JP4362499B2 - 印刷処理システム、印刷処理方法、およびプログラム - Google Patents

印刷処理システム、印刷処理方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをオープン系装置で印刷する印刷処理システム、印刷処理方法、およびプログラムに関する。
従来のホスト汎用機系システムにおける印刷処理では、帳票作成プログラムが帳票データの中に文字のサイズや印字位置などのプリンタ制御情報を埋め込んだデータをプリンタに出力し、プリンタはこのデータに従って帳票を印刷する。このようなホスト汎用機系システムにおける印刷処理の一例が特許文献1に記載されている。
また、従来のオープン系システム(例えば、Windows(登録商標)システム)における印刷処理では、帳票ページ中で印刷されるデータ項目の印刷位置と文字サイズや文字間隔などの印刷レイアウト情報をあらかじめ定義しておく。帳票作成プログラムは帳票データのみ(プリンタ制御情報は埋め込まれていない)を出力する。そして、印刷用ソフトウェアが、帳票作成プログラムから受け取った帳票データを、あらかじめ定義している印刷レイアウト情報に従ってプリンタに送ることにより印刷している。このようなオープン系システムにおける印刷処理の一例が特許文献2に記載されている。
このような従来の技術において、ホスト汎用機系システムからオープン系システムに移行する場合には、ホスト系汎用機システムの帳票作成プログラムを、オープン系システムの印刷処理にあわせて、帳票データのみを出力するように作り替えている。さらに、印刷用ソフトウェアで使用するために、帳票ページ中で印刷されるデータ項目の印刷位置と文字サイズや文字間隔などの印刷レイアウト情報を新規に定義・作成している。
特開平10−200646号公報 特開2003−216366号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、ホスト汎用機系システムからオープン系システムに移行する場合に印刷処理の移行作業量が多く、品質の維持が難しいという問題があった。
その理由は、ホスト系汎用機システムの帳票作成プログラムを、オープン系システムの印刷処理にあわせて、帳票データのみを出力するように作り替えているからである。さらに、印刷用ソフトウェアで使用するために、帳票ページ中で印刷されるデータ項目の印刷位置と文字サイズや文字間隔などの印刷レイアウト情報を新規に定義・作成しているからである。
本発明の目的は、ホスト汎用機系の帳票作成プログラムが作成した、プリンタ制御情報が埋め込まれている帳票データを、オープン系の印刷用ソフトウェアの入力インタフェースに整合させる印刷処理システム、印刷処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の印刷処理システムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解し、前記プリンタ制御情報に基づいて印刷レイアウト情報を作成し、前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力する、ことを特徴とする。
本発明の第2の印刷処理システムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解してそれぞれを記憶領域に記憶する手段と、前記記憶領域から前記プリンタ制御情報を読み出して印刷レイアウト情報を作成する手段と、前記記憶領域から前記印刷文字データを読み出して前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の印刷処理システムは、第1または第2の印刷処理システムにおいて、1頁分の印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解した時点で、当該プリンタ制御情報に基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成することを特徴とする。
本発明の第4の印刷処理システムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データを行単位に出力する印刷データ出力部と、前記印刷データに基づいてプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとを含む内部テーブルを作成するデータ解析部と、前記内部テーブルに基づいてプリンタ制御情報展開値を含むプリンタコードテーブルおよび印刷文字データを含む印刷文字データレコードを作成して記憶領域に記憶するデータ分解部と、1頁分の印刷データから前記プリンタコードテーブルと前記印刷文字データレコードとを生成した時点で、前記プリンタコードテーブルに基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する印刷レイアウト情報作成部と、前記記憶領域から前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とを読み出して出力する印刷ソフトウェア連携部と、前記印刷ソフトウェア連携部から入力した前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とに基づいてプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5の印刷処理システムは、第4の印刷処理システムにおいて、固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する基本レイアウト情報作成部を備え、前記印刷レイアウト情報作成部は、前記基本レイアウト情報作成部が作成した基本レイアウト情報と前記プリンタコードテーブルとから1頁分の印刷レイアウト情報を作成する、ことを特徴とする。
本発明の第1の印刷処理方法は、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解し、前記プリンタ制御情報に基づいて印刷レイアウト情報を作成し、前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力する、
ことを特徴とする。
本発明の第2の印刷処理方法は、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解してそれぞれを記憶領域に記憶するステップと、前記記憶領域から前記プリンタ制御情報を読み出して印刷レイアウト情報を作成するステップと、前記記憶領域から前記印刷文字データを読み出して前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の印刷処理方法は、第1または第2の印刷処理方法において、1頁分の印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解した時点で、当該プリンタ制御情報に基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成することを特徴とする。
本発明の第4の印刷処理方法は、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データを行単位に出力する印刷データ出力ステップと、前記印刷データに基づいてプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとを含む内部テーブルを作成するデータ解析ステップと、前記内部テーブルに基づいてプリンタ制御情報展開値を含むプリンタコードテーブルおよび印刷文字データを含む印刷文字データレコードを作成して記憶領域に記憶するデータ分解ステップと、1頁分の印刷データから前記プリンタコードテーブルと前記印刷文字データレコードとを生成した時点で、前記プリンタコードテーブルに基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する印刷レイアウト情報作成ステップと、前記記憶領域から前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とを読み出して出力する印刷ソフトウェア連携ステップと、前記印刷ソフトウェア連携ステップにおいて出力された前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とに基づいてプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第5の印刷処理方法は、第4の印刷処理方法において、固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する基本レイアウト情報作成ステップを含み、前記印刷レイアウト情報作成ステップは、前記基本レイアウト情報作成ステップにおいて作成した基本レイアウト情報と前記プリンタコードテーブルとから1頁分の印刷レイアウト情報を作成する、ことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解し、前記プリンタ制御情報に基づいて印刷レイアウト情報を作成し、前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解してそれぞれを記憶領域に記憶する処理と、前記記憶領域から前記プリンタ制御情報を読み出して印刷レイアウト情報を作成する処理と、前記記憶領域から前記印刷文字データを読み出して前記印刷レイアウト情報に基づいてプリンタに印刷する指示を出力する処理と、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、第1または第2のプログラムにおいて、1頁分の印刷データをプリンタ制御情報と印刷文字データとに分解した時点で、当該プリンタ制御情報に基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成することを特徴とする。
本発明の第4のプログラムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データを行単位に出力する印刷データ出力処理と、前記印刷データに基づいてプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとを含む内部テーブルを作成するデータ解析処理と、前記内部テーブルに基づいてプリンタ制御情報展開値を含むプリンタコードテーブルおよび印刷文字データを含む印刷文字データレコードを作成して記憶領域に記憶するデータ分解処理と、1頁分の印刷データから前記プリンタコードテーブルと前記印刷文字データレコードとを生成した時点で、前記プリンタコードテーブルに基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する印刷レイアウト情報作成処理と、前記記憶領域から前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とを読み出して出力する印刷ソフトウェア連携処理と、前記印刷ソフトウェア連携処理において出力された前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とに基づいてプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示処理と、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明の第5のプログラムは、印刷文字データとプリンタ制御情報とが混在する印刷データを行単位に出力する印刷データ出力処理と、前記印刷データに基づいてプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとを含む内部テーブルを作成するデータ解析処理と、前記内部テーブルに基づいてプリンタ制御情報展開値を含むプリンタコードテーブルおよび印刷文字データを含む印刷文字データレコードを作成して記憶領域に記憶するデータ分解処理と、固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する基本レイアウト情報作成処理と、1頁分の印刷データから前記プリンタコードテーブルと前記印刷文字データレコードとを生成した時点で、前記基本レイアウト情報と前記プリンタコードテーブルに基づいて1頁分の印刷レイアウト情報を作成して記憶領域に記憶する印刷レイアウト情報作成処理と、前記記憶領域から前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とを読み出して出力する印刷ソフトウェア連携処理と、前記印刷ソフトウェア連携処理において出力された前記印刷文字データレコードと前記印刷レイアウト情報とに基づいてプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示処理と、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明は、ホスト汎用機系システムからオープン系システムに移行する場合に、印刷処理の移行作業量を減少させ、品質の維持を可能とする効果を有している。
その理由は、ホスト汎用機系の帳票作成プログラムが作成した、プリンタ制御情報が埋め込まれている印刷データから、印刷文字データのみからなるデータと印刷レイアウト情報とを作成して、オープン系システムの印刷用ソフトウェアの入力となるようにしたからである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
最初に、本発明の第1の実施の形態の構成について、図面を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態は、オープン系において、帳票作成ロジックはそのままでオープン系に移行した帳票作成プログラムを用いて印刷データを作成し、印刷データのデータ処理(印刷データの解析、分解、印刷レイアウト情報の作成)を行い、印刷用ソフトウェアを介して印刷する形態である。
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、コンピュータ101と、プリンタ103とを備えている。
コンピュータ101は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ101は、印刷データ出力部111と、印刷データ出力部111から出力される印刷データ112と、データ処理部102と、印刷指示部113とを含む。
データ処理部102は、データ解析部121と、データ分解部122と、印刷レイアウト情報作成部123と、印刷ソフトウェア連携部124とを含む。
これらはそれぞれ概略つぎのように動作する。
印刷データ出力部111は、印刷データ112を行レコード単位に作成して出力する。印刷データ出力部111は、帳票作成プログラムなどで構成してもよい。例えば、ホスト汎用機系システムの帳票作成プログラムを、その帳票作成ロジックはそのままで、オープン系システムに移行したものである。
印刷データ112は、行単位で出力されたレコードから成る。各レコードには、印刷文字データ以外にプリンタ制御情報が埋め込まれ、プリンタ制御情報と印刷文字データとが混在している。プリンタ制御情報は、プリンタ制御情報に続く印刷文字データの文字サイズや文字位置(x座標)などの情報を含んでいる。図3に印刷データのレコードの例を示す。
データ解析部121は、印刷データ出力部111から出力される印刷データ112を順次読み込み、プリンタ制御情報一覧を参照してプリンタ制御情報か印刷文字データかを順次解析する。そして、解析した結果を、プリンタ制御情報展開値と印刷文字データとに分けて内部テーブルA21に順次保存する。また、データ解析部121は、印刷文字データのみを解析し、解析した結果に基づき印刷文字データを分割して内部テーブルに登録することもある。例えば、印刷文字データにANK文字(1バイト系文字)と漢字(2バイト系文字)とを含み、且つANK文字と漢字の区切れ目にプリンタ制御情報が入っていない場合、印刷文字データを解析してANK文字と漢字とに分割し、分割したANK文字と漢字の単位で内部テーブルに登録する。また、データ解析部121は、印刷データ112に含まれる改行コードの位置および記憶部(図示せず)に予め記憶されている改行ピッチ(改行間隔情報)から、印刷文字データの文字位置(y座標;印刷文字データの左下の位置)を算出する。そして、算出した印刷文字データの文字位置(y座標)を内部テーブルA21に格納する。図4に内部テーブルA21の例を示す。図4を参照すると、例えば、プリンタ制御情報一覧を参照したプリンタ制御情報「0xABCD」の解析結果は、文字サイズが”12P”で、文字位置X座標が”x1”であることを示している。また、算出した文字位置Y座標が”y1”であることを示している。なお、プリンタ制御情報一覧は、プリンタ制御情報とそのプリンタ制御情報が規定している桁数とプリンタ制御情報が表す意味の3つの情報の組から成り、記憶部(図示せず)に予め記憶されている。また、内部テーブルA21は記憶部(図示せず)に格納される。
データ分解部122は、データ解析部121で解析した印刷データ112をプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとに分解する。より詳細には、内部テーブルA21からプリンタ制御情報展開値の配列要素を読み出してプリンタコードテーブルA31に順次保存する。図5にプリンタコードテーブルの例を示す。また、内部テーブルA21から印刷文字データの各配列要素を読み出し、区切文字(例えば「TAB」コードなど)で区切りながら配列要素を順次追加して印刷文字データの行レコードA32を作成する。図6に印刷文字データの行レコードの例を示す。なお、プリンタコードテーブルA31および印刷文字データの行レコードA32は記憶部(図示せず)に格納される。
印刷レイアウト情報作成部123は、データ分解部122で分解したプリンタ制御情報展開値から印刷指示部113に対応した印刷レイアウト情報を作成する。より詳細には、プリンタコードテーブルA31からプリンタ制御情報展開値を読み出し印刷レイアウト情報A41にセットする。そして、変換が必要なものについて変換処理を行い印刷レイアウト情報A41の該当箇所を置換する。例えば、印刷文字データのY座標文字位置の基準点が異なる場合、プリンタコードテーブルA31に含まれる印刷文字データの文字位置(y座標;印刷文字データの左下の位置)を読み出し、文字サイズを参照して印刷文字データの文字位置(y座標;印刷文字データの左上の位置)を計算し、印刷レイアウト情報A41の印刷座標位置(y座標)として置換する。図7に印刷レイアウト情報の例を示す。図7を参照すると、印刷指示部113が規定する印刷レイアウト情報として、文字サイズや文字位置、その他印刷に必要な情報(例えば、文字の拡大・縮小情報など)が1ページ分示されている。なお、印刷レイアウト情報A41は記憶部(図示せず)に格納される。
印刷ソフトウェア連携部124は、印刷レイアウト情報作成部123で作成した印刷レイアウト情報A41と、データ分解部122で作成した印刷文字データの行レコードA32とを読み込み、印刷レイアウト情報A41と、印刷文字データの行レコードA32とを印刷指示部113に出力する。
印刷指示部113は、印刷レイアウト情報A41と、印刷文字データの行レコードA32とを基にプリンタ103に印刷指示を出す。より詳細には、印刷レイアウト情報A41をプリンタ103用のプリンタ制御コードに変換する。そして、印刷文字データの行レコードA32から読み出した印刷文字データをプリンタ制御コードの後ろに配置して、1ページ分の印刷用のデータを作成する。作成した1ページ分の印刷用のデータをプリンタ103に送出して印刷指示を行う。印刷指示部113は、例えば、オープン系システムに元々ある印刷用ソフトウェアなどで構成する。
プリンタ103は、印刷指示部113からの印刷指示に基づき帳票を印刷する印刷装置である。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、図1〜図8を参照して説明する。
まず、データ解析部121は、印刷データ出力部111から出力される印刷データ112のレコードを受信する(図2のステップA1)。印刷データ112のレコードの例を図3に示す。なお、図3の表記の中で「0x」とあるのは文字コードの16進数表記を表し、「改頁」「改行」とあるのは、そのレコードが改頁して印字するのか改行して印字するのかを示すプリンタ制御情報を表す。
次に、データ解析部121は、印刷データ112のレコード内の文字コードを、先頭から16進表記レベルで順次解析する。文字コードがあらかじめ認識しているプリンタ用の制御情報(図3の例の場合は、「0xAB」や、「0xEF」)である場合は、その制御情報が規定している桁数分の文字コード群(図3の例の場合は、「0xAB」の場合2バイトで「0xABCD」、「0xEF」の場合3バイトで「0xEFGHIJ」)を含めてプリンタ制御情報と判断する。それ以外は、印刷文字データと判断する。解析した結果をプリンタ制御情報展開値と印刷文字データとに交互に順次分けて内部テーブルA21に保存していく(ステップA2)。図4に、図3に例示する印刷データから作成した内部テーブルA21の例を示す。
次に、データ分解部122で、内部テーブルA21から、プリンタ制御情報展開値の配列要素を読み出してプリンタコードテーブルA31に保存する。プリンタコードテーブルA31の例を図5に示す。また、プリンタに印刷される文字(印刷文字データ)の配列要素については、各配列要素を「TAB」コードなどの区切り文字を追加しながら後部に順次追加した行レコードA32を作成していく(ステップA3)。印刷文字データを格納した行レコードA32の例を図6に示す。
印刷データ112の1レコードの解析が終了するまで、ステップA1とステップA2とステップA3を繰り返す。
レコードの最後の文字コードの処理が終了したら、次のレコードを読み込み、ステップA1からステップA3までの処理を繰り返す。
1ページが終了した場合(行レコードの所定の場所に改頁コードがある場合)、次のステップA4の処理に移る。
印刷レイアウト情報作成部123は、プリンタコードテーブルA31からプリンタ制御情報展開値を読み出し印刷レイアウト情報A41にセットする。変換が必要な場合には、変換処理を行う(ステップA4)。印刷レイアウト情報A41の例を図7に示す。
印刷レイアウト情報A41の作成が終了したら、次の印刷データレコード112を読み込み、ステップA1からステップA4の処理を繰り返す。
印刷データ112が終了したら、印刷ソフトウェア連携部124は、印刷指示部113に、ページ単位に作成した印刷レイアウト情報A41と印刷文字データの行レコードA32を印刷指示部113が規定する手段で出力する(ステップA5)。
印刷指示部113は、これらの情報を元にプリンタ103に印刷指示を出し、プリンタ103は帳票を出力する(ステップA6)。その結果、印刷データ出力部111のロジックで作成した印刷イメージ(図8参照)の通りに、印刷指示部113からプリンタに出力される。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第1の実施の形態は、帳票作成プログラム(印刷データ出力部111)で作成した印刷データ112を、同一コンピュータ内のデータ処理部102でデータ処理を行い、同一コンピュータ内の印刷指示部113に出力して、プリンタ103に出力するという構成である。このため、オープンシステムのサーバ系オペレーティングシステム上のプログラムから出力された任意のプリンタ制御情報を持つ印刷データから、帳票作成プログラムのロジック通りの印刷レイアウトでプリンタに出力できる。ホスト系汎用機システムからオープン系システムに移行する場合に、移行作業量の大幅な削減とソフトウェア品質の維持も可能となる。
すなわち、第1の効果は、印刷用ソフトウェア(印刷指示部113)で使用する印刷レイアウト情報をあらかじめ作成しておくことなしに、帳票作成プログラムのロジック通りに任意のレイアウトで印刷できることにある。
その理由は、印刷データ内に印刷文字データと共に出力されるプリンタ制御情報を、印刷用ソフトウェアで使用する印刷レイアウト情報(文字サイズや文字位置など)に変換するためである。
第2の効果は、印刷データのレイアウトが帳票作成プログラムのロジックでページごとに任意に変わる場合でも、あらかじめレイアウトを決めなくても、帳票作成プログラムのロジック通りのレイアウトで印刷できることにある。
その理由は、第1の効果の理由と同様に、印刷データ内に印刷文字データと共に出力されるプリンタ制御情報を、ページ単位の印刷レイアウト情報(文字サイズや文字位置など)に変換するためである。
次に、本発明の第2の実施の形態の構成について、図9を参照して説明する。本発明の第2の実施の形態は、ホスト汎用機系で印刷データを作成し、オープン系で印刷データを読み込んで印刷データのデータ処理を行い、印刷用ソフトウェアを介して印刷する形態である。
図9を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、コンピュータ201と、コンピュータ204と、プリンタ103とを備えている。コンピュータ201とコンピュータ204とは通信ネットワークで接続されている。
コンピュータ201は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ201は、印刷データ出力部211と、印刷データ出力部211から出力される印刷データ112とを含む。また、印刷データ112をコンピュータ204に送信する送信部(図示せず)を含む。
コンピュータ204は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ204は、データ処理部102と、印刷指示部113とを含む。また、コンピュータ201から印刷データ112を受信する受信部(図示せず)を含む。
データ処理部102は、データ解析部121と、データ分解部122と、印刷レイアウト情報作成部123と、印刷ソフトウェア連携部124とを含む。
印刷データ出力部211以外の各部は、第1の実施の形態と同等である。
印刷データ出力部211は、印刷データ112を行レコード単位に作成して出力する。印刷データ出力部211は、例えば帳票作成プログラムなどで構成してもよい。ホスト系汎用機システムの帳票作成プログラムでもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。
本発明の第2の実施の形態の動作については、各動作を行う部分を有するコンピュータが違うが、各ステップの動作そのものは、第1の実施の形態で説明した図2のフローチャートと全く同一の動作である。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第2の実施の形態は、コンピュータ201内で作成した帳票作成プログラム(印刷データ出力部211)から出力される印刷データ112を、別のコンピュータ204内のデータ処理部102で処理を行い、印刷指示部113に出力して、プリンタ103に出力する構成である。このため、帳票作成プログラム(印刷データ出力部211)は、コンピュータ204とは別のオペレーティングシステムのコンピュータ201上に構成されてもよい。例えば、汎用コンピュータ(コンピュータ201)で作成した印刷データをオープンシステムのコンピュータ204に転送し、コンピュータ204上で一連のステップのデータ処理を行い、帳票作成プログラムのロジック通りのレイアウトでオープンシステムのプリンタに出力できる。ホスト系汎用機およびその汎用機上の業務システムをそのまま残し、印刷システムのみをオープン化する場合に適用できる。業務システムロジックはそのままでよいので現状品質を維持し、印刷システムのみを安価なオープン系のサーバシステムに移行できるという効果を有する。
次に、本発明の第3の実施の形態の構成について、図10を参照して説明する。本発明の第3の実施の形態は、ホスト汎用機系で印刷データを作成し、オープン系で印刷データを読み込んで印刷データのデータ処理を行い、別のオープン系で印刷用ソフトウェアを介して印刷する形態である。
図10を参照すると、本発明の第3の実施の形態は、コンピュータ301と、コンピュータ304と、コンピュータ305と、プリンタ103とを備えている。コンピュータ301とコンピュータ304とコンピュータ305とは通信ネットワークで接続されている。
コンピュータ301は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ301は、印刷データ出力部211と、印刷データ出力部211から出力される印刷データ112とを含む。また、印刷データ112をコンピュータ304に送信する送信部(図示せず)を含む。
コンピュータ304は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ304は、データ処理部302を含む。また、コンピュータ301から印刷データ112を受信する受信部(図示せず)を含む。また、印刷レイアウト情報作成部123で作成した印刷レイアウト情報A41およびデータ分解部122で作成した印刷文字データの行レコードA32をコンピュータ305に送信する送信部(図示せず)を含む。
データ処理部302は、印刷データの解析を行うデータ解析部121と、データ分解部122と、印刷レイアウト情報作成部123とを含む。
コンピュータ305は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ305は、印刷ソフトウェア連携部124と、印刷指示部113とを含む。また、コンピュータ304から印刷レイアウト情報A41および印刷文字データの行レコードA32を受信する受信部(図示せず)を含む。
印刷データ出力部211以外の各部は、第1の実施の形態と同等である。
印刷データ出力部211は、印刷データ112を行レコード単位に作成して出力する。印刷データ出力部211は、例えば帳票作成プログラムなどで構成してもよい。ホスト系汎用機システムの帳票作成プログラムでもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。
本発明の第3の実施の形態の動作については、各動作を行う部分を有するコンピュータが違うが、各ステップの動作そのものは、第1の実施の形態で説明した図2のフローチャートと全く同一の動作である。
次に、本発明の第3の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第3の実施の形態は、コンピュータ301内の帳票作成プログラム(印刷データ出力部111)で作成した印刷データ112を、別のコンピュータ304内のデータ処理部302でデータ処理を行い、また別のコンピュータ305の印刷指示部113に出力して、プリンタ103に出力する構成である。このため、帳票作成プログラムとデータ処理部と印刷指示部とは、それぞれ別のオペレーティングシステムのコンピュータでもよい。例えば、汎用コンピュータ(コンピュータ301)で作成した印刷データをオープンシステムのコンピュータ304でデータ処理を行い、プリンタ103と親和性のよい印刷指示部が動作する別のオペレーティングシステムのコンピュータ305から、帳票作成プログラムのロジック通りのレイアウトでプリンタに出力できる。
次に、本発明の第4の実施の形態の構成について、図11を参照して説明する。本発明の第4の実施の形態は、オープン系で印刷データを作成して、印刷データのデータ処理を行い、別のオープン系で印刷用ソフトウェアを介して印刷する形態である。
図11を参照すると、本発明の第4の実施の形態は、コンピュータ401と、コンピュータ402と、プリンタ103とを備えている。コンピュータ401とコンピュータ402とは通信ネットワークで接続されている。
コンピュータ401は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ401は、印刷データ出力部111と、印刷データ出力部111から出力される印刷データ112と、データ処理部302とを含む。また、印刷レイアウト情報作成部123で作成した印刷レイアウト情報A41およびデータ分解部122で作成した印刷文字データの行レコードA32をコンピュータ402に送信する送信部(図示せず)を含む。
データ処理部302は、印刷データの解析を行うデータ解析部121と、データ分解部122と、印刷レイアウト情報作成部123とを含む。
コンピュータ402は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ402は、印刷ソフトウェア連携部124と、印刷指示部113とを含む。また、コンピュータ401から印刷レイアウト情報A41および印刷文字データの行レコードA32を受信する受信部(図示せず)を含む。
上記の各部は、第1の実施の形態と同等である。
次に、本発明の第4の実施の形態の動作について説明する。
本発明の第4の実施の形態の動作については、各動作を行う部分を有するコンピュータが違うが、各ステップの動作そのものは、第1の実施の形態で説明した図2のフローチャートと全く同一の動作である。
次に、本発明の第4の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第4の実施の形態は、コンピュータ401内の帳票作成プログラム(印刷データ出力部111)で作成した印刷データ112を、データ処理部302でデータ処理を行い、別のコンピュータ402の印刷指示部113に出力して、プリンタ103に出力する構成である。このため、帳票作成プログラムおよびデータ処理部と、印刷指示部は、別のオペレーティングシステムのコンピュータでもよい。例えば、オープンシステムのコンピュータ(コンピュータ401)で作成した印刷データ112をデータ処理部302で処理し、プリンタ103と親和性のよい印刷指示部113が動作する別のオペレーティングシステムのコンピュータ402から、帳票作成プログラムのロジック通りのレイアウトでプリンタ103に出力できる。
次に、本発明の第5の実施の形態の構成について、図12を参照して説明する。本発明の第5の実施の形態は、オープン系において、帳票作成ロジックはそのままでオープン系に移行した帳票作成プログラムを用いて印刷データを作成し、印刷データのデータ処理を行うときに、別に作成した基本レイアウト情報を取り込んで印刷データのデータ処理を行い、印刷用ソフトウェアを介して印刷する形態である。
図12を参照すると、本発明の第5の実施の形態は、コンピュータ501と、プリンタ103と、コンピュータ504とを備えている。コンピュータ501とコンピュータ504とは通信ネットワークで接続されている。
コンピュータ501は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ501は、印刷データ出力部111と、印刷データ出力部111から出力される印刷データ112と、データ処理部502と、印刷指示部113とを含む。また、コンピュータ504から基本レイアウト情報531を受信する受信部(図示せず)を含む。
データ処理部502は、印刷データの解析を行うデータ解析部121と、データ分解部122と、印刷レイアウト情報作成部523と、印刷ソフトウェア連携部124とを含む。
コンピュータ504は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、例えばサーバ装置等である。コンピュータ504は、基本レイアウト情報作成部530と、基本レイアウト情報531とを含む。また、基本レイアウト情報531をコンピュータ501に送信する送信部(図示せず)を含む。
印刷レイアウト情報作成部523と、基本レイアウト情報作成部530と、基本レイアウト情報531以外の各部は、第1の実施の形態と同等である。印刷レイアウト情報作成部523と、基本レイアウト情報作成部530と、基本レイアウト情報531は、それぞれ概略つぎのように動作する。
基本レイアウト情報作成部530は、基本となるレイアウト情報(基本レイアウト情報531)を作成する。なお、基本レイアウト情報531は記憶部(図示せず)に格納される。
基本レイアウト情報531は、印刷レイアウト情報作成部523で印刷レイアウト情報を作成するときに参照される情報である。例えば、固定文字情報(見出し文字等)や、表枠組みのような罫線情報(書式オーバレイ情報等)や、印刷行情報(改行間隔情報(y座標情報)等)などが含まれる。
印刷レイアウト情報作成部523は、コンピュータ504から受信した基本レイアウト情報531と、データ分解部122で作成したプリンタコードテーブルA31とから、印刷指示部113に対応した印刷レイアウト情報を作成する。
次に、本発明の第5の実施の形態の動作について説明する。
本発明の第5の実施の形態の動作については、基本レイアウト情報531の作成や、印刷レイアウト情報作成部523で基本レイアウト情報531を使用して印刷レイアウト情報を作成する動作が異なるが、それ以外の各ステップの動作は、第1の実施の形態で説明した図2のフローチャートと同一の動作である。
また、コンピュータ501で示す部分は、第2の実施の形態(図9)、第3の実施の形態(図10)、あるいは第4の実施の形態(図11)で記載したコンピュータの配置でもよい。
更に、図12〜図14を参照して本発明の第5の実施の形態の動作について説明する。
先ず、基本レイアウト情報作成部530は、図13(f)に示す表罫線や見出し文字を基本レイアウト情報531として作成し、記憶部(図示せず)に格納する。図13(g)に、作成された基本レイアウト情報531を示す。
次に、印刷データ出力部111は、図13(a)に示す印刷データ112を作成して出力する。
データ解析部121は、印刷データを解析して、図13(b)に示す内部テーブルを作成する。
データ分解部122は、内部テーブルを読み込んで、図13(c)に示すプリンタコードテーブルと図13(d)に示す印刷文字データの行レコードとに分解する。
印刷レイアウト情報作成部523は、プリンタコードテーブルを読み込んで印刷レイアウト情報(途中版)を作成する。そして、基本レイアウト情報を取得し、取得した基本レイアウト情報と印刷レイアウト情報(途中版)とをマージして、図14(h)に示す印刷レイアウト情報を作成する。
印刷ソフトウェア連携部124は、印刷レイアウト情報作成部523で作成した印刷レイアウト情報と、データ分解部122で作成した印刷文字データの行レコードとを印刷指示部113に送出する。
印刷指示部113は、受け取った印刷レイアウト情報と印刷文字データの行レコードとを元にプリンタ103に印刷指示を出力する。
プリンタ103は、図14(i)に示す印刷イメージのように印刷する。
次に、本発明の第5の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第5の実施の形態は、コンピュータ504の基本レイアウト情報作成部530で作成した基本レイアウト情報531を、コンピュータ501のデータ処理部502の印刷レイアウト情報作成部523で使用する構成である。このため、あらかじめ任意の改行間隔(y座標)情報や罫線情報などを定義しておき、桁位置(x座標)情報や文字サイズ情報などを印刷データから取得することで、より複雑な帳票レイアウトで、かつ、ページごとにプログラムのロジック通りのレイアウトでプリンタに出力できる。
本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷データのレコードの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における内部テーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタコードテーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷文字データの行レコードの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷レイアウト情報の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷イメージの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の動作を説明する図である。 本発明の第5の実施の形態の動作を説明する図である。
符号の説明
101 コンピュータ
102 データ処理部
103 プリンタ
111 印刷データ出力部
112 印刷データ
113 印刷指示部
121 データ解析部
122 データ分解部
123 印刷レイアウト情報作成部
124 印刷ソフトウェア連携部
201 コンピュータ
204 コンピュータ
211 印刷データ出力部
301 コンピュータ
302 データ処理部
304 コンピュータ
305 コンピュータ
401 コンピュータ
402 コンピュータ
501 コンピュータ
502 データ処理部
504 コンピュータ
523 印刷レイアウト情報作成部
530 基本レイアウト情報作成部
531 基本レイアウト情報
A21 内部テーブル
A31 プリンタコードテーブル
A32 印刷文字データの行レコード
A41 印刷レイアウト情報

Claims (12)

  1. 印刷文字データと前記印刷文字データの文字位置を規定するプリンタ制御情報とが混在する印刷データを入力して、入力した前記印刷データに基づいて前記印刷文字データと前記印刷文字データの印字座標を包含する印刷レイアウト情報を作成するデータ処理部と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記座標位置に位置決めして帳票をプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示部、を備えることを特徴とする印刷処理システム。
  2. 文字サイズを規定する前記プリンタ制御情報を包含する前記印刷データから、前記印刷文字データのフォントサイズを包含する前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理部と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記フォントサイズの文字で前記帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示部、を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷処理システム。
  3. 1頁分の前記印刷データから1頁分の前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷処理システム。
  4. 固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報と前記印刷レイアウト情報をマージして、マージ後レイアウト情報を作成する前記データ処理部と、
    前記マージ後レイアウト情報にもとづいて、前記印刷文字データ、前記固定文字情報、前記罫線情報、または/および前記印刷行情報を含む帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示部、を備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷処理システム。
  5. コンピュータが、印刷文字データと前記印刷文字データの文字位置を規定するプリンタ制御情報とが混在する印刷データを入力して、入力した前記印刷データに基づいて前記印刷文字データと前記印刷文字データの印字座標を包含する印刷レイアウト情報を作成するデータ処理工程と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記座標位置に位置決めして帳票をプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示工程、を有することを特徴とする印刷処理方法。
  6. 前記コンピュータが、文字サイズを規定する前記プリンタ制御情報を包含する前記印刷データから、前記印刷文字データのフォントサイズを包含する前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理工程と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記フォントサイズの文字で前記帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示工程、を有することを特徴とする請求項5に記載の印刷処理方法。
  7. 前記コンピュータが、1頁分の前記印刷データから1頁分の前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理工程を有することを特徴とする請求項5または6に記載の印刷処理方法。
  8. 前記コンピュータが、固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報と前記印刷レイアウト情報をマージして、マージ後レイアウト情報を作成する前記データ処理工程と、
    前記マージ後レイアウト情報にもとづいて、前記印刷文字データ、前記固定文字情報、前記罫線情報、または/および前記印刷行情報を含む帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示工程、を有することを特徴とする請求項7に記載の印刷処理方法。
  9. コンピュータに、印刷文字データと前記印刷文字データの文字位置を規定するプリンタ制御情報とが混在する印刷データを入力して、入力した前記印刷データに基づいて前記印刷文字データと前記印刷文字データの印字座標を包含する印刷レイアウト情報を作成するデータ処理処理と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記座標位置に位置決めして帳票をプリンタに印刷する指示を出力する印刷指示処理、を実行させることを特徴とする印刷処理プログラム。
  10. 前記コンピュータに、文字サイズを規定する前記プリンタ制御情報を包含する前記印刷データから、前記印刷文字データのフォントサイズを包含する前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理処理と、
    前記印刷文字データを前記印刷レイアウト情報が包含する前記フォントサイズの文字で前記帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示処理、を実行させることを特徴とする請求項9に記載の印刷処理プログラム。
  11. 前記コンピュータに、1頁分の前記印刷データから1頁分の前記印刷レイアウト情報を作成する前記データ処理処理を実行させることを特徴とする請求項9または10に記載の印刷処理プログラム。
  12. 前記コンピュータに、固定文字情報、罫線情報、または/および印刷行情報を含む基本レイアウト情報と前記印刷レイアウト情報をマージして、マージ後レイアウト情報を作成する前記データ処理処理と、
    前記マージ後レイアウト情報にもとづいて、前記印刷文字データ、前記固定文字情報、前記罫線情報、または/および前記印刷行情報を含む帳票をプリンタに印刷する指示を出力する前記印刷指示処理、を実行させることを特徴とする請求項11に記載の印刷処理プログラム。
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