JP2008239351A - 酸化物結晶の製造方法、酸化物結晶及びシンチレータ並びに検査器及び検査装置 - Google Patents

酸化物結晶の製造方法、酸化物結晶及びシンチレータ並びに検査器及び検査装置 Download PDF

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承生 福田
Hiroki Sato
浩樹 佐藤
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彰 吉川
Hiroshi Ogino
拓 荻野
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Abstract

【課題】Prを含む酸化物ガーネット単結晶からなるシンチレータ用発光材料の発光特性を向上させる。
【解決手段】一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12(ただし、REはY、Sc、Yb、Luから選ばれた1種または2種以上である。Prの濃度Xの範囲は0.0001≦x≦0.0500。Gaの濃度yの範囲は0.0000≦y≦1.0000)で表されるシンチレータ用酸化物ガーネット単結晶の製造方法であり、育成されたシンチレータ用酸化物ガーネット単結晶を、Oを含有するNまたはArガス雰囲気において熱処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は酸化物結晶の製造方法、酸化物結晶及びシンチレータ並びに検査器及び検査装置に係る。より詳細には、Prを含む酸化物単結晶からなるシンチレータ用発光材料及びその製造方法並びに放射線検出器及び検査装置に関する。
陽電子放出核種断層撮影装置(PET)装置においては、比較的エネルギーの高いガンマ線(消滅ガンマ線:511keV)が同時計数により検出されるため、感度が高くかつ高速応答が得られるシンチレーション検出器が採用されてきた。検出器特性には、高計数率特性や偶発同時計数ノイズ除去のための高い時間分解能が要求され、さらに体内からの散乱線除去のためのエネルギー分解能が良いことも望まれる。
そこで、これらの要求を満たす検出器に適するシンチレータとして次の事項が望まれる。(1)検出効率の点から密度が高く原子番号が大きいこと(光電吸収比が高いこと)、
(2)高速応答の必要性や高エネルギー分解能の点から発光量が多く、蛍光寿命(蛍光減衰時間)の短いこと。
また、近年のシステムでは多層化・高分解化のために、多量のシンチレータを微細で細長い計上で稠密に並べる必要から、取り扱い易さ、加工性、さらには価格も重要な選定要因となっている。
Tl:NaIは、発光量が多く比較的安価なため、シンチレーション検出器に最も一般的に使用されていた。しかし、低密度ゆえ、検出器の感度向上が期待できないことに加え、潮解性による取り扱いにくさから、BiGe12(BGO)に取って代わられた。
BGOは、波長490nm、屈折率は2.15、密度は7.13g/cmでTl:NaIの2倍の密度を持つ。そのため、ガンマ線に対してより高い線エネルギー吸収係数をもっている。また、Tl:NaIには吸湿性があるのに対して、BGOは吸湿性がなく、加工し易い利点もある。
欠点としては、BGOの蛍光変換効率がTl:NaIのそれの8%と小さいので、ガンマ線に対する光出力はTl:NaIより小さく、またエネルギー分解能は1MeVのガンマ線に対してTl:NaIは7%に対して、BGOでは15%である。また、蛍光減衰時間が300nsec程度と非常に長いなどの欠点もある。
Ce:GdSiO(Ce:GSO)は、我が国で開発されたもので、BGOと比べ検出感度ではやや劣るが、密度(6.7g/cm)、光量(BGOの2倍)、応答速度(30〜60nsec)、放射線耐性(>105gray)ともにバランスのとれた高性能シンチレータである。
しかしながら、やや立ち上が遅い、放射線に対するpositive−hysteresis(照射によって光量が増加する性質)強い、という問題も有する。
現在、最先端とされるシンチレータ結晶はCe添加LuSiO(Ce:LSO)である。この結晶は、高密度(〜7.39g/cm)・短寿命(約50nsec)・高発光量(BGOの3倍以上)という優れたシンチレータ特性を有する。
このLSO結晶はチョコラルスキー法で作製可能であるため、CTI Molecular Imaging Inc.(CTI)、Crystal Photonics Inc.(CPI)など、米国企業を中心に数百億円の市場を有する。
しかしながら、一方で、2150℃という極めて高い融点と線膨張係数の異方性が高いなどの特徴から、製造・加工のコストが高く、歩留まりも悪いという問題を抱えている。
一般に、高融点酸化物単結晶の融液成長にはイリジウム(Ir)という金属が坩堝材として用いられている。しかし、2000℃を超える温度は、Irの軟化温度に近いため、LSOの結晶製造には極めてシビアな温度制御が要求される。加えて、Ir坩堝の使用可能寿命も短いため、膨大な坩堝改鋳費用も製造メーカーにとって大きな負担となっている。更に、この超高温度を実現するために高周波発信機も高出力が必要となるため、総じてランニングコストが高くなってしまう。
一方、シンチレータ用発光材料として使用されているCe:GSO、Ce:LSOは、発光元素であるCeが多量に含まれる方が発光量が増えるが、数%を超えるとコンセントレーションクエンチング(濃度消光)が顕著となり、シンチレータ効果を示さなくなってしまう。
更に、Ceは希土類イオンの中でもLaに次いで大きく、母結晶における代表的な希土類イオン(Y,Gd,Lu)と比して優位に大きいため、Ceの実効偏析係数が1から大きくずれてしまう。すなわち、育成方向に沿ったCeの組成変動が避けられない。この現象は、蛍光減衰時間、発光量等の物性値を変化させてしまう原因となり、高精度仕様のPET等に用いる際に大きな問題となっている。
このような中で、現在、コストを含め、一層高いエネルギー吸収係数を有し、非吸湿性でエネルギー分解能や時間分解能の高い次世代シンチレータの開発が望まれている。一方、医療用画像装置においても、PETのみならず、X線CTの重要性も高い。また、非破壊検査全般も考慮に入れると、X線CT、放射線透過検査用のシンチレータ結晶も重要度が高い。こられの目的のシンチレータ結晶はCe:GSO、Ce:LSOなどのように短寿命であることよりもTl:NaIやCsIのように高発光量であることが望まれる。この観点から、現在、コストが低く、高いエネルギー吸収係数を有し、非吸湿性で高い発光量の次世代シンチレータの開発が望まれている。
このような状況の中、Prを含む酸化物結晶において、Pr3+の5d−4f間の遷移に伴う発光が確認され、これらは、高絶対光収率、かつ高発光量で短蛍光寿命(減衰時間)であることが報告されている(非特許文献1)。
蛍光減衰時間が20nsec以下(発光ピークは300nm付近)であり、高時間分解能が期待出来る。この発光を有するシンチレータはPET、SPECT用のシンチレータとしての利用が期待される。
上記の通り、シンチレータ結晶はその分解能を高めるために高発光量が必要不可欠である、上記Prを含む酸化物結晶も同様に、さらなる発光量の上昇が求められる。
日本経済産業新聞(平成17年2月4日:第8面)
本発明は前記のような問題点を解決するために提案されたもので、その目的とするところは、BGO以上の性能を有し、更にはGSOと同等以上の特性を有し、従来より優れた発光量を有する結晶を製造することができる酸化物結晶の製造方法及び酸化物結晶を提供することである。
本発明は、上記酸化物結晶からなるシンチレータ並びに検査器及び検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12からなる結晶を酸化性ガスを含有する雰囲気ガス中において熱処理することを特徴とする酸化物結晶の製造方法である。
RE:Y、Sc、Yb、Luから選ばれた1種又は2種以上
0.0001≦x≦0.0500
0.0000≦y≦1.0000
ここで、xが0.0001未満では、発光に起因するPr3+の濃度が小さ過ぎるため、十分な発光が得られなくなる。
xが0.0500を超えると、コンセントレーションクエンチング(濃度消光)が増大するため、発光量が減少してしまう。
従って本発明では、0.0001≦x≦0.0500とする。この範囲で
0.0002≦x≦0.0300が好ましく、0.001≦x≦0.01がより好ましい。
酸化性ガスの濃度は2.0〜100%が好ましい。2%を境として、発光量は著しく増加する。15%以上がより好ましい。
前記熱処理における温度は、800℃〜1600℃が好ましい。1000℃以上1500℃以下がより好ましい。
前記熱処理における時間は3時間以上が好ましく、10時間以上がさらに好ましい。
前記酸化性ガスとしては、酸素ガス又はオゾンガスが好ましい。これらのガスを窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスで希釈して用いてもよい、また、空気を用いてもよい。
前記結晶は、マイクロ引下げ法、チョコラルスキー法、ブリッジマン法、ゾーンメルト法又はEFG法により作成することが好ましい。
本発明によれば、Prを含む酸化物ガーネット単結晶よりなるシンチレータと光応答手段(光電子増倍管(PMT)、位置検出型光電子増倍管(PS−PMT)、フォトダイオード(PD)又はアバランシェーフォトダイオード(APD)など)とを組み合わせてなることを特徴とする放射線検出器が得られる。
本発明によれば、放射線検出器を放射線検出器として備えたことを特徴とする放射線検査装置が得られる。
本発明によれば、前記放射線検査装置は、陽電子放出核種断層撮影装置(PET)であることを特徴とする請求項6記載の医用画像処理装置用放射線検査装置が得られる。
本発明によれば、前記PETは、2次元PET、三次元型PET、タイム・オブ・フライト(TOF)型PET、深さ検出(DOI)型PET、もしくはそれらの組み合わせ型である医用画像処理装置用放射線検査装置が得られる。
本発明によれば、前記医用画像処理装置用放射線検察装置は単体、又は磁気共鳴画像装置(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、シングルフォトン断層法(SPECT)のいずれか、もしくは組み合わせ型である医用画像処理装置用放射線検査装置が得られる。
本発明によれば、X線コンピューター断層撮影装置(CT)、X線撮影(放射線透過検査)のいずれか、もしくは組み合わせ型であることを特徴とする非破壊検査用放射線検査装置が得られる。
本発明によれば、一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12(ただし、REはY、Sc、Yb、Luから選ばれた1種または2種以上である。Prの濃度Xの範囲は0.0001≦x≦0.0500。Gaの濃度yの範囲は0.0000≦y≦1.0000)で示されるPrを含む酸化物ガーネット単結晶を、Oが2.0〜100.0%含有したNあるいはAr雰囲気中にて、800〜1600℃で、3時間以上、保持して熱処理を行うことにより、発光量が10〜40%大きく向上する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12(ただし、REはY、Sc、Yb、Luから選ばれた1種または2種以上である。Prの濃度Xの範囲は0.0001≦x≦0.0500。Gaの濃度yの範囲は0.0000≦y≦1.0000)の作製は、出発原料としては、一般的な酸化物原料が使用可能であるが、シンチレータ材料用単結晶として使用する場合、99.99%以上(4N以上)の高純度原料を用いることが特に好ましく、さらにこれらの原料中には、特に目的とする組成以外の不純物が極力少ない(例えば1ppm以下)ものが特に好ましい。作製方法として、マイクロ引下げ法、チョコラルスキー法、ブリッジマン法、ゾーンメルト法、又はEFG法等、特に制限はない。
本発明のPrを含む酸化物ガーネット単結晶の製造方法は、上記作製方法で得られた該単結晶を、所望のサイズ(例えば□5mm×20mmL、等)に切断しOが2.0〜100.0%含有したNあるいはAr雰囲気中にて、800〜1600℃で、3時間以上、保持して熱処理を行う。この熱処理は雰囲気制御型熱処理炉、あるいはガスフロー型熱処理炉等、特に制限はない。
本発明における酸化物ガーネット単結晶と光応用手段を組み合わせることで、放射線検出器としての使用が可能となる。さらに、これらの放射線検出器と放射線検出期として備えたことを特徴とする放射線検査装置としても使用可能である。
放射線検査装置としては、医用画像処理装置、たとえば、PET、X線CT、SPECTなどが好適である。また、PETは、特に限定されることは無いが、2次元型PET、三次元型PET、TOF型PET、深さ検出(DOI)型PETが好ましい。さらに、これらを組み合わせて使用しても構わない。
さらに、本発明における酸化物ガーネット単結晶シンチレータと位置検出型光電子増倍管(PS−PMT)、フォトダイオード(PD)またはアバランシェーフォトダイオード(APD)と光応答手段とを組み合わせることで、放射線検出器としての使用が可能となる。さらに、これらの放射線検出器を放射線検出器として備えたことを特徴とする放射線検査装置としても使用可能である。また放射線検査装置は単体、または、磁気共鳴画像(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、シングルフォトン断層法(SPECT)のいずれか、もしくは組み合わせて使用しても構わない。
さらに本発明における酸化物ガーネット単結晶シンチレータと位置検出型光電子増倍管(PS−PMT)、フォトダイオード(PD)またはアバランシェーフォトダイオード(APD)と光応答手段とを組み合わせた放射線検出器はX線CT、放射線透過検査用装置のいずれか、もしくは組み合わせにおいて使用しても構わない。
(実施例1)
チョコラルスキー法を用いて作製した0.1mol%Prを含むLu3Al5O12単結晶を、□5mm×20mmLに切断し、Oが20.0%含有したN雰囲気中にて、1400℃で、10時間、保持して熱処理を行った。結果を図1に示すが、熱処理前後の発光量を比較した結果、熱処理前に比べて、熱処理後は、発光量が37%上昇した。
(実施例2)
マイクロ引下げ法を用いて作製した□5mm×50mmLの 0.1mol%Prを含むLu3Al5O12単結晶を、Oが20.0%含有したAr雰囲気中にて、1250℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、熱処理前に比べて、熱処理後は、発光量が17%上昇した。
(実施例3)
マイクロ引下げ法を用いて作製した□5mm×50mmLの 0.1mol%Prを含むLu3Ga2Al3O12単結晶を、O100.0%雰囲気中にて、1200℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、熱処理前に比べて、熱処理後は、発光量が19%上昇した。
(実施例4)
チョコラルスキー法を用いて作製した0.2mol%Prを含むY3Al5O12単結晶を、□5mm×20mmLに切断し、O100.0%雰囲気中にて、800℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、熱処理前に比べて、熱処理後は、発光量が19%上昇した。
(比較例1)
マイクロ引下げ法を用いて作製した□5mm×50mmLの 0.1mol%Prを含むLu3Al5O12単結晶を、Oが20.0%含有したAr雰囲気中にて、600℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、変化がなかった。
(比較例2)
マイクロ引下げ法を用いて作製した□5mm×50mmLの 0.1mol%Prを含むLu3Al5O12単結晶を、Oが20.0%含有したN雰囲気中にて、1400℃で、1時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、変化がなかった。
(比較例)
チョコラルスキー法を用いて作製した0.1mol%Prを含むLu3Al5O12単結晶を、□5mm×20mmLに切断し、Oを含まないN雰囲気中にて、1400℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、変化がなかった。
(比較例4)
チョコラルスキー法を用いて作製した10.0mol%Prを含むY3Al5O12単結晶を、□5mm×20mmLに切断し、Oが20.0%含有したN雰囲気中にて、1400℃で、10時間、保持して熱処理を行った。熱処理前後の発光量を比較した結果、熱処理後、発光量は10%減少した。
本発明による結晶は優れた発光量を有するためシンチレータとしての用途においても優れた特性を示し、かかるシンチレートを、陽電子放出核種断層撮影装置(PET)、X線コンピューター断層撮影装置(CT)、X線撮影(放射線透過検査)その他の医用画像処理装置用放射線検査装置において利用することも可能となる。
Prを含む酸化物ガーネット単結晶の熱処理前後の発光量を示す図。ピーク位置の横軸チャンネルの大小が、発光量の大小に相当する。

Claims (14)

  1. 一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12からなる結晶を酸化性ガスを含有する雰囲気ガス中において熱処理することを特徴とする酸化物結晶の製造方法。
    RE:Y、Sc、Yb、Luから選ばれた1種又は2種以上
    0.0001≦x≦0.0500
    0.0000≦y≦1.0000
  2. 前記酸化性ガスの濃度は2.0〜100%(モル%)であることを特徴とする請求項1記載の酸化物結晶の製造方法。
  3. 前記熱処理における温度は、800℃〜1600℃であることを特徴とする請求項1または2記載の酸化物結晶の製造方法。
  4. 前記熱処理における時間は3時間以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の酸化物結晶の製造方法。
  5. 前記酸化性ガスは酸素ガス又はオゾンガスであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の酸化物結晶の製造方法。
  6. 前記結晶は、マイクロ引下げ法、チョコラルスキー法、ブリッジマン法、ゾーンメルト法又はEFG法により作成された単結晶であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の酸化物結晶の製造方法。
  7. 一般式(PrxRE1-x)3(Al1-yGay)5O12からなり、酸化性ガスを含有する雰囲気ガス中において熱処理をほどこされていることを特徴とする酸化物結晶。
    RE:Y、Sc、Yb、Luから選ばれた1種又は2種以上
    0.0001≦x≦0.0500
    0.0000≦y≦1.0000
  8. 請求項7記載の結晶からなるシンチレータ。
  9. 請求項8記載のシンチレータと、光応答手段と、位置検出型光電子増倍管と、フォトダイオード(PD)又はアバランシェーフォトダイオード(APD)とを組み合わせてなることを特徴とする放射線検出器。
  10. 請求項9記載の放射線検出器を備えたことを特徴とする放射線検査装置。
  11. 前記放射線検査装置は、陽電子放出核種断層撮影装置(PET)であることを特徴とする請求項10記載の医用画像処理装置用放射線検査装置。
  12. 前記PETは、2次元型PET、3次元型PET、タイム・オブ・フライト(TOF)型PET、深さ検出(DOI)型PET、もしくはそれらの組み合わせ型であることを特徴とする請求項11記載の医用画像処理装置用放射線検査装置。
  13. 前記医用画像処理装置用放射線検査装置は単体、又は磁気共鳴画像装置(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、シングルフォトン断層法(SPECT)のいずれか、もしくは組み合わせ型であることを特徴とする請求項12記載の医用画像処理装置用放射線検査装置。
  14. 前記放射線検査装置は、X線コンピューター断層撮影装置(CT)、X線撮影(放射線透過検査)のいずれか、もしくは組み合わせ型であることを特徴とする請求項10記載の非破壊検査用放射線検査装置。
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