JP2008236030A - 電子カメラ - Google Patents

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佳孝 米山
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Abstract

【構成】色フィルタ16f上のフィルタ要素は、R,GまたはBを有する。CCDイメージャ16の受光素子は、かかるフィルタ要素によって覆われる。CCDイメージャ16から出力される生画像信号の飽和レベルは通常モードおよび長時間モードの間で相違し、CPU36は最適露光時間を参照して通常モードまたは長時間しモードを選択する。ドライバ18bは、CCDイメージャ16で生成された生画像信号をCPU36によって選択された駆動モードで読み出す。VGA22は、CCDイメージャ16から出力された生画像信号を通常モードと長時間モードとの間で異なるゲインで増幅し、G信号の最大レベルをA/D変換器26のダイナミックレンジの最大値に合わせる。VGA22から出力された生画像データの白バランスは、Gデータのレベルを基準として調整される。
【効果】高輝度部分画像に偽色が発生する現象を防止できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえば撮像素子を照度によって異なるモードで駆動する、電子カメラに関する。
この種の電子カメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、CCD素子の転送電極に印加する電圧が、CCD素子から出力された画像信号を増幅するAGCのゲインに基づいて制御される。つまり、ゲインが小さい場合は、各画素に含まれる全ての転送電極にフラットバンド電圧が印加され、オールゲートピニング駆動が実行される。一方、ゲインが大きい場合は、各画素に含まれる少なくとも1つの転送電極にフラットバンド電極よりも大きい電圧が印加され、オンゲート駆動が実行される。CCD素子から出力される画像信号の最大レベルは、駆動モードによって変動する。ただし、AGCによるゲイン調整の結果、AGCから出力される画像信号の最大レベルはA−Dコンバータの最大入力レベルとほぼ一致する。これによって、A−Dコンバータのダイナミックレンジの有効活用が図られる。
特開2005−304009号公報[H04N 5/335, H01L 27/148]
しかし、背景技術では、CCD素子を色フィルタで覆うことを想定しておらず、それゆえにフィルタ要素間での透光率の相違を考慮したAGCゲインの制御ひいては偽色の防止について、何らの開示も示唆もない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、偽色の発生を防止することができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ(16f)、複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段(16)、撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択手段(S29, S33)、撮像面で生成された画像信号を選択手段によって選択された取り出しモードで撮像手段から取り出す取り出し手段(S17)、取り出し手段によって撮像手段から取り出された画像信号を複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅手段(S27, S31)、および増幅手段から出力された増幅画像信号の白バランスを特定色信号のレベルを基準として調整する調整手段(S11)を備える。
色フィルタ上に2次元に配列された複数のフィルタ要素の各々は、複数色のいずれか1つを有する。撮像手段の撮像面には、複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成される。撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルは、複数の取り出しモードの間で相違する。選択手段は、このような複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する。
取り出し手段は、撮像面で生成された画像信号を選択手段によって選択された取り出しモードで撮像手段から取り出す。増幅手段は、取り出し手段によって撮像手段から取り出された画像信号を複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる。増幅手段から出力された増幅画像信号の白バランスは、特定色信号のレベルを基準として、調整手段によって調整される。
色フィルタを形成するフィルタ要素の透光率は色によって異なり、白バランスは透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号のレベルを基準として調整される。このため、特定色信号の最大レベルが画像再現範囲の最大値を下回ると、白色光源のような周囲と比べて高輝度の被写体を含む被写界を撮影した場合に、白バランス調整によって高輝度部分に偽色が現れる。
そこで、この発明では、撮像手段から取り出された画像信号を複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせるようにしている。この結果、いずれの取り出しモードが選択されたときでも、高輝度部分に偽色が発生する現象を防止することができる。
好ましくは、調整手段(S9)は、選択手段の選択に先立って撮像面の露光量を調整する。また、複数色はR,GおよびBを含み、透光率が最大のフィルタ要素はGに対応するフィルタ要素である。さらに、増幅手段から出力された増幅画像信号はA/D変換手段によってディジタル信号に変換され、画像再現範囲はA/D変換手段のダイナミックレンジに相当する。
この発明に従う撮像制御プログラムは、複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ(16f)、および複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)のプロセサ(36)に、撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択ステップ(S29, S33)、撮像面で生成された画像信号を選択ステップによって選択された取り出しモードで撮像手段から取り出す取り出しステップ(S17)、取り出しステップによって撮像手段から取り出された画像信号を複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅ステップ(S27, S31)、および増幅ステップで増幅された増幅画像信号の白バランスを特定色信号のレベルを基準として調整する調整ステップ(S11)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ(16f)、および複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択ステップ(S29, S33)、撮像面で生成された画像信号を選択ステップによって選択された取り出しモードで撮像手段から取り出す取り出しステップ(S17)、取り出しステップによって撮像手段から取り出された画像信号を複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅ステップ(S27, S31)、および増幅ステップで増幅された増幅画像信号の白バランスを特定色信号のレベルを基準として調整する調整ステップ(S11)を備える。
この発明によれば、撮像手段から取り出された画像信号は複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅され、特定色信号の最大レベルが画像再現範囲の最大値に合わせられる。この結果、いずれの取り出しモードが選択されたときでも、高輝度部分に偽色が発生する現象を防止することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の電子カメラ10は、光学レンズ12および絞り機構14を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通してCCDイメージャ16の撮像面に照射される。撮像面は、R(Red)のフィルタ要素であるR要素,G(Green)のフィルタ要素であるG要素およびB(Blue)のフィルタ要素であるB要素が2次元に配列された色フィルタ16f(図2参照)によって覆われる。撮像面に設けられた複数の受光素子は、このような複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる。各々の受光素子で光電変換によって生成される電荷の量は、色フィルタ16fを透過したR,GまたはBの光量を反映する。
被写界を表すリアルタイム動画像(スルー画像)をLCDモニタ32に表示するスルー画像処理を実行するとき、CPU36は、CCDイメージャ16の駆動モードとして間引き読み出しモードをドライバ18bに設定する。ドライバ18bは、撮像面のプリ露光とこれによって生成された電荷のラスタ走査態様での間引き読み出しとを繰り返し実行するべく、対応するタイミング信号をイメージセンサ16に与える。この結果、被写界を表す低解像度の生画像信号が30fpsのフレームレートでCCDイメージャ16から出力される。
CCDイメージャ16から出力された生画像信号は、CDS(Correlation Double Sampling)回路20によって周知のノイズ除去処理を施される。VGA(Variable Gain Amplifier)22は、CDS回路20から出力された生画像信号をCPU36によって設定されたゲインを参照して増幅する。増幅された生画像信号は、クランプ回路28から出力されたクランプレベル信号と加算器24によって加算される。加算器24から出力された生画像信号はA/D変換器26によって生画像データに変換され、変換された生画像データはクランプ回路28に与えられる。クランプ回路28は、与えられた生画像データに基づいてクランプレベルを算出し、算出されたクランプレベルを有するクランプレベル信号を加算器24に与える。この結果、各フレームの生画像信号の基準レベルがクランプレベル(黒レベル)に合わせられる。
A/D変換器26から出力された生画像データはまた、データ処理回路30に与えられる。データ処理回路30は、与えられた生画像データに色分離を施してRGB形式の画像データを作成し、作成されたRGB形式の画像データの白バランスを調整し、そして調整された白バランスを有する画像データの形式をRGB形式からYUV形式に変換する。LCDモニタ32は、変換されたYUV形式の画像データに基づいて駆動される。この結果、スルー画像が画面に表示される。
データ処理回路30はまた、RGB形式の画像データをCPU36に与える。CPU36は、与えられた画像データを参照してスルー画像用AWB処理を実行し、白バランス調整用のゲインαおよびβを算出する。算出されたゲインαおよびβはデータ処理回路30に与えられ、データ処理回路30は与えられたゲインαおよびβを参照して白バランス調整を実行する。これによって、スルー画像の白バランスが適度に調整される。
データ処理回路30はさらに、YUV形式の画像データのうちYデータをCPU36に与える。CPU36は、与えられたYデータを参照したスルー画像用AE処理によって被写界の明るさを評価し、適正露光量を確保するべく絞り機構14の絞り量またはCCDイメージャ16の露光時間を調整する。絞り量を調整するとき、CPU36は対応する命令をドライバ18aに与える。絞り機構14はドライバ18aによって駆動され、これによって絞り量が所望の値に調整される。また、露光時間を調整するとき、CPU36は対応する命令をドライバ18bに与える。CCDイメージャ16の露光時間は、ドライバ18bによって調整される。
VGA22の設定ゲインは、絞り量および/または露光時間の調整では適正露光量を確保できないときに増大される。増大された設定ゲインは、たとえば撮像面のパン/チルトに起因して十分な露光量が得られたときに速やか減少される。露光調整は、設定ゲインの減少後に実行される。こうして、スルー画像の明るさが適度に調整される。
撮像面が所望の被写界に向けられ、キー入力装置38上のシャッタボタン38sが半押しされると、CPU36は、VGA22の設定ゲインを初期化し、初期化されたゲインに対応するRGB形式の画像データを参照した記録用AWB処理によって最適ゲインαsおよびβsを算出し、初期化されたゲインに対応するYデータを参照した記録用AE処理によって最適絞り量Asおよび最適露光時間Tsを算出する。白バランス,絞り量および露光時間はその後、上述と同じ要領で調整される。
CPU36はまた、最適露光時間Tsが閾値TH1以下のとき、VGA22のゲインを“K1”に決定し、かつCCDイメージャ16の駆動モードを通常モードに決定する。CPU36はさらに、最適露光時間Tsが閾値TH1を上回るとき、VGA22のゲインを“K1”よりも大きい“K2”に決定し、かつCCDイメージャ16の駆動モードを長時間モードに決定する。
シャッタボタン38sが全押しされると、CPU36は、本露光処理を実行するべく、決定されたゲイン“K1”または“K2”をVGA22に設定し、決定された駆動モードをドライバ18bに設定する。ドライバ18bは、撮像面の本露光とこれによって生成された電荷の全画素読み出しとを1回ずつ実行するべく、設定された駆動モードに対応するタイミング信号をイメージセンサ16に与える。この結果、被写界を表す高解像度の生画像信号がラスタ走査態様でCCDイメージャ16から出力される。
図4を参照して、シャッタボタン38sの全押しに応答してCCDイメージャ16から出力される生画像信号の飽和レベルは、駆動モードによって相違する。つまり、長時間モードに対応して出力される生画像信号の飽和レベルは、通常モードに対応して出力される生画像信号の飽和レベルよりも低くなる。なお、図示しないが、長時間モードにおいてCCDイメージャ16で発生する暗電流の量は、通常モードにおいてCCDイメージャ16で発生する暗電流の量よりも抑制される。
CCDイメージャ16から出力された生画像信号は上述と同様の処理を施され、データ処理回路30にはノイズが除去されかつ基準レベルが黒レベルに合わせられた生画像データが与えられる。シャッタボタン38sが全押しされたとき、CPU36はデータ処理回路30に記録処理の実行を命令する。データ処理回路30は、与えられた1フレームの生画像データを上述と同じ要領でYUV形式の画像データに変換し、その後にJPEGファイル形式で記録媒体34に記録する。記録処理が完了すると、上述した間引き読み出しモードの下での処理が再開される。
データ処理回路30は、図3に示すように構成される。色分離回路42は、A/D変換回路26から出力された生画像データに色分離処理を施す。生画像データを形成する複数の画素の各々は、R,GまたはBの色情報しか有しない。各画素が不足している2色の色情報は、色分離処理によって補完される。色分離回路42からは、各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有するRGB形式の画像データが出力される。
色分離回路42から出力されたRデータおよびBデータはそれぞれ、白バランス調整回路44を形成するアンプ44aおよび44bに与えられる。アンプ44aはCPU36によって設定されたゲインα(またはαs)を参照してRデータを増幅し、アンプ44bはCPU36によって設定されたゲインβ(またはβs)を参照してBデータを増幅する。増幅されたRデータおよびGデータは、YUV変換回路46に与えられる。一方、色分離回路42から出力されたGデータは、そのままYUV変換回路46に与えられる。YUV変換回路46は、与えられた画像データの形式をRGB形式からYUV形式に変換し、変換された画像データを表示/記録処理回路48に与える。表示/記録回路48は、間引き読み出しモードに対応して生成されたYUV形式の画像データに基づいてLCDモニタ32を駆動し、通常モードまたは長時間モードに対応して生成されたYUV形式の画像データをJPEGファイル形式で記録媒体34に記録する。
白色光源を含む比較的明るい被写界を通常モードで撮影すると、白色光源に対応してCCDイメージャ16から出力される生画像信号は、図5(A)に示すRレベル,GレベルおよびBレベルを示す。一方、同じ白色光源を含む比較的暗い被写界を長時間モードで撮影すると、白色光源に対応してCCDイメージャ16から出力される生画像信号は、図5(B)に示すRレベル,GレベルおよびBレベルを示す。
通常モードまたは長時間モードの設定に先立って記録用AE処理が実行されるため、Rレベルは、CCDイメージャ16の飽和レベルと一致する。また、R要素,G要素およびB要素の間での透光率の相違から、RレベルおよびBレベルの各々はGレベルよりも低くなる。さらに、通常モードおよび長時間モードの間での飽和レベルの相違から、長時間モードで得られる生画像信号のRレベル,GレベルおよびBレベルは、通常モードで得られる生画像信号のRレベル,GレベルおよびBレベルよりも低くなる。
ただし、図5(A)ではVGA22にゲイン“K1”が設定され、図5(B)ではVGA22にゲイン“K2”が設定され、これによって生画像信号のGレベルはA/D変換器26のダイナミックレンジの最大レベルに合わせられる。このようなレベルを有する生画像データが白バランス調整を施され、これによってRレベルおよびBレベルがGレベルに合わせられる。
参考までに、長時間モードに対応してVGA22にゲイン“K1”を設定したときの動作を図5(C)に示す。この場合、VGA22から出力された生画像信号のGレベルはA/D変換器26のダイナミックレンジの最大レベルを下回る。このようなレベルを有する生画像データが白バランス調整を施されると、GレベルがRレベルおよびBレベルを下回り、白色光源を表す画像に偽色が現れてしまう。
CPU36は、図6に示すメインタスクと図7に示すゲイン/モード制御タスクとを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ40に記憶される。
図6を参照して、ステップS1ではスルー画像処理を実行する。この結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ32に表示される。ステップS3ではシャッタボタン38sが半押しされたか否かを判別する。ここでNOであれば、ステップS5でスルー画像用AE処理(VGA制御含む)を実行し、ステップS7でスルー画像用AWB処理を実行する。この結果、スルー画像の明るさおよび白バランスが適度に調整される。ステップS7の処理が完了すると、ステップS3に戻る。
ステップS3でYESであれば、ステップS9で記録用AE処理を実行し、ステップS11で記録用AWB処理を実行する。これによって、最適絞り量Asおよび最適露光時間Tsと最適ゲインαsおよびβsとが算出される。最適露光量Asおよび最適露光時間Tsはドライバ18aおよび18bにそれぞれ設定される。また、最適ゲインαsおよびβsはそれぞれ、白バランス調整回路44を形成するアンプ44aおよび44bに設定される。
ステップS13ではシャッタボタン38sが全押しされたか否かを判別し、ステップS15ではシャッタボタン38sの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS15でYESであればステップS3に戻り、ステップS13でYESであればステップS17に進む。ステップS17では本露光処理を実行し、ステップS19では記録処理の実行をデータ処理回路30に命令する。ステップS19の処理が完了すると、ステップS1に戻る。
ゲイン/モード制御タスクによって決定されたゲイン“K1”または“K2”は、本露光処理によってVGA22に設定される。ゲイン/モード制御タスクによって決定された駆動モードもまた、本露光処理によってドライバ18bに設定される。この結果、シャッタボタン38sが全押しされた時点の被写界を表す高解像度の画像データが作成される。作成された画像データは、記録処理の実行によってJPEGファイル形式で記録媒体34に記録される。
図7を参照して、ステップS21ではシャッタボタン38sが半押しされたか否かを判別する。ここでYESであれば、最適露光時間Tsをメインタスクから取得する。ステップS25では、取得された最適露光時間Tsを閾値TH1と比較する。露光時間Tsが閾値TH1以下であれば、ステップS27でVGA22のゲインを“K1”に決定し、ステップS29で駆動モードを通常モードに決定する。露光時間Tsが閾値TH1を上回れば、ステップS31でVGA22のゲインを“K2”に決定し、ステップS33で駆動モードを長時間モードに決定する。ステップS35では、シャッタボタン38sの半押しが解除されたか否かを判別する。シャッタボタン38sの状態が半押し状態から非操作状態または全押し状態に移行すると、ステップS35からステップS21に戻る。
以上の説明から分かるように、色フィルタ16f上に2次元に配列された複数のフィルタ要素の各々は、R,GおよびBのいずれか1つを有する。CCDイメージャ16の撮像面には、複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成される。CCDイメージャ16から取り出される生画像信号の飽和レベル(=最大レベル)は、通常モードおよび長時間モードの間で相違する。CPU36は、最適露光時間Tsを参照して通常モードおよび長時間しモードのいずれか一方を選択する(S5, S9, S13)。
ドライバ18bは、撮像面で生成された生画像信号をCPU36によって選択された駆動モードでCCDイメージャ16から取り出す。VGA22は、ドライバ18bによってCCDイメージャ16から取り出された生画像信号を通常モードと長時間モードとの間で異なるゲインで増幅し、透光率が最大のフィルタ要素(=G要素)に対応するG信号の最大レベルをA/D変換器26のダイナミックレンジ(画像再現範囲)の最大値に合わせる。VGA22から出力された生画像データの白バランスは、Gデータのレベルを基準として、白バランス調整回路44によって調整される。
色フィルタを形成するフィルタ要素の透光率は色によって異なり、白バランスはGデータのレベルを基準として調整される。このため、生画像信号を形成するG信号の最大レベルがA/D変換器26のダイナミックレンジの最大値を下回ると、白色光源を含む被写界を撮影した場合に、白バランス調整によって高輝度部分に偽色が現れる。
そこで、この実施例では、CCDイメージャ16から取り出された生画像信号を通常モードおよび長時間モードの間で異なるゲインで増幅し、G信号の最大レベルをA/D変換器26のダイナミックレンジの最大値に合わせるようにしている。この結果、通常モードおよび長時間モードのいずれが選択されたときでも、高輝度部分に偽色が発生する現象を防止することができる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用される色フィルタの一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるデータ処理回路の構成の一例を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるCCDイメージャの出力特性の一例を示すグラフである。 (A)は図1実施例の動作の一例を示す図解図であり、(B)は図1実施例の動作の他の一例を示す図解図であり、(C)は図1実施例の動作のその他の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …電子カメラ
16 …撮像装置
16f …色フィルタ
22 …VGA
26 …A/D変換器
30 …データ処理装置
36 …CPU
44 …白バランス調整回路

Claims (6)

  1. 複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ、
    前記複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段、
    前記撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択手段、
    前記撮像面で生成された画像信号を前記選択手段によって選択された取り出しモードで前記撮像手段から取り出す取り出し手段、
    前記取り出し手段によって前記撮像手段から取り出された画像信号を前記複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅手段、および
    前記増幅手段から出力された増幅画像信号の白バランスを前記特定色信号のレベルを基準として調整する調整手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記選択手段の選択に先立って前記撮像面の露光量を調整する調整手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記複数色はR,GおよびBを含み、前記透光率が最大のフィルタ要素は前記Gに対応するフィルタ要素である、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記増幅手段から出力された増幅画像信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段をさらに備え、
    前記画像再現範囲は前記A/D変換手段のダイナミックレンジに相当する、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ、および前記複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段を備える電子カメラのプロセサに、
    前記撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択ステップ、
    前記撮像面で生成された画像信号を前記選択ステップによって選択された取り出しモードで前記撮像手段から取り出す取り出しステップ、
    前記取り出しステップによって前記撮像手段から取り出された画像信号を前記複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅ステップ、および
    前記増幅ステップで増幅された増幅画像信号の白バランスを前記特定色信号のレベルを基準として調整する調整ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  6. 複数色のいずれか1つを各々が有する複数のフィルタ要素が2次元に配列された色フィルタ、および前記複数のフィルタ要素によってそれぞれ覆われる複数の受光素子が形成された撮像面を有する撮像手段を備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記撮像手段から取り出される画像信号の最大レベルが互いに相違する複数の取り出しモードのいずれか1つを選択する選択ステップ、
    前記撮像面で生成された画像信号を前記選択ステップによって選択された取り出しモードで前記撮像手段から取り出す取り出しステップ、
    前記取り出しステップによって前記撮像手段から取り出された画像信号を前記複数の取り出しモードの間で異なる増幅率で増幅し、透光率が最大のフィルタ要素に対応する特定色信号の最大レベルを画像再現範囲の最大値に合わせる増幅ステップ、および
    前記増幅ステップで増幅された増幅画像信号の白バランスを前記特定色信号のレベルを基準として調整する調整ステップを備える、撮像制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011071647A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Sony Corp 撮像素子、駆動制御方法、並びにプログラム

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