JP2008237778A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾性及び娯楽性の高い椅子を提供する。
【解決手段】4本の側方脚部3〜6は、座部21の一方の側方縁部24にそれぞれ一端31〜61が連結され、他端32〜162が設置面と接触する。また4本の側方脚部13〜16は、座部21の他方の側方縁部25に一端131〜161が連結され、他端132〜162が床等の設置面と接触する。さらに6本の後方脚部7〜12は、座部21の後方縁部23に一端71〜121が連結され、他端72〜122が床等の設置面と接触する。14本の脚部3〜16は、座部21に体重が加わった状態において座部21を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、座部21に体重が加わった状態で体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに、座部21が重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】4本の側方脚部3〜6は、座部21の一方の側方縁部24にそれぞれ一端31〜61が連結され、他端32〜162が設置面と接触する。また4本の側方脚部13〜16は、座部21の他方の側方縁部25に一端131〜161が連結され、他端132〜162が床等の設置面と接触する。さらに6本の後方脚部7〜12は、座部21の後方縁部23に一端71〜121が連結され、他端72〜122が床等の設置面と接触する。14本の脚部3〜16は、座部21に体重が加わった状態において座部21を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、座部21に体重が加わった状態で体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに、座部21が重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、座と、前記座を支持する複数本の脚部とを有する椅子に関するものである。
特開2006−341042号公報に示された従来の椅子は、座と、座を支持する4本の脚部とを有している。またこの従来の椅子は、座の後方縁部の後方に背凭れを有し、座の一対の側方縁部に一対の肘掛を有している。
特開2006−341042号公報
従来の椅子は、基本的には、実用性を重視して、その形状及び構造が決定されている。しかしながら生活を楽しむことや、余暇を楽しむことが、当たり前になった現代においては、実用性よりも、装飾性や、娯楽性を優先した椅子も提案されている。
本発明の目的は、装飾性及び娯楽性の高い椅子を提供することにある。
本発明の椅子は、人が座る座と、この座を支持する複数本の脚部とを有する。座は、人が座る座部の周囲に、前方縁部と、後方縁部と、前方縁部と後方縁部との間に位置する一対の側方縁部とを備えている。そして複数本の脚部は、一対の側方縁部の一方にそれぞれ一端が連結され他端が設置面と接触する2本以上の側方脚部と、一対の側方縁部の他方にそれぞれ一端が連結され他端が床等の設置面と接触する2本以上の側方脚部とを有している。複数本の側方脚部は、それぞれ一端から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分と、他端から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分と、内側立ち上がり部分と外側立ち上がり部分とを連結する連結部分とを備えている。そして複数本の側方脚部は、座部に体重が加わった状態において座部を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、座部に体重が加わった状態で体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに、座部が重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えている。このような構成を有する本発明の椅子では、人が座に座ったときに、人は必ず上下方向の揺れを体験し、また座った状態で体重の重心を移動させると、座が重心の移動方向(左右方向、上下方向及び前後方向並びにこれらの移動方向が組み合わされた方向)に動く動きを体験することになる。このような動きは、複数本の脚部を備えた従来の椅子では体験できないユニークな動きであり、本発明によれば、従来にない娯楽性を備えた椅子を提供することができる。また本発明の椅子の構成では、脚部が従来に無い形状を有しているため、装飾性の高い椅子を提供することもできる。
複数本の脚部は、後方縁部に一端が連結され他端が設置面と接触する1本以上の後方脚部を更に備えていてもよい。1本以上の後方脚部も、4本の側方脚部と同様に、一端から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分と、他端から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分と、内側立ち上がり部分と外側立ち上がり部分とを連結する連結部分とを備えていてる構造にするのが好ましい。この場合には、1本以上の後方脚部も、4本以上の側方脚部と協働して座部に人の体重が加わった状態において座部を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、座部に体重が加わった状態で体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに座部が重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えているのが好ましい。このような後方脚部が加わると、前述の前後方向への動きをより安定したものとすることができる。また椅子の外観は、見る者に、従来に無い節足動物のイメージを感じさせるような装飾性の高いものとなる。側方脚部及び後方脚部の本数が多くなるほど、このイメージは強くなる。
1本以上の後方脚部の内側立ち上がり部分が、椅子の背凭れ部を構成するように、1本以上の後方脚部の形状寸法と取り付け位置とを定めることができる。このようにすると、後方脚部が背凭れ部を兼ねるため、特別に背凭れ部を構成する部品を用意する必要が無くなる。また脚部が背凭れ部を構成するという、従来にないユニークな外観の椅子を提供することができる。
4本以上の側方脚部の内側立ち上がり部分が、椅子の肘掛部を構成するように、4本以上の側方脚部の形状寸法と取り付け位置とを定めてもよい。このように構成すると、肘掛部を構成するための特別な部品を用意する必要がなくなる。また脚部の内側立ち上がり部分が、肘掛部を構成する位置まで上がった形状になると、上下方向及び左右方向のバネ性が高くなるので、娯楽性もさらに高くなる。
なお側方脚部は、全体的に湾曲した形状を有していてもよい。全体的に湾曲した形状の側方脚部は、一端から他端までの間に角部が存在しないため、応力が集中する部分がなくなることにより、側方脚部の機械的強度の低下を抑制することができる。また外観は、角部が目立たないものとなるため、見る者に柔らかな印象を与えることができる。また後方脚部も、側方脚部と同様に、全体的に湾曲した形状を有しているのが好ましい。
座並びに側方脚部及び後方脚部は、所定の強度と可撓性を有するものであれば、種々の材料から製造することができる。例えば、熱硬化性合成樹脂材料中に強化材としてカーボンファイバ、ガラスファイバ、アラミドファイバ等の強化用ファイバを含んだ複合合成樹脂シートを原材料としてこれらを製造してもよい。このような原材料から製造する場合には、座並びに側方脚部及び後方脚部は、加熱及び加圧加工によって一体化することができる。
また脚部の本数が多くなると、脚部の幅寸法は小さくなる。そのため座部に座っている人の体重の重心が移動したときに、床面のような設置面から脚部の端部が跳ね上がることがある。そこでこのような事態が発生する場合には、座部の動きを拘束することなく且つ側方脚部及び後方脚部のそれぞれの他端が、床面のような設置面から跳ね上がるのを阻止するように、側方脚部及び後方脚部を、隣り合う少なくとも1本の他の脚部と連結部材によって相互に連結するのが好ましい。
連結部材で、隣り合う2本の脚部を連結する場合の連結位置は、脚部の端部の跳ね上がりを防止できる位置であれば特に限定されない。しかしながら側方脚部及び後方脚部のそれぞれの他端において、隣り合う2本の他の脚部を連結部材によって相互に連結すると、椅子を移動する際に、脚部の他端がカーペット等と引っ掛って椅子が移動しづらくなるのを防止できる。
なお複数本の脚部を、一対の側方縁部の一方に座部の周方向に間隔をあけて座部に連結された4本以上の側方脚部と、一対の側方縁部の他方に座部の周方向に間隔をあけて座部に連結された4本以上の側方脚部と、後方縁部に座部の周方向に間隔をあけて座部に連結された4本以上の後方脚部とから構成してもよい。この場合には、側方脚部及び後方脚部は、それぞれ、座部の前方縁部からの距離が長くなるほど、内側立ち上がり部分の立ち上がり高さ寸法が長くなるように形状寸法を定めるのが好ましい。このようにすると、内側立ち上がり部分が、座部に座った人の上半身を囲む肘掛と背凭れの機能を発揮するようになる。
また側方脚部及び後方脚部は、それぞれ全体的に湾曲した形状を有しているのが好ましい。この場合には、側方脚部及び後方脚部のそれぞれの他端は、座部を上方から見たときに、座部の外側に位置するようになる。そして複数の他端を通る仮想連結線を想定して該仮想連結線を座部の上方からみたときには、仮想連結線が湾曲した形状を有するように、側方脚部及び前記後方脚部の形状寸法を定める。このようにすると、あたかも蜘蛛のような節足動物の胴体から複数本の足が外側に延びているようなユニークな外観を形成することができる。
本発明の椅子では、人が座に座ったときに、人は必ず上下方向の揺れを体験し、また座った状態で体重の重心を移動させると、座が重心の移動方向(左右方向、上下方向及び前後方向並びにこれらの移動方向が組み合わされた方向)に動く、ユニークな動きを体験することができる。したがって本発明によれば、従来にない娯楽性を備えた椅子を提供することができる。また本発明の椅子の構成では、脚部が従来に無い形状を有しているため、装飾性の高い椅子を提供することもできる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の椅子1の斜視図であり、図2は椅子1の正面図、図3は椅子の平面図である。この椅子1は、エポキシ等の熱硬化性合成樹脂材料中に強化材としてカーボンファイバ、ガラスファイバ、アラミドファイバ等の強化用ファイバを含んだ複合合成樹脂シートを原材料として製造されたものである。例えば、三菱レイヨン株式会社からPYROFIL(パイロフィル)の名称で販売されているカーボンファイバ入りの複合合成樹脂シートを用いる場合であれば、複数枚の複合合成樹脂シートを繊維の方向が交差するように重ねて低い温度で加熱加圧して各複合合成樹脂シートが接合して切断可能な一枚の原材料シートを作る。その後、原材料シートから、所定のパーツの形状を作るのに必要なシート状パーツを切り出す。そして切り出したシート状パーツを、型に入れて完全硬化の一歩手前のBステージの段階まで加熱し、組み合わせ用パーツを作る。そして最終的に、複数の組み合わせ用パーツを部分的に重ねて型に入れ、加熱加圧して、すべての組み合わせパーツを完全に硬化させることにより椅子を製造している。
椅子1は、人が座る座2と、この座2を支持する14本の脚部3〜16とを有する。図1及び図3には、座2と14本の脚部3〜16との境界部を破線で示してある。座2は、人が座る座部21の周囲に、前方縁部22と、後方縁部23と、前方縁部22と後方縁部23との間に位置する一対の側方縁部24及び25とを備えている。14本の脚部3〜16は、以下の説明では、側方脚部3〜6及び13〜16と後方脚部7〜12とにグループ分けされる。図3に示すように、4本の側方脚部3〜6は、座部21の一方の側方縁部24にそれぞれ一端31〜61が連結され、他端32〜62が設置面と接触する。また4本の側方脚部13〜16は、座部21の他方の側方縁部25に一端131〜161が連結され、他端132〜162が床等の設置面と接触する。さらに6本の後方脚部7〜12は、座部21の後方縁部23に一端71〜121が連結され、他端72〜122が床等の設置面と接触する。
図2に示すように、14本の脚部3〜16は、それぞれ一端31〜161から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分33〜163と、他端32〜162から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分34〜164と、内側立ち上がり部分33〜163と外側立ち上がり部分34〜164とを連結する連結部分35〜165とを備えている。
そして14本の脚部3〜16は、座部21に体重が加わった状態において座部21を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、座部21に体重が加わった状態で体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに、座部21が重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えている。この剛性と可撓性は、前述の原材料の剛性と可撓性、そして各脚部の形状寸法によって付与される。
なお側方脚部3〜6及び13〜16及び後方脚部7〜12は、連結部分35〜165の中心部が頂点となり且つ上方に向かって凸となるように全体的に湾曲した形状を有していている。このような全体的に湾曲した形状の脚部3〜16は、一端31〜161から他端32〜162までの間に角部が存在しないため、応力が集中する部分がなくなることにより、脚部3〜16の機械的強度の低下を抑制することができる。また外観は、角部が目立たないものとなるため、見る者に柔らかな印象を与える。
この椅子1では、人が座2に座ったときに、人は必ず上下方向の揺れを体験し、また座った状態で体重の重心を移動させると、座2が重心の移動方向(左右方向、上下方向及び前後方向並びにこれらの移動方向が組み合わされた方向)に動く動きを体験することになる。このような動きは、複数本の脚部を備えた従来の椅子では体験できないユニークな動きである。したがってこの椅子によれば、従来にない娯楽性を味わうことができる。またこの椅子の構成では、脚部3〜16が従来に無い形状を有しているため、装飾性も高いものとなる。特に本実施の形態のように、脚部が14本もあると、椅子の外観は、見る者に、従来に無い節足動物(この例では蜘蛛)のイメージを感じさせる。
また本実施の形態では、後方脚部7〜12の内側立ち上がり部分73〜123が、椅子1の背凭れ部を構成するように、後方脚部7〜12の形状が定められている。また4本の側方脚部3〜6及び13〜16の内側立ち上がり部分33〜63及び133〜163が、椅子1の一対の肘掛部を構成している。このように後方脚部7〜12の形状寸法と、側方脚部3〜6及び13〜16の形状と取り付け位置とを定めると、後方脚部7〜12が背凭れ部を兼ね、側方脚部3〜6及び13〜16が肘掛部を構成するため、特別に背凭れ部を構成する部品を用意する必要が無い。
また本実施の形態のように、脚部3〜16の内側立ち上がり部分33〜163が、肘掛部及び背凭れ部を構成する位置まで上がった形状になると、上下方向及び左右方向のバネ性が高くなるので、娯楽性もさらに高くなる。
上記第1の実施の形態では、側方脚部3〜6及び13〜16並びに後方脚部7〜12は、それぞれ、座部21の前方縁部22からの距離が長くなるほど、内側立ち上がり部分33〜163の立ち上がり高さ寸法が長くなるように形状寸法を定められている。そのため、内側立ち上がり部分33〜163が、座部21に座った人の上半身を囲む肘掛と背凭れの機能を発揮している。
また上記実施の形態では、側方脚部3〜6及び13〜16及び後方脚部7〜12のそれぞれの他端32〜162は、図3に示すように、座部21を上方から見たときに、座部21の外側に位置するようになる。そして他端32〜162を通る仮想連結線PLを想定してこの仮想連結線PLを座部21の上方からみたときには、仮想連結線が湾曲した形状を有するように、側方脚部3〜6及び13〜16及び後方脚部7〜12の形状寸法を定めている。したがって、この椅子1はあたかも蜘蛛のような節足動物の胴体から複数本の足が外側に延びているようなユニークな外観を形成している。
本実施の形態のように、脚部3〜16の本数が多くなると、脚部3〜16の幅寸法は小さくなる。そのため座部21に座っている人の体重の重心が移動したときに、床面のような設置面から脚部3〜16の他端32〜162が跳ね上がる場合もある。図4及び図5は、このような事態に対処した本発明の第2の実施の形態の椅子201の斜視図及び底面図を示している。この第2の実施の形態の椅子201では、図1乃至図3に示した第1の実施の形態の椅子に付した符号の数に200を加算した数を符号として付して説明を省略する。この椅子201では、座部221の動きを拘束することなく且つ側方脚部203〜206及び213〜216と後方脚部207〜212のそれぞれの他端232から362が、連結部材200で連結されている。図4及び図5の椅子では、側方脚部203〜206及び213〜216並びに後方脚部207〜212のそれぞれの他端において、隣り合う2本の他の脚部を連結部材200によって相互に連結している。このようにすると、椅子201を移動する際に、脚部203〜216の他端232〜362がカーペット等と引っ掛って椅子が移動しづらくなるのを防止できる。連結部材200で、隣り合う2本の脚部を連結する場合の連結位置は、脚部の端部の跳ね上がりを防止できる位置であれば特に限定されない。すなわち脚部203〜216の外側立ち上がり位置234〜264のどの部分を連結部材200で連結してもよい。
図6は、脚部の本数を少なくした本発明の第3の実施の形態の椅子401の斜視図を示している。この例でも、図1の実施の形態と同様の部分には、図1の実施の形態で使用している符号の数に400の数を加えた符号を付して、説明を省略する。この椅子401では、4本の側方脚部403,404及び408,409と3本の後方脚部405〜407を備えている。なおこの実施の形態で使用している脚部は、第1及び第2の実施の形態の椅子で使用している脚部の形状と同様のものを用いている。なおこの例でも所定の剛性と可撓性を出す必要がある。しかし、これは原材料で使用する複合合成樹脂シートの枚数を適宜に増やすことによって達成が可能である。
また図7は、最も脚部の本数が少ない本発明の実施の形態の椅子の斜視図を示している。この例でも、図1の実施の形態と同様の部分には、図1の実施の形態で使用している符号の数に500の数を加えた符号を付して、説明を省略する。この椅子では、4本の側方脚部503〜506だけを有している。すなわち後方脚部を有していない。なおこの実施の形態でも、使用している脚部503〜506は、第1及び第2の実施の形態の椅子で使用している脚部の形状と同様のものを用いている。また所定の剛性と可撓性は、原材料で使用する複合合成樹脂シートの枚数を適宜に増やすことによって達成されている。なおこの例では、脚部の幅寸法を大きくすることにより、所定の剛性と可撓性を出すようにしてもよいのは勿論である。
上記の各実施の形態では、複数の脚部と座部とを一体に成形しているが、複数の脚部と座部とを螺子や接着剤等の公知の接合手段を用いて相互に接合するようにしてもよいのは勿論である。
1 椅子
2 座
21 座部
3〜16 脚部
33〜163 内側立ち上がり部
34〜164 外側立ち上がり部
35〜165 連結部分
200 連結部材
2 座
21 座部
3〜16 脚部
33〜163 内側立ち上がり部
34〜164 外側立ち上がり部
35〜165 連結部分
200 連結部材
Claims (15)
- 座と、前記座を支持する複数本の脚部とを有する椅子であって、
前記座は、人が座る座部の周囲に、前方縁部と、後方縁部と、前記前方縁部と前記後方縁部との間に位置する一対の側方縁部とを備えており、
前記複数本の脚部は、前記一対の側方縁部の一方にそれぞれ一端が連結され他端が設置面と接触する2本以上の側方脚部と、前記一対の側方縁部の他方にそれぞれ一端が連結され他端が前記設置面と接触する2本以上の側方脚部とを有しており、
前記複数本の側方脚部は、それぞれ前記一端から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分と、前記他端から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分と、前記内側立ち上がり部分と前記外側立ち上がり部分とを連結する連結部分とを備えており、
前記複数本の側方脚部は、前記座部に体重が加わった状態において前記座部を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、前記座部に前記体重が加わった状態で前記体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに前記座部が前記重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えていることを特徴とする椅子。 - 前記複数本の脚部は、前記後方縁部に一端が連結され他端が設置面と接触する1本以上の後方脚部を更に備え、
前記1本以上の後方脚部は、前記一端から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分と、前記他端から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分と、前記内側立ち上がり部分と前記外側立ち上がり部分とを連結する連結部分とを備えており、
前記1本以上の後方脚部も、4本以上の前記側方脚部と協働して前記座部に人の体重が加わった状態において前記座部を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、前記座部に前記体重が加わった状態で前記体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに前記座部が前記重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えている請求項1に記載の椅子。 - 前記1本以上の後方脚部の前記内側立ち上がり部分が、前記椅子の背凭れ部を構成するように、前記1本以上の後方脚部の形状寸法と取り付け位置とが定められている請求項2に記載の椅子。
- 4本以上の前記側方脚部の前記内側立ち上がり部分が、前記椅子の肘掛部を構成するように、4本以上の前記側方脚部の形状寸法と取り付け位置とが定められている請求項1または3に記載の椅子。
- 前記側方脚部は、全体的に湾曲した形状を有している請求項1に記載の椅子。
- 前記後方脚部は、全体的に湾曲した形状を有している請求項2に記載の椅子。
- 前記座並びに前記側方脚部及び後方脚部は、それぞれ熱硬化性合成樹脂材料中に強化材としてカーボンファイバ、ガラスファイバ、アラミドファイバ等の強化用ファイバを含んだ複合合成樹脂シートを原材料として形成されており、前記座並びに前記側方脚部及び後方脚部は、加熱及び加圧加工によって一体化されている請求項2に記載の椅子。
- 前記重心が移動したときに、前記座部の動きを拘束することなく且つ前記側方脚部及び後方脚部のそれぞれの前記他端が、前記設置面から跳ね上がるのを阻止するように、前記側方脚部及び後方脚部は、隣り合う少なくとも1本の他の脚部と連結部材によって相互に連結されている請求項2に記載の椅子。
- 前記側方脚部及び後方脚部のそれぞれの前記他端は、隣り合う2本の他の脚部と前記連結部材によって相互に連結されている請求項8に記載の椅子。
- 前記複数本の脚部は、前記一対の側方縁部の一方に前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の前記側方脚部と、前記一対の側方縁部の他方に前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の前記側方脚部と、前記後方縁部に前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の後方脚部とからなり、
前記側方脚部及び前記後方脚部は、それぞれ、前記座部の前記前方縁部からの距離が長くなるほど、前記内側立ち上がり部分の立ち上がり高さ寸法が長くなるように形状寸法が定められている請求項2に記載の椅子。 - 前記側方脚部及び前記後方脚部は、それぞれ全体的に湾曲した形状を有しており、
前記側方脚部及び前記後方脚部のそれぞれの前記他端は、前記座部を上方から見たときに、前記座部の外側に位置しており、
前記複数の他端を通る仮想連結線を想定して該仮想連結線を前記座部の上方からみたときに、前記仮想連結線が湾曲した形状を有するように、前記側方脚部及び前記後方脚部の形状寸法が定められている請求項2に記載の椅子。 - 座と、前記座を支持する複数本の脚部とを有する椅子であって、
前記座は、人が座る座部の周囲に、前方縁部と、後方縁部と、前記前方縁部と前記後方縁部との間に位置する一対の側方縁部とを備えており、
前記複数本の脚部は、前記一対の側方縁部の一方にそれぞれ一端が連結され他端が設置面と接触する2本以上の脚部と、前記一対の側方縁部の他方にそれぞれ一端が連結され他端が前記設置面と接触する2本以上の脚部と、前記後方縁部に一端が連結され他端が設置面と接触する1本以上の脚部を備え、
前記複数本の脚部は、それぞれ前記一端から上方に向かって延びる内側立ち上がり部分と、前記他端から上方に向かって延びる外側立ち上がり部分と、前記内側立ち上がり部分と前記外側立ち上がり部分とを連結する連結部分とを備えており、
前記複数本の脚部は、前記座部に体重が加わった状態において前記座部を所定の高さ領域に維持することができる剛性と、前記座部に前記体重が加わった状態で前記体重の重心が上下方向、左右方向または前後方向に移動したときに前記座部が前記重心の移動方向に動くことを許容する可撓性とを備えていることを特徴とする椅子。 - 前記複数本の脚部は、前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の前記脚部と、前記一対の側方縁部の他方に前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の前記脚部と、前記後方縁部に前記座部の周方向に間隔をあけて前記座部に連結された4本以上の前記脚部とからなり、
前記複数本の脚部は、それぞれ、前記座部の前記前方縁部からの距離が長くなるほど、前記内側立ち上がり部分の立ち上がり高さ寸法が長くなるように形状寸法が定められている請求項12に記載の椅子。 - 前記複数本の脚部は、それぞれ全体的に湾曲した形状を有しており、
前記複数本の脚部のそれぞれの前記他端は、前記座部を上方から見たときに、前記座部の外側に位置しており、
前記複数の他端を通る仮想連結線を想定して該仮想連結線を前記座部の上方からみたときに、前記仮想連結線が湾曲した形状を有するように、前記複数本の脚部の形状寸法が定められている請求項13に記載の椅子。 - 前記重心が移動したときに、前記座部の動きを拘束することなく且つ前記側方脚部及び後方脚部のそれぞれの前記他端が、前記設置面から跳ね上がるのを阻止するように、前記複数本の脚部のそれぞれの前記他端は、隣り合う2本の他の脚部と連結部材によって相互に連結されている請求項12または13に記載の椅子。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012521916A (ja) * | 2009-03-27 | 2012-09-20 | レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド ツェーオー.カーゲー | 座席フレーム装置 |
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2007
- 2007-03-28 JP JP2007086060A patent/JP2008237778A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012521916A (ja) * | 2009-03-27 | 2012-09-20 | レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド ツェーオー.カーゲー | 座席フレーム装置 |
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