JP2008238113A - Co2回収装置及び廃棄物処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス中のCO2 を除去する際に発生する廃棄物中の有機系廃棄物と無機系廃棄物とを別々に、効率的に処理可能としたCO2回収装置及び廃棄物処理方法を提供する。
【解決手段】本実施例に係るCO2回収装置10Aは、CO2含有ガスからCO2を除去する吸収塔1006と、リッチ溶液1007を再生する再生塔1008と、再生塔1008でCO2を除去したリーン溶液1009を吸収塔1006で再利用するCO2回収装置であって、リーン溶液1009の一部を抜出すリーン溶液抜出しライン11と、抜出されたリーン溶液1009中に残存する固形物を固液分離する固液分離部12と、前記固形物が除去されたリーン溶液1009B中の無機系主体廃棄物をイオン交換する陰イオン交換部13と、無機系主体廃棄物が除去されたリーン溶液1009C中の有機系廃棄物を除去する第一のリクレーマ1040−1とを有してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガス中のCO2 を除去する際に発生する廃棄物を処理するCO2回収装置及び廃棄物処理方法に関する。
近年、地球の温暖化現象の原因の一つとして、CO2による温室効果が指摘され、地球環境を守る上で国際的にもその対策が急務となってきた。CO2の発生源としては化石燃料を燃焼させるあらゆる人間の活動分野に及び、その排出抑制への要求が一層強まる傾向にある。これに伴い大量の化石燃料を使用する火力発電所などの動力発生設備を対象に、ボイラの燃焼排ガスをアミン系CO2吸収液と接触させ、燃焼排ガス中のCO2を除去、回収する方法及び回収されたCO2を大気へ放出することなく貯蔵する方法が精力的に研究されている。
また、前記のようなCO2吸収液を用い、燃焼排ガスからCO2を除去・回収する工程としては、吸収塔において燃焼排ガスとCO2吸収液とを接触させる工程、CO2を吸収した吸収液を再生塔において加熱し、CO2を遊離させると共に吸収液を再生して再び吸収塔に循環して再使用するものが採用されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のCO2回収装置1000Aは、図4に示すように、例えばボイラ等の産業設備1001から排出されたCO2を含有する排ガス1002を冷却塔1004において冷却水1003によって冷却し、冷却されたCO2を含有する排ガス1002を吸収塔1006において、アルカノールアミンをベースとするCO2吸収液1005と向流接触し、排ガス1002中のCO2はCO2吸収液1005に吸収され、前記排ガス1002からCO2を除去する。そして、CO2を吸収したCO2吸収液(リッチ溶液)1007は、再生塔1008においてCO2を放出し、再生塔1008下部に至る頃には、大部分のCO2が除去され、リーン溶液1009として、CO2吸収液1005を再生するものである。この再生されたCO2吸収液1005が再び吸収塔1006に送給され、再利用されるものである。
また、前記従来のCO2回収装置1000Aにおいては、脱硫工程で除去されずに残存するSOx等が、脱CO2 工程においてCO2吸収液1005中に含まれるアルカノールアミンと反応し熱安定性塩を生じるだけでなく、排ガス中のCO2を回収する際、酸素によりアミンが劣化し熱安定性塩を生じ、リーン溶液1009中に含まれてしまう。この熱安定塩は、リッチ溶液1007からリーン溶液1009を再生する過程で、通常の条件下では除去されないため、リーン溶液1009が循環することにより系内に徐々に蓄積されてしまう。そのため、前記従来のCO2回収装置1000Aは、再生塔1008において生成されたリーン溶液1009中に残存する塩等の劣化物を加熱濃縮し、除去するリクレーマ1040を具備してなる。リーン溶液供給ライン1022上に再生塔1008で生成されたリーン溶液1009を抜出しライン1041に抜出し、前記リクレーマ1040において、リーン溶液1009中に残存する塩等の劣化物を除去するようにしていた。リーン溶液1009は、例えば130〜150℃に加熱し、リーン溶液1009から気化されたCO2吸収液は再生塔1008底部に送給していた。また、前記リクレーマ1040中の底部に濃縮される廃棄物には、有機物の他にと無機物が含まれ、有機物と無機物とが混合した混合廃棄物である。この混合廃棄物1051は、例えばポンプ等を用い、廃棄物排出ライン1052を介して廃棄物燃焼装置1053に送給し排出するようにしていた。
また、前記従来のCO2回収装置1000Bにおいては、図5に示すように、前記吸収塔1006と前記再生塔1008との間にイオン交換塔1023を設け、前記リーン溶液1009の一部を抜き出し前記イオン交換塔1023においてイオン交換した後、リーン溶液供給ライン1022に戻すようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
特許第3716195号公報 米国特許第4624839号明細書
しかしながら、前記従来のCO2回収装置1000Aでは、前記リクレーマ1040から排出される混合廃棄物1051は、有機物と共に無機物が含まれているため、廃棄物燃焼装置1053として特殊な装置を用いて焼却処理することが必要であり、コストが増大する、という問題がある。
また、前記従来のCO2回収装置1000Bでは、前記イオン交換塔1023と前記リクレーマ1040とが別のラインに設置されているため、前記イオン交換塔1023に前記リーン溶液1009の一部を抜き出すだけでは、抜出した分の一部の前記リーン溶液1009しかイオン交換することができず、循環している全前記リーン溶液1009中の無機酸を十分に除去することはできない。
そのため、前記リクレーマ1040に抜き出す前記リーン溶液1009には、無機酸が残存し、無機物と有機物の分離が不十分となり、前記リクレーマ1040で混合廃棄物中の有機系廃棄物と無機系廃棄物とをまとめて処理しなければならない、という問題がある。
また、循環している前記リーン溶液1009全量をイオン交換工程へ抜き出して処理する場合、前記リーン溶液1009中の無機酸は高度に除去することができるが、前記イオン交換塔1023を大型化する必要がある、という問題ある。
また、今後、更にCO2回収装置が大型化し、処理するCO2回収量が1日当たり例えば1000t以上となると、前記リクレーマ1040の容量も大型化する必要があるため、従来のCO2回収装置が大型化し、コストが増大する、という問題ある。
本発明は、前記問題に鑑み、排ガス中のCO2 を除去する際に発生する廃棄物中の有機系廃棄物と無機系廃棄物とを別々に、効率的に処理可能としたCO2回収装置及び廃棄物処理方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、CO2を含有するガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を再生し熱交換する再生塔と、該再生塔でCO2を除去したリーン溶液を前記吸収塔で再利用するCO2回収装置であって、前記再生塔で生成される前記リーン溶液の一部を抜出すリーン溶液抜出しラインと、前記リーン溶液抜出しラインにおいて抜出された前記リーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換により、除去する陰イオン交換部と、無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔に回収する第一のリクレーマとを有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記陰イオン交換部の上流側に設けられ、前記リーン溶液抜出しラインにおいて抜出された前記リーン溶液中に残存する固形物を固液分離する固液分離部を有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記固液分離部において固形物が除去された前記リーン溶液を前記固液分離部の上流側に戻す第一のリサイクルラインを有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第4の発明は、第1乃至第3の何れか一つの発明において、前記陰イオン交換部において無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液を前記固液分離部と前記陰イオン交換部との間に戻す第二のリサイクルラインを有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第5の発明は、第1乃至第4の何れか一つの発明において、前記陰イオン交換部にアルカリ剤を供給するアルカリ溶液供給部と、前記アルカリ剤により無機酸及び有機酸が溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液を排出する無機系主体廃棄物排出ラインとを有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第6の発明は、第5の発明において、前記アルカリ溶液供給部から前記陰イオン交換部に供給された前記アルカリ剤によって分離された前記無機系主体廃棄物を含む溶液に硫酸を供給する硫酸供給部を有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第7の発明は、第6の発明において、前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液に水を供給する水供給部を有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第8の発明は、第7の発明において、前記硫酸供給部と前記水供給部との間の前記無機系主体廃棄物排出ラインに設けられ、前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を除去する第二のリクレーマを有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第9の発明は、第6の発明において、前記硫酸供給部の後流側に設けられ、前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を有機物酸化剤供給部より供給された有機物酸化剤により酸化処理を行う酸化処理槽を有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第10の発明は、第1乃至第9の何れか一つの発明において、前記リーン溶液抜出しラインの前記リーン溶液の一部を抜出す位置が、前記吸収塔の直前、前記リッチ溶液と前記リーン溶液とを相互に熱交換する熱交換器と該熱交換器と前記吸収塔との間に設けた冷却器との間、又は前記熱交換器と前記再生塔との間の何れかであることを特徴とするCO2回収装置にある。
第11の発明は、第1乃至第10の何れか一つの発明において、前記固液分離部と前記陰イオン交換部との間に、前記固液部分離部において固形物が除去された前記リーン溶液中の濁り度合を計測する濁度計を有してなることを特徴とするCO2回収装置にある。
第12の発明は、CO2を含有するガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を再生し熱交換する再生塔と、該再生塔でCO2を除去したリーン溶液を前記吸収塔で再利用する廃棄物処理方法であって、前記リーン溶液の一部を抜出し、陰イオン交換部において無機酸及び有機酸をイオン交換して除去し、第一のリクレーマを用いて無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔に回収することを特徴とする廃棄物処理方法にある。
第13の発明は、第12の発明において、前記リーン溶液の一部を抜出した前記リーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換して除去する前に、予め前記リーン溶液中に残存する固形物を固液分離し、除去することを特徴とする廃棄物処理方法にある。
第14の発明は、第12又は第13の発明において、前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製した後水で希釈し、基準値以下として放出することを特徴とする廃棄物処理方法にある。
第15の発明は、第12乃至第14の何れか一つの発明において、前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製し、第二のリクレーマを用いて無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を更に除去することを特徴とする廃棄物処理方法にある。
第16の発明は、第12乃至第15の発明の何れか一つにおいて、前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製し、酸化処理槽に所定量を溜めた後、前記酸化処理槽に有機物酸化剤を添加し、無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を酸化処理し、更に除去することを特徴とする廃棄物処理方法にある。
本発明によれば、前記陰イオン交換部と前記リクレーマとを直列に配置しているため、一部抜出した前記リーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換により除去し、リクレーマで前記有機系廃棄物を処理することで、コンパクトな設備で効率的に混合廃棄物中の前記有機系廃棄物と前記無機系主体廃棄物とを別々に分別処理することができる。
また、廃棄物焼却装置での焼却処理は前記有機系廃棄物のみを対象とすることができるため、廃棄物の処理量を低減することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例1に係るCO2回収装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るCO2回収装置の概略図であり、図中、前記図4に示したCO2回収装置と同一構成には同一符号を付して重複した説明は省略する。
また、図中、図4に示す産業設備1001と冷却塔1004は省略し、吸収塔1006と再生塔1008とその間のリーン溶液1009の循環系統を示す。
図1に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Aは、CO2を含有するガスとCO2吸収液1005とを接触させてCO2を除去する吸収塔1006と、CO2を吸収したリッチ溶液1007を再生し熱交換する再生塔1008と、該再生塔1008でCO2を除去したリーン溶液1009を前記吸収塔1006で再利用するCO2回収装置であって、前記再生塔1008で生成される前記リーン溶液1009の一部を抜出すリーン溶液抜出しライン11と、前記リーン溶液抜出しライン11において抜出された前記リーン溶液1009A中に残存する固形物を固液分離する固液分離部12と、前記固液分離部12において固形物が除去された前記リーン溶液1009B中の無機酸及び有機酸をイオン交換により、除去する陰イオン交換部13と、無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液1009C中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔1008に回収する第一のリクレーマ1040−1とを有してなるものである。
ここで、本発明において、有機酸とは、酸性を示す有機化合物をいう。
本実施例に係るCO2回収装置10Aにおいて、前記リーン溶液抜出しライン11を前記吸収塔1006の直前に設け、前記リーン溶液1009の一部を抜き出すようにしている。この前記リーン溶液抜出しライン11より抜出された前記リーン溶液1009A中に固形物を含有する前記リーン溶液1009を前記リーン溶液1009Aとする。
そして、前記リーン溶液抜出しライン11より抜出された前記リーン溶液1009Aは、前記リーン溶液抜出しライン11を介して前記固液分離部12に供給される。
前記固液分離部12において、前記リーン溶液1009A中に残存する固形物を固液分離し、前記リーン溶液1009A中から前記固形物を除去することができる。また、前記リーン溶液1009A中から固形物を除去された前記リーン溶液1009Aをリーン溶液1009Bとする。また、前記固形物として、例えば排ガス等から排出される煤塵等がある。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記固液分離部12の後流側に前記固液分離部12において前記リーン溶液1009A中から固形物が除去された前記リーン溶液1009Bを前記固液分離部12の上流側に戻す第一のリサイクルライン14を有するようにしている。
前記第一のリサイクルライン14により前記リーン溶液1009Bを前記固液分離部12の上流側に戻すことにより、再度、前記固液分離部12で前記リーン溶液1009B中に残存する固形物を除去することができるため、前記リーン溶液1009B中に残存する固形物をより確実に除去することができる。
また、前記第一のリサイクルライン14により前記リーン溶液1009Bを抜き出す回数は、特に限定されるものではなく、前記リーン溶液1009B中に残存する固形物を確実に除去するまで何回でも前記リーン溶液1009Bを抜き出すようにしてよい。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記固液分離部12と前記陰イオン交換部13との間に、前記固液分離部12において固形物が除去された前記リーン溶液1009B中の濁り度合を計測する濁度計15を有するようにしている。
前記濁度計15で前記リーン溶液1009B中の濁り度合を計測することで、前記固液分離部12で前記固形物の除去具合を確認することができる。前記濁度計15の測定結果により、前記リーン溶液1009Bを前記第一のリサイクルライン14を介して再度前記固液分離部12で前記固形物を除去するか、前記陰イオン交換部13に送給するか決定することができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記リーン溶液1009B中の無機酸及び有機酸とイオン交換する陰イオン交換部13を有するようにしている。ここで、前記陰イオン交換部13には陰イオン交換樹脂が充填されている。
前記リーン溶液1009B中の無機酸及び有機酸は酸性であるから、前記陰イオン交換部13内に充填されている陰イオン交換樹脂に付着しイオン交換される。これにより、前記リーン溶液1009B中から無機酸及び有機酸を除去することができる。また、前記リーン溶液1009B中から無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液1009Bをリーン溶液1009Cとする。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記陰イオン交換部13の後流側に前記陰イオン交換部13において無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液1009Cを前記固液分離部12と前記陰イオン交換部13との間に戻す第二のリサイクルライン16を有するようにしている。
前記第二のリサイクルライン16により前記リーン溶液1009Cを前記固液分離部12と前記陰イオン交換部13との間に戻すことにより、再度、前記陰イオン交換部13で前記リーン溶液1009C中に残存する無機酸及び有機酸を除去することができるため、前記リーン溶液1009C中に残存する無機酸及び有機酸を確実に除去することができる。
また、前記第二のリサイクルライン16により前記リーン溶液1009Cを抜き出す回数は、特に限定されるものではなく、前記リーン溶液1009C中に残存する無機酸及び有機酸を確実に除去するまで何回でも前記リーン溶液1009Cを抜き出すようにしてよい。
また、本発明に於ける有機酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、シュウ酸、酒石酸、酪酸、吉草酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸等のスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸,パラトルエンスルフィン酸等のスルフィン酸類等がある。
また、無機酸としては、塩酸、臭酸、ヨウ素酸、弗酸等のハロゲン化水素、硫酸、亜硫酸、硝酸、亜硝酸、ホウ酸、珪酸及びリン酸、ポリリン酸、亜リン酸等のリン酸類が挙げられる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記陰イオン交換部13に例えば水酸化ナトリウム水溶液17等のアルカリ剤を供給するアルカリ溶液供給部18と、無機酸及び有機酸が溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液19を排出する無機系主体廃棄物排出ライン20とを有するようにしている。
前記陰イオン交換部13に充填されている前記陰イオン交換樹脂を再生する際には、前記陰イオン交換部13に水酸化ナトリウム水溶液17を供給することにより、無機酸及び有機酸を陰イオン交換樹脂から分離し、溶液中に溶出することができる。これにより、陰イオン交換樹脂を再生すると共に、前記陰イオン交換部13から排出された無機酸及び有機酸が溶出した前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を無機系主体廃棄物排出ライン20を介して回収し、無機酸及び有機酸を含む前記無機系主体廃棄物のみを処理することができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記アルカリ溶液供給部18から前記陰イオン交換部13に供給された前記水酸化ナトリウム水溶液17によって分離された前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に硫酸(H2SO4)21を供給する硫酸供給部22を有するようにしている。
前記無機系主体廃棄物を含む溶液19は、前記水酸化ナトリウム水溶液17であり、塩基性であるため、前記硫酸供給部22より前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記硫酸21を供給することにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のpHを調整することができる。これにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のpHを例えば7.0とし中性溶液とすることができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記硫酸供給部22より前記硫酸21を供給された後の前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記水23を供給する水供給部24を有するようにしている。
前記水供給部24より前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記水23を供給することにより、pH調整した前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を希釈し、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中のCOD値を下げることができるため、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を基準値以下として放流することができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記陰イオン交換部13でイオン交換された前記無機系主体廃棄物が除去されたリーン溶液1009C中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔1008に回収する第一のリクレーマ1040−1を有するようにしている。
また、リーン溶液1009C中の有機系廃棄物の内、酸性の有機化合物は前記陰イオン交換部13において除去されているため、本実施例において、リーン溶液1009C中に残存する有機系廃棄物とは、中性の有機化合物、塩基性の有機化合物のことをいう。
前記第一のリクレーマ1040−1に送給された無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液1009Cは、前記第一のリクレーマ1040−1において、飽和スチーム供給ライン1045から供給される飽和スチーム1046により前記リクレーマ1040内のスチーム供給管1050を介して前記無機系主体廃棄物が除去されたリーン溶液1009Cは加熱される。
また、前記リーン溶液1009C中のCO2吸収液は、中性の有機化合物、塩基性の有機化合物である前記有機系廃棄物25に比べて沸点は低く、例えば135℃で気化する。
このCO2吸収液と中性の有機化合物、塩基性の有機化合物との沸点差により、前記第一のリクレーマ1040−1内で気化されたCO2吸収液1047は、スチームと共に気化CO2吸収液供給ライン1048を介して前記再生塔1008の塔底部に送給される。
また、前記リーン溶液1009が加熱されることで、前記リーン溶液1009中の有機系廃棄物25が前記第一のリクレーマ1040−1内底部に濃縮される。この加熱濃縮された有機系廃棄物25は前記第一のリクレーマ1040−1から抜き出され、有機系廃棄物排出ライン26を介して廃棄物焼却装置27に送給される。
前記廃棄物焼却装置27での焼却処理は、有機系廃棄物25のみを対象とすることができる。このため、前記廃棄物焼却装置27は、図4、5に示すような従来のCO2回収装置1000A、1000Bの廃棄物燃焼装置1053に比べて、廃棄物の処理量を例えば40%程度の低減を図ることができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記リーン溶液抜出しライン11の
前記リーン溶液1009の一部を抜出す位置は、冷却器1021の後流側で前記吸収塔1006の直前としているが、本発明はこれに限定されるものではない。前記リーン溶液抜出しライン11の前記リーン溶液1009の一部を抜出す位置は、例えば、前記熱交換器1013と前記冷却器1021と間、又は前記熱交換器1013の上流側のように前記リッチ溶液1007と前記リーン溶液1009とを相互に熱交換する熱交換器1013の前後の位置の何れかとしてもよい。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Aでは、前記冷却器1021の後流側で前記吸収塔1006の直前の前記リーン溶液1009の温度は、例えば40℃程度であり、前記熱交換器1013と前記冷却器1021と間の前記リーン溶液1009の温度は、例えば60℃程度であり、前記熱交換器1013の上流側の前記リーン溶液1009の温度は、120℃程度である。
ここで、前記固液分離部12に用いる図示しない固液分離用フィルタや前記陰イオン交換部13内の前記陰イオン交換樹脂が劣化等するのを避けるため、前記固液分離部12に供給する溶液は低温であるのが好ましい。
そのため、前記熱交換器1013と前記冷却器1021と間の前記リーン溶液1009、又は前記熱交換器1013の上流側の前記リーン溶液1009を用いる場合には、前記リーン溶液抜出しライン11に前記固液分離部12の上流側で冷却器を別途設け、抜出された前記リーン溶液1009Aの温度を例えば40℃〜50℃以下にまで冷却した後、前記固液分離部12に送給することが必要である。
従って、前記リーン溶液1009の抜き出し位置としては、前記リーン溶液1009の温度が低い前記冷却器1021の後流で前記吸収塔1006の直前の位置とするのが好ましい。
このように、本実施例に係るCO2回収装置10Aによれば、前記リーン溶液抜出しライン11で抜出された一部の前記リーン溶液1009AのみのCO2吸収液だけを用い、前記陰イオン交換部13と前記第一のリクレーマ1040−1とを直列に配置することで、イオン交換により前記有機酸、前記無機酸を除去した後、イオン交換した前記リーン溶液1009A中に残存する前記有機系廃棄物25を処理することができる。また、イオン交換して除去された前記有機酸、前記無機酸の前記無機系主体廃棄物を処理することができるため、コンパクトな設備で効率的に有機系廃棄物25と前記無機系廃棄物とを別々に分離し、処理することが可能である。
また、前記廃棄物焼却装置27での焼却処理は有機系廃棄物のみを対象とすることができるため、廃棄物の処理量を低減することができる。
この結果、例えばCO2回収量が1日当たり例えば1000t以上のCO2回収装置の場合でも、装置を大型化することなく、混合廃棄物中の有機系廃棄物と無機系廃棄物とを別々に、効率的に処理することができる。
本発明による実施例2に係るCO2回収装置について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施例に係るCO2回収装置の構成を示す概略図である。
本実施例に係るCO2回収装置は、実施例1に係るCO2回収装置の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
また、図1と同様に、図中、図4に示す産業設備1001と冷却塔1004は省略し、吸収塔1006と再生塔1008とその間のリーン溶液1009の循環系統を示す。
図2に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Bは、図1に示すCO2回収装置10Aの無機系主体廃棄物排出ライン20に設けられ、前記硫酸21が供給された後の無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を除去する第二のリクレーマ1040−2を更に有してなるものである。
本実施例に係るCO2回収装置10Bでは、第一の無機系主体廃棄物排出ライン20−1を介して排出された前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記硫酸21を供給し、pH調整を行ない、例えば中性となるようにしている。そして、前記硫酸21によりpH調整を行なった前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を前記第二のリクレーマ1040−2に送給するようにしている。
前記第二のリクレーマ1040−2において、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19は、飽和スチーム供給ライン1045から供給される飽和スチーム1046により前記第二のリクレーマ1040−2内のスチーム供給管1050を介して前記無機系主体廃棄物を含む溶液19は加熱される。
これにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25は蒸発し、第二の有機系廃棄物排出ライン26−2を介して廃棄物焼却装置27に送給され、
前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を除去することができる。
そして、第二の有機系廃棄物排出ライン26−2を介して廃棄物焼却装置27に送給された前記有機系廃棄物25は、前記廃棄物焼却装置27において処理される。
前記廃棄物焼却装置27での焼却処理は、前記第一のリクレーマ1040−1及び前記第二のリクレーマ1040−2から回収された有機系廃棄物25のみを対象とすることができる。このため、前記廃棄物焼却装置27は、図4、5に示すような従来のCO2回収装置1000A、1000Bの廃棄物燃焼装置1053に比べて、廃棄物の処理量を例えば35%程度の低減を図ることができる。
また、前記第二のリクレーマ1040−2内で前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を蒸留することにより残存していた有機系廃棄物25の除余された前記無機系主体廃棄物を含む溶液19は、前記第二のリクレーマ1040−2から第二の無機系主体廃棄物排出ライン20−2を介して排出される。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Bでは、前記第二のリクレーマ1040−2より排出される前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記水23を供給する水供給部24を有するようにしている。
前記水供給部24より前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記水23を供給することにより、前記第二のリクレーマ1040−2より排出された前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を希釈し、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中のCOD値を下げることができるため、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を基準値以下として放流することができる。
また、前記水供給部24より供給される前記水23の水量は、第二のリクレーマ1040−2において前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を除去されているため、前記無機系主体廃棄物を希釈するために必要な水量で足りる。このため、前記水供給部24より供給される前記水23の水量は、実施例1に係るCO2回収装置10Aで前記水供給部24から供給される前記水23の水量に比べて、前記水23の水量を例えば35%程度低減することができる。
このように、本実施例に係るCO2回収装置10Bによれば、前記硫酸供給部22と前記水供給部24との間の前記無機系主体廃棄物排出ライン20に配置した前記第二のリクレーマ1040−2で前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を除去することができる。これにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に有機系廃棄物25が残存している場合においても前記無機系主体廃棄物を含む溶液19から残存する有機系廃棄物25を除去することができる。
また、前記水供給部24より供給される前記水23の水量は、前記無機系主体廃棄物を希釈するために必要な水量で足りるため、実施例1に係るCO2回収装置10Aよりも前記水供給部24から供給される前記水23の水量を低減することができる。
本発明による実施例3に係るCO2回収装置について、図3を参照して説明する。
図3は、本実施例に係るCO2回収装置の構成を示す概略図である。
本実施例に係るCO2回収装置は、実施例1に係るCO2回収装置の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
また、図1と同様に、図中、図4に示す産業設備1001と冷却塔1004は省略し、吸収塔1006と再生塔1008とその間のリーン溶液1009の循環系統を示す。
図3に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Cは、硫酸供給部22の後流側に設けられ、硫酸21が供給された後の無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を有機物酸化剤供給部30より供給された有機物酸化剤31により酸化処理を行う酸化処理槽32を更に有してなるものである。
尚、本実施例では、前記無機系主体廃棄物及び前記有機物酸化剤31を一括処理することができるため、図1に示すCO2回収装置10Aの水供給部24は除かれている。
ここで、本実施例において、有機物酸化剤とは、有機系化合物を分解する酸化剤のことをいう。
本実施例に係るCO2回収装置10Cでは、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19に前記硫酸21を供給し、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のpH調整を行ない、例えば中性となるようにしている。前記硫酸21によりpH調整を行なった前記無機系主体廃棄物を含む溶液19を前記酸化処理槽32に送給するようにしている。
前記無機系主体廃棄物を含む溶液19は、前記酸化処理槽32において所定量まで溜められる。そして、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19が前記酸化処理槽32に所定量溜められた後、前記有機物酸化剤供給部30より前記有機物酸化剤31を記酸化処理槽32に供給するようにしている。
前記有機物酸化剤31により、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25は酸化されるため、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を分解処理することができる。
また、前記酸化処理槽32内では、前記有機物酸化剤31を添加することにより、例えば、下記式のフェントン反応が行なわれている。過酸化水素(H22)に2価の鉄(Fe(II))が作用することで、OHラジカル(・OH)が生成され、このOHラジカル(・OH)の強い酸化力によって有機系廃棄物25は分解される。
Fe2+ + H22 → Fe2+ + OH- + ・OH・・・(1)
よって、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に前記有機物酸化剤31を添加することにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を分解処理することができる。
前記廃棄物焼却装置27での焼却処理は、前記第一のリクレーマ1040−1から回収された有機系廃棄物25のみを対象とすることができる。このため、前記廃棄物焼却装置27は、図4、5に示すような従来のCO2回収装置1000A、1000Bの廃棄物燃焼装置1053に比べて、廃棄物の処理量を例えば40%程度の低減を図ることができる。
そして、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を前記有機物酸化剤31によって分解処理された後、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を基準値以下として放流することができる。
また、本実施例に係るCO2回収装置10Cでは、前記酸化処理槽32内で前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を所定の基準値以下にまで下げることができるため、図1に示すような前記水供給部24より前記水23を供給する必要がない。
このように、本実施例に係るCO2回収装置10Cによれば、前記硫酸供給部22の後流側に配置した前記酸化処理槽32に前記有機物酸化剤31を添加することにより前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に残存する有機系廃棄物25を酸化処理することができる。これにより、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19中に有機系廃棄物25が残存している場合においても前記無機系主体廃棄物を含む溶液19から残存する有機系廃棄物25を除去することができる。
また、前記酸化処理槽32内で前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を所定の基準値以下にまで下げることができるため、図1に示すような前記水供給部24を設けることなく、前記無機系主体廃棄物を含む溶液19のCOD値を所定の基準値以下として放流することができる。
以上のように、本発明に係るCO2回収装置及び廃棄物処理方法は、前記陰イオン交換部と前記リクレーマとを直列に配置し、一部抜出したリーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換により除去した後、リクレーマで有機系廃棄物を処理することで、有機系廃棄物と無機系主体廃棄物との分別処理を可能とし、廃棄物焼却装置での廃棄物の処理量の低減を図ったCO2回収装置のリーン溶液中の混合廃棄物の処理に用いて適している。
本発明の実施例1に係るCO2回収装置の概略図である。 本発明の実施例2に係るCO2回収装置の概略図である。 本発明の実施例3に係るCO2回収装置の概略図である。 従来のCO2回収装置の概略図である。 従来の他のCO2回収装置の概略図である。
符号の説明
10A〜10C CO2回収装置
11 リーン溶液抜出しライン
12 固液分離部
13 陰イオン交換部
14 第一のリサイクルライン
15 濁度計
16 第二のリサイクルライン
17 水酸化ナトリウム水溶液
18 アルカリ溶液供給部
19 無機系主体廃棄物を含む溶液
20 無機系主体廃棄物排出ライン
21 硫酸(H2SO4
22 硫酸供給部
23 水
24 水供給部
25 有機系廃棄物
26 有機系廃棄物排出ライン
27 廃棄物焼却装置
30 有機物酸化剤供給部
31 有機物酸化剤
32 酸化処理槽
1005 CO2吸収液
1006 吸収塔
1007 リッチ溶液
1008 再生塔
1009 リーン溶液
1022 リーン溶液供給ライン
1040−1 第一のリクレーマ
1040−2 第二のリクレーマ

Claims (16)

  1. CO2を含有するガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を再生し熱交換する再生塔と、該再生塔でCO2を除去したリーン溶液を前記吸収塔で再利用するCO2回収装置であって、
    前記再生塔で生成される前記リーン溶液の一部を抜出すリーン溶液抜出しラインと、
    前記リーン溶液抜出しラインにおいて抜出された前記リーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換により、除去する陰イオン交換部と、
    無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔に回収する第一のリクレーマとを有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  2. 請求項1において、
    前記陰イオン交換部の上流側に設けられ、前記リーン溶液抜出しラインにおいて抜出された前記リーン溶液中に残存する固形物を固液分離する固液分離部を有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記固液分離部において固形物が除去された前記リーン溶液を前記固液分離部の上流側に戻す第一のリサイクルラインを有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つにおいて、
    前記陰イオン交換部において無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液を前記固液分離部と前記陰イオン交換部との間に戻す第二のリサイクルラインを有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つにおいて、
    前記陰イオン交換部にアルカリ剤を供給するアルカリ溶液供給部と、
    前記アルカリ剤により無機酸及び有機酸が溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液を排出する無機系主体廃棄物排出ラインとを有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  6. 請求項5において、
    前記アルカリ溶液供給部から前記陰イオン交換部に供給された前記アルカリ剤によって分離された前記無機系主体廃棄物を含む溶液に硫酸を供給する硫酸供給部を有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  7. 請求項6において、
    前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液に水を供給する水供給部を有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  8. 請求項7において、
    前記硫酸供給部と前記水供給部との間の前記無機系主体廃棄物排出ラインに設けられ、
    前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を除去する第二のリクレーマを有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  9. 請求項6において、
    前記硫酸供給部の後流側に設けられ、
    前記硫酸が供給された無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を有機物酸化剤供給部より供給された有機物酸化剤により酸化処理を行う酸化処理槽を有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一つにおいて、
    前記リーン溶液抜出しラインの前記リーン溶液の一部を抜出す位置が、前記吸収塔の直前、前記リッチ溶液と前記リーン溶液とを相互に熱交換する熱交換器と該熱交換器と前記吸収塔との間に設けた冷却器との間、又は前記熱交換器と前記再生塔との間の何れかであることを特徴とするCO2回収装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一つにおいて、
    前記固液分離部と前記陰イオン交換部との間に、前記固液部分離部において固形物が除去された前記リーン溶液中の濁り度合を計測する濁度計を有してなることを特徴とするCO2回収装置。
  12. CO2を含有するガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を再生し熱交換する再生塔と、該再生塔でCO2を除去したリーン溶液を前記吸収塔で再利用する廃棄物処理方法であって、
    前記リーン溶液の一部を抜出し、陰イオン交換部において無機酸及び有機酸をイオン交換して除去し、第一のリクレーマを用いて無機酸及び有機酸が除去されたリーン溶液中の有機系廃棄物を除去すると共に、CO2吸収液を前記再生塔に回収することを特徴とする廃棄物処理方法。
  13. 請求項12において、
    前記リーン溶液の一部を抜出した前記リーン溶液中の無機酸及び有機酸をイオン交換して除去する前に、予め前記リーン溶液中に残存する固形物を固液分離し、除去することを特徴とする廃棄物処理方法。
  14. 請求項12又は13において、
    前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製した後水で希釈し、基準値以下として放出することを特徴とする廃棄物処理方法。
  15. 請求項12乃至14の何れか一つにおいて、
    前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製し、第二のリクレーマを用いて無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を更に除去することを特徴とする廃棄物処理方法。
  16. 請求項12乃至15の何れか一つにおいて、
    前記陰イオン交換部にアルカリ剤を添加し、無機酸及び有機酸が塩となって溶出した無機系主体廃棄物を含む溶液に、硫酸を添加してpH調製し、酸化処理槽に所定量を溜めた後、前記酸化処理槽に有機物酸化剤を添加し、無機系主体廃棄物を含む溶液中に残存する有機系廃棄物を酸化処理し、更に除去することを特徴とする廃棄物処理方法。
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