JP2008240431A - 折板吊金具用補強具 - Google Patents
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Abstract
【課題】吊り杆の曲げ調節の度に一々取り外す必要がなく、施工が容易であり且つ簡易な構造の折板吊金具用補強具を提供する。
【解決手段】吊り杆T1の下端に耳保持部T2を備えた軒樋吊金具T3を設け、前記吊り杆T1の上端を、折板屋根Y等に挿通して固定される折板吊金具Tに用いるための補強具Aであって、前記補強具Aは、前記吊り杆T1の上部乃至前記軒樋吊金具に架設される1枚の傾斜板体1と、前記傾斜板体1の下端に突設された長ボルト2と、前記長ボルト2に螺合可能なナット3と、より構成してなり、前記傾斜板体1は、上端側適所を前記吊り杆T1に略直交する程度に折曲させて、前記折板屋根Yの裏面に当接するプレート部11を形成すると共に、前記プレート部11の略中央には、端部に向けて開放させた開放溝12を形成してなる。
【選択図】図1
【解決手段】吊り杆T1の下端に耳保持部T2を備えた軒樋吊金具T3を設け、前記吊り杆T1の上端を、折板屋根Y等に挿通して固定される折板吊金具Tに用いるための補強具Aであって、前記補強具Aは、前記吊り杆T1の上部乃至前記軒樋吊金具に架設される1枚の傾斜板体1と、前記傾斜板体1の下端に突設された長ボルト2と、前記長ボルト2に螺合可能なナット3と、より構成してなり、前記傾斜板体1は、上端側適所を前記吊り杆T1に略直交する程度に折曲させて、前記折板屋根Yの裏面に当接するプレート部11を形成すると共に、前記プレート部11の略中央には、端部に向けて開放させた開放溝12を形成してなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、吊り杆の下端に耳保持部を備えた軒樋吊金具を設け、前記吊り杆の上端を、折板屋根等に挿通して固定される折板吊金具用補強具に関する。
折板屋根等の建物では、軒樋等を直接取り付けできないため、一般には、前記折板屋根等に軒樋吊金具を固定し、該軒樋吊金具に前記軒樋を取付ける折板吊金具が使用されている。
このような折板吊金具は、吊り杆の下端に軒樋を取り付ける耳保持部を備えた軒樋吊金具を設け、前記吊り杆の上端を、折板屋根等に挿通して固定している。
そのため、前記吊り杆の上端には、軒樋等の全荷重が集中荷重となってかかり、前記吊り杆や折板屋根等に、曲げや破損等を生じる危険があるため、最近では、前記集中荷重を分散させて、曲げや破損等を防止するための補強部材が提案されている。
この補強部材は、吊り杆に貫通され、該吊り杆の上部に直交する方向に固定されてなり、前記補強部材の上面全体が、前記折板屋根等の裏面に当接されるようにしている。
そのため、前記軒樋等にかかる全荷重は、前記補強部材が当接している上面全体が折板屋根等の裏面に分散荷重となって負荷されるため、前記吊り杆や折板屋根等に生じる曲げや破損等を防止できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−253985号
このように、従来の折板吊金具用補強部材は、吊り杆や折板屋根等に生じる曲げや破損等を防止できる点で効果があるが、構造が複雑であるうえ、施工し難いという問題があった。
具体的には、前記吊り杆の上端は、折板屋根等に貫通して固定されるが、前記補強部材は、この作業前に予め前記吊り杆に貫通して取り付ける必要がある。
一方、折板屋根等には、屋根勾配があると共に、該屋根勾配は、設置する建物等によって様々であるが、前記軒樋吊金具自体は、これを水平に設置しなければならない。
そのため、施工現場においては、前記軒樋吊金具自体が水平に設置されるように、前記屋根勾配に応じて前記吊り杆を若干曲げて加工したうえで、取付けることが多い。
しかしながら、前記補強金具を備えた折板吊金具では、前記吊り杆の曲げ調節の度に一々前記補強部材を取外して調節した後、再度吊り杆に貫通しなければならない手間が生じ、施工し難いという問題がある。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、吊り杆の曲げ調節の度に一々取り外す必要がなく、施工が容易であり且つ簡易な構造の折板吊金具用補強具を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る折板吊金具用補強具は、吊り杆の下端に耳保持部を備えた軒樋吊金具を設け、前記吊り杆の上端を、折板屋根等に挿通して固定される折板吊金具に用いるための補強具であって、前記補強具は、前記吊り杆の上部乃至前記軒樋吊金具に架設される1枚の傾斜板体と、前記傾斜板体の下端に突設された長ボルトと、前記長ボルトに螺合可能なナットと、より構成してなり、前記傾斜板体は、上端側適所を前記吊り杆に略直交する程度に折曲させて、前記折板屋根の裏面に当接するプレート部を形成すると共に、前記プレート部の略中央には、端部に向けて開放させた開放溝を形成してなる。
請求項1に係る折板吊金具用補強具は、吊り杆の下端に耳保持部を備えた軒樋吊金具を設け、前記吊り杆の上端を、折板屋根等に挿通して固定される折板吊金具に用いるための補強具であって、前記補強具は、前記吊り杆の上部乃至前記軒樋吊金具に架設される1枚の傾斜板体と、前記傾斜板体の下端に突設された長ボルトと、前記長ボルトに螺合可能なナットと、より構成してなり、前記傾斜板体は、上端側適所を前記吊り杆に略直交する程度に折曲させて、前記折板屋根の裏面に当接するプレート部を形成すると共に、前記プレート部の略中央には、端部に向けて開放させた開放溝を形成してなる。
請求項2に係る折板吊金具用補強具は、請求項1において、傾斜板体の折曲は、上端側適所を略90°回転させながら加工された、所謂ひねり加工によって形成している。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る折板吊金具用補強具によれば、折板屋根等に取付けた折板吊金具の吊り杆の曲げ調節を行なった後、プレート部の開放溝を前記吊り杆の上部にスライドさせて挿入すると共に、前記長ボルトを前記軒樋吊金具の適所に貫通させてナットを螺合するだけで、前記吊り杆の上部乃至前記軒樋吊金具に架設できる。
請求項1に係る折板吊金具用補強具によれば、折板屋根等に取付けた折板吊金具の吊り杆の曲げ調節を行なった後、プレート部の開放溝を前記吊り杆の上部にスライドさせて挿入すると共に、前記長ボルトを前記軒樋吊金具の適所に貫通させてナットを螺合するだけで、前記吊り杆の上部乃至前記軒樋吊金具に架設できる。
このように、前記吊り杆を折板屋根等から一々取り外さなくても、折板吊金具を確実に補強することができ、簡易な構造であるうえ、施工も容易にできる。
請求項2に係る折板吊金具用補強具によれば、傾斜板体の折曲は、上端側適所を略90°回転させながら加工された、所謂ひねり加工によって形成しているため、簡単なひねり加工を施すだけで、傾斜板体の強度を高めることができる。
以下、本発明に係る折板吊金具用補強具Aを図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る折板吊金具用補強具Aの一実施例を示す取付状態図であり、図2(a)、(b)は、図1で示した折板吊金具用補強具Aを示す斜視図である。
この折板吊金具用補強具Aは、吊り杆T1の下端に耳保持部T2を備えた軒樋吊金具T3を設け、吊り杆T1の上端を、折板屋根Y等に挿通して固定される折板吊金具Tに用いるための補強具Aであって、この折板吊金具用補強具Aは、吊り杆T1の上部乃至軒樋吊金具T3に架設される1枚の傾斜板体1と、傾斜板体1の下端に突設された長ボルト2と、長ボルト2に螺合可能なナット3とを備えてなる。
傾斜板体1は、上端側適所を吊り杆T1に略直交する程度に折曲させて、折板屋根Yの裏面に当接するプレート部11を形成してなる。
プレート部11は、傾斜板体1の上端側適所を単に折り曲げて形成しても構わないが、本実施例では、傾斜板体1の上端側適所を略90°回転させながら加工した、所謂ひねり加工によって形成している。
そのため、単に折り曲げてプレート部11を形成したものに比べ、傾斜板体1の曲げ部分の強度を高めることができ、簡単なひねり加工を施すだけで、傾斜板体1全体の強度を高めることができる。
なお、傾斜板体1の適所に、リブ等の補強加工を施すことも可能である。
又、プレート部11には、端部に向けて開放させた開放溝12を形成してなる。
本実施例の開放溝12は、プレート11部の先端略中央から内方に向けて真っ直ぐに切欠された開放溝12を例示しているが、これに限定されず、例えば、プレート11部の側端から内方に向けて真っ直ぐに切欠した開放溝12、或いは、非直線状の開放溝12を形成することも可能である。
又、傾斜板体1の下端には、長尺のボルト体である長ボルト2を固着してなる。
ここでは、傾斜板体1を金属板で形成し、この傾斜板体1の下端に、長ボルト2の上端を溶接して固着しているが、傾斜板体1を合成樹脂板で形成する場合には、長ボルト2を一体成形すれば良い。
そして、この長ボルト2に螺合可能なナット3と、より構成している。
以上のように構成した本発明に係る折板吊金具用補強具Aは、以下の要領で使用する。
先ず、軒樋吊金具T3を備えた吊り杆T1の上端を、折板屋根Yに貫通し、この吊り杆T1の上端側からゴムパッキン等を備えた固定部材T4を螺合して、折板屋根Yに折板吊金具Tを取付ける。
そして、折板屋根Yの屋根勾配に応じて、軒樋吊金具T3が水平に設置されるように、吊り杆T1を周知手段によって若干曲げ加工を行い調節する。
次に、この曲げ調節された軒樋吊金具T3に開設されたボルト孔(不図示)に向けて、傾斜板体1下端の長ボルト2を貫通すると共に、傾斜板体1上端のプレート部11に開設された開放溝12の開放端を、吊り杆T1の上部に嵌挿する。
そして、傾斜板体1を上方に押し上げて、上端に設けたプレート部11を、折板屋根Yの裏面に当接させたうえで、長ボルト2の下端からナット3を締付け、施工を完了する。
このように、本発明の折板吊金具用補強具Aによれば、吊り杆T1の曲げ調節を行った後に、吊り杆T1を折板屋根Yから一々取り外さなくても傾斜板体1を装着できるため、折板吊金具Tの施工を簡単且つ確実に行うことができる。
なお、上記施工要領は、一例に過ぎず、これに限定されるわけではない。
A 折板吊金具用補強具
Y 折板屋根
T 折板吊金具
T1 吊り杆
T2 耳保持部
T3 軒樋吊金具
1 傾斜板体
11 プレート部
12 開放溝
2 長ボルト
3 ナット
Y 折板屋根
T 折板吊金具
T1 吊り杆
T2 耳保持部
T3 軒樋吊金具
1 傾斜板体
11 プレート部
12 開放溝
2 長ボルト
3 ナット
Claims (2)
- 吊り杆の下端に耳保持部を備えた軒樋吊金具を設け、前記吊り杆の上端を、折板屋根等に挿通して固定される折板吊金具に用いるための補強具であって、
前記補強具は、前記吊り杆の上部乃至前記軒樋吊金具に架設される1枚の傾斜板体と、
前記傾斜板体の下端に突設された長ボルトと、
前記長ボルトに螺合可能なナットと、より構成してなり、
前記傾斜板体は、上端側適所を前記吊り杆に略直交する程度に折曲させて、前記折板屋根の裏面に当接するプレート部を形成すると共に、前記プレート部の略中央には、端部に向けて開放させた開放溝を形成してなる折板吊金具用補強具。 - 請求項1において、
傾斜板体の折曲は、上端側適所を略90°回転させながら加工された、所謂ひねり加工によって形成している折板吊金具用補強具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007084646A JP2008240431A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 折板吊金具用補強具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007084646A JP2008240431A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 折板吊金具用補強具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008240431A true JP2008240431A (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=39912091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007084646A Pending JP2008240431A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 折板吊金具用補強具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008240431A (ja) |
-
2007
- 2007-03-28 JP JP2007084646A patent/JP2008240431A/ja active Pending
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