JP2008234467A - ロッカー装置 - Google Patents

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Hiroshi Fujitomi
啓 藤富
Hisanao Mori
久直 森
Yuuji Tatsuchi
裕二 達知
Kenji Muto
健二 武藤
Toru Moriyama
亨 守山
Naoyuki Tsuzaki
直之 津崎
Isao Fujita
勲 藤田
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Abstract

【課題】配達の途中で保管した物品を取り出す際の作業効率を向上する。
【解決手段】扉体12は、開口11aを設けたロッカー筐体11の一側面から離反する態様で開成移動するもので、閉状態で収容空間13s側に向く内側に物品A1,A2を収容する収容部50(50a,50b)が設けられている。このため、収容部50に収容した物品A1,A2は、ロッカー筐体11から離反して引き出されるように扉体12と共に手前側に移動するので、該収容部50に収容した物品A1,A2を容易に取り出すことができ、物品A1,A2を取り出す際の作業性を向上することが可能になる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、開口を開閉する態様でロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置に関するものである。
この種のロッカー装置では、通常、ロッカー筐体と扉体との間に施錠手段が設けてあり、扉体を閉状態として施錠手段を施錠すれば、物品の一時保管場所として機能させることができる。
昨今においては、こうしたロッカー装置の一時保管機能を利用した配送システムも提供されている。例えば配達先となる住宅の数によって配達領域を設定し、かつ配達領域の内部において駐車場に隣接する態様でロッカー装置を中継基地として設置する。そして、ロッカー装置に物品を収容する場合には、自動車を使用して配達領域の内部に配達先が指定されている物品をロッカー装置に輸送し、該物品をロッカー装置に一時保管する。その後、配達人が徒歩等の自動車を用いない手段で上記ロッカー装置から個々の物品を配達先に配れば、無人の自動車を路上に停めることなく物品を配達することが可能となる。
この配送システムによれば、多数の物品を配達する場合にも路上駐車する機会が著しく減少することになる。従って、道路交通法の改正により短時間の路上駐車も許されない現状にあっては、この種の配送システムの早期具現化が切望されている。
ところで、自動車を利用した配達においては、配達順に物品を取り出せるように荷台に物品を積み込んでいる。上記の配送システムにおいても同様に配達順に物品を取り出せるようにロッカー筐体の収容空間に物品を収容することが好ましい。しかし、ロッカー筐体の収容空間は固定されたスペースであり、多数の物品を収容する場合では、後の順になるほど収容空間の奥に位置することになるため、物品を取り出す作業に手間がかかる。
また、配達される物品には様々な大きさや形状のものがあって、これらの物品が収容空間にまとめて収容された場合、その後に配達を行う際には、混在した物品の中から所望とする物品を取り出さなければならないため、物品を取り出す作業に手間がかかることになる。
また、ロッカー装置に一時保管している物品の盗難を防ぐ必要がある。
また、ロッカー装置を屋外設置する場合、暗がりとなる夜間での物品の収容作業および取り出し作業がし難い。
また、物品によっては、配達を依頼するときに前もって配達料金が支払われる前納物品もあり、このような前納物品を上記配送システムにおいてロッカー装置で回収できれば集配効率を向上することができる。しかし、上記配送システムでは、扉体が施錠手段によって施錠され特定の配達人だけが扉体を解錠することが必要であるから、配達を依頼する依頼人が前納物品をロッカー装置に収容することは困難である。
本発明は、上記実情に鑑み、配達の途中で保管した物品を取り出す際の作業効率を向上することのできるロッカー装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、上記実情に鑑み、保管した物品の防盗性を向上することのできるロッカー装置を提供することを第2の目的とする。
また、本発明は、上記実情に鑑み、暗がりでの物品の収容作業や取り出し作業の作業効率を向上することのできるロッカー装置を提供することを第3の目的とする。
また、本発明は、上記実情に鑑み、物品の保管もしくは配達の際に、前納物品の回収をも行うことのできるロッカー装置を提供することを第4の目的とする。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記扉体は、ロッカー筐体の一側面から離反する態様で開成移動するものであり、閉状態で収容空間側に向く内側に物品を収容する収容部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るロッカー装置は、上記請求項1において、前記収容部は、拡縮可能に形成された網状の袋体によって構成されていることを特徴とする。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の請求項3に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記収容空間を上下方向に区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた棚部材と、前記棚部材をロッカー筐体に対して着脱自在に配置し、かつ前記棚部材の高さ位置を調整可能に支持する支持部材とを備えたことを特徴とする。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の請求項4に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記収容空間を上下方向に区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた棚部材と、前記ロッカー筐体の内部で前記棚部材を上下方向に揺動可能に取り付けたヒンジ部と、前記収容空間を区切る水平姿勢の前記棚部材を支持する第1支持部と、垂直姿勢の前記棚部材を支持する第2支持部とを備えたことを特徴とする。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の請求項5に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記収容空間を区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた区切部材と、前記開口に向く前記区切部材の先端部と前記開口を閉状態とした扉体との間に設けられて物品を収容する空間部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係るロッカー装置は、上記請求項5において、前記空間部を区切る態様で前記区切部材の先端部から進出移動する一方、前記空間部を連通する態様で前記区切部材の先端部側に後退移動する可動区切部材をさらに備えたことを特徴とする。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の請求項7に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記収容空間を区切る態様で前記ロッカー筐体に区切部材を設け、かつ前記区切部材によって区切られた前記収容空間の開口を別々に開閉する態様で前記扉体を複数設けたことを特徴とする。
上記の第2の目的を達成するために、本発明の請求項8に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記扉体を閉状態で施錠する一方、前記扉体を開状態に解錠する施錠手段と、警報動作を行う警報手段と、予め登録された解錠情報が入力された場合に施錠状態の前記施錠手段を解錠動作させる一方、前記解錠情報の入力が無く前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に前記警報手段を動作させる主制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係るロッカー装置は、上記請求項8において、監視センタに無線通信を行う無線装置を備え、前記主制御手段は、前記解錠情報の入力が無く前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に前記無線装置によって監視センタに警報情報を送信することを特徴とする。
上記の第3の目的を達成するために、本発明の請求項10に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に動作して前記ロッカー筐体の内部を照らす照明手段を備えたことを特徴とする。
上記の第4の目的を達成するために、本発明の請求項11に係るロッカー装置は、内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体とを備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、前記収容空間の内部に配設されて物品を収容する収容箱と、前記ロッカー筐体もしくは前記扉体に設けられて前記収容空間の外部から前記収容箱に通じて形成された投入部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るロッカー装置は、扉体が、開口を設けたロッカー筐体の一側面から離反する態様で開成移動するもので、その閉状態で収容空間側に向く内側に物品を収容する収容部を備えている。このため、扉体を開成移動した場合、収容部に収容した物品は、ロッカー筐体から離反して引き出されるように扉体と共に移動するので、該収容部に収容した物品を容易に取り出すことができ、物品を取り出す際の作業性を向上することができる。
また、前記収容部が拡縮可能に形成された網状の袋体によって構成されているため、形状の不安定な物品の収容に好適であり、該物品を他の物品と混在して収容空間に収容することが避けられるので、物品が他の物品に押し潰される事態を防ぐことができる。
本発明に係るロッカー装置は、収容空間を上下方向に区切る態様でロッカー筐体に設けられた棚部材と、棚部材をロッカー筐体に対して着脱自在に配置し、かつ棚部材の高さ位置を調整可能に支持する支持部材とを備えている。すなわち、収容空間が棚部材によって区切られているため、様々な大きさの物品や、配達先ごとの物品に区別して収容できる。これにより、配達の際に物品を取り出す作業効率を向上することができる。しかも、棚部材が、支持部材によってロッカー筐体に対して着脱自在で、かつ高さ位置を調整可能に支持されているため、物品の大きさや形状に合わせて物品の区別をさらに調整して行うことができる。
本発明に係るロッカー装置は、収容空間を上下方向に区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた棚部材と、ロッカー筐体の内部で棚部材を上下方向に揺動可能に取り付けたヒンジ部と、収容空間を区切る水平姿勢の棚部材を支持する第1支持部と、垂直姿勢の棚部材を支持する第2支持部とを備えている。すなわち、収容空間が区切部材によって区切られているため、様々な大きさの物品や、配達先ごとの物品に区別して収容できる。これにより、配達の際に物品を取り出す作業効率を向上することができる。しかも、棚部材が、ヒンジ部および各支持部によって水平姿勢または垂直姿勢で支持される。このため、物品の大きさや形状に合わせて物品の区別をさらに調整し、様々な物品を収容することができる。
本発明に係るロッカー装置は、収容空間を区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた区切部材と、開口に向く区切部材の先端部と開口を閉状態とした扉体との間に設けられて物品を収容する空間部とを備えている。すなわち、収容空間が区切部材によって区切られているため、様々な大きさの物品や、配達先ごとの物品に区別して収容できる。これにより、配達の際に物品を取り出す作業効率を向上することができる。しかも、区切部材の先端部と閉状態の扉体との間に、空間部が設けられているから、該空間部に物品を収容することもできる。
また、前記区切部材に、空間部を連通または区切るように可動区切部材を設けたことで、空間部を連通させて物品を収容する一方、空間部を区切ることで区切部材と共に可動区切部材で区切った領域に物品を収容することができる。
本発明に係るロッカー装置は、収容空間を区切る態様でロッカー筐体に区切部材を設け、かつ区切部材によって区切られた収容空間の開口を別々に開閉する態様で扉体を複数設けた。すなわち、ロッカー筐体において、複数のロッカー装置を構成することができる。このため、各ロッカー装置において、配達業者ごとに区別して物品を収容して、それぞれ異なる配達業者との取引を行うことが可能になる。この結果、1つのロッカー装置に異なる配達業者が物品を収容する事態を回避し、それぞれの配達業者が配達の際に物品を取り出す作業効率を向上することができる。
本発明に係るロッカー装置は、扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、扉体を閉状態で施錠する一方、扉体を開状態に解錠する施錠手段と、警報動作を行う警報手段と、予め登録された解錠情報が入力された場合に施錠状態の施錠手段を解錠動作させる一方、解錠情報の入力が無く開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に警報手段を動作させる主制御手段とを備えている。このため、ロッカー筐体の収容空間に保管されている物品の防盗性を向上することができる。
また、監視センタに無線通信を行う無線装置を備え、前記主制御手段は、解錠情報の入力が無く開閉検知手段が扉体の開状態を検知した場合に無線装置によって監視センタに警報情報を送信することにより、監視センタからロッカー装置を設置した最寄りの警察署への連絡や、その担当地区の警備員を現場に派遣する等の処置が行える。
本発明に係るロッカー装置は、扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に動作して前記ロッカー筐体の内部を照らす照明手段を備えている。このため、扉体を開成移動させることで照明手段によってロッカー筐体の内部が照らされるので、ロッカー装置を屋外設置する場合、暗がりとなる夜間での物品の収容作業および取り出し作業の作業効率を向上することができる。
本発明に係るロッカー装置は、収容空間の内部に配設されて物品を収容する収容箱と、ロッカー筐体もしくは扉体に設けられて収容空間の外部から収容箱に通じて形成された投入部とを備えている。このため、扉体の閉状態において収容空間の外部から収容箱に収容された前納物品を、配達人が物品を一時保管あるいは配達する際に回収できるので、集配効率を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るロッカー装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1におけるロッカー装置を適用した電子制御式多目的ロッカーシステム(以下、ロッカーシステムという)の正面図であり、図2は、図1に示したロッカーシステムの構成を示す説明図であり、図3は、図1に示したロッカー装置の一部を示す斜視図であり、図4は、図3に示したロッカー装置の構成を示すブロック図である。
本発明に係るロッカーシステムは、例えば一時預かりボックスシステム等の各種ロッカーシステムに好適なものである。
図1および図2に示すように、ロッカーシステムは、例えば複数(この実施形態では5つ)のロッカーユニット10a,10bとコントロールユニット40とで構成してある。
ロッカーユニット10a,10bは、コントロールユニット40の左右方向の両側に並設してある。なお、この実施の形態では、図1中、コントロールユニット40の左方向に1つ第1ロッカーユニット10aが配置してあり、かつコントロールユニット40の右方向に3つ第1ロッカーユニット10aが配置してあり、図1中、最も右側に第2ロッカーユニット10bが1つ配置してある。また、各ロッカーユニット10a,10bの下部には、台座14がそれぞれ配設してある。
4つの第1ロッカーユニット10aは左右方向の大きさが相互に同一であり、第2ロッカーユニット10bの左右方向の大きさは、第1ロッカーユニット10aの左右方向の大きさよりも大きく、例えば第1ロッカーユニット10aのおよそ2倍である。
各ロッカーユニット10a,10bには、図3に示すようにロッカー筐体11と扉体12とで構成したロッカー装置13を上下方向に沿って複数並設してある。
ロッカー筐体11は、例えば下方に配置する板状の底板と、側方に配置する3枚の側板と、上方に配置する天板とを組み合わせることによって前面(一側面)が開口した箱状に構成したものである。よって、このロッカー筐体11は内部に収容空間13sを有する。
この実施形態では、上記開口11aは、垂直面であって、第1ロッカーユニット10aの並設方向に沿う手前側の側面に配置されている。また、この実施形態では、説明の便宜上、開口11aがある側の側面を、ロッカーユニット10a,10bおよびロッカー装置13の正面側として説明する。
扉体12は、ロッカー筐体11の開口11aを覆うものであって板状に形成してあり、一側縁部を中心として垂直軸回りに回転し、開口11aを設けたロッカー筐体11の一側面から離反するよう、自身の一側縁部をロッカー筐体11の一側縁部にヒンジ(図示せず)で取り付けてある。よって、上記扉体12を開成移動した場合には、扉体12がロッカー筐体11から離反して開口11aが開く一方、上記扉体12を閉成移動した場合には、扉体12がロッカー筐体11に近接して開口11aが閉じる。
この実施の形態で示すロッカーシステムは、収容する物品の大きさに応じて選択できるように大きさの異なる複数のロッカー装置13を有している。より具体的には、第1ロッカーユニット10aは、左右方向の大きさが同一であり、上下方向の大きさが同一である6つのロッカー装置13をそれぞれ有している。
第2ロッカーユニット10bは、1つのロッカー装置13を有している、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の左右方向の大きさは、上記第1ロッカーユニット10aが有するロッカー装置13の左右方向の大きさのおよそ2倍であり、その上下方向の大きさは、上記第1ロッカーユニット10aが有するロッカー装置13の6つ分の上下方向の大きさと同一である。
また、上記第1ロッカーユニット10aのロッカー装置13の奥行方向の大きさ、および第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の奥行方向の大きさはすべて同一である。
各ロッカー装置13において、ロッカー筐体11と扉体12との間には、施錠手段15を配設してある。施錠手段15は、例えば扉体12に配設したストライカ16と、ロッカー筐体11に配設したラッチ17、ラチェット(図示せず)、および図4に示すソレノイド等の駆動手段18とで構成してあり、ロッカー筐体11に対して扉体12を閉じた場合に、ラッチ17によってストライカ16を噛合し、かつラチェットによってラッチ17とストライカ16との噛合状態を保持することにより、ロッカー筐体11に対して扉体12を閉状態に保持(以下、「施錠状態」と略す)するものである。この施錠手段15において、後述する端末制御手段32の解錠指令に基づき、駆動手段18を駆動してラチェットを回動させた場合には、ラチェットによるラッチ17とストライカ16との噛合状態の保持を解除し、ラッチ17によるストライカ16の噛合を開放することによって、ロッカー筐体11に対する扉体12の閉状態の保持を解除し、ロッカー筐体11に対して扉体12を開くことが許容されること(以下、「解錠状態」と略す)となる。なお、施錠手段15は、扉体12にラッチ17、ラチェット、および駆動手段18を配設し、ロッカー筐体11にストライカ16を配設した構成であってもよい。
また、各ロッカー装置13は、上記駆動手段18の他に、ロック検知手段20と、開閉検知手段21とを備えている。ロック検知手段20は、上記施錠手段15が施錠状態であるか解錠状態であるかを検知するものである(図4参照)。開閉検知手段21は、図3に示すように、例えば扉体12に配設してあり、扉体12がロッカー筐体11に対して開いているときにロッカー筐体11に設けた突当部11bから離反して扉体12の開状態を検知する一方、扉体12がロッカー筐体11に対して閉じているときに突当部11bに当接して扉体12の閉状態を検知するスイッチによって構成してある。さらに、上記扉体12には、表面側から突出する態様で取手22cが配設してある。
これら各ロッカー装置13にそれぞれ配設された駆動手段18、ロック検知手段20、および開閉検知手段21は、ロッカーユニット10a,10bに配設された図2に示す端末装置30によって個別制御されている。
端末装置30は、端末制御手段32を備えている。端末制御手段32は、上記コントロールユニット40から各種指令が与えられた場合、その指令に応じてロッカー装置13の各手段18,20,21の個別制御を行うものである。具体的には、端末制御手段32は、コントロールユニット40から解錠指令が与えられた場合、その解錠指令に応じて施錠手段15を施錠状態から解錠状態に変位させ、コントロールユニット40から施錠指令が与えられた場合、その施錠指令に応じて施錠手段15を解錠状態から施錠状態に変位させるものである。また、端末制御手段32は、各種検知指令が送信された場合、その検知指令に応じて検知手段20,21で検知を行わせ、その検知報告をコントロールユニット40に送信するものである。さらに、端末制御手段32には、自身が制御を行うロッカー装置13のID(identification)情報(識別情報)がそれぞれ格納されている。
コントロールユニット40は、図1に示すように操作表示手段(入力手段)42と、台座43とを備えており、かつ図2に示すように主制御手段45を有した管理装置44を備えている。
操作表示手段42は、例えばタッチパネル付き液晶表示器等のマンマシンインターフェースであって、利用可能なロッカー装置13の表示等、管理装置44の主制御手段45からの表示指令に応じて液晶表示器に表示を行い、かつその表示内容に基づいて利用者がタッチパネルを押圧操作した場合、その操作内容を主制御手段45に入力するものである。すなわち、この操作表示手段42を通じて、ロッカーシステムに対する命令が利用者から与えられた場合、その命令が管理装置44に与えられることとなる。
管理装置44の主制御手段45は、上記端末装置30に各種指令を送信し、かつ端末装置30から送信される各種報告を受信するものである。主制御手段45は、例えば操作表示手段42を通じて利用者から命令が与えられた場合、その命令に応じた指令を端末装置30に送信するものである。より具体的には、主制御手段45は、操作表示手段42を通じて利用するロッカー装置13を選択した旨の命令が与えられた場合、その旨の命令に応じて施錠手段15の解錠指令を端末装置30に送信するものである。さらに、主制御手段45は、例えば後述するように利用者が携帯する携帯電話を介してコントロールユニット40に電話が掛けられ、暗証番号(解錠情報)を入力した旨の命令が与えられた場合、その旨の命令に応じて施錠手段15の施錠指令を端末装置30に送信するものである。すなわち、上記主制御手段45を備えた管理装置44は、上述した各種指令を全ての端末装置30に送信することが可能であり、全てのロッカー装置13の集中制御を行うものである。
次に、上記ロッカーシステムにおけるロッカーの利用方法の一例を説明する。なお、ここでは、物品を収容しているロッカー装置13は、当該ロッカー装置13の施錠手段15によって施錠状態に成っており、かつ物品を収容していないロッカー装置13は、不正な利用を防止するため、当該ロッカー装置13の施錠手段15によって施錠状態に成っているものとして説明する。
利用者は、先ず、ロッカー装置13を使用する旨を操作表示手段42によって入力する。その旨が操作表示手段42によって主制御手段45に与えられた場合、主制御手段45は、物品が収容されていないロッカー装置13を報告させるため、物品検知指令を各端末装置30の端末制御手段32にそれぞれ送信する。
その物品検知指令が与えられた各端末制御手段32は、不図示の物品検知手段によって各ロッカー装置13の収容空間13sに物品が収容されているか否かを検知し、その検知報告と各ロッカー装置13のID情報とを関連付けてコントロールユニット40に送信する。それを受信したコントロールユニット40は、物品を収容していないロッカー装置13、換言すれば利用可能なロッカー装置13を操作表示手段42に表示する。
利用者は、利用可能なロッカー装置13の中から選択した1つのロッカー装置13を、操作表示手段42によって入力する。操作表示手段42を通じて1つのロッカー装置13を選択する旨の命令が与えられた主制御手段45は、当該ロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態から解錠状態に成す旨の解錠指令を、当該ロッカー装置13を備える端末装置30に送信する。
解錠指令が与えられた端末装置30は、端末制御手段32によって当該ロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態から解錠状態に成す。
利用者は、当該ロッカー装置13において、扉体12の開操作を行い、収容空間13sに物品を載置してから扉体12の閉操作を行う。その後、コントロールユニット40に配設した不図示の硬貨投入口から硬貨を投入し、例えば自身が所有する携帯電話を使用してコントロールユニット40に電話をかけ、自身の携帯電話の番号を暗証番号(解錠情報)としてコントロールユニット40に入力する。その入力によって選択したロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態にする旨の命令が利用者から主制御手段45に与えられる。主制御手段45は、その命令に応じて当該ロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態から施錠状態に成す旨の施錠指令を、当該ロッカー装置13を備える端末装置30に送信する。また、主制御手段45は、その暗証番号と当該ロッカー装置13のID情報とを関連付けて自身が備える不図示のメモリに格納し登録する。
施錠指令が与えられた端末装置30は、端末制御手段32によって当該ロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態から施錠状態に成す。これにより、利用者が収容空間13sに載置した物品がロッカー装置13に収容される。
その後、収容した物品を取り出す場合、利用者は、自身が所有する携帯電話を使用してコントロールユニット40に電話をかけ、自身の携帯電話の電話番号を暗証番号としてコントロールユニット40に入力する。暗証番号の入力によってロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態にする旨の命令が利用者から管理装置44に与えられる。管理装置44は、その命令に応じて上記メモリから上記暗証番号に関連付けられているID情報を読み出し、読み出したID番号に対応するロッカー装置13を有する端末装置30に、当該ロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態から解錠状態に成す旨の解錠指令を送信する。
解錠指令が与えられた端末装置30は、端末制御手段32によって当該ロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態から解錠状態に成す。
利用者は、当該ロッカー装置13において、扉体12の開操作を行い、収容空間13sに載置してある物品を取り出してから扉体12の閉操作を行う。
端末制御手段32は、開閉検知手段21によって扉体12の開成移動および閉成移動を検知した場合、その検知報告をコントロールユニット40に送信し、かつ不図示の物品検知手段によって物品を収容していない旨を検知した場合、その検知報告をコントロールユニット40に送信する。それらの検知報告を受信したコントロールユニット40は、そのID情報に対応するロッカー装置13を備える端末装置30に、当該ロッカー装置13を解錠状態から施錠状態に成す旨の施錠指令を送信する。その施錠指令を受信した端末装置30は、ID情報に対応するロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態から施錠状態に成す。
次に、このロッカーシステムにおいて、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成を説明する。図5は、第2ロッカーユニットのロッカー装置を示す斜視図である。
第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、図5に示すように扉体12に収容部50を備えている。この収容部50は、閉状態の扉体12の収容空間13s側に向く内側に設けられている。扉体12は、閉状態において開口11aを覆う板部材12aと、この板部材12aの収容空間13s側に向く内面の外周に沿って設けられた枠部材12bとを有したものである。そして、収容部50は、枠部材12bの枠内の水平方向に亘って設けられている。本実施の形態において収容部50は、板部材12aおよび枠部材12bと共同して上方が開放して板金で形成された箱体としての第1収容部50aと、板部材12aおよび枠部材12bと共同して上方が開放し拡縮可能に形成された網状の袋体としての第2収容部50bとを有している。第1収容部50aには、枠部材12bの枠内に収まるような比較的小型の物品A1が好適に収容される。また、第2収容部50bには、その拡縮を利用して枠部材12bの枠内に収まるような比較的小型で形状の不安定な軟らかい物品A2が好適に収容される。
次に、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の作用を説明する。ここでは、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13を、配達人によって配達される物品の一時保管場所として利用する場合を説明する。すなわち、例えば配達先となる住宅の数によって配達領域が設定してあり、かつその配達領域の内部において駐車場に隣接する態様で中継基地として上記ロッカーシステムが設置してある。
先ず、配達人は、例えば物品集積所において、配達領域の内部に配達先が指定されている複数の物品を、トラック等の自動車で物品集積所から上記駐車場まで輸送する。
次に、配達人は、上述したのと同様に携帯電話を使用して、あるいはコントロールユニット40における管理装置44の主制御手段45に予め登録された暗証番号(解錠情報)を使用して、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態に成してから、取手22cを手前側に引張操作することで扉体12を開成移動させて開口11aを開く。
次に、配達人は、ロッカー装置13の扉体12に設けた収容部50(50a,50b)に物品A1,A2を収容し、かつロッカー装置13のロッカー筐体11の収容空間13sに物品A3を収容する。なお、物品A3は、枠部材12bの枠内に収まらないような比較的大型のものである。
次に、配達人は、扉体12を閉成移動させて開口11aを閉じ、上述したのと同様に携帯電話を使用して、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の施錠手段15を施錠状態に成す。
次に、配達人は、上記自動車を使用して物品集積所へ帰る。その後、配達人は、バスや電車等の公共の交通機関を使用して再びロッカーシステムまで移動してから、上記携帯電話(あるいは暗証番号)を使用することで、第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の施錠手段15を解錠状態に成す。
次に、配達人は、扉体12を閉成移動させて開口11aを閉じる。最後に、配達人は、各物品A1〜A3を徒歩でそれぞれ配達する。なお、収容空間13sには、物品A3と共に不図示の台車(例えば折り畳み台車)を収容しておき、この台車を用いて各物品A1〜A3を配達するようにしてもよい。
この実施の形態1に係るロッカー装置13によれば、扉体12は、開口11aを設けたロッカー筐体11の一側面から離反する態様で開成移動するもので、閉状態で収容空間13s側に向く内側に物品A1,A2を収容する収容部50(50a,50b)が設けられている。このため、収容部50(50a,50b)に収容した物品A1,A2は、ロッカー筐体11から離反して引き出されるように扉体12と共に手前側に移動するので、該収容部50(50a,50b)に収容した物品A1,A2を容易に取り出すことができ、物品A1,A2を取り出す際の作業性を向上することが可能になる。しかも、収容部50を有さない形態と比較して同じ物品を収容した場合には、扉体12の収容部50に物品A1,A2が収容された分、収容空間13s側に収容する物品A3の数を減らせるので、収容空間13sに収容する物品A3を開口11a寄りに近づけて収容して取り出し易くすることが可能になる。
さらに、収容部50は、扉体12の枠部材12bの枠内に設けてあるので、スペースを有効利用することが可能になる。さらにまた、収容部50(50a,50b)には、扉体12の枠部材12bの枠内に収容できる比較的小型の物品A1,A2を収容できることから、これら物品A1,A2を、比較的大型な物品A3と共に混在して収容空間13sに収容することが避けられるので、物品A1,A2が取り出しやすくなり、かつ物品A1,A2が物品A3に隠れて紛失する事態を防ぐことが可能になる。
特に、第2収容部50bは、拡縮可能に形成された網状の袋体として構成されているため、形状の不安定な物品A2の収容に好適であり、該物品A2を物品A3と共に混在して収容空間13sに収容することが避けられるので、物品A2が取り出しやすくなり、かつ物品A2が物品A3に押し潰される事態を防ぐことが可能になる。
[実施の形態2−1]
図6は、本発明の実施の形態2−1におけるロッカー装置を示す正面図であり、図7は本発明の実施の形態2−1における他のロッカー装置を示す正面図であり、図8は、図6および図7に示したロッカー装置の一部を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態2−1においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示す第2ロッカーユニットのロッカー装置13は、ロッカー筐体11に対し、収容空間13sを区切る区切部材51が設けてある。区切部材51は、収容空間13sの上下方向ほぼ中央において収容空間13sを上下方向(縦方向または垂直方向ともいう)に区切る上下区切部材51aと、該上下区切部材51aの上方域の収容空間13sを左右方向(横方向または水平方向ともいう)に区切る左右区切部材51bと、該左右区切部材51bの右方域の収容空間13sを上下方向に区切る上下区切部材51cとを有している。ここで、上下区切部材51cは、棚部材として構成されたものである。
この図6に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13では、上下区切部材51aの下方域の収容空間13sに比較的大型の物品Aが収容される。また、上下区切部材51aの上方で左右区切部材51bの左方域の収容空間13sに比較的中型の物品Aが収容される、さらに、上下区切部材51aの上方であって、かつ左右区切部材51bの右方域で上下区切部材51cによって区切られた各収容空間13sに比較的小型の物品Aが収容される。
一方、図7に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、ロッカー筐体11に対し、収容空間13sを区切る区切部材52が設けてある。区切部材52は、収容空間13sの左右方向ほぼ中央において収容空間13sを左右方向(横方向または水平方向ともいう)に区切る左右区切部材52aと、該左右区切部材52aの右方域の収容空間13sを上下方向に区切る2つの上下区切部材52bとを有している。ここで、上下区切部材52bは、棚部材として構成されたものである。
この図7に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13では、左右区切部材52aの左方域の収容空間13sに比較的大型で長尺の物品Aが収容される。また、左右区切部材52aの右方で上下区切部材52bの下方域の収容空間13sに比較的中型の物品Aが収容される。さらに、左右区切部材52aの右方で上下区切部材52bの上方域の収容空間13sに比較的小型の物品Aが収容される。
また、棚部材として構成された図6に示す上下区切部材51cは、図8に示すように支持部材53によって支持されている。支持部材53は、図6において相互に対向する左右区切部材51bとロッカー筐体11の右内側壁とに設けたピン状の部材である。左右区切部材51bおよびロッカー筐体11の右内側壁には、収容空間13sの手前側と奥側とにそれぞれ2箇所で、かつ相互に対向するように水平配置された図8に示す4箇所の係止孔53aが1ユニットとして設けてあり、この4箇所の係止孔53aに支持部材53が挿通される。そして、左右区切部材51bおよびロッカー筐体11の右内側壁から突出するように水平配置された4つの支持部材53の上に棚部材である上下区切部材51cが支持される。また、図8に示すように1ユニットとした4箇所の係止孔53aは、左右区切部材51bおよびロッカー筐体11の右内側壁に対し、上下方向に所定間隔で配置されており、図8に一点鎖線で示すように別のユニットの係止孔53aに支持部材53を挿し換えることにより、上下区切部材51cを支持する高さ位置を換えることが可能になる。このように、棚部材である上下区切部材51cは、支持部材53および係止孔53aによってロッカー筐体11に対して着脱自在に配置され、かつ高さ位置を調整可能に支持される。
一方、棚部材として構成された図7に示す上下区切部材52bは、同様に図8に示すように支持部材53によって支持されている。図7において左右区切部材51bおよびロッカー筐体11の右内側壁には、収容空間13sの手前側と奥側とにそれぞれ2箇所で、かつ相互に対向するように水平配置された図8に示す4箇所の係止孔53aが1ユニットとして設けてあり、この4箇所の係止孔53aに支持部材53が挿通される。そして、左右区切部材52aおよびロッカー筐体11の右内側壁から突出するように水平配置された4つの支持部材53の上に棚部材である上下区切部材52bが支持される。また、図8に示すように1ユニットとした4箇所の係止孔53aは、左右区切部材52aおよびロッカー筐体11の右内側壁に対し、上下方向に所定間隔で配置されており、図8に一点鎖線で示すように別のユニットの係止孔53aに支持部材53を挿し換えることにより、上下区切部材52bを支持する高さ位置を換えることが可能になる。このように、棚部材である上下区切部材52bは、支持部材53および係止孔53aによってロッカー筐体11に対して着脱自在に配置され、かつ高さ位置を調整可能に支持される。
この実施の形態2−1に係るロッカー装置13によれば、収容空間13sが区切部材51,52によって区切られているため、様々な大きさの物品Aや、配達先ごとの物品Aに区別して収容できる。これにより、配達の際に物品Aを取り出す作業効率を向上することが可能になる。
さらに、実施の形態2−1に係るロッカー装置13によれば、棚部材としての上下区切部材51c,52bが、支持部材53によってロッカー筐体11に対して着脱自在で、かつ高さ位置を調整可能に支持しているため、物品Aの大きさや形状に合わせて物品Aの区別をさらに調整して行えるので、配達の際に物品Aを取り出す作業効率をさらに向上することが可能になる。
また、区切部材51,52によって様々な大きさや形状の物品Aに区別して収容できることから、大きさの異なる物品Aを混在して収容空間13sに収容することが避けられるので、小型の物品Aが大型の物品Aに隠れて紛失する事態を防ぐことも可能になる。また、形状の不安定な物品Aが他の物品Aに押し潰される事態を防ぐことも可能になる。
なお、実施の形態2−1において、棚部材としての上下区切部材51c,52bを、ロッカー筐体11に対して着脱自在とし、かつ高さ位置を調整可能に支持するものであれば、支持部材53および係止孔53aの構成に限らない。
[実施の形態2−2]
図9は、本発明の実施の形態2−2におけるロッカー装置を示す斜視図であり、図10は、本発明の実施の形態2−2における他のロッカー装置の一部を示す斜視図であり、図11は、図10に示すロッカー装置の動作を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態2−2においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、ロッカー筐体11に対し、収容空間13sを区切る区切部材54が設けてある。区切部材54は、収容空間13sを上下方向(縦方向または垂直方向ともいう)に区切る上下区切部材であり、棚部材として構成されたものである。
そして、開口11aに向く区切部材54の先端部54aと、閉状態の扉体12との間には、上下方向に連通するように空間部55が設けられている。
この区切部材54で区切られた収容空間13sには、物品Aが大きさや形状に合わせて区別して収容される。また、空間部55には、該空間部55に収まる長尺な物品Aが収容される。
また、図10および図11に示すように区切部材54には、可動区切部材56が設けられている。可動区切部材56は、区切部材54の底面に沿って配置された棚部材部を構成するもので、ロッカー筐体11の左右の内側壁に対向して設けたレール部材56aによって支持されている。この可動区切部材56は、レール部材56aを介して図11に示すように空間部55を区切るように区切部材54の先端部54aから突出して進出移動する一方で、図10に示すように空間部55を開放して上下方向に連通するように区切部材54の先端部54a側に引っ込んで後退移動する。
この実施の形態2−2に係るロッカー装置13によれば、収容空間13sが区切部材54によって区切られているため、様々な大きさの物品Aや、配達先ごとの物品Aに区別して収容できる。これにより、配達の際に物品Aを取り出す作業効率を向上することが可能になる。
さらに、実施の形態2−2に係るロッカー装置13によれば、棚部材としての区切部材54の先端部54aと閉状態の扉体12との間に、上下方向に連通するように空間部55が設けられている。このため、空間部55に長尺な物品Aを収容することも可能になる。
また、区切部材54に、空間部55を連通または区切るように可動区切部材56を設けたことで、空間部55を上下方向に連通させて長尺の物品Aを収容する態様で収容空間13sを可変することができる。一方、空間部55を区切ることで区切部材54と共に可動区切部材56で区切った領域に物品Aを収容する態様で収容空間13sを可変することができる。
また、区切部材54や可動区切部材56によって様々な大きさや形状の物品Aに区別して収容できることから、大きさの異なる物品Aを混在して収容空間13sに収容することが避けられるので、小型の物品Aが大型の物品Aに隠れて紛失する事態を防ぐことも可能になる。また、形状の不安定な物品Aが他の物品Aに押し潰される事態を防ぐことも可能になる。
[実施の形態2−3]
図12は、本発明の実施の形態2−3におけるロッカー装置を示す斜視図であり、図13は図12に示したロッカー装置の動作を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態2−3においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、ロッカー筐体11に対し、収容空間13sを区切る区切部材57が設けてある。区切部材57は、収容空間13sの上下方向ほぼ中央において収容空間13sを上下方向(縦方向または垂直方向ともいう)に区切る上下区切部材57aと、該上下区切部材57aの上方域の収容空間13sを左右方向(横方向または水平方向ともいう)に区切る左右区切部材57bと、該左右区切部材57bの左方域および右方域の収容空間13sを上下方向に区切る上下区切部材57cとを有している。ここで、上下区切部材57a,57cは、棚部材として構成されたものである。
左右区切部材57bの左方域に設けた棚部材である上下区切部材57a,57cは、ロッカー筐体11の左内側壁に対してヒンジ部58aによって上下方向に揺動可能に取り付けてある。この上下区切部材57a,57cは、図12に示すように収容空間13sを区切る水平姿勢で第1支持部58bによって支持される。第1支持部58bは、左右区切部材57bに設けてあり、上下区切部材57a,57cの揺動端を下側から支える突き当てとして構成してある。一方、上下区切部材57a,57cは、図13に示すようにロッカー筐体11の左内側壁に添う姿勢で第2支持部58cによって支持される。第2支持部58cは、例えばロッカー筐体11の左内側壁に設けた磁石と、当該磁石に磁着するように上下区切部材57a,57cに設けた金属部材とで構成してある。磁石と金属部材との配置は逆であってもよい。また、上下区切部材57a,57cやロッカー筐体11が磁石に磁着する材質で形成されていれば、いずれかに磁石を設けるだけでよい。
この図12および図13に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13では、図12において上下区切部材57aの下方域の収容空間13sに比較的大型の物品Aが収容される。また、上下区切部材57aの上方であって上下区切部材57cで区切られた左右区切部材57bの左方域および右方域の収容空間13sに比較的小型の物品Aが収容される。一方、図13において左右区切部材57bの左方域の収容空間13sに長尺の物品Aが収容される。なお、図には明示しないが、図12において上下区切部材57cのみをロッカー筐体11の左内側壁に添わせて支持した場合には、上下区切部材57aの上方で左右区切部材57bの左方域の収容空間13sに比較的中型の物品が収容される。
この実施の形態2−3に係るロッカー装置13によれば、収容空間13sが区切部材57によって区切られているため、様々な大きさの物品Aや、配達先ごとの物品Aに区別して収容できる。これにより、配達の際に物品Aを取り出す作業効率を向上することが可能になる。
さらに、実施の形態2−3に係るロッカー装置13によれば、棚部材としての上下区切部材57a,57cが、ヒンジ部58aおよび各支持部58b、58cによって水平姿勢またはロッカー筐体11の左内側壁に添う姿勢で支持される。このため、物品Aの大きさや形状に合わせて物品Aの区別をさらに調整し、長尺の物品Aや比較的中型の物品等を収容する態様で収容空間13sを可変することができる。
また、区切部材57によって様々な大きさや形状の物品Aに区別して収容できることから、大きさの異なる物品Aを混在して収容空間13sに収容することが避けられるので、小型の物品Aが大型の物品Aに隠れて紛失する事態を防ぐことも可能になる。また、形状の不安定な物品Aが他の物品Aに押し潰される事態を防ぐことも可能になる。
なお、実施の形態2−3において、棚部材としての上下区切部材57a,57cをロッカー筐体11の内側壁に対して添わせる姿勢とする場合に、上下区切部材57a,57cを下方に揺動してもよい。この場合の第1支持部58bは、上下区切部材57a,57cを水平姿勢とするのに上下区切部材57a,57cの揺動端が一旦乗り越えた後に下側から支える構成とし、一方、上下区切部材57a,57cをロッカー筐体11の左内側壁に添う姿勢とするのに支えを解除できる構成とすればよい。さらにこの場合の第2支持部58cは、上下区切部材57a,57cが自重でロッカー筐体11の左内側壁に添う姿勢となるので設けなくてもよい。
なお、実施の形態2−3において、棚部材としての上下区切部材57a,57cをロッカー筐体11の内側壁に対して添わせる姿勢としているが、左右区切部材57bに添わせるように構成してもよい。すなわち、棚部材としての上下区切部材57a,57cを垂直姿勢にすればよい。
[実施の形態2−4]
図14は、本発明の実施の形態2−4におけるロッカー装置を適用したロッカーシステムの正面図である。なお、以下に説明する実施の形態2−4においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、ロッカー筐体11に対し、収容空間13sを区切る区切部材59が設けてある。区切部材59は、収容空間13sの上下方向ほぼ中央において収容空間13sを上下方向(縦方向または垂直方向ともいう)に区切る上下区切部材である。また、区切部材59によって区切られた収容空間13sが通じる開口11aを別々に開閉する態様で扉体12,12が設けられている。すなわち、区切部材59によって区切られた各収容空間13sの開口11aが、それぞれ扉体12によって開閉されることになる。
この実施の形態2−4に係るロッカー装置13によれば、区切部材59によって区切られた各収容空間13sの開口11aが、それぞれ扉体12によって開閉されることから、1つのロッカー筐体11において、2つのロッカー装置13を構成することができる。このため、各ロッカー装置13において、配達業者ごとに区別して物品を収容して、それぞれ異なる配達業者との取引を行うことが可能になる。この結果、1つのロッカー装置13に異なる配達業者が物品を収容する事態を回避し、それぞれの配達業者が配達の際に物品を取り出す作業効率を向上することが可能になる。
[実施の形態3]
図15は、本発明の実施の形態3におけるロッカー装置を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態3においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、開閉検知手段21、施錠手段15および警報手段61を有している。警報手段61は、警報動作を行うものであり、本実施の形態ではロッカー筐体11の内外または扉体12設置したブザー61aおよび警告灯61bがある。警報手段61は、管理装置44の主制御手段45からの警報指令に応じて端末装置30の端末制御手段32によって制御される。
開閉検知手段21、施錠手段15および警報手段61は、電源の供給や信号の送受信を行うためのケーブル62aを介してコントロールユニット40に対してコネクタ62bで接続されている。開閉検知手段21、施錠手段15および警報手段61への供給する電源は、商用電源を用いることができるが、電池を用いてケーブル62aへの悪戯を回避するようにしてもよい。
また、図2に示すように管理装置44は、無線装置46を有している。無線装置46は、監視センタ47に無線通信を行うものである。監視センタ47は、ロッカーシステムを監視し、ロッカーシステムから警報情報が送信された場合に、該ロッカーシステムが設置された最寄りの警察署への連絡や、その担当地区の警備員を現場に派遣する等の処置を行うためのものである。
このロッカー装置13では、配達人が物品の配達を行うためにロッカー装置13の施錠手段15を解錠する場合、物品の収容時にコントロールユニット40における管理装置44の主制御手段45に予め登録された携帯電話の電話番号を暗証番号(解錠情報)として入力するか、あるいは主制御手段45に予め登録された暗証番号(解錠情報)を入力する。この暗証番号が入力された主制御手段45は、端末制御手段32に解錠指令を与える。端末制御手段32は、その解錠指令に応じて施錠手段15を施錠状態から解錠状態に変位させる。そして、開閉検知手段21によって扉体12の開成移動を検知した場合、端末制御手段32は、その検知報告を主制御手段45に送信する。
ここで、予め登録された暗証番号(解錠情報)の入力が無く、開閉検知手段21によって扉体12の開成移動を検知した場合、その検知報告が主制御手段45に送信される。この検知報告を受信した主制御手段45は、警報指令を端末制御手段32に与える。端末制御手段32は、その警報指令に応じて警報手段61を動作させる。同時に、上記検知報告を受信した主制御手段45は、無線装置46によって監視センタ47に警報情報を送信する。
この実施の形態3に係るロッカー装置によれば、予め登録された暗証番号(解錠情報)の入力が無く、扉体12が開状態とされた場合に、警報手段61を動作させることで、警告を行うことで、ロッカー筐体11の収容空間13sに保管されている物品の防盗性を向上することが可能になる。さらに、監視センタ47に警報情報を送信することで、ロッカー装置13を設置した最寄りの警察署への連絡や、その担当地区の警備員を現場に派遣する等の処置が行える。
[実施の形態4]
図16は、本発明の実施の形態4におけるロッカー装置を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態4においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図16に示す第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、開閉検知手段21および照明手段63を有している。照明手段63は、ロッカー筐体11の内部に設けられてロッカー筐体11の内部を照らすためのものである。
開閉検知手段21および照明手段63は、電源の供給や信号の送受信を行うためのケーブル64aを介してコントロールユニット40に対してコネクタ64bで接続されている。なお、開閉検知手段21、施錠手段15および警報手段61への供給する電源は、商用電源を用いることができるが、電池を用いてケーブル64aへの悪戯を回避するようにしてもよい。
このロッカー装置13では、配達人がロッカー装置13に物品を収容する場合、もしくは収容した物品を取り出す場合に、扉体12を開成移動させることになる。すると、この扉体12の開成移動を開閉検知手段21が検知する。照明手段63は、開閉検知手段21の検知信号に応じて動作してロッカー筐体11の内部を照らす。
この実施の形態4に係るロッカー装置によれば、配達人が扉体12を開成移動させることで照明手段63によってロッカー筐体11の内部が照らされるので、ロッカー装置13を屋外設置する場合、暗がりとなる夜間での物品の収容作業および取り出し作業の作業効率を向上することが可能になる。
[実施の形態5]
図17は、本発明の実施の形態5におけるロッカー装置を適用したロッカーシステムの正面図であり、図18は、図17に示したロッカー装置を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施の形態5においては、上述した実施の形態1に対して第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13の構成のみが異なる。よって、図1〜図5に示した構成と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図17および図18に示すように第2ロッカーユニット10bのロッカー装置13は、収容箱65を備えている。収容箱65は、閉状態で収容空間13s側に向く扉体12の板部材12aの内面に設けられ、扉体12を閉状態とした場合に収容空間13sの内部に配置されるものである。また、扉体12には、該扉体12を閉状態とした場合に、収容空間13sの外部から収容箱65に通じて形成された投入部65aが設けられている。すなわち、扉体12が閉状態である場合に、ロッカー装置13の外部から投入部65aを介して収容箱65に物品を投入し収容できる。また、収容箱65には、該収容箱65の内部に収容された物品を取り出すための取出口65bが設けてある。さらに、収容箱65には、取出口65bを塞ぐ蓋部材65cが設けてある。この蓋部材65cは、手動で解錠することができるロック部65dによって閉状態が保持される。
このロッカー装置13では、例えば郵便物のように切手によって前もって配達料金が支払われた前納物品を、配達を依頼する依頼人が投入部65aから投入する。すると、投入部65aに投入された前納物品が収容箱65内に収容される。そして、配達人が物品を一時保管する際、あるいは配達を行う際に扉体12を開状態とし、収容箱65の蓋部材65cを開成させて取出口65bを介して収容箱65内に収容された前納物品を回収する。そして、配達人は、回収した前納物品を物品集積所に運ぶ。その後、前納物品が配達先に配達されることになる。
この実施の形態5に係るロッカー装置によれば、収容空間13sの内部に収容箱65を設け、扉体12を閉状態とした収容空間13sの外部から投入部65aを介して収容箱65に物品を投入するように構成した。そして、扉体12を開状態とすることで、収容箱65に収容された物品を取り出せるようにした。このため、扉体12の閉状態において収容空間13sの外部から収容箱65に収容された前納物品を、配達人が物品を一時保管あるいは配達する際に回収できるので、集配効率を向上することが可能になる。
なお、実施の形態5においては、収容箱65および投入部65aを扉体12に設けた構成として説明したが、収容箱65をロッカー筐体11に設けて投入部65aを扉体12に設けてもよく、収容箱65を扉体12に設けて投入部65aをロッカー筐体11に設けてもよく、さらに収容箱65および投入部65aをロッカー筐体11に設けてもよい。
本発明の実施の形態1におけるロッカー装置を適用したロッカーシステムの正面図である。 図1に示したロッカーシステムの構成を示す説明図である。 図1に示したロッカー装置の一部を示す斜視図である。 図3に示したロッカー装置の構成を示すブロック図である。 第2ロッカーユニットのロッカー装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2−1におけるロッカー装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態2−1における他のロッカー装置を示す正面図である。 図6および図7に示したロッカー装置の一部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2−2におけるロッカー装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2−2における他のロッカー装置の一部を示す斜視図である。 図10に示すロッカー装置の動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2−3におけるロッカー装置を示す斜視図である。 図12に示したロッカー装置の動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2−4におけるロッカー装置を適用したロッカーシステムの正面図である。 本発明の実施の形態3におけるロッカー装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4におけるロッカー装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5におけるロッカー装置を適用したロッカーシステムの正面図である。 図17に示したロッカー装置を示す斜視図である。
符号の説明
10a 第1ロッカーユニット
10b 第2ロッカーユニット
11 ロッカー筐体
11a 開口
12 扉体
13 ロッカー装置
13s 収容空間
15 施錠手段
21 開閉検知手段
30 端末装置
32 端末制御手段
40 コントロールユニット
42 操作表示手段
44 管理装置
45 主制御手段
46 無線装置
47 監視センタ
50 収容部
50a 第1収容部
50b 第2収容部
51 区切部材
51a 上下区切部材
51b 左右区切部材
51c 上下区切部材
52 区切部材
52a 左右区切部材
52b 上下区切部材
53 支持部材
53a 係止孔
54 区切部材
54a 先端部
55 空間部
56 可動区切部材
56a レール部材
57 区切部材
57a 上下区切部材
57b 左右区切部材
57c 上下区切部材
58a ヒンジ部
58b 第1支持部
58c 第2支持部
59 区切部材
61 警報手段
61a ブザー
61b 警告灯
63 照明手段
65 収容箱
65a 投入部
65b 取出口
65c 蓋部材
65d ロック部
A,A1,A2,A3 物品

Claims (11)

  1. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記扉体は、ロッカー筐体の一側面から離反する態様で開成移動するものであり、閉状態で収容空間側に向く内側に物品を収容する収容部を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  2. 前記収容部は、拡縮可能に形成された網状の袋体によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロッカー装置。
  3. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記収容空間を上下方向に区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた棚部材と、
    前記棚部材をロッカー筐体に対して着脱自在に配置し、かつ前記棚部材の高さ位置を調整可能に支持する支持部材と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  4. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記収容空間を上下方向に区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた棚部材と、
    前記ロッカー筐体の内部で前記棚部材を上下方向に揺動可能に取り付けたヒンジ部と、
    前記収容空間を区切る水平姿勢の前記棚部材を支持する第1支持部と、
    垂直姿勢の前記棚部材を支持する第2支持部と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  5. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記収容空間を区切る態様で前記ロッカー筐体に設けられた区切部材と、
    前記開口に向く前記区切部材の先端部と前記開口を閉状態とした扉体との間に設けられて物品を収容する空間部と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  6. 前記空間部を区切る態様で前記区切部材の先端部から進出移動する一方、前記空間部を連通する態様で前記区切部材の先端部側に後退移動する可動区切部材をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のロッカー装置。
  7. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記収容空間を区切る態様で前記ロッカー筐体に区切部材を設け、かつ前記区切部材によって区切られた前記収容空間の開口を別々に開閉する態様で前記扉体を複数設けたことを特徴とするロッカー装置。
  8. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記扉体を閉状態で施錠する一方、前記扉体を開状態に解錠する施錠手段と、
    警報動作を行う警報手段と、
    予め登録された解錠情報が入力された場合に施錠状態の前記施錠手段を解錠動作させる一方、前記解錠情報の入力が無く前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に前記警報手段を動作させる主制御手段と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  9. 監視センタに無線通信を行う無線装置を備え、
    前記主制御手段は、前記解錠情報の入力が無く前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に前記無線装置によって監視センタに警報情報を送信することを特徴とする請求項8に記載のロッカー装置。
  10. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記扉体の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記開閉検知手段が前記扉体の開状態を検知した場合に動作して前記ロッカー筐体の内部を照らす照明手段を備えたことを特徴とするロッカー装置。
  11. 内部に収容空間を有し、かつ一側面が開口したロッカー筐体と、
    前記開口を開閉する態様で前記ロッカー筐体に配設した扉体と
    を備え、収容空間に物品を収容するロッカー装置において、
    前記収容空間の内部に配設されて物品を収容する収容箱と、
    前記ロッカー筐体もしくは前記扉体に設けられて前記収容空間の外部から前記収容箱に通じて形成された投入部と
    を備えたことを特徴とするロッカー装置。
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