レイアウトデータ作成方法は、ホスト印刷データの最終印刷物上に於いて、行送り方向および桁送り方向に見て相互に隣接する同一属性の複数の文字に対して、該複数の文字全てを内包する最小の長方形レイアウト枠を作成することや、ホスト印刷データの最終印刷物上に於ける交差する2本の罫線を隣り合う2辺とする長方形レイアウト枠を作成することも特徴としている。
また、本発明の印刷システムは、ホスト印刷データから、オープン系システム上で印刷可能な帳票レイアウトデータを作成可能なアプリケーションソフトウェア、該アプリケーションソフトウェアが動作する編集端末、該編集端末とネットワークを介して相互に接続されたプリンタ及びプリンタコントローラを少なくとも有している。
このように本発明によれば、ホストコンピュータ5と編集端末4を有するプリントシステムにおいて、ホストコンピュータ5から転送されたホスト印刷データ52をもとに、編集端末4上で編集可能な帳票レイアウトデータ6を作成することができる。また、オペレータが編集端末4のアプリケーション41を設定することによって、制御コードなどを文字コードに置き換え、レイアウト枠を作成することができる。
編集端末4で編集可能なデータを作成することによって、印字位置を任意に変更したり、例えばフォントサイズなどを任意に変更することが可能である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のプリントシステムの基本構成を例示するものである。図1に示すように、本プリントシステムはプリンタエンジン1、該プリンタエンジン1が接続されているコントローラ2、編集端末4、ホストコンピュータ5とから構成されている。コントローラ2、編集端末4、ホストコンピュータ5はネットワーク3に接続されている。ネットワーク3はインターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の電子通信網である。
本システムはネットワーク3に接続されたホストコンピュータ5上のデータを編集端末4上に転送し、編集端末4上のアプリケーション41から印刷起動して描画データを作成し、プリンタコントローラ24とプリンタエンジン1を用いて記録媒体に印刷を行っている。描画データとは前記アプリケーション41によって作成された印刷データを、フォントやビットマップなど、オペレーションシステム(OS)42の有するグラフィックデバイスインターフェースに変換したものである。
ホストコンピュータ5は、大規模な計算処理やネットワーク全体の管理、制御処理などを集中的に行うコンピュータである。
尚、図1に示す実施例に於いて、ホストコンピュータの変わりに、ホスト帳票データやホスト印刷データを保存するハードディスクドライブ等の外部記憶装置を接続し、該外部記憶装置からホスト帳票データやホスト印刷データを得るようにしてもよい。
クライアントの編集端末4は、本システム用のプリンタドライバ43を有している。プリンタドライバ43とはアプリケーション41で作成された描画データをプリンタ用の制御言語データに変換する機能を持ったソフトウェアである。プリンタコントローラ24はこの制御言語を解釈し、プリンタエンジン1に送信するビデオデータを作成する。制御言語としては、例えばポストスクリプト(Postscript:商標名)などが使用可能である。
コントローラ2は、プリンタエンジン1にビデオデータや制御データを送信するコンピュータで、スプーラ21とプリンタコントローラ24とビデオボード25を有する。スプーラ21はプリンタドライバ43から出力された制御言語データを受信、保存(スプール)、処理、スケジューリング、配布などを行うダイナミックライブラリ(DLL)の集まりで、通常はコンピュータのオペレーティングシステムの機能の一部として提供されている。
プリンタコントローラ24はスプーラ21から制御言語データを受信し、プリンタエンジン1用のビデオデータや制御データに変換してプリンタエンジン1に送信する機能を持つソフトウェアである。ビデオデータとはプリンタエンジン1の解像度に対応したビットマップデータであり、制御データとはプリンタエンジン1の動作や処理を実行させるデータである。ここでいう動作とは例えば用紙送りなどを意味し、又、処理とは例えばプリンタエンジン1のエラー情報などのステータスを得ることを意味する。
プリンタコントローラ24はプリンタエンジン1用の制御データをプリンタエンジン1に送信し、動作や処理をコントロールする。ビデオボード25は、プリンタコントローラ24から送信されたプリンタエンジン1用のビデオデータや制御データをプリンタエンジン1に送信する機能をもつハードウェアである。また、ビデオボード25はプリンタエンジン1からステータスを受信する機能も持つ。ビデオボード25は、コントローラ2のシステムバスを通じて、プリンタコントローラ24との通信を行う。ビデオボード25とプリンタエンジン1は専用ビデオケーブルを通じて通信を行う。
プリンタエンジン1はビデオボード25を通じてプリンタコントローラ24から転送されるビデオデータを元に記録媒体に印刷する機能を持つ印刷装置である。
図2を用いて本発明のプリントシステムにおける印刷の流れを説明する。
なお、ビデオボード25からプリンタエンジン1に送信されるビデオデータ、プリンタコントローラ24からビデオボード25に送信されるビデオデータ、プリンタドライバ43からプリンタコントローラ24に送信される前記ビデオデータの情報が記述されている制御言語データ、アプリケーション41からプリンタドライバ43に送信される前記制御言語データの情報が記述されている描画データを総括して印刷データと呼ぶことにする。
図2に示すように、ホストコンピュータ5上でプログラム言語を用いて作成されたホスト帳票データ51を印刷起動すると、プリンタの能力に応じてホスト印刷データ52が作成される。作成されたホスト印刷データ52は、ネットワーク3を通じて編集端末4に転送される。編集端末4に転送されたホスト印刷データ52は、編集端末4上のアプリケーション41によって、後述するとおりに、該端末4上で編集可能な帳票レイアウトデータ6を作成する。さらに編集端末4上のアプリケーション41で作成された帳票レイアウトデータ6を印刷起動すると、印刷データが作成され、該印刷データは一度オペレーティングシステム(OS)42に格納される。オペレーティングシステム42は本システムのプリンタドライバ43に印刷データを送信する。
プリンタドライバ43は、印刷データをオペレーティングシステム42から受信し、これらをプリンタエンジン1用の制御言語データに変換して、任意のポートにデータを転送する。転送されるポートとしてはプリンタポートが一般的であるが、ネットワーク3上のプリンタサーバーでも良いし、またはネットワーク3上のハードディスクなど、任意のデバイスへの転送も可能である。
ここでは、ネットワーク3上のコントローラ2内のスプーラ21へ転送する場合について説明する。スプーラ21は、プリンタドライバ43で作成された制御言語データを受信し、一時保存(スプール)しておく機能を有する。また、スケジュールや任意のデバイスへの配布も行う。本システムでは、プリンタコントローラ24が必要に応じてスプーラ21の制御言語データを読み込む構造になっている。プリンタコントローラ24はスプーラ21の制御言語データを解析し、プリンタエンジン1用のビデオデータに変換する。ビデオボード25は、プリンタコントローラ24から印刷データを受信後、プリンタエンジン1に印刷データを転送する。
本発明のプリントシステムでは、ホストコンピュータ5上のホスト印刷データ52をコントローラ2に直接転送し、印刷することも可能である。この場合、ホスト印刷データ52の制御コード及び文字コードを、コントローラ2上で変換し、プリンタの解像度に対応したビットマップデータを作成して、プリンタエンジン1で印刷を行っている。
上記例では、編集端末4とコントローラ2を異なるコンピュータとして説明したが、コントローラ2が編集端末4を兼ねても良い。
本明細書に於いては、文字位置や文字属性などを示すコードを制御コードとよぶ。これらは、例えば、改行(CR)やエスケープ(ESC)など、ASCIIコードの00H〜1FHのコード範囲に配置されていることが多いコードである。一方、テキストコードとは、文字や記号をコンピュータで扱うために、文字や記号一つ一つに割り当てられた固有のコードである。
1バイト系の文字コードとしては、ASCIIが世界標準となっているが、一部のコンピュータでは、EBCDICを使う場合もある。また、日本ではシフトJISコードなども利用されている。本明細書に於いては、1バイト系及び2バイト系を問わず、テキストコードの内、漢字、平かな、カタカナ、数字、アルファベット大文字、同小文字等、各国言語で使用される文字を表すコードを文字コードと称する。
また、文字以外の、括弧、句読点、カンマ、等の記述記号、算術記号、罫線、その他システム上で設定された特殊記号などを記号コードと呼ぶこととする。尚、空白を表すテキストコード(例えばASCIIにおける20Hなど)も記号コードに属するものとする。そして文字コードで表されるものを文字、記号コードで表されるものを記号と呼ぶこととする。
図3は本発明のプリントシステムにおけるホストコンピュータ5と編集端末4間のデータの流れを例示するものである。ホストコンピュータ5上のホスト帳票データ51から作成されるホスト印刷データ52は、前述のとおり、制御コードと文字コードから構成されている。ここで示すホスト印刷データ52は、ラインプリンタで印刷するために、行単位に文字コードが構成されている。該方式のプリンタで印刷するために、必要な最小限の制御コードは、行送りサイズ、桁送りサイズ、さらに最大桁数である。
行送りサイズとは、用紙の行送り方向に対して、25.4mm当たりに記述できる文字数を示し、例えば25.4mm当たりに6行の文字が記述される場合、6LPIと示す。また桁送りサイズとは、用紙の桁送り方向に対して、25.4mm当たりに記述できる文字数を示し、例えば25.4mm当たりに10桁の文字が記述される場合、10CPIと示す。最大桁数は、用紙の桁送り方向に対して、最大印字できる文字数を示し、その文字数を超えると行送りを行う。例えば、桁送りサイズが10CPIの場合に、最大桁数を10桁とすると、10桁の文字を印刷すなわち25.4mm幅を印刷すると次行に移る。
尚、本実施例含め、本明細書では全て横書きを前提に説明しているが、本発明は縦書きにも当然適用可能である。
制御コードとしては、改行や改ページ、指定桁数または指定行数への移動など、印字位置に関する情報を有するもの、フォント種やサイズ情報を有するもの、イタリック、ボールドなどの文字修飾に関する情報を有するものが有る。
図4は編集端末4上のアプリケーション41で操作を行う帳票レイアウトデータ6による印刷結果を例示するものである。該アプリケーション41では、操作画面に必要なオブジェクトを配置することでレイアウトを行う。オブジェクトとは、長方形や楕円形、線分などの単純な図形オブジェクトやテキスト・バーコード・二次元コードなどのデータオブジェクト、更にビットマップなどのイメージオブジェクトからなり、それぞれのオブジェクト毎にフォントの種類やバーコードの種類、サイズなどの様々なパラメータを入力することでオブジェクトを生成する。データオブジェクトとしては、あらかじめ内容が固定された固定データ型や、プリンタに出力する際にその都度外部ファイルからデータを取得する外部データ型、連続する数値を出力する連番データ型などがある。イメージオブジェクトに関しても、データオブジェクトと同じく固定データ型や外部データ型があり、同じデータを何度も繰り返して出力するのにも、変動するデータを出力するにも、どちらにでも対応できる構成になっている。該アプリケーション41でレイアウトされたオブジェクト情報を電子化したものを帳票レイアウトデータ6と呼ぶ。
本発明のプリントシステムでは、該アプリケーション41によって、ホスト印刷データ52を直接帳票レイアウトデータに変換する。オペレータが該アプリケーション41上で手作業でオブジェクトを配置せずとも、帳票レイアウトデータ6を作成することが可能である。
例えば、図4に示すように郵便番号、住所、名前などの複数のオブジェクトを前記アプリケーション41上でレイアウトし、帳票レイアウトデータ6を作成している。それぞれのオブジェクトは、始点を示す座標と終点を示す座標を持ち、それらは前記アプリケーション41上では、オブジェクトを示す枠として表示されている。それぞれのオブジェクトには、例えばフォントサイズなどのパラメータが設定されている。本システムでは、予めオペレータが設定した条件に従い、ホスト印刷データ52から帳票レイアウトデータ6を作成する。
図5はホスト印刷データ52から帳票レイアウトデータ6の作成するときのレイアウト枠の計算方法を示すものである。ホスト印刷データ52は、少なくとも制御コードとして行送りサイズ、桁送りサイズ、最大桁数の3つを有する。帳票レイアウトデータ6のオブジェクトは、ホスト印刷データ52から、各々のレイアウト枠の始点と終点が設定され作成される。1文字当たりのレイアウト枠は、行送りサイズと桁送りサイズから計算される。例えば、行送りサイズが6LPI、桁送りサイズが10CPIの場合、最小のレイアウト枠は下記の式で表される。
最小行送りサイズ: 25.4mm/6 = 4.23mm
最小桁送りサイズ: 25.4mm/10 = 2.54mm
前述の設定において1文字の場合、レイアウト枠の大きさは縦4.23mm、横2.54mmとなる。また桁送り方向に文字列が10文字並んでいる場合、レイアウト枠の大きさは縦4.23mm、横25.4mmとなる。また桁送り方向に文字列が10文字、行送り方向に6文字並んでいる場合、レイアウト枠の大きさは縦25.4mm、横25.4mmとなる。
図6はホスト印刷データ52から帳票レイアウトデータ6作成の流れのひとつを例示するものである。本発明のプリントシステムでは、編集端末4上のアプリケーション41によって、ホスト印刷データの最終印刷物上において、任意の1行内に存在する連続した同一属性の文字に対し、1つのレイアウト枠を作成する。属性が同一とは、文字の大きさ、フォント、文字修飾の有無が同じことを言う。
例えば、図6に示すように同一行に文字列が並んでいても、フォントの種類がゴシック体から明朝体へ変化したときには、レイアウト枠を個別に2ヶ作成する。同様に網掛けなしから網掛け有りへ変化したときにも、レイアウト枠を個別に2ヶ作成する
図7(a)は特定の制御コードが含まれるホスト印刷データ52から、帳票レイアウトデータ6の作成の流れを例示するものである。前述のとおり、レイアウト枠は同一な文字属性かつ連続した文字に対して作成されている。しかし、図7に例示するように郵便番号などの文字列では、先頭の3桁と末尾の4桁の間に空白があり、この空白は制御コードで桁移動として表されている。このような場合、先頭の3桁の文字列と末尾の4桁の文字列間に桁移動の制御コードが含まれていたとしても、1つのレイアウト枠として扱うことが好ましい。本実施例では、先頭の3桁と桁移動の1桁、さらに末尾の4桁をあわせた8桁分のレイアウト枠を1ヶ作成している。このようにホスト印刷データの最終印刷物上に於いて、連続した文字列の間に特定の記号が含まれている場合にも、該特定の記号はその前後の文字と同一属性の文字と見なしてレイアウト枠を作成する。
図7(b)はNULコードが用いられた場合であるが、この場合はホスト印刷データの最終印刷物上に於いて、文字が連続しているので、1ヶのレイアウト枠が作成される。
図8は空白の記号コードが有る場合のレイアウト枠の作成方法を示すものである。前述の郵便番号の例では、制御コマンドによって桁移動を行ってが、桁移動は空白を示す記号コードを用いても可能である。ホスト印刷データ52上では40Hを空白コードであり、該40H必要数並べて桁移動しても良い。、図8に例を示すが、姓と名の間に空白コードがある場合、該空白コードは記号と見なさずに文字と見なし姓と名併せて1つのレイアウト枠を作成するのが好ましい場合もある。
以上は空白文字に対するレイアウト枠の作成を例に挙げたが、これ以外にも数式に対するレイアウト枠の作成の例もある。数式に於いては数字(文字)と、+、×、=など各種算術記号の連続となる。この場合には算術記号は記号ではあるが、文字として扱うこととし、数式一つに対し一つのレイアウト枠を作成するのが好ましい場合が多い。
一方、図8(b)に示す例では、複数の商品名が1行に並んで表示され、各商品の間に記号コードとして、空白コードが挿入されている場合である。この例では、空白コードは本来の記号コードとして扱い、各々の商品名を毎にレイアウト枠を作成する方が好ましい。
アプリケーション41上では、どの記号コードを文字コードと見なすか否かの設定がオペレータにより設定可能となっている。
これまでは、1行内の連続した文字列のレイアウト枠作成方法について述べてきたが、行送り方向にみて隣接する同一属性の複数の文字に対して、該複数の文字を内包する最小の長方形のレイアウト枠を作成することも可能である。例えば、図9(a)に示す例では、住所が2行にわたり表示されている。この例では、1行目と2行目の文字列間に制御コードとして改行コードが含まれていて、最終印刷物上では、1行目に県名、市名が、2行目に町名、番地が印刷される。
この例の場合、隣接する1行目と2行目において、文字属性が同一であるので、2行に属するする文字すべてを内包する長方形のレイアウト枠が作成される。また、図9(b)に示すように、それぞれの行において、始点と終点が異なっても良い。この例では、1行目の始点に対して、2行目の始点が1桁右にずれて表示されている。さらに1行目の終点に対して、2行目の終点が1桁右にずれて表示されている。このような場合、1行目の始点と2行目の終点をレイアウト枠の始点と終点とするレイアウト枠が設定されるを設定している。複数行にわたるレイアウト枠を作成するか否かは、オペレータが選択できることが好ましい。
また、図9の(c)に示す例では、1行目の終点から1桁右にずれて2行目の始点が設定されている。この例では1行目の終点から、空白コードが含まれている場合に、前述のとおり空白コードを文字コードと見なし、複数行にわたるレイアウト枠を作成することも可能である。本実施例では、空白コードを含んでいる例を示したが、制御コードであっても良い。また隣接する複数の行であれば2行以上の複数行であっても良い。隣接する複数行において、同一の文字属性でない場合は、それぞれの行に於いてレイアウト枠を作成することができる。
本実施例のプリントシステムではさらに、罫線から、レイアウト枠を作成すこともできる。図10は、罫線を含むホスト印刷データ52から帳票レイアウトデータ6を作成する方法を例示するものである。ホスト印刷データ上では、罫線も桁送りサイズと行送りサイズで示される間隔で描画することができ、行送り方向と桁送り方向のそれぞれの方向に描画することができる。本実施例のプリントシステムでは、少なくとも交差する2本の罫線を隣り合う2辺として、長方形レイアウト枠を作成することができる。図10の(a)に示す例は、縦横とも4本の罫線が表示されており、それぞれの隣接した罫線内に文字列が含まれているものとする。この場合、四角の罫線で囲まれた9ヶのレイアウト枠が作成される。
また図10の(b)では、行送り方向、桁送り方向に四角の罫線が表示され、それぞれ桁送り、行送りされているため、それぞれの四角の罫線が隣接していない場合を示す。この場合もそれぞれ四角の罫線で囲まれた枠を3ヶのレイアウト枠が作成される。
さらに図10の(c)では、行送り方向と桁送り方向ともに罫線がそれぞれ1本のみ引かれている。これは、例えば外枠を有しない表の場合などに現れる。この場合にもレイアウト枠を作成することができ、行送り方向に引かれた罫線の始点Aが、レイアウト枠の行送り方向と桁送り方向の始点、桁送り方向に引かれた罫線の終点Dが、レイアウト枠の行送り方向と桁送り方向の終点となるレイアウト枠が設定される。
システム構成 印刷の流れ ホストコンピュータと制御端末のデータの流れ 帳票レイアウトデータ レイアウト枠計算方法 帳票レイアウトデータ作成の流れ 特定コードが含まれるデータ作成の流れ 空白コードが含まれるデータ作成の流れ 複数行のレイアウト枠作成方法 罫線を含むレイアウト枠作成方法
符号の説明
1 プリンタエンジン
2 コントローラ
3 ネットワーク
4 編集端末
5 ホストコンピュータ
6 帳票レイアウトデータ
21 スプーラ
24 プリンタコントローラ
25 ビデオボード
41 アプリケーション
42 オペレーションシステム
43 プリンタドライバ
51 ホスト帳票データ
52 ホスト印刷データ

Claims (6)

  1. ホスト印刷データから、帳票レイアウトデータを作成する帳票レイアウトデータ作成方法であって、ホスト印刷データの最終印刷物上に於ける任意の1行内に存在する連続した同一属性の文字に対し一つのレイアウト枠を作成することを特徴とする帳票レイアウトデータ作成方法。
  2. 特定の記号をその前後に隣接する文字と同一属性の文字と見なすことを特徴とする請求項1に記載の帳票レイアウトデータ作成方法。
  3. 前記特定の記号が空白であることを特徴とする請求項2に記載の帳票レイアウトデータ作成方法。
  4. ホスト印刷データから、帳票レイアウトデータを作成する帳票レイアウトデータ作成方法であって、ホスト印刷データの最終印刷物上に於いて、行送り方向および桁送り方向に見て相互に隣接する同一属性の複数の文字に対して、該複数の文字全てを内包する最小の長方形レイアウト枠を作成することを特徴とする帳票レイアウトデータ作成方法。
  5. ホスト印刷データから、帳票レイアウトデータを作成する帳票レイアウトデータ作成方法であって、ホスト印刷データの最終印刷物上に於ける交差する2本の罫線を隣り合う2辺とする長方形レイアウト枠を作成することを特徴とする帳票レイアウトデータ作成方法。
  6. ホスト印刷データから、オープン系システム上で印刷可能な帳票レイアウトデータを作成可能なアプリケーションソフトウェア、該アプリケーションソフトウェアが動作する編集端末、該編集端末とネットワークを介して相互に接続されたプリンタ及びプリンタコントローラを少なくとも有する印刷システム。
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JPH11242667A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Sharp Corp 枠付き文字出力機能付き文書処理装置および枠付き文字出力機能付き文書処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006309611A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Canon Marketing Japan Inc 解析装置、プログラム及び記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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