JP2008237998A - 蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】通水孔の形成位置を工夫して、構造を複雑化することなく、シンク側に漏れ出す騒音量を低下できるようにする。
【解決手段】シンクに取り付けられるディスポーザーの厨芥投入口部に装着可能に設けられて、該厨芥投入口部を閉塞する蓋体であって、シンク側に配される上蓋11と、上蓋11よりもディスポーザーの破砕室側に位置して上蓋11と対向するように配される底蓋部12と、上蓋11と底蓋部12とを接続する管体部14とを備え、上蓋11と底蓋部12には、それぞれ少なくとも1つの通水孔11a、12aが形成されるとともに、上蓋11の通水孔11aと底蓋部12の通水孔12aとは、互いに開口が重合しないよう偏倚して配されるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、厨房のシンクに取り付けられるディスポーザーに適用可能な蓋体に関する。詳しくは、少なくとも1つの通水孔を形成されたシンク側の上蓋部と破砕室側の底蓋部とを備え、上蓋部の通水孔と底蓋部の通水孔とが、互いに開口が重合しないよう偏倚して配されるようにして、底蓋部の通水孔を通過した破砕室側からの騒音を上蓋部で反射できるようにするとともに、シンク側に漏れ出す騒音量を低下できるようにしたものである。
現在、一般住宅の台所や業務用の厨房等の流し台にディスポーザーが施設されることがある。ディスポーザーは、主にシンクの下に取り付けられ、シンクから投入される生ゴミ等の厨芥を破砕して水と一緒に排出するものである。
以前は、破砕された厨芥により下水が汚染される等の問題が指摘されていたが、現在では、一定の規格を満たすディスポーザーの設置を容認する自治体も出ている。更に、マンション等の集合住宅においては、共通の排水処理槽を設けて、ディスポーザーから排出される水を浄化してから下水に流すといった方式も導入されている。これらのディスポーザーは、生ゴミを即座に処理でき、使用者にとって利便性が高く、更に、自治体等にとっても生ゴミの収集の手間を削減できる効果が見込まれる為、今後一層の普及が予想される。
ところが、多くのディスポーザーは、破砕室内に投入された厨芥を、回転する破砕刃、破砕ハンマー、破砕ユニット等で破砕する構造である為、破砕処理時に大きな騒音が発生するという問題がある。こうした騒音を低下させる為、特にバッチ式ディスポーザーでは、厨芥投入口の開閉蓋の防音性を向上する等の工夫がなされている。しかし、バッチ式ディスポーザーの中でも、破砕処理時にシンクの蛇口から給水する手動給水タイプのディスポーザーでは、開閉蓋に通水孔が必要なので、この通水孔から騒音が漏れ出すという問題がある。
これに関連して、特許文献1に示すディスポーザー用バッフルが開示されている。このディスポーザー用バッフルによれば、容易に取付可能なバッフルで流し台の蛇口からの水の流れを妨げて表面上に水ダムを作ることにより、遮音できるというものである。
また、特許文献2に示すディスポーザー用蓋構造も開示されている。このディスポーザー用蓋構造によれば、開口部を有する装着部材に移動自在に配置した可動部材を連結し、開口を調整するものである。これにより、遮音及び給水を調節できるというものである。
更に、特許文献3に示すディスポーザーの投入口蓋も開示されている。この投入口蓋によれば、蓋上面に設けた複数の流入孔から蓋内部のトラップ及び蓋下部の誘導板を介して、一定の流量が内壁面に放射されるようにするものである。これにより、トラップに溜まる水で遮音できるというものである。
更にまた、特許文献4に示すディスポーザーが開示されている。このディスポーザーによれば、ディスポーザーの蓋が、ディスポーザー投入口の内壁面との間に形成される給水溝と、給水溝の内側に形成される給気口とを有するものである。このようにすることにより、給水される水により給水溝が封水されて遮音できるというものである。
特許文献5に示す粉砕処理装置も開示されている。この粉砕処理装置によれば、流し台のシンクに形成された排水口に蓋体を付着し、蓋体の所定位置に開口した通水口と、通水口と対向する部位に配設された通水口から流下する水を受ける水受体とを備え、水受体と通水口との間に水膜を形成することにより、粉砕音を遮音できるというものである。
特表2005−500148号公報(第4頁、図1) 特開2003−211016号公報(第2頁、図2) 特開2002−301396号公報(第2及び3頁、図4) 特開2002−336721号公報(第2及び5頁、図1) 特開2004−66032号公報(第3及び4頁、図2)
ところで、特許文献1のディスポーザー用バッフルによれば、ダムの下方に設けられる中心部の開口部から破砕室内に水が供給されるので、破砕されてバッフルの外周部にはねかえった厨芥が排出されなくなるおそれがある。
特許文献2のディスポーザー用蓋構造によれば、開口部が外周部に開口されるので、破砕されて蓋体の中心部にはねかえった厨芥が排出されなくなるおそれがある。
特許文献3のディスポーザーの投入口蓋によれば、水路トラップがシンク側と破砕室側を連通するので、多くの騒音がシンク側に漏れるおそれがある。
特許文献4のディスポーザーによれば、騒音が給気口から漏れるおそれがある。
特許文献5の粉砕処理装置の蓋体によれば、水受体を有する蓋体の構造が複雑であり、製造コストが高くなるおそれがある。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作されたものであり、通水孔の形成位置を工夫して、構造を複雑化することなく、シンク側に漏れ出す騒音量を低下できるようにした蓋体を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る蓋体は、シンクに取り付けられるディスポーザーの厨芥投入口部に装着可能に設けられて、該厨芥投入口部を閉塞する蓋体であって、シンク側に配される上蓋部と、上蓋部よりもディスポーザーの破砕室側に位置して上蓋部と対向するように配される底蓋部と、上蓋部と底蓋部とを接続する管体部とを備え、上蓋部と底蓋部には、それぞれ少なくとも1つの通水孔が形成されるとともに、上蓋部の通水孔と底蓋部の通水孔とは、互いに開口が重合しないよう偏倚して配されることを特徴とするものである。
この発明の請求項1に係る蓋体によれば、管体部を介して接続された、シンク側の上蓋部と破砕室側の底蓋部とが、互いの開口が重合しないよう偏倚して(位置を違えて)配された通水孔を形成されるものである。従って、底蓋部の通水孔を通過した破砕室側からの騒音が、上蓋部で反射するので、シンク側に漏れ出す騒音量を低下できる。
この発明の請求項4に係る蓋体は、シンクに取り付けられるディスポーザーの厨芥投入口部に装着可能に設けられて、該厨芥投入口部を閉塞する蓋体であって、シンク側に配される上蓋部と、上蓋部よりもディスポーザーの破砕室側に位置して上蓋部と対向するように配される底蓋部と、上蓋部と底蓋部とを接続する管体部と、上蓋部と底蓋部と管体部とで囲繞される間隙を、上蓋部側の間隙と底蓋部側の間隙とに仕切る仕切部とを備え、上蓋部と仕切部と底蓋部には、それぞれ少なくとも1つの通水孔が形成されるとともに、上蓋部の通水孔と仕切部の通水孔と底蓋部の通水孔は、間隙を介して隣接する通水孔と互いに開口が重合しないよう偏倚して配されることを特徴とするものである。
この発明の請求項4に係る蓋体によれば、間隙を介して互いに隣接する(対向する)上蓋部と底蓋部と仕切部とが、互いの開口が重合しないよう偏倚して配された通水孔を形成されるものである。従って、底蓋部の通水孔を通過した破砕室側からの騒音が仕切部で反射するとともに、仕切部の通水孔を通過した騒音が上蓋部で反射するので、シンク側に漏れ出す騒音量を更に低下できる。
この発明の請求項1に係る蓋体によれば、少なくとも1つの通水孔を形成されたシンク側の上蓋部と破砕室側の底蓋部とを備え、上蓋部の通水孔と底蓋部の通水孔とが、互いに開口が重合しないよう偏倚して配されるようにしたものである。この構成により、底蓋部の通水孔を通過した破砕室側からの騒音が、上蓋部で反射する際に減衰されるので、破砕室側からシンク側に直接伝播して漏れ出す騒音量を低下できる。
この発明の請求項4に係る蓋体によれば、少なくとも1つの通水孔を形成された上蓋部と底蓋部と仕切部とを備え、それらの通水孔が、間隙を介して互いに隣接する通水孔と開口が重合しないよう偏倚して配されるようにしたものである。この構成により、底蓋部の通水孔を通過した破砕室側からの騒音が仕切部で反射する際に減衰されるとともに、仕切部の通水孔を通過した騒音が上蓋部で反射する際に減衰されるので、破砕室側からシンク側に、直接伝播して漏れ出す騒音量を更に低下できる。
続いて、この発明に係る蓋体について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、この発明の第1の実施例に係る開閉蓋10の構成例(その1)を示す斜視図である。図2は、開閉蓋10の構成例(その2)を示す上面図である。図3は、開閉蓋10の構成例(その3)を示す図2のA−A矢視断面図である。
図1に示す開閉蓋10は、蓋体の一例を構成し、シンク9に取り付けられるディスポーザー100の厨芥投入口部に装着可能に設けられ、厨芥投入口部を閉塞するものである(図5参照)。この例の開閉蓋10は、厨芥投入口部に装着された状態で回動操作されることにより、厨芥投入口部を閉塞しつつ、ディスポーザー100の破砕処理をON/OFFするようになされる。
開閉蓋10は、上蓋11、底蓋部12、管体部14、取っ手15、合わせマーク16、フランジ17、係合溝18を有して構成される。以下、上蓋11側を上方、底蓋部12側を下方として説明をする。
上蓋11は、上方のシンク9側に配されて、厨芥投入口部である破砕室1の投入口1aを塞ぐ部位である。上蓋11は、例えば強化プラスチックにより、破砕室1の投入口1aと略同外形に構成される。上蓋11の上面には、ここでは開閉操作用の取っ手15が設けられる。取っ手15は、例えば上蓋11の中央部を隆起させることにより形成される。取っ手15の上面の一方の端部には、例えば三角形の合わせマーク16が印される。合わせマーク16は、開閉蓋10による開/閉操作の目印となる。
上蓋11には、少なくとも1つ以上の所定数、ここでは18個の通水孔11aが形成される。通水孔11aは、図2に示すように上蓋11全面に略均等に配されている。通水孔11aは、ここでは径D1の円形状の外形を有している(図3参照)。上蓋11の下面の円周部には、ネジ穴11dを備えた円筒部11cがここでは3つ突出成形されている。上蓋11は、管体部14の上方の開口部に接続される。
管体部14は、上蓋11と略同じ外形の開口部を有している。管体部14の側面には、円筒部11cとの係合用の凹部14cがここでは3つ成形されている。凹部14cは、管体部14の側面の下方付近を、内側に三角形にへこませた形状を有している。凹部14cは、三角形の上面を閉塞され、閉塞された上面に、ネジ孔14dを貫通される。管体部14の下方の開口部には、底蓋部12が接続されている。ここでは、管体14の下方側は有底形状になされ、この有底の部位が底蓋部12を構成している。
底蓋部12は、上蓋11よりも破砕室1側に位置して上蓋11と対向するように配されるとともに、上面に水膜を形成される部位である。底蓋部12は、例えば強化プラスチックにより上蓋11と略同外形に構成される。底蓋部12には、少なくとも1つの通水孔12aが形成される。通水孔12aは通水孔11aの数以下の、ここでは17個形成される。通水孔12aは、上蓋11の通水孔11aと互いに開口が重合しないよう偏倚して配される。通水孔12aは、ここでは径D1と同等以下の大きさの径D2の外形を有し(図3参照)、図2に示すように底蓋部12の全面に渡って略均等に配される。上蓋11と底蓋部12と管体部14とで囲繞された領域には、略円筒状の間隙S1が生じる(図3参照)。
またここで、開閉蓋10の上方の円周部には、ここでは2つの係合溝18を有するフランジ17が設けられている。開閉蓋10は、フランジ17によりディスポーザー100に取り付けられる。また、この例の管体部14の側面部には、マグネット収納部14mがここでは3つ成形されている。ディスポーザー100は、マグネット収納部14mの位置を検知することによりON/OFF作動する。このようにして、開閉蓋10が構成される。以下で、開閉蓋10の組立方法について説明をする。
図4は、開閉蓋10の組立例を示す概略断面図である。図4に示す開閉蓋10を組み立てる場合、まず、上蓋11を成形する。上蓋11を成形するには、互いに型締め可能な2つの金型の対向面に、上蓋11を象った凹部を形成して型締めし、樹脂材料等を流し込んで固化すればよい。
次に、ここでは管体部14と底蓋部12とを一体成形する。管体部14と底蓋部12を成形する場合も、互いに型締め可能な2つの金型の対向面に管体部14及び底蓋部12を象った凹部を形成し、樹脂材料等を流し込んで形成することができる。この時、管体部14のマグネット収納部14mは下方を開口した形状に成形する。
上述のような部材を準備したら、まず、マグネット収納部14mに磁石14nを収納して密封する。ここでは、マグネット収納部14mの開口部に、例えば同素材で成形された蓋14lを接着又は溶着して密封する。
次に、ネジ孔14d及びネジ穴11dに、下方からネジB1の軸部を螺合する。同様に3つのネジB1を螺合し、上蓋11と管体部14及び底蓋部12とを連結する。このようにして、開閉蓋10を組み立てることができる。
図5は、開閉蓋10の取付例を示す概略断面図である。図6は、後述する破砕ユニット2の構成例を示す斜視図である。図5に示すディスポーザー100は、ここでは手動給水、バッチ式、積層刃方式のディスポーザーであり、破砕室1、破砕ユニット2、排出管4を有し、シンク9に取り付けられている。破砕室1は厨芥を投入可能な略円筒状に構成され、上方の投入口1aをシンク9に開口している。破砕室1の底部にはここでは破砕ユニット2が設置されている。
図6に示す破砕ユニット2は、積層刃方式の破砕ユニットであり、第1回転破砕刃2a、第2固定破砕刃2b、第3回転破砕刃2c、第4固定破砕刃2dを有して構成される。第1回転破砕刃2a及び第3回転破砕刃2cは、モータ6の回転軸と連結され、第2固定破砕刃2b及び第4固定破砕刃2dは、破砕室1側に固定されている。
モータ6が回転すると、第1回転破砕刃2aと第3回転破砕刃2cは一体に回転する。これに対して、第2固定破砕刃2bと、第4固定破砕刃2dは回転しない。投入口1aから破砕室1内に投入された生ゴミは、それぞれの回転破砕刃と固定破砕刃との剪断作用によって破砕されるようになる。破砕ユニット2により破砕された厨芥は、図示しない蛇口から順次給水される水と一緒に排出管4から排出される。
このようなディスポーザー100に開閉蓋10を取り付ける場合、取っ手部15を摘み、開閉蓋10を投入口1aに設置後、回動させて係合溝18を係合させる。この時、同時にマグネット収納部14mの位置が合わせられ、ディスポーザー100がONとなり破砕処理が開始される。以上のようにして、開閉蓋10がディスポーザー100に取り付けられる。取り付けられた開閉蓋10は、破砕室1からの破砕物の飛び出しを防止するとともに、破砕室1側からの騒音がシンク9側に漏れ出すのを防止する。以下で、開閉蓋10の遮音機能について説明する。
図7は、開閉蓋10の機能例を示す概略断面図である。破砕処理時、シンク9側の蛇口から連続して給水がなされると、図7に示す開閉蓋10の通水孔11aから間隙S1に水が流れ込む。間隙S1に流れ込んだ水は、通水孔12aから破砕室1に流れ込む。ここで、通水孔12aは、通水孔11a以下の数で、かつ外形も小さい為、間隙S1には水膜M1が形成される。
破砕室1側からの騒音は、まず底蓋部12の下面において破砕室1側に反射する。通水孔12aを通過した騒音は、水膜M1により減衰する。減衰した騒音は更に上蓋11の下面において反射される。
このように、本発明の第1の実施例としての開閉蓋10によれば、シンク9側の上蓋11と、破砕室側の底蓋部12とが、互いの開口が重合しないように位置を違えて配された通水孔11a、12aを形成されるものである。従って、底蓋部12の通水孔12aを通過した破砕室側からの騒音が、上蓋11で反射する際に減衰されるとともに、破砕室1側からシンク9側に直接伝播して漏れ出す騒音量を低下できる。
なおこの例では、通水孔12aが、通水孔11aよりも外形が小さくかつ、数も少ない場合について説明したが、これに限られることはなく、外形又は数のいずれか一方が小さく又は少なくなるように形成してもよい。
なお本発明は、手動給水タイプのバッチ式のディスポーザーであっても、専用の給水口を備える自動給水タイプのディスポーザーであっても、シンク9側から開閉蓋へ給水が流入する方式のディスポーザーであれば、適用できることは言及するまでもない。
またここでは、開閉蓋10を積層刃方式のディスポーザー100に適用する場合について説明をしたが、勿論これに限られることはなく、破砕刃方式、ハンマーミル方式、チェーンミル方式等のディスポーザーに適用することもできる。
図8は、第2の実施例としての開閉蓋20の構成例を示す概略断面図である。図8に示す開閉蓋20は、蓋体の一例を構成し、第1の実施例の開閉蓋10に多孔質部材31を付加したものである。
開閉蓋20は、上蓋11、底蓋部12、管体部14、取っ手15、合わせマーク16、フランジ17、係合溝18(図1)、多孔質部材31を有している。ここで、第1の実施例を同じ名称及び符号のものは、同じ機能、同じ構造を有するので詳細な説明は省略する。
多孔質部材31には、適度な密度を有した通水可能な部材、活性炭、海綿状の素材、金属又は非金属の繊維状の素材等が用いられる。また多孔質部材31は、セラミック素材、小石等の集合体であってもよい。多孔質部材31は、これらのうちいずれかによる単独の素材、若しくは複数の素材により構成される。
ここでは多孔質部材31には、一例として、スチールウール状の金属繊維が用いられる。これは、金属繊維の径の大小や圧縮度合を適宜選定することで、防音性及び通水性を調整しやすいからである。
開閉蓋20を図5に示したディスポーザー100に取り付けた場合、破砕室1側からの騒音は、まず底蓋部12において反射する。通水孔12aを通過した騒音は、水膜M1及び多孔質部材31により遮断されて減衰する。減衰した騒音は更に上蓋11において反射する。
このように、本発明の第2の実施例としての開閉蓋20によれば、間隙S1に多孔質部材31が収納されている。従って、通水孔12aを通過した破砕室1側からの騒音が、上蓋11に到達するまでに、より一層減衰するので、シンク9側に漏れ出す騒音量を更に低下できる。
図9は、第3の実施例としての開閉蓋30の構成例(その1)を示す上面図である。図10は、開閉蓋30の構成例(その2)を示す図9のB−B矢視断面図である。図9に示す開閉蓋30は、蓋体の一例を構成し、第1の実施例の開閉蓋10に仕切部13が付加されたものである。
開閉蓋30は、上蓋11、底蓋部12、仕切部13、管体部14、取っ手15、合わせマーク16、フランジ17、係合溝18を有して構成される。ここで、第1の実施例と同じ名称及び符号のものは、同じ機能、同じ構造を有するので詳細な説明は省略する。
仕切部13は、第1の実施例の上蓋11と底蓋部12との間に設けられる。仕切部13は、例えば強化プラスチックにより上蓋11と略同じ外形の円形板状に構成され、円周部を管体部14の内側面に連結される。仕切部13には、少なくとも1つ、ここでは17個の通水孔13aが、ここでは径D3の円形状の外形を有して形成される。また仕切部13により、実施例1に示した間隙S1は、上蓋11側の間隙S2と底蓋部12側の間隙S3に仕切られる。
開閉蓋30の、上蓋11、底蓋部12及び仕切部13のそれぞれに形成される通水孔は、互いに隣接する通水孔と開口が重合しないように偏倚して配される。例えば、通水孔11aと通水孔13aとは、互いに位置を違えて配され、互いの開口が重合しないように形成される。同様に、通水孔13aと通水孔12aとも互いに位置を違えて配され、互いの開口が重合しないように形成される。
またここでは、互いに直接対向しない上蓋11の通水孔11aと、底蓋部12の通水孔12aとは互いの開口が重合するように形成されている。従って、図9において破線で示す複数の通水孔のうち、通水孔11aと重なっているものは通水孔12aを表し、それ以外が通水孔13aを表している。
また、通水孔13aは、一例として径D1より小さく、径D2より大きい径D3で、通水孔11aよりも少なく通水孔12aよりも多い数形成されている。つまり、径D1が一番大きく、径D2が一番小さくなされ、通水孔11aは一番多い18個、通水孔13aは17個、通水孔12aは一番少ない16個形成される。このようにして、開閉蓋30が構成される。以下で、開閉蓋30の組立方法について説明をする。
図11は、開閉蓋30の組立例を示す概略断面図である。図11に示す開閉蓋30を組み立てる場合、まず、開閉蓋10と同じ要領で、上蓋11を成形するとともに、管体部14及び仕切部13とを一体成形する。この時、仕切部13の下方には、係合凸部13hを4つ形成するようにする。それぞれの部材が準備できたら、上蓋11と管体部14及び仕切部13とを、3つのネジB1により連結する(図4参照)。
次に、管体部14’と底蓋部12とを一体成形する。この時、管体部14’の上方の開口部の内側には、係合凹部14hを4つ成形するようにする。
上述の部材を形成できたら、係合凸部13hと係合凹部14hとを係合させて、管体部14’を仕切部13の下方に連結する。このようにして、開閉蓋30を組み立てることができる。以下で、開閉蓋30の遮音機能について説明する。
図12は、開閉蓋30の機能例を示す概略断面図である。ディスポーザー100による破砕処理時、シンク9側の蛇口から水が流されると、図12に示す上蓋11の通水孔11aから間隙S2に水が流れ込み、間隙S2に水膜M2が形成される。間隙S2の水は、更に通水孔13aから間隙S3に流れ込み、間隙S3に水膜M3が形成される。間隙S3の水は、通水孔12aから破砕室1に流れ込む。
破砕室1側からの騒音は、まず底蓋部12の下面において反射する。通水孔12aを通過した騒音は、水膜M3により減衰する。減衰した騒音は更に仕切部13の下面において反射する。ここで、通水孔13aを通過した騒音は、水膜M2により更に減衰する。減衰した騒音は上蓋11の下面において反射する。
このように、本発明の第3の実施例としての開閉蓋30によれば、上蓋11と底蓋部12との間に、更に仕切部13が設けられ、通水孔11aと13a、通水孔13aと12aとが、互いに位置を違えて偏倚して形成される。従って、破砕室側からの騒音が、2つの水膜で減衰し、3つの面で反射するので、シンク9側に直接伝播して漏れ出す騒音量を低下できる。
なおこの例では、通水孔の数及び径に差を持たせることにより2つの水膜M2及びM3を形成するようにしたが、これに限られることはなく、通水孔の数又は径のどちらか一方に差を持たせるようにしてもよい。つまり、上蓋11、仕切部13、底蓋部12に形成される通水孔11a、13a、12aのそれぞれの合計通水面積が、通水孔11aのものが一番大きく、通水孔12aのものが一番小さくなるようにすればよい。
図13は、第4の実施例としての開閉蓋40の構成例を示す概略断面図である。図13に示す開閉蓋40は、蓋体の一例を構成し、第3の実施例の開閉蓋30に多孔質部材31を付加したものである。
開閉蓋40は、上蓋11、底蓋部12及び仕切部13、管体部14、取っ手15、合わせマーク16、フランジ17、係合溝18(図9)、多孔質部材31を有している。ここで、第3の実施例と同じ名称及び符号のものは、同じ機能、同じ構造を有するので詳細な説明は省略する。
多孔質部材31は、適度な密度を有した通水可能な部材、活性炭、海綿状の素材、金属又は非金属の繊維状の素材等が用いられる。ここでは多孔質部材31には、一例として、スチールウール状の金属繊維が用いられる。多孔質部材31は、ここでは、蓋体11と仕切部13との間の間隙S2内に収納される。
図14は、開閉蓋40の機能例を示す概略断面図である。破砕処理時、シンク9側から破砕処理用の水が給水されると、図14に示す上蓋11の通水孔11aから間隙S2に水が流れ込む。間隙S2に流れ込んだ水は、多孔質部材31自体の隙間や、多孔質部材31と、間隙S2の囲繞面との間の隙間を埋めるように水膜M2が形成される。間隙S2の水は、更に通水孔13aから間隙S3に流れ込み、間隙S3には水膜M3が形成される。間隙S3の水は、通水孔12aから破砕室1に流れ込む。
破砕室1側からの騒音は、まず底蓋部12において反射する。通水孔12aを通過した騒音は、水膜M3により減衰する。減衰した騒音は更に仕切部13において反射する。ここで、通水孔13aを通過した騒音は、水膜M2及び多孔質部材31により更に減衰する。減衰した騒音は上蓋11において反射する。
このように、本発明の第4の実施例としての開閉蓋40によれば、間隙S2に多孔質部材31が収納されるものである。従って、シンク9側に漏れ出す騒音量を更に低下できる。
なおこの例では、多孔質部材31を間隙S2に収納するようにしたが、これに限られることはなく、多孔質部材31を間隙S3に収納するようにしてもよい。このようにすると、万が一、微細な野菜クズ等がシンク9側から間隙S2に流入しても、野菜クズが間隙S2に留まるので、多孔質部材31の隙間に入り込むことを減少でき、衛生的である。また勿論、多孔質部材31を間隙S2及び間隙S3の両方に収納してもよい。
また上述した実施例において、円形状の通水孔を開口した例について説明をしたが、これに限られることはなく、通水孔は楕円孔や長孔でもよい。また、四角孔や三角孔等のような多角形状や矩形状であってもよい。
この発明は、シンクに取り付けられるディスポーザーに適用して極めて好適である。
第1の実施例としての開閉蓋10の構成例(その1)を示す斜視図である。 開閉蓋10の構成例(その2)を示す上面図である。 開閉蓋10の構成例(その3)を示すA−A矢視断面図である。 開閉蓋10の組立例を示す概略断面図である。 開閉蓋10の取付例を示す概略断面図である。 破砕ユニット2の構成例を示す斜視図である。 開閉蓋10の機能例を示す概略断面図である。 第2の実施例としての開閉蓋20の構成例を示す概略断面図である。 第3の実施例としての開閉蓋30の構成例(その1)を示す上面図である。 開閉蓋30の構成例(その2)を示すB−B矢視断面図である。 開閉蓋30の組立例を示す概略断面図である。 開閉蓋30の機能例を示す概略断面図である。 第4の実施例としての開閉蓋40の構成例を示す概略断面図である。 開閉蓋40の機能例を示す概略断面図である。
符号の説明
1・・・破砕室、2・・・破砕ユニット、4・・・排出管、9・・・シンク、10,20,30,40・・・開閉蓋、11・・・上蓋、12・・・底蓋部、13・・・仕切部、11a,12a,13a・・・通水孔、14・・・管体部、100・・・ディスポーザー

Claims (7)

  1. シンクに取り付けられるディスポーザーの厨芥投入口部に装着可能に設けられて、該厨芥投入口部を閉塞する蓋体であって、
    前記シンク側に配される上蓋部と、
    前記上蓋部よりも前記ディスポーザーの破砕室側に位置して前記上蓋部と対向するように配される底蓋部と、
    前記上蓋部と前記底蓋部とを接続する管体部とを備え、
    前記上蓋部と前記底蓋部には、それぞれ少なくとも1つの通水孔が形成されるとともに、
    前記上蓋部の通水孔と前記底蓋部の通水孔とは、互いに開口が重合しないよう偏倚して配されることを特徴とする蓋体。
  2. 前記上蓋部の通水孔は、第1の外形を有し、
    前記底蓋部の通水孔は、前記第1の外形と同等以下の大きさの第2の外形を有することを特徴とする請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記上蓋部は、第1の数の通水孔を有し、
    前記底蓋部は、前記第1の数以下の第2の数の通水孔を有することを特徴とする請求項1に記載の蓋体。
  4. シンクに取り付けられるディスポーザーの厨芥投入口部に装着可能に設けられて、該厨芥投入口部を閉塞する蓋体であって、
    前記シンク側に配される上蓋部と、
    前記上蓋部よりも前記ディスポーザーの破砕室側に位置して前記上蓋部と対向するように配される底蓋部と、
    前記上蓋部と前記底蓋部とを接続する管体部と、
    前記上蓋部と前記底蓋部と前記管体部とで囲繞される間隙を、前記上蓋部側の間隙と前記底蓋部側の間隙とに仕切る仕切部とを備え、
    前記上蓋部と前記仕切部と底蓋部には、それぞれ少なくとも1つの通水孔が形成されるとともに、
    前記上蓋部の通水孔と前記仕切部の通水孔と前記底蓋部の通水孔とは、前記間隙を介して互いに隣接する通水孔と開口が重合しないよう偏倚して配されることを特徴とする蓋体。
  5. 前記上蓋部の通水孔は、第1の外形を有し、
    前記仕切部の通水孔は、前記第1の外形と同等以下の大きさの第3の外形を有し、
    前記底蓋部の通水孔は、前記第3の外形と同等以下の大きさの第2の外形を有することを特徴とする請求項4に記載の蓋体。
  6. 前記上蓋部は、第1の数の通水孔を有し、
    前記仕切部は、前記第1の数以下の第3の数の通水孔を有し、
    前記底蓋部は、前記第3の数以下の第2の数の通水孔を有することを特徴とする請求項4に記載の蓋体。
  7. 前記上蓋部と前記底蓋部と前記管体部とで囲繞される間隙には、
    多孔質部材が配されることを特徴とする請求項1又は4に記載の蓋体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019007257A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社ノーリツ 排水口蓋
JP2020029935A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 積水化学工業株式会社 キャップおよび継手の遮音構造

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