JP2008231782A - 水廻り用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分が付着してもこの水分を容易に乾燥することができる水廻り用内装材を提供する。
【解決手段】基材1の一面に親水性処理を施す。更にこの基材1の他面には加熱手段2を設けることが好ましい。これにより、水廻り用内装材Aの表面に直接水がかかったり結露水が付着したりしても、この水が親水性の高い内装材Aの表面において薄く膜状に広がり、容易に乾燥しやすくなって、屋内の湿度の上昇やカビの発生を抑制することができる。また、加熱手段2により水廻り用内装材Aを加熱することで水廻り用内装材Aの表面に付着した水分の乾燥を更に促進することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋内の浴室、洗面・脱衣室、台所等の水廻りにおける壁材や天井材等の内装材に関するものである。
従来、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂の成形体等にて形成された内壁材、天井材等の内装材が提供されている(特許文献1参照)。このような内装材を、屋内の浴室、浴室に隣接する洗面・脱衣室、或いは台所等のような水廻りに設置する場合、内装材に水が直接かかったり水蒸気による結露が生じたりして水が付着する機会が多い。
このように内装材に付着した水が乾燥せずに長期間残存すると、屋内の湿度の上昇により不快感を感じたり、カビの発生の原因となったりする。
このため、このような水廻りには換気扇等の喚起手段を設けて内壁材の乾燥を促進することがなされているが(特許文献2参照)、頻繁に換気を行わなければならず、煩雑な手間がかかり、またその効果も十分とはいえない場合があった。
特開2004−223926号公報 特開2006−29752号公報
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、水分が付着してもこの水分を容易に乾燥することができる水廻り用内装材を提供することを目的とする。
請求項1に係る水廻り用内装材は、基材1の一面に親水性処理を施して成ることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、基材1の他面に加熱手段2を設けて成ることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、基材が、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂とを含む混練物の成形体であって、前記混練物が無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の合計量100質量部に対して無機質の微粉体を90〜50質量部、熱可塑性樹脂を10〜50質量部の範囲で含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、水廻り用内装材Aの表面に直接水がかかったり結露水が付着したりしても、この水が親水性の高い内装材Aの表面において薄く膜状に広がり、容易に乾燥しやすくなって、屋内の湿度の上昇やカビの発生を抑制することができるものである。
また、請求項2に係る発明によれば、加熱手段2により水廻り用内装材Aを加熱することで水廻り用内装材Aの表面に付着した水分の乾燥を更に促進することができるものである。
また、請求項3に係る発明によれば、基材の比熱はガラス、タイルや木材に比べて大きくなると共に、熱伝導率はガラス、タイルや木材と同等又はそれよりも小さくなり、この結果、内装材の乾燥時での気化熱による表面温度の低下が抑制され、その結果、水が付着した際の内装材の乾燥が促進されることになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1,2を示して説明する。
本発明に係る水廻り用内装材A(以下、内装材Aという)は、浴室、洗面・脱衣室、台所等のような屋内の水廻りにおける内壁材や天井材等として用いられる。
この内装材Aは屋内側の一面に親水性処理が施されている。このような内装材Aは、例えば基材1に対して光触媒を含む塗料を塗布成膜して光触媒機能層3を形成することにより得ることができる。基材1と光触媒機能層3との間には、必要に応じて後述する密着層4、化粧層5、保護層6等を形成することができる。
(基材1)
基材1としては適宜のものを挙げることができるが、例えばポリエチレン樹脂等の適宜の熱可塑性樹脂の成形体を挙げることができる。このとき熱可塑性樹脂としては、バージン材であるポリプロピレン等を使用してもよいが、自動車部品の廃材などから多量に回収されるポリプロピレン樹脂等を用いることもできる。また、熱可塑性樹脂としては、密着層4を形成する場合にこの密着層4との密着性に悪影響を及ぼさないものであれば、ポリプロピレンに限定されるものではない。
また、このような熱可塑性樹脂に充填材等を混合した混合材料を用いて基材1を形成することもできる。
充填材としては、無機質の微粉体を挙げることができる。このような無機質の微粉体としては、建築廃材や、生産時・切断時に発生する工場端材などの窯業系外装材を、ハンマーミルなどの粉砕機で粉砕して得られるものを用いることができる。このような無機質の微粉体が得られるのであれば、窯業系外装材に限定されるものではなく、例えば、スレート系屋根材の廃材、粘土瓦の廃材、ガラス屑、陶器屑などでも目的とする微粉体を得ることができる。無機質の微粉体は適宜調整されるが、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の合計量100質量部に対して、無機質の微粉体が好ましくは90〜50質量部、より好ましくは85〜60質量部の範囲であり、熱可塑性樹脂が好ましくは10〜50質量部、より好ましくは15〜40質量部の範囲となるようにする。この場合、基材の比熱は1000〜1200J/kg・K程度となってガラス、タイルや木材に比べて大きくなり、且つ、熱伝導率は0.5〜1.2W/m・K程度となってガラス、タイルや木材と同等又はそれよりも小さくなる。この結果、内装材Aの乾燥時での気化熱による表面温度の低下が抑制され、その結果、水が付着した際の内装材Aの乾燥が促進されることになる。
また、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂を混練する過程で、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の混練物100質量部に対して、エラストマーを2質量部以上(実質上の上限は100質量部、好ましくは50質量部)配合することもできる。エラストマーとしては、スチレン系やオレフィン系等の、適宜のものを用いることができる。これにより、エラストマーが基材1の表層部に均一に分散されるので、基材1と密着層4との間において密着性をさらに高く得ることができる。但し、エラストマーが2質量部よりも少ないと、上記のような効果を得ることができない場合がある。
このような成形材料で基材1を作製するにあたっては、まず、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂を配合し、融点近傍の温度(例えば、160〜230℃)に加熱しながら強制的に混合・混練する。次に、上記の混練物を金型に充填して、3〜9MPaの圧力をかけて加圧成型し、冷却固化した後に脱型することによって、板状などに形成された基材1を得ることができる。
また、この基材1の一面は粗面として形成することが好ましい。これにより、基材1の表面の凹凸に密着層4を構成する樹脂成分がアンカリングされ、基材1と密着層4との密着性をさらに向上させることができる。このようなアンカリングの効果を十分に得るためには、前記粗面の表面粗さ(算術平均粗さRa、JIS B0601)は50nm〜500μmの範囲であることが好ましい。
基材1の粗面は適宜の手法で形成することができるが、例えばサンドブラスト法、紙やすり等により基材1表面を摩擦する摩擦法、水素、アルゴン、窒素、酸素等の電離プラズマにて基材1の表面を処理するプラズマ処理法、金型に予め凹凸処理などを施しておいて、金型成型により基材1を作製する際に基材1の表面に凹凸を設ける方法などが挙げられる。
このうちサンドブラスト法は、簡単に所望の表面粗さを有する粗面を形成することができる。また、プラズマ処理法は、プラズマ発生装置を必要とするが、微細な凹凸を形成することが可能となる。特に酸素プラズマを用いた場合には基材1の表面が親水性となり、密着層4を構成する樹脂成分の基材1に対する濡れ性を向上させることができる。さらに、あらかじめ各種の方法により凹凸を設けた基材1の表面をさらに酸素プラズマ処理すれば、基材1の凹凸部分に親水性が付与され、密着層4を構成する樹脂成分の基材1に対する濡れ性が更に向上し、その結果、密着性を一層高く得ることができる。基材1に対する濡れ性を向上させるには、水と基材1との接触角が40°以下(実質上の下限は0°)になるように処理することが好ましい。
ここで、酸素プラズマ処理の条件は特に限定されないが、常圧あるいは減圧下で酸素を充満させ、基材1の表面に高周波をかけることができる。具体的には、例えば、0.01〜10Torr(1.33Pa〜1.33kPa)の減圧下、13.56MHzの周波数で1〜30分間処理することができる。もちろんこれらの条件は、生産性や装置の能力などを考慮して適宜変更できるものであり特に限定されるものではない。
また、基材1として、表面の濡れ性を高める処理を施したものを用いるのも好ましい。このような基材1を用いても、基材1と密着層4との密着性をさらに向上させることができる。このような処理としては従来公知の化学的処理などを施すことができるが、上述したように、特に酸素プラズマ処理が好ましい。酸素プラズマ処理は、上述した凹凸処理を行った基材1又は凹凸処理を行っていない基材1に対して施すことができる。
ここで、基材1の表面に対する濡れ性(親水性)は、水道水中に基材1を10秒間浸漬した後、引き上げたときの基材1の表面の水濡れ状態を目視で観察することにより判定することができる。このように水に対する濡れ性の良い基材1は、特に水を溶媒とする密着層形成用樹脂溶液(後述)との濡れ性が優れるので、基材1と密着層4との密着性に優れたものとなる。なお、濡れ性の判定基準は、次の通りである。すなわち、濡れ性が良好なものは、引き上げた後、10秒経過しても水の偏りがない状態であり、また、濡れ性が少し劣るものは、引き上げた直後は全面濡れているが、引き上げてから10秒後には基材1の端部から中央に水が寄っている状態であり、また、濡れ性が劣るものは、引き上げた直後に水滴ができて基材1の表面全体に水が濡れない状態である。
(密着層4)
密着層4(プライマー)は後述する化粧層5と基材1との間に介在して、基材1と密着層4との間及び密着層4と化粧層5との間の密着性を向上し、結果として基材1に対する化粧層5の密着性を向上する機能を有する。密着層4は例えばポリプロピレン系被膜層にて形成することができ、この場合、ポリプロピレン系樹脂自体が基材1に対する密着性に優れ、かつ、化粧層5に対する密着性にも優れることから、内装材Aの耐久性を向上することができる。
このようなポリプロピレン系被膜層は、有機溶剤又は水を溶媒とするポリプロピレン系樹脂溶液を基材1の表面に塗布することによって形成することができる。この場合、ポリプロピレン系樹脂溶液は基材1に対する濡れ性に優れることから、基材1に対する密着性をさらに高く得ることができる。有機溶剤を溶媒とするポリプロピレン系樹脂溶液は、例えば、ポリプロピレン樹脂に塩素を付加させたものをトルエンなどの溶剤に溶かして調製することができる。また水を溶媒とするポリプロピレン系樹脂溶液は、例えば、ポリプロピレン樹脂に塩素を付加させたものをトルエンなどの溶剤に溶かした後、この溶液を非イオン性界面活性剤などの乳化剤でエマルジョン化し、さらにこれを脱溶剤化することによって調製することができる。特に水を溶媒とする場合には、環境負荷を低減することができる。
また、上述したもの以外には、ポリオレフィン系重合体に重合性不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、イタコン酸など)又はその無水物(無水マレイン酸、無水イタコン酸など)を既知の方法でグラフト重合させることにより得られた水性ポリオレフィン系樹脂を中和剤(アミンなど)で中和させた後、必要に応じて界面活性剤を配合した水に分散させたものを使用することができる。水以外に必要に応じてプロピルアルコールなどの水可溶性や水分散性の有機溶剤を基材1との濡れ性を良くするために水と組み合わせて使用することもできる。
上記ポリプロピレン系樹脂溶液には、化粧層5を形成するために使用する樹脂成分(後述)を配合することで、密着層4と化粧層5との間の密着性をさらに高めることができる。具体的には、例えば、化粧層5を形成するために使用する樹脂成分が水性アクリル系樹脂組成物である場合には、水を溶媒とするポリプロピレン系樹脂溶液に水性アクリル系樹脂組成物を配合することができる。この樹脂成分は、ポリプロピレン系樹脂の固形分換算量と樹脂成分の固形部換算量の合計量100質量部に対して、ポリプロピレン系樹脂の固形分換算量が好ましくは20〜80質量部、更に好ましくは35〜65質量部の範囲となるようにする。ポリプロピレン系樹脂の割合が過少であると基材1と密着層4との間の密着性を十分に向上できない場合があり、ポリプロピレン系樹脂の割合が過剰であると密着層4と化粧層5との間の密着性を十分に向上できない場合がある。
また、ポリプロピレン系樹脂溶液には、必要に応じて、着色剤、充填剤、流動性調整剤、防腐剤、その他の塗料用添加剤などを配合することができる。
(化粧層5)
化粧層5は、基材1の表面に対して密着層4を介して形成される。この化粧層5は、例えば密着層4の表面に着色顔料などによりエナメル化(着色)された樹脂溶液による被膜にて形成することができる。この化粧層5により内装材Aに意匠性、密着性、耐候性、耐水性などの性能を付与することができる。この化粧層5は、隠蔽性の異なる被膜を必要に応じて塗り重ねて複層としたり、色相の異なる被膜を部分的に塗り重ねたりして形成することもできる。特に化粧層5がエナメル化された硬化型樹脂被膜層であると、化粧層5の長期耐久性を向上させることができると共に、内装材Aの意匠性を高めることができる。
化粧層5を形成するにあたっては、例えば有機溶剤又は水を溶媒とするエナメル化された硬化型樹脂溶液を塗布成膜することができる。なお、エナメル化については後述するが、例えば、有機溶剤又は水を溶媒とする硬化型樹脂溶液に着色剤を配合することによってエナメル化を行うことができる。
上記硬化型樹脂溶液を調製するための硬化型樹脂としては特に限定されないが、熱硬化性のものとしては硬化温度(基材1の表面温度)が120℃以下、特に100℃以下のものであることが好ましい。
このうち、有機溶剤を溶媒とする場合の硬化型樹脂としては、イソシアネート硬化型樹脂及び反応性珪素基含有硬化型樹脂から選ばれる少なくとも1種のものであることが好ましい。この場合、内装材Aの外観の美観性の向上等を図ることができる。
イソシアネート硬化型樹脂としては、例えば、水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有フッ素樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂等の水酸基含有樹脂にポリイソシアネート硬化剤を配合したものを挙げることができる。
水酸基含有アクリル樹脂(A)としては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸の炭素原子数1〜8個の水酸基含有アクリル酸エステル(a)と、このアクリル酸エステル(a)と共重合可能なその他の重合性不飽和単量体(b)との共重合体を挙げることができる。前記その他の重合性不飽和単量体(b)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、アクリル酸デシルなどの(メタ)アクリル酸の炭素原子数1〜24個のアルキル又はシクロアルキルエステル類、スチレンなどの芳香族ビニル単量体類などを挙げることができる。このとき水酸基含有アクリル樹脂(A)は、前記アクリル酸エステル(a)及びその他の重合性不飽和単量体(b)とを樹脂の水酸基価が下記範囲となるように配合した単量体混合物をラジカル重合触媒及び有機溶剤の存在下でそれ自体既知の方法でラジカル重合反応させることにより得ることができる。このような水酸基含有アクリル樹脂(A)は、重量平均分子量が1万〜20万、好ましくは2万〜8万、水酸基価が10〜200mgKOH/g、好ましくは25〜70mgKOH/gの範囲である。
また、反応性珪素基含有硬化型樹脂としては、例えば、加水分解性シリル基及び重合性不飽和基を含有する反応性珪素基含有不飽和単量体(g)と上記その他の重合性不飽和単量(b)との共重合体を挙げることができる。反応性珪素基は水によりヒドロキシシリル基を生じるものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、炭素数1〜3のアルコキシシリル基が好ましい。反応性珪素基含有不飽和単量体(g)としては、例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、2−スチリルエチルトリメトキシシランなどのビニルシラン類を挙げることができる。この反応性珪素基含有硬化型樹脂は、一般的に重量平均分子量が2000〜200000、好ましくは3000〜80000、反応性珪素基が1分子中に平均1個以上、好ましくは2〜100個の範囲である。
有機溶剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、上記水酸基含有樹脂や反応性珪素基含有硬化型樹脂の製造に使用される有機溶剤や水酸基含有樹脂とポリイソシアネート硬化剤との混合物や反応性珪素基含有硬化型樹脂の貯蔵用又は塗装用希釈溶剤などに使用されるものであって、これらの樹脂や硬化剤に対して溶解又は分散が可能で実質的に未反応のものを使用することができる。具体的には、例えば、ヘプタン、トルエン、キシレン、オクタン、ミネラルスピリットなどの炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、メチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテートなどのエステル系溶媒、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトンなどのケトン系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソブタノールなどのアルコール系溶媒、n−ブチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエーテル系の溶剤などを挙げることができる。また、有機溶剤としては、沸点が250℃以下のものが好ましく、沸点が200℃以下のものがより好ましい。
水を溶媒とする場合の硬化型樹脂としては、例えば、反応性珪素基含有硬化型樹脂を使用することができる。この場合には、水を溶媒としているので、環境負荷を低減することができるものである。
反応性珪素基含有硬化型樹脂としては、例えば、加水分解性シリル基及び重合性不飽和基を含有する反応性珪素基含有不飽和単量体(g)、カルボキシル基含有重合性不飽和単量体(h)(例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸など)及び必要に応じてその他の重合性不飽和単量体(b)との共重合体を挙げることができる。この反応性珪素基含有硬化型樹脂は、一般的に重量平均分子量が2000〜200000、好ましくは3000〜80000、反応性珪素基が1分子中に平均1個以上、好ましくは2〜100個の範囲である。このような水を溶媒とする反応性珪素基含有硬化型樹脂を含む硬化型樹脂溶液は、例えば上述した有機溶剤を溶媒とする反応性珪素基含有硬化型樹脂を含む硬化型樹脂溶液を中和剤(アミンなど)で中和し、或いは更に界面活性剤を用いて水分散して調製することができる。
このような硬化型樹脂溶液をエナメル化するにあたっては、例えば硬化型樹脂溶液中に塗料、インキ、樹脂成形などの分野で一般的に使用されている無機顔料(ニ酸化チタン、カーボンブラックなど)、有機顔料(フタロシャニンブルー、フタロシャニングリーンなど)、金属粉末(アルミニウムフレーム、着色マイカなど)などを混合・分散することができる。また、この硬化型樹脂溶液には、必要に応じて、充填剤、流動性調整剤、硬化促進剤、硬化触媒、変色防止剤、紫外線安定剤、紫外線吸収剤、その他の塗料用添加剤などを配合することができる。
この硬化型樹脂溶液の固形分量は、塗装手段によってそれぞれ異なるが、一般的には、塗装固形分で10〜80質量%、好ましくは20〜70質量%の範囲である。
尚、化粧層5は、上記のような有機溶剤又は水を溶媒とする硬化型樹脂溶液を用いて形成されるものに限定されるものではなく、100%熱硬化型樹脂溶液や熱硬化型粉体などで形成される化粧被膜層、活性エネルギー線硬化型によって形成される化粧被膜層等も包含される。
(保護層6)
この化粧層5の表面には保護層6を形成することで、内装材Aに更に意匠性、密着性、耐水性などの性能を付与することが好ましい。この保護層6は、例えば硬化型樹脂被膜層にて形成することで内装材Aの耐久性を一層高く得ることができる。
この保護層6は、有機溶剤又は水を溶媒とする硬化型樹脂溶液を塗布することによって、実質的に透明な被膜として形成することが好ましい。この場合、硬化型樹脂溶液は、化粧層5に対する濡れ性に優れているため、化粧層5に対する密着性をさらに高く得ることができると共に、内装材Aの外観の美観性をも高く得ることができる。また、特に水を溶媒とする硬化型樹脂溶液を用いれば、環境負荷を低減することができる。なお、実質的に透明とは、無色透明のみならず、完全に隠蔽しない程度に着色されたもの(半透明)をも含む。このため、保護層6を形成するために使用される硬化型樹脂溶液には、着色剤を配合することができる。
ここで、硬化型樹脂溶液を調製するために使用される硬化型樹脂としては、特に限定されるものではないが、熱硬化性のものとしては、硬化温度(基材1の表面温度)が120℃以下、特に100℃以下の温度であることが好ましい。このような硬化型樹脂としては、例えば、上記化粧層5を形成するための硬化型樹脂と同様の、イソシアネート硬化型樹脂及び反応性珪素基含有硬化型樹脂から選ばれる少なくとも1種のものを挙げることができる。これにより、内装材Aの外観の美観性等を一層高く得ることができる。
また、保護層6は上記のような有機溶剤又は水を溶媒とする硬化型樹脂溶液を用いて形成されるものに限られず、例えば100%熱硬化型樹脂溶液や熱硬化型粉体などで形成される化粧被膜層や、活性エネルギー線硬化型によって形成される化粧被膜層も包含される。
また、この保護層6は紫外線(例えば、波長350nm)を70%以上(実質上の上限は99.9%)カットする被膜層であることが好ましい。このような保護層6はシリコーン系被膜などの被膜層で形成することができるが、このような被膜層で化粧層5に紫外線が照射されるのを阻止することによって、化粧層5の耐光性を従来よりも飛躍的に向上させることができるので、長期間にわたって耐光性に優れ、外観の美観性を高く維持することができる。一方、紫外線のカット率が70%未満であると、保護層6を通過した30%を超える紫外線が化粧層5の劣化を引き起こして化粧層5と保護層6との間で密着不良を引き起こす原因となる場合がある。保護層6に紫外線カット性を付与するためには、例えば、保護層6を形成する樹脂中に酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムなどの微粒子酸化物を配合・分散させ、これを用いて保護層6を形成する方法を挙げられる。このとき、保護層6の膜厚が一定であるときには、微粒子酸化物の配合量を調整し、微粒子酸化物の配合量が一定であるときには保護層6の膜厚を適宜調整することで、保護層6の紫外線カット率を調整することができる。
(光触媒機能層3)
光触媒機能層3は、上記化粧層5の表面に直接形成したり、化粧層5に対して上記保護層6を介して形成したりすることができる。
光触媒機能層3は、例えば、シリコン系樹脂に光触媒機能を有する化合物(酸化チタン、酸化亜鉛など)を配合したものを用いて形成することができる。
上記シリコン系樹脂としては、化粧層5を形成するために使用される反応性珪素基含有硬化型樹脂と同様のものを使用することができ、また、この反応性珪素基含有硬化型樹脂を有機溶剤又は水に溶解させて調製される硬化型樹脂溶液も使用することができる。また、これ以外のシリコン系樹脂として、加水分解性シリル基含有ポリオルガノシロキサンなどの無機系珪素樹脂も使用することもできる。このような無機系珪素樹脂は、有機溶剤又は水に分散した樹脂溶液として使用することができる。
加水分解性シリル基としては、上述したものと同じもの、例えば、水によりヒドロキシシリル基を生じるもの、具体的には、炭素数1〜3のアルコキシシリル基が好適なものとして挙げられる。また、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシランなどのテトラアルコキシシラン化合物、トリメトキシメチルシラン、トリエトキシエチルシラン、トリプロポキシプロピルシラン、トリブトキシブチルシランなどのトリアルコキシアルキルシラン化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物の低縮合物(縮合度5〜20)などが挙げられる。また、必要に応じてジアルコキシジアルキルシラン化合物、モノアルコキシトリアルキルシラン化合物を併用した縮合物やグリコールやアルキレンオキサイドなどで変性したものも使用することができる。また、加水分解性シリル基の加水分解性触媒及び硬化剤を必要に応じて配合することができる。さらに、紫外線安定剤、紫外線吸収剤、艶消し剤、透明顔料、完全に隠蔽しない程度に着色顔料などを必要に応じて配合することができる。
光触媒機能を有する化合物の配合割合は、要求される性能などに応じて適宜決めれば良いが、一般的にはシリコン系樹脂100質量部に対して10〜200質量部、好ましくは20〜150質量部の範囲である。
ここで、光触媒機能層3を化粧層5の表面に直接形成する場合には、化粧層5がシリコン系被膜層やフッ素系被膜層であることが好ましい。これにより、光触媒機能層3の光触媒活性により下地である化粧層5が分解されて剥離することを防止することができる。
また、光触媒機能層3を化粧層5の表面に保護層6を介して形成する場合には、保護層6がシリコン系被膜層やフッ素系被膜層であることが好ましい。そうすると、光触媒機能層3の光触媒活性では分解されるおそれのないシリコーン系被膜層やフッ素系被膜層である保護層6にて、化粧層5への紫外線の照射を阻止することができ、化粧層5の耐光性を従来よりも飛躍的に向上させることができて、長期間にわたって、耐光性に優れ、外観の美観性を高く維持することができる。
上記密着層4、化粧層5、保護層6、光触媒機能層3の形成方法について、より詳細に説明する。
上述のように、内装材Aは、基材1に密着層4、化粧層5を形成した後、或いは更に保護層6を形成した後、光触媒機能層3を形成することによって製造することができる。これら各層は、有機溶剤又は水を溶媒とする樹脂溶液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。
有機溶剤又は水を溶媒とする樹脂溶液を用いて各層を形成する方法としては、従来公知の塗装方法を適用することができる。例えば静電スプレー、非静電スプレー、ローラー、刷毛、浸漬、グラビアコーター、スクリーン、オフセット印刷、ナイフコーターなどの手段を用いて行う方法を挙げることができる。また、このように複数の層を積層成形するにあたっては、複数の層を順次焼き付け成膜して積層成形したり、各層をいわゆるウエットオンウエットで塗布して複数の層を一括して焼き付け成膜したりすることができる。
また、各層の厚みは、要求される性能や外観により適宜選択すればよいが、一般的には、密着層4については10〜1000μm、化粧層5については10〜200μm、保護層6については4〜200μm、光触媒機能層3については1〜100μmの範囲の膜厚とすることが好ましい。
このようにして得られる内装材Aは、屋内側の一面に親水性処理が施されていることから、屋内の水廻りの内装材Aとして用いることにより、内装材Aの表面に水がかかったり結露が生じたりしても、内装材Aの表面に水の膜が薄く広がって速やかに乾燥し、カビの発生等を防ぐことができるものである。
尚、基材1の親水性処理としては、上記のような光触媒機能層3を設けるほか、適宜の手法を採用し得る。例えば基材1の一面にシリカ微粒子を付着させることにより親水性処理を施しても良い。この場合の前記シリカ微粒子の粒径は100nm以下であることが好ましい。
また、このような内装材Aの他面には、内装材Aを加熱する加熱手段2を設けることが好ましい。このような加熱手段2により内装材Aを加熱することで、内装材Aの一面に水が付着した場合に更に速やかに乾燥させることができるようになる。加熱手段2としては適宜のものを設けることができるが、例えば電熱線にて形成することができる。この場合、例えば内装材Aの他面の全体に亘って電熱線を蛇行させるなどして付設することにより、加熱手段2を形成することができ、この電熱線に電源に接続して通電することにより内装材Aを加熱することができる。この電熱線は内装材Aの他面に直接接着したり、アルミニウムシート等の均熱シートを介して接着したりすることで内装材Aの他面に設けることができる。また、基材1に対してプレス成形を施す場合にこの基材1の他面に電熱線を配置することで、基材1の他面に電熱線を埋設することもできる。
また、加熱手段2としては、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ等の面状ヒータを設けるようにしても良い。PTCヒータ等は例えば内装材Aの他面に必要に応じてアルミニウムシート等の均熱シートを介して接着するなどして設けることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例及び比較例で使用した基材1及び密着層4、化粧層5、保護層6、光触媒機能層3を形成するための組成物は次の通りである。
(基材a)
無機質の微粉体として、建築廃材の窯業系外装材を粉砕して得られたものを用い、熱可塑性樹脂として、自動車のバンパーからリサイクルされたポリプロピレンを用いた。
無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の質量比率を80:20とし、これらを融点近傍の温度(200℃)に加熱しながら混練し、この混練物を金型に充填して、8MPaの圧力をかけて加圧成形することによって、基材aを作製した。
(基材b)
無機質の微粉体として、建築廃材の窯業系外装材を粉砕して得られたものを用い、熱可塑性樹脂として、自動車のバンパーからリサイクルされたポリプロピレンを用い、エラストマーとして、市販のエチレンプロピレンゴムを用いた。
無機質の微粉体と熱可塑性樹脂とエラストマーの質量比率を80:20:5とし、これらを融点近傍の温度(200℃)に加熱しながら混練し、この混練物を金型に充填して、8MPaの圧カをかけて加圧成形することによって、基材bを作製した。
(基材c)
表面粗さが100μmとなるように基材1の表面をサンドブラストすることによって、基材cを作製した。
(基材d)
基材cに対して、表面の濡れ性を高める処理である酸素プラズマ処理を施すことによって、基材dを作製した。酸素プラズマ処理は、5Torr(6.67hPa)の減圧下、13.56MHzの周波数で10分間施した。
(基材e)
無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の質量比率を5:95とした以外は、基材aの場合と同様にして、基材eを作製した。
(密着層形成用組成物a(溶剤系))
関西ペイント株式会社製の溶剤系塩素化ポリプロピレン塗料(レタンCDプライマー、商品名)を使用した。
(密着層形成用組成物b(水性))
東洋化成工業株式会社製の水性塩素化PP樹脂(EH−801、商品名)と、関西ペイント株式会社製のアクリルエマルジョン樹脂(IM4100、商品名)とを、固形分換算で両者の合計量が100質量部となるように、質量比率40:60で配合して混合することによって調製したものを使用した。
(化粧層形成用組成物a(溶剤系))
関西ペイント株式会社製の溶剤系アクリルシリコン塗料(IMコート531白)を使用した。
(化粧層形成用組成物b(溶剤系))
関西ペイント株式会社製の溶剤系ウレタン塗料(レタンPG80白、商品名、イソシアネート硬化型アクリル樹脂塗料)を使用した。
(化粧層形成用組成物C(水性))
関西ペイント株式会社製のエマルジョン塗料(IMコート4100白)を使用した。
(保護層形成用組成物a(溶剤系))
波長350nmの紫外線のカット率が95%(膜厚約10μm)又は75%(膜厚約4μm)となるように調整した松下電工化研株式会社製のシリコン系樹脂塗料(MC−T560、商品名)を使用した。
(保護層形成用組成物b(水性))
関西ペイント株式会社製の水系アクリルシリコンクリヤー(IMコート5315、商品名)を使用した。
(光触媒機能層形成用組成物a(溶剤系))
松下電工株式会社製の光触媒塗料(PS1000、商品名、無機系反応性珪素樹脂)を使用した。
(実施例1〜9、比較例1〜12)
比較例1については基材aをそのまま使用し、それ以外については下記[表1]に記載の各基材1に各組成物を用いて順次被膜層を形成することによって、平面視30.3cm×30.3cm(尺角)、厚み5mmの内装材Aを製造した。
ここで、塗装膜厚(乾燥膜厚)は、密着層4を約30μm、化粧層5を約50μm、保護層6を約10μm又は約4μm(実施例7、比較例10が約4μm)、光触媒機能層3を1μmとした。
また、乾燥又は焼付け条件は、密着層4では素材表面温度40〜45℃で5分保持し、化粧層5では素材表面温度90℃で3分保持し、保護層6では素材表面温度90℃で3分保持し、光触媒機能層3では素材表面温度90℃で3分保持した。
また、下記[表1]において、塗装方式1は、各被膜層を上述した乾燥又は硬化温度で順次焼付けて形成する方式である。すなわち、2層の場合には2コート2ベーク方式(2C2B)、3層の場合には3コート3ベーク方式(3C3B)、4層の場合には4コート4ベーク方式(4C4B)により各層を形成した。
一方、塗装方式2は、密着層4以外の各層は未硬化温度で塗装被膜を風乾(約50℃×約2分間)させた後、最後に各層が硬化する温度(例えば、素材表面温度90℃×3分保持)で焼付けて形成する方式である。
このようにして得られた各実施例及び比較例の内装材Aには、その裏面の全面に亘って加熱手段2を設けた。この加熱手段2としては、PTCヒータを用い、これを内装材Aの裏面にアルミニウムシートを介して接着した。
(評価試験)
各実施例及び比較例の内装材Aにつき、その表面の全面に亘って1cm3の水を噴霧した後、加熱手段2により表面温度が45〜50℃となるように加熱した。この内装材Aの表面を観察し、乾燥に要した時間が5分未満の場合を「○」、5分以上10分未満の場合を「△」、10分以上の場合を「×」と評価した。
また、このとき乾燥後の内装材の表面を観察し、この表面に水の跡が汚れとして残らなかった場合を「○」、水の跡が汚れとして残った場合を「×」と評価した。
この結果を表1に併せて示す。
Figure 2008231782
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の他例を示す断面図である。
符号の説明
A 水廻り用内装材
1 基材
2 加熱手段

Claims (3)

  1. 基材の一面に親水性処理を施して成ることを特徴とする水廻り用内装材。
  2. 基材の他面に加熱手段を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の水廻り用内装材。
  3. 基材が、無機質の微粉体と熱可塑性樹脂とを含む混練物の成形体であって、前記混練物が無機質の微粉体と熱可塑性樹脂の合計量100質量部に対して無機質の微粉体を90〜50質量部、熱可塑性樹脂を10〜50質量部の範囲で含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の水廻り用内装材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017130595A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 小便器

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