JP6577412B2 - 運用管理装置及び運用管理方法、並びに運用管理システム - Google Patents
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Description
本発明は、運用管理装置及び運用管理方法、並びに運用管理システムに関し、特に、制御設備からの情報及びそれに付随する設備からの情報を一元的に管理するための運用管理装置及び運用管理方法、並びに運用管理システムに適用して好適なものである。
近年、システム運用の高信頼化を目的とした技術開発がなされている。従来のシステム運用管理システムでは、現場側の制御設備及びサービス管理のプラットフォーム(以下「制御設備」を例示する)に関してリレーショナルデータベース(以下「データベース」と省略する)を用いて情報を管理している(特許文献1、非特許文献1参照)。つまり、従来のシステム運用管理システムでは、現場側に応じて予め用意されている業務アプリケーションプログラムが、現場側の制御設備に付随する設備としてのセンサなどより送信される情報を基に、受信した情報を中位層或いは下位層に振り分けて記憶装置に格納し、これらの情報の組み合わせによって現場側の制御設備などを管理している。
「製造設備向けリアルタイムSGL精製ユニットの開発」情報処理学会論文誌 データベース Vol.2 No.2 p.p. 137〜146(June 2009)
従来のシステム運用では、現場側の制御設備などの管理に必要とされる情報をデータベースによって管理しているが、上述した業務アプリケーションプログラムは、データベース設計を伴うことが多く、そのデータベースに密接に関連させて開発される。このため、現場側の制御設備などの変更に応じてシステムの仕様を容易に変更できず、柔軟に現場側の制御設備などを管理することが困難であった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、現場の制御設備や付随する設備を柔軟に管理することができる運用管理装置及び運用管理方法、並びに運用管理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため、本発明による運用管理装置は、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理部と、前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理部と、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による運用管理方法は、識別情報管理部が、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理ステップと、組み合わせ管理部が、前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理ステップと、プログラム実行部が、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行ステップと、を実行することを特徴とする。
また、本発明による運用管理システムは、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理部と、前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理部と、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行部と、を備える運用管理装置と、構造化識別情報を求める利用者側装置と、を有し、前記識別情報管理部は、前記利用者側装置が求める構造化識別情報と、管理している前記複数の構造化識別情報とを比較して両者の類似性を検討する類似検索実行部と、前記類似検索実行部による検索の結果、管理している前記複数の構造化識別情報に前記利用者側装置が求める構造化識別情報に類似する特定の構造化識別情報が存在する場合、課金を条件として、前記利用者装置に対する前記特定の構造化識別情報の開示を許容する情報紹介部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、現場の制御設備や付随する設備を柔軟に管理することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態について詳述する。
(1)本発明の一実施の形態の背景
本発明の一実施の形態(以下「本実施の形態」という)においては、まず、その前提として、制御設備運用管理装置において、管理対象である制御設備(「現場装置」ともいう)に対して識別子を付与し、付随する設備としてのセンサ等において取得された情報を、その付与された識別子と対応付けて制御設備を管理している。
本発明の一実施の形態(以下「本実施の形態」という)においては、まず、その前提として、制御設備運用管理装置において、管理対象である制御設備(「現場装置」ともいう)に対して識別子を付与し、付随する設備としてのセンサ等において取得された情報を、その付与された識別子と対応付けて制御設備を管理している。
このような制御設備の管理に必要とされる情報は、一般的に、データベース設計を行うことにより、そのデータベースに格納して管理する方法が殆どである。この場合、データベース設計が必要となる関係から、1つのコンポーネントプロバイダ(コンポーネントベンダ)によって制御装置などを含む制御システム全体が設計されることが暗黙的な前提となっている。このような場合においては、制御設備の管理を行うSCADAや業務アプリケーションは、データベースの所在情報やクエリにより対象とする情報を一意に特定する手法を取っており、このような手法によると、制御設備運用管理装置とデータベースとが一体的に1つのコンポーネントプロバイダによって提供される必要が生じやすく、制御設備運用管理装置とデータベースとが密接な関係を形成し易くなり、容易にシステム構成を変更することが難しくなるおそれがある。以下、本実施の形態では、このように制御設備運用管理装置とデータベースとの間で密接な関連性が形成されることを「密結合」とも表現する。一方、データベースにおいて用いられるSQL(Structured Query Language)は表現に自由度があり、必要な構文解析を行えば管理対象の情報を一意に特定できる一方、単純な文字列比較により一意性を識別することができないため、SQL自体を各制御設備の識別情報として活用することは困難である。
そこで、本実施の形態では、詳細は後述するが、設計タイミング又はアーキテクチャの異なる制御設備(「現場装置」ともいう)及びセンサなどの付随する設備を、一意に識別可能な識別子を用いて符号化して、複数の識別子同士を結合し、複数の識別子同士の一意性を確保する。
さらに本実施の形態では、識別子同士の親子関係を構築し、そのような親子関係を表す木構造を用いて複数の制御設備及び付随する設備を互いに識別するために、親子関係のある識別子同士を結合する。そのように結合するに際し、本実施の形態では、それら識別子同士の間に、制御設備運用管理装置700やこれに付随する設備をモデル化した論理的包含識別情報(後述するラッパー識別子に相当)を挟み込んで構造化する。制御設備運用管理装置は、その構造化された識別子(後述する「構造化ID」に相当)と、管理対象としての制御設備や付随する設備に関する情報との組み合わせを管理している。
本実施の形態では、そのような管理対象を活用するための要求に応じて処理を行う場合、上述のように構造化された識別子を受け取ると、包含識別情報に基づいて管理対象に関する情報の物理的な所在を特定し、結果として管理対象に関する情報を提供する。
一方、本実施の形態では、そのような管理対象としての制御設備や付随する設備に対して制御命令を発行する場合、構造化された識別子をユーザから受け取り、対象となる制御設備やこれに付随する設備に送信したり、または制御用インターフェース(以下「IF」とも省略する)へその制御命令を書き込むことにより、その制御用IFを介して管理対象としての制御設備やこれに付随する設備を制御する。以下、本発明の概念をより具体的に説明する。
(2)第1の実施の形態
(2−1)制御設備運用管理システムの全体構成
図1は、第1の実施の形態による制御設備運用管理システム1000の概略構成を示す。なお、以降の実施形態においては、同一の符号を付した同一の構成については、原則として同一の構成であり同一の動作を行うため、説明を省略する。
(2−1)制御設備運用管理システムの全体構成
図1は、第1の実施の形態による制御設備運用管理システム1000の概略構成を示す。なお、以降の実施形態においては、同一の符号を付した同一の構成については、原則として同一の構成であり同一の動作を行うため、説明を省略する。
制御設備運用管理システム1000は、例えば、制御設備においてそのセンサによって取得される情報の発生源の保存元側システム、その情報の利用者側システム、及びその情報の管理装置という大きく分けて3種類のシステムに分かれている。これら情報の発生源の保存元側システム、その情報の管理システム、及びその情報の利用者側システムは、ネットワーク400を経由して互いに接続されており、互いに情報をやり取り可能な構成となっている。
(2−2)情報の発生源の保存元側システム
制御設備運用管理システム1000は、情報の発生源の保存元側システムとして、図示のデータベースサーバ100、付随する設備の一例としてのIoTセンサ(以下「センサ」ともいう)200、及び、制御設備300(現場装置)を備えている。
制御設備運用管理システム1000は、情報の発生源の保存元側システムとして、図示のデータベースサーバ100、付随する設備の一例としてのIoTセンサ(以下「センサ」ともいう)200、及び、制御設備300(現場装置)を備えている。
データベースサーバ100は、制御設備運用管理装置700と同様にコンピュータの一種であり、メモリ110、記録媒体インターフェース(以下「IF」と省略する)130、及び通信インターフェース120を備えている。メモリ110は、データベースマネージメントサービス(以下「DBMS」と省略する)111、並びに命令判別実行部112を備えている。記録媒体140の中には、DB蓄積データ141が存在する。データベースサーバ100は、コンピュータの一種であり、以上のような内部機能を利用して、後述するように制御設備運用管理装置700からの制御命令に応じてDB蓄積データ141を当該制御設備運用管理装置700に対して提供する機能を有する。
IoTセンサ200は、制御設備に付随する設備の一例であり、少なくとも1種類の計測項目に関する計測値を取得するセンサである。IoTセンサ200は、このセンサによって取得された計測値を含むセンサ情報をネットワーク400に送信可能な通信インターフェース220、及びメモリ210を備えている。メモリ210においては、測定値メッセージ生成部211及び命令判別実行部212が動作している。
制御設備300は、現場側において使用される装置の一例であり、制御システムにおいては一般に主機と呼ばれている制御対象そのものの装置である。制御設備300は、例えば、通信インターフェース(以下「IF」とも省略する)320、測定値メッセージ生成部311、及び命令判別実行部312を備えている。
(2−3)情報の利用者側システム
制御設備運用管理システム1000は、情報の利用者側システムとして、HMI(Human Machine Interface)500及び業務プログラム実行サーバ600を備えている。
制御設備運用管理システム1000は、情報の利用者側システムとして、HMI(Human Machine Interface)500及び業務プログラム実行サーバ600を備えている。
HMI500は、制御設備運用管理装置700と同様にコンピュータであり、通信IF520、CPU550、及びメモリ510を有し、表示装置580に接続されている。これら通信IF520、CPU550、及びメモリ510は、内部バス560によって接続されている。メモリ510では、設定項目入力部511と、構造化IDラッパー操作部512及び構造化ID読込み部514が動作しているとともに、構造化ID編集テーブル513が設けられている。
業務プログラム実行サーバ(以下「業務サーバ」ともいう)600は、制御設備運用管理装置700と同様にコンピュータであり、通信IF620、CPU650、及びメモリ610を有し、これら通信IF620、CPU650、及びメモリ610は、内部バス660によって接続されている。業務サーバ600内のメモリ610は、業務用アプリケーションプログラム(以下「業務アプリケーション」とも呼ぶ)612及び構造化ID読込み部614を有する。構造化ID読込み部614は、制御設備運用管理装置700を経由して記録媒体771より管理対象の構造化IDとデータ利用用途の組み合わせ蓄積データ773を取り込む機能を有する。
(2−4)情報の管理システム
制御設備運用管理システム1000は、情報の管理システムとして、制御設備運用管理装置700及び記録媒体771を備えている。制御設備運用管理装置700では、通常、2台以上で構成される冗長構成が採用されるが、図面の簡素化のため、図示の例では1台で構成されているものと例示する。
制御設備運用管理システム1000は、情報の管理システムとして、制御設備運用管理装置700及び記録媒体771を備えている。制御設備運用管理装置700では、通常、2台以上で構成される冗長構成が採用されるが、図面の簡素化のため、図示の例では1台で構成されているものと例示する。
制御設備運用管理装置700は、通信インターフェース(以下「IF」とも省略する)720によりネットワーク400を介して外部システムと接続されている。制御設備運用管理装置700はメモリ710を有する。メモリ710上において動作する各機能は、各機能に対応する処理部を集積回路として構成することによりハードウェアで実現することもできる。
具体的には、このメモリ710上には、管理対象の全体情報を管理する構造化IDラッパー管理部711と、構造化IDを識別子として動作する情報収集プログラム及び命令送信プログラムとの関係を管理するとともに各プログラムを実行する構造化ID処理プログラム管理部712と、制御システム管理用KVS(Key Value Store)データ管理エリア713と、組み合わせデータ管理エリア714とを有する。
制御設備運用管理装置700はCPU750を有する。各内部機能は、バス760を介して情報及び命令等が伝達されることにより、対応する処理が実行される。以下、説明を簡素化するために、制御設備運用管理装置700において各制御部及び各処理部の処理が、メモリ上に展開されるプログラムによって実現されるものとして説明する。これらは、CPU750が各プログラムを実行することによって実現される各処理部を処理の主体として表現する。
制御設備運用管理装置700は、記録媒体インターフェース(以下「IF」と省略する)730を有し、組み合わせデータ管理エリア714を経由して、記録媒体771に対してデータを書き込んだり記録媒体771に記憶済みのデータを読み出す。この記録媒体771は、構造化IDとラッパーとの組み合わせ蓄積データ772、管理対象の構造化IDと利用用途との組み合わせ蓄積データ773、管理対象の構造化IDと情報収集プログラム情報との組み合わせ蓄積データ774、制御対象の構造化IDと命令送信プログラム情報との組み合わせ蓄積データ775、及び、抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ776が記録される領域を有する。
(2−5)構造化IDの定義例
特に、SI定義部772Aaには、システムインテグレータによって設計された抽象的な識別子が設定される。なお、本実施形態では、このSI定義部772Aaは、設定済みの抽象的な識別子(の定義)がリスト上に表される場合には、後述するように「既存定義引用部」という名称で表すようにしている。
特に、SI定義部772Aaには、システムインテグレータによって設計された抽象的な識別子が設定される。なお、本実施形態では、このSI定義部772Aaは、設定済みの抽象的な識別子(の定義)がリスト上に表される場合には、後述するように「既存定義引用部」という名称で表すようにしている。
ラッパー定義部772Ab及びラッパー定義部772Acにはラッパー識別子が設定される。このラッパー識別子は、先に設計されたSI定義部772Aaの抽象的な識別子と、その後に採用される実体定義部772Ad,772Aeの具体的なコンポーネントプロバイダを示す識別子との間に挿入されることにより、これら抽象的な識別子とコンポーネントプロバイダを示す識別子とを論理的に結合するための識別子である。ラッパー識別子を挿入することによりシステム構造に影響が及ばないようにするため、ラッパー識別子と実体識別子とは基本的に1対1で対応付けられている。
図2は、システム構成の全範囲において一貫性を管理できるように構造化IDを定義した概念図を示す。本実施の形態では、設計タイミングが異なる複数の識別子を取り扱うため、柔軟に各識別子を結合することにより符号化を行う。本実施の形態において「符号化」とは、主として、そのように識別子同士を結合して木構造とすることを意味する。
構造化IDは、管理対象全体を象徴する「システム全体ID」を表す抽象的な識別子を根要素(親要素:上位要素)とする一方、一部のシステム構成の置き替えを考慮し、現場側の制御設備やこれに付随する設備などの実体コンポーネントを表すより具体的な識別子としての実体識別子(子要素:下位要素)を上記抽象的な識別子に関連付けるよう結合して構成される。
本実施形態においては、このような構造化IDにおいて、上述した抽象的な識別子と実体識別子との間に、実体識別子に対応した制御設備やこれに付随する設備をコンポーネントプロバイダに関係が無くなるよう論理的に包含させてモデル化したラッパー識別子を挿入している。
図示した一つ目の木構造としてのSI定義部772Aa、ラッパー定義部772Ab及び実体定義部772Adは、ラッパー定義部772Abの前後においてSI定義部772Aa及び実体定義部772Adが1対1の関係を保ちながら結合されるようラッパー定義部772Abを追加した態様である。これは、ラッパー定義部772Abを用いて実体定義部772Adを限定する情報を追加する時に用いる態様である。
二つ目の木構造としてのSI定義部772Aa、ラッパー定義部772Ac及び実体定義部772Aeは、SI定義部772Aaの抽象的な識別子と実体定義部772Aeの実体識別子とが1対1の関係を保ちながらその前後で親子関係を定義するラッパー定義部772Acのラッパー識別子によって木構造を定義する態様である。
このような二つ目の木構造は、例えば、冗長化システム全体の識別子と、それを実現する複数の内部要素の識別子とを定義する場合に用いる態様である。これは、例えば、コンポーネントプロバイダB社定義772Aeにおいて、2重系の構成を持つ2つのラッパー識別子(図示の2つの五角形に相当)に、2つのストレージ装置の製品に各々対応する2つの実体識別子(図示の六角形及び菱形に相当)が各々結合されることを意味する。
図3は、構造化IDとラッパー識別子との組み合わせ蓄積データ772Aを管理するテーブル772の一例を示している。図示の例では、SI定義部772Aa、ラッパー定義部772Ab,772Ac及び実体定義部772Ad,772Aeという3種の定義部がそれぞれ区別されて、後述するように設定する時のユーザの意図が確認できるように構成されている。各行は、ユーザによって識別子に関して設定された入力内容に対応した内容を表している。
SI定義部772Aa(後述する既存定義引用部に相当)の抽象的な識別子と実体定義部772Ad,772Aeの実体識別子との組み合わせは、設計タイミングが互いに異なる制御設備やこれに付随する設備を設計タイミングに関係無く同一の手法により管理するために用いられる。本実施の形態では、これら識別子の組み合わせを適宜柔軟に変更してラッパー識別子とも組み合わせて結合することにより、図2に示すような概念を用いて構造化IDとして符号化される。
行7721においては、実体定義部772Adにおける「A社温度計」という実体識別子に対し、ラッパー定義部772Ab,772Acにおける「温度計モデルA」というラッパー識別子が結合されている。
行7722においては、実体定義部772Adにおける「A社プラント」という実体識別子に対し、ラッパー定義部772Ab,772Acにおける「プラントモデルA」というラッパー識別子が結合されている。
ここで、ラッパー定義部772Abにおける「モデル」とは、例えば、摂氏若しくは華氏のような温度、又は圧力などの単位を統一したり、既述の付随する設備としてのIoTセンサ200からのセンサ情報の表現態様を統一したりする概念を意味する。
行7723においては、上述した行7721と同様に、ラッパー定義部772Ab,772Acとして「温度計モデルA」というラッパー識別子がSI定義部772Aaの抽象的な識別子と実体定義部772Ad,772Aeの実体識別子との間に挿入されることにより、前後の識別子同士が結合されている。
本実施形態では、抽象化プログラムが、例えば、実体定義部772Ad,772Aeにおける「A社温度計」という実体識別子を、行7723の「D社温度計」と同様に、ラッパー定義部772Ab,772Acの「温度計モデルA」にモデル化するものとする。
図4(A)〜図4(C)は、それぞれ、上述のようにSI定義部772Aaの抽象的な識別子と、ラッパー定義部772Ab,772Acのラッパー識別子と、実体定義部772Ad,772Aeにおける実体識別子とを木構造で結合して構成した構造化IDの一例を示す。
図4(A)は、過去に利用した構造化ID(以下「既存の構造化ID」ともいう)772AA1の一例を示しており、図4(B)及び図4(C)は、それぞれ、図4(A)に示す既存の構造化IDを再利用するために当該既存の構造化IDの一部が「*」印(以下「ワイルドカード」という)を用いて正規表現とされた構造化IDの一例を示している。
ここで、「正規表現」とは、例えば、既存の構造化IDにおいて、ラッパー定義部772Ab,772Acのラッパー識別子と、実体定義部772Ad,772Aeにおける実体識別子とを分離して再利用するために、元々の構造化IDの一部の表現をワイルドカード「*」を用いて構造化IDの表現形態を改めることをいう。
図4(A)に示す既存の構造化ID772AA1は、「温度計モデルB」というラッパー識別子と、ユーザの要望に沿って設定される「B社温度計」という実体識別子と、を含んでいる。既述の抽象化処理プログラムは、この中から、ラッパー定義部772Ab,772Acのラッパー識別子を基に、例えば、図4(A)に示す「B社プラント/装置B」という実体識別子を、図4(B)に示すようにワイルドカード「*」に置き換えることにより、ラッパー識別子「温度計モデルB」のみを抽出して、検索に用いる正規表現とすることができる。
このように様々なコンポーネントプロバイダが提供しうる実体コンポーネントである「温度計」を論理的なモデルとして「温度計モデル」のように構造化IDを概念化して表現することを、本実施形態では「正規表現」と呼んでいる。このような正規表現とすると、実体コンポーネント「温度計」がどのコンポーネントプロバイダから供給されていても「温度計モデル」として同様に取り扱うことができる。
本実施の形態では、正規表現にて表されるラッパー識別子のみを選択することにより、過去に利用した構造化IDを活用して部分的に一部の種類の識別子を複製して再利用し、実体識別子に対して新規な別の識別子を結合することにより、効率よく類似する構造化IDを作成することができるようになる。なお、本実施の形態では、このように構造化IDを作成することを「定義」とも表現している。
図4(C)に示すような正規表現とした構造化ID772AA3のように、この正規表現に含まれるラッパー識別子(図示の例では「プラントモデルB」)の数を少なくすると、正規表現の尾部「*」に該当する枝要素の識別子(相対的に親(上位側)として選択しうる他の識別子)や葉要素の識別子(相対的に子(下位側)として選択しうる他の識別子)の種類が増加するため、一括で再利用できる識別子の種類が増加する。
図5は、抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ776における、ラッパー定義部776a、実体定義部776b及び処理プログラム776cの関係を示している。
この組み合わせ蓄積データ776には、例えば、単位変換を行う単位系変更プログラム、各社コンポーネントのコンポーネントプロバイダの個別の特性をラッパー定義部776aのラッパー識別子に対応付ける抽象化処理プログラム、及び、各コンポーネントプロバイダが設定済みの個別の障害メッセージをラッパー識別子776aの障害モデルが示す意味に対応付けるプログラムが登録されている。
第1行目欄7761においては、抽象化処理プログラムAによって、実体定義部776bにおいて「A社プラント」という実体識別子を、ラッパー定義部776aにおいて「プラントモデルA」というラッパー識別子に抽象化して対応付ける定義を示している。
第2行目欄7762は、単位変換プログラムAによって、実体定義部776bにおいて「D社温度計」という実体識別子を、ラッパー定義部776aにおいて「温度モデルA」というラッパー識別子に抽象化して対応付ける定義を示している。
第3行目欄7763は、障害重症度判定プログラムAによって、実体定義部776bにおいて「障害IDα」という実体識別子を、ラッパー定義部776aにおいて「障害モデルA」というラッパー定義識別子に抽象化して対応付ける定義を示している。
第4行目欄7764は、障害重症度判定プログラムBによって、実体定義部776bにおいて「障害IDβ」という実体識別子を、ラッパー定義部776aにおいて「障害モデルB」というラッパー定義識別子に抽象化して対応付ける定義を示している。
上述した組み合わせ蓄積データ776は、設計時に、構造化ID読込み部514によって読み込まれることにより、ラッパー定義部776a、実体定義部776b及び処理プログラム776cの「既存の使われ方」が参照される。上述した抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ776には、必要に応じて、そのような「既存の使われ方」が設定可能である。
同様に、ラッパー定義部776a及び処理プログラム776cは、実体定義部776bに基づいてこの組み合わせ蓄積データ776が検索されることにより、登録済みの既存の使われ方が参照される一方、必要に応じて新たな「既存の使われ方」が登録される。このような構成によれば、設計者の負荷を低減するとともに、ノウハウ的組み合わせを再利用しつつ、新たな「既存の使われ方」を定義することができる。
図6は、管理対象の構造化IDと情報収集プログラム情報との組み合わせ蓄積データ774である。この組み合わせ蓄積データ774は、その項目として、管理対象の構造化ID列774aと、情報収集プログラム列774bの情報対とを有し、これらの対応関係が管理されている。
このように対応関係を管理することにより、HMI500及び業務プログラム実行サーバ600を用いるデータ利用者は、各種情報発生源及びデータベースの所在等を意識したプログラムの使用から解放され、構造化IDを用いて情報を取り扱うことができる。
行7741には、制御装置への問い合わせプログラムが登録されており、この問い合わせプログラムの一例として、制御設備300の測定値メッセージ生成部311のプロトコルに対応しているプログラムが登録されている。
行7742には、DB問い合わせSQL実行プログラムが登録されており、このSQL実行プログラムの一例として、データベースサーバ100のDB蓄積データ141から情報を取得するためのプログラムが登録されている。このプログラムは、例えば構造化IDをデータベースサーバ100のDBMS111に対するクエリに変換し、問い合わせを行う機能を有する。
行7743には、IoTセンサ情報ストリームプログラムが登録されており、このIoTセンサ情報ストリームプログラムの一例として、構造化IDをIoTセンサ200への情報収集プロトコルに変換し、問い合わせを行うプログラムが登録されている。
図7は、制御対象の構造化IDと命令送信プログラム情報との組み合わせ蓄積データ775である。この組み合わせ蓄積データ775では、制御対象の構造化ID775aと命令送信プログラム775bとの対応関係が管理されている。このような対応関係を管理することにより、命令送信プログラム775bの名称に応じて制御を行うことができる。
制御設備運用管理装置700における構造化ID処理プログラム管理部712は、ユーザから制御対象の構造化IDを受け取ると、上述した組み合わせ蓄積データ775を参照し、当該受け取った構造化IDに対応する制御命令を特定するとともに、この制御命令を制御対象としての制御設備300に送信するために命令送信プログラム775bを起動する。
第1行欄7751には、制御設備に対して制御命令を送信するための制御命令送信プログラムが登録されており、制御設備300の命令判別実行部312に応じたプロトコルに対応するプログラムが登録されている。
第2行欄7752には、データベースサーバ100が有するDB蓄積データ141へ情報を登録するためのDB書き込みSQL実行プログラムが登録されており、このDB書き込みSQL実行プログラムの一例として、構造化IDをデータベースサーバ100のDBMS111へのクエリへ変換して登録を行うプログラムが登録されている。
第3行欄7753には、IoTセンサ動作変更プログラムが登録されており、このIoTセンサ動作変更プログラムの一例として、構造化IDをIoTセンサ200への動作変更プロトコルに変換して制御設備を制御するプログラムが登録されている。
図8は、対象情報の構造化IDとデータ利用用途の構造化IDとの組み合わせ蓄積データ773の一例を示す。この組み合わせ蓄積データ773は、対象情報の構造化ID773a、及びデータ利用用途の構造化IDデータ773bを有する。
組み合わせ蓄積データ773は、制御設備運用管理装置700内において構造化IDが更新された際、対象情報の構造化IDの利用者であるHMI500及び業務プログラム実行サーバ600に対してその更新された旨をリアルタイムで通知すべき通知先を検索するために参照される。
図9は、構造化IDを編集する際に表示装置580に表示される画面580Aの一例を示す。この画面580Aは、HMI500において設定項目入力部511を活用し、構造化IDを編集する際に表示装置580に表示されるものである。
画面580Aは、いわゆるドロップダウン形式の選択フォームとして、既存の構造化IDをメニュー表示可能な既存定義引用部580Aaを有する。この既存定義引用部580Aaは、既述のように結合して登録済みの既存の構造化ID同士の長さが異なる構造化ID群をリスト表示可能なリスト表示部580Abを表示する。この画面580Aは、入力フォームとして、ラッパー定義部580Ac及び実体定義部580Adを有する。
さらに画面580Aは、設計支援機能として、既存定義引用部580Aaにおいて選択した構造化IDの用途を参照するための「既存定義の説明情報を見る」との文字が表されたボタン580Aeを有するとともに、入力フォームに表された識別子を確定して設定するための登録ボタン580Afを有する。ボタン580Aeを押した場合には、図8に示す情報を参照することができる一方、登録ボタン580Afを押した場合には、図3に示す情報として登録される。
図10(A)及び図10(B)は、それぞれ、ラッパー定義部580Ac及び実体定義部580Adへの入力後、登録ボタン580Afが押された際に表示される結果の一例を示す。
登録ボタン580Afが押された際、ラッパー定義部580Acのラッパー識別子が、既存定義引用部580Aaにおいて選択されていた識別子に含まれていた場合、または、実体定義部580Adに入力された識別子が、過去に登録された全てのラッパー識別子のうちいずれかのラッパー識別子と一致していた場合、構造化IDの一意性の確保及び自己相似的定義の防止のため、図10(A)に示す画面580Bのように、上記ラッパー識別子580Acを登録せずに結果として登録が失敗した旨のメッセージ580Baが表示される。
一方、一意性の確保及び自己相似的定義の防止が確認できた場合、図10(B)に示す画面580Cのように、上記ラッパー識別子580Acの登録が成功した旨のメッセージ580Cbが表示される。
図11は、構造化IDとその構造化IDに紐づく設定とを再利用して定義する方法を表す画面580Dの一例を示す。この画面580Dは、例えば、システムインテグレータが、ラッパー定義部580Dcに表される既存の構造化IDのいずれかの構造化IDを選択し、この構造化IDに対応して実体定義部580Ddに表された実体識別子を部分的に修正すると、この構造化IDと、その構造化IDに紐づけられた設定とを再利用して定義可能な様子の一例を表している。
既述の構造化ID読込み部514は、現在複製して定義しようとしているシステム構成モデル580Dgにおいてある構成モデルが選択されたことを契機として、当該選択された構成モデルを基に構造化ID編集テーブル513を検索し、この構成モデルに該当する既存の構造化IDを既存定義引用部580Da、ラッパー定義部580Dc及び実体定義部580Dbに表示する。
ラッパー定義部580Dcは、基本的に変更不要な情報の入力フォームである一方、実体定義部580Ddは、複製先識別子に定義を変更するための情報の入力フォームである。
ボタン580Deは、既存定義の説明情報を参照する際に押されるボタンである。具体的には、このボタン580Deは、例えば、既存定義引用部580Daにおいて選択中の構造化IDの用途を確認するための情報を参照する際に押されるボタンである。繰り返しボタン580Dfは、上述した選択フォーム及び入力フォームの情報を更新するために、構造化ID編集テーブル513に登録する際に押されるボタンである。
(2−6)運用管理方法について
図12は、制御設備300からの情報を利用する情報利用処理の一例を表すフローチャートである。この情報利用処理では、データ利用者側であるHMI500及び業務プログラム実行サーバ600が制御設備300からの情報を共同で利用している。
図12は、制御設備300からの情報を利用する情報利用処理の一例を表すフローチャートである。この情報利用処理では、データ利用者側であるHMI500及び業務プログラム実行サーバ600が制御設備300からの情報を共同で利用している。
HMI500は、制御設備運用管理システム1000において、制御設備運用管理装置700が管理対象とする制御設備300からのプッシュ型通信方式により送信される情報を利用する側の装置の一例である。なお、プッシュ型とは、情報を取得した側から自発的に送信する形態を意味する。
制御設備300では、測定値メッセージ生成部311が、制御設備運用管理装置700に対し、測定値及び識別子を含む測定値メッセージを送信する(ステップS1001)。
次に、制御設備300では、通信プロトコルに対応する処理プログラムが、制御設備運用管理装置700内での制御設備300用プロトコルの識別子と構造化IDとを変換するサブルーチンとして図13に示す変換処理(構造化ID変換処理)を実行する(ステップS1002)。
これにより、複数の測定値を、対応する構造化IDを用いて各々識別可能とし、制御設備運用管理装置700は、各構造化IDを用いて特定しうる抽象化処理プログラムを実行するとともに、この抽象化処理プログラムによってラッパー識別子への情報反映を行う情報反映処理(図14参照)を実行させる(ステップS1003)。
その後、制御設備運用管理装置700は、HMI500及び業務プログラム実行サーバ600に対して測定値を送信する測定値送信処理(図15参照)を実行する(ステップS1004)。
図13は、図12に示す構造化ID変換処理の一例である。具体的には、制御設備300の通信プロトコルを処理可能なプログラム(以下「通信プロトコル処理プログラム」という)が、制御設備運用管理装置700において制御設備300用プロトコルの識別情報(識別子に相当)と構造化IDとを変換する。
通信プロトコル処理プログラムは、制御設備300から受信した識別情報(識別子)を構造化IDへ変換する(ステップS1002A)。次に通信プロトコル処理プログラムは、併せて受信済みの測定値を制御システム管理用KVSデータ管理エリア713へ書き込む(ステップS1002B)。
その後、通信プロトコル処理プログラムは、構造化IDを制御設備運用管理装置700内でイベント化し、共有する(ステップS1002C)。このような処理により、任意の制御設備300のメッセージの通信プロトコルを、構造化IDを用いた運用管理方法に対応させることができる。
図14は、図12に示す情報反映処理の一例である。この情報反映処理では、例えば、制御設備運用管理装置700における抽象化処理プログラムの実行と、ラッパーへの情報反映とを行う。
構造化ID処理プログラム管理部712は、制御設備運用管理装置700内で共有された構造化IDのイベントメッセージを受領したことを基に、組み合わせデータ管理エリア714が記録媒体IF730を介して記録媒体771において管理する抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ776を検索する(ステップS1003A)。構造化ID処理プログラム管理部712は、その検索結果に該当するプログラム(「抽象化処理プログラム」を例示する)を実行する(ステップS1003A)。
次に制御設備運用管理装置700では、抽象化処理プログラムが、測定値を制御システム管理用KVSデータ管理エリア713へ書き込む(ステップS1003B)。制御設備運用管理装置700では、更新対象となった構造化IDを他の装置と共有する(ステップS1003C)。
図15は、図12に示す測定値送信処理の一例である。この測定値送信処理では、例えば、制御設備運用管理装置700からHMI500及び業務プログラム実行サーバ600に対して測定値メッセージを送信する。
制御設備運用管理装置700では、送信プログラムが、制御設備運用管理装置700内で共有された構造化IDを基に、組み合わせデータ管理エリア714に格納されている管理対象の構造化IDとデータ利用用途との組み合わせ蓄積データ773を検索する(ステップS1004A)。
この送信プログラムは、HMI500及び業務プログラム実行サーバ600に対して、上記構造化ID及び上記用途情報が示す用途に応じた測定値メッセージを送信する(ステップS1004B)。
図16は、IoTセンサ200からのセンサ情報を利用する情報利用処理の一例を示す。この情報利用処理では、制御設備運用管理装置700による管理対象であるIoTセンサ200からのプッシュ型通信方式によるセンサ情報を利用するHMI500及び業務プログラム実行サーバ600が当該情報を共有する処理の一例を示す。
制御設備運用管理装置700では、IoTセンサ200の通信プロトコルに対応している処理プログラムが、IoTセンサ200に付与された構造化IDとの間でIDの衝突を回避するために、新たな構造化IDを追加する。
IoTセンサ200では、測定値メッセージ生成部211が、制御設備運用管理装置700に対し、測定値及び構造化IDを含む測定値メッセージを送信する(ステップS1005)。受信側である制御設備運用管理装置700では、IoTセンサ200用プロトコルに対応させた処理プログラムが、新たな構造化IDを既存の構造化IDに追加して合成する構造化ID追加合成処理を実行する(ステップS1006)。
このように新たな構造化IDを追加合成するのは、例えばインターネットを用いたオンラインで行われる。ここで、このように処理するのは、IoTセンサ200側で識別子を格納できるバッファサイズ若しくは文字列サイズに制限が存在する場合があったり、又は、遠隔管理センターなど多数の情報集約される環境において処理する必要がある場合もあるためである。
新たな構造化IDの追加合成が終了すると、情報が構造化IDを基に処理可能となるため、IoTセンサ200では、情報反映処理(ステップS1003)及び測定値送信処理(ステップS1004)を実行し、情報の利用者であるHMI500及び業務サーバ600に対してプッシュ型通信方式を用いて情報を送信する。
図17は、図16に示す構造化ID追加合成処理の一例である。制御設備運用管理装置700では、センサ処理プログラムが、IoTセンサ200との通信プロトコルに対応しており、IoTセンサ200に付与された構造化IDに衝突防止用の構造化IDを追加することにより複数の構造化ID同士を合成している。
具体的に説明すると、まず、センサ処理プログラムは、IoTセンサ200との間で用いられる通信プロトコルに対応させた構造化IDを取り出し、この構造化IDに衝突回避用の親要素の新たな構造化IDを追加することにより合成する(ステップS1006A)。
次に、この制御設備運用管理装置700では、センサ処理プログラムが、測定結果に基づく測定値を制御システム管理用KVSデータ管理エリア713へ書き込む(ステップS1006B)。その後、センサ処理プログラムは、構造化IDを制御設備運用管理装置700内で他の装置と共有する(ステップS1006C)。
図18は、情報を収集するための情報要求処理の一例を示す。この情報要求処理では、情報を利用する側であるHMI500及び業務プログラム実行サーバ600が、必要なタイミングで情報収集を要求している。
HMI500及び業務プログラム実行サーバ600は、制御設備運用管理装置700に対し、情報収集の要求として、対象構造化IDを含む要求メッセージを送信する(ステップS1007)。
受信側である制御設備運用管理装置700では、構造化ID処理プログラム管理部712が、受信した要求メッセージに含まれる構造化IDを基に、既述の管理対象の構造化IDと情報収集プログラム情報との組み合わせ蓄積データ774を検索し、その検索結果に該当するプログラムを実行する(ステップS1008)。
情報の出力元においては、データベースサーバ100ではDBMS111が、IoTセンサ200では命令判別実行部212が、及び、制御設備300では命令判別実行部312が、それぞれ、付随する設備に情報を収集させるための命令である情報収集の命令に応じて、対象となる情報を制御設備運用管理装置700に対して送信する(ステップS1009)。
制御設備300及びIoTセンサ200は、それぞれ、上述したプッシュ型通信方式を用いて情報を送信する。データベースサーバ100では、DBMS111に対する情報収集の要求に応じてリモートプロシージャコールに相当する処理を実行することにより、対象情報が取得される。構造化IDが付与された後に、プッシュ型通信方式と同様に、既述の情報反映処理(ステップS1003)及び測定値送信処理(ステップS1004)が実行される。
図19は、HMI500及び業務プログラム実行サーバ600が制御命令を送信する処理の一例を示すフローチャートである。
HMI500及び業務プログラム実行サーバ600は、それぞれ、制御設備運用管理装置700に対し、制御命令送信の要求として管理対象の構造化IDが含まれる要求メッセージを送信する(ステップS1010)。
要求メッセージの受信側である制御設備運用管理装置700では、構造化ID処理プログラム管理部712が、受信した要求メッセージに含まれる構造化IDを基に、組み合わせデータ管理エリア714の制御対象の構造化IDと命令送信プログラム情報との組み合わせ蓄積データ775を検索し、その検索の結果該当したプログラム(「命令送信プログラム」を例示する)を実行する(ステップS1011)。この命令送信プログラムは、データベースサーバ100、IoTセンサ200、及び制御設備300に対して制御命令を送信する。
制御対象側においては、データベースサーバ100ではDBMS111が、IoTセンサ200では命令判別実行部212が、及び、制御設備300では命令判別実行部312が、上記命令送信プログラムによって送信された制御命令を受信すると、当該制御命令を基に動作を実行する(ステップS1012)。
図20は、構造化ID編集前処理の一例を示す。この構造化ID編集前処理では、構造化ID編集画面580Aを操作することにより構造化IDを設計する際における前処理の一例を示している。
HMI500は、設定項目入力部511の機能によって、ユーザが入力したユーザ識別番号を用いて制御設備運用管理装置700に対してログイン処理を実行する(ステップS1501)。
これに対し、構造化IDラッパー管理部711は、ユーザ識別番号を基に、ユーザによって設計し作成されたデータである構造化IDとラッパーとの組み合わせ蓄積データ772とを、構造化ID読込み部514に対して送信する(ステップS1502)。
次に、この構造化ID読込み部514は、受信した構造化IDとラッパーとの組み合わせ蓄積データ772のうちの構造化IDを、構造化ID編集テーブル513に記録する(ステップS1503)。
その後、構造化IDラッパー操作部512は、構造化IDを、構造化ID編集テーブル513から読込み、既存定義引用部580Aa(図9参照)に、この構造化IDとの関係を表す定義を登録する(ステップS1504)。これにより、ユーザが構造化IDを定義する準備が整う。
図21は、構造化ID編集処理の一例を示すフローチャートである。この構造化ID編集処理では、ユーザが構造化ID編集画面580Aを操作して構造化IDを設定する際における処理の一例を示す。
設定項目入力部511は、構造化ID編集画面580A(図9参照)のうちラッパー定義部580Ac及び実体定義部580Adに対するユーザの入力内容を受け付ける(ステップS1505)。
登録ボタン580Afが押されない限り(ステップS1506:NO)、設定項目入力部511は、ユーザからの入力内容を受け付ける。一方、登録ボタン580Afが押された場合(ステップS1506:YES)、構造化IDラッパー操作部512は、構造化IDラッパー管理部711に対し、既存定義引用部580Aaにおいてリストから選択された情報と、ラッパー定義部580Ac及び実体定義部580Adの情報との組み合わせを送信し、これらの情報の組み合わせに関して一意性の確認を依頼する(ステップS1507)。
一意性が担保されていなかった場合(ステップS1508:NO)、構造化IDラッパー操作部512は、登録が失敗した旨のメッセージを、構造化IDラッパー管理部711より受信し、登録が失敗した旨のメッセージ580Bbを表示する(ステップS1509)。その後、設定項目入力部511は、再び、構造化ID編集画面580A(図9参照)によるユーザからの入力を受け付ける。
一方、一意性が担保されていた場合(ステップS1508:YES)、構造化IDラッパー操作部512が、登録が成功した旨のメッセージを構造化IDラッパー管理部711より受信し、登録が成功した旨のメッセージ580Baを表示装置580に表示する(ステップS1510)。
図22は、構造化ID編集処理の一例である。この構造化ID編集処理では、例えば、ユーザが構造化ID編集画面580Dを用いて、既存の構造化IDのうちラッパー識別子のみを抽出し部分的に複製し、差分の実体識別子を選び出して差分の構造化IDを定義することにより、新たな構造化IDを作成している。
本設定方法では、事前に、図21に示す前処理を実施しておく。その後、構造化IDラッパー操作部512は、構造化ID編集テーブル513から構造化IDを読込み、実体識別子をワイルドカード「*」を用いて正規表現とし変換した情報を作成する(ステップS1511)。さらに構造化IDラッパー操作部512は、このように作成した情報を既存定義引用部580Dgに定義を設定する(ステップS1511)。
構造化IDラッパー操作部512は、ユーザからの既存定義引用部580Daの選択を受け付けると、選択された正規表現を用いて、構造化ID編集テーブル513を検索し、該当する構造化IDを短い順にさらにソートする(ステップS1512)。このようにすると、順に短い構造化IDより差分定義して、修正した実体識別子をより長い構造化IDに反映させながら設定することができる。
この繰り返しの差分定義を実施するために、設定項目入力部511は、構造化IDの短い順に、既存定義部580Da、ラッパー定義部580Dc及び実体定義部580Ddに既存の定義を表示させ、ユーザからの実体定義部580Ddへの新規入力を受け付ける(ステップS1513)。
繰り返し設定ボタンが押されていない場合(ステップS1514:NO)、ユーザからの実体定義部580Dd(図11参照)への新規入力を受け付ける(ステップS1513)。
一方、繰り返し設定ボタンが押された場合(ステップS1514:YES)、構造化IDラッパー操作部512は、実体定義部580Ddに新規に入力された実体識別子が構造化ID編集テーブル513に登録済みの全てのラッパー識別子と重複しているか否か、即ち、一意性が担保されているか否かを確認する(ステップS1515)。以下の説明において、一意性が担保されているか否かを確認するとは、確認対象の識別子がテーブルに登録済みであるか否かを確認することをいう。
一意性が担保されていない場合(ステップS1516:NO)、構造化IDラッパー操作部512が、再度、ユーザからの実体定義部580Dd(図11参照)への新規入力を受け付ける(ステップS1513)。一方、一意性が担保されている場合(ステップS1516:YES)、構造化IDラッパー操作部512は、図11に示す実体定義部580Ddに新規に入力された実体識別子を用いて構造化ID編集テーブル513を編集する一方、編集対象外の構造化IDを削除する(ステップS1517)。
順次定義している構造化IDが最長の構造化IDまで定義されていない場合(ステップS1518:NO)、構造化IDラッパー操作部512は、繰り返し、次に長い構造化IDを、既存定義部580Da、ラッパー定義部580Dc及び実体定義部580Ddに表示し、ユーザからの実体定義部580Ddへの新規入力を受け付ける(ステップS1513)。
一方、最長の構造化IDまで定義されている場合(ステップS1518:YES)、構造化IDラッパー操作部512は、構造化IDラッパー管理部711に対して、構造化ID編集テーブル513に残った編集済定義を送信し、一意性の確認を依頼する(ステップS1519)。
一意性が担保されていない場合(ステップS1520:NO)、構造化IDラッパー操作部512は、登録が失敗した旨のメッセージを、構造化IDラッパー管理部711より受信し、登録が失敗した部位を表示装置580に表示する(ステップS1521)。
一方、一意性が担保されていた場合(ステップS1520:YES)、構造化IDラッパー操作部512は、登録が成功した旨のメッセージを、構造化IDラッパー管理部711より受信し、登録が成功した旨580Baを表示する(S1522)。これにより、複数の構造化ID間における一意性を常に確保することができる。
(3)本実施の形態の効果等
以上のように本実施の形態による制御設備運用管理装置700では、識別情報管理部の一例としての構造化IDラッパー管理部711が、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、各構成要素を示す各構成情報(各識別子に相当)に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報(構造化IDに相当)として管理する一方、各構造化識別情報同士の一意性を管理している。
以上のように本実施の形態による制御設備運用管理装置700では、識別情報管理部の一例としての構造化IDラッパー管理部711が、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、各構成要素を示す各構成情報(各識別子に相当)に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報(構造化IDに相当)として管理する一方、各構造化識別情報同士の一意性を管理している。
組み合わせ管理部の一例としての組み合わせデータ管理エリア714は、記録媒体IF730を介して記録媒体771の記憶領域において、各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと各構成要素を示す各構成情報に対応する各論理的包含識別情報(ラッパー識別子に相当)との組み合わせを管理している。プログラム実行部の一例としての構造化ID処理プログラム管理部712は、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、組み合わせデータ管理エリア714に問い合わせて一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、当該特定した一のアプリケーションプログラムを実行させる。
このようにすると、構造化ID処理プログラム管理部712は、一の構成情報に対する要求を受け付けると、組み合わせデータ管理エリア714を経由して記録媒体771に問い合わせる。組み合わせデータ管理エリア714は、複数の構造化識別情報のうちから当該要求における一の構成情報が含まれる一の構造化識別情報が特定可能となっている。この構造化識別情報は、当該一の構成情報に論理的に結合する論理的包含識別情報を有し、この論理的包含識別情報は、複数の構成要素の各提供元に依存しない論理的な結合により包含関係を表すいわゆる正規表現としているため、提供元にかかわらず、上記一の構成情報に対応する一の構成要素を特定しうる情報となっている。従って、構造化ID処理プログラム管理部712は、制御設備やこれに付随する設備のような複数の構成要素の提供元にかかわらず、上述した要求に応じたアプリケーションプログラムを実行させ、上述した一の構成情報に対応する一の構成要素に対応することができる。このようにすると、制御設備やこれに付随する設備のような構成要素をその供給元を意識することなく柔軟に制御することができる。このようにすると、従来のようにデータベースと、そのデータベースを用いる業務アプリケーションとの密結合を解消し、制御設備やこれに付随する設備の選択の範囲が広がりより柔軟な現場装置を選択することができるようになる。
本実施の形態では、組み合わせ管理部の一例としての組み合わせデータ管理エリア714が、記録媒体IF730を経由して、一の構造化識別情報に対応する一の構成要素による測定値を取得する各情報収集プログラムと一の構成要素との組み合わせデータを管理し、一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて上記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報収集プログラムを実行させる。このようにすると、現場側においてどのコンポーネントプロバイダがコンポーネントとして制御設備に付随する設備(IoTセンサ200に相当)を提供していたとしても、一の論理的包含識別情報(ラッパー識別子)を含む一の構造化識別情報を用いて制御することにより、制御設備運用管理装置700側では、コンポーネントの違いを意識する必要がなくなり、制御設備やこれに付随する設備の運用管理を容易にすることができる。
本実施の形態では、組み合わせデータ管理エリア714が、記録媒体IF730を経由して、各構造化識別情報に対応する各構成要素に制御命令を送信する各命令送信プログラムと各構造化識別情報との組み合わせデータを管理し、プログラム実行部は、一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて上記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報命令送信プログラムを実行させる。このようにすると、制御設備運用管理装置700側では、コンポーネントの違いを意識することなく、制御設備やこれに付随する設備を制御するアプリケーションプログラムを実行することができる。
本実施の形態では、組み合わせデータ管理エリア714が、記録媒体IF730を経由して、各論理的包含識別情報と各論理的包含識別情報に対応する各構成要素の対象情報の利用用途との組み合わせデータを管理し、構造化ID処理プログラム管理部712は、一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて上記特定した一のアプリケーションプログラムとして上記利用用途に対応する一の対象プログラムを実行させる。このようにすると、制御設備運用管理装置700側では、コンポーネントの違いを意識することなく、制御設備やこれに付随する設備の対象情報を利用するアプリケーションプログラムを実行することができる。
本実施の形態では、構造化IDラッパー管理部711が、各構造化識別情報として、固定的な有限モデルの名称の構造化識別情報と、実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報とを1対1の関係で管理している。構造化IDラッパー管理部711は、有限モデルに認知し直して制御を実現するために、実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報の情報を、固定的な有限モデル名称を付与した構造化識別情報の情報として再設定する。このようにすると、実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報の情報を、固定的な有限モデルの名称の構造化識別情報の代わりに用いることができる。
本実施の形態では、構造化IDラッパー管理部711が、固定的な有限モデル名称のみを条件とする正規表現の構造化識別情報を生成し、この正規表現の構造化識別情報に該当する既存の構造化識別情報において、その固定的な有限モデル名称と1対1となっている実装に合わせて名称を付与可能な構造化識別情報のみを差分定義することにより、新たな構造化識別情報を定義する。このようにすると、新たな構造化識別情報を作成する手間を軽減することができる。
本実施の形態では、構造化IDラッパー管理部711が、各構成要素のうち一の構成要素に設定しようとした一の構造化識別情報が一意でない場合、新たな構造化識別情報を追加するとともに新たな構造化識別情報を一の構成要素に対応させるよう再設定する。このようにすると、常に一意な構造化識別情報を用いて現場側の制御設備やこれに付随する設備を取り扱うことができる。
(4)第2の実施の形態による運用管理システム
第2の実施の形態による運用管理システムは、第1の実施の形態による運用管理装置700において正規表現を用いた検索機能を活用し、既述の設定を公開したり、その設定を商材として流通させる機能を有する。
第2の実施の形態による運用管理システムは、第1の実施の形態による運用管理装置700において正規表現を用いた検索機能を活用し、既述の設定を公開したり、その設定を商材として流通させる機能を有する。
構造化IDラッパー管理部711は、構造化IDとラッパー識別子との組み合わせ蓄積データ772の一部として管理されている複数の設定(及びその類似度)を検索する機能を有する。さらに構造化IDラッパー管理部711は、HMI500に対して、その検索結果としての複数の設定(及びその類似度)に関する情報を送信し、HMI500は、構造化ID読込み部514によって当該複数の設定(及びその類似度)に関する情報を受信し、表示装置580に表示する。これにより、商材として公開された複数の設定を、HMI500を経由してその操作者であるユーザへ紹介することができる。
このような構成によれば、ユーザ側は、所望の設定に関する類似度が高い設定の提供を受けることができれば、所望の設定を全て手入力する必要がなくなるため、設定作業の効率が向上し、その分制御設備や付随する設備のような構成要素の運用管理に費やす時間をさらに確保することができる。
(5)第3の実施の形態による運用管理システム
第3の実施の形態による運用管理システムは、第1の実施の形態による運用管理装置700において正規表現を用いた検索機能を活用し、実体コンポーネントに対応するラッパー識別子を含む要求に応じて、この要求を満たす実体コンポーネントを商材として登録し流通させる機能を有する。
第3の実施の形態による運用管理システムは、第1の実施の形態による運用管理装置700において正規表現を用いた検索機能を活用し、実体コンポーネントに対応するラッパー識別子を含む要求に応じて、この要求を満たす実体コンポーネントを商材として登録し流通させる機能を有する。
コンポーネントプロバイダは、制御設備や付随する設備のような構成要素としてのサーバ機器やセンサ機器などの実体コンポーネントを製造し提供するベンダである。
制御設備運用管理装置700では、構造化IDラッパー管理部711が、設計画面580Dの正規表現を用いた検索機能により、自らが提供するコンポーネントと親和性の高いラッパー識別子の定義を検索する。構造化IDラッパー管理部711は、ラッパー識別子に適した実体コンポーネントとして登録したり、商材として開示することにより、登録した定義を販売したり流通させる。このような開示の際、構造化IDラッパー管理部711は、予め定められた課金の条件を満たしたことを条件としている。
第3の実施の形態による運用管理システムは、第1の実施の形態による制御設備運用管理装置700に加え、構造化識別情報を求める利用者側装置としてのHMI500や業務プログラム実行サーバ600を含めた構成において、制御設備運用管理装置700では、類似検索実行部の構造化IDラッパー管理部711が、上述した利用者側装置が求める構造化識別情報と、管理している複数の構造化識別情報とを比較して両者の類似性を検討する。その結果、管理している前記複数の構造化識別情報に利用者側装置が求める構造化識別情報に類似する特定の構造化識別情報が存在する場合、情報紹介部の一例としての構造化IDラッパー管理部711は、課金を条件として、利用者装置に対する特定の構造化識別情報の開示を許容する。
このような構成によれば、各コンポーネントプロバイダ間において販売する同一の構造化識別情報の定義であっても価格が異なりうることがあり、実体コンポーネントの提供を受ける利用者側の選択肢を広げることができる。
(6)その他の実施形態
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、各種プログラムの処理をシーケンシャルに説明したが、特にこれにこだわるものではない。従って、処理結果に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替え又は並行動作するように構成しても良い。
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、各種プログラムの処理をシーケンシャルに説明したが、特にこれにこだわるものではない。従って、処理結果に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替え又は並行動作するように構成しても良い。
本発明は、システムを構成する制御設備及び付随する設備を管理する運用管理装置及び運用管理方法、並びに運用管理システムに広く適用することができる。
100……データベースサーバ、111……DBMS、112,212,312……命令判別実行部、141……DB蓄積データ、200……IoTセンサ
211,311……測定メッセージ生成部、300……制御設備、400……ネットワーク、500……HMI、580……表示装置、511……設定項目入力部機能、512……構造化IDラッパー操作部、513……構造化ID編集テーブル、514……構造化ID読込み部、600……業務プログラム実行サーバ、614……構造化ID読込み部、612……業務アプリケーション、700……制御設備運用管理装置、720,120,220,320,520,620……通信IF、760,560,660……バス、710,110,210,510,610……メモリ、711……構造化IDラッパー管理部、712……構造化ID処理プログラム管理部、713……制御システム管理用KVSデータ管理エリア、714……組み合わせデータ管理エリア、750,550,650……CPU、730,130……記録媒体IF、771,140……記録媒体、772……構造化IDとラッパーとの組み合わせ蓄積データ、773……データ利用種別の構造化IDと用途情報との組み合わせ蓄積データ、774……管理対象の構造化IDと情報収集プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、775……制御対象の構造化IDと命令送信プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、776……抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、1000……制御設備運用管理システム
211,311……測定メッセージ生成部、300……制御設備、400……ネットワーク、500……HMI、580……表示装置、511……設定項目入力部機能、512……構造化IDラッパー操作部、513……構造化ID編集テーブル、514……構造化ID読込み部、600……業務プログラム実行サーバ、614……構造化ID読込み部、612……業務アプリケーション、700……制御設備運用管理装置、720,120,220,320,520,620……通信IF、760,560,660……バス、710,110,210,510,610……メモリ、711……構造化IDラッパー管理部、712……構造化ID処理プログラム管理部、713……制御システム管理用KVSデータ管理エリア、714……組み合わせデータ管理エリア、750,550,650……CPU、730,130……記録媒体IF、771,140……記録媒体、772……構造化IDとラッパーとの組み合わせ蓄積データ、773……データ利用種別の構造化IDと用途情報との組み合わせ蓄積データ、774……管理対象の構造化IDと情報収集プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、775……制御対象の構造化IDと命令送信プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、776……抽象化対象の構造化IDと処理プログラム情報との組み合わせ蓄積データ、1000……制御設備運用管理システム
Claims (15)
- システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理部と、
前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理部と、
一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行部と、
を備えることを特徴とする運用管理装置。 - 前記組み合わせ管理部は、
前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素による測定値を取得する各情報収集プログラムと前記一の構成要素との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行部は、
前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報収集プログラムを実行させる請求項1に記載の運用管理装置。 - 前記組み合わせ管理部は、
前記各構造化識別情報に対応する前記各構成要素に制御命令を送信する各命令送信プログラムと前記各構造化識別情報との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行部は、
前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報命令送信プログラムを実行させる請求項1に記載の運用管理装置。 - 前記組み合わせ管理部は、
前記各論理的包含識別情報と前記各論理的包含識別情報に対応する前記各構成要素の対象情報の利用用途との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行部は、
前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして前記利用用途に対応する一の対象プログラムを実行させる請求項1に記載の運用管理装置。 - 前記識別情報管理部は、
前記各構造化識別情報として、固定的な有限モデルの名称の構造化識別情報と、実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報とを1対1の関係で管理しており、
前記有限モデルに認知し直して制御を実現するために、前記実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報の情報を、前記固定的な有限モデル名称を付与した構造化識別情報の情報として再設定する請求項1に記載の運用管理装置。 - 前記識別情報管理部は、
前記固定的な有限モデル名称のみを条件とする正規表現の構造化識別情報を生成し、前記正規表現の構造化識別情報に該当する既存の前記構造化識別情報において、前記固定的な有限モデル名称と1対1となっている実装に合わせて名称を付与可能な構造化識別情報のみを差分定義することにより、新たな構造化識別情報を定義する請求項5に記載の運用管理装置。 - 前記識別情報管理部は、
前記各構成要素のうち一の構成要素に設定しようとした一の構造化識別情報が一意でない場合、新たな構造化識別情報を追加するとともに前記新たな構造化識別情報を前記一の構成要素に対応させるよう再設定する請求項1に記載の運用管理装置。 - 識別情報管理部が、システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理ステップと、
組み合わせ管理部が、前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理ステップと、
プログラム実行部が、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行ステップと、
を実行することを特徴とする運用管理方法。 - 前記組み合わせ管理ステップでは、
前記組み合わせ管理部が、前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素による測定値を取得する各情報収集プログラムと前記一の構成要素との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行ステップでは、
前記プログラム実行部が、前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報収集プログラムを実行させる請求項8に記載の運用管理方法。 - 前記組み合わせ管理ステップでは、
前記組み合わせ管理部が、前記各構造化識別情報に対応する前記各構成要素に制御命令を送信する各命令送信プログラムと前記各構造化識別情報との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行ステップでは、
前記プログラム実行部が、前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして一の情報命令送信プログラムを実行させる請求項8に記載の運用管理方法。 - 前記組み合わせ管理ステップでは、
前記組み合わせ管理部が、前記各論理的包含識別情報と前記各論理的包含識別情報に対応する前記各構成要素の対象情報の利用用途との組み合わせデータを管理し、
前記プログラム実行ステップでは、
前記プログラム実行部が、前記一の論理的包含識別情報を含む要求に応じて前記特定した一のアプリケーションプログラムとして前記利用用途に対応する一の対象プログラムを実行させる請求項8に記載の運用管理方法。 - 前記識別情報管理ステップでは、
前記識別情報管理部が、前記各構造化識別情報として、固定的な有限モデルの名称の構造化識別情報と、実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報とを1対1の関係で管理しており、
前記有限モデルに認知し直して制御を実現するために、前記実装状態に応じて名称を付与可能な構造化識別情報の情報を、前記固定的な有限モデル名称を付与した構造化識別情報の情報として再設定する請求項8に記載の運用管理方法。 - 前記識別情報管理ステップでは、
前記識別情報管理部が、前記固定的な有限モデル名称のみを条件とする正規表現の構造化識別情報を生成し、前記正規表現の構造化識別情報に該当する既存の前記構造化識別情報において、前記固定的な有限モデル名称と1対1となっている実装に合わせて名称を付与可能な構造化識別情報のみを差分定義することにより、新たな構造化識別情報を定義する請求項12に記載の運用管理方法。 - 前記識別情報管理ステップでは、
前記識別情報管理部が、前記各構成要素のうち一の構成要素に設定しようとした一の構造化識別情報が一意でない場合、新たな構造化識別情報を追加するとともに前記新たな構造化識別情報を前記一の構成要素に対応させるよう再設定する請求項8に記載の運用管理方法。 - システムを構成する制御設備及び付随する設備を含む各構成要素の物理的及び論理的包含関係を、前記各構成要素を示す各構成情報に対応付けた各論理的包含識別情報を含めて木構造で表した各構造化識別情報として管理する一方、前記各構造化識別情報同士の一意性を管理する識別情報管理部と、前記各構成要素に対応する各アプリケーションプログラムと前記各構成要素を示す前記各構成情報に対応する前記各論理的包含識別情報との組み合わせを管理する組み合わせ管理部と、一の論理的包含識別情報を伴う要求に応じて、前記組み合わせ管理部に問い合わせて前記一の論理的包含識別情報を含む一の構造化識別情報を取得するとともに前記一の構造化識別情報に対応する一の構成要素に基づいて一のアプリケーションプログラムを特定し、前記特定した一のアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行部と、を備える運用管理装置と、
構造化識別情報を求める利用者側装置と、
を有し、
前記識別情報管理部は、
前記利用者側装置が求める構造化識別情報と、管理している前記複数の構造化識別情報とを比較して両者の類似性を検討する類似検索実行部と、
前記類似検索実行部による検索の結果、管理している複数の構造化識別情報に前記利用者側装置が求める構造化識別情報に類似する特定の構造化識別情報が存在する場合、課金を条件として、前記利用者側装置に対する前記特定の構造化識別情報の開示を許容する情報紹介部と、
を備えることを特徴とする運用管理システム。
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