JP2008238932A - 車両用ステップ装置、及び車両用ステップ装置の配置構造 - Google Patents

車両用ステップ装置、及び車両用ステップ装置の配置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ステップ上に堆積した異物の干渉に起因する不都合の発生を好適に抑制することができる車両用ステップ装置、及び車両用ステップ装置の配置構造を提供する。
【解決手段】車両用ステップ装置10は、車両の乗降口における室内フロア3よりも下方部位に配設される本体11と、その本体11内に設けられた可動機構により、室内フロア3に沿って本体11に対して出没移動する平面部42aを有するステップ14とを備えている。そして、その平面部42aにおける本体11側端縁には、上方へ起立する起立部42cが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両への乗降容易化を図るための車両用ステップ装置、及び車両用ステップ装置の配置構造に関するものである。
従来、自動車(車両)への乗降容易化を目的として、例えば特許文献1,2に記載されるような車両用ステップ装置が提案されている。
この車両用ステップ装置は、車両の乗降口において室内フロアよりも一段低くなる箇所に設けられた本体と、その本体に対して突出・収納されるステップとを有している。また、ステップの可動を実現するための駆動伝達機構やアクチュエータなどからなる可動機構が本体内に配設されており、この可動機構により、ドアの開状態においてメインフレームからステップを突出させる一方、ドアの閉状態にあってはメインフレーム内にステップを収納させる。このため、不要時にステップを本体内に収納しておくことができ、該ステップが邪魔になってしまうことがない。また、ステップが収納されることにより、美観を損なうこともない。
特開2003−127776号公報(例えば図面[図9]、[図10]等参照) 特開2007−22142号公報(例えば図面[図1]〜[図5]等参照)
しかしながら、ステップの可動機構はステップの近傍に配設される必要があり、乗員によるステップの利用に伴ってステップ上に砂や雪等の異物が堆積すると、ステップの移動や車両の走行時等による振動により、該異物が本体内に侵入して可動機構の駆動伝達機構に付着してしまうおそれがある。そして、こうした異物によって可動機構の動きが阻害されてしまったり、ステップが所望の動作をしなくなったりしてしまうおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステップ上に堆積した異物の干渉に起因する動作不具合の発生を好適に抑制することができる車両用ステップ装置、及び車両用ステップ装置の配置構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両の乗降口における室内フロアよりも下方部位に配設される本体と、その本体内に設けられた可動機構により、室内フロアに沿って該本体に対して出没移動する平面部を有するステップとを備える車両用ステップ装置であって、前記ステップの平面部における本体側端縁に、上方へ起立する起立部を設けたことをその要旨とする。
上記構成によれば、乗員の乗降動作に伴ってステップの平面部上に堆積した砂や雪等の異物が該ステップの本体側端縁から本体内に侵入しようとしても、該異物はステップに設けられた起立部によって堰き止められる。このため、該起立部により、本体内に異物が侵入してしまうのを抑制可能となる。よって、異物が可動機構に干渉しにくくなり、異物の干渉に起因する可動機構の動作不具合の発生を好適に抑制可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用ステップ装置において、前記本体における前記ステップの出没口に、上方から下方に向かって先端が前記起立部とオーバーラップする位置まで延びる異物阻害部を設けたことをその要旨とする。
上記構成によれば、異物阻害部の先端部位が起立部にオーバーラップしているため、ステップ上に堆積した異物がステップの出没動作や車両の走行振動等によって本体内方向へ移動したとしても、異物阻害部とステップとの間の隙間を通ってからしか異物は起立部に到達できない。よって、異物の高さはその隙間の高さに規制されることとなり、起立部よりも高く堆積した異物が起立部まで達してしまうことがない。それゆえ、異物が起立部より本体内側へ侵入してしまうのを好適に抑止可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用ステップ装置において、前記起立部と前記異物阻害部との間に、前記ステップの突出状態において該起立部と該異物阻害部との間に密接した状態で介在されるシール部材を配設したことをその要旨とする。
上記構成によれば、ステップの突出状態にあっては、起立部と異物阻害部との間の隙間がシール部材によって密閉される。このため、ステップの突出状態においてステップ上に堆積した異物が該隙間から本体内に侵入してしまうのを、より好適に抑止可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置において、前記可動機構は前記本体における前記ステップよりも下方位置に配設され、前記ステップは、ステップパネルと、そのステップパネルの表面を被覆するとともに前記起立部が設けられたステップ被覆部とを有し、前記起立部に、前記ステップパネルへの固定に供される固定部を設けたことをその要旨とする。
上記構成によれば、固定部と可動機構とが干渉しにくくなるため、該固定部の形成位置の設定自由度が高くなる。それゆえ、適切な箇所に固定部を設けることにより、ステップ被覆部をステップパネルに確実に固定させることが可能となる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を車両室内における室内フロアの直下位置に配設するとともに、前記ステップの収納状態にあっては、車両の乗降口を塞ぐドアによって前記本体における前記ステップの出没口を閉塞することをその要旨とする。
上記構成によれば、車両の乗降口がドアによって塞がれた状態にあっては、本体におけるステップの出没口も該ドアによって閉塞された状態となる。このため、ステップの収納状態において該出没口から本体内に異物が侵入してしまうのを好適に抑制することができる。特に、前記異物阻害部を設ける場合(請求項2参照)には、室内フロアの乗降口に敷設されるスカッフプレートを異物阻害部として機能させることが可能となる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を、スライドドア機構を有するドアが配設される乗降口において、該ドアをスライド自在に支持する開閉支持機構と、車両ボディの下端に設けられたロッカーレールとの間に配設するとともに、前記ステップの収納状態にあっては該ドアによって前記本体における前記ステップの出没口を閉塞することをその要旨とする。
上記構成によれば、開閉支持機構とロッカーレールとの間に車両用ステップ装置を配設することにより、室内フロアとステップとの間に開閉支持機構が介在されることとなるため、室内フロアとステップとの間に適度な距離が確保される。また、ステップと地面との間にロッカーレールが介在されるため、ステップと地面との間にも適度な距離が確保される。よって、こうした箇所に車両用ステップ装置を配設することにより、室内フロアとステップとの間の距離が近くなりすぎたり、ステップと地面との間の距離が近くなりすぎたりすることを抑止可能となり、適切な高さにステップを配置させることができる。また、ステップの収納状態にあってはドアによってステップの出没口が閉塞されるため、ステップ収納状態における本体内への異物侵入防止効果も高まる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を車両ボディの下端に設けられたロッカーレールよりも下方となる室外領域に配設するとともに、該乗降口を塞ぐドアの下端に設けられた閉塞部により、前記本体に対する前記ステップの収納状態において該ステップの出没口を塞ぐことをその要旨とする。
上記構成によれば、車両用ステップ装置を室外領域に配設しても、ステップの出没口が閉塞部によって閉塞されるため、ステップ収納状態において異物が本体内に侵入してしまうのを好適に抑止することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、ステップ上に堆積した異物の干渉に起因する不都合の発生を好適に抑制することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に基づき詳細に説明する。
図6に示すように、車両ボディ1の側部にはドア開口が設けられ、該ドア開口が後部座席への乗降口1aとなっている。その乗降口1aの近傍には車両の前後方向に移動自在なスライドドア2が設けられ、そのスライドドア2によって乗降口1aが開閉される。また、乗降口1aにおける室内フロア3の直下位置には、車両用ステップ装置10が配設されている。すなわち、図2及び図4に示すように、車両用ステップ装置10は、車両室内における室内フロア3とロッカーレール4との間に配設されている。なお、本明細書において、上下方向とは、車両の上下方向を示すものである。
図1〜図4に示すように、車両用ステップ装置10の本体11は、室外側に開口する箱状をなしており、乗降口1aにおける室内フロア3よりも下方部位に配設されている。また、車両ボディ1には、本体11の高さ方向中間部において、スライドドア2と干渉しない範囲で室外側に延出するサポートパネル12が固定されている。そして、このサポートパネル12の上面には、直線状に形成された斜方駆動部としての一対のレール部材13を介してステップ14が室外側及び室内側に摺動自在に支持されている。すなわち、ステップ14は、本体11の開口部を出没口11aとして、レール部材13に沿って本体11内に収納される方向、及び本体11から室外側に突出する方向に移動自在となる。これらレール部材13は、室外側端が車両後方に延びるように平行に設置されている。このため、ステップ14は、車両後方側に向かって斜めに突出することとなる。また、レール部材13は直線状に形成されているため、ステップ14は直線的な移動軌跡で突出・収納される。なお、本実施形態において各レール部材13は、ステップ14における車両前方側端位置と車両後方側端位置とにそれぞれ配設されている。また、車両前後方向に対する各レール部材13の配置角度は、ステップ14の突出状態において、平面視(図1)で該ステップ14の車両後端部位が後述するドアアーム16にオーバーラップするような角度に設定されている。このため、ステップ14の突出状態にあっては、平面視においてステップ14の車両後端部位が該ドアアーム16と重なり合った状態となる。
サポートパネル12の下面には、ガイドレール15が固着されている。このガイドレール15は、スライドドア2の開閉作動を案内するためのものであり、該スライドドア2の開閉支持機構5の一部を構成している。詳しくは、図1に示すように、ガイドレール15は、長手方向中間部に湾曲部15aを有するとともに、その湾曲部15aの車両前端側において室内方向に向かって傾斜する曲成部15bと、該湾曲部15aの車両後端側において車両後方側に延びる直線部15cとを有している。
一方、スライドドア2の室内側面下方における車両前方側端には、室内側に突出する開閉支持機構5としてのドアアーム16及びローラ機構17が設けられている。ローラ機構17は、該ドアアーム16の先端に設けられ、ガイドレール15に装着されてガイドレール15に沿って転動する。そして、このガイドローラ機構17のローラがガイドレール15に沿って転動することにより、スライドドア2は車両前後方向にスライド移動して乗降口1aを開閉する。
また、本体11内においてステップ14と干渉しない箇所(ステップ14の移動領域外)には、該ステップ14の出没駆動及びスライドドア2の開閉駆動を行うための可動機構20が配設されている。詳しくは、この可動機構20は、収納状態にあるステップ14の車両後方側に隣接配置された駆動ユニット21と、複数のアイドルギヤ22〜27と、駆動ユニット21の出力ギヤ21a及び各アイドルギヤ22〜27に巻回された駆動伝達ベルト28と、アイドルギヤ25に設けられたギヤ部29と、該ギヤ部29と歯合するギヤ部30aが設けられた円盤状の板カム30と、その板カム30によって駆動するリンク機構31とを有している。なお、出力ギア21a、各アイドルギヤ22〜27及び駆動伝達ベルト28は、ステップ14の下方部位に配設されることにより、該ステップと干渉しないようになっている。また、本実施形態において可動機構20とは、前記各部材21〜31に加え、前記各レール部材13等、ステップ14を駆動する部材の全てを含むものとする。
図5に示すように、駆動ユニット21は、サポートパネル12の上面に配置された駆動部(モータ)21bとその駆動部21bからサポートパネル12の下面側に延びる出力軸21cとを有し、該出力軸21cに前記出力ギヤ21aが取着されている。なお、図2において、レール部材13及びステップ14との高さ関係を表すために、駆動ユニット21の配置位置を2点鎖線で示している。
各アイドルギヤ22〜27及び駆動伝達ベルト28は、前記サポートパネル12の下面側に配設され、これによりステップ14との干渉が回避されている。なお、アイドルギヤ22,23は、ガイドレール15の後端及び前端にそれぞれ対応して近傍配置されている。より詳しくは、駆動伝達ベルト28におけるアイドルギヤ22,23間部位は、図示しない補助アイドルギヤを用いるなどして、ガイドレール15が延びる方向に沿って延びるように設定されている。
そして、その駆動伝達ベルト28におけるアイドルギヤ22,23間部位には、前記ローラ機構17の先端部が固着されている。詳しくは、このローラ機構17の先端部は、図3に示すスライドドア2の全閉状態にあっては、アイドルギヤ23の近傍、すなわちガイドレール15の前端近傍に配置され、図2に示すスライドドア2の全開状態にあっては、アイドルギヤ22の近傍、すなわちガイドレール15の後端近傍に配置された状態となるように、駆動伝達ベルト28に固着されている。
よって、駆動ユニット21によって出力ギヤ21aが図1及び図3における反時計方向に回転駆動されると、駆動ベルト28の回転に伴ってローラ機構17がガイドレール15に沿って車両後方側に移動する。このため、スライドドア2が車両後方側に移動して乗降口1aを開放する。これに対し、駆動ユニット21によって出力ギヤ21aが図1及び図3における時計方向に回転駆動されると、駆動ベルト28の回転に伴ってローラ機構17がガイドレール15に沿って車両前方側に移動する。このため、スライドドア2が車両前方側に移動して乗降口1aを閉鎖する。
ところで、図1、図3及び図4に併せ示すように、アイドルギヤ25には、サポートパネル12の上面に突出するとともに該アイドルギヤ25と同軸回転するギヤ部29が設けられている。また、サポートパネル12の上面には、外周面に該ギヤ部29と歯合するギヤ部30aが設けられた円盤状の板カム30が回転自在に支持されている。このため、駆動ユニット21の駆動に伴ってアイドルギヤ25が回転すると、その回転に伴っていたカム30も回転する。
図1に示すように、前記ステップ14には、該ステップ14を前記ガイドレール15に沿って出没移動させるためのリンク機構31が取着されている。そして、このリンク機構31は、板カム30に設けられた溝カム30bに連結されている。これにより、駆動ユニット21の駆動に伴って板カム30が回転すると、溝カム30b及びリンク機構31によって該板カム30の回転運動が直線運動に変換されてステップ14に伝達され、該ステップ14が車両室内側及び車両室外側に移動する。
詳しくは、駆動ユニット21の出力ギヤ21aが図1に示す反時計方向に回転駆動されると、ステップ14は室外側に移動して本体11から突出した状態となる(図1及び図2参照)。そして、収容状態におけるステップ14の車両後方箇所には駆動ユニット21が隣接配置されているため、こうしたステップ14の突出状態にあっては、車両後方側のレール部材13の室外側端及びステップ14の車両後方側端が、車両側面視(図1に示す矢印S方向)において駆動ユニット21にオーバーラップした状態となる。また、突出状態におけるステップ14の車両後方部位は、平面視(図1)でドアアーム16とオーバーラップした状態となる。このため、駆動ユニット21をレール部材13及びステップ14の車両後方側に近接配置させたとしても、車両後方側のレール部材13やステップ14が駆動ユニット21に干渉することなく、ステップ14とドアアーム16との間の隙間が狭まる。
これに対し、該出力ギヤ21aが図1に示す時計方向に回転駆動されると、ステップ14は室内側に移動して本体11内に収納された状態となる(図3及び図4参照)。このため、駆動ユニット21は、スライドドア2の開閉アクチュエータ及びステップ14の駆動アクチュエータとして機能する。
こうした可動機構20の作動により、スライドドア2の開動作に連動してステップ14が室外側に移動して本体11から突出した状態となるとともに、スライドドア2の閉動作に連動してステップ14が室内側に移動して本体11内に収納された状態となる。
次に、前記ステップ14の構成について詳細に説明する。
図2及び図4に示すように、ステップ14は、前記レール部材13に取着されたステップパネル41と、そのステップパネル41の上面(表面)に被覆されたステップ被覆部42とを備えている。
ステップパネル41は車両水平方向に延びる略平面板状をなし、その室内側端等が各レール部材13に取着されている。また、ステップパネル41における所定箇所には、ステップ被覆部42との固定に供される断面略逆L字形をなす鉤状の屈曲部41aが上方に起立形成されている。
ステップ被覆部42は、車両水平方向に延び、本体11に対して前記ステップパネル41とともに出没移動する平面部42aと、その平面部42aの室外側端縁が下方に屈曲形成された屈曲片42bと、平面部42aの室内側端縁が上方に起立形成された起立部42cとを備えている。図1及び図3に示すように、平面部42aにおける車両前方端縁は、車両室外側に向かって車両後方側に傾斜する形状をなしている。また、屈曲片42bは平面部42aにおける室外側端縁全体に形成され、起立部42cは平面部42aにおける室内側端縁全体に形成されている。
図2及び図4に示すように、起立部42cは断面略逆L字形の鉤状をなし、平面部42aに対して略垂直となる部位と、該平面部42aよりも上方位置において略平行な部位とを有している。このため、乗員の乗降動作に伴って平面部42a上に堆積した砂や雪等の異物が該平面部42aの本体側端縁から本体11内に侵入しようとしても、該異物は起立部42cによって堰き止められる。このため、該起立部42cにより、本体11内に異物が侵入してしまうことが抑制される。
また、図1に併せ示すように、起立部42cにおいて平面部42aと略平行な部位には、前記ステップパネル41の屈曲部41aに係合する固定部としての固定クリップ43が、予め設定された所定間隔を空けて複数個形成されている。このため、該固定クリップ43が対応する屈曲部41aに係合することにより、ステップパネル41とステップ被覆部42とが固定される。そして、その略垂直となる部位における室外側面には、シール部材44が固着されている。このシール部材は、軟質性合成樹脂によって構成され、室内側端縁全体に延設されている。
一方、図2及び図4に示すように、室内フロア3における乗降口1a部位には、略逆L字形のスカッフプレート45が敷設されている。このスカッフプレート45は、室内フロア3と略平行に延びる平面部45aと、室外側端縁から下方に延び、先端がステップ14のステップ被覆部42の上面に近接する下方延設部45bとを備えている。この下方延設部45bは、該ステップ被覆部42の起立部42cとオーバーラップする位置まで延設されている。すなわち、下方延設部45bは、車両用ステップ装置10におけるステップ14の出没口11aにおいて、車両側面視(図1に示す矢印S方向)で起立部42cと重なり合う位置まで延設され、その先端がステップ被覆部42の上面に近接した状態となっている。それゆえ、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が本体11内に侵入しようとしても、該下方延設部45bによって阻害される。このため、スカッフプレート45の下方延設部45bが異物阻害部として機能する。
また、該下方延設部45bは、図2に示すステップ14の突出状態において、室内側面がシール部材45bに密接するように先端が室内側方向へやや湾曲して形成されている。すなわち、ステップ14の突出状態にあっては、起立部42cとスカッフプレート45の下方延設部45bとの間に、シール部材45bが密接した状態で介在される。このため、ステップ14の突出状態にあっては、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が、起立部42cとスカッフプレート45との間から本体11内に侵入してしまうことが好適に抑制される。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ステップ14の平面部42a上に堆積した異物がその平面部42aの本体側端縁から本体11内に侵入しようとしても、該異物は起立部42cによって堰き止められる。このため、該起立部42cにより、本体11内に異物が侵入してしまうのを好適に抑制することができる。よって、異物が可動機構20(レール部材13、駆動ユニット21、アイドルギヤ22〜27、駆動伝達ベルト28、ギヤ部29、板カム30等)に干渉しにくくなり、異物の干渉に起因する可動機構20の動作不具合の発生を好適に抑制することができる。
(2)スカッフプレート45の下方延設部45bが起立部42cとオーバーラップするように設けられているため、スカッフプレート45が異物阻害部として機能し、ステップ14上に堆積した異物がステップ14の出没動作や車両の走行振動等によって本体11内方向へ移動したとしても、スカッフプレート45とステップ14との間の隙間を通ってからしか異物は起立部42cに到達できない。よって、起立部42cにはその隙間の高さよりも低い高さで堆積した異物しか到達しなくなることとなり、起立部42cよりも高く堆積した異物が起立部42cまで達してしまうことがない。それゆえ、異物が起立部42cよりも本体11内側へ侵入してしまうのを、より好適に抑止することができる。
(3)ステップ14の突出状態にあっては、起立部42cとスカッフプレート45との間の隙間がシール部材44によって密閉される。このため、ステップ14の突出状態においてステップ14上に堆積した異物が該隙間から本体11内に侵入してしまうのを、よりいっそう好適に抑止することができる。
(4)ステップ14を構成するステッププレート41とステップ被覆部42とを固定する固定部43は、ステッププレート41の一部が上方に屈曲形成された屈曲部41aと、ステップ被覆部42の起立部42cとに設けられている。このため、固定部43と可動機構20とが干渉しにくくなるため、該固定部43の形成位置の設定自由度が高くなる。それゆえ、適切な箇所に固定部43を設けることにより、ステップ被覆部42をステップパネル41に確実に固定させることができる。
(5)スライドドア2に設けられたドアアーム16の移動に沿ってステップ14が車両後方側に斜めに突出されるため、ステップ14の車両後方側に隣接配置された可動機構20等の他部品に干渉することなく、該ステップ14を収納位置よりも車両後方側に突出させることができる。そして、そのステップ14を車両後方側に斜めに突出させることにより、車両上方視(平面視)におけるドアアーム16とステップ14との間の隙間を好適に狭めることができ、該隙間の発生を好適に抑止することができる。しかも、ステップ14は各レール部材13に沿って直線的に突出されるため、該ステップ14の無駄な動きを抑止することができる。
(6)ステップ14の突出状態にあっては、平面視においてステップ14とドアアーム16とがオーバーラップした状態となるため、それら両者間の隙間が確実に生じなくなる。よって、ステップ14とドアアーム16との間に足等が進入してしまうことを確実に抑止することができる。
(7)ステップ14の収納状態にあっては、該ステップ14の車両後方側に駆動ユニット21が隣接配置された状態となり、ステップ14の突出状態にあっては、車両後方側のレール部材13の室外側端及びステップ14の車両後方側端が、車両側面視(図1に示す矢印S方向)において駆動ユニット21にオーバーラップした状態となる。このため、ステップ14を駆動ユニット21に干渉させることなく十分に車両後方側に突出させることができ、ステップ14とドアアーム16との間の隙間を好適に生じにくくすることができる。
(8)車両用ステップ装置10は車両の後部座席への乗降口1aに配設されており、ステップ14は車両後方側に斜めに突出する。このため、ステップ14が運転席や助手席への乗降者の邪魔になってしまうのを抑止することができ、車両のユーザビリティの更なる向上を図ることができる。換言すれば、配置レイアウトの制約上、車両用ステップ装置10を前部座席への乗降口寄り(例えば車両側面視においてセンターピラーとオーバーラップする箇所等)に配設せざるを得ない場合であっても、ステップ14を乗降口1aと対応する箇所に突出させることができる。よって、後部座席への乗降者のステップ14の利便性を確保しつつ、該ステップ14が前部座席への乗降者の邪魔になってしまうのを抑止することができ、車両のユーザビリティの向上を図ることができる。しかも、ステップ14における平面部42aの車両前方端縁は、車両室外側に向かって車両後方側に傾斜する形状をなしているため、ステップ14が運転席や助手席への乗降者の邪魔になってしまうのをより効果的に抑止することができる。
(9)車両の乗降口1aがスライドドア2によって塞がれた状態にあっては、本体11におけるステップ14の出没口11aも該スライドドア2によって閉塞された状態となる。このため、ステップ14の収納状態において該出没口11aから本体11内に異物が侵入してしまうのを好適に抑制することができる。また、室内フロア3の乗降口1a部位に敷設されるスカッフプレート45を異物阻害部として機能させることができるため、異物阻害部を個別に設ける必要がなく、部品点数の低減を図ることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図7に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態においては、前記第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
本実施形態において第1実施形態と異なる主たる点は、前記スライドドア2の開閉支持機構5(ガイドレール15、ドアアーム16及びローラ機構17)の配設位置と、車両用ステップ装置10の配設位置についてである。
図7に示すように、開閉支持機構5は、室内フロア3の直下に配設されている。詳しくは、前記ガイドレール15は、室内フロア3のフロアパネル3aの下面に設けられている。そして、そのガイドレール15に前記スライドドア2のドアアーム16に設けられたローラ機構17が取着されている。すなわち、ドアアーム16及びローラ機構17は、前記第1実施形態よりもスライドドア2の上方部位に形成されている。
一方、車両用ステップ装置10は、こうした開閉支持機構5と前記ロッカーレール4との間に配設されている。すなわち、車両用ステップ装置10は、本体11におけるステップ14の出没口11aが、開閉支持機構5よりも下方に位置するように配設されている。
ローラ機構17の下方部位には本体11を構成要素の一部である隔絶プレート51が配設され、この隔絶プレート51によって車両用ステップ装置10と開閉支持機構5とが隔絶されている。この隔絶プレート51の上端部51aはフロアパネル3aの下面に固着され、下端部51bはステップ14の出没口11aにおけるステップ14の直上まで延設されている。詳しくは、該隔絶プレート51の下端部51bは、前記ステップ被覆部42の起立部42cとオーバーラップする位置まで延設されている。すなわち、該隔絶プレート51の下端部51bは、車両用ステップ装置10におけるステップ14の出没口11aにおいて、車両側面視(図1に示した矢印S方向と同方向)で起立部42cと重なり合う位置まで延設され、その先端がステップ被覆部42の上面に近接した状態となっている。それゆえ、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が本体11内に侵入しようとしても、該下端部51bによって阻害される。本実施形態においては、隔絶プレート51の下端部51bが異物阻害部として機能するととなり、前記第1実施形態における項目(2)と同等の作用効果を奏し得る。
また、図7に示すステップ14の突出状態において、隔絶プレート51の下端部51bにおける本体11内側面には、前記シール部材45bが密接するようになっている。すなわち、ステップ14の突出状態にあっては、起立部42cと隔絶プレート51との間に、シール部材45bが密接した状態で介在される。このため、ステップ14の突出状態にあっては、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が、起立部42cと隔絶プレート51との間から本体11内に侵入してしまうことが好適に抑制される。すなわち、本実施形態においては、隔絶プレート51の下端部51bが異物阻害部として機能する。よって、前記第1実施形態における項目(3)と同等の作用効果を奏し得る。
このように配設された車両用ステップ装置10は、ロッカーレール4の上方、すなわち車両室内に配設されているため、乗降口1aがスライドドア2によって閉鎖された状態にあっては、前記第1実施形態と同様に、本体11におけるステップ14の出没口11aが該スライドドア2によって閉塞された状態となり、ステップ収納状態における本体11内への異物侵入防止効果も確保される。
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における前記項目(1)〜(8)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(10)開閉支持機構5とロッカーレール4との間に車両用ステップ装置10を配設することにより、室内フロア3とステップ14との間に開閉支持機構が介在されることとなるため、室内フロア3とステップ14との間に適度な距離を確保することができる。また、ステップ14と地面との間にロッカーレール4が介在されるため、ステップ14と地面との間にも適度な距離を確保することができる。よって、こうした箇所に車両用ステップ装置10を配設することにより、室内フロア3と地面との間の適正位置にステップ14を位置させることができる。また、ステップ14の収納状態にあってはスライドドア2によって本体11におけるステップ14の出没口11aを閉塞することができるため、ステップ14の収納状態における本体11内への異物侵入防止効果も確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。
本実施形態において前記各実施形態と異なる主たる点は、前記スライドドア2の開閉支持機構5(ガイドレール15、ドアアーム16及びローラ機構17)の配設位置と、車両用ステップ装置10の配設位置についてである。
図8及び図9に示すように、前記スカッフプレート45の下方延設部45bには、室内フロア3よりも一段低い位置で車両水平方向に延びる補助ステップ45cが設けられている。この補助ステップ45cは、下方に形成された補助ステッププレート3b上に設置されている。また、前記開閉支持機構5は該補助ステッププレート3bの直下に配設されている。詳しくは、前記ガイドレール15は補助ステッププレート3bの下面に固着され、該ガイドレール15に前記ローラ機構17を介してドアアーム16が取着されている。さらに、こうした開閉支持機構5の直下に前記ロッカーレール4が配設されている。
そして、車両用ステップ装置10は、ロッカーレール4の下方に配設されている。すなわち、本実施形態において車両用ステップ装置10は、車両室外領域における車両ボディ1の最下端に配設されている。こうした車両用ステップ10において、本体11の上面部11bにおける室外側端には、出没口11aにおけるステップ14の直上まで下方に延びる下方延設部11cが形成されている。詳しくは、該下方延設部11cは、前記ステップ被覆部42の起立部42cとオーバーラップする位置まで延設されている。すなわち、該下方延設部11cは、車両用ステップ装置10におけるステップ14の出没口11aにおいて、車両側面視(図1に示した矢印S方向と同方向)で起立部42cと重なり合う位置まで延設され、その先端がステップ被覆部42の上面に近接した状態となっている。それゆえ、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が本体11内に侵入しようとしても、該下方延設部11cによって阻害される。すなわち、本実施形態においては、本体11の上面部11bの下方延設部11cが異物阻害部として機能するととなり、前記第1実施形態における項目(2)と同等の作用効果を奏し得る。
また、図8に示すステップ14の突出状態において、該下方延設部11cにおける本体11内側面には、前記シール部材45bが密接するようになっている。すなわち、ステップ14の突出状態にあっては、起立部42cと下方延設部11cとの間に、シール部材45bが密接した状態で介在される。このため、ステップ14の突出状態にあっては、ステップ14の平面部42a上に堆積した異物が、起立部42cと隔絶プレート51との間から本体11内に侵入してしまうことが好適に抑制される。すなわち、本実施形態においては、本体11の上面部11bに形成された下方延設部11cが異物阻害部として機能する。よって、前記第1実施形態における項目(3)と同等の作用効果を奏し得る。
ところで、スライドドア2の下端には、下方に延びるドア延設部52が固定されている。このドア延設部52は、該スライドドア2の下端縁全体に設けられている。詳しくは、ドア延設部52は、図9に示すように、乗降口1aがスライドドア2によって閉鎖された状態において室内側面が出没口11aに密着することにより、本体11におけるステップ14の出没口11aを閉塞できる形状となるように構成されている。すなわち、該ドア延設部52は、該出没口11aを閉塞する閉塞部として機能する。よって、車両用ステップ装置10は、車両の室外領域に配設されているものの、スライドドア2の閉状態にあっては出没口11aがドア延設部52によって密閉された状態となるため、ステップ14の収納状態において本体11内に異物は侵入しにくくなる。
なお、図9に示すように、前記可動機構20のアイドルギヤ25と、板カム30に歯合するギヤ部29とは、長形棒状の支持軸53に回転自在に支持された連結部54によって連結されることにより、駆動ユニット21の駆動によるスライドドア2の開閉動作に伴ってステップ14の出没動作が行われるようになっている。
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における前記項目(1)〜(8)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(11)スライドドア2の下端にドア延設部52を設けることにより、車両用ステップ装置10を室外領域に配設しても、本体11におけるステップ14の出没口11aがドア延設部52によって閉塞することができる。このため、ステップ14の収納状態において異物が本体11内に侵入してしまうのを好適に抑止することができる。しかも、該出没口11aが外部に露出しなくなるため、車両の美観を損なうこともない。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記第1実施形態において、必ずしもスカッフプレート45の下方延設部45bが異物阻害部として機能しなくてもよく、例えば第3実施形態のように、本体11の上面部などによって異物阻害部を構成してもよい。また、前記第3実施形態において、必ずしもスライドドア2の下端にドア延設部52を設ける必要はなく、ステップ14の収納状態において本体11におけるステップ14の出没口11aが閉塞されないようになっていてもよい。なお、こうした異物阻害部を省略してもよい。
・ 前記各実施形態において、ステップ14の起立部42cと異物阻害部(下方延設部11c,45b、隔絶プレート51の下端部51b)との間に介在されるシール部材44は、必ずしも起立部42cに固定されている必要はなく、異物阻害部側に固定されていてもよい。但し、起立部42c側にシール部材44を固定した場合の方が、起立部42cを乗り越えて本体11内に侵入しようとする異物を好適に阻害できる傾向にある。また、こうしたシール部材44を省略してもよい。
・ 前記各実施形態において、ステッププレート41とステップ被覆部42とを固定するための固定部43は、必ずしも起立部42cに設けられている必要はなく、平面部42a等、他の箇所に設けられていてもよい。また、ステップ14は、必ずしもそれらステッププレート41とステップ被覆部42とによって構成されている必要はなく、それらが一体形成されていてもよい。
・ 前記各実施形態において、ステップ14は、必ずしも車両後方側に斜めに突出する構造となっていなくてもよく、車両前後方向に対して直交する方向(車両幅方向)に出没可能な構造となっていてもよい。
・ ステップ14における平面部42aの車両前方端縁は、必ずしも車両室外側に向かって車両後方側に傾斜する形状をなしている必要はなく、車両の乗降口1aの形状や大きさ等によって適宜変更されてもよい
・ 前記各実施形態において、車両用ステップ装置10は、必ずしもスライドドア2によって開閉される乗降口1aに配設される必要はない。また、スライドドア2を開閉動作させるためのドアアクチュエータと、ステップ14の出没動作させるためのステップアクチュエータとは、必ずしも駆動ユニット21によって共用される必要はなく、それぞれ個別のアクチュエータによって構成されていてもよい。
・ 前記各実施形態において、車両用ステップ装置10は、必ずしも後部座席への乗降口に配設される必要はなく、前部座席への乗降口に配設されてもよい。
・ 前記各実施形態において、可動機構20は周知の他のリンク構造などによって構成されていてもよい。
本発明の第1実施形態におけるドア開状態を示す平面図。 図1のA−A線断面図。 同実施形態のドア閉状態を示す平面図。 図3のB−B線断面図。 図1のC−C線断面図。 同実施形態の車両設置状態を示す斜視図。 第2実施形態における図1のA−A線と同部位での断面図。 第3実施形態における図1のA−A線と同部位での断面図。 第3実施形態におけるドア閉状態を示す断面図。
符号の説明
1…車両ボディ、1a…乗降口、2…スライドドア、3…室内フロア、4…ロッカーレール、5…開閉支持機構、10…車両用ステップ装置、11…本体、11a…出没口、12…サポートパネル、13…レール部材(斜方駆動部)、14…ステップ、15…ガイドレール、16…ドアアーム、17…ローラ機構、20…可動機構、21…駆動ユニット、41…ステップパネル、42…ステップ被覆部、42a…平面部、42c…起立部、43…固定部、44…シール部材、45…スカッフプレート、11c,45b…下方延設部(異物阻害部)、51…隔絶プレート、51b…下端部(異物阻害部)。

Claims (7)

  1. 車両の乗降口における室内フロアよりも下方部位に配設される本体と、その本体内に設けられた可動機構により、室内フロアに沿って該本体に対して出没移動する平面部を有するステップとを備える車両用ステップ装置であって、
    前記ステップの平面部における本体側端縁に、上方へ起立する起立部を設けたことを特徴とする車両用ステップ装置。
  2. 前記本体における前記ステップの出没口に、上方から下方に向かって先端が前記起立部とオーバーラップする位置まで延びる異物阻害部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ステップ装置。
  3. 前記起立部と前記異物阻害部との間に、前記ステップの突出状態において該起立部と該異物阻害部との間に密接した状態で介在されるシール部材を配設したことを特徴とする請求項2に記載の車両用ステップ装置。
  4. 前記可動機構は前記本体における前記ステップよりも下方位置に配設され、
    前記ステップは、ステップパネルと、そのステップパネルの表面を被覆するとともに前記起立部が設けられたステップ被覆部とを有し、
    前記起立部に、前記ステップパネルへの固定に供される固定部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を車両室内における室内フロアの直下位置に配設するとともに、前記ステップの収納状態にあっては、車両の乗降口を塞ぐドアによって前記本体における前記ステップの出没口を閉塞することを特徴とする車両用ステップ装置の配置構造。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を、スライドドア機構を有するドアが配設される乗降口において、該ドアをスライド自在に支持する開閉支持機構と、車両ボディの下端に設けられたロッカーレールとの間に配設するとともに、前記ステップの収納状態にあっては該ドアによって前記本体における前記ステップの出没口を閉塞することを特徴とする車両用ステップ装置の配置構造。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ステップ装置を車両ボディの下端に設けられたロッカーレールよりも下方となる室外領域に配設するとともに、該乗降口を塞ぐドアの下端に設けられた閉塞部により、前記本体に対する前記ステップの収納状態において該ステップの出没口を塞ぐことを特徴とする車両用ステップ装置の配置構造。
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