JP2008233973A - ストレージ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ストレージシステムを構成する各要素の相性やシステムの安定度を反映した構成などをユーザ/顧客が知ることができる技術を提供する。
【解決手段】本情報処理システムでは、管理サーバ70では、ストレージシステム100の各要素の構成情報やログ情報を取得し、要素間の接続性の安定度を計算し、更にストレージシステム全体の構成安定度を計算する。ユーザ(顧客)は、CL端末50からWebサーバ60へアクセスし、Webサーバ60は管理サーバ70の情報を用いて応答し、Webページで、例えば最適な要素の組み合わせによる最適な安定度のストレージシステム構成などの情報を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、HDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置群及びRAID制御機能等を備えるストレージ装置(ディスクアレイ装置などともいう)、及びそれを含んで構成されるストレージシステムの技術に関し、特に、ストレージシステム構成管理に関する。
従来の一般的なストレージシステムは、ホスト装置、HBA(ホストバスアダプタ)、スイッチ、ストレージ装置等の各情報処理要素(コンポーネント)が複雑に結合・接続するシステム製品である。それゆえ、ストレージシステムを構築する場合には、各要素間の相性(接続性など)も考慮してシステムが設計される。例えば、メーカ(ベンダ)でのシステムの開発・設計時には、要素間の相性も考慮され、接続性などが検証(テスト)される。また、顧客環境への初期導入時には、要素間の相性が考慮されたシステムが導入される。しかしながら、例えば顧客環境でのシステムの運用・稼働に伴い、要素に対し、未検証のソフトウェア/ハードウェアをインストールや追加接続などして、要素の更新及びシステム構成を変更する場合が有り得る。それにより、ソフトウェアバージョン等を含むストレージシステム構成における要素間の相性の悪さ等から、思わぬ障害・性能低下等を生じる可能性がある。
このため、上記のような事態に対応して、従来のストレージシステム管理方法・システムでは、ストレージシステムの構成(それを示す構成情報)を、ストレージ装置等を介して、ネットワーク上の管理装置(管理サーバ等)で一元的に管理するものがある。
特開2006−178720号公報(特許文献1)には、ストレージシステムの構成を一元的に管理・把握し、構成変更の際にHBAとスイッチの組み合わせ等の構成(接続環境)の信頼性を確認することができる技術について記載されている。
特開2006−178720号公報
前記特許文献1記載の技術のようなストレージ管理方法では、ストレージシステムを構成し現在使用しているHBAやスイッチ等の各要素についての接続性(問題無く使用できるかどうか)が検証済みか否かを確認することができる。しかしながら、前記各要素についての構成内容を更新(ソフトウェアバージョンアップ等)して使用する場合などに、前述のような各要素の相性やシステムの安定度などについて確認する機能、及びそれをユーザ/顧客に知らせる機能等については、従来提供されていない。上記各要素の相性やシステムの安定度とは、例えば、ソフトウェアバージョンを含む要素間の接続の相性や、各要素間の相性を反映したシステム全体の安定度などである。
従来、要素間の接続性についてはメーカ等でも少なくとも一部については検証等していたが、ストレージシステム構成全体(要素の組み合わせ)における相性や安定度などの詳細については管理等されておらず、それを考慮した構成要素の変更等にも対応できていなかった。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストレージシステムを構成する各要素の相性やシステムの安定度またはそれを反映した構成などを、ユーザ/顧客が知ることができ、それにより、ユーザ例えば販社が、顧客に対して、最適な相性や安定度を持つストレージシステム及び要素の構築・導入を提案可能で製品販売支援することができる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、ストレージ装置、スイッチ(相互接続装置)、ホスト装置等の要素を含んで構成されるストレージシステム、及びその管理を行うストレージ管理システム等の技術であって、以下に示す構成を特徴とする。
本情報処理システムでは、要素の組み合わせによる顧客のストレージシステムの構成に関して、各要素の相性やシステムの安定度(構成安定度)などを考慮及び計算し、例えば最適なバージョンの要素の組み合わせによる最適な安定度のストレージシステム構成などを、ユーザ/顧客が情報閲覧(または通知等)により知ることができるサービスを提供する。
本ストレージ管理システムにおいては、顧客のストレージシステムは、ストレージ装置を含む要素の組み合わせの接続から構成され、要素は、ソフトウェアまたはハードウェアのバージョンを持つ。本ストレージ管理システムは、ストレージシステムの各要素の構成情報、各要素間の接続におけるログ情報またはエラー情報、を参照し、それを用いて、顧客のストレージシステムに関する、各要素間の接続の相性を考慮した構成安定度の情報、またはその構成安定度を考慮した推奨されるストレージシステムの構成(推奨構成)の情報を、ユーザが使用する端末装置へ出力する処理を行う。
本情報処理システムでは、顧客が使用するストレージシステムの構成情報などを、管理サーバ装置等のデータベース(管理用DB)で管理する。管理サーバ装置を含んでなるストレージ管理システムと、複数のストレージシステムとが、ネットワーク等を介して接続される。また、管理サーバ装置等に、ストレージシステムの要素からログ情報またはエラー情報を取得・収集する。管理サーバ装置等では、随時、構成情報、ログ情報等を用いて、ストレージシステムの各要素間(リンク)の接続性を判定し、安定度を計算する。例えば、管理サーバ装置等は、各要素間のエラー発生率から接続性安定度を計算し、それらすべての要素間の接続性安定度を反映(乗算等)してストレージシステム全体の構成安定度を計算する。また、例えば構成安定度に対して構成の推奨度を対応付ける。
何らかの必要性により顧客のストレージシステム構成の要素を変更(ソフトウェアのバージョンアップ等)したい場合などに、本ストレージ管理システムでは、その更新対象の要素を含むストレージシステムに関する、前記構成安定度または推奨構成の情報を提供する。例えば、ユーザの端末装置からアクセス可能なWebサーバ装置等を用いて、Webページ(Webサービス)の形式で前記構成安定度やストレージシステム構成に関する表示情報を作成し出力する。ユーザは端末装置から好きな時に上記情報閲覧または検索等を要求する。それに応じて、本ストレージ管理システムでは、管理用DBの情報を用いて、当該更新対象要素に対して、その時点で、ストレージシステム構成として最適または十分良好な構成安定度を持つような、要素の組み合わせ(ストレージシステム構成)を検索等し、その表示情報を端末装置へ出力する。
本情報処理システムの構成及び処理は例えば以下(1)〜(6)である。
(1)管理サーバ装置の管理用DBで、各顧客のストレージシステムの構成情報(要素間の接続構成情報を含む)、運用状況情報、ログ情報(エラー情報)、ベンダリリース情報、接続性サポート情報、接続性安定度マトリクス情報などを管理する。
(2)ユーザは、端末装置からWebサーバ装置にログインし、本サービスのメニュー等のページを閲覧する。
(3)上記ページには、顧客ストレージシステム構成ごとに、下記のような情報を表示する。
(3−A)顧客のストレージシステム構成の情報。
(3−B)ストレージシステムの各要素のサポート済み要素(ソフトウェア)及びバージョンの一覧。
(3−C)上記(3−A)の構成のうちの或る要素について上記(3−B)の一覧から選択して要素(ソフトウェアバージョン等)を更新する場合に、安定度が高いストレージシステム構成の情報を表示する。特にその更新対象要素等の検索及び検索結果の表示情報。あるいは、ストレージシステム構成に対応付けられる、その安定度または推奨度の情報。
(3−D)更に、上記(3−C)から選択される構成及び更新対象要素に関する、導入(インストール/セットアップ等)サポートのプランの情報。特にその検索及び検索結果の表示情報など。
(3−E)更に、上記(3−D)から選択されるプランに関する、導入サポート要求(発注)及びその実施状況確認のための表示情報。
(4)ユーザは、上記(3−C)において、端末装置での表示情報をもとに、更新対象要素を検索条件として選択・入力する。これによりストレージ管理システム側では、管理用DBまたはWebサーバで保持する情報等から情報検索が行われる。これにより、ユーザの端末装置に、各要素の組み合わせによるストレージシステム構成(推奨構成)が、例えば安定度または推奨度の順で1つ以上が表示される。
(5)更に、上記(4)の結果、上記(3−C)として出力される構成について、ユーザ(販社/SE等)は顧客に対し、上記(3−D)の導入サポートプランを提示可能となる。その提示に基づき、顧客が導入サポートを希望する場合、ユーザが上記(3−E)を用いて導入サポート要求(発注)を実行する。
(6)上記要求(発注)を、導入サポート受付部門(営業部など)が受け付け・受領し、それを更に導入サポート部門に展開して、導入サポート実施に連携する。上記受付部門は、上記要求を発行したユーザ(顧客)に対し、導入サポート完了等を、電子配信(電子メール等)によって通知する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、ストレージシステムを構成する各要素の相性やシステムの安定度またはそれを反映した構成を、ユーザ/顧客が知ることができ、それにより、ユーザ例えば販社が、顧客に対して、最適な相性や安定度を持つストレージシステムの構築・導入を提案可能で製品販売支援することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1〜図36を用いて、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態の情報処理システムでは、特徴的なサービス(機能)として、Webサービス(Webクライアント・サーバシステム)の形態で、主に推奨構成検索を提供し、更にそれに連携したソフトウェア導入サポート等を提供する。
<システム>
図1において、本実施の形態の情報処理システム全体の接続構成の概要を説明する。本情報処理システムは、ストレージシステム100及びストレージ管理システム200を含んでなる。例えばIP等によるネットワーク101に対して、複数の顧客のストレージシステム100、及びユーザのクライアント(CL)端末50が接続されている。顧客のストレージシステム100は、1つ以上のホスト装置30、1つ以上のFCSW(ファイバチャネルスイッチ)20、1つ以上のストレージ装置10、が接続されて構成されている。例えば、サイトA〜Cに、それぞれ別の顧客のストレージシステム100を有する。ユーザは、例えば顧客に対する販社/SE等の関係であり、顧客の要望に従ってCL端末50を操作することでサービス(推奨構成検索等)を提供する。なお顧客(エンドユーザ)がユーザとして直接にCL端末50を操作してサービスを受ける形態などでも構わない。
一方、管理側であるストレージ管理システム200として、ネットワーク101に対しルータ(経路制御装置)等を介してLAN102上に、管理サーバ70、Webサーバ60、導入サポート部門のCL端末80等が接続されている。管理サーバ70は、ネットワーク101を介して、各ストレージシステム100と接続され、構成情報(接続構成情報)等を収集する(a)。Webサーバ60は、例えば導入サポート受付部門(営業など)が管理する。ユーザのCL端末50からWebサーバ60へアクセスしてWebページの閲覧が可能となっている(b)。Webサーバ60は、Webページ生成等のために管理サーバ70と接続され(c)、また、導入連携等のために導入サポート部門のCL端末80と接続される(d)。
<ストレージシステム>
図2において、ストレージシステム100の構成例を説明する。ホスト装置30は、PC、サーバ、メインフレーム等の情報処理装置であり、制御部(プロセッサ)301、メモリ302、入力装置(キーボード等)303、出力装置(ディスプレイ等)304等を備え、HBA40が搭載される。メモリ302には、OS(オペレーションシステム)305、アプリケーションプログラム(AP)306等のソフトウェア(プログラム)を有し、制御部301は、メモリ302上のプログラムを実行することで、ホスト装置30としての機能を実現する。また、メモリ302等には、ログ情報(L)、構成情報(C)等が格納される。
HBA40は、ホスト装置30をストレージ装置10に接続してストレージ装置10を利用するHBA機能に対応するソフトウェア(プログラム401)、及びポート(通信ポート)402等を有する。プログラム401は例えばドライバソフトウェアである。また、HBA40内のメモリには、ログ情報(L)、構成情報(C)等が格納される。
FCSW20は、制御部201、メモリ202、スイッチ部203、ポート204等を有する。制御部201の制御に基づき、スイッチ部203でポート204間のパスを切り替える。メモリ202には、FCSW20の機能に対応するソフトウェア(プログラム205)を有する。プログラム205は例えば機器に組み込まれるファームウェアである。また、メモリ202に、ログ情報(L)、構成情報(C)等が格納される。FCSW20によりSAN(ストレージエリアネットワーク)等を構成できる。
ストレージ装置10は、RAID制御機能を備える制御装置(コントローラ)110、及び記憶装置群(DKU)130を備える。記憶装置群130は、HDD131等によるディスクアレイを構成する。制御装置110は、制御部(プロセッサ)111、CHA(チャネルアダプタ)112、DKA(ディスクアダプタ)113、キャッシュメモリ114、共有メモリ115、スイッチ116、メモリ117等を有する。制御部111は、メモリ117上のプログラム118を実行する。キャッシュメモリ114は、入出力データ等をキャッシュする。共有メモリ115は、制御情報等を格納する。CHA112は、ポート等を備え、外部に対するチャネルI/F部であり、特にホスト装置30に対するホストI/F部としても機能する。DKA113は、HDD131等に対するディスクI/F部である。スイッチ116は、各処理部間のパスを高速に切り替える。また、例えば共有メモリ115には、ログ情報(L)、構成情報(C)等が格納される。
また、本構成では、制御装置110に対してSVP150が接続されている。SVP150は、保守・管理用の情報処理装置である。SVP150は、制御装置110の各処理部に対して制御情報等を入出力する。SVP150は例えば内部LANでストレージ装置10の各処理部に接続される。SVP150は、ネットワーク101を介して外部の管理サーバ70等に対して接続される。管理サーバ70は、SVP150を通じてストレージ装置10の情報を取得できる。SVP150内のメモリには、ストレージ装置10(共有メモリ115等)から取得する、ログ情報(L)、構成情報(C)等のコピーが格納される。
SVP150が存在しない構成の場合は、例えば、ストレージ装置10の制御装置110は、CHA112等を通じて管理サーバ70等に対して接続される。あるいは、ホスト装置30にSVP150同様機能をインストールした構成なども可能である。
ストレージ装置10の各処理部は多重化されている。HDD131群は、制御装置110によるRAID制御等に対応してRAIDレベル及びRAIDグループ等が設定され、論理ボリュームが設定される。ホスト装置30−FCSW20間、FCSW20−ストレージ装置10(CHA112)間、ホスト装置30−ストレージ装置10(CHA112)間等の各要素間(リンク)は、本例ではファイバチャネルプロトコルで接続される。
<管理サーバ>
図3において、管理サーバ70の構成例を説明する。管理サーバ70は、制御部(プロセッサ)71、メモリ72、通信部73(入力制御部及び出力制御部)、入力装置(キーボード等)74、出力装置(ディスプレイ等)75等を有する。制御部71は、メモリ72上のメインプログラム76を実行することで、管理サーバ70としての機能を実現する。
管理サーバ70は、顧客システム構成情報ファイル11、コンポーネント(要素)ログ情報ファイル12、顧客システム運用状況ファイル13、ベンダリリース情報ファイル14、接続性サポート情報ファイル15、コンポーネント(要素)間接続性安定度マトリクスファイル16等の情報を、管理用DBに保持・管理する。
顧客システム構成情報ファイル11は、顧客(及び対応ユーザ)のストレージシステム100ごとの、要素(ソフトウェアバージョンを含む)の組み合わせの情報などを含む。要素ログ情報ファイル12は、ストレージシステム100の要素ごとのログ情報(L)を含む。顧客システム運用状況ファイル13は、顧客のストレージシステム100ごとの運用状況の情報、特にエラー発生に関する情報を含む。ベンダリリース情報ファイル14は、ベンダがリリースする最新製品を含む、要素の仕様・構成情報などを含む。接続性サポート情報ファイル15は、ストレージシステム構成における要素間の接続性を検証済みか否か等の情報を含む。要素間接続性安定度マトリクスファイル16は、ストレージシステム100における要素の組み合わせの構成における、各々の要素間(リンク)の接続性(相性)に関する、エラー発生率などの考慮による安定度(要素間安定度)の情報を含む。すべての要素間(リンク)の安定度を用いてストレージシステム全体の安定度(構成安定度)が算出される。
<Webサーバ>
図4において、Webサーバ60の構成例を説明する。Webサーバ60は、制御部(プロセッサ)61、メモリ62、通信部63(入力制御部及び出力制御部)、入力装置(キーボード等)64、出力装置(ディスプレイ等)65等を有する。制御部61は、メモリ62上のメインプログラム66を実行することで、Webサーバ60としての機能を実現する。
Webサーバ60は、顧客ファイル(顧客システム構成情報ファイル)21、推奨構成情報ファイル22、ソフトウェア導入サポートプラン/発注/実施状況ファイル(導入管理ファイルと略す)23、キャラクタファイル24等の情報を保持・管理する。
顧客ファイル21は、管理サーバ70側の顧客システム構成情報ファイル11に対応している。推奨構成情報ファイル22は、推奨度に応じたストレージシステム構成(推奨構成)の情報を含む。推奨度は、安定度に対応付けられる。導入管理ファイル23は、ソフトウェア導入サポートプラン、その発注(導入サポート要求)、及びその実施状況、等の各機能に対応する情報を管理するものである。キャラクタファイル24は、各情報をWebクライアントに対してWebページとして生成及び出力する際に用いる画像アイコン等の情報である。
<概要構成>
次に、図5において、本情報処理システムの概要構成について説明する。本システムは、(1)ログ情報取得(エラー情報取得)、(2)構成情報取得、(3)接続性判定(安定度計算)、(4)推奨構成検索等のサービス、等の処理動作を行う。
(1)ログ情報取得: 本例では、管理サーバ70は、各ストレージシステム100の各要素から、ログ情報(L)を収集し、管理用DB(要素ログ情報ファイル12)に格納する(a)。各要素は、装置の運用・稼働に伴い、内部メモリにログ情報(L)を記録する。ログ情報(L)内には、エラー情報(後述)も含まれている。
(2)構成情報取得: ストレージシステム100において、要素間で構成情報(C)を授受する。本例では、FCSW20は、ホスト装置30及び自身から、接続構成情報(要素間の接続に係わる構成情報)を収集し、内部メモリへ記憶する。例えば、ホスト装置30のHBA40からFCSW20内へ、HBA属性情報を登録する(b)。また、FCSW20内では、ポート204から接続構成情報を登録する(c)。また、ストレージ装置10は、FCSW20へ、接続構成情報の検索(取得)を要求する(d)。それに対しFCSW20は、前記収集・記憶されている接続構成情報を検索してストレージ装置10へ返す。これにより、ストレージ装置10は、ホスト装置30及びFCSW20に関する接続構成情報を含む構成情報(C)を取得する(e)。また、ストレージ装置10は、自身の装置情報(接続構成情報を含む構成情報(C))を例えば共有メモリ115に記憶しているので、それを取得する(f)。これにより、ストレージ装置10は、ストレージシステム100の各要素の接続構成情報を含む構成情報(C)を得る。なお、管理サーバ70がFCSW20やストレージ装置10からそれら構成情報(C)を収集して取得する形態などとしてもよい。
(3)接続性判定(安定度計算): ストレージ装置10は、管理サーバ70へ、それらの構成情報(C)を用いた、要素間の接続性の判定を依頼する(g)。管理サーバ70は、ストレージ装置10からの構成情報(C)をもとに、管理用DBを参照して、要素間の接続性を判定し、その判定結果を得ると共に、ストレージ装置10へ返す(h)。ストレージ装置10は、その判定結果を外部(例えば管理者)に通知することができる(i)。管理サーバ70は、構成情報(C)を顧客システム構成情報ファイル11に保存すると共に、上記各要素間の接続性の判定結果を、要素間接続性安定度マトリクスファイル16に格納する。この判定の際、管理サーバ70により、各要素間の接続性の安定度(E)、及びストレージシステム全体の構成安定度(F)が計算される。これらの判定や計算は、管理サーバ70で随時実行してもよい。
(4)推奨構成検索等のサービス: 一方、管理サーバ70は、Webサーバ60からの要求等に基づき、管理用DBから、顧客ストレージシステム構成や推奨構成等の情報を検索し、その検索結果等の情報をWebサーバ60へ出力(送信)する(j)。Webサーバ60は、顧客ごとのデータにおいて、顧客ストレージシステム構成、推奨構成検索入力、推奨構成検索結果出力、ソフトウェア導入サポートプラン等の情報を保持する。ユーザ(顧客)は、好きな時に、CL端末50からWebサーバ60にアクセスし、上記Webサーバ60の提供する情報を、Webページの形式で閲覧し、情報検索等を行うことができる(k)。これにより、ユーザ(顧客)は、例えば、顧客のストレージシステム100の要素のソフトウェアバージョンを更新したい際に、ストレージシステム推奨構成を検索して、その検索結果を閲覧することができる。また本例では図示してはいないが、Webページ上で或る要素を含んでなる既存のストレージシステム構成における安定度を確認することもできる。また更に、ユーザは、検索結果情報から確認及び選択して、当該要素(ソフトウェア)の更新(導入)のためのサポートを要求(発注)すること等が可能である(l)。
<構成安定度>
図6において、前記(3)接続性判定に係わる、ストレージシステム全体の構成安定度(F)の考え方について示している。ストレージシステム100における、複数の要素間(リンク)が存在する。リンク1として、OS305−HBA40間、リンク2として、HBA40−FCSW20間、リンク3として、HBA40−ストレージ装置10間、リンク4として、FCSW20−ストレージ装置10間、が存在する。ログ情報(L)及び構成情報(C)等をもとに、各リンクでの、要素間エラー発生率(D:D1〜D4)、及び要素間安定度(E:E1〜E4)、が算出される。そして、それらすべての要素間安定度(E)を反映して、具体的には乗算することにより、ストレージシステム全体の構成安定度(F)が計算される。また、構成安定度(F)に対して、ストレージシステムの推奨度(G)が対応付けられる。具体的には例えば構成安定度(F)が高い順に推奨度(G)を高くする。
<顧客システム構成情報>
次に、図7において、管理サーバ70で保持する顧客システム構成情報ファイル11の情報(11−1)の内容の例を示している。テーブルの項目として、顧客#(顧客システム構成ID)、顧客名、ユーザID(販社/SE)、ユーザID(エンドユーザ)、Storage(ストレージ装置)、Ver(バージョン)、OS(ホスト装置30のOS305)、Ver、HBA、Ver、FCSW、Ver、Middleware(ミドルウェア)、Ver等を有する。各行が、顧客のストレージシステム構成(要素の組み合わせ)を示す。OS,Ver等は、要素(要素名)とそのバージョンを示す(簡単のため名称やバージョン等はA,Bのように表している)。ユーザIDは、販社/SE等の場合と、エンドユーザ(顧客)の場合とで分けている。
<ベンダリリース情報>
図8において、管理サーバ70で保持するベンダリリース情報ファイル14のうちの、ホスト装置30のOS305に関する情報(14−1)の内容の例を示している。テーブルの項目として、#(番号)、ベンダ名、OS名、Ver、カーネルVer、リリース日、アーキテクチャ、特記事項を有する。
図9において、管理サーバ70で保持するベンダリリース情報ファイル14のうちの、HBA40に関する情報(14−2)の内容の例を示している。テーブルの項目として、#(番号)、ベンダ名、HBA型名、Ver、BIOSVer、対応OS名、Ver,アーキテクチャ、スピード、リリース日、特記事項等を有する。
図10において、管理サーバ70で保持するベンダリリース情報ファイル14のうちの、FCSW20に関する情報(14−3)の内容の例を示している。テーブルの項目として、#(番号)、ベンダ名、FCSW型名、Ver、Firmware Ver(ファームウェアバージョン)、スピード、リリース日、特記事項等を有する。
構成については、簡単のため、要素(FSCW,Storage等)とそのバージョン(Ver)で示しているが、或る要素(例えばストレージ装置10)は複数の要素(処理部等)の組み合わせにより構成可能である。ストレージ装置10のベンダリリース情報については複雑になるので省略するが、基本的な考え方は上記同様である。
<接続性サポート情報>
図11において、管理サーバ70で保持する接続性サポート情報ファイル15の情報(15−1)の内容の例を示している。テーブルの項目として、#(番号)、Storage(ストレージ装置)、Ver、OS、Ver、HBA、Ver、FCSW、Ver、Middleware、Ver、サポート状況、特記事項等を有する。各行で、ストレージシステム構成(要素及びバージョンの組み合わせ)についての接続性サポート状況を、「サポート状況」項目における「サポート済」または「サポート未」などのステータスで表している。例えば、#1の行のストレージシステム構成は、「サポート済」、即ち接続性が検証済み(問題無く動作することが確認されている)である。また、#6の行のストレージシステム構成は、「サポート未」、即ち接続性が未検証であり、相性や安定度といった点について未知である。
<顧客システム運用状況情報>
図12において、管理サーバ70で保持する顧客システム運用状況ファイル13の情報(13−1)の内容の例を示している。テーブルの項目として、OS,Ver,HBA,Ver,FCSW,Ver,Storage,Ver,エラー発生カウント(合計),エラー検知部位,特記事項等を有する。「エラー発生カウント(合計)」は、当該ストレージシステム構成における要素及び要素間で発生したエラーの合計カウント値である。「エラー検知部位」項目の内容は、図13に示される。特記事項としては、例えば「テスト時エラー状況」などのステータスがある。
図13において、図12のテーブルの「エラー検知部位」の内容の例を示している。テーブルの項目として、OS,HBA,FCSW,Storageごとに、要素間(リンク)のエラーに係わる情報の項目を有する。即ち、「OS」の項目は、「OS−HBA間」を有し、「HBA」の項目は、「HBA−OS間」、「HBA−FCSW間」、「HBA−Storage間」を有し、「FCSW」の項目は、「FCSW−HBA間」、「FCSW−Storage間」を有し、「Storage」の項目は、「Storage−HBA間」、「Storage−FCSW間」を有する。
「OS−HBA間」の項目は、ホスト装置30のOS305からみた、OS305とHBA40との間でのエラーに係わる情報を示すものであり、エラータイプ2(ET2),エラータイプ3(ET3)の項目を有する。同様に、「HBA−OS間」の項目は、HBA40からみた、HBA40とOS305との間でのエラーに係わる情報を示すものであり、ET2,ET3の項目を有する。「HBA−FCSW間」の項目は、HBA40からみた、HBA40とFCSW20との間でのエラーに係わる情報を示すものであり、エラータイプ1(ET1),ET2,ET3の項目を有する。他の項目についても同様に、各要素主体からみた、自身とそれに接続される要素との間でのエラーに係わる情報を示すものである。エラータイプ(ET)は、エラーをそのタイプ(種類)で分けたものである。
ET1,ET2,ET3の項目では、それぞれ、(A)エラー発生回数、(B)総発行数、(C)要素単位エラー発生率、の情報を有する。(A)エラー発生回数は、当該要素間(リンク)での当該ETのエラーの発生回数であり、(B)総発行数は、当該リンクでのコマンドやデータフレーム等の総発行数や、パスをはった回数などであり、(C)要素単位エラー発生率は、各要素(当該要素)のエラー発生率である。
<要素間接続性安定度マトリクス情報>
図14において、管理サーバ70で保持する要素間接続性安定度マトリクスファイル16の情報の例について示している。
図14(a)において、リンク1に対応する、OS−HBA間接続性安定度(E1)の情報の例を示す。マトリクスファイル(16)に含まれる本テーブルにおいて、項目で、OS,Ver,HBA,Verの組み合わせにおける、要素間エラー発生率(D1)、要素間接続性安定度(E1)の値を格納している。
図14(b)において、リンク2に対応する、HBA−FCSW間接続性安定度(E2)の情報の例を示す。マトリクスファイル(16)に含まれる本テーブルにおいて、項目で、HBA,Ver,FCSW,Verの組み合わせにおける、要素間エラー発生率(D2)、要素間接続性安定度(E2)の値を格納している。他の要素間(リンク)の安定度情報についても同様である。
<画面(メニュー)>
次に、ユーザ(顧客)に対する表示情報例及び対応する処理例について順に説明する。ストレージ管理システム200では、随時、要素間接続性安定度マトリクスファイル16等の管理情報を作成及び更新している。一方、顧客の希望に基づき、ユーザのCL端末50からWebサーバ60にアクセスし、サービスのためのWebページによる表示画面を出力する。
図15において、まず、Webサーバ60へのアクセス及びログイン時の画面を示している。本画面で、サービス名(例えば「ストレージ接続コンポーネント 安定度情報閲覧/ソフトウェア導入サポートサービス」あるいは「ストレージシステム推奨構成検索サービス」等)、ログインの際のユーザID及びパスワードの入力欄等が表示される。
図16において、ログイン後のメインメニューの画面を示している。本画面で、ユーザ(顧客)名などの下に、選択可能なサービス項目がメニューとして表示される。本例では、(A)顧客システム構成情報/推奨構成検索、(B)ソフトウェア導入サポートプラン検索、(C)ソフトウェア導入サポート発注、(D)発注済みソフトウェア導入サポート実施状況検索、といった4つのサービス項目が表示される。上記(A)〜(D)の項目は、後述する画面及び処理に対応付けられるものであり、選択により各画面及び処理への移行が行われる。
<サービス(A)>
前記メインメニューから、ユーザにより(A)「顧客システム構成情報/推奨構成検索」のサービス項目が選択されると、それに対応する画面に進む。その画面は、(A1)顧客システム構成情報検索ページ等で構成される。なお以下、CL端末50とWebサーバ60及び管理サーバ70との間でのWebページデータの生成や授受が行われるが、公知技術なので詳細は省略する。
図17において、サービス(A)時の処理例のフローを示す。まず、S171(Sは処理ステップを表す)において、Webサーバ60からCL端末50に、(A1)顧客システム構成情報検索ページ(図18)を出力する。
図18に示す(A1)顧客システム構成情報検索ページにおいて、顧客システム構成情報を検索するための検索条件を入力させる旨を表示する。検索条件として、顧客名、ストレージ(ストレージ装置)、OS(ホスト装置30のOS305)、HBA、FCSW、ミドルウェア等の項目を有し、それぞれプルダウンから具体的な情報を選択・入力等が可能である。また、下側には、検索ボタンとEXIT(終了)ボタンとを有する。
図17のS172で、ユーザが検索条件を選択入力し、その後、検索を実行する場合に検索ボタンをクリックする。これにより入力情報がWebサーバ60へ送信され、検索が行われる。S173で、CL端末50に、(A2)顧客システム構成情報検索結果ページ(図19)を出力する。
図19に示す(A2)顧客システム構成情報検索結果ページにおいて、検索条件にヒットしたストレージシステム構成を表示する。例えば、チェックボタン、顧客名、ストレージ装置名、OS名、HBA名、FCSW名、ミドルウェア名、サポート済/サポート未の情報などを表示する。なお、サポート済/サポート未の情報は、接続性サポート情報ファイル15をもとに得られる。下側には、推奨構成検索ボタン、EXITボタンを有する。
図17のS174で、検索結果中から、ユーザが対象のシステム構成を選択(チェック)し、ボタンを押下する。S175で、選択・押下されたボタンを判断し、EXITの場合(N)は終了する(メインメニューに戻る等)。推奨構成検索の場合(Y)は、aに移行する。aに移行した後のS176で、(A3)推奨構成検索条件入力ページ(図20)を出力する。
図20に示す(A3)推奨構成検索条件入力ページにおいて、顧客のストレージシステム構成についての推奨構成を検索する旨を表示する。変更(更新)する対象となる要素またはそのバージョン等を選択入力させる。現在のシステム構成の情報(要素名等)と、変更後のシステム構成の情報(要素名等)とを並べて表示する。下側には、検索ボタンとEXITボタンを有する。検索条件として、例えば、システム構成の要素のうちHBA40のソフトウェアバージョンを変更する場合とする。
図17のS177で、ユーザが検索条件を選択入力し、検索ボタンを押下する(EXITボタン押下の場合は終了)。S178で、Webサーバ60から、CL端末50に、(A4)推奨構成検索結果ページ(図21)を出力する。
図21に示す(A4)推奨構成検索結果ページにおいて、入力された検索条件にヒットした検索結果を、推奨構成の形式で表示する。推奨構成として、推奨度(G)の順に、ストレージシステム構成(要素の組み合わせ)を表示する。推奨度(G)は安定度(F)から決定されている。推奨度No1で示す構成は、その時点で安定度(F)が最も高いものを示している。また、表示した推奨構成に従って要素(ソフトウェア)を変更(更新)する顧客向けにソフトウェア導入サポートを用意している旨を、同ページ内に表示する。また例えば、推奨度や安定度についての説明などを表示してもよい。下側には、ソフトウェア導入サポートプラン検索(ページ)ボタン、EXITボタンを有する。
図17のS179で、ユーザが選択しボタン押下する。S180で、ソフトウェア導入サポートプラン検索が選択された場合(Y)は、bへ移行する(EXITボタンの場合は終了)。
<顧客システム構成情報検索処理>
図22において、ストレージ管理システム200における顧客システム構成情報検索処理は以下である。まずS221で、ユーザがCL端末50でWebページ(A1)からWebサーバ60に対しストレージシステム100に関する検索条件を入力する(S172と対応)。S222で、Webサーバ60は、検索条件を受け取ると、管理サーバ70に存在する顧客システム構成情報ファイル11を参照する。S223で、Webサーバ60は、管理サーバ70から参照した情報データをもとに、当該構成情報を、Webサーバ60側に保持する顧客ファイル21に反映する。S224で、ユーザは、CL端末50からWebサーバ60の上記顧客ファイル21の該当構成情報(検索結果)を参照する(S173と対応)。換言すればWebサーバ60からCL端末50へ、上記顧客ファイル21の該当構成情報を表示情報として含むWebページ(A2)を応答する。
<推奨構成検索処理>
図23において、ストレージ管理システム200における推奨構成検索処理は以下である。まずS231で、ユーザがCL端末50でWebページ(A3)からWebサーバ60に対し推奨構成に関する検索条件を入力する(S177と対応)。S232で、Webサーバ60は、検索条件を受け取ると、管理サーバ70に存在するマトリクスファイル(16)を参照し、当該ストレージシステム構成の安定度をチェックする。ここで、上記マトリクスファイル(16)の情報は、管理サーバ70の顧客システム運用状況ファイル13の情報をもとに作成されている。
また、上記チェックでは、上記検索条件に顧客先環境での運用実績の無い構成要素を含んでいる場合は、顧客システム運用状況ファイル13の情報の「テスト時エラー状況」(例:図12)のデータをもとに、当該ストレージシステム構成の安定度が算出される。
次に、S233で、Webサーバ60は、S232のチェックの結果から、推奨構成一覧情報を作成し、当該情報を、Webサーバ60の推奨構成情報ファイル22に反映する。S234で、ユーザは、CL端末50からWebサーバ60の上記推奨構成情報ファイル22の該当情報(検索結果)を参照する(S178と対応)。換言すればWebサーバ60からCL端末50へ、上記推奨構成情報ファイル22の該当情報を表示情報として含むWebページ(A4)を応答する。
<安定度計算方法>
次に、要素間接続性安定度(E)及び構成安定度(F)の計算方法の詳細について説明する。顧客のストレージシステム100を構成する各要素(ホスト装置30(OS305),HBA40,FCSW20,ストレージ装置10)は、それぞれが検知したエラー情報を自装置内にログ情報(L)として記録する機能を有する。ストレージ管理システム200(管理サーバ70)では、このログ情報(L)をもとに、以下の処理手順で各要素間(リンク)の接続性安定度(E)及びシステム全体の構成安定度(F)を算出する。
(1)管理サーバ70から対象のストレージシステム100に対し、「エラー情報収集コマンド」を発行することにより、ストレージシステム100の各要素内に記録されているログ情報(L)を管理サーバ70へと収集・取得する。
(2)次に、上記(1)で収集したログ情報(L)の中から、要素ごとに、下記分類に従って、図13の(A)「エラー発生回数」をカウントする。分類として、ET1はリンクエラー(Link Failure ,LU(論理ユニット)未認識等)である。ET2はコマンドエラー(未サポートコマンド受領、コマンドオーダ不正等)である。ET3はデータエラー(データフレーム不確定、アイドルキャラクタ数不正等)である。
図24において、管理サーバ70における、要素間(リンク)例えば「HBA−FCSW間」(リンク2)に関する(A)「エラー発生回数」のカウント処理を示す。他リンクのカウント処理でも同様である。S241で、管理サーバ70のプログラムは、該当ログ情報(L)を参照する。即ち本例では該当リンク2に関係するHBA40とFCSW20の各ログ情報(L)を参照する。S242で、エラー検知部位がHBA−FCSW間(リンク2)であるかどうか判断する。HBA−FCSW間でない場合(N)は他リンクのカウント処理になる。HBA−FCSW間である場合(Y)、次に、S243で、リンクエラー(ET1)が有るかどうか判断し、有る場合(Y)は、S244で、HBA−FCSW間のET1の(A)エラー発生回数を、+1(1加算)する。また、S245で、コマンドエラー(ET2)が有るかどうか判断し、有る場合(Y)は、S246で、HBA−FCSW間のET2の(A)エラー発生回数を、+1する。また、S247で、データエラー(ET3)が有るかどうか判断し、有る場合(Y)は、S248で、HBA−FCSW間のET3の(A)エラー発生回数を、+1する。
(3)次に、上記(2)で算出した(A)エラー発生回数と、(B)総発行数とから、下記計算式により、図13の(C)要素単位エラー発生率を算出する。即ち、(C)=(A)÷(B)、である。
(4)次に、上記(3)で算出した(C)要素単位エラー発生率をもとに、下記計算式により、(D)「要素間エラー発生率」(D1〜D4)を算出(定義)する。0≦D≦1である。なお、図13のテーブル中の各(C)要素単位エラー発生率の項目の値を、順に、{a〜v}としている。即ち、「OS−HBA間」に対応する要素間エラー発生率(D1)は、「OS」の「OS−HBA間」の(C)の値(a,b)と、「HBA」の「HBA−OS間」の(C)の値(c,d)との加算値である。同様に、「HBA−FCSW間」に対応する要素間エラー発生率(D2)は、「HBA」の「HBA−FCSW間」の(C)の値(e〜g)と、「FCSW」の「FCSW−HBA間」の(C)の値(k〜m)との加算値である。同様に、「HBA−Storage間」に対応する要素間エラー発生率(D3)は、h〜j,q〜sの加算値である。同様に、「FCSW−Storage間」に対応する要素間エラー発生率(D4)は、n〜p,t〜vの加算値である。
(5)次に、上記(4)で算出した、(D)要素間エラー発生率(D1〜D4)をもとに、下記計算式により、(E)「要素間接続性安定度」(E1〜E4)を算出する。0≦E≦1である。即ち、「OS−HBA間」(リンク1)に対応する要素間接続性安定度(E1)は、E1=1−D1、で計算される。同様に、「HBA−FCSW間」(リンク2)に対応する安定度(E2)はE2=1−D2で計算され、「HBA−Storage間」(リンク3)に対応する安定度(E3)はE3=1−D3で計算され、「FCSW−Storage間」(リンク4)に対応する安定度(E4)はE4=1−D4で計算される。
(6)次に、上記(5)で算出した(E)要素間接続性安定度(E1〜E4)をもとに、下記計算式により、図6で示した(F)構成安定度を算出する。即ち、F=E1×E2×E3×E4である。
<構成安定度の例>
図25(a)において、ストレージシステム構成例における構成安定度(F)の値の例(例1)を示す。要素(OS,HBA,FCSW,Storage)とバージョンの組み合わせによる或る第1のストレージシステム構成において、各要素間の安定度(E1〜E4)が0.95である場合である。E1〜E4の乗算により、F≒0.81(0.8145……)と算出される。この例1は、いずれの要素間(リンク)においても同じように十分な安定度(E)を持つ場合であり、結果、ストレージシステム全体の構成安定度(F)が高いものになる。
一方、図25(b)において、別のストレージシステム構成例における構成安定度(F)の値の例(例2)を示す。或る第2のストレージシステム構成において、E1,E3,E4=1.0で、E2=0.5である場合であり、E1〜E4の乗算により、F=0.5と算出される。この例2は、1つのリンク(HBA−FCSW間)のみ低い安定度(E)を持ち他のリンクでは高い安定度(E)を持つという場合であり、結果、ストレージシステム全体の構成安定度(F)が不十分なものになる。
例1と例2を比べると、すべてのリンクの安定度(E)が平均して高い場合の方が、各リンクの安定度(E)でばらつきがある場合に比べて、システムの構成安定度(F)が良好になる場合があることがわかる。上記も考慮して、本例では、構成安定度(F)が高くなる順に、推奨構成における推奨度(G)を高くする。
以上のサービス(A)により、顧客は、いつでも、ストレージシステム全体の安定度が考慮された推奨構成を確認し、要素の更新等を検討することができ、便利である。また、販社・営業等は、顧客に対する推奨構成等の提案により、製品要素の販促効果を得られる。
<サービス(B)>
次に、更に前記図16の(B)〜(D)のサービス項目について順に説明する。まず、メインメニューからユーザにより(B)ソフトウェア導入サポートプラン検索が選択された場合、対応する画面及び処理に進む。
図26において、S261で、Webサーバ60からCL端末50に、(B1)ソフトウェア導入サポートプラン検索ページを出力する。S262で、既にソフトウェア導入サポートプランが検索済みの場合にはそのプラン#(番号)が発行・管理されているので、ユーザがそのプラン#を入力して速やかに該当ソフトウェア導入サポートプラン情報を表示することができる。ブラン#の入力またはbからの移行により、S263で、(B1)ソフトウェア導入サポートプラン検索ページ(図27)を出力する。
図27に示す(B1)ソフトウェア導入サポートプラン検索(推奨構成選択)ページにおいて、前述(A4)のような現在構成と推奨構成の情報をもとに、ユーザにより、ソフトウェア導入サポートプランの表示(検索)の対象となる希望の推奨構成を選択(チェック)させる。下側には、ソフトウェア導入サポートプラン表示(検索)ボタン、EXITボタンを有する。
図26のS264で、ユーザがソフトウェア導入サポートプラン表示(検索)ボタンをクリックする(EXITボタンの場合は終了)。S265で、プラン#が確定済みではない場合(N)は、S266で、プラン#を確定(発行)する。次に、S267で、(B2)ソフトウェア導入サポートプラン検索結果(表示)ページ(図28)を出力する。
図28に示す(B2)ソフトウェア導入サポートプラン検索結果(表示)ページにおいて、顧客のストレージシステム構成における要素の更新、例えばソフトウェアバージョンの変更のための、導入サポートプランの情報を表示する。例えば、プラン#、顧客名、構成#、構成内容(要素名、バージョン等)、導入ソフトウェア名及びバージョン、導入サポート実施可能日時、利用料金見積もり金額、等を表示する。構成#は、複数のストレージシステム構成が存在する場合の識別番号である。導入サポート実施可能日時は、例えばサポート部門側のサポート実施可能日時の範囲の中から、ユーザ(顧客)が都合の良い日時を選択する。利用料金見積もり金額は、例えば、ソフトウェア導入サポートプラン等の利用に対し料金プランを設定して課金する。下側には、ソフトウェア導入サポート発注ボタン、EXITボタンを有する。
図26のS268で、ユーザが上記導入サポート実施のための日時を選択等して、ボタンを選択して押下する。S269で、ソフトウェア導入サポート発注ボタンが選択された場合(Y)は、次に、S270で、ユーザ(CL端末50を操作している者)がエンドユーザ(顧客)であるか否か(販社やSE等)を確認する。ユーザがエンドユーザの場合(Y)は、S271で、販社/SEに発注を依頼する。これは、例えば販社/SEに対し電子メール等でプラン#を連絡すること等により行う(図1のdに対応)。ユーザが販社/SEである場合(N)は、cへ移行する。
<ソフトウェア導入サポートプラン検索処理>
図29において、ストレージ管理システム200におけるソフトウェア導入サポートプラン検索処理は以下である。まずS291で、ユーザがCL端末50のWebページからWebサーバ60に対し検索条件を入力する(S261〜S264と対応)。S292で、Webサーバ60は、検索条件を受け取ると、管理サーバ70に存在する顧客システム構成情報ファイル11、ベンダリリース情報ファイル14、接続性サポート情報ファイル15を参照し、当該構成がサポート済みであるかどうかをチェック(確認)する。
S293で、Webサーバ60は、上記チェックの結果をもとに、サポートプランを作成し、当該情報(検索結果)を、Webサーバ60の導入管理ファイル23に記載し、内容を出力する。S294で、ユーザは、CL端末50からWebサーバ60の上記導入管理ファイル23の情報(検索結果)を参照する(S267と対応)。換言すればWebサーバ60からCL端末50へ、上記情報を表示情報として含むWebページを応答する。
以上のサービス(B)により、顧客は、前記(A)の推奨構成検索等のサービスに伴って、それに含まれる要素の導入サポートのプランの検索を、少ない手間ですぐに行うことができ、便利である。
<サービス(C)>
前記図16のメインメニューからユーザにより(C)ソフトウェア導入サポート発注の項目が選択された場合、対応する画面及び処理に進む。
図30において、S301で、Webサーバ60からCL端末50に、(C1)ソフトウェア導入サポート発注検索ページを出力する。(C1)ソフトウェア導入サポート発注検索ページにおいて、S302で、ユーザは、前述同様に既にプラン#が発行されている場合はそれを入力して速やかに該当ソフトウェア導入サポートの発注のページを表示することができる。S303で、ユーザが販社/SEであるか否か(エンドユーザ)を確認し、ユーザが販社/SEでない場合(N)は、S304で、販社/SEに発注を依頼する。
ユーザが販社/SEの場合または図26のcからの移行により、S305で、CL端末50に、(C2)ソフトウェア導入サポート発注ページを出力する。(C2)ソフトウェア導入サポート発注ページでは、例えば、指定されたソフトウェア導入サポートを発注するかどうかの確認のメッセージ(「ソフトウェア導入サポートを発注致します。よろしいですか?」等)、及び、そのOKボタン、キャンセルボタンを表示する。ユーザによりOKボタンが押下された場合、発注(サポート要求)を実行する。S306で、それに対応する発注#を確定する。S307で、CL端末50に、(C3)ソフトウェア導入サポート発注受付ページ(図31)を表示する。
図31に示す(C3)ソフトウェア導入サポート発注受付ページにおいて、ソフトウェア導入サポートの発注を受領した旨とその内容(明細)を表示する。例えば、発注#、発注者名、サポートプラン#、顧客名、構成#、構成内容、導入ソフトウェア名及びバージョン、導入サポート実施予定日時、利用料金見積もり金額、等を表示する。下側に、ソフトウェア導入サポート実施状況(検索)ボタン、EXITボタンを有する。
図30のS308で、ユーザがボタンを選択して押下する(EXITボタンの場合は終了)。S309で、ソフトウェア導入サポート実施状況検索が選択された場合(Y)、dへ移行する。
<ソフトウェア導入サポート発注処理>
図32において、ストレージ管理システム200におけるソフトウェア導入サポート発注処理は以下である。まずS321で、ユーザがCL端末50からWebサーバ60に対しサポートプラン#を入力する(S302と対応)。S322で、Webサーバ60は、Webサーバ60に存在する導入管理ファイル23の内容(ソフトウェア導入サポート情報)を出力する。
S323で、ユーザ(販社/SE等)は、CL端末50から、Webサーバ60に存在する導入管理ファイル23の該当情報を参照する。S324で、ユーザ(販社/SE等)は、CL端末50のWebページから、確認後、発注ボタンをクリックする。
S325で、Webサーバ60は、上記CL端末50からの発注(サポート要求)をもとに、発注確認メッセージを表示情報として含むWebページをCL端末50へ出力する。S326で、Webサーバ60は、上記発注確認メッセージに対する応答(OKボタンのクリック)をもとに、発注受け付けメッセージを表示情報として含むWebページ(C3)をCL端末50へ出力する。次に、ソフトウェア導入サポートステータス更新処理のaへ移行する。
<ソフトウェア導入サポートステータス更新処理>
図33において、前記ソフトウェア導入サポート発注処理に関連する、ストレージ管理システム200におけるソフトウェア導入サポートステータス更新処理は以下である。まずS331で、導入サポート受付部門(CL端末80等)が、Webサーバ60から発注#を入力する。S332で、導入サポート受付部門は、CL端末80から、Webサーバ60に存在する導入管理ファイル23の内容(ソフトウェア導入サポート情報)を出力する。S333で、導入サポート受付部門は、CL端末80から、ステータスボタンをクリックする。
S334で、上記ステータスボタンのクリックをもとに、Webサーバ60に存在する導入管理ファイル23の該当情報を更新する。なお、サポート完了時には、管理サーバ70に存在する接続性サポート情報ファイル15も更新する。S335で、Webサーバ60からCL端末80に、ステータス更新メッセージを表示する。
<サービス(D)>
前記図16のメインメニューからユーザにより(D)ソフトウェア導入サポート実施状況検索の項目が選択された場合、対応する画面及び処理に進む。
図34において、S341で、Webサーバ60からCL端末50に、(D1)ソフトウェア導入サポート実施状況検索ページを出力する。そのページにおいて、S342で、ユーザが発注#を入力し、検索ボタンをクリックする。検索ボタンのクリックまたは図30のdからの移行により、S343で、CL端末50に、(D2)ソフトウェア導入サポート実施状況検索ページ(図35)を表示する。
図35に示す(D2)ソフトウェア導入サポート実施状況検索ページにおいて、顧客の発注#のソフトウェア導入サポートの実施状況の情報を表示する。例えば、発注#、発注者名、顧客名、構成#、導入ソフトウェア名及びバージョン、導入サポート実施状況ステータス(発注受け付け日時等)、特記事項等を表示する。下側のOKボタンの押下により終了する。
<ソフトウェア導入サポート実施状況検索処理>
図36において、ストレージ管理システム200における発注済みソフトウェア導入サポート実施状況検索処理は以下である。まずS361で、ユーザがCL端末50からWebサーバ60へ発注#を入力する。S362で、発注#をもとに、Webサーバ60は、導入管理ファイル23を参照し、その内容(発注済みソフトウェア導入サポート実施状況情報)を出力する。S363で、ユーザは、CL端末50からWebサーバ60の導入管理ファイル23の該当情報を参照する。
以上のサービス(C)及び(D)により、顧客は、前記(B)のサービスに伴って、それに含まれる要素の導入サポートの発注及びその状況確認を、少ない手間ですぐに行うことができ、便利である。また、導入部門等は、販社・営業等によるサポートプラン提示との連携により、顧客環境に対する製品要素の導入を効率的に行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、複数の要素の組み合わせからなる情報処理システムに利用可能である。
本発明の一実施の形態の情報処理システムにおける、全体の接続構成の概要を示す図である。 ストレージシステムの構成例を示す図である。 管理サーバの構成例を示す図である。 Webサーバの構成例を示す図である。 概要構成を示す図である。 構成安定度の考え方を示す図である。 顧客システム構成情報の例を示す図である。 ベンダリリース情報(OS)の例を示す図である。 ベンダリリース情報(HBA)の例を示す図である。 ベンダリリース情報(FCSW)の例を示す図である。 接続性サポート情報の例を示す図である。 顧客システム運用状況情報の例を示す図である。 顧客システム運用状況情報における、エラー検知部位の情報の例を示す図である。 (a),(b)は、要素間接続性安定度マトリクス情報の例を示す図である。 Webサーバログイン画面の例を示す図である。 メインメニュー画面の例を示す図である。 (A)顧客システム構成情報/推奨構成検索のサービス項目の全体処理フローを示す図である。 (A1)顧客システム構成情報検索の画面の例を示す図である。 (A2)顧客システム構成情報検索結果の画面の例を示す図である。 (A3)推奨構成検索条件入力の画面の例を示す図である。 (A4)推奨構成検索結果の画面の例を示す図である。 顧客システム構成情報検索処理フローを示す図である。 推奨構成検索処理フローを示す図である。 エラー発生回数カウント処理フローを示す図である。 (a),(b)は、ストレージシステム構成安定度の値の例1を示す図である。 (B)ソフトウェア導入サポートプランのサービス項目の全体処理フローを示す図である。 (B1)ソフトウェア導入サポートプラン検索の画面の例を示す図である。 (B2)ソフトウェア導入サポートプラン検索結果の画面の例を示す図である。 ソフトウェア導入サポートプラン検索処理フローを示す図である。 (C)ソフトウェア導入サポート発注のサービス項目の全体処理フローを示す図である。 (C3)ソフトウェア導入サポート発注受付の画面の例を示す図である。 ソフトウェア導入サポート発注処理フローを示す図である。 ソフトウェア導入サポートステータス更新処理フローを示す図である。 (D)ソフトウェア導入サポート実施状況検索のサービス項目の全体処理フローを示す図である。 (D2)ソフトウェア導入サポート実施状況の画面の例を示す図である。 発注済みソフトウェア導入サポート実施状況検索処理フローを示す図である。
符号の説明
10…ストレージ装置、11…顧客システム構成情報ファイル、12…コンポーネントログ情報ファイル、13…顧客システム運用状況ファイル、14…ベンダリリース情報ファイル、15…接続性サポート情報ファイル、16…コンポーネント間接続性安定度マトリクスファイル、20…FCSW(ファイバチャネルスイッチ)、21…顧客ファイル(顧客システム構成情報ファイル)、22…推奨構成情報ファイル、23…ソフトウェア導入サポートプラン/発注/実施状況ファイル(導入管理ファイル)、24…キャラクタファイル、30…ホスト装置、40…HBA(ホストバスアダプタ)、50…CL端末(クライアント端末)、60…Webサーバ、61…制御部、62…メモリ、63…通信部、64…入力装置、65…出力装置、66…メインプログラム、70…管理サーバ、71…制御部、72…メモリ、73…通信部、74…入力装置、75…出力装置、76…メインプログラム、80…CL端末、100…ストレージシステム、101…ネットワーク、102…LAN、110…制御装置(コントローラ)、111…制御部、112…CHA(チャネルアダプタ)、113…DKA(ディスクアダプタ)、114…キャッシュメモリ、115…共有メモリ、116…スイッチ、117…メモリ、118…プログラム、130…記憶装置群(DKU)、131…HDD、150…SVP、200…ストレージ管理システム、201…制御部、202…メモリ、203…スイッチ部、204…ポート、205…プログラム、301…制御部、302…メモリ、303…入力装置、304…出力装置、305…OS、306…アプリケーションプログラム(AP)、401…プログラム、402…ポート。

Claims (9)

  1. 顧客のストレージシステムを管理するストレージ管理システムであって、
    前記顧客のストレージシステムは、ストレージ装置を含む要素の組み合わせの接続から構成され、前記要素は、ソフトウェアまたはハードウェアのバージョンを持ち、
    前記ストレージ管理システムは、前記ストレージシステムの各要素の構成情報、及び各要素間の接続におけるログ情報またはエラー情報を参照し、それを用いて、前記顧客のストレージシステムの構成に関する、前記各要素間の接続の相性を考慮した構成安定度の情報、またはその構成安定度を考慮した推奨されるストレージシステムの構成の情報を、ユーザが使用する端末装置の表示画面へ出力する処理を行うこと、を特徴とするストレージ管理システム。
  2. 請求項1記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記ストレージシステムの要素の組み合わせについて、前記各要素間の接続におけるログ情報またはエラー情報をもとに、前記各要素間のエラー発生率を計算し、そのエラー発生率から前記各要素間の接続の安定度を計算し、そのすべての要素間の接続の安定度を乗算することにより前記構成安定度を計算すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  3. 請求項1または2に記載のストレージ管理システムにおいて、
    複数の前記ストレージシステムに対して接続され前記顧客のストレージシステムに関する情報をデータベースに管理する管理サーバ装置を有し、
    前記管理サーバ装置は、前記データベースに、前記ストレージシステムから取得する前記各要素の構成情報及び前記ログ情報またはエラー情報、前記顧客のストレージシステムの運用状況情報、前記要素に関する最新情報を含むベンダリリース情報、前記要素に関する接続性サポート情報、及び前記構成安定度の情報、を保持し、前記データベースの情報を用いて前記構成安定度を計算すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記ユーザの端末装置からのアクセスに対して接続されるWebサーバ装置を有し、
    前記Webサーバ装置から前記ユーザの端末装置に対し、Webページにより、前記構成安定度または推奨されるストレージシステムの構成の情報を含む表示情報を出力すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  5. 請求項1または4に記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記顧客のストレージシステムにおける要素のソフトウェアまたはハードウェアのバージョンを変更したい場合に、前記ユーザの端末装置からユーザにより検索条件が入力され、それに応じて、前記変更の対象の要素に関し前記構成安定度が高くなるような前記要素の組み合わせによるストレージシステムの構成の情報を検索して前記ユーザの端末装置へ出力すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  6. 請求項1記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記ストレージシステムは、前記要素として、ホスト装置またはそのOS、前記ホスト装置に接続されるホストバスアダプタ、前記ストレージ装置、及びそれらの相互接続装置を有し、
    前記ストレージ装置は、チャネルインタフェース部、ディスクインタフェース部、キャッシュメモリ、及び共有メモリ、を備える制御装置と、ディスクアレイを構成するディスク装置群と、を有して構成されること、を特徴とするストレージ管理システム。
  7. 請求項1または4に記載のストレージ管理システムにおいて、

    前記構成安定度または推奨されるストレージシステムの構成の情報の出力に伴い、前記ユーザの端末装置での操作に応じて、前記ストレージシステムの構成に含まれる要素についての前記顧客の環境への導入サポートのプランの情報を前記ユーザの端末装置へ出力すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  8. 請求項7記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記導入サポートのプランの情報に対し、前記ユーザの端末装置での操作に応じて、前記導入サポートのプランについての発注を受け付けしてその情報を出力し、導入部門の端末装置へ前記発注についての情報を送信して前記導入サポートの実施について連携すること、を特徴とするストレージ管理システム。
  9. 請求項8記載のストレージ管理システムにおいて、
    前記発注の情報に対し、前記ユーザの端末装置での操作に応じて、前記発注済みの導入サポートの実施状況の情報を出力すること、を特徴とするストレージ管理システム。
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