JP2008242589A - 認証装置および認証方法ならびにそのプログラムと記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザに選択される複数の色情報をユーザごとに記憶し、記憶する色の数より多い複数の色を画面に表示する。そして、画面に表示された色のうちユーザに選択された色情報の入力を受け付け、当該入力を受け付けた色情報と、ユーザの登録により記憶する色情報との組み合わせが一致するか否かを判定し、入力を受け付けた色情報と、記憶する色情報との組み合わせが一致すると判定した場合に認証成功を示す情報を出力する。
【選択図】図1
Description
図1は同実施形態による認証装置の構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は認証装置である。認証装置1は図1で示すように、ユーザが選択する色やその順番の登録を受け付ける選択色登録部11と、その登録された色の情報をユーザごとに記憶する選択色記憶部12と、表示パターンのデータを記憶する表示パターン記憶部13と、表示パターンを画面に表示する表示部14と、画面上の表示パターンにおいて選択された色の情報を受け付ける色受付部15と、選択された色の組み合わせやその順番に基づいて認証処理を行う認証部16とを備えている。
図2は第1の実施形態による表示パターンを示す図である。
この図が示すように第1の実施形態による表示パターンは、4×4の16マスのマトリックス状のパターンであって各マスに異なる色を配置して表示する表示パターンである。例えば、表示パターン記憶部13には、この表示パターンの色のデータが格納されており、表示部14は表示パターン記憶部13から表示パターンに表示する色のデータを読み込んで、各色の表示パターン上の位置をランダムに決定してその表示パターンを端末の画面上に表示する処理を行う。
図4は第1の実施形態による認証装置の処理フローを示す第2の図である。
次に図3、図4を用いて第1の実施形態による認証装置の処理について説明する。
まず認証装置1は例えばインターネットなどの通信回線を介してユーザが利用する端末と接続されている。そして、ユーザは認証装置1に対して選択する色の登録を行う。この時、認証装置1の受付手段1は表示パターンに表示する各色を端末に送信し、端末の画面上に表示パターンを表示する。そして、その表示パターンに表示された色のうちの予め定められた複数(本実施形態においては4つ)の色の選択を受け付ける。例えばユーザがマウスなどの入力装置を操作して画面に表示された表示パターンにおいて、4つの色を選択すると、その情報が端末から認証装置1に送信される。そして、認証装置1の選択色登録部11が選択された色の情報の入力を受け付ける。またこの時、ユーザは端末にICカードやキャッシュカードの番号を入力し、端末がその番号を認証装置1に送信しているものとする。そして色受付部15はICカードやキャッシュカードの番号(カード番号や口座番号)と色情報とを対応付けて選択色記憶部12に格納する。これにより選択色記憶部12は、ユーザに選択される複数の色情報をユーザごとに記憶する。この色の登録はユーザによって認証処理の前に行われている。
図5は第2の実施形態による認証装置の処理フローを示す第1の図である。
図6は第2の実施形態による認証装置の処理フローを示す第2の図である。
第2の実施形態は第1の実施形態において、色の選択の順番が同一であることを認証成功の要件として加えた場合の形態である。この場合、選択色記憶部12には色の情報と選択順番の情報とが対応付けられてユーザごとに記録されている。そして、まず、ユーザが端末を操作して認証装置1に接続すると、認証画面が端末に表示される。そしてその認証画面においてユーザはICカードやキャッシュカードの番号を入力する。すると端末は当該番号を認証装置1に送信し、認証装置1が番号を受信する(ステップS201)。次に、表示部14が表示パターン記憶部13から色の情報を読み取って、各色をランダムに表示した表示パターンを端末に送信し(ステップS202)、当該表示パターンが端末の画面に表示される。
図7は第3の実施形態による表示パターンを示す図である。
第3の実施形態は表示パターンにおいて予め定められた画像を、複数の色で表示した表示パターンを画面に出力する場合の形態である。図7で示すように、人の顔の画像を複数の色で表示した表示パターンを画面に出力することにより、ニーモニック(画像の選択)に見せかけて、色の選択による認証を行うと、どの色を選択したのかを他人に容易に知られることを防ぐことができる。また各画像を、同色を表す2階調で作成すれば、データベースの容量が少なくてすむ。
図8は第4の実施形態による表示パターンを示す図である。
第4の実施形態は表示パターンにおいて各色を表す文字を表示する場合の形態である。図8で示すように、各色を配置した表示パターンに色を表す文字(漢字)を合成して表示することにより、色の判別が難しい色覚障害を持つ人が利用できる認証方法とすることができる。
図9は第5の実施形態による認証装置の構成を示すブロック図である。
図9で示すように本実施形態による認証装置1は、図1で示した認証装置1における表示パターン記憶部13、表示部14、色受付部15、認証部16のみを備え、選択色登録部11と選択色記憶部12をユーザの保持するカード10内に備えるよう構成する。ここで認証装置1はカード10の記憶する情報を読み込む機能を備えているものとする。そして、ユーザはカード10に第1の実施形態や第2の実施形態で説明したように、例えば端末を用いて4つの色を登録しておく。この時、端末がカード10へ出力した4つの色の情報はカード10内の選択色登録部11の処理部が受け付けて、選択色記憶部12に書き込む。
図11は第5の実施形態による認証装置の処理フローを示す第2の図である。
次に図10、図11を用いて第5の実施形態による認証装置の処理について説明する。
まず、ユーザがカードを認証装置1に挿入またはかざすなどして、カード10内の選択色記憶部12に登録した4つの色の情報を認証装置1に読み取らせる。そして認証装置1はカード10から4つの色の情報を読み取り(ステップS301)、当該読み取った色の情報を認証部16に転送する。すると、次に、表示部14が表示パターン記憶部13から色の情報を読み取って、各色をランダムに表示した表示パターンを画面等に出力する(ステップS302)。そして、色受付部15が画面に表示した表示パターンにおいて選択された1つ目の色の情報の入力を受け付ける(ステップS303)。すると認証部16は選択色記憶部12から読み込んだ4つの色の情報と、1つ目に選択された色の情報とを比較して、1つ目に選択された色の情報が、選択色記憶部12から読み込んだ4つの色の情報に含まれるか否かを判定する(ステップS304)。そして、1つ目に選択された色の情報が、選択色記憶部12から読み込んだ4つの色の情報に含まれる場合には、1つ目に選択された色の照合完了を判定し(ステップS305)、次の色の選択まで待機する。また1つ目に選択された色の情報が、選択色記憶部12から読み込んだ4つの色の情報に含まれない場合には、認証失敗を判定し(ステップS315)、認証失敗である旨の情報を端末に送信する。
図12は第6の実施形態による認証装置の構成を示すブロック図である。
図12で示すように本実施形態による認証装置1はICカードなどのカード10内部に認証機能が備えられた認証装置であって、図1で示した認証装置1における選択色登録部11、選択色記憶部12、表示パターン記憶部13、認証部16を備えている。また、例えば端末100などが図1で示した認証装置1の表示部14、色受付部15と、さらに認証結果表示部17を備える。そして認証装置の機能を備えたカード10が認証を行って、端末100にその認証結果等の情報が表示される。ここで端末100はカード10の記憶する情報を読み込む機能を備えているものとする。そして、ユーザはカード10に第1の実施形態や第2の実施形態で説明したように、例えば端末100などを用いて4つの色を登録しておく。この時、端末100がカード10へ出力した4つの色の情報はカード10内の選択色登録部11の処理部が受け付けて、選択色記憶部12に書き込む。
次に図13を用いて第6の実施形態による認証装置の処理について説明する。
まず、ユーザがカード10を端末100に挿入またはかざすなどして、カード10内の選択色記憶部12に登録されている情報を認証装置1に読み取らせる。すると端末100の表示部14がカード10内の表示パターン記憶部13から色の情報を読み取って、各色をランダムに表示した表示パターンを画面等に出力する(ステップS401)。そして、色受付部15が画面に表示した表示パターンにおいて選択された4つの色の情報の入力を受け付ける(ステップS402)。端末2の色受付部15は選択を受けた4つの色の情報をデータ変換して(ステップS403)、カード10へ送信する(ステップS404)。
11・・・選択色登録部
12・・・選択色記憶部
13・・・表示パターン記憶部
14・・・表示部
15・・・色受付部
16・・・認証部
17・・・認証結果表示部
Claims (8)
- ユーザに選択される複数の色情報をユーザごとに記憶する選択色記憶手段と、
前記記憶する色の数より多い複数の色を画面に表示する色表示手段と、
前記画面に表示された色のうち前記ユーザに選択された色情報の入力を受け付ける色情報受付手段と、
前記入力を受け付けた色情報と、前記選択色記憶手段の記憶する色情報との組み合わせが一致するか否かを判定し、前記入力を受け付けた色情報と、前記選択色記憶手段の記憶する色情報との組み合わせが一致すると判定した場合に認証成功を示す情報を出力する認証手段と、
を備えることを特徴とする認証装置。 - 前記選択色記憶手段は前記複数の色情報とそれら色情報の選択順番とを対応付けて記憶し、
前記認証手段は、前記入力を受け付けた色情報とその選択順番とが、前記記憶する色情報とその選択順番の対応関係と一致する場合に認証成功を示す情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。 - 前記色表示手段は、前記記憶する色の数より多い複数の色を前記画面に表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の認証装置。 - 認証装置における認証方法であって、
前記認証装置の選択色記憶手段が、ユーザに選択される複数の色情報をユーザごとに記憶し、
前記認証装置の色表示手段が、前記記憶する色の数より多い複数の色を画面に表示し、
前記認証装置の色情報受付手段が、前記画面に表示された色のうち前記ユーザに選択された色情報の入力を受け付け、
前記認証装置の認証手段が、前記入力を受け付けた色情報と、前記選択色記憶手段の記憶する色情報との組み合わせが一致するか否かを判定し、前記入力を受け付けた色情報と、前記選択色記憶手段の記憶する色情報との組み合わせが一致すると判定した場合に認証成功を示す情報を出力する
ことを特徴とする認証方法。 - 前記認証装置の選択色記憶手段は、前記複数の色情報とそれら色情報の選択順番とを対応付けて記憶し、
前記認証装置の認証手段は、前記入力を受け付けた色情報とその選択順番とが、前記記憶する色情報とその選択順番の対応関係と一致する場合に認証成功を示す情報を出力する
ことを特徴とする請求項4に記載の認証方法。 - 前記認証装置の前記色表示手段は、前記記憶する色の数より多い複数の色を前記画面に表示する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の認証方法。 - 前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の認証装置として、コンピュータを機能させるための認証プログラム。
- 前記請求項7の認証プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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