JP2008230008A - 流体収容容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 落下等の衝撃に強い流体収容容器及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 流体収容容器9は、流体収容袋体60と、流体収容袋体60に連結された
基端と先端側の導出端部65との間にフランジ部66が形成された流体導出部材63と、
流体収容袋体及び流体導出部材を収容する筐体42と、筐体を封止する封止フィルム45
と、筐体に設けられた孔部52bに装着される環状のシール部材52cとを有する。筐体
に設けられた固定リブ58A,58Bは、流体導出部材63の導出端部65が第1方向B
に移動されてシール部材52cに挿入される際にフランジ部66により弾性変形して第1
方向と交差する方向に押し広げられ、流体導出部材63がシール部材52cによりシール
される位置に達したときに弾性復帰してフランジ部66の挿入後端と対向する。規制部材
72は、固定リブが、第1方向とは逆方向の第2方向Eに移動することを規制する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、インクカートリッジ等の流体収容容器及びその製造方法に関する。
従来、流体噴射ヘッドのノズルから液滴を噴射する流体噴射装置として、インクジェッ
ト式プリンタがある。このインクジェット式プリンタには、インクカートリッジをキャリ
ッジ以外の場所に搭載するオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えるものがあ
る。このオフキャリッジタイプのインク供給システムを備える場合としては、大判印刷の
ために大容量のインクカートリッジを備える場合、及び、インクカートリッジを搭載しな
いことによりキャリッジを小型化し、インクジェット式プリンタを小型化、薄型化する場
合等がある。
このオフキャリッジタイプのインク供給システムでは、例えば、インクカートリッジを
本体側に配設する。そして、インクカートリッジから、インク供給チューブを介して、キ
ャリッジに搭載されたサブタンクまたは記録ヘッド等へインクを供給する。
この種のインクカートリッジは、特許文献1等に開示されている。この種のインクカー
トリッジは、筐体内にインクパックを収容し、空きスペースに発泡スチロール等の弾性素
材を装填して、下ケースの開口を封止フィルムで封止した後に上ケースを固定している。
特開2002−19136号公報
主として商業用に用いられて大量にインクが消費されるオフキャリッジタイプのインク
カートリッジは、交換頻度を低減するために大容量化が進みつつある。このため、相当重
量のインクカートリッジを落下させると、その重量の衝撃でインクカートリッジが破損し
やすくなる。インクパックの周囲には発泡スチロール等のスペーサ部材が配置されている
が、それだけではインクカートリッジの破損を防止し得ないほど、インクカートリッジの
大容量が進みつつある。
そこで、本発明の目的は、落下等の衝撃に強い流体収容容器及びその製造方法を提供す
ることにある。
本発明の一態様に係る流体収容容器は、
可撓性素材により形成され、内部に流体が封入された流体収容袋体と、
基端が前記流体収容袋体に連結され、先端側の導出端部と前記基端と間にフランジ部が
形成された流体導出部材と、
前記流体収容袋体及び前記流体導出部材を収容する凹所を有する筐体と、
前記筐体の開口を覆って前記筐体を封止して、前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧
室に形成する封止フィルムと、
前記筐体の壁部に設けられた孔部に装着される環状のシール部材と、
前記流体導出部材の前記導出端部が第1方向に移動されて前記シール部材に挿入される
際に前記フランジ部により弾性変形して前記第1方向と交差する方向に押し広げられ、前
記流体導出部材が前記シール部材によりシールされる位置に達したときに弾性復帰して前
記フランジ部の挿入後端と対向する、前記筐体に設けられた固定リブと、
前記固定リブが、前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する規制部
材と、
を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、固定リブによる第1の方向と交差する方向への弾性変形・弾
性復帰機能を担保しながら、流体導出部材のフランジ部が第1の方向とは逆方向である第
2の方向へ後退する移動を、規制部材によって移動規制されて補強された固定リブによっ
て確実に防止できる。従って、流体収容袋体の容積が増大されて流体収容容器が大型化・
高重量化しても、落下等による衝撃によって固定リブが破損し、流体収容容器が破損して
しまうことを防止または抑制できる。
本発明の一態様では、前記規制部材が、前記筐体とは別の部材により形成され、かつ、
前記筐体に対して位置決め支持されるものでもよい。筐体に規制部材を設けることも可能
であり、固定リブの後端と僅かな隙間をもって配置される規制部材を筐体と一体的に成形
しても良い。ただし、わずかな隙間を射出成形で製造するには金型に工夫を要するので、
筐体とは別部材で規制部材を形成することが好ましい。この場合、規制部材の取り付けは
、流体収容容器が固定リブに支持された後の工程となる。
この規制部材は、スペーサ部材に形成することができる。流体収容袋体は、流体導出部
材が連結される封止辺より第2方向に向かうに従い厚さが変化する厚さ変化領域を有して
いる。このため、厚さ変化領域と封止フィルムとの間に、弾性素材で形成されたスペーサ
部材を配置することは従来から行なわれていた。本発明の一態様では、このスペーサ部材
を剛体にて形成し、さらに、スペーサ部材を筐体に対して第2方向にて位置決めした。こ
れにより、スペーサ部材に形成された規制部材を、固定リブのストッパとして機能させる
ことが可能となった。
本発明の一態様では、前記スペーサ部材が前記封止フィルムと対向する面と、前記封止
フィルムとの間に空間部を形成することができる。従来、弾性素材で形成されたスペーサ
部材を固定するために、封止フィルムと熱溶着するものがあった。しかし、内部の流体収
容袋体が移動等の要因で、スペーサ部材が封止フィルムを破損させる事故が起こり得る。
本発明の一態様では、スペーサ部材を位置決め固定しているが、その固定は筐体に対して
であるため、封止フィルムとスペーサ部材との間には空間部を確保できる。よって、封止
フィルムの破損も低減する。
本発明の他の態様に係る流体収容容器は、上述した流体収容袋体と、流体導出部材と、
筐体と、封止フィルムと、シール部材とを有する他、上述した規制部材とは異なり、前記
流体導出部材の前記導出端部が、第1方向に移動されて前記シール部材に嵌合挿入された
状態で、前記フランジ部が前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する
規制部材を設けたことを特徴とする。
つまり、規制部材は移動規制対象のフランジ自体を直接規制しても良い。ただし、前記
規制部材が、前記筐体とは別の部材により形成され、かつ、前記筐体に対して位置決め支
持される必要がある。筐体に規制部材を設けると、フランジ部がシール部材に当接する過
程で互いに干渉するからである。
本発明の他の態様では、固定リブは必ずしも必要ではない。規制部材によってフランジ
部を直接規制できるからである。ただし、流体収容袋体を筐体に装着した時のエンドスト
ッパとして機能させるために、固定リブを設けても良い。
また、本発明の他の態様においても、規制部材をスペーサ部材に形成することができ、
さらに、スペーサ部材が封止フィルムと対向する面と封止フィルムとの間に、空間部を形
成することができる。
本発明のさらに他の態様に係る流体収容容器は、
可撓性素材により形成され、内部に流体が封入された流体収容袋体と、
基端が前記流体収容袋体に連結され、先端に導出端部を有する流体導出部材と、
前記流体収容袋体及び前記流体導出部材を収容する凹所を有する筐体と、
前記筐体の開口を覆って前記筐体を封止して、前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧
室に形成する封止フィルムと、
前記筐体の壁部に設けられた孔部に装着され、かつ、内部に前記流体導出部材の前記導
出端部が嵌合して挿通される環状のシール部材と、
前記流体収容袋体と前記封止フィルムとの隙間に配置されるスペーサ部材と、
を有し、
前記スペーサ部材は、前記筐体に位置決め支持され、
前記スペーサ部材が前記封止フィルムと対向する面と、前記封止フィルムとの間に空間
部が形成されていることを特徴とする。
上述した通り、従来、弾性素材で形成されたスペーサ部材を固定するために、封止フィ
ルムと熱溶着するものしかなかった。本発明の上述した構成によれば、スペーサ部材を剛
体にて形成し、このスペーサ部材を筐体に位置決め固定することで、封止フィルムとは非
接触でスペーサ部材を固定できる。この結果、流体収容袋体は位置決め支持されたスペー
サ部材により抑えられ、流体収容袋体の移動を規制できる。
本発明のさらに他の態様に係る流体収容容器の製造方法は、凹所を形成する底壁及び周
囲壁を有し、前記周囲壁に形成した孔に環状のシール部材を装着した筐体に、内部に流体
を収容した流体収容袋体を第1の方向に向けて移動させて、前記流体収容袋体に基端が連
結された流体導出部材の先端側の導出先端部を前記シール部材内に嵌合して挿入し、かつ
、前記導出端部と前記基端との間に形成されたフランジ部を前記シール部材に接触させて
、前記流体収容袋体を前記筐体に取り付ける第1工程と、
前記流体導出部材の前記導出端部が前記第1方向に移動して前記シール部材に挿入され
る際に、前記筐体の前記底壁に立設された固定リブを、前記フランジ部により弾性変形さ
せて前記第1方向と交差する方向に押し広げ、前記流体導出部材が前記シール部材により
シールされる位置に達したときに前記固定リブを弾性復帰させて、前記固定リブを前記フ
ランジ部の挿入後端と対向させる第2工程と、
前記第2工程後に、前記固定リブの後端と対向させて規制部材を前記筐体に固定して、
前記固定リブが、前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する第3工程
と、
前記第3工程後に、前記筐体の開口を封止フィルムにより覆って前記筐体を封止して、
前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧室に形成する第4工程と、
を有することを特徴とする。
この製造方法により、本発明の一態様に係る流体収容容器を好適に製造できる。
本発明のさらに他の態様に係る流体収容容器の製造方法は、
凹所を形成する底壁及び周囲壁を有し、前記周囲壁に形成した孔に環状のシール部材を
装着した筐体に、内部に流体を収容した流体収容袋体を第1の方向に向けて移動させて、
前記流体収容袋体に基端が連結された流体導出部材の先端側の導出先端部を前記シール部
材内に嵌合して挿入し、かつ、前記導出端部と前記基端との間に形成されたフランジ部を
前記シール部材に接触させて、前記流体収容袋体を前記筐体に取り付ける第1工程と、
前記第1工程後に、前記フランジ部が前記シール部材との接触状態を維持するように、
前記フランジ部の後端と対向させて規制部材を前記筐体に固定して、前記フランジ部が前
記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する第2工程と、
前記第3工程後に、前記筐体の開口を封止フィルムにより覆って前記筐体を封止して、
前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧室に形成する第3工程と、
を有することを特徴とする。
この製造方法により、本発明の他の態様に係る流体収容容器を好適に製造することがで
きる。
いずれの製造方法にあっても、規制部材をスペーサ部材に設けることができ、しかも、
スペーサ部材を位置決めする工程では、封止フィルムにより封止される筐体の開口端位置
より下方の位置にスペーサ部材を配置できる。こうして、封止フィルムの破断の少ない流
体収容容器を製造できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施
形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施
形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(流体消費装置)
本発明の流体収容容器の一例であるインクカートリッジを利用する流体消費装置、例え
ば記録装置について、図面に基づいて説明する。図1は、記録装置の基本構成を平面図で
示したものである。図1に示すキャリッジ1は、キャリッジモータ2によって駆動される
タイミングベルト3を介して移動される。このキャリッジ1は、走査ガイド部材4に案内
されて紙送り部材5の長手方向、すなわち記録用紙の幅方向である主走査方向に往復移動
される。そして、図1には示されていないが、キャリッジ1の紙送り部材5に対向する面
には、後述するインクジェット式記録ヘッド6が搭載されている。
また、キャリッジ1には記録ヘッドにインクを供給するためのサブタンク7a〜7dが
搭載されている。このサブタンク7a〜7dは、この実施の形態においては、その内部に
おいて各インクを一時的に貯留するために、それぞれのインクに対応して4個具備されて
いる。そして、この各サブタンク7a〜7dには、ブラック、イエロー、マゼンタおよび
シアンの各インクが供給される。これらのインクは、装置本体に配置されたカートリッジ
ホルダ8に装填されたインクカートリッジとしてのメインタンク9a〜9dから、可撓性
のインク補給チューブ10,10,……をそれぞれ介して供給される。
なお、インクカートリッジとしての各メインタンク9a〜9dは、後で詳細に説明する
ようにその外郭構成が偏平状に形成されており、カートリッジホルダ8において、偏平状
の面がそれぞれ垂直方向に向くように、いわゆる縦置き状態で装着されている。
一方、キャリッジ1の移動経路上における非印字領域(ホームポジョン)には、記録ヘ
ッドのノズル形成面を封止することができるキャッピング手段11が配置されている。さ
らに、キャッピング手段11の上面には、記録ヘッドのノズル形成面を封止し得るゴム等
の可撓性素材により形成されたキャップ部材11aが配置されている。そして、キャリッ
ジ1がホームポジョンに移動したときに、キャップ部材11aによって、記録ヘッドのノ
ズル形成面を封止することができるように構成されている。
キャップ部材11aは、記録装置の休止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封
止し、ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。また、キャップ部材11aには
、図には示されていないが、吸引ポンプ(チューブポンプ)におけるチューブの一端が接
続されている。この吸引ポンプによる負圧を記録ヘッドに作用させて、記録ヘッドからイ
ンクを吸引排出させるクリーニング動作が実行される。そして、キャッピング手段11の
印字領域側に隣接して、ゴムなどの弾性素材によるワイピング部材12が配置されていて
、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面を払拭して清掃することができる。
図2は、図1に示した記録装置に搭載されたインク供給システムの構成を模式的に示し
ている。このインク供給システムについて、それぞれ対応する各部を同一符号で示した図
1及び図2を用いて説明する。図1及び図2において、空気加圧ポンプ21により加圧さ
れた空気は、圧力調整弁22に供給される。さらに、この加圧空気は、圧力検出器23を
介して各メインタンク9a〜9d(図2においては代表して符号9として示す)にそれぞ
れ供給される。なお、圧力調整弁22は、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧
が所定以上に達した時に、圧力を開放して各メインタンク9a〜9dに加わる空気圧を所
定の範囲に維持させる。
さらに、圧力検出器23は、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧を検知し、
空気加圧ポンプ21の駆動を制御するように機能する。すなわち、空気加圧ポンプ21に
よって加圧された空気圧が所定の圧力に達したことを検出した場合には、空気加圧ポンプ
21の駆動を停止させると。また、圧力検出器23によって空気圧が定められた圧力以下
となったことを検出した場合には、空気加圧ポンプ21を駆動させるように制御する。し
たがって、この繰り返しによって各メインタンク9a〜9dに加わる空気圧は所定の範囲
に維持されるようになされる。
メインタンク9としてのインクカートリッジの詳細な構成については後述するが、その
概略構成は図2に示されたように、その外郭を構成するケースは気密にシールされている
。メインタンク9の内部にはインクを封入した可撓性素材により形成されたインクパック
60が収納されている。そして、メインタンク9とインクパック60とで形成される空間
が加圧室51を構成しており、この加圧室51内に、圧力検出器23を介した加圧空気が
供給される。この構成により、各メインタンク9a〜9dに収納された各インクパック6
0は、それぞれ加圧空気による加圧を受け、各メインタンク9a〜9dから各サブタンク
7a〜7dに対して所定の圧力によるインク流が発生するように成される。
なお、各メインタンク9a〜9dにおいて加圧されたインクは、キャリッジ1に搭載さ
れた各サブタンク7a〜7d(図2においては代表して符号7とする)に供給される。そ
れらの間は、各インク補給バルブ26,26……および各インク補給チューブ10,10
,……で接続されている。
図2に示すように、サブタンク7には内部にフロート部材31が配置されており、その
フロート部材31の一部には永久磁石32が取り付けられている。そしてホール素子に代
表される磁電変換素子33a,33bが基板34に装着されて、サブタンク7の側壁に添
接されている。この構成により、フロート部材31に配置された永久磁石32と、フロー
ト部材の浮上位置にしたがった永久磁石32による磁力線量に応じて、ホール素子33a
,33bにより電気的出力が発生されるインク量検出手段を構成している。なお、メイン
タンク9に残量検出装置が具備されている場合等では、サブタンク7を省略することがで
きる。
各サブタンク7または各メインタンク9からは、バルブ35およびチューブ36を介し
て記録ヘッド6に対してインクが供給される。記録ヘッド6に供給される印刷データに基
づいて、記録ヘッド6のノズル形成面に形成されたノズル開口6aより、インク滴が吐出
される。なお、図2に示すキャッピング手段11に接続されたチューブは、図示せぬ吸引
ポンプ(チューブポンプ)に接続される。
(インクカートリッジの概要)
図3は、本発明に係る流体収容用であるメインタンク9の概観斜視図である。メインタ
ンク9は、蓋体である上ケース41と筐体である下ケース42とを外殻として有する。メ
インタンク9の前面には、例えば上ケース41に設けられたインク導出口43と、例えば
下ケース42に設けられた加圧空気導入口44が設けられている。
図4は、上ケース41を除いたメインタンク9の分解斜視図であり、図5は、上ケース
41及び封止フィルム70を除いたメインタンク9の平面図である。下ケース42は、周
囲壁52で囲まれた凹所51に、流体収容袋体であるインクパック60が収容される。周
囲壁52の前面側は隔壁52aとされ、隔壁52aの外側には、図5に示す残量検出装置
53が収容される。さらに、インクパック60の前縁側と後縁側の上方空間にスペーサ部
材70,70が配置される。その後、下ケース42の開口端は封止フィルム54により封
止されて、凹所51が加圧室として密閉される。
次に、下ケース42に対するインクパック60及びスペーサ部材70,70の取り付け
方法について説明する。図6に示すように、インクパック60の取り付け前に、隔壁52
aに形成された孔52bに、環状の弾性体にて形成されたシール部材52cが配置される
。このシール部材52cは、例えばゴムパッキンにて形成され、孔52bを気密にシール
して、封止フィルム54で封止された凹所(加圧室)51からのエア漏れを防止するもの
である。
本実施形態に用いられるインクパック60は、主として大容量容器に用いられるガゼッ
トタイプと呼ばれるものである。このインクパック60には、図7に示すように、インク
パック60の前縁側の第1辺に第1の封止接合部61が、この第1辺と対向する後縁側の
第2辺に第2の封止接合部62が、それぞれ形成されている。第1の封止接合部61には
、インク導出部材63が挟持されている。
インク導出部材63は、基端64がインクパック60と第1の封止接合部61を介して
連結され、先端側に設けられた導出端部65と基端64との間にフランジ部66が形成さ
れている。このインク導出部材63は弁機構を内蔵している。隔壁52aの外側から残量
検出装置53(図5)がセットされると、残量検出装置53に設けられた接続針(図示せ
ず)が、インク導出部材63に挿入される。この接続針がインク導出部材63内の弁機構
を作動させることで、インクパック60内のインクが導出可能となる。なお、インク残量
検出装置53はインクパック60のインク導出部材63に挿入される接続針の他、接続針
から導出された流体を排出する流体排出部材(図示せず)を含み、接続針とインク排出部
材との間でインクの残量を検出する。また、インク残量検出装置53にも設けられるイン
ク排出部材は、インク導出部材63と実質的に同一原理によってインクの排出が可能であ
る。
なお、インクパック60は、矩形状に形成された2枚(第1の封止接合部)または3枚
(第2の封止接合部)の可撓性素材、例えばポリエチレンフィルムを熱溶着して形成され
、ガスバリア性の向上のために、例えばアルミ泊等が表面にラミネートされている。
インクパック60は、先ず、第1辺にインク導出部材63が介在された状態で例えば熱
溶着によって第1辺が封止されて第1の封止接合部61が形成され、袋形状に形成される
。その後、開封状態にある第2辺からインクが収容される。最後に、第2辺が例えば熱溶
着によって接合されて第2の封止接合部62が形成され、インクパック60が完成する。
図8は、図7に示す第2の封止接合部62の断面を模式的に示している。第2の封止接
合部62は、第1,第2の可撓性素材62a,62bと、第1,第2の可撓性素材62a
,62bの間にて、折り曲げ線62dにて折り曲げられた第3の可撓性素材62cと、の
3枚の可撓性素材を有する。そして、第3の可撓性素材62cの折り曲げ線62d上にて
第1〜第3の可撓性素材62a〜62cが封止接合される。また、第1,第3の可撓性素
材62a,62cの対向面同士と、第2,第3の可撓性素材62b,62cの対向面同士
とがそれぞれ封止接合されて、第2の封止接合部62形成される。3枚の可撓性素材62
a〜62cが合流する折り曲げ線62d上での接合力は弱いが、この接合力の弱い部分は
、接合力の強い2枚の可撓性素材の接合領域の内側に位置するので、シール性は十分に確
保される。
また、本実施形態では、第2の封止接合部62のうち図7にて破線で示す両隅部62e
,62fが、切断位置62g,62hにて切断されている。これにより、コーナー部に生
ずるバリを除去すると共に、隅部62e,62fが面取りされているため、後述するよう
に第2の封止接合部62の移動先端の移動抵抗を少なくできる。
なお、本発明に係る流体収容容器には、図7のガゼットタイプのインクパック60に限
らず、矩形状の2枚の可撓性素材の4辺を封止接合したピロータイプを用いることもでき
る。この場合、封止接合部としては、インク導出部材63が連結される第1辺の第1の封
止接合部の他、第1辺に直交する二辺及びは第1辺と対向する辺の計三辺にも封止接合部
が設けられる。
図7や、図5のA−A線断面図である図9に示すように、インクが充填されたインクパ
ック60は、第1,第2の接合封止部61,62からインクパック60の中心に向かうに
従い厚さが変化する厚さ変化領域67,68を有する。つまり、インクパック60は前縁
側と後縁にて、それぞれ厚さが変化している。下ケース42の開口端を封止する封止フィ
ルム54を介して上ケース41を下ケース42に取り付けても、厚さ変化領域67,68
には空間が形成されてしまう。これを放置すると、搬送時に衝撃によってインクパック6
0を破損させる他、加圧される体積も大きくなる。
そこで、図6、図9、または下ケース42の平面図である図10に示すように、下ケー
ス42の周囲壁52の内側には、底面55より立ち上がるスペーサ用突起部56,57が
設けられている。下ケース42の前縁側のスペーサ用突起部56は、インクパック60の
前縁側の厚さ変化領域67の下側部分を支持するものである。このスペーサ用突起部56
は、底壁55より隆起した隆起部56aとリブ56bとで構成している。隆起部56a及
びリブ56bの上面は同一角度にて傾斜している。一方、下ケース42の後縁側のスペー
サ用突起部57は、インクパック60の後縁側の厚さ変化領域68の下側部分を支持する
もので、底壁55より隆起した隆起部にて構成されている。
(規制部材を用いたインクパックの取り付け方法)
以上の構成を有する下ケース42にインクパック60を取り付ける方法について説明す
る。
図6に示した通り、下ケース42の隔壁52aに形成された孔52bには、環状のシー
ル部材52cが配置されている。インクパック60は、下ケース42の内側より図6に示
す第1の方向Bに向けて、インク導出部材63の導出端部65がシール部材52cに嵌合
するように挿入される。
ここで、下ケース42には、図6、図10、図11または図9のC部拡大図である図1
2に示すように、底壁55より垂直上方に延びる少なくとも一つ例えば2つの固定リブ5
8A,58Bが形成されている。
この2つの固定リブ58A,58Bの間隔が第1の方向B(図6)の下流に向かうに従
い狭くなるように、2つの固定リブ58A,58Bの横断面が「ハの字」になるように形
成されている。この2つの固定リブ58A,58Bは、インク導出部材63の導出端部6
5を第1の方向Bに移動させてシール部材52cに挿入される際に、フランジ部66によ
り弾性変形して第1の方向Bと交差する方向に押し広げられる。そして、インク導出部材
63がシール部材52cにシールされる位置に達したときに弾性復帰して、フランジ部6
5の挿入後端(基端64側の面)と対向する。つまり、2つの固定リブ58A,58Bは
、インク導出部材63のフランジ部65の挿入後端と対向して、インク導出部材63の抜
け止めストッパとして機能する。
一つの課題は、2つの固定リブ58A,58Bが弾性変形するほど薄肉であることから
、衝撃に耐えられるほどのストッパ機能を併せ持たせることが困難なことである。特に、
本実施形態のように容量が大きいインクパック60が使用されるときには、インクカート
リッジ9の落下時には2つの固定リブ58A,58Bに過大な荷重が作用する。
そこで、本実施形態では、2つの固定リブ58A,58Bが、第1の方向Bとは逆方向
の第2の方向E(図12参照)に移動することを規制する規制部材を設けている。この規
制部材は、下ケース42と一体で射出成形して形成することも可能である。固定リブ58
A,58Bの後端にわずかな距離を隔てて剛体を設置できるからである。固定リブ58A
,58Bの後端にわずかな距離を隔てて突出形成する規制部材を下ケース42に一体で形
成するには、固定リブ58A,58Bと規制部材との間に溝が必要である。一方、その溝
を形成するには、金型には逆に薄板状の突出部が必要である。ただし、その突出部を金型
の研削により実現できない場合には、金型に突出部を形成するための薄板を埋め込み固定
することになる。こうすると、金型が複雑化する。
そこで、本実施形態では、インクパック60の装着後に、固定リブ58A,58Bの後
端にわずかな距離を隔てて配置される規制部材を、下ケース42とは別部材で形成した設
置することにした。そして、この規制部材の機能を、スペーサ部材70が併せ持つように
した。
図13(A)〜図13(F)はそれぞれ、スペーサ部材70の正面図、平面図、左側面
図、右側面図、背面図及び底面図である。スペーサ部材70は、例えば合成樹脂にて射出
成形された剛体として形成される。この点、特許文献1のスペーサ部材(押さえ部材)が
発泡スチロールなどの弾性素材で形成されているものとは異なる。
図13(A)〜図13(F)に示すように、スペーサ部材70の前面71には、規制部
材として機能する2本の規制リブ72,72が突出形成されている。
このスペーサ部材70は、前面71と、上面73と、各面71,73を結ぶ傾斜面74
とを有する横断面の輪郭が略三角形を呈している。上面73は射出成形時の肉厚をほぼ一
定とするために肉抜きされている。傾斜面74は、図9に示すように、インクパック60
の厚さ変化領域67,68の傾斜面にほぼ相応している。
また、スペーサ部材70は、下ケース42に位置決め固定される。このために、スペー
サ部材70の両側面にはそれぞれ、ガイドリブ76,77と被係止部78とが突出形成さ
れている。被係止部78は、図13(E)に示すように、水平面78aと、水平面78a
鉛直下方に向かうに従い厚さが漸減する斜面78bとを有する。一方、下ケース42の周
囲壁52には、図4、図6、図11等に示すように、内壁からの突出高さが鉛直下方に向
かうに従い漸増する係止部59aが設けられている。
図14に示すように、スペーサ部材70が矢印方向の鉛直下方に向けて押し下げられる
と、斜面78bが係止部59aと当接して、下ケース42の係止部59aを弾性変形させ
て押し広げる。最終的には、図14の実線で示すように、係止部59aの下方に被係止部
78が入り込み、係止部59aが上方への抜け止めストッパとして機能する。
下ケース42の周囲壁52には、図4、図6、図11等に示すように、係止部59の長
手方向の一端に溝59bが形成されており、この溝59bに沿ってスペーサ部材70のガ
イドリブ76が案内される。他のガイドリブ77は、係止部59aの長手方向の他端と当
接して案内される。このガイドリブ76,77と係止部59a及び溝59bとで、スペー
サ部材70の前後方向の位置決めがなされる。
このように、スペーサ部材70は、下ケース42に対して、少なくともE方向(図12
参照)にて位置決め固定される剛体である。このスペーサ部材70の前面71に形成した
規制リブ72,72が、図12に示すように固定リブ58A,58Bの後端と接して、あ
るいはわずかな距離を隔てて配置される規制部材として機能する。
インクパック60と共に下ケース42内に収納されるスペーサ部材70が具備され、こ
のスペーサ部材70の体積によりインクパック60に封入されるインク容量が調整された
構成とされる。よって、例えば多種類のスペーサ部材70を用意し、インクパック60に
封入されるインク容量に応じてスペーサ部材70を選択して下ケース42に収納すること
ができる。このため、インクパック60を下ケース42内において大きな隙間を持たせる
ことなく収納することができる。したがって、搬送時における衝撃によってインクパック
60を破損させることを大幅に低減できる。
また、下ケース42の加圧室51内に加圧空気が導入される場合には、スペーサ部材7
0が収納される結果、加圧室51内に導入される加圧空気の量を少なくできる。したがっ
て、例えば記録装置に動作電源を投入した後のスタンバイ状態となる時間に遅れを発生さ
せることが回避でき、スループットを向上させることに寄与できる。
このように、スペーサ部材70自体は、インクパック60の容量に合わせて設計されて
、加圧室51内で生ずる空きスペースを埋める機能、インクパック60を押さえてインク
パック60の移動を防止する機能などを有するが、それに追加して規制部材の機能を併せ
持たせることができる。
なお、下ケース42に位置決め固定されるスペーサ部材70の上面73は、図9及び図
12に示すように、下ケース42の周囲壁52の上端よりも低く位置している。換言すれ
ば、スペーサ部材70は、周囲壁52の上端開口を覆う封止フィルム(図4参照)とは接
触しない。このため、仮に、スペーサ部材70の位置決め固定が完全でなく、衝撃等でス
ペーサ部材70が多少移動したとしても、剛体であるスペーサ部材70により封止フィル
ム54が突き破られることはない。従来、発泡スチロール等の弾性素材で形成されたスペ
ーサ部材を封止フィルム54に溶着固定するものがあったが、封止フィルム54が破断す
る虞が高かった。本実施形態では、スペーサ部材70を剛体としたことから、封止フィル
ム54とは非接触となるように機構上で保障した。
(受入部を用いた第2の封止部の変位量の吸収)
図13(A)〜図13(F)に示すスペーサ部材70は、図9に示す下ケース42の前
縁側及び後縁側に共用される共通部品である。後縁側に配置されるスペーサ部材70も同
様にして下ケース42に位置決め固定されるが、規制部材の機能は不要である。
後端側に配置されるスペーサ部材70は、インクパック60内のインクが導出されるに
従い変位する第2の封止接合部62を受け入れる受入部80(後述する図16参照)を、
周囲壁52との対向面間に形成する機能を有する。
インクパック60は、図15に模式的に示すように、インク導出前の状態と、全てのイ
ンクが導出された後の空状態とでは、特に長手方向の寸法が変化し、空状態では図15に
示す寸法Lだけ長くなる。ここで、インク導出部材63は下ケース42に保持されている
。従って、空状態のインクパック60は、受入部80が存在しない状態では、直線状の第
2の封止接合部62がその延長線上に沿った方向D1に向けて寸法Lだけ変位することに
なる。上述の受入部80は、第2の封止接合部62の変位寸法Lの長さを受け入れるもの
である。
この点、従来技術では何らの対策は施されていなかった。特に、4辺が封止された小容
量のインクパックに採用される上述したピロータイプでは、封止部の変位量はごくわずか
であることから、そのような対策は特に必要なかった。事実、例えば特許文献1の図4に
、インク導出部が封止される第1辺の封止接合部と直交する二辺の封止接合部を含む断面
図が記載されているが、その二辺の封止接合部の先端と筐体との間には極わずかの隙間し
か設けられていない。同図のスペーサ部材と筐体内壁との間にも極わずかの隙間があるが
、封止接合部が直角に曲がってこの隙間に入り込む余地はないし、そのように設計された
とは到底いえない。
本実施形態では、図9のD部拡大図である図16に示すようにして受入部80を形成し
、図15に示す変位量Lを受入可能としている。つまり、スペーサ部材70とスペーサ用
突起部57との間の隙間に通された第2の封止接合部62は、案内部81によって直進方
向D1以外であって、この方向D1と交差する方向D2に向けて案内している。
この方向D2とは、方向D1と交差さえしていれば、直線方向、湾曲方向、所定の交差
角をなす複数の直線を組み合わせた屈曲方向、またはこれらを2種以上組み合わせた複合
方向のいずれでもよい。
本実施形態では、案内部81は、図10に示すように、スペーサ用突起部57と周囲壁
52とを結ぶ複数の案内リブ81によって形成されている。
特に本実施形態では、図16に示すように、インクパック60が下ケース42に搭載さ
れた当初の時点から、第2の封止接合部62が案内部81(案内リブ81a)によって屈
曲または湾曲されている。従って、インクパック60からインクが導出されるに伴い第2
の封止接合部62が変位する際に、極めて円滑に、スペーサ部材70と周囲壁52との間
の受入部80に進入することになる。従って、加圧室51内に導入される加圧空気によっ
てインクパック60が押されてインクが導出され、それに伴って第2の封止接合部62が
受入部80に円滑に受け入れられる。
さらに、図7にて説明した通り、第2の封止接合部62の両端は面取りされており、第
1辺の第1の封止接合部61よりも第2の封止接合部62の端部の幅が狭くなっている。
このため、第2の封止接合部62の移動抵抗を少なくして、円滑な移動を確保できる。特
に、第2の封止接合部62はインク充填後に封止されるため、図7に示す両隅部62e,
62fはバリが発生しやすい。このバリを切断しているので、第2の封止接合部62の移
動抵抗はより低減される。
こうして、第2の封止接合部62の変位が妨げられずに、インクパック60内のインク
を全て導出することが可能になる。
特に、この受入部80を、スペーサ部材70と周囲壁52との間のデッドスペースに配
置したので、下ケース42を今まで通りの大きさのままとしてデッドスペースを利用して
第2の封止接合部62の変位を吸収可能とした。
図17(A)及び図17(B)は、受入部80や案内部81を設けたことの意義を示す
概略説明図である。図17(A)は、特許文献1の図4及び図8のように、第2の封止接
合部62と周囲壁52との間にわずかな隙間を設けた例である。本実施形態では、インク
パック60の先端側に設けたインク導出部材63は、固定リブ58A,58Bに支持され
ているので、その位置は不変である。図17(A)に示すように、インクパック60が充
満状態であるときに、基準位置例えば固定リブ58Aまたは58Bから第2の封止接合部
62の後端位置P1までの距離をL0とする。図17(B)に示すように、インクパック
60が空状態であるときに、基準位置から第2の封止接合部62の後端位置P2までの距
離をL1とする。図17(A)に示すように、基準位置から後縁側の周囲壁52までの距
離L2が、L0<L2<L1(第1の不等式)であるなら、第2の封止接合部62の後端
は変位の途中で周囲壁52に衝突してしまい、それ以上は変位が妨げられる。これが従来
技術であり、その後も加圧室51に加圧空気を導入しても、第2の封止接合部62は変位
せずにインクを導出しなければならない。こうなると、第2の封止接合部62の変位なし
にインクパック60を加圧変形させなければならず、第2の封止接合部62の変位規制が
インクパック60の加圧変形の障害となる。
図17(B)は、変位前の第2の封止接合部62の後端位置P1と周囲壁52との間に
受入部80を設けた例である。この場合は、変位後の第2の封止接合部62の後端位置P
2までの変位が受入部80によって保障されるので、インクパック60の加圧変形を妨げ
ない。
ただし、図17(B)では、図15に示す寸法Lだけ、下ケース42の縦寸法を長くし
なければならない。そこで、上述した案内部81が、第2の封止接合部62を方向D1と
交差する方向D2に屈曲又は湾曲させて案内することで、例えば図17(A)に示す位置
に周囲壁52を設けることを許容でき、それにより下ケース42の長大化の問題は解決し
た。
図17(A)及び図17(B)については、次のように定義することもできる。図17
(A)に示すように、インクパック60内の流体が導出される前のインクパック60にて
、第2の封止接合部62の端部が位置する基準位置P1から、方向D1の先にある前記筐
体の壁部までの距離をS0とする。S0=L2−L0である。また、図17(B)に示す
ように、インクパック60内の流体の全てが実質的に導出された後のインクパック60に
て、基準位置P1から方向D2に沿って移動する移動長さをS1(S1=L1−L0)と
する。なお、図17(B)は方向D1に変位した図であるが、図16に示すように方向D
2への移動長さS1と等しいことは明らかである。以上に定義したS0,S1を用いると
、案内部81を設けることで、S0<S1(第2の不等式)を充足できる。つまり、基準
位置P1から対向壁までの距離S0よりも長い移動長さS2だけ、第2の封止接合部62
の移動を許容できる。
なお、第1及び第2の不等式は、上述したピロータイプのインクパックにおいて、イン
ク導出部材63が配置される第1辺と対向する第2辺の封止接合部に対して受入部を設け
た例についても当てはまる。
第2の不等式は、上述したピロータイプのインクパックにおいて、インク導出部材63
が配置される第1辺と直交する2つの第2辺の封止接合部に対して受入部を設けた例につ
いても当てはまる。この第2辺については、インク導出部材63の保持位置が基準位置と
はならないので、第1の不等式は成立しないが、第2の封止接合部62の端部を基準位置
とした第2の不等式は成立する。
(規制部材の変形例)
図18は、図12に示す規制部材72とは異なる規制部材を示している。図18では、
インク導出部材63の導出端部64が、第1方向Bに移動されてシール部材52cに嵌合
挿入された後に、フランジ部66が第1方向Bとは逆方向の第2方向Eに移動することを
規制する規制部材72aを示している。
この規制部材72aは、スペーサ部材70aの前面71より突出形成されている。なお
、図18に示すスペーサ部材70aは、図13(A)〜図13(F)に示すスペーサ部材
70と比較して、規制部材72に代えて規制部材72aを有する点のみが異なっている。
従って、このスペーサ部材70aもまた、インクパック60の装着後に下ケース42に位
置決め固定されている。
規制部材72aは、上述した実施形態のように固定リブ58A,58Bの後端に位置す
るのではなく、フランジ部66の後端と対向して配置される。
このようにしても、例えばインクパック9を落下させた際にインクパック60が第2の
方向Eに移動しようとすると、フランジ部66の第2の方向Eへの移動を規制部材72a
が防止する。よって、固定リブ58A,58Bには衝撃力が作用しないか、あるいは衝撃
力が低減される。このため、固定リブ58A,58Bの破損が防止される。
なお、図18に示す実施形態では、固定リブ58A,58Bは必ずしも必要でない。規
制部材72aによってフランジ部66を固定リブ58A,58Bに代わって位置決めでき
るからである。これにより、シール部材52cとフランジ部66との気密シール性を確保
することができる。ただし、固定リブ58A,58Bが存在すると、スペーサ部材70a
を装着する以前に、シール部材52cとフランジ部66との気密シール性を確保すること
ができる。この意味で、固定リブ58A,58Bを設けたほうが好ましい。
また、規制部材を下ケース42とは別部材で形成する場合であっても、規制部材をスペ
ーサ部材70,70aに設けるものに限らない。要は、下ケース42に対して少なくとも
第2の方向Eにて位置決め固定されて、インク導出部材63のフランジ部66か、あるい
はそのフランジ部66のストッパ機能を果たす固定リブ58A,58Bの第2の方向Eへ
の移動を規制するものであれば良い。
(変形例)
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効
果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるも
のである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例え
ば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に
記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換
えることができる。
本発明に係る流体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに
限らない。流体噴射ヘッドを備える各種の流体消費装置に流用可能である。
また、流体噴射ヘッドを備える流体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレ
ー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプ
レー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)
噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた
装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペン
サ等が挙げられる。
本発明に係る流体収容容器を用いた流体消費装置の一例であるインクジェット式記録装置の平面図である。 図1に示す記録装置におけるインクカートリッジから記録ヘッドに至るインク供給システムを示す模式図である。 本発明に係る流体収容容器の一例であるインクカートリッジの概観斜視図である。 図3に示すインクカートリッジの分解組立斜視図である。 上ケース及び封止フィルムを除いたインクカートリッジの組立平面図である。 下ケースに対するシール部材の取り付けを示す概略斜視図である。 流体収容袋体であるインクパックの概略斜視図である。 図7に示す第2の封止接合部の断面を模式的に示す断面図である。 図5のA−A断面図である。 下ケースの平面図である。 下ケースにシール部材及びインクパックを取り付けた状態を部分的に示す斜視図である。 図9のC部拡大図である。 図13(A)〜図13(F)はそれぞれ、スペーサ部材の正面図、平面図、左側面図、右側面図、背面図及び底面図である。 スペーサ部材の上下方向の位置決め固定を示す概略断面図である。 インクパックの充満状態から空状態への移行に伴い変位する第2の封止係止部を説明するための概略説明図である。 図9のD部拡大図である。 図17(A)及び図17(B)は、第1,第2の不等式の成立を説明するための概略説明図である。 規制部材の変形例を示す断面図である。
符号の説明
9 流体収容容器(インクカートリッジ、メインタンク)、41 上ケース、42 筐
体(下ケース)、44 加圧空気導入口、51 加圧室、凹所、52 周囲壁、52a
隔壁、52b 孔、52c シール部材、54 封止フィルム、55 底壁、56,57
スペーサ用突起部、58A,58B 固定リブ、59a,59b スペーサ部材位置決
め固定部、60 流体収容袋体(インクパック)、61 第1の封止接合部、62 第2
の封止接合部、62a〜62c 第1〜第3の可撓性素材、62d 折り曲げ線、63
流体導出部材、64 基端、65 導出端部、66 フランジ部、67,68 厚さ変化
領域、70,70a スペーサ部材、72,72a 規制リブ、76〜78 被位置決め
固定部、80 受入部、81 案内部、81a 案内リブ

Claims (15)

  1. 可撓性素材により形成され、内部に流体が封入された流体収容袋体と、
    基端が前記流体収容袋体に連結され、先端側の導出端部と前記基端と間にフランジ部が
    形成された流体導出部材と、
    前記流体収容袋体及び前記流体導出部材を収容する凹所を有する筐体と、
    前記筐体の開口を覆って前記筐体を封止して、前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧
    室に形成する封止フィルムと、
    前記筐体の壁部に設けられた孔部に装着され、環状のシール部材と、
    前記流体導出部材の前記導出端部が、第1方向に移動されて前記シール部材に挿入され
    る際に前記フランジ部により弾性変形して前記第1方向と交差する方向に押し広げられ、
    前記流体導出部材が前記シール部材によりシールされる位置に達したときに弾性復帰して
    前記フランジ部と対向する、前記筐体に設けられた固定リブと、
    前記固定リブが、前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する規制部
    材と、
    を有することを特徴とする流体収容容器。
  2. 請求項1において、
    前記規制部材は、前記筐体とは別の部材により形成され、かつ、前記筐体に対して位置
    決め支持されていることを特徴とする流体収容容器。
  3. 請求項2において、
    前記流体収容袋体は、前記流体導出部材が連結される封止辺より前記第2方向に向かう
    に従い厚さが変化する厚さ変化領域を有し、
    前記厚さ変化領域と前記封止フィルムとの間に配置され、かつ、前記筐体に対して前記
    第2方向にて位置決めされる剛体であるスペーサ部材を有し、
    前記スペーサ部材に前記規制部材を一体的に形成したことを特徴とする流体収容容器。
  4. 請求項3において、
    前記スペーサ部材が前記封止フィルムと対向する面と、前記封止フィルムとの間に空間
    部が形成されていることを特徴とする流体収容容器。
  5. 可撓性素材により形成され、内部に流体が封入された流体収容袋体と、
    基端が前記流体収容袋体に連結され、先端側の導出端部と前記基端との間にフランジ部
    が形成された流体導出部材と、
    前記流体収容袋体及び前記流体導出部材を収容する凹所を有する筐体と、
    前記筐体の開口を覆って前記筐体を封止して、前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧
    室に形成する封止フィルムと、
    前記筐体の壁部に設けられた孔部に装着される環状のシール部材と、
    前記流体導出部材の前記導出端部が、第1方向に移動されて前記シール部材に嵌合挿入
    された状態で、前記フランジ部が前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規
    制する規制部材と、
    を有し、
    前記規制部材は、前記筐体とは別の部材により形成され、かつ、前記筐体に対して位置
    決め支持されていることを特徴とする流体収容容器。
  6. 請求項5において、
    前記流体導出部材の前記導出端部を第1方向に移動させて前記シール部材に嵌合挿入さ
    れる際に前記フランジ部により弾性変形して前記第1方向と交差する方向に押し広げられ
    、前記流体導出部材の前記導出端部が前記シール部材によりシールされる位置に達したと
    きに弾性復帰して前記フランジ部の挿入後端と対向する、前記筐体に設けられた固定リブ
    をさらに有することを特徴とする流体収容容器。
  7. 請求項5または6において、
    前記流体収容袋体は、前記流体導出部材が連結される封止辺より前記第2方向に向かう
    に従い厚さが変化する厚さ変化領域を有し、
    前記厚さ変化領域と前記封止フィルムとの間に配置され、かつ、前記筐体に対して前記
    第2方向にて位置決めされる剛体であるスペーサ部材を有し、
    前記スペーサ部材に前記規制部材を一体的に形成したことを特徴とする流体収容容器。
  8. 請求項7において、
    前記スペーサ部材が前記封止フィルムと対向する面と、前記封止フィルムとの間に、空
    間部が形成されていることを特徴とする流体収容容器。
  9. 可撓性素材により形成され、内部に流体が封入された流体収容袋体と、
    基端が前記流体収容袋体に連結され、先端に導出端部を有する流体導出部材と、
    前記流体収容袋体及び前記流体導出部材を収容する凹所を有する筐体と、
    前記筐体の開口を覆って前記筐体を封止して、前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧
    室に形成する封止フィルムと、
    前記筐体の壁部に設けられた孔部に装着され、かつ、内部に前記流体導出部材の前記導
    出端部が嵌合して挿通される環状のシール部材と、
    前記流体収容袋体と前記封止フィルムとの隙間に配置されるスペーサ部材と、
    を有し、
    前記スペーサ部材は、前記筐体に位置決め支持され、
    前記スペーサ部材が前記封止フィルムと対向する面と、前記封止フィルムとの間に空間
    部が形成されていることを特徴とする流体収容容器。
  10. 凹所を形成する底壁及び周囲壁を有し、前記周囲壁に形成した孔に環状のシール部材を
    装着した筐体に、内部に流体を収容した流体収容袋体を第1の方向に向けて移動させて、
    前記流体収容袋体に基端が連結された流体導出部材の先端側の導出先端部を前記シール部
    材内に嵌合して挿入し、かつ、前記導出端部と前記基端との間に形成されたフランジ部を
    前記シール部材に接触させて、前記流体収容袋体を前記筐体に取り付ける第1工程と、
    前記流体導出部材の前記導出端部が前記第1方向に移動して前記シール部材に挿入され
    る際に、前記筐体の前記底壁に立設された固定リブを、前記フランジ部により弾性変形さ
    せて前記第1方向と交差する方向に押し広げ、前記流体導出部材が前記シール部材により
    シールされる位置に達したときに前記固定リブを弾性復帰させて、前記固定リブを前記フ
    ランジ部の挿入後端と対向させる第2工程と、
    前記第2工程後に、前記固定リブの後端と対向させて規制部材を前記筐体に固定して、
    前記固定リブが、前記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する第3工程
    と、
    前記第3工程後に、前記筐体の開口を封止フィルムにより覆って前記筐体を封止して、
    前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧室に形成する第4工程と、
    を有することを特徴とする流体収容容器の製造方法。
  11. 請求項10において、
    前記第3工程は、前記流体収容袋体の一部の領域であって、前記流体導出部材が連結さ
    れる封止辺より前記第2方向に向かうに従い厚さが変化する厚さ変化領域の上方より、剛
    体であるスペーサ部材を配置して、前記スペーサ部材を前記筐体に対して前記第2方向に
    て位置決めし、前記スペーサ部材に形成された前記規制部材を前記固定リブの後端と対向
    させる工程を含むことを特徴とする流体収容容器の製造方法。
  12. 凹所を形成する底壁及び周囲壁を有し、前記周囲壁に形成した孔に環状のシール部材を
    装着した筐体に、内部に流体を収容した流体収容袋体を第1の方向に向けて移動させて、
    前記流体収容袋体に基端が連結された流体導出部材の先端側の導出先端部を前記シール部
    材内に嵌合して挿入し、かつ、前記導出端部と前記基端との間に形成されたフランジ部を
    前記シール部材に接触させて、前記流体収容袋体を前記筐体に取り付ける第1工程と、
    前記第1工程後に、前記フランジ部が前記シール部材との接触状態を維持するように、
    前記フランジ部の後端と対向させて規制部材を前記筐体に固定して、前記フランジ部が前
    記第1方向とは逆方向の第2方向に移動することを規制する第2工程と、
    前記第3工程後に、前記筐体の開口を封止フィルムにより覆って前記筐体を封止して、
    前記筐体内に加圧流体を導入可能な加圧室に形成する第3工程と、
    を有することを特徴とする流体収容容器の製造方法。
  13. 請求項12において、
    前記第1工程と前記第2工程との間に、前記流体導出部材の前記導出端部が前記第1方
    向に移動して前記シール部材に挿入される際に、前記筐体の前記底壁に立設された固定リ
    ブを、前記フランジ部により弾性変形させて前記第1方向と交差する方向に押し広げ、前
    記流体導出部材が前記シール部材によりシールされる位置に達したときに前記固定リブを
    弾性復帰させて、前記固定リブを前記フランジ部の挿入後端と対向させる工程をさらに有
    することを特徴とする流体収容容器の製造方法。
  14. 請求項12または13において、
    前記第2工程は、前記流体収容袋体の一部の領域であって、前記流体導出部材が連結さ
    れる封止辺より前記第2方向に向かうに従い厚さが変化する厚さ変化領域の上方より、剛
    体であるスペーサ部材を配置して、前記スペーサ部材を前記筐体に対して前記第2方向に
    て位置決めし、前記スペーサ部材に形成された前記規制部材を前記フランジ部の後端と対
    向させる工程を含むことを特徴とする流体収容容器の製造方法。
  15. 請求項11または14において、
    前記スペーサ部材を位置決めする工程は、前記スペーサ部材を、前記封止フィルムによ
    り封止される前記筐体の開口端位置より下方の位置にて行なうことを特徴とする流体収容
    容器の製造方法。
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