JP2008241676A - 電子コンパスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】3軸の磁気センサのみで携帯電話の傾斜角と方位角を簡便に算出することができる電子コンパスシステムを提供しようとするものである。
【解決手段】地磁気ベクトルMの互いに直交する3軸成分を検出する3軸の磁気センサと、上記地磁気ベクトルMと上記磁気センサの座標系の第1軸とを一致させ、上記座標系の第2軸のプラス方向を地磁気の北方向に固定し、かつ、上記座標系の第3軸を水平方向に固定して、上記地磁気ベクトルMの伏角データをデータベースから出力し、又は上記磁気センサの3軸座標軸系の第2軸を水平姿勢にして伏角データを算出して、上記磁気センサによって検出した3軸成分データと上記伏角データとより傾斜角及び方位角を算出する方法とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、3軸方向の地磁気を検出して携帯電話の方位を任意の姿勢で算出する電子コンパスシステムに関するものである。
従来より、3軸方向の地磁気を検出して携帯電話の方位を測定する電子コンパスが開発されている。
例えば、引用文献1には、3軸の磁気センサと2軸のチルトセンサからなるコンパスにおいて、チルトセンサにより傾斜角を算出して地球水平面に射影したのち、3軸の磁気センサにより方位を算出する技術が開示されている。
また、引用文献2には、3軸の磁気センサのみで既知の傾斜角にしたときの3軸地磁気データと、通常使用する姿勢での傾斜角にしたときの3軸地磁気データとから傾斜角データを算出し、傾斜角データを用いて地磁気の地球水平面に射影した値を利用して方位角を補正する技術が開示されている。
しかし、方位角の算出にチルトセンサを要する方法では構成部品が多くなり、加速度の影響を防ぐために静止状態のもとにしか適切に行えないという問題がある。
また、傾斜角データを用いる方法では、操作が煩雑となる問題がある。
エム・ジェイ・カルソ(M.J.Caruso)著,「ナビゲーション システムにおける磁気センサの応用(Application of Magnetoresistive sensors in Navigation Systems)」(米国),センサーとアクチュエイター(Sensors and Actuators)1997,エスエイイー・エスピー(SAE SP)1220,(2月1997)15−21 特開2005−61969号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、3軸の磁気センサのみで、携帯電話の傾斜角と方位角を簡便に算出することができる電子コンパスシステムを提供しようとするものである。
本発明にかかる電子コンパスシステムは、地磁気ベクトルMの互いに直交する3軸成分を検出する3軸の磁気センサと、上記地磁気ベクトルMと上記磁気センサの座標系の第1軸とを一致させ、上記座標系の第2軸のプラス方向を地磁気の北方向に固定し、かつ、上記座標系の第3軸を水平方向に固定して、上記地磁気ベクトルMの伏角データをデータベースから出力し、又は上記磁気センサの3軸座標軸系の第2軸を水平姿勢にして伏角データを算出して、上記磁気センサによって検出した3軸成分データと上記伏角データとより傾斜角及び方位角を算出する方法と、を備えていることを特徴とする。
本発明の効果としては、チルトセンサなしで方位角を求めることができる。また、傾斜角データを測定するという煩雑な処理を省いて、直接傾斜角および方位角を求めることができる。
本発明にかかる電子コンパスシステムを図1により説明する。
図1は、本発明にかかる電子コンパスを携帯電話に搭載したときの姿勢状態を示す図である。
本発明の電子コンパスを構成する3軸の磁気センサは、x軸方向の地磁気成分Hxを検出するx軸磁気センサと、y軸方向の地磁気成分Hyを検出するy軸磁気センサと、z軸方向の地磁気成分Hzを検出するz軸磁気センサとからなる。これらの磁気センサとしてマグネトインピーダンス磁気センサ(以下、MIセンサという。)、ホール素子等からなり、3軸が互いに直交して配置されており、各軸方向の地磁気成分に応じた大きさのセンサ信号を出力するようになっている。
また、図1に示すようにX軸を北方向、Y軸を西方向、そしてZ軸を重力方向とした地上座標系を(X,Y,Z)とし、x軸を携帯電話の表示画面(以下、表示画面という。)の縦方向と一致させ、y軸を表示画面の横方向と一致させ、z軸を表示画面の法線方向と一致させた電子コンパスの3軸座標系(以下、電子コンパス座標系という。)を(x,y,z)とする。このときの電子コンパスの姿勢状態を傾斜角φ、方位角θによって表す。
傾斜角φは、電子コンパス座標系と水平面(地上座標系のX−Z面である。)とのなす角であり、方位角θは、電子コンパス座標系のx軸を地上座標系のX−Y面に投影した軸とのなす角である。
さらに、図2に示すように、地磁気ベクトルM、伏角βで表す。
地磁気ベクトルMは、地上座標系のX−Y平面とZ軸のなす原点を通る地磁気ベクトルであり、伏角βは地上座標系のX−Y平面と地磁気ベクトルMとのなす角である。
ここで、地磁気ベクトルMの測定値は、任意の方位において磁気センサにより測定した3軸の磁気成分(Hx,Hy,Hz)から、次式(1)により求められる。
Figure 2008241676
伏角βは、測定地点における既知の伏角のデータをデータベースから出力する。または、上記の測定した3軸の磁気成分(Hx,Hy,Hz)から、次式(2)により求められる。
Figure 2008241676
次に、図1及び図2を参照して、傾斜角φ及び方位角θの算出方法を説明する。
地磁気ベクトルMと電子コンパス座標系のz軸とを一致させ、電子コンパス座標系のx軸を地磁気の北方向に固定し、かつ、電子コンパス座標系のy軸を水平方向に固定して電子コンパスの座標系を固定する。この座標系における測定値Mは、地磁気ベクトルMの回転変換行列IIと次式(3)のような関係がある。
Figure 2008241676
なお、aは、次式(4)により、Mは式(1)により求められる。
Figure 2008241676
式(3)の方程式から傾斜角φ及び方位角θを求めると、それぞれ次式(5)、(6)に表すことができる。
式(5)からφを求めると、平方根の正符号からφ、負符号からφの値が求められる。φ又はφのどちらかの決定は、傾斜角を保持した状態で左右に振って、その時にφの値が一定となる符号を採用する。
Figure 2008241676
Figure 2008241676
式(5)から決定された符合のφを用いて式(6)に代入すると、方位角θが決定される。また、コンパスを使用中に方位を変化させた場合、θが北向き方位の場合にはφをとり、θが南向き方位の場合にはφをとる。北向きから南向きに、又は南向きから北向きに変化したときに、Hx/M>cos a sinφの場合にはφをとり、Hx/M>cos a sinφの場合にはφをとる。
以下、具体的な実施の形態を説明する。
まず、Hx=0、Hy=0、Hz=Mを示す携帯電話の姿勢を求める。その際、Hxのプラス方向が地磁気の北方向を示し、Hyは水平方向とする。
次に、伏角βを測定する。伏角βは式(2)により求められる。ここで、仮に伏角βの測定値が45°とする。
次に、携帯電話を45°傾けた状態で真西方向を測定すると測定値Mxが得られる。そのときの測定値は、
Figure 2008241676
となる。
この値を式(5)及び式(6)に代入すると、
Figure 2008241676
よって、φ=45°、θ=90°を得ることができる。任意の方位における測定値Mxによる3軸の磁気成分(Hx,Hy,Hz)から傾斜角φ及び方位角θを求めることができる。
他の実施の形態を表1及び表2に示し、説明する。
まず、表1には、a=45°(伏角βは45°のとき)にて、携帯電話を60°傾けた状態(傾斜角φ=60°)で携帯電話を真北方向から30°、150°、210°、330°回転した4方向(方位角θ=30°、150°、210°、330°)におけるそれぞれの測定値M(Hx,Hy,Hz)を示している。
これらの測定値Mを式(5)及び式(6)に挿入して算出すると出力値として傾斜角φは60°、方位角θは30°、150°、210°、330°が求められる。表1から分かるように上記の4方向の傾斜角φ及び方位角θと一致する。
Figure 2008241676
次に、表2には、a=30°(伏角βは60°のとき)にて、携帯電話を45°傾けた状態(傾斜角φ=45°)で携帯電話を真北方向から30°、150°、210°、330°回転した4方向(方位角θ=30°、150°、210°、330°)におけるそれぞれの測定値M(Hx,Hy,Hz)を示している。
これらの測定値Mを同様に式(5)及び式(6)に挿入して算出すると出力値として傾斜角φは45°、方位角θは30°、150°、210°、330°が求められる。表2から分かるように上記の4方向の傾斜角φ及び方位角θと一致する。
Figure 2008241676
上記の発明の実施の形態では、地磁気ベクトルMと磁気センサの座標系の一致させる第1軸をz軸とし、上記座標系の地磁気の北方向とする第2軸のプラス方向をx軸とし、上記座標系の水平方向とする第3軸をy軸として説明したが、これに限定されるものでない。
本発明にかかる電子コンパスの姿勢状態を示す図である。 地磁気ベクトルM、伏角βで表す図である。
符号の説明
1 電子コンパス

Claims (1)

  1. 地磁気ベクトルMの互いに直交する3軸成分を検出する3軸の磁気センサと、
    上記地磁気ベクトルMと上記磁気センサの座標系の第1軸とを一致させ、上記座標系の第2軸のプラス方向を地磁気の北方向に固定し、かつ、上記座標系の第3軸を水平方向に固定して、
    上記地磁気ベクトルMの伏角データをデータベースから出力し、
    又は上記磁気センサの3軸座標軸系の第2軸を水平姿勢にして伏角データを算出して、
    上記磁気センサによって検出した3軸成分データと上記伏角データとより傾斜角及び方位角を算出する方法とからなることを特徴とする電子コンパスシステム。
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