JP2008232246A - 産業車両用変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で効率のよい産業車両用変速機を実現する。
【解決手段】この変速機は、入力軸2と、それぞれ複数段の変速段を有する第1及び第2変速機構3,4と、第2変速機構4と、クラッチ機構5と、回転方向切換機構6と、出力軸7と、を備えている。クラッチ機構5は、第1及び第2変速機構3,4の入力側に配置され、前後進を切り換えるための前進用クラッチF及び後進用クラッチRと、第1及び第2変速機構3,4のいずれにエンジン側からの回転を入力するかを選択するための第1及び第2スナップクラッチSC1,SC2と、を含む。回転方向切換機構6は、前後進の切換に応じて、第1変速機構3又は第2変速機構4への入力回転方向を、前進用回転方向又は後進用回転方向に切り換えるための機構である。出力軸7は第1及び第2変速機構3,4からの回転が入力されて出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、産業車両用変速機、特に、前進及び後進において多段変速が可能であり、エンジン側からの回転を変速して出力する産業車両用変速機に関する。
ホイールローダ等の産業車両用の変速機として、一般的に、特許文献1に示されたような油圧式変速機が提供されている。この種の変速機は、エンジンと変速機本体との間にトルクコンバータが設けられ、変速機本体内には、前後進切換用の前進用油圧式クラッチ及び後進用油圧式クラッチと、前進時及び後進時のいずれにおいても作動可能な複数の変速段用油圧式クラッチとが設けられている。
このような変速機では、前進時には、前進用油圧式クラッチをオン(動力伝達状態)、後進用油圧式クラッチをオフ(動力遮断状態)にした上で、走行状態等に応じて適切な変速段が選択されるように、対応する変速段の油圧式クラッチがオンされるようになっている。また、逆に後進時には、前進用油圧式クラッチをオフ、後進用油圧式クラッチをオンにした上で、走行状態等に応じて適切な変速段が選択されるように、対応する変速段の油圧式クラッチがオンされるようになっている。
一方、乗用車においては、変速時の切換を素早くするために、ツインクラッチ式の車両用変速機が提供されている(例えば、特許文献2)。この文献2に示された変速機では、奇数段変速用の第1変速機構と、偶数段変速用の第2変速機構と、それぞれの変速機構に対応して設けられた第1,第2クラッチ機構とを有している。
ここでは、例えば奇数段の変速段で走行している際に、偶数段変速用の第2変速機構側で変速の準備(プリシフト)をしておくことにより、奇数段から偶数段への変速を素早く行うことができる。
特開2005−282830号公報 特開2001−99246号公報
従来の産業車両用の変速機は、一般的に特許文献1に示されているように、トルクコンバータと複数の油圧式クラッチとを用いて構成されている。トルクコンバータは流体を用いて動力を伝達するために、動力の伝達効率が悪い。また、従来の変速機は、各変速段に油圧式クラッチが設けられているために、構成が複雑になり、また油圧式クラッチへの油圧供給用の油路の構成が複雑になる。
そこで、乗用車の変速機として用いられている特許文献2に示されたような構成を、ホイールローダ等の産業車両用の変速機に利用することが考えられる。
しかし、産業車両用の変速機では、前進側と同様に後進側においても前進走行時と同様に複数の変速段が必要となり、特許文献2に示されたような構成をそのまま利用することはできない。
本発明の課題は、簡単な構成で効率のよい産業車両用変速機を実現することにある。
第1の発明に係る産業車両用変速機は、前進及び後進において多段変速が可能であり、エンジン側からの回転を変速して出力する変速機であって、入力軸と、第1変速機構と、第2変速機構と、クラッチ機構と、回転方向切換機構と、出力軸と、を備えている。入力軸はエンジン側からの回転が入力される。第1変速機構は入力軸からの回転を複数段の間で変速するための機構である。第2変速機構は、第1変速機構に併設され、入力軸からの回転を複数段の間で変速するための機構である。クラッチ機構は、第1及び第2変速機構の入力側に配置され、前後進切換用の前進用クラッチ及び後進用クラッチと、第1変速機構にエンジンからの回転を入力するための第1スナップクラッチ及び第2変速機構にエンジンからの回転を入力するための第2スナップクラッチと、を含む。回転方向切換機構は、前進用クラッチ及び後進用クラッチでの前後進の切換に応じて、第1変速機構又は第2変速機構への入力回転方向を、前進用回転方向又は後進用回転方向に切り換えるための機構である。出力軸は第1及び第2変速機構からの回転が入力されて出力する。
この変速機では、エンジンからの回転は入力軸に入力される。前進走行時には、前進走行時には前進用クラッチがオンされ(動力伝達状態)、後進用クラッチがオフされる(動力遮断状態)。そして、入力軸からの回転は、第1スナップクラッチ及び第2スナップクラッチによって選択された第1変速機構又は第2変速機構に入力される。また、後進走行時には、後進走行時には、逆に、前進用クラッチがオフ、後進用クラッチがオンされ、入力軸からの回転は、第1変速機構又は第2変速機構に入力される。また、前進又は後進走行時において、第1変速機構側への入力によって変速を行う場合は、第1スナップクラッチがオンされ、第2スナップクラッチがオフされる。逆に、第2変速機構側への入力によって変速を行う場合は、第1スナップクラッチがオフされ、第2スナップクラッチがオンされる。
ここで、回転方向切換機構によって、前進走行時には各変速機構への入力回転方向が前進用回転方向になり、また後進走行時には各変速機構への入力回転方向が後進用回転方向になる。
ここでは、前進用クラッチ及び後進用クラッチと、第1スナップクラッチ及び第2スナップクラッチとを有するクラッチ機構を変速機構の前段に設けることによって、1組の変速機構を用いて前進走行時及び後進走行時の両方において複数の変速段を得ることができる。また、前後進の各変速段の変速を素早く行うことができる。
また、一般に以上のような構成の変速機構では、ドグクラッチを用いて構成できるので、従来の変速機に比較して各変速機構の構成を簡素化できる。
第2の発明に係る産業車両用変速機は、第1の発明の産業車両用変速機において、前進用クラッチ及び後進用クラッチの一方と、第1スナップクラッチ及び第2スナップクラッチの一方とは、第1クラッチ対として同軸上に配置されている。また、前進用クラッチ及び後進用クラッチの他方と、第1スナップクラッチ及び第2スナップクラッチの他方とは、第2クラッチ対として同軸上に配置されている。
ここでは、一例として、前進用クラッチと第1スナップクラッチとが第1クラッチ対として同軸上に配置され、後進用クラッチと第2スナップクラッチとが第2クラッチ対として同軸上に配置されている。
この場合は、各クラッチ対に含まれる2つのクラッチの構成部材の一部を共用することができ、構成がより簡単になる。例えば、各クラッチを油圧式クラッチとする場合、クラッチ板を収納するクラッチケースの一部を共通化することができる。また、軸方向と直交する横及び縦方向の占有スペースが大きくなるのを避けることができる。
第3の発明に係る産業車両用変速機は、第2の発明の産業車両用変速機において、第1及び第2変速機構はそれぞれ入力軸と平行に配置された第1,第2変速軸を有しており、第1及び第2クラッチ対の一方は入力軸と同軸上に配置され、第1及び第2クラッチ対の他方は第1変速軸及び第2変速軸の一方と同軸上に配置されている。
ここでは、一例として、第1クラッチ対が入力軸と同軸上に配置され、第2クラッチ対が第2変速軸と同軸上に配置されている。
この場合は、横及び縦方向のスペースを、特許文献1に記載されるような産業車両用のトランスミッションと同様にすることができる。すなわち、従来の変速機では、入力軸、第1変速軸及び第2変速軸が設けられており、各軸に油圧式クラッチが配置されている。本発明では、入力軸と第1又は第2変速軸とにクラッチ機構が設けられているだけであるので、仮に各クラッチ機構を従来と同様に油圧式クラッチで構成したとしても、横及び縦方向のスペースが大きくなることはない。
第4の発明に係る産業車両用変速機は、第3の発明の産業車両用変速機において、回転方向切換機構は、第1クラッチ対及び第2クラッチ対に同方向の回転を入力するための第1ギア列と、第1クラッチ対及び第2クラッチ対の互いの出力回転を逆回転にして相手側に伝達するための第2ギア列と、第1及び第2クラッチ対のうちの入力軸と同軸上に配置されたクラッチ対の出力の回転方向を逆方向にして第1及び第2クラッチ対と同軸上にない変速機構に入力する第3ギア列と、を有している。
ここでは、エンジンからの回転は第1クラッチ対及び第2クラッチ対に入力されるが、各クラッチ対への入力回転方向は第1ギア列によって同方向となる。しかし、各クラッチ対の互いの出力回転は第2ギア列によって逆方向に回転させられて相手側に伝達される。さらに、入力軸と同軸上に配置されたクラッチ対の出力回転は、第3ギア列によって逆方向にされて両クラッチ対と同軸上にない変速軸に入力される。
ここで、一例として、前進用クラッチ及び第1スナップクラッチからなる第1クラッチ対が入力軸と同軸上に配置され、後進用クラッチ及び第2スナップクラッチからなる第2クラッチ対が第2変速機構の変速軸と同軸上に配置されているとする。この例において、前進走行時に、前進用クラッチがオン、後進用クラッチがオフされると、エンジン回転は以下の経路で第1及び第2変速機構に入力される。
<前進時第1変速機構への入力:第1スナップクラッチ・オン>
入力軸(回転方向:第1方向)→第1クラッチ対(第1方向)→第3ギア列(第2方向=前進)→第1変速機構
<前進時第2変速機構への入力:第2スナップクラッチ・オン>
入力軸(第1方向)→第1クラッチ対(前進用クラッチ:第1方向)→第2ギア列(第2方向)→第2クラッチ対(第2方向=前進)→第2変速機構
以上のようにして、第1変速機構及び第2変速機構に第2方向(前進方向)の回転が伝達される。
一方、後進走行時には、前進用クラッチがオフ、後進用クラッチがオンされ、エンジン回転は以下の経路で第1及び第2変速機構に入力される。
<後進時第1変速機構への入力:第1スナップクラッチ・オン>
入力軸(第1方向)→第1ギア列(第1方向)→第2クラッチ対(後進用クラッチ:第1方向)→第2ギア列(第2方向)→第1クラッチ対(第1スナップクラッチ:第2方向)→第3ギア列(第1方向=後進)→第1変速機構
<後進時第2変速機構への入力:第2スナップクラッチ・オン>
入力軸(第1方向)→第1ギア列(第1方向)→第2クラッチ対(後進用クラッチ+第2スナップクラッチ:第1方向=後進)→第2変速機構
以上のようにして、第1変速機構及び第2変速機構に第1方向(後進方向)の回転が伝達される。
第5の発明に係る産業車両用変速機は、第1から第4の発明の産業車両用変速機において、エンジンとクラッチ機構との間に設けられ、エンジンからの回転を入力軸に伝達するためのメインクラッチ装置をさらに備えている。
この場合は、トルクコンバータではなくメインクラッチ装置によってエンジンからの回転を変速機構側に伝達するので、エンジンの動力を効率よく伝達することができる。なお、メインクラッチ装置は、例えば油圧クラッチで構成した場合、クラッチ油圧を制御することによってクラッチ容量を制御できるので、このメインクラッチ装置のクラッチ容量を低下させることによって、負荷の急激な増大時等におけるエンジン停止を避けることができる。
以上のような本発明によれば、簡単な構成で効率のよい産業車両用変速機を得ることができる。
[全体構成]
図1に本発明の一実施形態による変速機の展開断面構成を、図2にその後方から見た概略の軸等の配置図を示している。また、図3に本変速機のスケルトン図を示す。さらに、図4に変速機構部分のみを取り出した模式図を示す。
図1に示す変速機は、例えばホイールローダに設けられた変速機であって、前後進ともに10段の変速段を有している。この変速機は、エンジンからの回転が入力されるメインクラッチ1と、メインクラッチ1を介してエンジン回転が入力される入力軸2と、第1変速機構3と、第2変速機構4と、クラッチ機構5と、回転方向切換機構6と、出力軸7と、を備えている。また、第1及び第2変速機構3,4と出力軸7との間には変速用アイドル軸8と、出力用アイドル軸9と、が設けられている。
[メインクラッチ]
メインクラッチ1は、油圧式のクラッチであり、クラッチ油圧を制御することによってクラッチ容量を制御することが可能である。このメインクラッチ1は、入力側の部材1aがエンジン側の部材に連結されており、出力側の部材1bが入力軸2に連結されている。なお、メインクラッチ1の入力側の部材1aには、補機類を駆動するためのパワーテイクオフ機構(図示せず)が連結されている。
[入力軸]
入力軸2は変速機のハウジング10に対して1対の軸受によって回転自在に支持されている。この入力軸2の先端部には、メインクラッチ1の出力側部材1bがスプライン結合されるとともに、メインクラッチ1の入力側部材1aが軸受を介して回転自在に支持されている。
[第1変速機構]
第1変速機構3は、10段の変速段のうちの奇数段(1&3速,5速,7&9速)が選択されたときに回転が入力されるものであり、第1変速軸12と、第1速・第3速用(以下、1&3速)ドライブギア13と、第5速用(以下、5速)ドライブギア14と、第7速・第9速用(以下、7&9速)ドライブギア15と、減速用ギア16と、を有し、さらに第1〜第3ドグクラッチC1,C2,C3を有している。
第1変速軸12は、入力軸2と偏倚してかつ入力軸2と平行に配置され、ハウジング10に対して1対の軸受により回転自在に支持されている。そして、1&3速ドライブギア13、5速ドライブギア14及び7&9速ドライブギア15は、それぞれ第1変速軸12に1対の軸受により回転自在に支持されている。また、減速ギア16は第1変速軸12のエンジン側先端部に相対回転不能に装着されている。
ドグクラッチC1〜C3は、軸方向に移動して各ドライブギア13〜15を第1変速軸12に相対回転不能に固定するか、あるいは2つのドライブギアを互いに連結するためのクラッチである。
具体的には、第1ドグクラッチC1は、第1変速軸12と1&3速ドライブギア13との間をオン(連結)するか、1&3速ドライブギア13と5速ドライブギア14との間をオンするか、あるいはオフ(いずれの間も連結しない)するか、を切り換えるためのクラッチである。第2ドグクラッチC2は、第1変速軸12と5速ドライブギア14との間をオンするか、5速ドライブギア14と7&9速ドライブギア15との間をオンするか、あるいはオフするか、を切り換えるためのクラッチである。第3ドグクラッチC3は、第1変速軸12と7&9速ドライブギア15との間をオンするか、オフするかを切り換えるためのクラッチである。なお、第3ドグクラッチC3は第1変速軸12に対して常に相対回転不能であり、第1及び第2ドグクラッチC1,C2は第1変速軸12に対して相対回転不能な位置と相対回転自在な位置とを取り得る。
[第2変速機構]
第2変速機構4は、10段の変速段のうちの偶数段(2&4速,6速,8&10速)が選択されたときに回転が入力されるものであり、第2変速軸20と、第2速・第4速用(以下、2&4速)ドライブギア21と、第6速用(以下、6速)ドライブギア22と、第8速・第10速用(以下、8&10速)ドライブギア23と、を有し、さらに第4〜第6ドグクラッチC4,C5,C6を有している。
第2変速軸20は、入力軸2と偏倚してかつ入力軸2及び第1変速軸12と平行に配置され、ハウジング10に対して1対の軸受により回転自在に支持されている。そして、2&4速ドライブギア21、6速ドライブギア22及び8&10速ドライブギア23は、それぞれ第2変速軸20に1対の軸受により回転自在に支持されている。
第4〜第6ドグクラッチC4,C5,C6は、軸方向に移動して各ドライブギア21〜23を第2変速軸20に固定(相対回転不能)にするか、あるいは2つのドライブギアを互いに連結するためのクラッチである。なお、第6ドグクラッチC6は第2変速軸20に対して常に相対回転不能であり、第4及び第5ドグクラッチC4,C5は第2変速軸20に対して相対回転不能な位置と相対回転自在な位置とを取り得る。
具体的には、第4ドグクラッチC4は、第2変速軸20と2&4速ドライブギア21との間をオンするか、2&4速ドライブギア21と6速ドライブギア22との間をオンするか、あるいはオフするか、を切り換えるためのクラッチである。第5ドグクラッチC5は、第2変速軸20と6速ドライブギア22との間をオンするか、6速ドライブギア22と8&10速ドライブギア23との間をオンするか、あるいはオフするか、を切り換えるためのクラッチである。第6ドグクラッチC6は、第2変速軸20と8&10速ドライブギア23との間をオンするか、オフするかを切り換えるためのクラッチである。
さらに、この第2変速軸20には、変速時におけるドグクラッチの噛み合いをスムーズに行わせるためのシンクロ機構24が設けられている。シンクロ機構24は、図3に示すように、第2変速軸20に対してそれぞれ相対回転自在に支持された第1シンクロギア24a及び第2シンクロギア24bと、これらのシンクロギア24a,24bと第2変速軸20とを連結するためのコーンクラッチ24cとを有している。
[変速用アイドル軸]
変速用アイドル軸8は、各変速軸12,20と同様に、ハウジング10に対して1対の軸受によって回転自在に支持されている。また、図2から明らかなように、変速用アイドル軸8は、第1及び第2変速軸12,20の下方でこれらの軸12,20と平行に、かつ入力軸2と同じ鉛直線上に配置されている。この変速用アイドル軸8には、第1及び第2変速機構3,4に設けられた各ドライブギアに噛み合うドリブンギアと、第7及び第8ドグクラッチC7,C8とが設けられている。より詳細には、変速用アイドル軸8には、エンジン側から順に、第1〜第5ドリブンギア26,27,28,29,30がそれぞれ軸受を介して回転自在に支持されている。なお、第1ドリブンギア26と第2ドリブンギア27とは互いに一体的に回転するように、また第4ドリブンギア29と第5ドリブンギア30とは互いに一体的に回転するように構成されている。そして、第1ドリブンギア26は7&9速ドライブギア15に、第2ドリブンギア27は2&4速ドライブギア21に、第3ドリブンギア28は5速ドライブギア14及び6速ドライブギア22に、第4ドリブンギア29は1&3速ドライブギア13に、第5ドリブンギア30は8&10速ドライブギア23に、それぞれ常時噛み合っている。
第7及び第8ドグクラッチC7,C8は、軸方向に移動して各ドリブンギアを変速用アイドル軸8に相対回転不能に固定するためのクラッチである。なお、第7及び第8ドグクラッチC7,C8は変速用アイドル軸8に対して常に相対回転不能である。
具体的には、第7ドグクラッチC7は、変速用アイドル軸8と第1及び第2ドリブンギア26,27との間をオン、オフするためのクラッチであり、第8ドグクラッチC8は、変速用アイドル軸8と第4及び第5ドリブンギア29,30との間をオン、オフするためのクラッチである。
なお、変速用アイドル軸8の後端(エンジンとは逆側の端部)には、パーキングブレーキ32が設けられている。
[出力用アイドル軸]
出力用アイドル軸9は、他の軸と同様に、ハウジング10に対して1対の軸受によって回転自在に支持されている。また、出力用アイドル軸9は、図2から明らかなように、変速用アイドル軸8の下方で変速用アイドル軸8と平行に、かつ後方から見て左側(第2変速軸20)側に偏倚して配置されている。この出力用アイドル軸9には、第1及び第2出力用アイドルギア35,36が固定されている。そして、第1出力用アイドルギア35は変速用アイドル軸8の第3ドリブンギア28と噛み合っている。
[出力軸]
出力軸7は、他の軸と同様に、ハウジング10に対して1対の軸受によって回転自在に支持されており、その両端にはアクスル側の部材に連結される出力フランジ40,41が装着されている。また、出力軸7は、図2から明らかなように、出力用アイドル軸9の下方で各軸と平行に、かつ入力軸2及び第2変速軸20と同じ鉛直線上に配置されている。この出力軸7には、出力ギア42が固定されており、この出力ギア42は出力用アイドル軸9の第2出力用アイドルギア36と噛み合っている。
[クラッチ機構]
クラッチ機構5は、入力軸2と同軸上に配置された第1クラッチ対5Fと、第2変速機構4の第2変速軸20と同軸上に配置された第2クラッチ対5Rと、を有している。
<第1クラッチ対:前進用クラッチ+第1スナップクラッチ>
図3から明らかなように、第1クラッチ対5Fは、前進走行時にオン(動力伝達状態)となる前進用クラッチFと、第1変速機構3に回転を伝達するための第1スナップクラッチSC1とを有している。なお、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1はともに油圧式多板クラッチであり、互いに同軸上に配置されている。
より詳細には、前進用クラッチFは、入力軸2に相対回転不能に固定された前進用入力ギアFGと、入力軸2の回りに相対回転自在に設けられたクラッチケース45と、前進用入力ギアFGとクラッチケース45との間に設けられた複数のクラッチプレートとを有している。また、第1スナップクラッチSC1は、前進用クラッチFのクラッチケース45と共通のクラッチケースと、入力軸2に対して相対回転自在に支持された中間ギア46と、クラッチケース45と中間ギア46との間に設けられた複数のクラッチプレートとを有している。中間ギア46は、入力側に配置された第1中間ギア46aと、出力側に配置された第2中間ギア46bとを有している。第1中間ギア46aはシンクロ機構24の第1シンクロギア24aに噛み合い、第2中間ギア46bはシンクロ機構24の第2シンクロギア24bに噛み合っている。そして、第1中間ギア46aと第2中間ギア46bとは一体に形成されている。なお、クラッチケース45の外周において、出力側(図1の右側)端部には、クラッチケースギア47が形成されている。
このような構成では、前進用クラッチFがオンすることにより、前進用入力ギアFG(すなわち入力軸2)とクラッチケース45との間で動力の伝達が可能になる。また、第1スナップクラッチSC1がオンすることにより、クラッチケース45と中間ギア46との間で動力の伝達が可能になる。
<第2クラッチ対:後進用クラッチ+第2スナップクラッチ>
図3から明らかなように、第2クラッチ対5Rは、後進走行時にオン(動力伝達状態)となる後進用クラッチRと、第2変速機構4に回転を伝達するための第2スナップクラッチSC2とを有している。なお、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2はともに油圧式多板クラッチであり、互いに同軸上に配置されている。
より詳細には、後進用クラッチRは、第2変速軸20と同軸上に配置されたクラッチ軸48と、クラッチ軸48に相対回転自在に支持された後進用入力ギアRGと、クラッチ軸48の回りに相対回転自在に設けられたクラッチケース49と、後進用入力ギアRGとクラッチケース49との間に設けられた複数のクラッチプレートとを有している。クラッチ軸48の出力側(図1の右側)端部にはスプライン孔が形成されており、このスプライン孔に、第2変速軸20の先端に形成されたスプライン軸が係合している。後進用入力ギアRGは、ハウジング10に回転自在に支持されたアイドルギアIG(図2及び図3参照)を介して前進用入力ギアFGに連結されている。また、第2スナップクラッチSC2は、後進用クラッチRのクラッチケース49と共通のクラッチケースと、クラッチケース49とクラッチ軸48との間に設けられた複数のクラッチプレートとを有している。そして、クラッチケース49の外周において、出力側(図1の右側)端部には、クラッチケースギア50が形成されており、このクラッチケースギア50が第1スナップクラッチSC1のクラッチケースギア47に噛み合っている。
このような構成では、後進用クラッチRがオンすることにより、後進用入力ギアRG(すなわち入力軸2)とクラッチケース49との間で動力の伝達が可能になる。また、第2スナップクラッチSC2がオンすることにより、クラッチケース49とクラッチ軸48(すなわち第2変速軸20)との間で動力の伝達が可能になる。
[回転方向切換機構]
回転方向切換機構6は、クラッチ機構5での前後進の切換に応じて、第1変速機構3又は第2変速機構4への入力回転方向を、前進用回転方向又は後進用回転方向とするための機構である。この回転方向切換機構6は、図3に示すように、第1クラッチ対5F及び第2クラッチ対5Rに同方向の回転を入力するための第1ギア列52と、第1クラッチ対5F及び第2クラッチ対5Rの互いの出力回転を逆方向にして相手側に伝達するための第2ギア列53と、第1クラッチ対5Fの出力の回転方向を逆方向にして第1変速機構3に入力する第3ギア列54と、を有している。
具体的には、第1ギア列52は前進用入力ギアFG、アイドルギアIG及び後進用入力ギアRGからなるギア列であり、第2ギア列53は第1スナップクラッチSC1のクラッチケースギア47及び第2スナップクラッチSC2のクラッチケースギア50からなるギア列であり、第3ギア列54は中間ギア46及び第1変速機構3に設けられた減速用ギア16からなるギア列である。
[動力伝達経路:入力側共通経路]
次に、以上のように構成された変速機の動力伝達経路について説明する。まず、各変速段において共通の経路、すなわち、入力軸2から各変速機構3,4に至るまでの動力伝達経路について説明する。
<前進用クラッチON+第1スナップクラッチON>
前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオン(後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2はオフ)の場合は、入力軸2からの回転は前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1を介して中間ギア46に伝達され、さらにこの中間ギア46と噛み合う減速ギア16を介して第1変速機構3の第1変速軸12に入力される。
このときの回転方向は、エンジンの回転方向を第1方向とすると(以下、すべて同様)、入力軸2及び中間ギア46は第1方向となり、第1変速軸12の回転方向は第2方向(前進)となる。
<前進用クラッチON+第2スナップクラッチON>
前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオン(後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1はオフ)の場合は、入力軸2からの回転は前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2を介してクラッチ軸48に伝達され、このクラッチ軸48とスプライン結合している第2変速機構4の第1変速軸20に入力される。
このときの回転方向は、入力軸2及び第1スナップクラッチSC1のクラッチケースギア47は第1方向であるので、第2スナップクラッチSC2のクラッチケースギア50及びクラッチ軸48は第2方向となり、第2変速軸20の回転方向は第2方向(前進)となる。
<後進用クラッチON+第1スナップクラッチON>
後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオン(前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2はオフ)の場合は、入力軸2からの回転は前進用入力ギアFG、アイドルギアIG及び後進用入力ギアRGを介して後進用クラッチRに入力される。そして、後進用クラッチRの回転は、両クラッチケースギア47,50の噛み合いを介して第1スナップクラッチSC1に入力される。この回転は、中間ギア46に伝達され、さらにこの中間ギア46と噛み合う減速ギア16を介して第1変速機構3の第1変速軸12に入力される。
このときの回転方向は、入力軸2は第1方向であるので、クラッチ軸48及び後進用クラッチR(第2スナップクラッチSC2)も第1方向となり、したがって第1スナップクラッチSC1の回転方向は第2方向となる。したがって、第1変速軸12の回転方向は第1方向(後進)となる。
<後進用クラッチON+第2スナップクラッチON>
後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオン(前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1はオフ)の場合は、入力軸2からの回転は前進用入力ギアFG、アイドルギアIG及び後進用入力ギアRGを介して後進用クラッチRに入力される。そして、後進用クラッチRの回転は、第2スナップクラッチSC2を介してクラッチ軸48及び第2変速機構4の第2変速軸20に入力される。
このときの回転方向は、入力軸2は第1方向であるので、クラッチ軸48及び後進用クラッチR(第2スナップクラッチSC2)も第1方向となり、したがってクラッチ軸48及び第2変速軸20の回転方向も第1方向(後進)となる。
[動力伝達経路:各変速段]
以上のようにして第1又は第2変速機構3,4に入力された回転は、各変速段においては以下のようにして変速される。
<前進第1速>
前進第1速の場合は、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオンされ、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第1変速軸12に入力される。また、前進第1速では、図5Aに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第1ドグクラッチC1:第1変速軸12+1&3速ドライブギア13
第2ドグクラッチC2:5速ドライブギア14+7&9速ドライブギア15
第4ドグクラッチC4:第2変速軸20+2&4速ドライブギア21
第5ドグクラッチC5:6速ドライブギア22+8&10速ドライブギア23
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第1変速軸12に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Aでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第2変速機構4側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第2速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第1変速軸12→第1ドグクラッチC1→1&3速ドライブギア13→第4及び第5ドリブンギア29,30→8&10速ドライブギア23→第5ドグクラッチC5→6速ドライブギア22→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<前進第2速>
前進第2速の場合は、前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオンされ、後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第2変速軸20に入力される。また、前進第2速では、図5Bに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第1ドグクラッチC1:第1変速軸12+1&3速ドライブギア13
第2ドグクラッチC2:5速ドライブギア14+7&9速ドライブギア15
第4ドグクラッチC4:第2変速軸20+2&4速ドライブギア21
第8ドグクラッチC8:第4ドリブンギア29+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第2変速軸20に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Bでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第1変速機構3側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第3速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第2変速軸20→第4ドグクラッチC4→2&4速ドライブギア21→第1及び第2ドリブンギア26,27→7&9速ドライブギア15→第2ドグクラッチC2→5速ドライブギア14→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<前進第3速>
前進第3速の場合は、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオンされ、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第1変速軸12に入力される。また、前進第3速では、図5Cに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第1ドグクラッチC1:第1変速軸12+1&3速ドライブギア13
第4ドグクラッチC4:第2変速軸20+2&4速ドライブギア21
第7ドグクラッチC7:第2ドリブンギア27+変速用アイドル軸8
第8ドグクラッチC8:第4ドリブンギア29+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第1変速軸12に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Cでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第2変速機構4側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第4速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第1変速軸12→第1ドグクラッチC1→1&3速ドライブギア13→第4ドリブンギア29→第8ドグクラッチC8→変速用アイドル軸8
<前進第4速>
前進第4速の場合は、前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオンされ、後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第2変速軸20に入力される。また、前進第4速では、図5Dに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第2ドグクラッチC2:第1変速軸12+5速ドライブギア14
第4ドグクラッチC4:第2変速軸20+2&4速ドライブギア21
第7ドグクラッチC7:第2ドリブンギア27+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第2変速軸20に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Dでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第1変速機構3側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第5速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第2変速軸20→第4ドグクラッチC4→2&4速ドライブギア21→第2ドリブンギア27→第7ドグクラッチC7→変速用アイドル軸8
<前進第5速>
前進第5速の場合は、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオンされ、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第1変速軸12に入力される。また、前進第5速では、図5Eに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第2ドグクラッチC2:第1変速軸12+5速ドライブギア14
第5ドグクラッチC5:第2変速軸20+6速ドライブギア22
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第1変速軸12に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Eでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第2変速機構4側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第6速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第1変速軸12→第2ドグクラッチC2→5速ドライブギア14→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<前進第6速>
前進第6速の場合は、前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオンされ、後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第2変速軸20に入力される。また、前進第6速では、図5Fに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第3ドグクラッチC3:第1変速軸12+7&9速ドライブギア15
第5ドグクラッチC5:第2変速軸20+6速ドライブギア22
第7ドグクラッチC7:第1及び第2ドリブンギア26,27+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第2変速軸20に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Fでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第1変速機構3側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第7速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第2変速軸20→第5ドグクラッチC5→6速ドライブギア22→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<前進第7速>
前進第7速の場合は、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオンされ、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第1変速軸12に入力される。また、前進第7速では、図5Gに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第3ドグクラッチC3:第1変速軸12+7&9速ドライブギア15
第6ドグクラッチC6:第2変速軸20+8&10速ドライブギア23
第7ドグクラッチC7:第1及び第2ドリブンギア26,27+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第1変速軸12に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Gでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第2変速機構4側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第8速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第1変速軸12→第3ドグクラッチC3→7&9速ドライブギア15→第1及び第2ドリブンギア26,27→第7ドグクラッチC7→変速用アイドル軸8
<前進第8速>
前進第8速の場合は、前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオンされ、後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第2変速軸20に入力される。また、前進第8速では、図5Hに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第3ドグクラッチC3:第1変速軸12+7&9速ドライブギア15
第4ドグクラッチC4:2&4速ドライブギア21+6速ドライブギア22
第6ドグクラッチC6:第2変速軸20+8&10速ドライブギア23
第8ドグクラッチC8:第4及び第5ドリブンギア29,30+変速用アイドル軸8
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第2変速軸20に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Hでは動力伝達経路を実線で示している。この場合の第1変速機構3側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第9速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第2変速軸20→第6ドグクラッチC6→8&10速ドライブギア23→第4及び第5ドリブンギア29,30→第8ドグクラッチC8→変速用アイドル軸8
<前進第9速>
前進第9速の場合は、前進用クラッチF及び第1スナップクラッチSC1がオンされ、後進用クラッチR及び第2スナップクラッチSC2がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第1変速軸12に入力される。また、前進第9速では、図5Iに示すように、各ドグクラッチは以下の部材間をオン(連結)するように制御される。
第1ドグクラッチC1:1&3速ドライブギア13+5速ドライブギア14
第3ドグクラッチC3:第1変速軸12+7&9速ドライブギア15
第4ドグクラッチC4:2&4速ドライブギア21+6速ドライブギア22
第6ドグクラッチC6:第2変速軸20+8&10速ドライブギア23
他のドグクラッチ:オフ
ここでは、第1変速軸12に入力された回転は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。図5Iでは動力伝達経路を実線で示している。また、この場合の第2変速機構4側の回転伝達経路を点線で示している。この点線で示す経路は第10速の回転伝達経路であり、プリシフトされていることを示している。
第1変速軸12→第3ドグクラッチC3→7&9速ドライブギア15→第1及び第2ドリブンギア26,27→2&4速ドライブギア21→第4ドグクラッチC4→6速ドライブギア22→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<前進第10速>
前進第10速の場合は、前進用クラッチF及び第2スナップクラッチSC2がオンされ、後進用クラッチR及び第1スナップクラッチSC1がオフされる。この場合は、前述のように、第2方向の回転が第2変速軸20に入力される。また、前進第10速では、各ドグクラッチのオン、オフは前進第9速の場合と同様である。
ここでは、第2変速軸20に入力された動力は、以下の経路により変速用アイドル軸8に伝達される。なお、この場合の第1変速機構3側の回転伝達経路は前進第9速の場合と同様である。
第2変速軸20→第6ドグクラッチC6→8&10速ドライブギア23→第4及び第5ドリブンギア29,30→1&3速ドライブギア13→第1ドグクラッチC1→5速ドライブギア14→第3ドリブンギア28→変速用アイドル軸8
<後進第1速〜第10速>
後進の場合は、前進用クラッチFをオフし、後進用クラッチRをオンすることが前進の場合と異なる。したがって、後進の場合は、第1変速軸12及び第2変速軸20に前進とは逆方向の回転が入力されるが、各速度段でのドグクラッチの制御や動力の伝達経路は前進の各変速段の場合と全く同様である。
[動力伝達経路:出力側共通経路]
以上のようにして各変速段において変速用アイドル軸8に出力された回転は、変速用アイドル軸8の第3ドリブンギア28に噛み合う第1出力用アイドルギア35、出力用アイドル軸9及び第2出力用アイドルギア36を介して出力ギア42に伝達され、さらに出力軸7及び出力フランジ40,41を介してアクスルに出力される。
[変速時の同期について]
本実施形態では、前述のように、奇数段の変速段については第1変速機構3に回転を入力し、偶数段の変速段については第2変速機構4に回転を入力するようにしている。そして、1段ずつ変速していく際に、次の変速段側を担当する変速機構においてプリシフトを行うとともに、さらに次の変速段に変速する際にシンクロ機構24を用いてドグクラッチの噛み合いがスムーズに行えるようにしている。
以下、図6を用いて、第6速から第5速さらには第4速に変速する場合を例にとって、プリシフトの動作について説明する。
第6速では、図6A(図5Eと同様)の実線で示すような経路で動力が伝達されている。この第6速において、第1変速機構3側では、第5速の回転伝達経路(図6Aの点線で示す経路)が準備されている。すなわち、プリシフトされている。したがって、第6速から第5速に変速する際には、第2スナップクラッチSC2をオフして第1スナップクラッチSC1をオンするだけで、変速を実行することができる。この第5速における回転伝達経路を図6Bに実線で示す。
次に第5速から第4速に変速する場合は、シンクロ機構24による同期化が必要となる。ここでは、まず、図6Cに示すように、第5速が選択されているときに、それまで第2変速軸20と6速ドライブギア22とを連結していた第5ドグクラッチC5をオフする。その後、図6Dに示すように、シンクロ機構24のコーンクラッチ24cを入力側に移動させて、第2変速軸20と第1シンクロギア24aとを瞬間的に連結する。このとき、第1シンクロギア24aは第1中間ギア46aに噛み合っているので、第1変速機構3側の回転は、第1中間ギア46a及び第1シンクロギア24aを介して第2変速軸20に伝達される。ここで、各変速段は、それらの段間差が一定になるように設定されており、また、その段間差は第1中間ギア46aと第1シンクロギア24aとの歯数比、あるいは第2中間ギア46bと第2シンクロギア24bとの歯数比に等しくなるように、それぞれのギアの歯数が設定されている。したがって、第5速が選択されている状態で、第5ドグクラッチC5をオフし、シンクロ機構24を瞬間的に作動させることにより、第2変速軸20の回転数は第4速が選択された場合の回転数と同じか、それに近い回転数になる。
以上のような同期化を行った後に、図6Eに示すように(シンクロ機構24は既にオフ)、第4ドグクラッチC4を作動させて、第2変速軸20と2&4速ドライブギア21とを連結する。このとき、前述のようなシンクロ機構24による同期化によって、第2変速軸20の回転数が制御されているので、第4ドグクラッチC4をスムーズに噛み合わせることができる。この後、図6Fに示すように、第1スナップクラッチSC1をオフするとともに、第2スナップクラッチSC2をオンする。これにより、図6Fの実線で示す経路で動力が伝達され、第4速への変速が完了する。
他の変速動作時についても、以上の動作と基本的に同様の動作によって同期化が行われ、スムーズな変速が可能となる。
[本実施形態の効果]
この装置では、前後進切換用の1対のクラッチF,R及び2つのスナップクラッチSC1,SC2を変速機構の前段に設けることによって、1組の変速機構3,4を用いて前進走行時及び後進走行時の両方において10段の変速段を得ることができる。
ここで、前後進のそれぞれにおいて複数段の変速段を得る構成として、変速機構の前段に、回転方向を切り換えるための遊星歯車機構を設けることも考えられるが、この遊星歯車機構を設けた場合に比較して、本実施形態では軸方向において短いスペースで構成することができ、装置全体を小型化することができる。また、この装置では、横及び縦方向(軸と直交する方向)において大型化することはなく、従来の変速機と同様にすることができる。すなわち、従来の変速機では、入力軸、第1変速軸及び第2変速軸が設けられており、各軸に油圧式クラッチが配置されているが、本装置では、入力軸と第2変速軸のそれぞれに同軸上にクラッチ機構が設けられているだけであるので、横及び縦方向のスペースが大きくなることはない。
また、各変速機構3,4では、従来装置のような油圧式クラッチではなくドグクラッチを用いて構成しているので、従来の変速機に比較して構成が簡単になる。
さらに、本実施形態では、各変速時にプリシフトを行うとともに、シンクロ機構24により同期化を行っているので、前後進の各変速段の変速を素早くかつスムーズに行うことができる。
また、この装置では、前進用クラッチFと第1スナップクラッチSC1とが第1クラッチ対5Fとして同軸上に配置され、後進用クラッチRと第2スナップクラッチSC2とが第2クラッチ対5Rとして同軸上に配置されているので、各クラッチを構成するクラッチケースを共用することができ、構成がより簡単になる。
さらに、この装置では、エンジンと変速機とを、トルクコンバータではなく油圧式クラッチを用いて連結するようにしているので、エンジンの動力を効率よく伝達することができる。
[他の実施形態]
(a)前記実施形態では、前後進10段を例にとって説明したが、変速段数はこの実施形態に限定されるものではない。
(b)シンクロ機構の有無やドグクラッチを含む各クラッチの構成は、前記実施形態に限定されない。
(c)前記実施形態では、前進用クラッチFと第1スナップクラッチSC1とを、また後進用クラッチRと第2スナップクラッチSC2とを、それぞれ同軸上に配置したが、これらの組み合わせは任意に選択することができる。
(d)前記実施形態では、第1クラッチ対5Fを入力軸2と同軸上に配置し、第2クラッチ対5Rを第2変速軸20と同軸上に配置したが、本発明の構成はこれに限定されない。例えば、第2クラッチ対5Rを入力軸と同軸上に配置し、第1クラッチ対5Fを第1変速軸12あるいは第2変速軸20と同軸上に配置してもよい。
本発明の一実施形態が採用されたホイールローダ用変速機の展開断面構成図。 前記変速機を後方から見た図。 前記変速機のスケルトンを示す図。 前記変速機の第1変速機構及び第2変速機構の構成を示す模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の各変速段における動力伝達経路を説明するための模式図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。 前記変速機の変速時の動作を説明するための図。
符号の説明
1 メインクラッチ
2 入力軸
3 第1変速機構
4 第2変速機構
5F 第1クラッチ対
5R 第2クラッチ対
6 回転方向切換機構
7 出力軸
8 変速用アイドル軸
12 第1変速軸
20 第2変速軸
C1〜C8 ドグクラッチ
F 前進用クラッチ
R 後進用クラッチ

Claims (5)

  1. 前進及び後進において多段変速が可能であり、エンジン側からの回転を変速して出力する産業車両用変速機であって、
    エンジン側からの回転が入力される入力軸と、
    前記入力軸からの回転を複数段の間で変速するための第1変速機構と、
    前記第1変速機構に併設され、前記入力軸からの回転を複数段の間で変速するための第2変速機構と、
    前記第1及び第2変速機構の入力側に配置され、前後進切換用の前進用クラッチ及び後進用クラッチと、前記第1変速機構にエンジンからの回転を入力するための第1スナップクラッチ及び前記第2変速機構にエンジンからの回転を入力するための第2スナップクラッチと、を含むクラッチ機構と、
    前記前進用クラッチ及び前記後進用クラッチでの前後進の切換に応じて、前記第1変速機構又は前記第2変速機構への入力回転方向を、前進用回転方向又は後進用回転方向に切り換えるための回転方向切換機構と、
    前記第1及び第2変速機構からの回転が入力されて出力する出力軸と、
    を備えた産業車両用変速機。
  2. 前記前進用クラッチ及び前記後進用クラッチの一方と、前記第1スナップクラッチ及び前記第2スナップクラッチの一方とは、第1クラッチ対として同軸上に配置され、
    前記前進用クラッチ及び前記後進用クラッチの他方と、前記第1スナップクラッチ及び前記第2スナップクラッチの他方とは、第2クラッチ対として同軸上に配置されている、
    請求項1に記載の産業車両用変速機。
  3. 前記第1及び第2変速機構はそれぞれ前記入力軸と平行に配置された第1,第2変速軸を有しており、
    前記第1及び第2クラッチ対の一方は前記入力軸と同軸上に配置され、
    前記第1及び第2クラッチ対の他方は前記第1変速軸及び前記第2変速軸の一方と同軸上に配置されている、
    請求項2に記載の産業車両用変速機。
  4. 前記回転方向切換機構は、
    前記第1クラッチ対及び前記第2クラッチ対に同方向の回転を入力するための第1ギア列と、
    前記第1クラッチ対及び前記第2クラッチ対の互いの出力回転を逆回転にして相手側に伝達するための第2ギア列と、
    前記第1及び第2クラッチ対のうちの前記入力軸と同軸上に配置されたクラッチ対の出力の回転方向を逆方向にして前記第1及び第2クラッチ対と同軸上にない変速機構に入力する第3ギア列と、
    を有している、請求項3に記載の産業車両用変速機。
  5. エンジンと前記クラッチ機構との間に設けられ、前記エンジンからの回転を前記入力軸に伝達するためのメインクラッチ装置をさらに備えた、請求項1から4のいずれかに記載の産業車両用変速機。
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