JP2008240252A - サイフォン排水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の竪管が合流する合流部における排水性を良くすると共に、床スラブ上の所定位置に溜まった水を排水することの可能なサイフォン排水システムを提供する。
【解決手段】通気路本体部34の中央部には、通気路37が構成されている。通気路37は、通気路本体部34の中央部を貫通し、上方へ開放されると共に、収納管30内と連通されている。弁部材36Aは、円盤状とされ、通気路37の下側開口の下側に配置されている。弁部材36Aは、通気路37を閉鎖可能なように、収納管30の内径よりも大径とされている。弁部材36Aは、通常時(力が加えられない状態)には、スプリング36Bにより通気路37を閉鎖する位置に付勢されている。収納管30内が負圧になったり、上方からの押圧があったりすると、スプリング36Bの付勢力に抗して弁部材36Aは開放される。
【選択図】図3

Description

本発明は、サイフォン排水システムに係り、特に、複数の竪管を合流させる合流部を有するサイフォン排水システムに関する。
近年、従来の勾配排水システムに代わって、サイフォン排水システムが提案されている。サイフォン排水システムは、特許文献1に記載されるように、水回り器具とサイフォン排水管を含んで構成されており、サイフォン排水管は、床スラブに沿って無勾配で配管された横引き管、及び、垂下部をなす竪管で構成されている。そして、サイフォン排水システムでは、竪管にて発生するサイフォン力(負圧力)を利用して、水回り器具からの排水効率の向上が図られている。
このようなサイフォン排水システムのサイフォン排水管は、基本的に排水立て管との間に設けられる合流部継手に達するまで他のパイプとは合流することはなく、各水廻り器具に対応するサイフォン排水管がそのまま合流部継手に接続されている。
また、サイフォン排水システムでは、在来の排水方式と異なり、勾配を必要としないため、管材として塩化ビニルに代表される硬管に代えて、ポリブテン管、架橋ポリエチレン管等の自由に曲げることの可能な可とう管や、複層管・金属補強樹脂管・銅管などの曲げ形状を保持可能な可とう管などの、施工性・作業性の高い管を自由に使用することができる。
ところで、前述のように、サイフォン排水管が合流する合流部継手において、多量の排水があった際などには、通気不良による、排水不良やトラップの破封が生じることがある。
特開平6−42019号公報
このような不都合を解消するために、合流部継手を大気に開放して通気を行うことが考えられるが、通気部分から合流部継手の臭気が排出されることがあることから、臭気対策が必要である。一方、通気部分は、合流部継手を介して排水立て管へ通じているので、雨水やその他の水が床スラブ上に溜まった場合に、その水を通気部分を利用して排水することができれば便利である。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、複数の竪管が合流する合流部における排水性を良くすると共に、床スラブ上の所定位置に溜まった水を排水することの可能なサイフォン排水システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のサイフォン排水システムは、床スラブに沿って無勾配で配管される横引き管と、前記横引き管と接続され、排水を流下させることによりサイフォン力を発生させる竪管と、複数の前記竪管が下流側で合流する合流部と、前記合流部と連通され前記床スラブの上方へ向かって開口する通気路の構成された通気路構成部材と、前記通気路の外側から内側へ向かう流体の流入を許容すると共に、内側から外側へ向かう流体の流出を阻止する逆止部材と、を備えている。
本発明のサイフォン排水システムは、通気路構成部材を備えている。この通気路構成部材には、床スラブの上方へ向かって開口する通気路が構成され、通気路は、逆止部材により、通気路の外側から内側へ向かう流体の流入が許容されている。したがって、合流部が大気に対して負圧となった場合には、逆止部材が開放されて、空気が合流部へ流入する。これにより、合流部における排水性が向上する。
また、通気路は、逆止部材により、通気路の内側から外側へ向かう流体の流出が阻止されている。したがって、合流部が大気に対して正圧となった場合でも、逆止部材が閉鎖されて、合流部内の空気が外部へ出ることがなく、臭気の排出を防止することができる。
また、通気路構成部材は、床スラブの上方へ向かって開口されているので、床スラブ上の水が溜まる部分について、この開口を用いて排水することができる。
本発明の請求項2に記載のサイフォン排水システムは、前記通気路構成部材の上面が、前記床スラブの上面と同じ高さ、または、床スラブの上面よりも低い位置に配置されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、床スラブ上に溜まった水を、確実に通気路へ流入させることができる。
本発明の請求項3に記載のサイフォン排水システムは、前記合流部が、排水立て管と連結される合流部継手を含んで構成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、合流部継手内の通気を行うことができ、合流部継手内からの排水性を向上させることができると共に、合流部継手へ床スラブ上に溜まった水を流し込むことができる。
本発明の請求項4に記載のサイフォン排水システムは、前記合流部が、複数の前記竪管の下流端が筒内部に挿入された筒状の収納部材、を含んで構成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、収納部材内の通気を行うことができ、収納部材の内部における排水をスムーズに行うことができる。
本発明の請求項5に記載のサイフォン排水システムは、前記通気路部材が、前記収納部材の上端側に設けられ、複数の前記竪管を挿通可能な挿通孔が構成されると共に、前記収納部材の内部と外部とを閉塞すること、を特徴とする。
上記構成によれば、通気路部材を用いて収納部材を閉鎖できると共に、竪管を挿通穴に通して保持することができる。
本発明の請求項6に記載のサイフォン排水システムは、前記床スラブに、前記竪管を貫通させる貫通口、及び、前記貫通口の外側に前記床スラブの上面よりも低い面を構成する落込み凹部が構成され、前記通気路の開口は、前記落込み凹部からの水が流入可能な位置に構成されていること、を特徴とする。
一般的に、サイフォン排水管における横引き管と竪管の間の屈曲部分は、サイフォンの発生を促進するために、直角に屈曲されるのではなく、直角よりも緩やかなR形状とされている。そこで、竪管を貫通させる貫通口の外側に落込み凹部を構成する。この落込み凹部は、床スラブの上面よりも低くなっているので、横引き管と竪管の間の屈曲部分を落込み凹部に配置することにより、サイフォン排水管を床スラブとの干渉を避けつつ容易に配管することができる。
このように落込み凹部を構成した場合には、落込み凹部に雨水等が流れ込むことが考えられる。そこで、通気路構成部材の通気路の開口を、落込み凹部からの水が流入可能な位置に構成する。具体的には、落込み凹部に向かって開口し、落込み凹部と同じ高さ、または落込み凹部よりも低い位置に構成する。これにより、万一落込み凹部に雨水等が流れ込んだ場合でも、通気路へ流すことができる。
本発明は上記構成としたので、合流部における排水性が向上すると共に、床スラブ上に水が溜まらないように、また溜まってしまった水を、排水することができる。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本実施形態に係るサイフォン排水システムの全体構成を説明する。図1には、本実施形態に係るサイフォン排水システムの全体構成が概略図にて示されている。
本実施形態に係るサイフォン排水システムは、サイフォン力を利用して水回り器具からの排水を効率よく排出する排水システムである。本実施形態では、サイフォン排水システムを、複数階で構成された集合住宅に用いた例について説明する。なお、サイフォン排水システムは、集合住宅に好適に用いられるが、集合住宅以外の戸建て住宅や工場等にも用いることができる。
本実施形態のサイフォン排水システム10は、複数階で構成された集合住宅に用いられ、図1に示すように、排水を下方へ流す排水立て管12を備えている。この排水立て管12は、集合住宅の上下方向(縦方向)に延設され、集合住宅の各階の床スラブ14を貫いている。床スラブ14の貫かれている部分を、以下「貫通口15」という。貫通口15の外側には、落込み凹部15Aが構成されている。落込み凹部15Aは、床スラブ14よりも一段下がった段部で構成されている。
集合住宅の各階の各戸には、複数の水回り器具16が設けられており、この水回り器具16には、サイフォン排水管22が接続されている。サイフォン排水管22は、床スラブ14上に無勾配で設置され、略水平方向に延びる横引き管24と、排水立て管12に沿って、上下方向(鉛直方向)に配設される竪管26と、一端部が横引き管24に接続されると共に他端が竪管26に接続されたベンド管25と、を有している。
竪管26は貫通口15部分で床スラブ14を貫通しており、排水立て管12に沿って配置されている。貫通口15から下側には、排水立て管12に沿って、収納管30が配置されている。収納管30は、筒状とされ、筒内に上方から竪管26の下端部が挿入されている。竪管26の下端口は収納管30の下側に達している。複数の竪管26が、収納管30で合流されている。
ベンド管25は、水平方向から下側へ向かってR形状に屈曲され、R部分は、落込み凹部15Aに配置されている。落込み凹部15Aが構成されていることにより、ベンド管25の曲率半径が比較的大きくても、床スラブ14と干渉し合わず、所定のR形状を保って貫通口15へ竪管26を落とし込むことができる。
貫通口15の隙間部分、すなわち、床スラブ14と排水立て管12、収納管30との間の隙間には、隙間埋部材17が詰め込まれている。隙間埋部材17により、床スラブ14の穴が埋められると共に、収納管30の上部が保持される。
収納管30の上端側は、通気路構成部材32により閉鎖されている。通気路構成部材32の詳細については、後述する。収納管30の下端側は、合流部継手40と接続され、合流部継手40を介して排水立て管12と連通されている。
横引き管24、ベンド管25、及び竪管26は、1本の排水管で構成され、サイフォン排水管内では、収納管30までは他の排水管と途中で合流することなく、排水立て管12へ排水を導くようになっている。また、横引き管24、ベンド管25、及び竪管26は、排水が満流で流れるように管の内径が設定されている。横引き管24内の排水には、サイフォン水頭Hsのエネルギーにより、排水方向へ向かうサイフォン力が作用される。
図2に示すように、通気路構成部材32は、略円柱状とされ、通気路本体部34及び逆止弁36を含んで構成されている。通気路本体部34は、挿入部34A及びフランジ部34Bを備えている。図3に示すように、挿入部34Aは、収納管30の内径よりもわずかに小径とされ、収納管30に圧入可能とされている。フランジ部34Bは、収納管30の端辺に当接され、これにより通気路構成部材32が収納管30内へ入り込むことが防止されている。
通気路本体部34の中央部には、通気路37が構成されている。通気路37は、通気路本体部34の中央部を貫通し、上方へ開放されると共に、収納管30内と連通されている。通気路37の上側開口は、床スラブ14の上面と同レベルの高さ、または、床スラブ14の上面よりも低い位置に構成されている。本実施形態では、落込み凹部15Aの上面とほぼ同じ高さとされている。通気路37の上側には、弁支持部材38が形成されている。弁支持部材38は、通気路37に水平方向に架け渡された十字形状とされている。
逆止弁36は、弁部材36A及びスプリング36Bを含んで構成されている。弁部材36Aは、円盤状とされ、通気路37の下側開口の下側に配置されている。弁部材36Aは、通気路37を閉鎖可能なように、収納管30の内径よりも大径とされている。スプリング36Bは、コイルスプリングで構成され、一端が弁支持部材38の中央部に取り付けられ、他端が弁部材36Aの上側中央部に取り付けられている。弁部材36Aは、通常時(力が加えられない状態)には、スプリング36Bにより上方向に付勢され、通気路37を閉鎖する位置に配置されている。収納管30内が負圧になったり、上方からの押圧があったりすると、スプリング36Bの付勢力に抗して下側へ移動し、弁部材36Aは開放される。
通気路本体部34には、通気路37の外周りに、複数の(本実施形態では6個)竪管挿入穴39が構成されている。竪管挿入穴39は、上下方向に貫通され、竪管26の外径よりもわずかに大径とされている。竪管挿入穴39に、竪管26が挿入され、竪管26の上部がここで支持される。竪管26は、竪管挿入穴39の内壁に密着されており、通気路構成部材32によって、収納管30の上側開口は密閉されている。通気路本体部34は、弾性体(例えば、ゴム、ウレタン等)で構成することができる。
上記サイフォン排水システム10では、水回り器具16から排出された排水は、横引き管24へ流入し、ベンド管25を経て、竪管26を流下し、収納管30へ流入される。収納管30には、複数の竪管26が接続されており、収納管30内で、複数の竪管26からの排水が合流する。そして、合流部継手40を経て排水立て管12へ排水される。サイフォン排水管22内を満流で排水が流れると、サイフォン水頭Hsのポテンシャルエネルギーにより、サイフォン力が発生する。このサイフォン力により、サイフォン排水管22内の排水が誘導され、その排水が促進される。
このようにサイフォン力により排水が行われているとき、収納管30や合流部継手40内が負圧になることがある。すると、弁部材36Aは、図4に示すように、収納管30の内側(下側)へ向かって移動し、通気路37は開放される。これにより、外気Aが収納管30内に入り込み、収納管30や合流部継手40内の負圧が解消され、排水性が向上する。
また、図5に示すように、落込み凹部15Aに雨水等が溜まった際には、通気路37へ水が流れ込み、水圧により弁部材36Aが押されて下方へ移動し、通気路37が開放される。これにより、水は収納管30内へ流入し、合流部継手40を経て、排水立て管12へ流出される。
本実施形態によれば、通気路37を構成することにより、通気、及び、溜まった水の排水を行うことができる。また、通気路37は、通常時には逆止弁36で閉鎖されているので、通気路37から外部へ気体が排出されることがなく、臭気の排出を防止することができる。
なお、本実施形態では、通気路37を開閉可能な逆止部材として、逆止弁36を用いた例を説明したが、通気路37を開閉可能な他の構成を用いることもできる。例えば、図6に示すように、通気路をクランク状のクランク通気路47とし、クランク通気路47内にボール46を配置する構成としてもよい。クランク通気路47は、クランクの中央部において下流側が高くなるように勾配がつけられている。そして、この勾配の上流側(最下部)でボール46がクランク通気路47を閉鎖可能なように、閉鎖部47Aにおけるクランク通気路47の内径が、ボール46の外径よりも小さく構成されている。
したがって、通常時には、ボール46は、重力により引っ張られて閉鎖部47Aに配置され、クランク通気路47を閉鎖している。収納管30や合流部継手40内が負圧になると、図7に示すように、ボール46は、重力に抗して下流側へ移動し、リブ48に当接する。ボール46がこの位置に配置されると、クランク通気路47は開放され、外気Aが収納管30内に入り込み、収納管30や合流部継手40内の負圧が解消され、排水性が向上する。
また、落込み凹部15Aに雨水等が溜まった際には、図8に示すように、クランク通気路47へ水が流れ込み、水圧又は浮力によりボール46が押されて下流側へ移動し、クランク通気路47は開放される。これにより、水は収納管30内へ流入し、合流部継手40を経て、排水立て管12へ流出される。
上記構成によっても、通気、及び、溜まった水の排水を行うことができ、かつ、通常時にクランク通気路47を閉鎖することができる。
また、本実施形態では、収納管30で複数の竪管26を合流させた例について説明したが、収納管30は必ずしも必要ではない。図9に示すように、竪管26を合流部継手40に直接接続してもよい。この場合には、床スラブ14と合流部継手40との間に、通気管50を配管し、通気管50の一端を床スラブ14の上方に開口させると共に、他端を合流部継手40に接続する。そして、図10に示すように、通気管50の床スラブ14側の開口に、通気路構成部材32を取り付ければよい。
また、本実施形態では、床スラブ14に落込み凹部15Aを構成したが、落込み凹部15Aは、必ずしも必要な構成ではない。本実施形態の通気路構成部材32は、床スラブ14上に水が溜まる可能性のある、あらゆる部分に設けて、溜まった水の排水を行うことができる。例えば、集合住宅のメーターボックスのドア内側部分や、傾斜の不十分な屋外の配管部分に、効果的に適用することができる。
なお、サイフォン排水システムを導入する集合住宅では、通常、図11に示すように、室内の床FLは床スラブ14から150mm程度高い位置に設置され、玄関の高さSTは室内の床FLとの段差が30mm〜50mm程度になるように床スラブ14よりも高い位置に構成される。したがって、玄関の高さSTと同じ高さの共用廊下60は、室内の床スラブ14の天端よりも高い位置に設けられている。一方、サイフォン排水システムでは、ガス管などと共に、共用廊下60面して設けられたメーターボックス62に、排水立て管12、サイフォン排水管22を配管することができる。この場合、図11(A)に示すように、共用廊下60の高さにサイフォン排水管22を配置することになると、逆勾配となって、排水が難しい。
そこで、図11(B)に示すように、メーターボックス62内を凹状とすることが必要となる。この凹状の部分に、サイフォン排水管22を配管することにより、サイフォン排水管22を逆勾配とすることなく、配管することができる。また、凹状の部分が、前述の落込み凹部15Aに対応しているので、サイフォン排水管22をスラブ14と干渉させることなく、配管することができる。さらに、メーターボックス62内に雨水などが流れ込んだ場合に、通気路構成部材32により、収納管30へ流入させて排水することができる。
本実施形態に係るサイフォン排水システムの全体構成を示す概略図である。 本実施形態の通気路構成部材の斜視図である。 本実施形態の通気路構成部材が収納管に取り付けられた状態を示す図である。 本実施形態の通気路構成部材が、収納管内の負圧により開放された状態を示す図である。 本実施形態の通気路構成部材が、外部からの水圧により開放された状態を示す図である。 本実施形態の通気路構成部材の変形例を示す図である。 図6の通気路構成部材が、収納管内の負圧により開放された状態を示す図である。 図6の通気路構成部材が、外部からの水圧により開放された状態を示す図である。 本実施形態のサイフォン排水システムにおいて、収納管がない場合の構成例を示す概略図である。 図9における通気管の上部開口と通気路構成部材とを示す斜視図である。 (A)は従来のメーターボックス内にそのままサイフォン排水管を配管した場合の構成を示す図であり、(B)はメーターボックス内に本実施形態の落込み凹部を構成してサイフォン排水管を配管した場合の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 サイフォン排水システム
14 床スラブ
15A 落込み凹部
15 貫通口
22 サイフォン排水管
24 横引き管
25 ベンド管
26 竪管
30 収納管
32 通気路構成部材
34 通気路本体部
36B スプリング
36 逆止弁
36A 弁部材
37 通気路
39 竪管挿入穴
40 合流部継手
46 ボール
47 クランク通気路
47A 閉鎖部
50 通気管

Claims (6)

  1. 床スラブに沿って無勾配で配管される横引き管と、
    前記横引き管と接続され、排水を流下させることによりサイフォン力を発生させる竪管と、
    複数の前記竪管が下流側で合流する合流部と、
    前記合流部と連通され前記床スラブの上方へ向かって開口する通気路の構成された通気路構成部材と、
    前記通気路の外側から内側へ向かう流体の流入を許容すると共に、内側から外側へ向かう流体の流出を阻止する逆止部材と、
    を備えた、サイフォン排水システム。
  2. 前記通気路構成部材は、上面が前記床スラブの上面と同じ高さ、または、床スラブの上面よりも低い位置に配置されていること、を特徴とする請求項1に記載のサイフォン排水システム。
  3. 前記合流部は、排水立て管と連結される合流部継手を含んで構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のサイフォン排水システム。
  4. 前記合流部は、複数の前記竪管の下流端が筒内部に挿入された筒状の収納部材、を含んで構成されていること、を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のサイフォン排水システム。
  5. 前記通気路構成部材は、前記収納部材の上端側に設けられ、複数の前記竪管を挿通可能な挿通孔が構成されると共に、前記収納部材の内部と外部とを閉塞すること、を特徴とする請求項4に記載のサイフォン排水システム。
  6. 前記床スラブには、前記竪管を貫通させる貫通口、及び、前記貫通口の外側に前記床スラブの上面よりも低い面を構成する落込み凹部が構成され、
    前記通気路の開口は、前記落込み凹部からの水が流入可能な位置に構成されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のサイフォン排水システム。
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