JP2008232940A - オートバイ用情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オートバイの乗員の交通安全性を確保しつつ、無駄な音情報の出力を抑えることができるオートバイ用情報提供装置を提供する。
【解決手段】、ヘルメット20に、乗員によるヘルメット20の装着の有無を検出する装着検出部230を備え、ナビゲーション装置10では、装着検出部230によるヘルメットの装着の有無の検出結果を取得してヘルメットの装着状態を判定し、ヘルメット20が乗員に装着された状態であると判定した場合に、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をヘルメット20側のスピーカー210に変更する。一方、ヘルメット20が乗員に装着された状態ではないと判定した場合には、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をナビゲーション装置10側の音声入出力装置150に変更する。
【選択図】図1
【解決手段】、ヘルメット20に、乗員によるヘルメット20の装着の有無を検出する装着検出部230を備え、ナビゲーション装置10では、装着検出部230によるヘルメットの装着の有無の検出結果を取得してヘルメットの装着状態を判定し、ヘルメット20が乗員に装着された状態であると判定した場合に、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をヘルメット20側のスピーカー210に変更する。一方、ヘルメット20が乗員に装着された状態ではないと判定した場合には、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をナビゲーション装置10側の音声入出力装置150に変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、オートバイ用情報提供装置に関するものである。
従来、原動機付き自転車や自動二輪車などのオートバイ用の情報提供装置として、特許文献1に記載のものが提案されている。この特許文献1の記載によれば、自動二輪車の運転者用のヘルメットと同乗者用のヘルメットに、それぞれマイクロホン、スピーカー、これらを駆動するためのバッテリー、及び両ヘルメット間の間隔が予め設定された所定の近距離通信可能範囲内に入ったときにこれら両ヘルメット間の音声の双方向無線通信を自動的に可能とする無線通信装置を具備する。これにより、運転者と同乗者は、各々のヘルメットを着用したままで会話を行うことができる、としている。また、両ヘルメットが所定の近距離通信可能範囲から逸脱したときには、自動的に待機状態の節電モードに移行して節電させることができる、としている。
特開2001−280982号公報
近年、オートバイの運転者に対して経路案内するオートバイ用ナビゲーション装置が検討されているが、オートバイを公道で走行させるときはヘルメットの装着が法律上義務付けられているため、ヘルメットの着用によりナビゲーション装置の音声案内が聞き取り難い問題がある。また、オートバイは自動車に比べて振動が激しいため、運転者は、走行中に詳細な地図を見ることが難しい問題もある。
そこで、例えば、上述した特許文献1に記載の近距離無線通信によりナビゲーション装置とヘルメットを接続したり、あるいは有線で接続して、ナビゲーション装置の音声案内をヘルメットのスピーカーから出力することで、運転者は、音声案内が聞き取り易くなる。
しかしながら、ナビゲーション装置とヘルメットを無線や有線で接続した場合、運転者がヘルメットを装着していない時でも音声案内がヘルメットのスピーカーから出力されることになる。また、ナビゲーション装置は、一般に音楽ソースの再生機能を有しているが、この場合、運転者は走行中に音楽等が聴けるようになるため、交通安全上好ましくない問題もある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、オートバイの乗員の交通安全性を確保しつつ、無駄な音情報の出力を抑えることができるオートバイ用情報提供装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載のオートバイ用情報提供装置は、オートバイに搭載して用いられる情報提供装置と、オートバイの乗員の装着するヘルメットとを接続し、情報提供装置からの情報をヘルメットに出力することによって、乗員に情報を提供するものであって、
ヘルメットは、乗員による当該ヘルメットの装着の有無を検出する装着検出手段を備え、
情報提供装置は、
ヘルメットから装着検出手段の検出結果を取得して、ヘルメットの装着状態を判定する装着状態判定手段と、
装着状態判定手段によってヘルメットが乗員に装着された状態であると判定した場合には、乗員に提供すべき情報の出力先をヘルメット側に変更する出力先変更手段と、を備えることを特徴とする。
ヘルメットは、乗員による当該ヘルメットの装着の有無を検出する装着検出手段を備え、
情報提供装置は、
ヘルメットから装着検出手段の検出結果を取得して、ヘルメットの装着状態を判定する装着状態判定手段と、
装着状態判定手段によってヘルメットが乗員に装着された状態であると判定した場合には、乗員に提供すべき情報の出力先をヘルメット側に変更する出力先変更手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、情報提供装置とヘルメットが接続され、さらに、乗員がヘルメットを装着した状態である場合に限って乗員に提供すべき情報がヘルメット側に出力されるようになる。よって、無駄な(音)情報の出力を抑えることができる。
請求項2に記載のように、出力先変更手段は、装着状態判定手段によってヘルメットが乗員に装着された状態ではないと判定した場合には、乗員に提供すべき情報の出力先を情報提供装置側に変更するとよい。
これにより、情報提供装置とヘルメットが接続されていても、乗員がヘルメットを装着していない状態の場合には、情報がヘルメット側に出力されず情報提供装置側から出力されるようになるからである。
また、請求項3に記載のように、情報提供装置及びヘルメットは無線通信機を各々備えることが好ましい。オートバイに搭載される情報提供装置とヘルメットとは近距離に配置して使用されるため、例えば、携帯情報機器などで数m程度の機器間接続に使われる短距離無線通信技術の一つであるブルートゥース(Bluetooth、登録商標)の通信機を各々備えることで、無線通信接続が可能となるからである。
請求項4に記載のオートバイ用情報提供装置によれば、
情報提供装置は、目的地までの経路を案内する経路案内処理を実行するナビゲーション装置であって、
出力先変更手段は、経路案内処理が実行中である場合に、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をヘルメット側に変更することを特徴とする。
情報提供装置は、目的地までの経路を案内する経路案内処理を実行するナビゲーション装置であって、
出力先変更手段は、経路案内処理が実行中である場合に、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をヘルメット側に変更することを特徴とする。
これにより、情報提供装置とヘルメットが接続され、乗員がヘルメットを装着した状態であるとともに経路案内処理が実行中である場合に限って、乗員に提供すべき経路の音声案内情報がヘルメット側に出力されるようになるため、無駄な音声情報の出力を抑えることができる。
また、請求項5に記載のように、情報提供装置は、ヘルメット側への音楽情報の出力を禁止する出力禁止手段を備えることが好ましい。オートバイの乗員の交通安全性を確保することができるからである。
請求項6に記載のオートバイ用情報提供装置によれば、情報提供装置は、経路の案内地点までの距離、及び案内方向の少なくとも一方に従って、複数並べて配置したランプの点灯をに変化させることで、案内地点までの距離、及び案内方向の少なくとも一方の情報を視覚的に提供する制御手段を備えることを特徴とする。
上述したように、オートバイは自動車に比べて振動が激しいため、オートバイの運転者は、走行中に詳細な地図を見ることが難しい。そこで、図7に示すように、LED180の点灯を変化させることによって、案内ポイントにおける案内方向と案内ポイントまでの距離を運転者に提供するようにしてもよい。これにより、走行中であっても、右左折すべき案内ポイントまでの残り距離と案内方向が容易に認識することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1に、本実施形態のオートバイ用ナビゲーション装置(以下、単に、ナビゲーション装置)10の構成、及びヘルメット20の構成を示す。ナビゲーション装置10はオートバイの車体に搭載されるもので、ナビゲーション機能、オーディオ機能、無線通信機能などの各種の機能を有する。
また、ヘルメット20は、スピーカー210、ナビゲーション装置10と無線通信するための無線通信機220、装着検出部230、制御回路235、及びマイク240を有し、ナビゲーション装置10からの音声案内情報などを受信し、スピーカー210から出力することができる。
図2(a)、(b)は、ナビゲーション装置10、表示装置145、及びLED180の配置を示しており、表示装置145、LED180は、オートバイのハンドル付近に搭載される。
ナビゲーション装置10は、図1に示すように、車両の現在位置を検出する位置検出器110と、ユーザからの各種指示を入力するための操作部120と、車両情報の授受を行うための車両I/F部160と、地図データや各種の情報を記録した外部記録媒体から地図データ等を入力する地図データ入力器140と、地図表示画面やTV画面等の各種表示を行うための表示装置145と、各種の音声情報等を出力するための音声入出力装置150と、車両情報等の各種情報を記憶するためのハードディスク記憶装置155と、上述した無線通信機170と、LED180を備える。
また、ナビゲーション装置10は、上述した位置検出器110、操作部120、車両I/F部160、地図データ入力器140、ハードディスク記憶装置155からの入力に応じて各種処理を実行し、位置検出器110、操作部120、車両I/F部160、地図データ入力器140、表示装置145、音声入出力装置150、ハードディスク記憶装置155、無線通信機170、及びLED180を制御する制御回路135を備える。
位置検出器110は、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、オートバイの位置、方位、移動速度等を検出するGPS受信機110aと、オートバイに加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ110bと、オートバイの前後方向の加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ110cと、地磁気から進行方位を検出するための地磁気センサ110dとを備えている。
そして、これら各センサ等110a〜110dは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部のセンサで構成してもよく、また前後の転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
車両I/F部160は、各種の外部情報を入出力するためのものであり、車速やギアポジション等、車両状態検出や、図示しないラジオアンテナを介して受信したFM放送信号や、道路近傍に配置されたVICS(道路交通情報システム)サービス用の固定局から受信した電波ビーコン信号及び光ビーコン信号などを入力する。
地図データ入力器140は、ネットワークデータとしての道路データ、位置特定の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ等の地図データ、施設を示すマークデータ、案内用の画像や音声情報等を含む各種のデータを入力するための装置である。これらのデータの記録媒体としては、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、メモリ、メモリカード等を用いることができる。
表示装置145は、タッチパネルと一体となったカラー表示装置であり、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTなどがあるが、そのいずれを用いてもよい。表示装置145の表示画面には、位置検出器110にて検出したオートバイの現在位置と地図データ入力器140より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの案内経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。
音声入出力装置150は、地図データ入力器140より入力した施設のガイドや各種案内の音声や、車両I/F部160を介して取得した情報の読み上げ音声を出力することができる。
無線通信機170は、携帯情報機器などで数m程度の機器間接続に使われる短距離無線通信技術の一つであるブルートゥース(Bluetooth、登録商標)の無線通信機であり、ヘルメット20に配置されたブルートゥースの無線通信機220との双方向通信を行う。
図2(a)、(b)に示すように、オートバイに搭載されるナビゲーション装置10とヘルメット20とは近距離に配置して使用されるため、ブルートゥースの無線通信機をナビゲーション装置10とヘルメット20に各々備えることで、無線通信接続が可能となる。
なお、無線通信機170及び無線通信機220には、識別IDが記憶されており、識別IDの整合する無線通信機同士で双方向通信を行う。このように、識別IDによって、ナビゲーション装置10とヘルメットの無線通信機220とが一対一に対応付けられているため、オートバイの付近に他のヘルメットが存在する場合であっても、識別IDが整合しないため、ナビゲーション装置10からの情報が他のヘルメットで受信されることがない。
また無線通信機170及び無線通信機220については、ブルートゥースに限らず、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication、専用狭域通信)、無線LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)、UWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)などの無線通信技術を採用してもよい。
制御回路135は、CPU、ROM、RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、各種制御を実行する。また、他にも、位置検出器110からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組としてオートバイの現在位置を算出し、地図データ入力器140を介して読み込んだ現在位置付近の地図や、操作部120の操作によって指示された範囲の地図等を表示装置145に表示する地図表示処理や、地図データ入力器140に格納された地点データに基づき、操作部120の操作に従って目的地となる施設を選択し、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に求める経路計算を行って経路案内を行う経路案内処理を行う。
このように自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、制御回路135は、無線通信機170を介してヘルメット20に搭載された通信装置220との間で音情報や画像情報等の各種情報を送受信することができる。
ヘルメット20は、スピーカー210、無線通信部220、装着検出部230、制御回路235、マイク240等からなる。装着検出部230は、図3に示すように、赤外光等の光を発光する発光部230aと、その発光部230aの発光した光を受光する受光部230bを備える。
発光部230a及び受光部230bは、ヘルメット20の内部に配置される。発光部230aは、受光部230bに向かって定期的に光を照射するもので、発光部230aから光を照射した場合に受光部230bがその光を受光した場合には、オートバイの乗員がヘルメットを装着していない(装着無し)とする。また、オートバイの乗員がヘルメットを装着すると、発光部230aから照射される光は乗員によって遮られることから、発光部230aから光を照射した場合に受光部230bがその光を受光しない場合には、オートバイの乗員がヘルメットを装着した(装着有り)とする。このようにして、装着検出部230では、乗員によるヘルメットの装着の有無を検出する。なお、本実施形態の装着検出部230は、光学式検出を採用しているが、接触型検出の方式により、乗員によるヘルメット20の装着の有無を検出するようにしてもよい。
制御回路235では、装着検出部230がヘルメットの装着を検出した場合、無線通信部220を介して、ナビゲーション装置10の無線通信機170との無線接続を確立する。この無線接続が確立された場合、ナビゲーション装置10における音声案内情報は無線通信170を介してヘルメット20に通知され、ヘルメット20のスピーカー210から音声案内が出力される。
次に、ヘルメット20の装着検出部230がヘルメットの装着を検出した場合の動作について、図4を用いて説明する。先ず、ヘルメット20側において、ステップS11では、乗員によるヘルメットの装着の有無を検出する。このステップS11にて否定判断した場合には本処理を終了し、一方、肯定判断した場合には、ナビゲーション装置10側の無線通信機170と、ヘルメット20側の無線通信機220との無線通信接続を確立する。この無線通信接続が確立すると、上述した識別IDがともに整合するか確認する。
識別IDの確認が取れた場合には、ナビゲーション装置10側において、装着検出の検出結果を取得し、ステップS12にてヘルメットの装着状態を判定する。このステップS12にて、ヘルメットの装着が有ったとする検出結果である場合には、ステップS13にて、ヘルメットが乗員に装着された状態(装着状態)であると判定し、その判定結果を記憶する。一方、ヘルメットの装着が無いとする検出結果である場合には、ステップS14にて、ヘルメットが乗員に装着されていない状態(未装着状態)であると判定して、その判定結果を記憶する。
続いて、ナビゲーション装置10の経路案内処理における動作について、図5を用いて説明する。先ず、ステップS21では経路の目的地を設定して、この設定した目的地までの経路を探索する。経路探索が完了すると、ステップS22にて経路案内を開始する。
ステップS23では、乗員の運転するオートバイが右左折地点等の案内ポイントに接近したかどうかを判断する。このステップS23にて肯定判断した場合には、ステップS24へ処理を進め、否定判断した場合にはステップS23にて待機状態となる。
ステップS24では、図4のステップS13又はS14にて記憶したヘルメットの装着/未装着状態を読み出して、ヘルメットが装着状態であるかどうかを判断する。このステップS24にて否定判断した場合には、案内ポイントにて乗員に案内すべき音声案内情報をナビゲーション装置10の音声入出力装置150のスピーカー(図示せず)から出力するように、音声案内情報の出力先をナビゲーション装置10側に変更する。
一方、ステップS24にて肯定判断した場合には、案内ポイントにて乗員に案内すべき音声案内情報をヘルメット20のスピーカー210から出力するように、音声案内情報の出力先をヘルメット20側に変更する。この場合、制御回路135は、無線通信機170に対して音声案内情報の送信要求を指示し、無線通信機170は、制御回路135からの音声案内情報を無線通信機220に送信する。ヘルメット20の無線通信機220では、ナビゲーション装置10からの音声案内情報を受信し、制御回路235では、無線通信機220の受信した音声案内情報をスピーカー210から出力する。このように、乗員がヘルメット20を装着した状態であるとともに経路案内処理が実行中である場合に限って、乗員に提供すべき経路の音声案内情報がヘルメット20側に出力されるため、無駄な音声情報の出力を抑えることができる。
このように、本実施形態のオートバイ用ナビゲーション装置10は、ヘルメット20に、乗員によるヘルメット20の装着の有無を検出する装着検出部230を備え、ナビゲーション装置10では、装着検出部230によるヘルメットの装着の有無の検出結果を取得してヘルメットの装着状態を判定し、ヘルメット20が乗員に装着された状態であると判定した場合に、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をヘルメット20側のスピーカー210に変更する。一方、ヘルメット20が乗員に装着された状態ではないと判定した場合には、乗員に提供すべき経路の音声案内情報の出力先をナビゲーション装置10側の音声入出力装置150に変更する。
これにより、ナビゲーション装置10とヘルメット20が無線通信で接続され、さらに、乗員がヘルメット20を装着した状態である場合に限って乗員に提供すべき経路の音声案内情報がヘルメット20側に出力されるようになる。よって、無駄な(音)情報の出力を抑えることができる。また、ナビゲーション装置10とヘルメット20が無線通信で接続されていても、乗員がヘルメット20を装着していない状態の場合には、乗員に提供すべき経路の音声案内情報がヘルメット20側に出力されずナビゲーション装置10側から出力されるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
(変形例1)
上述したように、オートバイは自動車に比べて振動が激しいため、オートバイの運転者は、走行中に詳細な地図を見ることが難しい。そこで、図7に示すように、LED180の点灯を変化させることによって、案内ポイントにおける案内方向と案内ポイントまでの距離を運転者に提供するようにしてもよい。以下、ナビゲーション装置10における表示方法の切り替え処理について、図6を用いて説明する。
上述したように、オートバイは自動車に比べて振動が激しいため、オートバイの運転者は、走行中に詳細な地図を見ることが難しい。そこで、図7に示すように、LED180の点灯を変化させることによって、案内ポイントにおける案内方向と案内ポイントまでの距離を運転者に提供するようにしてもよい。以下、ナビゲーション装置10における表示方法の切り替え処理について、図6を用いて説明する。
まず、ナビゲーション装置10は、車両I/F160を介してオートバイの車速信号とギアポジション信号を取得する。ナビゲーション装置10は、この取得した情報から、ステップS31にてオートバイが走行中であるかどうかを判断する。このステップS31にて走行中ではないと判断した場合、例えば、ギアポジションがニュートラルのポジションで、車速パルスが検出されない場合には走行中でない(停車状態)であるとして、従来の道路地図を表示装置145に表示させるための地図型表示指示信号を表示装置145に出力する。
一方、ステップS31にて走行中であると判断した場合、例えば、ギアポジションがニュートラル以外のポジションで、車速パルスが検出される場合には走行中であるとして、LED型表示指示信号をLED180に出力する。これにより、図7に示すようにLEDを点灯させ、オートバイが案内ポイントに近づくに従って、右側のLEDから消灯させる。そして、オートバイが案内ポイントに到達したときには、中心の1つのLEDのみ点灯した状態となる。これにより、走行中であっても、右左折すべき案内ポイントまでの残り距離と案内方向が容易に認識することができる。
なお、このLED側表示は、LED180を点灯させるほか、表示装置145に図7に示す図形を表示させるようにしてもよい。さらに、このLED型表示と地図型表示を同時に表示させるようにして、LED型表示を地図型表示に対する補助的な表示としてもよい。
(変形例2)
本実施形態のナビゲーション装置10は、ヘルメット20側に対し、音楽情報やTV音声情報等のエンターテーメント系の音情報の出力を禁止するようにしてもよい。オートバイの乗員の交通安全性を確保するためである。
本実施形態のナビゲーション装置10は、ヘルメット20側に対し、音楽情報やTV音声情報等のエンターテーメント系の音情報の出力を禁止するようにしてもよい。オートバイの乗員の交通安全性を確保するためである。
(変形例3)
オートバイが走行状態であるときには、乗員はヘルメットを着用していると考えられるので、オートバイが走行状態である場合に、経路の音声案内情報がヘルメット側に出力されるようにしてもよい。これによっても無駄な音声情報の出力を抑えることができる。
オートバイが走行状態であるときには、乗員はヘルメットを着用していると考えられるので、オートバイが走行状態である場合に、経路の音声案内情報がヘルメット側に出力されるようにしてもよい。これによっても無駄な音声情報の出力を抑えることができる。
10 ナビゲーション装置
20 ヘルメット
230 装着検出部
230a 発光部
230b 受光部
20 ヘルメット
230 装着検出部
230a 発光部
230b 受光部
Claims (6)
- オートバイに搭載して用いられる情報提供装置と、オートバイの乗員の装着するヘルメットとを接続し、前記情報提供装置からの情報を前記ヘルメットに出力することによって、前記乗員に情報を提供するオートバイ用情報提供装置であって、
前記ヘルメットは、前記乗員による当該ヘルメットの装着の有無を検出する装着検出手段を備え、
前記情報提供装置は、
前記ヘルメットから前記装着検出手段の検出結果を取得して、前記ヘルメットの装着状態を判定する装着状態判定手段と、
前記装着状態判定手段によって前記ヘルメットが乗員に装着された状態であると判定した場合には、前記乗員に提供すべき情報の出力先を前記ヘルメット側に変更する出力先変更手段と、を備えることを特徴とするオートバイ用情報提供装置。 - 前記出力先変更手段は、前記装着状態判定手段によって前記ヘルメットが乗員に装着された状態ではないと判定した場合には、前記乗員に提供すべき情報の出力先を前記情報提供装置側に変更することを特徴とする請求項1記載のオートバイ用情報提供装置。
- 前記情報提供装置及び前記ヘルメットは無線通信機を各々備えることを特徴とする請求項1又は2記載のオートバイ用情報提供装置。
- 前記情報提供装置は、目的地までの経路を案内する経路案内処理を実行するナビゲーション装置であって、
前記出力先変更手段は、前記経路案内処理が実行中である場合に、前記乗員に提供すべき前記経路の音声案内情報の出力先を前記ヘルメット側に変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のオートバイ用情報提供装置。 - 前記情報提供装置は、前記ヘルメット側への音楽情報の出力を禁止する出力禁止手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオートバイ用情報提供装置。
- 前記情報提供装置は、前記経路の案内地点までの距離、及び案内方向の少なくとも一方に従って、複数並べて配置したランプの点灯をに変化させることで、前記案内地点までの距離、及び前記案内方向の少なくとも一方の情報を視覚的に提供する制御手段を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のオートバイ用情報提供装置。
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