JP2008237131A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】投擲時の操作性を向上させる。
【解決手段】ロータ2側に設けられ、支持部材2d,2eの釣糸放出位置への揺動操作に連動してロータ2の回転を規制する位置に移動する、弾性変形可能に設けた規制部材60と、リール本体1側に突設され、規制部材60の移動されたロータ2の巻き取り方向への回転により、規制部材60に衝接してロータ2に回転抵抗力を一時的に付与するとともに規制部材60の弾性変形を許容して規制部材60が乗り越え可能とされた第1衝接手段と、第1衝接手段を乗り越えて弾性復元した規制部材60が衝接してロータ2の巻き取り方向への回転を規制する第2衝接手段とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣用スピニングリールに関する。
従来の一般的な魚釣用スピニングリールは、リール本体に回転可能に支持されたロータに釣糸案内部を有する支持部材が設けられており、この支持部材が釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置へ回転可能に支持された構成となっている。そして、ロータは、ハンドルを回転操作することで、リール本体内に収容された駆動機構を介して回転駆動されるようになっており、また、駆動機構によって往復動されるスプールに対して、釣糸が釣糸案内部を介して巻回されるようになっている。
そして、釣糸放出時には、支持部材を釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置へ起こす操作を行って釣糸を放出し、釣糸放出後には、支持部材を元の釣糸巻き取り位置に返してハンドルを回転操作することにより釣糸案内部を介してスプールに釣糸が巻回されるようになっている。
ところで、このような釣糸放出時において、釣竿をスイングさせる勢いによって不意にロータが回転することがあり、ロータの回転でベール復帰機構が機能して支持部材が釣糸巻き取り位置へ誤復帰し、急激に仕掛けの放出が止まってしまうことがあった。このような場合には、糸切れが生じる問題があった。
そこで、従来では、支持部材の釣糸放出操作に連動する規制部材をロータ側に設け、これをリール本体側に設けた規制部材に当接させて、釣糸巻き取り方向にロータが回転するのを規制するとともに、釣糸放出方向にロータが回転するのを一方向クラッチ等を用いて規制するようにして、釣糸のピックアップ可能な位置にロータを位置規制する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような魚釣用スピニングリールでは、実釣り時に、例えば、ロータを釣糸放出方向に回転させながら竿先からの仕掛けの垂らし長さを調節するような場合、次のような不具合が生じる虞がある。つまり、垂らし長さを調節した後に、支持部材を起こし、ロータを釣糸巻き取り方向に回転させて釣糸のピックアップ可能な位置に位置規制する操作を行った後、一方向クラッチを作動させずに投擲を行ってしまうと、不用意にロータが釣糸放出方向へ逆転することがあり、ロータ側およびリール本体側の規制部材を損傷してしまう虞があった。
また、前記魚釣用スピニングリールでは、釣糸放出位置にあるロータを釣糸巻き取り方向へ回転させてロータ側の規制部材がリール本体側の規制部材に当接するまでの回転操作と、一方向クラッチを作動させることによる相互作用によって、ロータを位置規制する構造であるため、一連の釣糸放出時の操作の中でロータが確実に位置規制されたか否かを操作者が認識し難く、確認のために再度、ロータの回転操作をやり直してしまう等、投擲時の操作性に難点があった。
また、魚釣用スピニングリールにおいて、投擲時の操作性の向上を図るために軽量化を図りたいという要請があった。
特開2000−281873号公報
本発明は、前記諸問題を解決するためになされたものであり、魚釣用スピニングリールにおいて、投擲時の操作性を向上させることのできる新規な構造を有する魚釣用スピニングリールを提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体に回転可能に支持され、スプールに釣糸を案内する釣糸案内部を備えた支持部材が釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置とに揺動操作可能に設けられたロータと、前記リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって前記ロータを駆動する巻き取り駆動機構と、を有する魚釣用スピニングリールであって、前記ロータ側に設けられ、前記支持部材の釣糸放出位置への揺動操作に連動して前記ロータの回転を規制する位置に移動する、弾性的に変位可能に付勢された規制部材と、前記リール本体側に突設され、前記規制部材の移動された前記ロータの巻き取り方向への回転により、前記規制部材に衝接して前記ロータに回転抵抗力を一時的に付与するとともに前記規制部材の変位を許容して当該規制部材が乗り越え可能とされた第1衝接手段と、前記第1衝接手段の近傍に間隔を隔てて前記リール本体に突設され、前記第1衝接手段を乗り越えて復元した前記規制部材が衝接して前記ロータの巻き取り方向への回転を規制する第2衝接手段とを具備したことを特徴とする。
ここで「衝接」としては、衝撃をもって接することの他、ロータの巻き取り方向への回転力の大きさに応じて、場合によっては必ずしも強い衝撃を有さずに接することや、緩く当たるようにして接すること等がある。
この魚釣用スピニングリールによれば、釣糸案内部を備えた支持部材を釣糸放出位置へ揺動操作してロータを巻き取り方向へ回転させると、リール本体側に突設された第1衝接手段にロータ側の規制部材が衝接してロータに回転抵抗力が一時的に付与されつつ、規制部材が第1衝接手段を乗り越える。これにより、ロータが第2衝接手段に近づいたことが、規制部材と第1衝接手段との衝接、およびこれを乗り越えるときの回転抵抗力によって、ロータを回転操作している手を伝わって操作者に体感的に伝えられる。そして、規制部材の変位が許容されて規制部材が第1衝接手段を乗り越えると、規制部材は、復元して第1衝接手段の近傍に間隔を隔ててリール本体に突設された第2衝接手段に衝接する。これによって、ロータが第2衝接手段まで回転したことが規制部材と第2衝接手段との衝接により、ロータを回転操作している手を伝わって操作者に体感的に伝えられる。
つまり、ロータを巻き取り方向へ回転させた際に、規制部材が第2衝接手段に衝接する前の段階で、第1衝接手段に衝接することとなり、また、これを乗り越える際に伝わる一時的な回転抵抗力によって、操作者は、第2衝接手段に近づいたことを認識することができる。したがって、第2衝接手段に規制部材が衝接する位置で、容易にロータの巻き取り方向への回転を止めることができる。これにより、第2衝接手段に規制部材が衝接する位置で、例えば、魚釣用スピニングリールに通常設けられている一方向クラッチ等を操作することによって、ロータを位置規制することができ、投擲時のロータの不用意な回転を規制することができる。
これによって、投擲時の操作性の向上を図ることができる魚釣用スピニングリールが得られる。
また、釣糸のピックアップが可能となる位置と、第2衝接手段に規制部材が衝接する位置とを対応させることにより、投擲時の操作性をより向上することができる。
また、第2衝接手段に規制部材が衝接する位置(以下、回転規制位置という)に確実にロータを停止させることができるので、従来のように、ロータの回転操作をやり直して再度確認する等の煩雑な操作を繰り返す必要もない。したがって、投擲時の操作性を向上させることができる。
また、規制部材は第1衝接手段を乗り越えて復元して第2衝接手段に衝接する構成であるので、復元した後は、規制部材が第1衝接手段と第2衝接手段との間に好適に保持される状態となり、従来のように、実釣り時に、ロータを釣糸放出方向に回転させながら竿先からの仕掛けの垂らし長さを調節した後に、例えば、一方向クラッチ等を作動させずに、投擲を行っても、不用意にロータが釣糸放出方向へ逆転してしまうことがなくなる。したがって、不注意な投擲に対してもロータやリール本体側の規制部材等が損傷することがなく、投擲時の操作性に優れた魚釣用スピニングリールが得られる。
また、本発明は、前記第1衝接手段と前記第2衝接手段との間に、前記規制部材の復元方向に段差状にずれた形態とされた規制部材受け面が設けられており、前記第1衝接手段を乗り越えて復元した前記規制部材が前記規制部材受け面に当接する構成とするのがよい。
この魚釣用スピニングリールによれば、規制部材が第1衝接手段を乗り越えて復元することで規制部材受け面に当接するようになっているので、その規制部材の当接によって節度感のある音が発せられたり弾性振動が生じたりすることとなり、その音や振動をもって規制部材が回転規制位置に来たことを操作者に報知することができる。したがって、操作者は、規制部材が回転規制位置に来たことを確実に認識することができ、投擲時の操作性に優れた魚釣用スピニングリールが得られる。また、音や振動をもって規制部材が回転規制位置に来たことを認識することができるので、手元をいちいち目視せずに操作することが可能となり、投擲時の操作性がより向上するようになる。
また、前記規制部材受け面に前記規制部材が位置した状態で、前記第2衝接手段が前記ロータの釣糸巻き取り方向の回転を規制するとともに、前記第1衝接手段が前記ロータの釣糸放出方向の回転を規制する構成とするのがよい。
この魚釣用スピニングリールによれば、ロータの釣糸巻き取り方向の回転が第2衝接手段によって規制され、かつ、ロータの釣糸放出方向の回転が第1衝接手段によって規制されることとなるので、規制部材が復元した後は、第1衝接手段と第2衝接手段との間に規制部材が確実に保持されることとなり、例えば、一方向クラッチ等を作動させずに、投擲を行っても、不用意にロータが釣糸放出方向へ逆転してしまうことがより確実に防止される。したがって、不注意な投擲に対してもロータやリール本体側の規制部材等が損傷することがより確実に防止され、投擲時の操作性により一層優れた魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明によれば、投擲時の操作性を向上させることのできる新規な構造を有する魚釣用スピニングリールが得られる。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールとしてのスピニングリールの全体構成を示す図、図2は主要部の構成を示した部分断面図である。
なお、以下の例では、魚釣用スピニングリールとしてスピニングリールに適用した例を示すが、本発明の魚釣用スピニングリールの形態を限定する趣旨ではない。また、以下の説明において、「前、後」は、スピニングリールを図示しない釣竿に取り付けた状態を基準とする。つまり、後記するスプール3が設けられる側が「前」側であり、後記する切換部材21が設けられる側が「後」側である。
図1に示すように、主として、魚釣用スピニングリールは、図示しない釣竿に装着するための脚部1Aが形成されたリール本体1と、リール本体1の前方に回転可能に設けられたロータ2と、このロータ2の回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられたスプール3とを有して構成される。
リール本体1には、図示しない軸受を介してハンドル軸4が回転可能に支持されており、その図示しない突出端部には、巻き取り操作されるハンドル5が取り付けられている。ハンドル軸4には、駆動軸筒6aが、回り止めされて固定されている。駆動軸筒6aには、ロータ2を巻き取り駆動するための内歯が形成されたドライブギヤ6が一体的に形成されている。このドライブギヤ6は、ハンドル軸4と直交する方向に延出するとともに内部に軸方向に延出する空洞部を有する回転軸8のピニオンギヤ8aに噛合している。
回転軸8は、軸受を介して回転可能に支持されており、その空洞部には、ハンドル軸4と直交する方向に延出し、先端側にスプール3を取り付けたスプール軸9が、軸方向に移動可能に挿通され、支持されている。
また、回転軸8には、スプール軸9を前後動させるためのオシレーティング機構が係合している。このオシレーティング機構は、スプール軸9と平行に延出するトラバースカム軸10と、このトラバースカム軸10の外周面に形成された螺旋溝10aに係合するとともにスプール軸9の後端部にねじ止めして取り付けられた係合子11とを有している。
トラバースカム軸10の前端部には、回転軸8のピニオンギヤ8aに噛合するギヤ12が取り付けられている。これにより、ハンドル5の回転操作により、トラバースカム軸10がピニオンギヤ8aおよびギヤ12を介して回転駆動されることで、スプール軸9は、螺旋溝10aに案内される係合子11を介して前後動される。
回転軸8はスプール3側に向けて延出しており、その前端部において、ナット13を介してロータ2が取り付けられている。また、回転軸8には、その中間部分に転がり式の一方向クラッチ20が取り付けられており、リール本体1の外部に取り付けられている切換部材21を回動操作することで、一方向クラッチ20を作動状態と非作動状態とに切り換えるように構成されている。この場合、切換部材21を作動状態に切り換えることで、ハンドル5(ロータ2)の逆転方向の回転(釣糸放出方向の回転)が防止されるようになっている。
ロータ2は、スプール3のスカート部3a内に位置する円筒部2aと、一対の支持腕2b,2cを具備している。各支持腕2b,2cの前端部には、支持部材2d,2eが釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されており、これらの支持部材2d,2e間には、放出状態にある釣糸をピックアップするベール2fが配設されている。ベール2fは、一方の基端部が支持部材2dに一体的に設けられた釣糸案内部2gに取り付けられており、他方の基端部が支持部材2eに取り付けられている。
スプール3は、スカート部3aとフランジ3bとの間に図示しない釣糸が巻回される胴部3cを備えており、スプール軸9に図示しないドラグ機構を介して摩擦結合され、ノブ9aを回動操作することでスプール3のドラグ力が調節される。
このような構成によって、ハンドル5を巻き取り操作することで、ロータ2がドライブギヤ6およびピニオンギヤ8aを介して回転駆動され、かつスプール3がピニオンギヤ8aおよびオシレーティング機構を介して前後動され、図示しない釣糸は、釣糸案内部2gを介してスプール3の胴部3cに均等に巻回される。
そして、支持部材2d,2eは、支持腕2bに設けられた公知の振り分け機構30によって、釣糸巻き取り位置(図3(a)参照)または釣糸放出位置(図3(b)参照)に保持される。つまり、ベール2fとともに、支持部材2d,2eを釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に回動操作すると、支持腕2b内に配置した振り分け機構30は、支持部材2dの回転軸を形成する取付ピン31から偏心した位置に枢着ピン32aで係合部材32が軸支されている。また、支持腕2bの内側底部に、内部に圧縮コイルばね33を収容する有底筒体33aの一側に形成した軸部33bが回動可能に軸支されており、係合部材32は、係合部材32の延長部32bが圧縮コイルばね33内に挿入されて延長部32bの段部32cで圧縮コイルばね33を圧縮しつつ、取付ピン31を中心として回動する。そして、取付ピン31が圧縮コイルばね33と同軸線上に配置されるデッドポイント位置を越えて枢着ピン32aが移動されると、圧縮コイルばね33の付勢力が、枢着ピン32aおよび係合部材32を介して支持部材2dを、取付ピン31を中心として時計方向に回転させる。これにより、支持部材2d,2eは、その回転軸(取付ピン31)を中心として回転し、釣糸放出位置(図3(b)参照)に保持される。
逆に、釣糸放出位置から、手動で支持部材2dを圧縮コイルばね33の付勢力に抗して回動させ、枢着ピン32aが前記したデッドポイント位置を越えると、圧縮コイルばね33がその付勢力で、取付ピン31を中心として反時計方向に支持部材2dを回動させるように作用する。これにより、支持部材2d,2eは、ベール2fとともに釣糸巻き取り位置(図3(a)参照)に復帰することができる。
このような圧縮コイルばね33による付勢力は、支持腕2bから支持部材2d、ベール2f、支持部材2eを介して支持腕2cに伝わり、支持腕2cに設けられた規制部材60に伝わる。つまり、圧縮コイルばね33は、規制部材60を変位可能とするための付勢力を付与する、弾発手段として機能するようになっている。なお、このような振り分け機構30は、規制部材60が設けられる支持腕2c側に設けてもよい。
このような構成のスピニングリールにおいて、リール本体1およびロータ2には、支持部材2d,2eを釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に回動させた際に、ロータ2の巻き取り方向への回転を規制するための第1,第2衝接手段としての第1,第2衝接部材40,50、および規制部材60が設けられている。
以下、本実施形態における第1,第2衝接手段40,50および規制部材60の構成を図4,図5を参照して説明する。
図4は釣糸巻き取り位置に回動したときの支持腕2cを示す部分断面図(一部切断)である。
初めに、ロータ2側に設けられる規制部材60について説明する。図2に示すように、規制部材60は、一方の支持腕2c内に配設されており、支持部材2d,2eの釣糸放出位置への揺動操作に連動してロータ2の回転を規制する位置に移動するように設けられた部材である。そのための構成として、規制部材60は、図4に示すように、支持腕2c内に延出するように棒状に構成されており、その一端側には外側に向けてボス61が屈曲形成され、他端側には支持腕2cから円筒部2a内に入り込むようにしてボス(当接部)62が屈曲形成されている。
支持腕2cに回動可能に支持された支持部材2eには、その回動支持部分の近傍に円弧状の長孔2e1が形成されており、この長孔2e1内に規制部材60のボス61が配置されている。また、支持腕2cの基端部には、規制部材60の長手方向に延出する長孔2c1が形成されており、この長孔2c1内に規制部材60のボス62が配置されている。
このような規制部材60は、他方の支持腕2bに設けられた振り分け機構30を利用して、その圧縮コイルばね33の付勢力に抗することで、後記する第1衝接部材40を乗り越える際の変位が可能となるように構成されている。なお、規制部材60が第1衝接部材40を乗り越える際の作用は後記する。
第1衝接部材40は、図5(a)(b)に示すように、リール本体1側に一体的に突設されており、後記するように、ロータ2の巻き取り方向への回転により、規制位置に移動された規制部材60のボス62が衝接するように構成されている。そして第1衝接部材40には、ロータ2の巻き取り方向への回転により規制部材60のボス62が衝接する側に、上り傾斜状の傾斜面41が形成されている。これによって、規制部材60のボス62が衝接した際に、ロータ2に回転抵抗力が一時的に付与されるとともに、前記圧縮コイルばね33による付勢力に抗して規制部材60の変位が許容されて規制部材60が乗り越え可能となっている。また、第1衝接部材40は、図5(b)に示すように、傾斜面41に連続する平面42と、この平面42に連続する後面43とを備えている。
第2衝接部材50は、第1衝接部材40の釣糸巻き取り方向下流側の近傍に間隔を隔ててリール本体1側に一体的に突設されており、第1衝接部材40を乗り越えて弾性的に復元した規制部材60が衝接してロータ2の巻き取り方向への回転を規制するようになっている。第2衝接部材50は、図5(b)に示すように、前面51と、この前面51に連続する平面52と、この平面52に連続する後面53とを備えている。
第1衝接部材40と第2衝接部材50との間は、規制部材60の復元方向に段差状にずれた形態とされて凹状に形成されており、この凹状とされた部分に第1衝接部材40を乗り越えて弾性的に復元した規制部材60が当接する平らな規制部材受け面45が設けられている。この規制部材受け面45は、釣糸巻き取り方向下流側が第2衝接部材50の前面51に連続しており、また、釣糸巻き取り方向上流側が第1衝接部材40の後面43に連続している。すなわち、規制部材受け面45に規制部材60のボス62が位置した状態で、第2衝接部材50がロータ2の釣糸巻き取り方向の回転を規制するとともに、第1衝接部材40がロータ2の釣糸放出方向の回転を規制する構成となっている。
ここで、このような第1衝接部材40、第2衝接部材50と規制部材60との位置関係について説明する。
図4に示すように、支持部材2eが釣糸巻き取り位置に回動された状態にあるとき、一端のボス61は長孔2e1の後端部2ebにあり、また、他端のボス62は長孔2c1の前端部2cfに位置している。このとき、ボス62は、図6(a)(b)に示すように、リール本体1側の第1衝接部材40および第2衝接部材50のいずれとも干渉しない位置にある。つまり、ロータ2を回転させても、ボス62は、第1衝接部材40および第2衝接部材50に衝接しないようになっている。
そして、図7(a)に示すように、ベール2fおよび支持部材2d,2e(支持部材2eのみ図示、以下同じ)が、釣糸放出位置に回動された状態にあるとき、長孔2e1の前端部2efに一端のボス61が係合し、規制部材60は他端のボス62側へ向けて移動される。また、最終的にベール2fおよび支持部材2d,2eが釣糸放出位置に回動されると、他端のボス62は、図7(a)に示すように、長孔2c1の後端部2cb側に位置する。このとき、ボス62は、図7(b)(c)に示すように、第1衝接部材40と干渉する位置に移動する。
ここで、ロータ2が釣糸巻き取り方向に回転され、図8(b)(c)に示すように、ボス62が第1衝接部材40の傾斜面41に衝接すると、その衝接によってロータ2に回転抵抗力が一時的に付与されるとともに、圧縮コイルばね33(図3(b)参照)の付勢力に抗して規制部材60の変位が許容され、規制部材60が第1衝接部材40を乗り越え可能となる(図10(a)参照)。このとき、図8(a)(d)に実線で示すように、釣糸巻き取り方向へ支持部材2d,2eが若干戻されつつ、規制部材60の変位が許容される。つまり、取付ピン31が圧縮コイルばね33と同軸線上に配置されるデッドポイント位置を越えることはない(図2(b)参照)。
また、規制部材60のボス62が第1衝接部材40を乗り越えた後は、図9(b)(c)に示すように、規制部材60が弾性的に復元して、規制部材60のボス62が規制部材受け面45に当接しつつ第2衝接部材50の前面51に衝接する。これによって、ロータ2の巻き取り方向への回転が規制される状態とされる(図9(a),図10(b)参照)。
このような構成を備えたスピニングリールにおいて、ロータ2の回転を規制する位置、つまり、第1衝接部材40および第2衝接部材50を形成しておく位置は任意であるが、図10(a),(b)に示すような所定位置、すなわち、仕掛け投擲時において、ベール2fおよび支持部材2d,2eを釣糸放出位置に回動した際、釣糸案内部2gが最上方領域で回転規制されるような位置(本実施形態では、脚部1Aと反対側となる位置)に形成しておくことが望ましい。
次に、以上のような構成を備えたスピニングリールの作用について説明する。
仕掛けを投擲するに際して、ベール2fおよび支持部材2d,2eを図4に示す釣糸巻き取り位置から図7(a)に示す釣糸放出位置に回動すると、規制部材60は、ボス61が長孔2e1の前端部2efに当接し、ボス62側へ摺動されて、図7(b)(c)に示す位置にボス62が移動される。これによりボス62は、第1衝接部材40にと衝接可能な位置に入り込む。
そして、ロータ2を釣糸巻き取り方向に回転操作すると、図8(b)(c)に示すように、規制部材60のボス62が第1衝接部材40の傾斜面41の衝接し、その衝接によって、ロータ2に回転抵抗力が一時的に付与される。そして、さらに、ロータ2が釣糸巻き取り方向に回転されると、ボス62が第1衝接部材40の傾斜面41に衝接しつつ圧縮コイルばね33(図3(b)参照)による付勢力に抗して規制部材60の変位が許容されて規制部材60が第1衝接部材40を乗り越えはじめる(図10(a)参照)。これにより、ロータ2が第2衝接部材50による回転規制位置に近づいたことが、規制部材60と第1衝接部材40との衝接、およびこれを乗り越えるときの回転抵抗力によって、ロータ2を回転操作している手を伝わって操作者に体感的に伝えられる。
その後、規制部材60のボス62が第1衝接部材40を乗り越えると、図9(b)(c)に示すように、規制部材60が弾性的に復元して、規制部材60のボス62が規制部材受け面45に当接しつつ第2衝接部材50の前面51に衝接する。これによって、ロータ2が第2衝接部材50まで回転して回転規制位置に来たことが規制部材60と第2衝接部材50との衝接により、ロータ2を回転操作している手を伝わって操作者に体感的に伝えられる。したがって、回転規制位置で容易にロータ2の巻き取り方向への回転を止めることができる。
このとき、規制部材60のボス62が規制部材受け面45に弾性的に復元しつつ当接することとなるので、その規制部材60の当接によって節度感のある音が発せられたり弾性振動が生じたりすることとなり、その音や振動をもって規制部材60が回転規制位置に来たことを操作者に報知することができる。
ところで、ロータ2は、転がり式の一方向クラッチ20によって逆転方向(釣糸放出方向)の回転が阻止されているため、ベール2fおよび支持部材2d,2eを釣糸放出位置に回動する際には、正転方向(釣糸巻き取り方向)にのみ回転可能となっている。したがって、ロータ2を回転操作すると、規制部材60のボス62が第2衝接部材50に衝接し、これにより、ロータ2は正転方向への回転も規制されてしまい、正逆転不能状態となる。これによって、投擲時のロータ2の不用意な回転を規制することができる。
これによって、仕掛けを投擲する際には、転がり式一方向クラッチ20の逆転防止作用、および第2衝接部材50に規制部材60が衝接されることによる正転防止作用により、ロータ2は、正逆転いずれの回転方向にもガタ付きや異音が生じない状態で固定される。したがって、図示しない釣竿を勢いよくスイングしても、ロータ2(ハンドル5)は全くガタ付かないことから、振動等によってベール2fおよび支持部材2d,2eが振り落ちることや、スイング時の慣性等によってベール2fおよび支持部材2d,2eが振り落ちることがなくなり、キャスティングに集中することができる。これによって、投擲距離を安定して伸ばすことも可能となる。
そして、仕掛け投擲後に、ベール2fおよび支持部材2d,2eを図4に示す釣糸巻き取り位置に回動させると、図6(a)(b)に示すように、ボス62は、第1衝接部材40および第2衝接部材50と干渉しない位置に移動されるため、ロータ2は自由回転可能な状態となる。
以上説明した本実施形態のスピニングリールによれば、ベール2fおよび支持部材2d,2eを釣糸放出位置へ揺動操作してロータ2を巻き取り方向へ回転させると、第2衝接部材50に規制部材60のボス62が衝接する前の段階で、第1衝接部材40にボス62が衝接することとなり、また、これを乗り越える際に一時的な回転抵抗力が付与されることとなるので、操作者は、第2衝接部材50にロータ2が近づいたことを容易に認識することができる。したがって、第2衝接部材50に規制部材60のボス62が衝接する回転規制位置で、容易にロータ2の巻き取り方向への回転を止めることができる。これにより、一方向クラッチ20による逆転防止作用と相俟って、ロータ2を位置規制することができ、投擲時のロータ2の不用意な回転を規制することができる。
これによって、投擲時の操作性の向上を図ることができるスピニングリールが得られる。
また、釣糸のピックアップが可能となる位置と、第2衝接部材50に規制部材60のボス62が衝接する位置とを対応させることにより、投擲時の操作性をより向上することができる。
また、第2衝接部材50に規制部材60のボス62が衝接して回転規制位置に確実にロータ2を停止させることができるので、従来のように、ロータ2の回転操作をやり直して再度確認する等の煩雑な操作を繰り返す必要もない。したがって、投擲時の操作性を向上させることができる。
また、規制部材60は第1衝接部材40を乗り越えて弾性的に復元し、第2衝接部材50に衝接する構成であるので、復元した後は、規制部材60が第1衝接部材40と第2衝接部材50との間に好適に保持される状態となり、従来のように、実釣り時に、ロータ2を釣糸放出方向に回転させながら竿先からの仕掛けの垂らし長さを調節した後に、例えば、一方向クラッチ20を作動させずに、投擲を行っても、不用意にロータ2が釣糸放出方向へ逆転してしまうことがなくなる。したがって、操作者の不注意な投擲に対してもリール本体1側の第1衝接部材40,第2衝接部材50や、ロータ2側の規制部材60等が損傷することがなく、投擲時の操作性に優れたスピニングリールが得られる。
また、第1衝接部材40と第2衝接部材50との間に、規制部材受け面45が設けられており、第1衝接部材40を乗り越えて弾性的に復元した規制部材60のボス62が規制部材受け面45に当接する構成であるので、そのボス62の当接によって節度感のある音が発せられたり弾性振動が生じたりすることとなり、その音や振動をもって規制部材60のボス62が回転規制位置に来たことを操作者に報知することができる。したがって、操作者は、規制部材60のボス62が回転規制位置に来たことを確実に認識することができ、投擲時の操作性に優れたスピニングリールが得られる。また、音や振動をもって認識することができるので、手元をいちいち目視せずに操作することが可能となり、投擲時の操作性がより向上するようになる。
また、規制部材受け面45に規制部材60のボス62が位置した状態で、第2衝接部材50がロータ2の釣糸巻き取り方向の回転を規制するとともに、第1衝接部材40がロータ2の釣糸放出方向の回転を規制するので、規制部材60が弾性的に復元した後は、第1衝接部材40と第2衝接部材50との間に規制部材60のボス62が確実に保持されることとなり、例えば、一方向クラッチ20を作動させずに、投擲を行っても、不用意にロータ2が釣糸放出方向へ逆転してしまうことがより確実に防止される。したがって、操作者の不注意な投擲に対してもリール本体1側の第1衝接部材40,第2衝接部材50や、ロータ2側の規制部材60等が損傷することがより確実に防止され、投擲時の操作性により一層優れたスピニングリールが得られる。
図11(a)〜(c)は本実施形態のスピニングリールの変形例を示す図である。図11(a)に示す変形例は、第2衝接部材50Aをリール本体1と別体に設けた例である。第2衝接部材50Aは、前面51Aおよび後面53Aが傾斜面とされており、リール本体1に設けられた溝部1aに直接嵌め込まれることでリール本体1に取り付けられている。なお、第2衝接部材50Aは、図示しない固定ねじ等を用いてリール本体1に取り付けることも可能である。このような構成とすることによって、メンテナンス等の際に第2衝接部材50Aを単品で交換することも可能となる。また、リール本体1とは異なる材質で第2衝接部材50Aを形成することで、耐久性等を向上させることも可能となる。
また、図11(b)に示す変形例は、第1衝接部材40Bおよび第2衝接部材50Bをリール本体1とは別体に設けた例である。この例では、第1衝接部材40Bおよび第2衝接部材50Bが一つの部材からなり、これらの間に規制部材受け面45Bが形成されている。
さらに、図11(c)に示す変形例は、図11(b)に示した例のさらなる変形であり、図11(b)に示した例よりも、第1衝接部材40Bおよび第2衝接部材50Bの突設高さを低く形成してある。この例では、第1衝接部材40Bおよび第2衝接部材50Bの突設高さが低くされた分、規制部材60のボス62が衝接した際の乗り越えが容易となり、衝接による損傷等を好適に回避することができる。
また、図12(a)に示すように、第1衝接部材40Cを別体で構成するとともに、これをリール本体1にスプリング44を介して取り付け、このスプリング44の付勢力をもって規制部材60のボス62に第1衝接部材40Cを衝接させることで、ロータ2に一時的な回転抵抗力を付与するように構成してもよい。このような構成とすることにより、スプリング44の付勢力によって所望の回転抵抗力を容易に設定することができ、投擲時の操作性に優れたスピニングリールが得られる。
図13は本実施形態のスピニングリールのその他の変形例を示す図であり、(a)はスプールの拡大側面図、(b)は拡大断面図である。
この変形例では、スプール3の胴部302に切欠部302a,302bが設けられており、この切欠部302a,302bによってスプール3の軽量化を図っている。
スプール3は、前側フランジ部301と、釣糸を巻回する胴部302と、後側フランジ部303と、スカート部304とを備えており、胴部302には、四角形状の2つの切欠部302a(一つのみ図示)と、この切欠部302aよりも大きく切り欠かれた四角形状の2つの切欠部302bが形成されている。胴部302には、これらの計4つの切欠部302a,302bを覆う状態に、円筒状に覆設材305が設けられて、別体のスカート部304を胴部302に螺合することで固定されている。この覆設材305としては、耐熱性および耐摩耗性等に優れた材料、例えば、カーボン等の強化繊維にポリエステル等を混入したものや樹脂等を硬化した基板にカーボン織布を貼着したもの等を使用することができる。
スプール軸9の先側には、回り止め部9bと、ねじ部9cとが形成されており、スプール軸9の周り止め部9bに、スプール3の前側フランジ部301の周り止め部301aが嵌合され、図示しない溝に抜け止めリング306が嵌合され、さらに、ねじ部9cにノブ9aが螺合されて、スプール軸9にスプール3が回り止め固定されている。
このようなスプール3を備えたスピニングリールによれば、胴部302に切欠部302a,302bが形成されているので、軽量化を図ることができ、投擲時の操作性に優れているという利点が得られる。特に、軽量化によって、遠投用に好適なスピニングリールが得られる。なお、この例では、スプール3の胴部302の形状を前部側へ向けて窄まるテーパー状として示したが、これに限られることはなく、後部側へ向けて窄まるテーパー状としてもよい。
また、スプール3は、図14(a)(b)に示すように、前側フランジ部301と後側フランジ部303とを分離して設けて、これらの間を、円筒状の覆設材305で連結して設けてもよい。つまり、この構成では、図13(b)に示したような胴部302を排除することができ、前側フランジ部301と後側フランジ部303との間を覆設材305で直接連結することで、胴部302が排除された分、より一層の軽量化を図ることができる。なお、この構成では、後側フランジ部303にスカート部304aが一体的に設けられており、これを別体としたときに比べて組立工数が削減されるようになっている。
本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールとしてのスピニングリールの全体構成を示す図である。 主要部の構成を示した部分断面図である。 (a)は釣糸巻き取り位置の支持腕の様子を示した断面図、(b)は釣糸放出位置の支持腕の様子を示した断面図である。 釣糸巻き取り位置における規制部材の様子を示した断面図である。 (a)はスプールを取外した状態のリール本体の前部を示す正面図、(b)は第1衝接部材および第2衝接部材を示す断面図である。 (a)は図4のa−a線に沿う拡大断面図、(b)は図6(a)のb−b線に沿う断面図である。 (a)は釣糸放出位置における規制部材の様子を示した断面図、(b)は図7(a)のb1−b1線に沿う拡大断面図、(c)は図7(b)のc1−c1線に沿う断面図である。 (a)は釣糸放出位置において規制部材が第1衝接部材を乗り越えるときの様子を示した断面図、(b)は図8(a)のb2−b2線に沿う拡大断面図、(c)は図8(b)のc2−c2線に沿う断面図、(d)は他の支持腕の様子を示す断面図である。 (a)は釣糸放出位置において規制部材が第2衝接部材に衝接したときの様子を示した断面図、(b)は図9(a)のb3−b3線に沿う拡大断面図、(c)は図9(b)のc3−c3線に沿う断面図である。 (a)(b)は作用説明図である。 (a)〜(c)は本実施形態の魚釣用スピニングリールの変形例を示す図である。 (a)(b)は本実施形態の魚釣用スピニングリールの変形例を示す図である。 本実施形態の魚釣用スピニングリールのその他の変形例を示す図であり、(a)はスプールの拡大側面図、(b)は拡大断面図である。 同じくその他の変形例を示す図であり、(a)はスプールの拡大側面図、(b)は拡大断面図である。
符号の説明
1 リール本体
2 ロータ
2b,2c 支持腕
2d,2e 支持部材
2f ベール
2g 釣糸案内部
3 スプール
3b フランジ
3c 胴部
20 一方向クラッチ
40 第1衝接部材(第1衝接手段)
40B,40C 第1衝接部材
41 傾斜面
45 規制部材受け面
45B 規制部材受け面
50 第2衝接部材(第2衝接部材)
50A,50B 第2衝接部材
60 規制部材
62 ボス
301 前側フランジ部
302 胴部
302a,302b 切欠部
303 後側フランジ部
305 覆設材

Claims (3)

  1. リール本体に回転可能に支持され、スプールに釣糸を案内する釣糸案内部を備えた支持部材が釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置とに揺動操作可能に設けられたロータと、
    前記リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作によって前記ロータを駆動する巻き取り駆動機構と、を有する魚釣用スピニングリールであって、
    前記ロータ側に設けられ、前記支持部材の釣糸放出位置への揺動操作に連動して前記ロータの回転を規制する位置に移動する、弾性的に変位可能に付勢された規制部材と、
    前記リール本体側に突設され、前記規制部材の移動された前記ロータの巻き取り方向への回転により、前記規制部材に衝接して前記ロータに回転抵抗力を一時的に付与するとともに前記規制部材の変位を許容して当該規制部材が乗り越え可能とされた第1衝接手段と、
    前記第1衝接手段の近傍に間隔を隔てて前記リール本体に突設され、前記第1衝接手段を乗り越えて復元した前記規制部材が衝接して前記ロータの巻き取り方向への回転を規制する第2衝接手段とを具備したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記第1衝接手段と前記第2衝接手段との間には、前記規制部材の復元方向に段差状にずれた形態とされた規制部材受け面が設けられており、前記第1衝接手段を乗り越えて復元した前記規制部材が前記規制部材受け面に当接することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記規制部材受け面に前記規制部材が位置した状態で、前記第2衝接手段が前記ロータの釣糸巻き取り方向の回転を規制するとともに、前記第1衝接手段が前記ロータの釣糸放出方向の回転を規制することを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
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JP2019198306A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. スピニングリール

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