JP2008242133A - データ作成方法およびデータ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチヘッドの描画装置へのラスターデータの転送時間を短縮して、効率のよいLCDパネル等の製造を可能にする。
【解決手段】ベクトル表記される設計データの構成要素を部品として扱い、部品のラスターデータと部品の位置を示すレイアウト情報とを持つことによりラスターデータを保持し、かつ、各記録ヘッド毎のラスターデータを作成する際に、記録ヘッドが対応する描画領域を超える部品に関しては、必要に応じて、露光領域に対応する部分のみを切り出して、新たな部品を作成することにより前記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶ディスプレイやプリント配線板等を作成するために基板に描画する描画システムにおいて、描画装置へ転送するデータ量を低減して転送時間を短縮し、これにより、生産性を向上できるデータ作成方法およびデータ作成装置に関する。
プリント配線板等の製造工程において、プリント配線基板となる基板の露光を、画像データに応じて変調した記録光で行なうデジタルの露光装置が知られている。また、液晶ディスプレイ(LCD)パネルの製造においても、TFT等を作成するための基板の露光を、画像データに応じて変調した記録光で行なうデジタルの露光装置が望まれている。
デジタル露光装置を用いたLCDパネル等の製造においては、設計者が作成した設計データから、デジタル露光装置(以下、露光装置とする)での画像露光用の画像データ(以下、露光データとする)を作成するためのラスターデータを作成する必要がある。
このようなLCDパネル等の製造においては、まず、CAD(Computer Aided Design)等の設計ツールを用いて、LCDパネルなどの製造する製品の設計を行う。
ここで、デジタル露光装置での画像露光では、生産性を向上するために、1枚の基板で複数の製品を作製することが考えられる。
そのため、設計者は、露光対象となる基板のサイズ(シートサイズ)に応じて、設計した製品(製品のデータ)を、複数、割り付けて、露光装置で露光する画像に対応する設計データとする。例えば、G5(第5世代)の基板(1300×1100mm)を用いて15インチのLCDパネルを製造する際であれば、一例として、設計した15インチのLCDパネルのデータを4×4で16個を基板に割り付けて、露光装置での画像露光に対応する設計データとする。
この設計ツールによる設計データは、例えば、GDSIIと呼ばれるデータフォーマットや、RS−274Xと呼ばれるデータフォーマットによるものであり、通常、ベクトルで記述されたデータ(ベクトル形式の画像データ)である。そのため露光装置での画像露光(描画)を可能にするために、ベクトルで記述されたデータをラスタライズ(ラスターデータ(ビットマップデータ)に変換)して、ラスターデータとして露光装置に転送する必要がある。
デジタル露光装置によって基板の露光を行なうシステムでは、設計データをラスタライズした後、必要に応じて、このラスターデータを圧縮して、露光装置に転送する。ラスターデータを受けた露光装置は、ラスターデータに、解凍や各種のデータ処理等の必要な処理を行なって、自身が有する露光ヘッド(露光光学系)による画像露光に対応する露光データを作成して、この露光データによって基板の露光を行なう。
当然のことであるが、画像露光を行なわれる基板が大型化すると、それに応じて、データ量が増加する。例えば、G8の基板を用いる場合であれば、2200×2400mmサイズの基板に0.5μmや0.25μmといった解像度で描画を行なう。そのため、ラスターデータのデータ量は、非常に膨大なものになる。
この膨大なデータ量のラスターデータの露光装置への転送は、非常に時間がかかり、これが生産効率を低下する一因となっている。
このような不都合を回避して、ラスターデータのデータ量を低減し、かつ、ラスターデータへの変換や圧縮を高速で行なうことが可能な方法として、設計データを構成する構成要素を、設計データ(基板に露光する画像)を構成する部品と見なし、設計データで繰り返し記述されている部品(すなわち、基板に複数個が露光される部品)に関しては、1個のみをラスターデータとして、各部品のラスターデータと、各部品の基板上における位置を示す情報であるレイアウト情報を保持することで、設計データに対応するすなわち基板に露光するビットマップデータを保持する方法が、特許文献1に開示されている。
この方法によれば、基板に複数露光する部品に関しては、ラスターデータを1個にすることができるので、基板に露光する画像のラスターデータの量を低減できる。
例えば、前述のG5(1300×1100mm)の基板に、15インチのLCDパネルを4×4で16個を基板に割り付けて、LCDパネルを製造する場合であれば、LCDパネルを繰り返し記述される部品と見なして、1個の15インチのLCDパネルのラスターデータと、それ以外のLCDパネルを囲む枠などの部品のラスターデータと、レイアウト情報とを持つことで、基板に露光する画像に対応するラスターデータを保持できるので、ラスターデータの量を大幅に低減することができる。
ところで、前述のような大きな基板に、高解像度の画像を露光可能な装置として、特許文献2に示されるように、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD(Digital Micromirror Device))等の空間光変調素子を用いる露光ユニットを、複数、配列(基板の走査方向と直交する方向に配列)した、いわゆるマルチヘッドの露光装置が知られている。
特開2006−254190号公報 特開2003−57838号公報
前述のように、露光装置で使用する基板のサイズは大型化しており、さらに、高解像度の露光を要求されるので、ラスターデータの量は、非常に膨大になってしまい、処理に時間がかかる。
そのため、このような複数の露光ヘッドを有する露光装置を用いるシステムでは、露光装置の負担を低減し、効率の良い露光を行って生産性を向上するために、CAD等で設計した設計データをラスタライズした後、各露光ヘッドに対応してラスターデータを分割してサーバ等に記憶しておき、露光を行なう際に、記憶手段から露光装置(露光ヘッド)にラスターデータを転送することが考えられる。
ところが、このような複数の露光ヘッドを有する露光装置においては、基板のサイズが大型化し、また、画像が高解像度になると、やはり、記憶手段から露光装置へのラスターデータの転送に時間がかかり、前述の特許文献1に開示されるような、設計データの構成要素を部品として見なす技術を利用しても、十分なデータ量の低減効果を得ることができない場合がある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、CAD等で設計した設計データを、複数の記録ヘッドを有する描画装置を用いて基板に描画することによって、LCDパネルやプリント配線板等を製造するシステムにおいて、描画装置に転送するデータ量を低減して、描画装置へのデータ転送時間を短縮化することができ、これにより、LCDパネル等の生産効率を向上することができ、また、描画装置に転送するデータを記憶する記憶手段の容量を不要に増加することも防止できるデータ作成方法およびデータ作成装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のデータ作成方法は、基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データをラスタライズして、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成し、この1画像のラスターデータから、複数の記録ヘッドを有する描画装置の各記録ヘッドに対応する個別のラスターデータを作成するに際し、前記設計データを構成する構成要素から、繰り返し記述される構成要素の少なくとも1種を選択して、選択した構成要素は1種につき1個のみをラスタライズして部品ラスターデータに変換し、かつ、前記設計データから選択しなかった構成要素もラスタライズして部品ラスターデータに変換して、さらに、各構成要素の前記基板上における位置を示すレイアウト情報を作成することにより、前記1画像のラスターデータを作成する1画像ラスターデータ作成ステップと、この1画像のラスターデータ用いて、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域に位置する部品ラスターデータを検出することにより、前記個別のラスターデータを作成する第1の個別ラスターデータ作成ステップと、前記個別のラスターデータにおいて、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関しては、さらにデータの解析を行い、解析結果に応じて、前記個別のラスターデータが対応する描画領域内の部分のみを切り出して、新たな部品ラスターデータを作成するする第2の個別ラスターデータ作成ステップとを特徴とするデータ作成方法を提供する。
このような本発明のデータ作成方法において、前記第1の個別ラスターデータ作成ステップでは、さらに、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域における各部品ラスターデータの位置の情報である個別レイアウト情報を作成するのが好ましく、さらに、前記部品ラスターデータを圧縮するのが好ましい。
また、本発明のデータ作成装置は、基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データをラスタライズして、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成し、この1画像のラスターデータから、複数の記録ヘッドを有する描画装置の各記録ヘッドに対応する個別のラスターデータを作成するデータ作成装置であって、基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データから、繰り返し記述されている構成要素を少なくとも1種選択し、前記選択した構成要素については1種に付き1個の構成要素をラスタライズして部品ラスターデータとし、かつ、選択しなかった構成要素もラスタライズして部品ラスターデータとし、さらに、各構成要素の前記基板上における位置を示すレイアウト情報を作成して、部品ラスターデータとレイアウト情報とからなる、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成する作成手段と、前記1画像のラスターデータ用いて、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域に位置する部品ラスターデータを検出することにより、前記個別のラスターデータを作成する分割手段とを有し、かつ、前記分割手段は、前記個別のラスターデータにおいて、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関しては、データの解析を行い、解析結果に応じて、前記個別のラスターデータが対応する描画領域内の部分のみを切り出して、新たな部品ラスターデータを作成することを特徴とするデータ作成装置を提供する。
このような本発明のデータ作成装置において、前記分割手段は、さらに、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、前記基板上の描画領域における各部品ラスターデータの位置の情報である個別レイアウト情報を作成するのが好ましく、さらに、前記部品ラスターデータの圧縮を行なう圧縮手段を有し、前記分割手段は、前記圧縮手段が圧縮した部品ラスターデータを用いて、前記個別のラスターデータを作成するのが好ましい。
さらに、本発明のデータ作成方法およびデータ作成装置において、前記分割手段は、前記基板上に配置した際に個別ラスターデータが対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関して、個別ラスターデータが対応する描画領域内に位置するデータ量を検出し、このデータ量が所定値未満の場合に、前記新たな部品ラスターデータの作成を行なう請のが好ましく、さらに、前記分割手段は、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータであっても、データ量が所定の閾値以下である部品ラスターデータに関しては、前記データの解析を行なわないのが好ましい。
上記構成を有する本発明は、CAD等で設計したLCDパネルなどの設計データを、複数の記録ヘッドを有する描画装置を用いて基板に描画する製造するシステムにおいて、設計データの構成要素を部品として扱って、複数記述される部品に関しては1種につき1つのみをラスタライズして、部品のラスターデータと、描画する基板上における部品の位置の情報であるレイアウト情報とを持つことで、基板に描画する1画像のラスターデータとするとにより、ラスターデータのデータ量を低減する。
また、この基板に描画する1画像のラスターデータ(部品のラスターデータとレイアウト情報)から、マルチヘッドの描画装置の各記録ヘッドに対応(すなわち転送)する個別のラスターデータを作成する際に、個別のラスターデータが対応する露光領域の外に及ぶ部品に関しては、解析を行なって、その結果に応じて、部品ラスターデータから個別のラスターデータが描画する領域に位置する部分のみを切り出して、新しい部品のラスターデータを作成し、この新しい部品のラスターデータで、個別のラスターデータを作成する。
従って、本発明によれば、ラスタデータの生成装置から描画装置に転送するデータ量を低減して、描画装置へのデータ転送時間を短縮化することができ、これにより、LCDパネルやプリント配線板などの生産効率を向上することができる。また、新しい部品データの作成は解析結果に応じて行なうので、基板に描画する画像のラスターデータを保持するサーバ等に必要なデータ容量が、不要に大きくなることも防止できる。
以下、本発明のデータ作成方法およびデータ作成装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1に、本発明のデータ作成方法を実施する本発明のデータ作成装置を利用する露光システムの一例の概念図を示す。
図1に示す露光システム10(以下、システム10とする)は、LCDパネルの製造において、CAD12によって作成したLCDパネルの設計データから、露光装置14による基板の画像露光(描画)に対応する露光データ(描画データ)を作成するためのラスターデータを作成し、露光装置14によって、このラスターデータを処理して露光データを作成して、基板Z(被画像記録媒体)に画像露光を行なうものであり、前記CAD12および露光装置14に加え、本発明のデータ作成装置16を有して構成される。
また、システム10において、露光装置14は、一例として、6個の露光ヘッド54を有するものであり、この6個の露光ヘッド54によって、基板Zに1つ(1面)の画像を露光する。
なお、以下の説明では、LCDパネルの製造を例に本発明を説明するが、本発明は、これに限定はされず、CPUやLSIや各種のメモリなどの各種の半導体デバイス、携帯電話用の集積回路、プリント配線板等の各種の製品の製造における、複数の記録ヘッドを有する描画装置(マルチヘッドの描画装置)に対応するラスターデータの生成に好適に利用可能である。
また、本発明が対応する描画装置の記録ヘッドの数は、図示例の6個に限定はされず、2〜5個であってもよく、あるいは、7個以上であってもよい。また、システム10は、複数の描画装置を有してもよく(データ作成装置16に複数の描画装置14が接続されてもよく)、この際において、各描画装置は、記録ヘッドの数が同じもものでも互いに異なるものであってもよい。
CAD12は、LCDパネルやLSI等の設計に用いられる公知のCAD(computer-aided design)システムである。
図示例のシステム10において、CAD12は、公知の設計ツール等を用いてLCDパネルを設計して、設計したLCDパネルのデータを、露光装置14で露光する(設計したLCDパネルの画像を露光する)基板のサイズに応じて、割り付け(レイアウト)して、露光装置14における画像露光(描画)に対応する設計データを作成し、本発明のデータ作成装置16に供給する。
例えば、露光装置14でG5(第5世代)の基板(1300×1100mm)を用いて、15インチ(300×240mm)のLCDパネルを製造する場合であれば、LCDパネルを設計して、前述のように、基板ZとLCDパネルとで長手および短手方向を一致して、縦横に4×4で計16枚のLCDパネル(そのデータ)を割り付けた設計データを作成すればよい。
CAD12で作成する設計データ、すなわち、本発明のデータ作成装置16が扱う設計データには、特に限定は無く、例えば、GDSIIやRS−274X等の公知のデータフォーマットによる半導体デバイスなどの設計データが全て利用可能である。設計データは、通常、ベクトルで記述されたデータ(ベクトル形式の画像データ)であるのは、前述のとおりである。
また、CAD12で作成する設計データ、すなわち、本発明のデータ作成装置16が処理する設計データは、サイズが異なるLCDパネルや、仕様の異なるLCDパネル等の、複数種のLCDパネル(製品)が含まれてもよい(記述されてもよい)。
データ作成装置16は、CAD12が作成した設計データをラスタライズ(ラスターデータに変換)して、後に詳述する露光装置14が有する6つの露光ヘッド54(図4および図5参照)の個々に応じたラスターデータを作成して、6つのラスターデータからなる基板Zに露光する1画像(1画面)のラスターデータを作成して記憶し、露光装置14からのデータ転送要求に応じて、ラスターデータを転送する、本発明のデータ作成方法を実施する本発明のデータ作成装置である。
図示例において、データ作成装置16は、図1に模式的に示すように、選択手段20と、RIP22と、分割手段24と、サーバ32とを有して構成される。
本発明において、データ作成装置16は、一例として、コンピュータやワークステーションを1台もしくは複数台用いて構成すればよく、また、図示した部位以外にも、データ作成装置16を操作するためのマウスやキーボード、モニタ、データを取得/転送するためのインターフェイス、データを一時的に記憶するメモリなど、コンピュータなどが有する各種の部位を有してもよいのは、もちろんである。
図示例の露光システム10は、CAD12が作成した設計データを構成する構成要素を部品として扱い、各部品毎(構成要素毎)にラスタライズしてラスターデータにすると共に、設計データに繰り返し記述される部品(すなわち基板Zに複数個が記録される部品)の1種以上に関しては1種につき1個のみをラスタライズする。
また、露光システム10(データ作成装置16)は、設計データから、画像を露光される基板Z上における部品の位置を示すレイアウト情報を作成し、このレイアウト情報と、部品のラスターデータ(以下、部品データとする)とを持つことで、基板Zに露光する1画像のラスターデータを保持する(1画像ラスターデータ作成ステップ 以下、便宜的に、この処理を「部品化」とする)。この部品化の処理に関しては、前記特許文献1に開示されているのは、前述のとおりである。
選択手段20は、CAD12から供給された設計データを解析して、繰り返し記述されている部品(構成要素)の1以上を選択し、また、選択しなかった構成要素については、どのように部品とするかを設定し、さらに、各部品のレイアウト情報を生成する。
例えば、図2に模式的に示すように、2×3で6個配列されたLCDパネルPと、各LCDパネルPに対応する6個の第1アクセサリA1と、3個の第2アクセサリA2を有する画像(これらが記述された設計データ)であれば、選択手段20は、一例として、繰り返し記述されている部品として、LCDパネルP、第1アクセサリA1、および、第2アクセサリA2を選択する。なお、アクセサリとは、例えば、位置決めのためのアライメントマーク(基準マーク)、プロセス状況の確認のためのバーニヤ、LCDパネルPに関する各種の情報等が記述されている構成要素の集合である。
さらに、選択手段20は、設計データを解析して、基板Zに上における6個のLCDパネルPの位置、同6個の第1アクセサリA1、および、同3個の第2アクセサリA2の位置を検出し、各部品の位置の情報であるレイアウト情報を生成する。
なお、本発明においては、繰り返し記述される部品を全て選択するのには限定はされず、例えば、図2に示す例において、LCDパネルPのみを繰り返し記述されている部品として選択してもよく、あるいは、LCDパネルPと第1アクセサリA1のみを、繰り返し記述されている部品として選択してもよい。
また、繰り返し記述されているとして選択する部品は、LCDパネルやアクセサリに限定はされず、例えば、LCDパネルのピクセルなど、設計データにおいて繰り返し記述される構成要素、すなわち、1画像に複数個が露光される構成要素が、全て対象になる。
繰り返し記述されているとして選択する部品は、システム10を操作するオペレータによる入力/指示に応じて選択してもよく、あるいは、予め設定した、あるいは、入力/指示に応じて設定した、部品のサイズや数(繰り返し記述数)に応じて、該当する部品を選択してもよい。
なお、選択手段20は、繰り返し記述されているとして選択しなかった構成要素に関し得ては、全てを一括して1つの部品として扱ってもよく、あるいは、適宜設定した複数の構成要素を1つの部品として扱ってもよく、あるいは、個々の構成要素毎に部品として扱ってもよい。これらは、システム10が製造する製品、繰り返し記述されているとして選択しなかった構成要素の数や大きさ(データ量)等に応じて、適宜、決定すればよい。
選択手段20による部品の情報およびレイアウト情報、ならびに設計データは、次いで、RIP22に送られる。
RIP22は、公知のRIP(Raster Image Processor)と同様にして、CAD12による設計データ(ベクトルデータ)をラスタライズして、ラスターデータとする。
ここで、RIP22は、選択手段20によって設定された部品毎にラスタライズを行い、部品データ(部品のラスターデータ)とし、部品データと、レイアウト情報とからなる、基板Zに露光する1画像のラスターデータ(以下、この部品データとレイアウト情報とを組み合わせた1画像のラスターデータを画像データともいう)とする。
さらに、RIP22は、好ましい態様として、部品データを圧縮する。ラスターデータの圧縮方法には、特に限定はなく、ランレングス圧縮、LZH圧縮等の公知の圧縮方法を利用すればよい。
ここで、前述のように、RIP22は、選択手段20が繰り返し記述されているとして選択した部品に関しては、1種類の部品について1個のみをラスタライズする。
例えば、前述の図2に示す設計データ(画像)において、選択手段20が、LCDパネルP、第1アクセサリA1、および、第2アクセサリA2を選択した場合であれば、LCDパネルPおよび第1アクセサリA1,および第2アクセサリA2は、共に、複数個が配列されるものの、その1個のみがラスタライズされ部品データとされる。
本例では、この3つの部品が全ての部品であるとして、この場合には、1個のLCDパネルPのラスターデータ、1個の第1アクセサリA1のラスターデータ、および、1個の第2アクセサリA2のラスターデータと、6個のLCDパネルPの位置、6個の第1アクセサリA1の位置、および、3個の第2アクセサリA2の位置を示すレイアウト情報とを保持することで、基板Zに露光(描画(画像を記録))する1画像の画像データ(ラスターデータ)とする。
なお、図2に示す設計データにおいて、LCDパネルP等を囲む枠など、繰り返し記述されていない部品、および、繰り返し記述されているが選択されなかった部品が有る場合には、RIP22は、これらの部品もラスタライズして部品データとして持ち、さらに、レイアウト情報は、これらの枠や選択されなかった部品の位置の情報も含む。
画像データ(部品データおよびレイアウト情報)は、次いで、後述する露光装置14が有する6つの露光ヘッド54(図4および図5参照)に応じて、画像を割り付けし、露光装置14の個々の露光ヘッド54に転送する6個のラスターデータを作成する、分割手段24に供給される。
分割手段24は、露光装置14の各露光ヘッド54による露光領域(基板Z上における露光領域)およびレイアウト情報に応じて、基板Zに露光する画像を各露光ヘッド54に割り付けし、さらに、各露光ヘッド54の露光領域に配置される部品を選択し、さらに、各露光ヘッド54の露光領域における各部品の位置を示すレイアウト情報(以下、個別レイアウト情報とする)とを作成して、選択した部品の部品データと、個別レイアウト情報と持つことで、各露光ヘッド54が露光する画像のラスターデータすなわち各露光ヘッド54毎の個別のラスターデータ(以下、個別画像データとする)とする(第1の個別ラスターデータ作成ステップ)。
一例として、前述の図2に示す例において、基板Zに対して、一点鎖線で示す領域aを露光ヘッド54aが、同領域bを露光ヘッド54bが、……同領域fを露光ヘッド54fが、それぞれ露光するとする。
図2に示すように、露光ヘッド54aが露光する領域aには、3個の第1アクセサリA1と、3個のLCDパネルPの一部が存在する。従って、分割手段30は、領域aにおける3個の第1アクセサリA1および3個のLCDパネルPの位置を示す個別レイアウト情報を作成し、この個別レイアウト情報と、第1アクセサリA1およびLCDパネルPの部品データ(圧縮ラスターデータ)とを組み合わせて、露光ヘッド54aの個別画像データとする。
露光ヘッド54bが露光する領域bには、3個のLCDパネルPの一部が存在する。従って、分割手段30は、領域bにおける3個のLCDパネルPの位置を示す個別レイアウト情報を作成し、この個別レイアウト情報と、LCDパネルPの部品データとを組み合わせて、露光ヘッド54bの個別画像データとする。
露光ヘッド54c露光する領域cには、6個のLCDパネルPの一部が存在する。従って、分割手段30は、領域cにおける6個のLCDパネルPの位置を示す個別レイアウト情報を作成し、この個別レイアウト情報と、LCDパネルPの部品データとを組み合わせて、露光ヘッド54cの個別画像データとする。
さらに、露光ヘッド54fが露光する領域fには、3個の第2アクセサリA2が存在する。従って、分割手段30は、領域fにおける3個の第2アクセサリA2の位置を示す個別レイアウト情報を作成し、この個別レイアウト情報と、第2アクセサリA2の部品データとを組み合わせて、露光ヘッド54fの個別画像データとする。
なお、分割手段24が作成した各個別画像データにおいて、複数の個別画像データに同じ部品データが存在する場合には、各個別画像データ毎に、その部品データを持つことはせず、複数の個別画像データで、1つの部品データを共用する。
分割手段24は、さらに、個別画像データに、基板Zに露光した際に露光ヘッド54による露光領域の外まで至る部品(対応する領域に一部しか存在しない部品)が存在する場合には、その部品の部品データを解析して、解析結果に応じて、その部品(部品データ)から該当する露光領域に存在する部分を切り出して、新たな部品データを作成し、この新たな部品データを用いて、個別画像データを作成する(個別画像データを作り直す)。
言い換えれば、基板に配置した際に複数の露光ヘッド54による露光領域に跨がって配置される部品(すなわち、1つの露光ヘッド54の露光領域に全てが納まらない部品)に関しては、解析を行い、解析結果に応じて、個別画像データが対応する露光ヘッド54による描画領域に位置する部分のみを切り出して、新しい部品データを作成する(第2の個別ラスターデータ作成ステップ)。
図2に示す例において、領域aを露光する露光ヘッド54aに対応する個別画像データの部品データは、LCDパネルPと第1アクセサリA1であり、LCDパネルPは、基板Z上において、領域aの外まで存在する。
仮に、第1アクセサリA1のラスターデータの量が50MB、LCDパネルPのラスターデータの量が1000MBとして(共に圧縮後のデータ量)、さらに、領域aに存在するLCDパネルPのデータ量が、パネル全体の1/10の100MBであったとする。
この場合、データ作成装置16から露光装置14に転送する個別画像データ量は、
50MB+1000MB=1050MB
となるが、LCDパネルPのデータは、パネル全体の1/10の100MBしかないので、非常に無駄が多くなってしまう。
これに対し、LCDパネルPから、領域aに存在する1/10の部分を切り出して、部分的なLCDパネルPの部品データを新たに作成し(以下、この新たな部品データを「分割部品データ」とする)、領域aを露光する露光ヘッド54aに対応する個別画像データを、第1アクセサリA1の部品データおよびLCDパネルPの分割部品データと、個別レイアウト情報で構成する。これにより、データ作成装置16から露光装置14に転送する個別画像データのデータ量を、
50MB+100MB=150MB
と、大幅に低減できる。
すなわち、部品から、各露光ヘッド54の露光領域に存在する領域のみを切り出し、分割部品データを作成することにより(以下、この処理を「再部品化」とする)、データ作成装置16から露光装置14に転送する個別画像データのデータ量を低減して、データの転送時間を短縮することができ、システム10全体の生産性を向上できる。
ここで、6個の個別画像データからなる基板Zに露光する1画像の画像データは、後述するデータ作成装置16のサーバ32に記憶されるが、再部品化すると、分割部品データの分だけデータ量が増加してしまい、サーバ32の負担が大きくなってしまう。
すなわち、図2に示される例であれば、再部品化を行なわない場合には、全ての個別画像データを合わせても、部品データ量は、1個のLCDパネルPのラスターデータ、1個の第1アクセサリA1のラスターデータ、および、1個の第2アクセサリA2のラスターデータの合計である。
しかしながら、例えば、前述のように領域aを露光する露光ヘッド54aの個別画像データの再部品化を行なうと、LCDパネルPの1/10を切り出した露光ヘッド54a用の新たな分割部品データが作成され、その分、サーバ32上における1画像の画像データ量は増加する。
また、領域bおよび領域cには、共に、LCDパネルPのみが存在する。仮に、露光ヘッド54bに対応する領域bに存在するLCDパネルPのデータ量がパネル全体の4/5、露光ヘッド54dに対応する領域dに存在するLCDパネルPのデータ量がパネル全体の2/3であったとする。
再部品化を行なわない場合には、露光ヘッド54bおよび露光ヘッド54dの両個別画像データに必要な部品データは、1個のLCDパネルPのデータでよい。
これに対して、両個別画像データにおいて再部品化を行なうと、露光ヘッド54bに対応する個別画像データでは、LCDパネルPの4/5を切り出した露光ヘッド54b用の分割部品データが新たに生成され、さらに、露光ヘッド54dに対応する個別画像データでは、LCDパネルPの2/3を切り出した露光ヘッド54b用の分割部品データが新たに生成される。そのため、この場合には、元々の部品データに加え、大きな分割部品データが加わるため、サーバ32に大きな容量が必要となり、コストアップやデータ処理(後述する画像の合成等)に時間がかかるという問題が発生してしまう可能性がある。
以上のように、再部品化を行なうほど、データ作成装置16(サーバ32)へのデータ転送量を低減でき、転送時間を短くできるが、その反面、分割部品データが増加してしまうため、データ作成装置16の記憶手段に要求される容量や、データ処理に掛かる負担が大きくなってしまう。
すなわち、再部品化による転送時間短縮と、データ作成装置16の記憶手段に要求される容量とは、トレードオフの関係にある。
従って、本発明においては、このような個別画像データに対応する露光領域を超えて存在する部品データに関しては、データ解析を行い、その解析結果に応じて、再部品化を行なうか否かを決定する。
データ解析方法(再部品化の実施/非実施の判断アルゴリズム)の好ましい1例として、個別画像データに対応する露光領域を超えて存在する部品に関して、対応する露光領域に存在する部分のデータ量を検出し、そのデータ量と閾値との比較を行い、データ量が所定の閾値未満である場合には再部品化を行い、閾値以上の場合には再部品化を行なわないとする方法が例示される。
一例として、この閾値を500MBとする。
露光ヘッド54aに対応する領域aの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、この個別画像データは、第1アクセサリA1およびLCDパネルPの部品データと、個別レイアウト情報とからなる。ここで、領域aに位置するのは、LCDパネルPの一部であり、そのデータ量は、パネル全体(1000MB)の1/10の100MBである。従って、
再部品化による分割部品データ量=100MB<500MB
であるので、この場合には、露光ヘッド54aに対応する領域aの個別画像データのLCDパネルPの再部品化を行なって、LCDパネルPの分割部品データを作成する。
従って、この場合には、露光ヘッド54aに対応する領域aの個別画像データは、第1アクセサリA1の部品データおよびLCDパネルPの1/10を切り出した分割部品データと、個別レイアウト情報とで構成する。
また、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、この個別画像データは、LCDパネルPの部品データと、個別レイアウト情報とからなる。ここで、領域bに位置するのは、LCDパネルPの一部であり、そのデータ量は、パネル全体の4/5で800MBである。従って、
再部品化による分割部品データ量=800MB>500MB
であるので、この場合には、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データのLCDパネルPの再部品化は行なわない。従って、この場合には、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データは、前記LCDパネルPの部品データと、個別レイアウト情報のままとなる。
さらに、露光ヘッド54dに対応する領域dの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、この個別画像データは、LCDパネルPの部品データと、個別レイアウト情報とからなる。ここで、領域dに位置するのは、LCDパネルPの一部であり、そのデータ量は、パネル全体の2/3で667MBである。従って、
再部品化による分割部品データ量=667MB>500MB
であるので、この場合には、露光ヘッド54dに対応する領域dの個別画像データのLCDパネルPの再部品化は行なわない。従って、この場合には、露光ヘッド54dに対応する領域dの個別画像データは、前記LCDパネルPの部品データと、個別レイアウト情報のままとなる。
データ解析方法の別の例として、個別画像データに対応する露光領域を超えて存在する部品に関して、対応する露光領域に存在する面積率を検出し、その面積率と閾値との比較を行い、面積率が所定の閾値未満である場合には再部品化を行い、閾値以上の場合には再部品化を行なわないとする方法が例示される。
一例として、この閾値を70%とする。また、説明を分かり易くするために、データの密度はLCDパネルPの全域で均一であるとする。すなわちデータ量の割合=面積率であるとする。
同様に、露光ヘッド54aに対応する領域aの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、領域aに位置するのは、LCDパネルPの面積の1/10=10%である。従って、
再部品化による分割部品データの面積率=10%<70%
であるので、この場合には、露光ヘッド54aに対応する領域aの個別画像データのLCDパネルPの再部品化を行なう。
先と同じく、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、領域bに位置するのは、LCDパネルPの面積の4/5=80%である。従って、
再部品化による分割部品データの面積率=80%>70%
であるので、この場合には、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データのLCDパネルPの再部品化は行なわない。
さらに、先と同様に露光ヘッド54dに対応する領域dの個別画像データの再部品化を行なうとして、前述のように、領域dに位置するのは、LCDパネルPの面積の2/3=66.7%である。従って、
再部品化による分割部品データの面積率=66.7%<70%
であるので、この場合には、露光ヘッド54bに対応する領域bの個別画像データのLCDパネルPの再部品化を行なって、LCDパネルPの分割部品データを作成する。
すなわち、この場合には、露光ヘッド54dに対応する領域dの個別画像データは、LCDパネルPから切り出した、LCDパネルPを2/3切り出した分割部品データと、個別レイアウト情報とから構成される。
前述のように、再部品化を行なうことにより、露光装置14に転送するデータ量を低減して転送速度は向上できる反面、サーバ32に要求されるデータの記憶容量は増大し、両者は、トレードオフの関係にある。
従って、再部品化を行なうか否かの判定を行なうための閾値は、サーバ32(データ作成装置16)から露光装置14(描画装置)へのデータ転送速度、システム10に要求される露光装置14へのデータ転送時間、サーバ32の容量等に応じて、適宜、設定すればよい。
なお、1つの露光ヘッドが露光する領域に、存在量(データ量や面積)が異なる同じ部品が位置する場合には、1つの部品であっても、個別に解析を行なう。
また、圧縮率が非常に高い部品や元々小さい部品など、データ量の小さい部品は、再部品化を行なっても、あまり効果を得ることができず、解析や再部品化のための処理時間が無駄になってしまう場合も有る。そのため、データ量(圧縮を行なう場合には、圧縮後のデータ量)が、或る閾値以下の部品に関しては、露光ヘッドによる露光領域を超えて存在する部品であっても、再部品化を行なわないのが好ましく、すなわち、処理の迅速化のために再部品化のための解析を行なわないのが好ましい。なお、この閾値は、分割手段24の処理能力、サーバ32から露光装置14へのデータ転送速度、露光装置14の露光ヘッド54の露光領域の大きさ、基板Zのサイズ等に応じて、適宜、設定すればよい。
また、図示例においては、分割手段24は、部品データと個別レイアウト情報とからなる個別画像データを作成した後に、各個別画像データ毎に、再部品化を行なうか否かの判断を行なって、判断結果に応じて再部品化を行なった。
しかしながら、本発明は、これに限定はされず、まず、個別画像データを作成した際における、各個別画像データ毎の再部品化の実行/非実行を予測して、この予測結果に応じて、再部品化を行なって個別画像データを作成し、あるいは、再部品化を行なわずに個別画像データを作成してもよい。すなわち、この場合には、第1の個別ラスターデータ作成ステップと、第2の個別ラスターデータ作成ステップとが、略同時に進行するような処理となる。
分割手段24は、このようにして、露光装置14が有する6個の露光ヘッド54に対応する6個の個別画像データを作成したら、6個の個別画像データを互いに対応付けして基板Zに露光する1画像の画像データとし、さらに、画像のID番号等の必要な情報を付して、サーバ32に転送する。
サーバ32は、この基板Zに露光する画像データを記憶する。データ生成装置16は、CAD12からの設計データ転送に応じて、順次、画像データを生成して、サーバ32に記憶する。従って、サーバ32には、LCDの製造であれば、異なる層(レイヤー)の画像データや、異なる種類のLCDの画像データなど、複数の画像が記憶される。
なお、サーバ32は、この画像データ(露光ヘッドに応じた個別画像データからなる画像データ)に加え、RIP22が作成した、部品データと基板Z全体に対するレイアウト情報とからなる画像データを記憶してもよい。
また、分割手段24においては、個別レイアウト情報は、必ずしも作成する必要はなく、選択手段20が作成した基板Z全体に対するレイアウト情報を、個別レイアウト情報の代わりに各個別画像データに付してもよい。すなわち、この場合には、個別画像データは、部品データあるいはさらに分割部品データと、選択手段20が作成した基板Z全体に対するレイアウト情報とから構成されることになる。
サーバ32は、露光装置14から転送要求が有った際に、要求された画像データを露光装置14に転送する。
本発明においては、設計データの構成要素の部品化を行い、繰り返し記述される部品に関しては1個のみをラスターデータに変換して、部品データとレイアウト情報とを基板Zに露光する1画像のラスターデータ(画像データ)として持つことにより、ラスターデータのデータ量を低減し、データ転送時間の短縮して、生産効率の向上を図る。
ここで、露光装置14は、マルチヘッドの露光装置であるので、露光装置でのデータ処理の負担を低減し生産効率を向上するために、予め、各露光ヘッドに応じて分割した個別画像データを作成して、サーバ32に記憶しておくが、本発明は、露光ヘッド54の描画領域の外部まで至る部品に関しては、データの解析を行い、解析結果に応じて再部品化を行なうので、各露光ヘッド54に転送するデータ量を低減して、転送時間を短縮できる。
従って、本発明によれば、サーバ32(データ作成装置16)から露光装置へのデータ転送時間を短縮して、LCDパネルやプリント配線板等を生産するにあたり、より高い生産性を得ることができる。
前述のように、サーバ32は、露光装置14からの転送要求に応じて、基板Zに露光する画像データ(個別画像データからなる画像データ)を、露光装置14に転送する。
図3に、露光装置14の一例の概略構成の斜視図を示す。
図3に示す露光装置14は、LCDパネル等の製造において、絶縁層、導電層、半導体層などの上にフォトレジスト層を形成してなる基板Zなど、各種の基板Zに配線パターン、フィルタパターン、TFTパターン等を露光して描画(画像を記録)する装置である。
なお、本発明において、画像を露光する(露光の対象となる)基板Zには、特に限定は無く、前述のような、LCDパネルやプリント配線板等の製造に用いられる、絶縁層や半導体層などの上にフォトレジスト層を形成してなる基板など、露光によって画像記録(描画)が可能な各種の基板が利用可能である。
図3に示すように、露光装置14は、その長手方向がステージ移動方向(すなわち、後述する走査方向)を向くように配置され、吸着等によって基板Zを保持する矩形平板状の移動ステージ40と、ステージ移動方向に延在するように配置され、移動ステージ40をステージ移動方向に往復移動可能に支持する2本のガイド42と、その上面にステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド42が設置される厚い板状の設置台44と、設置台44を支持する4本の脚部46と、設置台44の中央部に移動ステージ40の移動経路を跨ぐように設けられ、その端部の各々が設置台44の両側面に固定される略C字状のゲート48とを有する。
また、ゲート48には、ゲート48をステージ移動方向に挟んで、一方の側(走査方向の下流側)には露光スキャナ52が固定される。露光スキャナ52は、基板Zに、配線パターン等の所定のパターンを露光するためのものであり、移動ステージ40の移動経路の上方に固定されている。
さらに、露光スキャナ52には、サーバ32から基板Zに露光する画像のラスターデータを取得して、露光装置14(後述する露光ヘッド54)での画像露光(描画)に対応する画像データである露光データを作成するデータ処理部50(以下、処理部50とする)が接続される。
なお、基板Zには、基板Zに先に露光された画像(下層の画像)と、これから露光する画像との位置合わせを行なうための基準マークが形成されていてもよく、また、露光装置14は、この基準マークを検出するカメラ(CCDカメラ等)や、カメラによって検出された基準マーク(その位置検出結果)に応じて、これから露光する画像を変倍/回転する画像処理手段等を有してもよい。
図示例において、露光スキャナ52は、図4および図5(B)に模式的に示すように、2行3列の略マトリックス状に配列された6個の露光ヘッド54(露光ヘッド54a、露光ヘッド54b、……、露光ヘッド54f)を備えている。
前述のように、露光ヘッド54aは領域aを、露光ヘッド54bは領域bを、……、露光ヘッド54fは領域fを、それぞれ露光する。
各露光ヘッド54の内部には、図6に模式的に示すように、入射された光ビームを空間変調する空間光変調素子(SLM)であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD(Digital Micromirror Device))56が設けられている。
DMD56は、マイクロミラー58が直交する方向に2次元状に、多数、配列されたものであり、そのマイクロミラー58の列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度θをなすように取り付けられている。従って、各露光ヘッド54による露光エリア62は、走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。
ステージ14の移動に伴い、基板Zには露光ヘッド54毎に帯状の露光済み領域64が形成される。すなわち、露光ヘッド54aによる露光済み領域64aは図2における領域aを、露光ヘッド54bによる露光済み領域64bは図2における領域bを、……、露光ヘッド54fによる露光済み領域64fは図2における領域fを、それぞれ露光する。
露光ヘッド54の各々に設けられたDMD56は、後述する処理部50が作成した露光データに応じて、マイクロミラー58単位でオン(on)/オフ(off)制御され、オン(もしくはオフ)状態のマイクロミラー58で反射された記録光が、基板Zに入射して、基板Zを露光する。これにより、基板Zには、DMD56のマイクロミラー58の像(ビームスポット)に対応したドットパターン(露光/非露光)が露光される。
なお、各露光ヘッド54に記録光(光ビーム)を入射する光源については図示省略してあるが、たとえば、レーザ光源などを利用することができる。
前述した帯状の露光済み領域64は、図6に示すマイクロミラー58に対応した2次元配列されたドット(露光点)によって形成される。二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、高解像度化を図ることができる。
なお、傾斜角度の調整のバラツキによって、利用しないドットが存在する場合もあり、たとえば、図6では、斜線としたドットは利用しないドットとなり、このドットに対応するDMD56におけるマイクロミラー58は、常にオフ状態となる。
また、図2では、説明を簡略化するために領域a〜fは重ねずに示したが、図5(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域64のそれぞれが、隣接する露光済み領域64と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド54の各々は、その配列方向に所定間隔ずらして配置されている。
このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する露光エリア62a、露光エリア62aの右隣に位置する露光エリア62bとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する露光エリア62bにより露光される。同様に、露光エリア62bと、露光エリア62bの右隣に位置する露光エリア62dとの間の露光できない部分は、露光エリア62cにより露光される。
露光ユニット52には、処理部50が接続されている。
前述のように、露光装置14(露光ユニット52)は、6個の露光ヘッド54(54a〜54f)を有し、サーバ32に記憶されている画像データは、各露光ヘッド54に対応する6個の個別画像データからなる画像データである。
図7に概念的に示すように、処理部50には、個々の露光ヘッド54に対応して、6個の処理手段68(68a〜68f)と、6個のメモリ70(70a〜70f)が配置される。処理手段68は、サーバ32から転送された個別画像データに、所定の処理を行なって、露光ヘッド54による画像露光に対応する露光データとしてメモリ70に記憶する。
露光ヘッド54は、対応するメモリ70から露光データを読み出し、この露光データに応じてDMD56を変調駆動(マイクロミラー58をオン/オフ)する。
例えば、システム10を管理する生産管理システムから露光装置14に、「このID番号の画像の露光をする」旨の指示が出される。露光装置14は、これに応じて、サーバ32に、このID番号のラスターデータの転送を要求する。
転送要求を受けたサーバ32は、このID番号のラスターデータを露光装置14の処理部50に転送する。前述のように、サーバ32が記憶している、基板Zに露光する1画像の画像データは、露光装置14の各露光ヘッド54(54a〜54f)に対応した、6個の個別画像データ(6分割されたラスターデータ)からなるものである。サーバ32は、この6個の個別画像データを並列(パラレル)で、対応する処理手段68(68a〜68f)に送る。
処理手段68は、まず、必要に応じて部品をレイアウト情報および露光領域に応じて切り出し、さらに、部品(部品データ)をレイアウト情報に応じて配列して合成し、自身が対応する露光ヘッド54が露光する1画像のラスターデータとする。
また、処理手段68は、ラスターデータに、解凍、露光ヘッド54(DMD56)による画像露光に応じたマッピング等の所定の処理を行い、露光ヘッド54による画像露光に対応する露光データを作成して、対応するメモリ70に記憶させる。さらに、処理手段68は、前記基準マークの撮影結果(位置検出結果)に応じて、画像の回転/拡縮(変倍)/変形などを行なってもよい。
露光装置14においては、全ての露光ヘッド54に対応するメモリが所定量以上の露光データを記憶した時点で、移動ステージ40の移動を開始して、さらに、各露光ヘッド54が、対応するメモリ70から露光データの読み出しを開始して、移動ステージ40すなわち基板Zが所定の位置に搬送された時点で、露光データに応じてDMD56を変調/駆動して、基板Zの露光を開始し、以降は、露光データの作成が終了するまで、処理手段に露光データの作成と、基板Zの露光とを並行して行なう。
以上、本発明のデータ作成方法およびデータ作成装置について詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なってもよいのは、もちろんである。
例えば、以上の例は、本発明を基板(感光材料)の露光によって描画を行なう露光装置に利用した例であるが、本発明は、これに限定はされず、インクジェットヘッドを用いて描画を行なうインクジェット記録装置、サーマルヘッドを用いて描画を行なう感熱記録装置など、複数の記録ヘッドを用いて描画を行なう描画装置を用いるシステムであれば、各種のシステムにおける描画装置に転送するラスターデータの作成に利用可能である。
本発明を利用する露光システムを概念的に示すブロック図である。 本発明を説明するための概念図である。 図1に示す露光システムの露光装置の概略構成を示す斜視図である。 図3に示す露光装置の露光スキャナの略構成を示す斜視図である。 (A)は、図4に示す露光スキャナの露光ヘッドによって基板に形成される露光済み領域の概念的に示す平面図であり、(B)は、各露光ヘッドによる露光エリアの配列を概念的に示す平面図である。 図3に示す露光装置の露光ヘッドにおけるDMDの配置を示す平面模式図である。 図3に示す露光装置のデータ処理部を概念的に示すブロック図である。
符号の説明
10 (露光)システム
12 CAD
14 露光装置
16 データ作成装置
20 選択手段
22 RIP
24 分割手段
32 サーバ
40 移動ステージ
42 ガイド
44 設置台
46 脚部
48 ゲート
52 露光スキャナ
54 露光ヘッド
56 DMD
58 マイクロミラー
62 露光エリア
64 露光済み領域
68 処理手段
70 メモリ

Claims (8)

  1. 基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データをラスタライズして、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成し、この1画像のラスターデータから、複数の記録ヘッドを有する描画装置の各記録ヘッドに対応する個別のラスターデータを作成するに際し、
    前記設計データを構成する構成要素から、繰り返し記述される構成要素の少なくとも1種を選択して、選択した構成要素は1種につき1個のみをラスタライズして部品ラスターデータに変換し、かつ、前記設計データから選択しなかった構成要素もラスタライズして部品ラスターデータに変換して、さらに、各構成要素の前記基板上における位置を示すレイアウト情報を作成することにより、前記1画像のラスターデータを作成する1画像ラスターデータ作成ステップと、
    この1画像のラスターデータ用いて、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域に位置する部品ラスターデータを検出することにより、前記個別のラスターデータを作成する第1の個別ラスターデータ作成ステップと、
    前記個別のラスターデータにおいて、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関しては、さらにデータの解析を行い、解析結果に応じて、前記個別のラスターデータが対応する描画領域内の部分のみを切り出して、新たな部品ラスターデータを作成するする第2の個別ラスターデータ作成ステップとを特徴とするデータ作成方法。
  2. 前記第1の個別ラスターデータ作成ステップでは、さらに、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域における各部品ラスターデータの位置の情報である個別レイアウト情報を作成する請求項1に記載のデータ作成方法。
  3. 前記部品ラスターデータを圧縮する請求項1または2に記載のデータ作成方法。
  4. 基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データをラスタライズして、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成し、この1画像のラスターデータから、複数の記録ヘッドを有する描画装置の各記録ヘッドに対応する個別のラスターデータを作成するデータ作成装置であって、
    基板に描画する画像をベクトル形式で表記してなる設計データから、繰り返し記述されている構成要素を少なくとも1種選択し、前記選択した構成要素については1種に付き1個の構成要素をラスタライズして部品ラスターデータとし、かつ、選択しなかった構成要素もラスタライズして部品ラスターデータとし、さらに、各構成要素の前記基板上における位置を示すレイアウト情報を作成して、部品ラスターデータとレイアウト情報とからなる、前記基板への描画に対応する1画像のラスターデータを作成する作成手段と、
    前記1画像のラスターデータ用いて、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、基板上の描画領域に位置する部品ラスターデータを検出することにより、前記個別のラスターデータを作成する分割手段とを有し、
    かつ、前記分割手段は、前記個別のラスターデータにおいて、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関しては、データの解析を行い、解析結果に応じて、前記個別のラスターデータが対応する描画領域内の部分のみを切り出して、新たな部品ラスターデータを作成することを特徴とするデータ作成装置。
  5. 前記分割手段は、さらに、前記描画装置の各記録ヘッド毎に、前記基板上の描画領域における各部品ラスターデータの位置の情報である個別レイアウト情報を作成する請求項4に記載のデータ作成装置。
  6. さらに、前記部品ラスターデータの圧縮を行なう圧縮手段を有し、前記分割手段は、前記圧縮手段が圧縮した部品ラスターデータを用いて、前記個別のラスターデータを作成する請求項4または5に記載のデータ作成装置。
  7. 前記分割手段は、前記基板上に配置した際に個別ラスターデータが対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータに関して、個別ラスターデータが対応する描画領域内に位置するデータ量を検出し、このデータ量が所定値未満の場合に、前記新たな部品ラスターデータの作成を行なう請求項4〜6のいずれかに記載のデータ作成装置。
  8. 前記分割手段は、基板上に配置した際に対応する描画領域の外まで至る部品ラスターデータであっても、データ量が所定の閾値以下である部品ラスターデータに関しては、前記データの解析を行なわない請求項4〜7のいずれかに記載のデータ作成装置。
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