JP2008242458A - 液晶ディスプレイ装置を駆動する方法、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム、およびコンピュータ・プログラム製品 - Google Patents

液晶ディスプレイ装置を駆動する方法、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム、およびコンピュータ・プログラム製品 Download PDF

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Abstract

【課題】温度適応オーバドライブ方法、システムおよび装置。
【解決手段】温度変動を補正するためにLCD装置内の液晶に対しオーバドライブ・パラ
メータを計算する方法およびシステム。システムの例は液晶付近の周囲温度を測定する温
度センサおよび複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表を格納するメモ
リを含む。各オーバドライブ・パラメータは先行フレームおよび現行フレーム間のグレー
レベル遷移に対応し、基準温度でのグレーレベル遷移に望ましい応答時間を達成するため
に液晶が駆動されるレベルを表す。プロセッサがルックアップ表から適当なオーバドライ
ブ・パラメータを抽出し、測定周囲温度および基準温度間の差を調節する適応オーバドラ
イブ・パラメータを計算する。
【選択図】図3

Description

本発明は一般的に表示装置を駆動する方法および装置に関する。より具体的に、本発明
は液晶ディスプレイの応答速度を向上させる方法およびシステムに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)はフラット・パネル型テレビ、コンピュータ画面、携帯電
話ディスプレイ等々など、多数の製品に幅広く使用されている。液晶に共通する欠点の1
つは急速に変わる画像に対し迅速かつ一貫して応答できないことである。液晶の応答速度
は遅いこともあり、液晶により実現される開始および目標グレーレベルにより変わり得る
。この遅い応答は粗悪なビデオ画質をもたらし得る。
液晶の応答の遅さを補正するために、1つの手法はフレーム遷移の際、ピクセルの変化
に増幅定数、または「オーバドライブ」電圧、を適用する。これにより目標フレームに到
達するために必要とする時間を調節し、よってLCDパネルの動画質を向上させ、動きの
ぶれを低減する。
この手法では、各種の異なった開始グレーレベルおよび目標グレーレベルに対応するオ
ーバドライブ・レベルのルックアップ表が作成される。選考フレームの開始グレーレベル
および現行フレームの目標グレーレベルに対応するオーバドライブ・パラメータがルック
アップ表から取り出される。この取り出されたオーバドライブ・パラメータは次に液晶が
適切な応答時間を実現すべく液晶に適用される。
米国特許出願公開第2001/0043205号明細書
液晶の応答時間は周囲温度により変化するので適切なオーバドライブ・パラメータを選
ぶのは難しいこともある。従って単独のルックアップ表に格納されるオーバドライブ・パ
ラメータは単独の周囲温度においてのみ有効である。モバイルの表示パネルは比較的幅広
い温度変動に晒されるので、温度変動は特に問題となる。
この問題に対する1つの解決法は異なった温度設定で較正されたオーバドライブ・デー
タを複数のルックアップ表に格納することである。各ルックアップ表は異なった温度環境
において液晶の正確なかつ信頼性のある応答時間を達成するために、異なった温度設定に
対し較正される。しかし、この解決法はオーバドライブ・プロセスが必要とするメモリ帯
域幅を必然的に増加させ、それによりオーバドライブ装置のメモリ・コストを押し上げる
。この方法はリソースが限定されるシステムで稼動するアプリケーションに対し実現可能
でないかもしれない。
本明細書で主張される要旨は不都合を解決するか、または上述のような環境においての
み作動するような実施形態に限定されるものではない。逆に、本背景は本明細書で説明さ
れるいくつかの実施形態が実施され得る1つの代表的な技術分野を例示するためにのみ提
供される。
本発明の実施形態の一例はLCD装置を駆動させる際の温度変動を補正する方法に向け
られる。例示される方法を実施する際、単独の基準温度で計算された複数の「オーバドラ
イブ」パラメータを含む単独の基準ルックアップ表を用いることができる。オーバドライ
ブ・パラメータは第1フレーム(すなわち開始グレーレベル)および第2フレーム(すな
わち目標グレーレベル)間の各種の異なったグレーレベル遷移に対する望ましい応答時間
を達成するために液晶を駆動すべきレベルを表す。
例示的な一実施形態で、液晶付近の周囲温度が測定される。液晶の開始レベルに対応す
るオーバドライブ・パラメータおよび液晶の目標グレーレベルが次にルックアップ表から
抽出される。温度適応アルゴリズムが抽出されたオーバドライブ・パラメータに適用され
、「適応オーバドライブ・パラメータ」が決定される。この適応オーバドライブ・パラメ
ータは測定された周囲温度と基準温度との差を調節する。次に適応オーバドライブ・パラ
メータを用いてLCDを駆動し、望ましい応答を達成する。この方法の一利点は単独のル
ックアップ表だけしか必要としないことである。これにより異なった基準温度で較正され
る複数のルックアップ表により必要となる余分なコストと効率の悪さが排除される。
この一般的な方法の変形も例示される。例えば別の実施形態で、液晶付近の周囲温度が
測定され、複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表からオーバドライブ
・パラメータが抽出される。上述のように単独のルックアップ表を用いることもできるが
、別の方法においてルックアップ表は各々異なった基準温度で較正される2つ以上のルッ
クアップ表から選ぶことができる。選ばれたルックアップ表は例えば基準温度が測定周囲
温度に最も近い表であることができる。ルックアップ表から抽出されたオーバドライブ・
パラメータに温度適応アルゴリズムを適用して適応オーバドライブ・パラメータを計算す
ることができる。
温度適応アルゴリズムは例えば測定周囲温度、基準温度、開始グレーレベル、および目標
グレーレベルを含むいくつかの係数の関数であることができる。これにより、適応アルゴ
リズムは測定周囲温度とオーバドライブ・パラメータを提供するために用いられたルック
アップ表の基準温度との間に存在し得る差異を考慮に入れる。
本発明の例示される実施形態はさらにLCD装置内の温度変動を補正するよう構成され
るシステムに向けられる。システムの一例において、周囲温度を測定する温度センサが液
晶付近に提供される。メモリを用いて複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックア
ップ表を格納する。ルックアップ表内の各オーバドライブ・パラメータは先行フレームと
現行フレームとの間のグレーレベル遷移に対応し、ある基準温度におけるグレーレベル遷
移に望ましい応答時間を達成するために液晶が駆動されるべきレベルを表す。ルックアッ
プ表からプロセッサが先行フレームと現行フレームとの間のグレーレベル遷移に対応する
オーバドライブ・パラメータを抽出する。次に、プロセッサは測定周囲温度と基準温度と
の間の差異を調節する適応オーバドライブ・パラメータを計算する。得られる適応オーバ
ドライブ・パラメータは異なった基準温度で較正される複数のルックアップ表を必要とせ
ず望ましい応答時間を達成し、それにより過度のメモリ容量の必要が低減される。
本発明の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、周囲温度を特定することと、複数の
オーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表からオーバドライブ・パラメータを抽
出することで、各オーバドライブ・パラメータは第1フレームおよび第2フレーム間のグ
レーレベル遷移に対応し、グレーレベル遷移に対し望ましい応答時間を達成するために液
晶が駆動されるレベルを表すことと、温度適応アルゴリズムをルックアップ表から抽出さ
れたオーバドライブ・パラメータに適用し、特定周囲温度および抽出されたオーバドライ
ブ・パラメータが較正される基準温度間の差に対し調節する適応オーバドライブ・パラメ
ータを決定することと、を含むことをその要旨とする。
本発明の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、温度適応アルゴリズムにより決定さ
れた適応オーバドライブ・パラメータは特定周囲温度で較正されたオーバドライブ・パラ
メータに近似することをその要旨とする。
本発明の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、温度適応アルゴリズムは線形パラメ
トリック・サーフェス・モデルを利用することをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、温度適応アルゴリズムにより決定
された適応オーバドライブ・パラメータは得られたグレーレベル遷移エラーの約95%を
超えて「最小弁別値」(JND)の閾値未満に維持する応答時間を達成することをその要
旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、ルックアップ表は複数の開始グレ
ーレベルを複数の目標グレーレベルにマップすること含み、各オーバドライブ・パラメー
タは1つの開始グレーレベルおよび1つの目標グレーレベル間のグレーレベル変動に対応
し、開始グレーレベルおよび目標グレーレベルはゼロ(0)と1の間で正規化されること
をその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、温度適応アルゴリズムは適応オー
バドライブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(1)、
Figure 2008242458
に従い計算し、式(1)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよび目標グレーレ
ベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、D(i,j)は
特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであることをその要旨とす
る。
本発明の、液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、温度適応アルゴリズムはさらにD
(i,j)を次の式(2)、
Figure 2008242458
に従い計算し、式(2)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは定数、T0は基
準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレベルiおよび目
標グレーレベルjの関数であることをその要旨とする。
本発明の、D(i,j)の計算はさらに、
Figure 2008242458
式(3)を含み、
式(3)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
Figure 2008242458
式(4)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ装置を駆動する方法は、k1、k2、k3、k4、αrおよび
αfは各々独自の液晶ディスプレイ装置に対しカスタム化でき、温度適応アルゴリズムと
、各温度における較正を用いて得られた実際のルックアップ表との間のエラーを最小化す
ることにより決定されることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、周囲温度を測定する
よう構成される温度センサと、複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表
を格納するよう構成されるメモリで、各オーバドライブ・パラメータは先行フレームおよ
び後続フレーム間のグレーレベル遷移に対応し、グレーレベル遷移に対し望ましい応答時
間を達成するために液晶が駆動されるレベルを表し、ルックアップ表のオーバドライブ・
パラメータは基準温度で較正されるメモリと、ルックアップ表から先行フレームおよび後
続フレーム間のグレーレベル遷移に対応するオーバドライブ・パラメータを抽出するよう
構成され、さらに測定周囲温度および抽出されたオーバドライブ・パラメータが較正され
る基準温度間の差を調節する適応オーバドライブ・パラメータを計算するよう構成される
プロセッサと、を含むことをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、さらに、ビデオ信号
を赤・青・緑(RGB)から輝度・帯域・クロミナンス(YUV)の色空間に変換するよ
う構成される第1変換モジュールで、プロセッサの入力に連結される入力を有する第1変
換モジュールと、ビデオ信号をYUVからRGBの色空間に変換するよう構成される第2
変換モジュールで、プロセッサの出力に連結される入力を有する第2変換モジュールと、
を含むことをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、さらに、第2変換モ
ジュールの出力を表示するよう構成される液晶ディスプレイを含むことをその要旨とする
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、プロセッサはさらに
適応オーバドライブ・パラメータを計算するために必要とする演算の数を最小化するプロ
セッサ最適化実施を用いるよう構成されることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、プロセッサはさらに
ルックアップ表のデータを補間することによりプロセッサが使用するメモリ帯域を最小化
するメモリ最適化実施を用いるよう構成されることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、ルックアップ表は複
数の開始グレーレベルを複数の目標グレーレベルにマップすること含み、各オーバドライ
ブ・パラメータは1つの開始グレーレベルおよび1つの目標グレーレベル間のグレーレベ
ル変動に対応し、開始グレーレベルおよび目標グレーレベルはゼロ(0)と1の間で正規
化されることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、プロセッサはさらに
適応オーバドライブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(5)、
Figure 2008242458
に従い計算するよう構成され、式(5)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよ
び目標グレーレベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、
D(i,j)は特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであること
をその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、プロセッサはさらに
D(i,j)を次の式(6)、
Figure 2008242458
に従い計算するよう構成され、式(6)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは
定数、T0は基準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレ
ベルiおよび目標グレーレベルjの関数であることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムは、D(i,j)の計算
はさらに、
Figure 2008242458
式(7)を含み、
式(7)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
Figure 2008242458
式(8)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることをその要旨とする。
本発明の、液晶ディスプレイ内の1つ以上の液晶に適用されるオーバドライブ・パラメ
ータを決定するためのオーバドライブ・モジュールにおいて、温度変動を補正するための
オーバドライブ・パラメータを決定する方法を実施するよう構成されるコンピュータ・プ
ログラム製品は、コンピュータ・プログラム製品はプロセッサにより実行されるとオーバ
ドライブ・モジュールに、周囲温度を得させ、複数のオーバドライブ・パラメータを含む
ルックアップ表からオーバドライブ・パラメータを抽出させ、各オーバドライブ・パラメ
ータは第1フレームおよび第2フレーム間のグレーレベル遷移に対応し、グレーレベル遷
移に対し望ましい応答時間を達成するために液晶が駆動されるレベルを表し、ルックアッ
プ表のオーバドライブ・パラメータは基準温度で較正され、温度適応アルゴリズムをルッ
クアップ表から抽出されたオーバドライブ・パラメータに適用して適応オーバドライブ・
パラメータを決定させ、温度適応アルゴリズムは少なくとも周囲温度、基準温度、開始グ
レーレベル、および目標グレーレベルの関数であること、を実施させるコンピュータ実行
可能な命令を格納する1つ以上のコンピュータ読み取り可能な媒体含むことをその要旨と
する。
本発明のコンピュータ・プログラム製品は、さらに、実行されると、各々異なった基準
温度で較正され各々複数のオーバドライブ・パラメータを有する複数のルックアップ表を
特定し、周囲温度に関係する温度で較正されるルックアップ表を選択する、命令を含むこ
とをその要旨とする。
本発明のコンピュータ・プログラム製品は、温度適応アルゴリズムは適応オーバドライ
ブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(9)、
Figure 2008242458
に従い計算し、式(9)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよび目標グレーレ
ベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、D(i,j)は
特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであることをその要旨とす
る。
本発明のコンピュータ・プログラム製品は、温度適応アルゴリズムはさらにD(i,j
)を次の式(10)、
Figure 2008242458
に従い計算し、式(10)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは定数、T0は
基準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレベルiおよび
目標グレーレベルjの関数であることをその要旨とする。
本発明のコンピュータ・プログラム製品は、D(i,j)の計算はさらに、
Figure 2008242458
式(11)を含み、
式(11)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
Figure 2008242458
式(12)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることをその要旨とする。
以下に続く説明においてさらなる特長が記述され、一部説明により明らかになり、また
は本明細書における教示の実施により学ぶことができる。発明の特長は特に添付特許請求
の範囲で指摘される手段および組み合わせにより実現し、求められる。本発明の特長は以
下の説明および添付特許請求の範囲からより明らかになり、または以下に記述される発明
の実施により学ぶことができる。
本発明の特長をさらに明確にするために、添付図面に図示される具体的な実施形態を参
照して発明のより具体的な説明が提供される。これらの図面は発明の実施形態の例を描写
するだけであり、従って発明の犯意を限定するとはみなされないことが理解されよう。発
明は添付図面を用いることによりさらに具体的にかつ詳細に記述され説明される。
以下の好ましい実施形態の詳細な説明において、本明細書の一部をなし、発明を実施で
きる具体的な実施形態を例示する添付図面が参照される。本発明の範囲から逸脱すること
なく他の実施形態を利用し、構造上の変更をなし得ることが理解されよう。
本発明の実施形態例はオーバドライブ・パラメータのルックアップ表から液晶に適用さ
れるオーバドライブ・パラメータを計算するための温度適応アルゴリズムに関する。本明
細書に説明される温度適応アルゴリズムは1つだけのルックアップ表を用いて広範囲な温
度に対しオーバドライブ・パラメータを計算することができる。1つだけのルックアップ
表を用いることにより、メモリ帯域幅が節約され、それによりオーバドライブ・パラメー
タを計算するために用いられるオーバドライブ装置のメモリ・コストが削減する。開示さ
れる実施形態は1つだけルックアップ表を用いることができると説明されるが、これらの
概念は複数のルックアップ表を用いるシステムにおいても同様に適用できることが理解さ
れよう。
前述のとおり、液晶の応答時間は一貫していないこともあり、しばしば1フレームの期
間より遅く、LCDにより呈される像がぶれることがある。オーバドライブ・コントロー
ラがしばしば用いられ、液晶に電圧を印加することによりLCD装置における液晶の応答
時間を向上させる。各液晶の応答時間は先行フレーム中に液晶が実現したグレーレベルと
現行フレーム中に液晶が実現すべきグレーレベルによって変わり得る。応答時間の差異を
補正するために、オーバドライブ・コントローラは通常グレーレベルの開始値と目標値の
各種組み合わせに対する複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表からオ
ーバドライブ・パラメータを抽出する。
正確なオーバドライブ・パラメータを計算することは液晶の応答時間がLCD装置の周
囲温度に基づき変化するという事実により複雑になっている。従って、LCD装置により
表示される像の明瞭さを確保するために、オーバドライブ・パラメータは温度の変動を補
正するよう調節されなければならない。図1(a)〜図1(d)は10℃、25℃、およ
び40℃で測定されたLCDテスト・パネル例の輝度応答波形を示す。この例の波形6−
タップのウェーブレット・ノイズ除去フィルタで処理され、0と1の間で正規化されてい
る。各図の3つの応答曲線は同じオーバドライブ・パラメータを用いて3つの異なった温
度で液晶を駆動することに由来する。
図1(a)はグレーレベル開始値がゼロでグレーレベル目標値が255である液晶の正
規化黒−白応答を図示し、図1(b)はグレーレベル開始値が255でグレーレベル目標
値がゼロである液晶の正規化白−黒応答を図示する。グレーレベル開始値は現行フレーム
の液晶グレーレベルを指し、グレーレベル目標値は次に生成されるフレームの液晶グレー
レベルを指す。図1(a)および図1(b)は応答挙動の変化が25℃と40℃との間で
は比較的小さいのに対し、10℃において遷移時間が目に見えて増加することを示す。言
い換えれば、ディスプレイは温度が10℃から25℃に上昇する間かなり敏感になり、温
度が25℃から40℃に上昇する間わずかしか速くならない。
図1(c)はグレーレベル開始値が95でグレーレベル目標値が223である液晶の正
規化グレー−グレー応答を図示し、図1(d)はグレーレベル開始値が223でグレーレ
ベル目標値が95である液晶の正規化グレー−グレー応答を図示する。図1(a)および
図1(b)と比べると、グレー−グレー遷移について応答挙動の変化は温度範囲にわたり
より均一に分布されている。応答は温度が10℃から25℃へ、さらには25℃から40
℃へ変化するにつれ次第に速くなる。
図2(a)〜図2(d)は液晶の例における正しい応答時間を得るために用いられるオ
ーバドライブ・パラメータに対し温度変動がどのように影響し得るかの例を提供する。特
に図2(a)および図2(b)は温度が第1温度から第2温度に変化する時に較正された
オーバドライブ・パラメータ各々が経る変化の量を示す表である。図2(a)および図2
(b)はグレーレベル開始値204の範囲とグレーレベル目標値202の範囲を含む。グ
レー開始レベル204およびグレー目標レベル202の各組み合わせにつきそのグレーレ
ベル変動に対し正しい応答時間を提供するように較正されるオーバドライブ・パラメータ
が通常割り当てられる。図2(a)および図2(b)は実際のオーバドライブ・パラメー
タ自体を示すのではなく、周囲温度が変化するにつれ各オーバドライブ・パラメータが経
る変化の量を示している。図2(a)〜図2(d)に図示される例は30Hzのフレーム
率を用いている。
具体的に、図2(a)は周囲温度が40℃から10℃に変化するにつれオーバドライブ
・パラメータ208が経る変化の量を示す。例えば、グレーレベル開始値が95でグレー
レベル目標値が223の液晶は周囲温度が40℃から10℃に変化するにつれ+5の変化
が起こる。
図2(b)は周囲温度が40℃から25℃に変化するにつれオーバドライブ・パラメー
タ208が経る変化の量を示す。例えば、グレーレベル開始値が95でグレーレベル目標
値が223の液晶は周囲温度が40℃から25℃に変化するにつれ+2の変化が起こる。
図2(c)および図2(d)はある基準温度で較正されるルックアップ表を用いて異な
った周囲温度で動作する液晶をオーバドライブする場合に導入される目標輝度の推定エラ
ーを含む表である。具体的に、図2(c)は25℃で較正されたオーバドライブ・パラメ
ータのルックアップ表を周囲温度が10℃で動作する液晶に対し用いた場合に導入される
グレーレベル遷移の推定エラーを含む表を示す。図2(c)に示すように、40℃で較正
されたルックアップ表を10℃で用いた場合の最大推定エラーは±10で平均エラーは3
.47である。図2(d)は40℃で較正されたオーバドライブ・パラメータのルックア
ップ表を周囲温度が10℃で動作する液晶に対し用いた場合に導入されるグレーレベル遷
移の推定エラーを含む表を示す。図2(c)に示すように、25℃で較正されたルックア
ップ表を10℃で用いた場合の最大推定エラーは±7で平均エラーは2.19である。
図2(a)〜図2(d)に示されるように、あるグレーレベル遷移について、目標レベ
ルに到達するために必要なオーバドライブの量は温度が40℃から10℃に下がるにつれ
一般的に増える。この観察は図1(a)〜図1(d)に図示される応答時間のグラフと一
貫している。図2(a)および図2(b)はさらに温度変化は一般的に較正されたオーバ
ドライブ・レベルに対し単調化効果があり、グレーレベル遷移が輝度スペクトルの端に近
づくにつれより大きい変動が観察される。
前述のとおり、温度変動を補正するための従来の方法の1つは異なった温度設定に対し
複数のルックアップ表を較正し格納することである。しかし、これはオーバドライブ・プ
ロセスが必要とするメモリ帯域幅を必然的に増やすことになる。限定されたリソースで稼
動する末端アプリケーションにとって、この方法は実現可能でないかもしれない。複数の
ルックアップ表を格納する代わりに、本発明の開示される実施形態は単独の基準ルックア
ップ表から任意の周囲温度においてオーバドライブ・パラメータを推定する手法を利用す
る。
次に図3を見ると、オーバドライブ・モジュールの一例が図示され、オーバドライブ・
モジュール300で一般的に特定される。図示されるオーバドライブ・モジュール300
は単独のルックアップ表を用いてある周囲温度に対しカスタマイズされたオーバドライブ
・パラメータを決定する。オーバドライブ・モジュール300は赤・青・緑(RGB)か
ら輝度・帯域・クロミナンス(YUV)へのRGB→YUVコンバータ306、プロセッ
サ308、YUVからRGBへのYUV→RGBコンバータ310、フレーム・メモリ3
02、およびルックアップ表メモリ304を含む。プロセッサ308は温度センサ312
から周囲温度測定を受信する。
RGBからYUVへのRGB→YUVコンバータ306はRGBコンポーネント・ビデ
オ信号を受信し、RGBコンポーネント信号をYUV色空間に転換する。プロセッサ30
8はYUV信号を受信し、液晶の望ましい応答時間が達成されるよう適切なオーバドライ
ブ・パラメータを計算する。オーバドライブ・パラメータを計算するために、プロセッサ
308はフレーム・メモリ302およびルックアップ表メモリ304に格納されたデータ
を利用する。液晶の応答時間は温度に依存するので、プロセッサ308は温度変動を補正
するために温度センサ312からの温度測定も受信する。オーバドライブ・パラメータが
計算される温度適応オーバドライブ手法の一例を以下に詳細に説明する。
フレーム・メモリ302は少なくとも先行フレームおよび現行フレームのグレーレベル
・データを格納することができる。ルックアップ表メモリ304はさらに詳細に後述され
るように、基準温度で較正されたオーバドライブ・パラメータを含む少なくとも1つのル
ックアップ表を格納する。フレーム・メモリ302およびルックアップ表メモリ304は
2つの異なったメモリ・デバイスに分かれているように図示されるが、フレーム・データ
およびルックアップ表データは1つの記憶装置に格納することもできる。同様に、フレー
ム・メモリ302、ルックアップ表メモリ304、およびプロセッサ308も1つのデバ
イスに統合することができる。
温度適応オーバドライブの計算手法を用いて適切なオーバドライブ・パラメータを決定
した後、プロセッサ308はオーバドライブされたYUV信号をYUVからRGBへのY
UV→RGBコンバータ310に出力し、後者はYUV信号をRGBコンポーネント信号
に転換する。RGBフレームは次にLCDパネルに送信され表示される。通常の当業者で
あれば理解するように、RGBからYUVへのRGB→YUVコンバータ306およびY
UVからRGBへのYUV→RGBコンバータ310はすべての装置に必要ではないかも
しれない。LCD装置によってはS−ビデオ、色調・彩度・明度(HSL)、色調・彩度
・値(HSV)等々などの他のビデオ・フォーマットを用い、その場合他種のコンバータ
を用いることができる。
図示されるオーバドライブ・モジュール300は単独のルックアップ表に基づき広範囲
の温度に対しオーバドライブ・パラメータを決定することができる。ルックアップ表メモ
リ304に格納されるルックアップ表は既知の基準温度において較正される。言い換えれ
ば、単独のルックアップ表内に格納されるオーバドライブ・パラメータを用いて基準温度
において液晶の望ましい応答時間を達成することができる。プロセッサ308はあるグレ
ーレベル開始値およびグレーレベル目標値に対するオーバドライブ・パラメータを抽出す
る。プロセッサ308は次に基準温度と温度センサ312により測定される実際の周囲温
度との差を考慮に入れた調節オーバドライブ・パラメータを計算するために抽出されたオ
ーバドライブ・パラメータに温度適応アルゴリズムを適用する。グレーレベル開始および
目標値、周囲温度、単独ルックアップ表の基準温度、LCDディスプレイの固有の特性、
等々を含み、1つ以上の要素を調節オーバドライブ・パラメータ計算に考慮することがで
きる。
プロセッサ308はオーバドライブ・パラメータの計算を最適化するために各種の手法
を用いることができる。例えば一実施形態で、プロセッサ308はプロセッサ最適化実施
手法を利用する。プロセッサ最適化実施手法はオーバドライブ計算を完了するのに必要な
演算数を最小化する。あるいは、プロセッサ308はメモリ最適化実施手法を利用してオ
ーバドライブ・モジュールにより用いられるメモリ帯域幅を最小化することができる。例
えば、ルックアップ表のオーバドライブ・データはメモリ利用を最小化するために補間す
ることができる。
単独のルックアップ表から調節オーバドライブ・パラメータを決定するために用いられ
る公式および手法の実施形態例を次に説明する。以下に提供される例に加え、単独の基準
ルックアップ表からオーバドライブ・パラメータを計算するために本発明の範囲に含まれ
るさらに多くの手法および公式を用いることができる。
図4に図示される一実施形態で、基準ルックアップ表のグレーレベル開始値および目標
値は後の計算を簡略化するためにゼロから1の間で正規化される。例えば、典型的な液晶
は256の別個のグレーレベル値(すなわち0〜255)を割り当てられるかもしれない
。図4に示されるように、正規化座標は開始グレーレベルGSから目標グレーレベルGT
までのグレーレベル遷移を含むことができ、ここで(i,j)∈[0,1]、GS=i×
255、およびGT=j×255である。正規化ルックアップ表の使用は必ずしも必要な
く、正規化ルックアップ表が用いられない場合以下に説明される手法および公式は変更す
ることができる。
一実施形態で、プロセッサ308は基準温度T0と周囲温度T1との差を補正するオー
バドライブ・パラメータを計算する。温度適応オーバドライブ・アルゴリズムは線形パラ
メトリック・サーフェス・モデルに基づくことができる。例えば、オーバドライブ・パラ
メータMT1(i,j)は次の方程式に従い計算することができる。
Figure 2008242458
T0(i,j)は基準温度T0で較正された単独のルックアップ表から抽出されたオー
バドライブ・パラメータである。抽出されたオーバドライブ・パラメータは開始グレーレ
ベルiおよび目標グレーレベルjに対応する。D(i,j)は測定された周囲温度と基準
温度との差を補正する補正パラメータである。測定温度における差を補正するよう、補正
パラメータD(i,j)はさまざまな方法で計算することができる。
例えば一実施形態で、補正パラメータD(i,j)はプロセッサ308により次の方程
式に従い計算される。
Figure 2008242458
α、T0およびT1は度で測定され、αは定数、T0は基準温度を表し、T1は測定温
度を表す。言い換えれば、D(i,j)は基準温度および測定温度間の温度差を明らかに
するオフセットである。定数αは結果として得られるオーバドライブ・パラメータと測定
温度に対し較正されたオーバドライブ・パラメータとの差異を最小化するように設定する
ことができる。さらに、定数αはLCDディスプレイ各々で異なることができる。
別の実施形態で、補正パラメータD(i,j)はさらに開始グレーレベルおよび目標グ
レーレベルを考慮に入れる。例えば、D(i,j)はプロセッサ308により次の方程式
に従い計算することができる。
Figure 2008242458
得られるオーバドライブ・パラメータと測定周囲温度において較正されたオーバドライ
ブ・パラメータとの間のエラーを最小化するためにより正確な補正パラメータD(i,j
)を得るよう、f(i,j)は開始グレーレベルiおよび目標グレーレベルj双方を考慮
に入れる多数の関数を含むことができる。
例えば一実施形態で、D(i,j)はプロセッサ308により次の方程式に従い計算さ
れる。
Figure 2008242458
式(16)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
Figure 2008242458
式(17)中のαrおよびαfは度で測定される定数である。
従って、開始グレーレベル値iが目標グレーレベルj未満である場合、式(1)が用い
られ、目標グレーレベルjが開始グレーレベル値i未満である場合、式(2)が用いられ
る。αr、αf、k1、k2、k3およびk4の値は式(1)で予測されるルックアップ表と測
定温度T1における較正を用いて得られた実際の表との間の全般的なエラーを最小化する
ことにより決定できる。一例で、薄膜トランジスタ(TFT)クオーター・ビデオ・グラ
フィックス・アレイ(QVGA)LCDのテスト・パネルの推定パラメータ値はαr=0
.3、αf=−0.2、k1=1.5、k2=0.8、k3=7.25およびk4=−0.5
5である。
上述の手法を用いてD(i,j)を計算するとすべてのグレーレベル開始値および目標
値、ならびに一定範囲内のすべての温度についてオーバドライブ・パラメータを推定する
のに用いることのできる補正パラメータが得られる。得られた補正パラメータD(i,j
)は図2(a)および図2(b)に図示される値と実質的に類似しているオーバドライブ
・パラメータのオフセットを提供する。言い換えれば、基準温度40℃を有する単独のル
ックアップ表を用い、10℃において補正パラメータD(i,j)を計算した場合、得ら
れる補正パラメータは図2(a)に図示されるように、周囲温度が40℃から10℃に変
化するにつれオーバドライブ・パラメータ206が受ける変化の量に実質的に類似してい
る。
本明細書で説明される開示実施形態を用い、基準温度において較正された単独のルック
アップ表を用いてオーバドライブ・パラメータを計算すると、グレーレベル遷移エラーは
「最小弁別値」(JND)認知度閾値未満のレベルに低減することができる。JNDは画
像符号化および透かしにおいて最低認知度閾値を定義するのに一般的に用いられる尺度で
、それ未満であると画像強度のエラーは感知できないとみなされる。特に、ウェーバーの
法則はJNDと背景輝度との間の比率はΔL=kLと書くことができると述べ、ここでΔ
Lは強度の差、Lは背景輝度で、kは約0.02の定数である。
kの値は極端な輝度値においてウェーバーの法則から逸脱することが見出されている。
常に一定である代わりに、kは暗いか、または明るい輝度状態において指数関数的に増加
する。図5に典型的なエラー認知度曲線502を示す。目標限界エラーをエラー認知度曲
線502未満に維持することにより、普通のユーザは画像強度におけるエラーを感知する
ことができない。
表500はさらに40℃で較正されるオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ
表を温度差に対し何ら補正を実施せずに10℃の周囲温度を有するLCDディスプレイに
対し用いられた場合に生じる最大推定目標輝度エラー504を描いている。生じた目標輝
度エラー504は通常エラー認知度曲線502を超える。表500にはさらに本明細書に
開示される温度適用オーバドライブ手法を用いて基準温度で較正される単独のルックアッ
プ表からオーバドライブ・パラメータを計算した場合に生じる最大推定目標輝度エラー5
06が描かれる。本明細書で開示されるような温度適応オーバドライブ手法を用いて得た
目標輝度エラー506は殆どの場合502のエラー認知度曲線未満に維持される。本明細
書で説明される単独ルックアップ表の温度適応オーバドライブ手法を用いて温度変化につ
いて補正すると目標輝度エラーはかなり低減される。例を挙げると、周囲温度が40℃か
ら10℃に下がると、グレーレベル遷移エラー506の98.6%は認知度閾値曲線未満
にあるのに対し、温度適応なしでは66.7%である。
図6は周囲温度の変動に対し補正するオーバドライブ・パラメータを決定するの用いる
ことができる方法の態様の一実施形態を示す。方法600はたとえばLCD内の1つ以上
の液晶に適用するオーバドライブ・パラメータを決定するためのオーバドライブ・モジュ
ール300で実施することができる。オーバドライブ・モジュールは実行すると方法60
0を実施するコンピュータ実行可能な命令を有する1つ以上のコンピュータ読み取り可能
な媒体を含むことができる。
方法600はステップS602に始まり、液晶の周囲温度を測定する。方法600はさ
らにステップS604において、ルックアップ表からオーバドライブ・パラメータを抽出
することを含む。ルックアップ表は複数のオーバドライブ・パラメータを含み、各オーバ
ドライブ・パラメータは第1フレームおよび第2フレーム間のグレーレベル遷移に対応す
る。例えば、再度図2(a)および図2(b)を参照すると、グレーレベル遷移はグレー
レベル開始値204およびグレーレベル目標値202の各種組み合わせを指す。各オーバ
ドライブ・パラメータはグレーレベル遷移の望ましい応答時間を達成するために液晶が駆
動されるレベルを表す。単独のルックアップ表のオーバドライブ・パラメータはある基準
温度で較正される。言い換えれば、ルックアップ表は周囲温度が基準温度に等しい場合に
オーバドライブ・パラメータが望ましい応答時間を達成できるように較正される。
再度図6を参照すると、方法600はステップS606に示されるように、ルックアッ
プ表から抽出されたオーバドライブ・パラメータに適応アルゴリズムを適用する。適応ア
ルゴリズムは測定周囲温度および基準温度間の差を調節する適応オーバドライブ・パラメ
ータを決定する。適応オーバドライブ・パラメータは抽出されたオーバドライブ・パラメ
ータが適応アルゴリズムにより変更されないで用いられた場合より正確に測定温度におい
て望ましい応答時間を達成することができる。
一実施形態で、適応アルゴリズムで決定された適応オーバドライブ・パラメータは測定
周囲温度で較正されたオーバドライブ・パラメータに近似する。従って方法600は複数
の異なった温度で較正された複数のルックアップ表を用いる従来の手法に実質的に類似し
た適応オーバドライブ・パラメータを実現することができる。
一実施形態で、図示された方法600の適応アルゴリズムはルックアップ表から測定温
度について適応パラメータを導き出すために線形パラメトリック・サーフェス・モデルを
利用する。別の実施形態で、方法600で実現される適応パラメータは図5に関し記述さ
れたように、得られたすべてのグレーレベル遷移エラーの95%を超えてJNDの閾値未
満に維持する応答時間を達成する。
一実施形態で、方法600の適応アルゴリズムは上述の式(1)を用いて適応オーバド
ライブ・パラメータを計算する。前記で説明されるように、適応アルゴリズムは測定温度
および基準温度間の差、グレーレベル開始値および目標値、各LCDディスプレイ固有の
変数、およびこれらの組み合わせを考慮に入れることができる。
方法600は1つのみのルックアップ表を活用することにより相当なメモリ節約を提供
することができるが、方法600の概念の多くは1つ以上のルックアップ表を用いるシス
テムにも同じように適用できる。例えば、また一実施形態で、単独のルックアップ表から
オーバドライブ・パラメータを抽出する代わりに、方法600は各々異なった基準温度で
較正された複数のルックアップ表を特定し、オーバドライブ・パラメータを抽出するルッ
クアップ表を選ぶことができる。例えば、方法は測定周囲温度に最も近い温度で較正され
るルックアップ表を選択することができる。あるいは、方法600は測定周囲温度に最も
近く、かつそれ未満にならない基準温度で較正されたルックアップ表を選択することがで
きる。
本実施形態で、ルックアップ表の1つを選択した後、オーバドライブ・パラメータを選
択されたルックアップ表から抽出することができる。次に、方法600は選択されたルッ
クアップ表および測定周囲温度間の差を考慮すべくステップS606の適応アルゴリズム
を抽出されたオーバドライブ・パラメータに適用する。複数のルックアップ表が使用され
る場合でも、ルックアップ表の基準温度と測定周囲温度とに差が存在する可能性は高く、
従って本明細書で説明される適応アルゴリズムはまだ有用である。複数のルックアップ表
が用いられる場合、調節されたオーバドライブ・パラメータの計算に高度の正確さを維持
しながら最小数のルックアップ表が用いられるように複数のルックアップ表の基準温度を
選択することができる。
本明細書の実施形態は各種コンピュータ・ハードウェアの実施を含み特殊用途または汎
用コンピュータを含むことができる。実施形態はさらにコンピュータ実行可能な命令また
はデータ構造を格納したコンピュータ読み取り可能な媒体を含むことができる。このよう
なコンピュータ読み取り可能な媒体は汎用または特殊用途のコンピュータがアクセスでき
る任意の入手可能な媒体であって良い。限定することなく例を挙げると、このようなコン
ピュータ読み取り可能な媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、もしくは
他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、またはコン
ピュータ実行可能な命令またはデータ構造の形の、汎用または特殊用途のコンピュータが
アクセスできる、望ましいプログラム・コード手段を搭載または格納するために使用し得
る他の任意の媒体を含むことができる。情報がネットワークまたは他の通信接続(有線、
無線、または有線や無線の組み合わせ)を通じてコンピュータに移転または提供されると
、コンピュータは適切に接続をコンピュータ読み取り可能な媒体としてみなす。従って、
このような接続はコンピュータ読み取り可能な媒体と呼ぶことが適切である。上記の組み
合わせもコンピュータ読み取り可能な媒体の範囲に含まれるべきである。
コンピュータ実行可能な命令は例えば汎用コンピュータ、特殊用途のコンピュータ、ま
たは特殊用途の処理装置に特定の機能または機能の集団を実施させる命令およびデータを
含む。要旨は構造的特長および/あるいは方法的行為固有の言葉で説明されたが、添付特
許請求の範囲で定義される要旨は前記に説明される具体的な特長または行為に必ずしも限
定されるものではないことが理解されよう。逆に前記に説明される具体的な特長および行
為は特許請求の範囲を実施する例示的形状として開示される。
本発明はその精神または本質的な特徴から逸脱することなく他の具体的な形状で実現す
ることができる。説明された実施形態はすべての面で単に例示的であり、限定的とみなさ
れない。従って発明の範囲は前述の説明ではなく添付特許請求の範囲により示される。特
許請求の範囲と同等の意味および範囲内に入るすべての変更は特許請求の範囲に包含され
るものとする。
(a)〜(d)は、LCDテスト・パネルの例を10℃、25℃および40℃において測定した輝度応答波形を図示したもの。 (a)および(b)は、液晶の正しい応答時間を得るために用いられるオーバドライブ・パラメータが温度変動によりどのように影響され得るかを図示したもの、(c)および(d)は、異なる周囲温度で動作する液晶をオーバドライブするために基準温度で較正されたルックアップ表を用いる際、導入される目標輝度の推定エラーを図示したもの。 適応オーバドライブ・パラメータを計算するのに用いられるオーバドライブ・モジュール例の概略的なブロック図。 適応オーバドライブ・パラメータの計算に用い得る正規化ルックアップ表の一例。 代表的なエラー視感度曲線、基準温度で較正されたルックアップ表から抽出されたオーバドライブを用いた最大推定目標輝度エラー、および温度適応アルゴリズムを用いた最大推定目標輝度エラーを図示したもの。 LCDディスプレイ内の液晶の応答時間に影響し得る温度変動を補正するオーバドライブ・パラメータを決定する方法の一例のフロー図。
符号の説明
202…グレーレベル目標値、204…グレーレベル開始値、300…オーバドライブ
・モジュール、302…フレーム・メモリ、304…ルックアップ表メモリ、306…R
GB→YUVコンバータ、308…プロセッサ、310…YUV→RGBコンバータ、3
12…温度センサ。

Claims (23)

  1. 液晶ディスプレイ装置を駆動する方法で、
    周囲温度を特定することと、
    複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表からオーバドライブ・パラメ
    ータを抽出することで、各オーバドライブ・パラメータは第1フレームおよび第2フレー
    ム間のグレーレベル遷移に対応し、グレーレベル遷移に対し望ましい応答時間を達成する
    ために液晶が駆動されるレベルを表すことと、
    温度適応アルゴリズムをルックアップ表から抽出されたオーバドライブ・パラメータに
    適用し、特定周囲温度および抽出されたオーバドライブ・パラメータが較正される基準温
    度間の差に対し調節する適応オーバドライブ・パラメータを決定することと、
    を含むことを特徴とする液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  2. 温度適応アルゴリズムにより決定された適応オーバドライブ・パラメータは特定周囲温
    度で較正されたオーバドライブ・パラメータに近似することを特徴とする請求項1に記載
    の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  3. 温度適応アルゴリズムは線形パラメトリック・サーフェス・モデルを利用することを特
    徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  4. 温度適応アルゴリズムにより決定された適応オーバドライブ・パラメータは得られたグ
    レーレベル遷移エラーの約95%を超えて「最小弁別値」(JND)の閾値未満に維持す
    る応答時間を達成することを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置を駆動す
    る方法。
  5. ルックアップ表は複数の開始グレーレベルを複数の目標グレーレベルにマップすること
    含み、各オーバドライブ・パラメータは1つの開始グレーレベルおよび1つの目標グレー
    レベル間のグレーレベル変動に対応し、開始グレーレベルおよび目標グレーレベルはゼロ
    (0)と1の間で正規化されることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置
    を駆動する方法。
  6. 温度適応アルゴリズムは適応オーバドライブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(1
    )、
    Figure 2008242458
    に従い計算し、式(1)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよび目標グレーレ
    ベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、D(i,j)は
    特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであることを特徴とする請
    求項5に記載の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  7. 温度適応アルゴリズムはさらにD(i,j)を次の式(2)、
    Figure 2008242458
    に従い計算し、式(2)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは定数、T0は基
    準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレベルiおよび目
    標グレーレベルjの関数であることを特徴とする請求項6に記載の液晶ディスプレイ装置
    を駆動する方法。
  8. D(i,j)の計算はさらに、
    Figure 2008242458
    式(3)を含み、
    式(3)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
    Figure 2008242458
    式(4)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることを特徴とする請求項7に記
    載の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  9. 1、k2、k3、k4、αrおよびαfは各々独自の液晶ディスプレイ装置に対しカスタム
    化でき、温度適応アルゴリズムと、各温度における較正を用いて得られた実際のルックア
    ップ表との間のエラーを最小化することにより決定されることを特徴とする請求項8に記
    載の液晶ディスプレイ装置を駆動する方法。
  10. 液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステムであって、
    周囲温度を測定するよう構成される温度センサと、
    複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表を格納するよう構成されるメ
    モリで、各オーバドライブ・パラメータは先行フレームおよび後続フレーム間のグレーレ
    ベル遷移に対応し、グレーレベル遷移に対し望ましい応答時間を達成するために液晶が駆
    動されるレベルを表し、ルックアップ表のオーバドライブ・パラメータは基準温度で較正
    されるメモリと、
    ルックアップ表から先行フレームおよび後続フレーム間のグレーレベル遷移に対応する
    オーバドライブ・パラメータを抽出するよう構成され、さらに測定周囲温度および抽出さ
    れたオーバドライブ・パラメータが較正される基準温度間の差を調節する適応オーバドラ
    イブ・パラメータを計算するよう構成されるプロセッサと、
    を含むことを特徴とする液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  11. ビデオ信号を赤・青・緑(RGB)から輝度・帯域・クロミナンス(YUV)の色空間
    に変換するよう構成される第1変換モジュールで、プロセッサの入力に連結される入力を
    有する第1変換モジュールと、
    ビデオ信号をYUVからRGBの色空間に変換するよう構成される第2変換モジュール
    で、プロセッサの出力に連結される入力を有する第2変換モジュールと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシ
    ステム。
  12. 第2変換モジュールの出力を表示するよう構成される液晶ディスプレイ
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシ
    ステム。
  13. プロセッサはさらに適応オーバドライブ・パラメータを計算するために必要とする演算
    の数を最小化するプロセッサ最適化実施を用いるよう構成されることを特徴とする請求項
    10に記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  14. プロセッサはさらにルックアップ表のデータを補間することによりプロセッサが使用す
    るメモリ帯域を最小化するメモリ最適化実施を用いるよう構成されることを特徴とする請
    求項10に記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  15. ルックアップ表は複数の開始グレーレベルを複数の目標グレーレベルにマップすること
    含み、各オーバドライブ・パラメータは1つの開始グレーレベルおよび1つの目標グレー
    レベル間のグレーレベル変動に対応し、開始グレーレベルおよび目標グレーレベルはゼロ
    (0)と1の間で正規化されることを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレイ内
    の温度変動を補正するシステム。
  16. プロセッサはさらに適応オーバドライブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(5)、
    Figure 2008242458
    に従い計算するよう構成され、式(5)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよ
    び目標グレーレベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、
    D(i,j)は特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであること
    を特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  17. プロセッサはさらにD(i,j)を次の式(6)、
    Figure 2008242458
    に従い計算するよう構成され、式(6)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは
    定数、T0は基準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレ
    ベルiおよび目標グレーレベルjの関数であることを特徴とする請求項16に記載の液晶
    ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  18. D(i,j)の計算はさらに、
    Figure 2008242458
    式(7)を含み、
    式(7)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
    Figure 2008242458
    式(8)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることを特徴とする請求項17に
    記載の液晶ディスプレイ内の温度変動を補正するシステム。
  19. 液晶ディスプレイ内の1つ以上の液晶に適用されるオーバドライブ・パラメータを決定
    するためのオーバドライブ・モジュールにおいて、温度変動を補正するためのオーバドラ
    イブ・パラメータを決定する方法を実施するよう構成されるコンピュータ・プログラム製
    品で、コンピュータ・プログラム製品はプロセッサにより実行されるとオーバドライブ・
    モジュールに、
    周囲温度を得させ、
    複数のオーバドライブ・パラメータを含むルックアップ表からオーバドライブ・パラメ
    ータを抽出させ、各オーバドライブ・パラメータは第1フレームおよび第2フレーム間の
    グレーレベル遷移に対応し、グレーレベル遷移に対し望ましい応答時間を達成するために
    液晶が駆動されるレベルを表し、ルックアップ表のオーバドライブ・パラメータは基準温
    度で較正され、
    温度適応アルゴリズムをルックアップ表から抽出されたオーバドライブ・パラメータに
    適用して適応オーバドライブ・パラメータを決定させ、温度適応アルゴリズムは少なくと
    も周囲温度、基準温度、開始グレーレベル、および目標グレーレベルの関数であること、
    を実施させるコンピュータ実行可能な命令を格納する1つ以上のコンピュータ読み取り
    可能な媒体を含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
  20. 各々異なった基準温度で較正され各々複数のオーバドライブ・パラメータを有する複数
    のルックアップ表を特定し、周囲温度に関係する温度で較正されるルックアップ表を選択
    する、命令を含むことを特徴とする請求項19に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  21. 温度適応アルゴリズムは適応オーバドライブ・パラメータMT1(i,j)を次の式(9
    )、
    Figure 2008242458
    に従い計算し、式(9)中のMT0(i,j)は開始グレーレベルiおよび目標グレーレ
    ベルjのルックアップ表から抽出されるオーバドライブ・パラメータで、D(i,j)は
    特定周囲温度および基準温度間の差を補正する補正パラメータであることを特徴とする請
    求項19に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  22. 温度適応アルゴリズムはさらにD(i,j)を次の式(10)、
    Figure 2008242458
    に従い計算し、式(10)中のα、T0およびT1は度で測定され、αは定数、T0は
    基準温度を表し、T1は特定周囲温度を表し、f(i,j)は開始グレーレベルiおよび
    目標グレーレベルjの関数であることを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ・プ
    ログラム製品。
  23. D(i,j)の計算はさらに、
    Figure 2008242458
    式(11)を含み、
    式(11)中のk1、k2、k3およびk4は定数であり、
    Figure 2008242458
    式(12)中のαrおよびαfは度で測定される定数であることを特徴とする請求項22
    に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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