JP3716195B2 - 脱硫脱炭酸方法 - Google Patents

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    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硫黄酸化物及び二酸化炭素を含むガスを塩基性カルシウム化合物及び塩基性アミン化合物を含む吸収液により処理する脱硫脱炭酸方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、火力発電設備やボイラ設備では、多量の石炭、重油あるいは超重質油を燃料に用いており、大気の汚染防止及び地球環境の清浄化の見地から、二酸化硫黄を主として、硫黄酸化物や、窒素酸化物、二酸化炭素等の放出を量及び濃度の面で更に抑制する必要が高まっている。
この中で、硫黄酸化物に関しては、酸性雨を引き起こし、人体、動植物等に被害を与えるおそれがある。このため、従来から、乾式や湿式による硫黄酸化物の処理方法が提案されており、既に実施されている。例えば、排煙脱硫装置では、石灰石を吸収剤に用いて石膏を副生する湿式石灰石膏法が主流となっている。
一方、二酸化炭素については、フロンガスやメタンガスとともに地球温暖化防止の見地から、例えば、PSA(圧力スウィング)法や、膜分離法、塩基性化合物を用いた反応吸収法等の適用による排出の抑制が検討されている。
【0003】
このため、従来の技術として、特開平5−245339号公報に脱硫と脱炭酸を二段で行う方法が提案されている。この方法は、脱硫工程で処理されずに脱炭酸工程に流入し、工程の系内に蓄積した未処理の硫黄酸化物を、リクレーミング操作の実施によりスラッジとして系外に排出し、このスラッジを燃焼装置で燃焼するものである。しかしながら、この方法では、スラッジを燃焼させて廃棄するので、このために運転コストが増大する等の問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の問題点に鑑み、脱硫と脱炭酸を二段で処理するプロセスにおいて、脱炭酸工程のリクレーミング操作により排出されるスラッジを有効に再利用でき、かつ脱硫性能の向上が可能な脱硫脱炭酸方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る脱硫脱炭酸方法は、硫黄酸化物及び二酸化炭素を含むガスの脱硫脱炭酸方法において、塩基性カルシウム化合物を含む吸収液により該ガスを処理する脱硫工程と、脱硫工程の後流に設けられ塩基性アミン化合物を含む吸収液により該ガスを処理する脱炭酸工程とを含んでなり、該脱炭酸工程中のリクレーミング操作で排出されるスラッジを該脱硫工程の該吸収液に添加することを特徴とする。
このように、スラッジを有効に再利用することができ、かつ、塩基性カルシウム化合物を含む吸収液に硫酸ナトリウムを添加すると、塩基性カルシウム化合物の溶解が促進されるため、硫黄酸化物の吸収性能を向上させることができる。
【0006】
前記硫黄酸化物及び二酸化炭素を含むガスとしては、燃料用のガスや、燃料の燃焼排ガス、その他様々なガスに適用することができる。対象となるガスは、水分や、窒素酸化物、酸素その他の成分を含んでいても良い。ガスの圧力は高圧であっても常圧であっても良く、また、温度は低温であっても高温であっても良く、特に制限はない。好ましくは、常圧の燃焼排ガスである。
【0007】
前記塩基性カルシウム化合物としては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム又はそれらの混合物を用いることができ、通常は懸濁液として使用する。
【0008】
前記アミン化合物としては、モノエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールのようなアルコール性水酸基含有1級アミン類、ジエタノールアミン、2−メチルアミノエタノール、2−エチルアミノエタノールのようなアルコール性水酸基含有2級アミン類、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノールのようなアルコール性水酸基含有3級アミン類、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ジエチレントリアミンのようなポリエチレンポリアミン類、ピペラジン類、ピペリジン類、ピロリジン類のような環状アミン類、キシリレンジアミンのようなポリアミン類、メチルアミノカルボン酸のようなアミノ酸類等又はこれらの混合物を用いることができる。これらのアミン類は通常10〜70重量%の水溶液として使用する。また、吸収液には、二酸化炭素吸収促進剤又は腐食防止剤を加えることができ、また、その他の媒体として、メタノール、ポリエチレングリコール、スルフォラン等を加えることができる。
【0009】
前記脱炭酸工程中のリクレーミング操作としては、塩基性ナトリウム化合物を用いて行うことができる。塩基性ナトリウム化合物としては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム又はこれらの混合物を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る脱硫脱炭酸方法の概略を示す図である。図2は本発明に適用できる脱硫工程の一実施の形態を示す図である。図3は本発明に適用できる脱炭酸工程の一実施の形態を示す図である。なお、図2及び図3には主要な設備のみを示している。
【0011】
図1に示すように、硫黄酸化物及び二酸化炭素を含む燃焼排ガス1は、脱硫工程20に導入され、塩基性カルシウム化合物を含む吸収2と接触し、硫黄酸化物の大部分が除去される。塩基性カルシウム化合物を含む吸収2に吸収された硫黄酸化物は石膏3として分離回収される。
脱硫工程20において大部分の硫黄酸化物を除去された脱硫処理後ガス4は、脱炭酸工程40に導入され、塩基性アミン化合物を含む吸収液5と接触し、二酸化炭素と、残存する硫黄酸化物が除去され、脱炭酸処理後ガス7として放出あるいは次の工程(図示省略)に送られる。一方、燃焼排ガスとの接触後の吸収液5は、リクレーマ(図示省略、図3を参照)にて塩基性ナトリウム化合物が添加され、硫化酸化物を含むスラッジ6が分離、除去される。そして、このスラッジ6を脱硫工程20に移送して、塩基性カルシウム化合物を含む吸収2に添加して、再利用する。これにより、塩基性カルシウム化合物の溶解が促進されるため、脱硫工程20の吸収性能を向上させることができる。
【0012】
脱硫工程20を詳細に説明すると、図2に示すように、第1吸収塔21は、吸収液35を貯留する液溜22と、吸収液35を循環させるポンプ23及び循環ライン24と、吸収液35を噴霧するスプレーパイプ25とを備えている。また、液溜22には、吸収剤2を供給する供給ライン32と、脱炭酸工程から硫酸ナトリウムを含むスラッジ6を供給する供給ライン27とが設けられている。スラッジ6を供給する供給ライン27としては、特に制限はなく、どのような手段でも良い。例えば、スラッジをポンプで昇圧して送る方法や、水と混合して流動化させて移送する方法、又は水と混合して流動化させて酸素を含む気体の通気により亜硫酸塩を硫酸塩に酸化して送る方法などを用いることができる。
【0013】
同様に、第2吸収塔28も、上記と同じ構成を備えている。ただし、第2吸収塔28の出口には、飛散ミストが脱硫処理後ガス4とともに次工程へ流れないように、デミスタ34を設けている。また、第1吸収塔21と第2吸収塔28の液溜22は分割板31により2つに分割されており、この分割板31の上部は、燃焼排ガス1が通過できるように空間を設けている。
【0014】
このような構成によれば、第1吸収塔21の液溜22には、供給ライン32から供給される塩基性カルシウム吸収剤2と、供給ライン27を介して脱炭酸工程から供給される硫酸ナトリウムを含むスラッジ6とが、吸収液35として貯留している。そして、第1吸収塔21に導入された燃焼排ガス1は、ポンプ23及び循環ライン24を介してスプレーパイプ25により噴霧される吸収液35と接触しながら、第1吸収塔21を通過する。これにより、燃焼排ガス1は、吸収液2中の炭酸カルシウムによって脱硫されるとともに、硫酸ナトリウムによって脱硫が促進される。脱硫された排ガス1は分割板31の上部空間を通過して、第2吸収塔28に導入される。そして、上記と同様にして再び脱硫された後、脱硫処理後ガス4として脱炭酸工程40に導入される。
【0015】
上記のように、脱硫工程20は、吸収塔21,28を2つ備えることにより脱硫能力を高めることができるが、吸収塔は2つに限定されず、1つでも3つ以上でも良い。また、第2吸収塔28では、第1吸収塔21に比べて、吸収するSOXの絶対量が少ないので、連続して脱硫するにしたがって、吸収液35中の炭酸カルシウムの濃度及び硫酸ナトリウムの濃度は第1吸収塔21のそれより高くなる。よって、吸収剤2の供給ライン27とスラッジ6の供給ライン32にコントロールバルブ33をそれぞれ設けることにより、吸収剤2及びスラッジ6の各吸収塔への供給量を調節し、2つの吸収塔の炭酸カルシウム及び硫酸ナトリウムの濃度を調整、維持するようにすることができる。また、第1吸収塔21から第2吸収塔28への排ガスの通路である分割板31の上部空間にデミスタ34を設けて、排ガスに帯同する飛散ミストが第1吸収塔21から第2吸収塔28に流入するのを防ぐようにすることができる。
【0016】
脱炭酸工程を詳細に説明すると、図3に示すように、炭酸吸収塔41は、二酸素炭素吸収部42とその上段に水洗部44を備えている。二酸素炭素吸収部42の上部には塩基性アミン化合物を含む再生吸収液5を供給するラインと、水洗部44の上部には洗浄液10を供給するラインを設けている。また、これらのラインの上部には、それぞれデミスタ43,45を設けている。さらに、吸収塔41の底部には、排ガスと接触後の負荷吸収液9を再生塔46に移送するラインを設け、また、頂上部には、脱炭酸処理後ガス7を放出又は次の工程(図示省略)に導入するラインを設けている。
【0017】
再生塔46は、加熱部47とその上段に水洗部48とを備えている。加熱部47の上部には、吸収塔41から接触後の吸収液9を導入するラインを設けている。また、再生塔46の底部には、加熱後の負荷吸収液9をリボイラー51に供給するラインを設けている。リボイラー51には、再生後蒸気12を再生塔46の加熱部47の下部に供給するラインを設けるとともに、再生吸収液5を吸収塔41の二酸化炭素吸収部42の上部とリクレーマ52とにそれぞれ供給するラインを設けている。リボイラー51と吸収塔41の間には熱交換器55を設けている。また、リクレーマ52には、リクレーミング操作後の再生吸収液5を再生塔46の加熱部47の下部に供給するラインを設けるとともに、リクレーミング操作後のスラッジ6を脱硫工程20の液溜22に供給するラインを設けている。
【0018】
一方、再生塔46の頂上部には、加熱により発生する二酸化炭素13を二酸化炭素分離器54に供給するラインを設けている。再生塔46と二酸化炭素分離器54の間にはコンデンサ53を設けている。二酸化炭素分離器54には、高純度二酸化炭素14を放出又は次工程(図示省略)に供給するラインを設けるとともに、水を再生塔還流水11として再生塔46の水洗部48の上部に供給ラインと、洗浄水10として吸収塔41の水洗部44に供給するラインとを設けている。二酸化炭素分離器54と吸収塔41の間には熱交換器55を設けている。
【0019】
このような構成によれば、脱硫処理後排ガス4が炭酸吸収塔41に導入されると、二酸化炭素吸収部42で塩基性アミン化合物を含む再生吸収液5と接触し、ガス中の二酸化炭素と、残存する硫黄酸化物が再生吸収液5に吸収され除去される。排ガスと接触した後の負荷吸収液9は、熱交換器55で加温された後、再生塔46に導入され、加熱部47でリボイラー51から供給されるスチーム12により加熱され、二酸化炭素を放散する。この際、負荷吸収液9中の硫黄酸化物は放散されず、硫酸塩あるいは亜硫酸塩として負荷吸収液9中に依然として残存する。
この負荷吸収液9中に残存する硫黄酸化物を取り除くため、再生塔46を通った吸収液9はリボイラー51を経てリクレーマ52に送られる。リクレーマ52では、吸収液9に塩基性ナトリウム化合物8を添加した後、スチーム等を用いたヒーターで加熱(図示省略)することによりアミン化合物を留出し、これを再生吸収液5として再生塔46に戻す。一方、アミン化合物と分離された硫黄酸化物は、硫酸ナトリウム又は硫酸ナトリウムと亜硫酸ナトリウムの混合物のスラッジ6として、脱硫工程20に再利用のため移送される。そして、このスラッジ6は、脱硫工程20の吸収液2に添加され、塩基性カルシウム化合物の溶解を促進することにより、脱硫工程20の硫黄酸化物の吸収性能を向上させることができる。
【0020】
一方、吸収塔41において、二酸化炭素が吸収された脱硫処理後ガス4は、水洗部14で洗浄水10により洗浄された後、脱炭酸処理後ガス7として、吸収塔41から排出される。
また、再生塔46において、加熱により放散した二酸化炭素を含むガス13は、水洗部48にて再生塔還流水11により洗浄された後、コンデンサ53を介して冷却されてから二酸化炭素分離器54に導入される。二酸化炭素分離器54では、高純度二酸化炭素14と水とに分離され、水は洗浄水10として吸収塔41に供給されるとともに、還流水11として再生塔46に供給される。
さらに、リボイラー51では、留出したアミン化合物と二酸化炭素を除去した吸収液とを含む再生吸収液5を加熱した後、吸収塔41に供給する。そして、再生吸収液5は、再び、脱硫処理後ガス4中の二酸化炭素を吸収するために使用される。
【0021】
【実施例】
以下、実施例と比較例により、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
硫黄酸化物、二酸化炭素、及び酸素を含むガスをアルコール性水酸基含有第二級アミンの水溶液に通気し、硫黄酸化物及び二酸化炭素を吸収させた。この時の液中の硫黄酸化物濃度は0.25mol/Lであった。次に、この液中の硫黄酸化物を除去するために炭酸ナトリウムを添加してリクレーミング操作を実施した。添加した炭酸ナトリウムの量は、モル比で炭酸ナトリウム/硫黄酸化物が2.4になるように調整した。また、蒸留は約150℃以下の温度条件で行った。このリクレーミング操作により、硫酸ナトリウムを含有するスラッジとアミンとを分離した。
さらに、この得られた硫酸ナトリウムを炭酸カルシウムの懸濁液に予め添加し、pHが一定となるように硫酸で中和することにより、炭酸カルシウムの溶解速度を測定した。この時の測定条件は、温度が50℃、硫酸ナトリウム濃度が0.1mol/Lとなるように調整した。この結果を表1に示す。
【0022】
比較例1
比較例として、炭酸カルシウムの懸濁液に硫酸ナトリウムを添加せずに、その他の条件は実施例1と同様にして、炭酸カルシウムの溶解速度の測定を実施した。この結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
Figure 0003716195
【0024】
表1に示すように、実施例1は、炭酸カルシウムの懸濁液に硫酸ナトリウムを添加しなかった比較例1の場合に比べて、炭酸カルシウムの溶解速度が1.4倍に向上した。したがって、脱硫工程において、炭酸カルシウムの懸濁液に硫酸ナトリウムを添加することにより、脱硫性能の向上が図れることがわかった。
【0025】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、脱硫と脱炭酸を二段で処理するプロセスにおいて、脱炭酸工程のリクレーミング操作により排出されるスラッジを有効に再利用でき、かつ脱硫性能の向上が可能な脱硫脱炭酸方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱硫脱炭酸方法の概略を示す図である。
【図2】本発明に適用できる脱硫工程の一実施の形態を示す図である。
【図3】本発明に適用できる脱炭酸工程の一実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 燃焼排ガス
2 塩基性カルシウム化合物含有吸収
3 石膏
4 脱硫処理後ガス
5 塩基性アミン化合物含有吸収液(再生吸収液)
6 スラッジ
7 脱炭酸処理後ガス
8 塩基性ナトリウム化合物
9 負荷吸収液
10 洗浄液
11 再生還流水
12 再生後蒸気
13 二酸化炭素含有ガス
14 高純度二酸化炭素
20 脱硫工程
21 第1吸収塔
22 液溜
23 ポンプ
24 循環ライン
25 スプレーパイプ
26 充填層
27 供給ライン
28 第2吸収塔
31 分割板
32 供給ライン
33 コントロールバルブ
34 デミスタ
35 吸収
40 脱炭酸工程
41 吸収塔
42 二酸化炭素吸収部
43 二酸化炭素吸収部デミスタ
44 水洗部
45 水洗部デミスタ
46 再生塔
51 リボイラー
52 リクレーマ
53 コンデンサ
54 二酸化炭素分離器
55 熱交換器

Claims (1)

  1. 硫黄酸化物及び二酸化炭素を含むガスの脱硫脱炭酸方法において、塩基性カルシウム化合物を含む吸収液により該ガスを処理する脱硫工程と、脱硫工程の後流に設けられ塩基性アミン化合物を含む吸収液により該ガスを処理する脱炭酸工程とを含んでなり、該脱炭酸工程でガスと接触した後の負荷吸収液を先ず加熱して負荷吸収液中の二酸化炭素を放散し、次に該負荷吸収液に塩基性ナトリウム化合物を添加した後、加熱することにより負荷吸収液中のアミン化合物を留出して硫酸ナトリウム又は硫酸ナトリウムと亜硫酸ナトリウムの混合物のスラッジを生成し、該スラッジを該脱硫工程の該吸収液に添加することを特徴とする脱硫脱炭酸方法。
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