JP2008229751A - すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置 - Google Patents

すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008229751A
JP2008229751A JP2007070055A JP2007070055A JP2008229751A JP 2008229751 A JP2008229751 A JP 2008229751A JP 2007070055 A JP2007070055 A JP 2007070055A JP 2007070055 A JP2007070055 A JP 2007070055A JP 2008229751 A JP2008229751 A JP 2008229751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cutting
paper
cut
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007070055A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Koto
史朗 古藤
Akira Uchida
昭 内田
Masaki Hirota
雅樹 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Printing Bureau
Original Assignee
National Printing Bureau
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Printing Bureau filed Critical National Printing Bureau
Priority to JP2007070055A priority Critical patent/JP2008229751A/ja
Publication of JP2008229751A publication Critical patent/JP2008229751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract


【課題】 すき入れが施された巻取紙を枚葉サイズに断裁した後、断裁したすき入れ枚葉紙の用紙長測定を断裁機上で行うすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置に関する。
【解決手段】 用紙長測定に起因する測定誤差を補正しながら、すき入れ枚葉紙の用紙長測定を専用の渡胴上で行う装置であり、断裁後の用紙の紙頭をタイミング良く渡胴に咥えさせ、紙頭から紙尻へと渡胴の表面を搬送させながら、すき入れ位置を基準とした高速搬送における用紙長の測定精度の向上、用紙長からフィードバックデータによる断裁精度の向上及び正損判定の精度の向上を図る、すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、すき入れが施された巻取紙を枚葉サイズに断裁した後、断裁したすき入れ枚葉紙の用紙長測定を断裁機上で行うすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置に関する。
偽造防止技術の一つとして採用されている「すき入れ」が施された巻取紙、例えば銀行券用紙等は、抄紙時に室内環境、特に湿度により用紙の伸縮の影響を受けた場合、定寸断裁方式で断裁したすき入れ枚葉紙におけるすき入れ位置はバラつきが発生する。このため、すき入れ枚葉紙を用いて印刷した場合、すき入れと印刷模様の位置ズレが発生し、均一な製品が製造できない。そのため、銀行券用紙等の巻取紙の断裁方式は、すき入れの位置を基準として定位置で断裁を行う定位置断裁方式を採用している。
定位置断裁方式とは、巻取紙の段階で、ある特定のマークや図柄を形成し、そのマーク等を基準として枚葉紙に断裁する方式であり、例えば、抄造工程において、すき入れ位置と同期させるようにプリントマーク(以下「PM」という。)を枚葉紙サイズに合わせた一定周期で付与し、付与したPMを読み取り断裁位置を制御して、巻取紙を枚葉紙に断裁する方式のことである。
図9に、巻取紙を断裁したすき入れ枚葉紙のすき入れ位置とPM位置を示す。PM(26)は断裁後のすき入れ枚葉紙(3)のほぼ中央に位置し、流れ方向におけるすき入れ枚葉紙の前端(以下、「紙頭」という。)からPM(26)までをL1、紙頭(22)から搬送方向におけるすき入れ枚葉紙(3)の後端(以下「紙尻」という。)までをL2とし、紙頭(22)から紙尻(23)までを1枚のすき入れ枚葉紙(3)として断裁されている。また、断裁されたすき入れ枚葉紙(3)を後工程で印刷する際のすき入れ(27)の位置と印刷模様位置の位置合わせは、基準角(24)によって行われる。
図10に、従来の断裁装置の形態を示す。定位置断裁後の用紙長の測定は、断裁機のベルト(6)搬送上で測定され、移動量を測定するロータリーエンコーダと測定器(9)の組み合わせで、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭(22)からPM(26)までの用紙長と紙頭(22)から紙尻(23)までの用紙長を測定している。すき入れ枚葉紙(3)の伸縮や断裁誤差に伴う用紙長の変化は、図9に示した用紙長L2に含まれ、L1及びL2の用紙長測定値は許容値を含む設定値と比較され、測定した結果、設定値内と判定されたすき入れ枚葉紙(3)はベルト(6)搬送されて正紙パイル(14)に積載され、設定値外と判定されたすき入れ枚葉紙(3)は損紙ゲート(28)で搬送経路を変更し損紙パイル(13)に積載される。
このような、断裁機におけるベルト搬送上で用紙長の測定を行う断裁システムが同出願人から出願されている。これは、断裁装置用制御装置によってPMと所定の位置との間の寸法誤差が求められると、断裁装置によってエンコーダパルス信号のカウント数が寸法誤差に応じて補正され、最適位置での断裁が行われる。断裁後の印刷用紙は断裁寸法判定装置によって合否判定が行われ、リジェクト装置によって選別が行われる断裁システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ベルト状ではない形態で用紙の測定を行う装置として、装置における移動路の内側、即ち凹状側から回転式剛性シートコンベア装置により半径通路上で位置合わせした状態で搬送される印刷シートの検査、マーキング、その他のプロセッシングまたはモニタを可能にするコンベア装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、ベルト状ではない形態で材料を検査する装置として、検査すべき材料が透明なドラム上に案内され、照明装置がドラムの円周の内部に配置されており、センサ装置がドラムの円周の外部に配置されており、照明装置からの照射される光ビームが透明ドラムに添接している材料を透過し、センサ装置の出力信号により材料の検査を行う装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−346984号公報 特表2004−517787号公報 特表2005−513436号公報
PMを基準とした定位置断裁方式において、抄紙機上でのPMの付与は、乾燥工程より前の工程で行うため、PMをすき入れと同期させるように付与しても、乾燥工程ですき入れ巻取紙が伸縮してしまう可能性がある。その結果、PMのみを基準としてすき入れ巻取紙をすき入れ枚葉紙に断裁することは、すき入れを定位置に配置させて断裁する目的を考えると、定位置断裁の精度上、好ましくない。
また、PMを基準とした定位置断裁方式は、断裁前に付与されるPMの間隔が断裁後の用紙長と等しくなるべきであるが、用紙長に測定誤差が発生し、正損判定の際に正紙であったとしても許容値範囲を超えた損紙として判定されリジェクトされてしまう可能性がある。
測定誤差の原因として、高速での断裁精度、PM測定精度、ベルト搬送ロス、測定時の用紙曲がり及び用紙の伸縮によるPM間隔の変化等が挙げられる。断裁装置の搬送は、主にベルト搬送が主流となっているためベルト搬送上での用紙長測定を余儀なくされ、その結果、ベルト搬送ロスや用紙曲がり等が原因の測定誤差が問題となっている。
このように、特開2002−346984号公報で提案されているベルト搬送上での測定は、用紙の状態に大きく左右され、結果、測定誤差が生じ正損判定に影響を及ぼす。
また、巻取紙におけるすき入れを施す段階で、すき入れの位置が、基準となるすき入れ位置に対してズレを生じる可能性がある。その場合、枚葉紙における用紙長の測定だけではなく、搬送される枚葉紙のすき入れ位置が、基準となるすき入れ位置の範囲から外れていないかどうかの判別を行う必要がある。しかし、透過光量を必要とし、接触状態でブレのない測定が好ましいすき入れ位置の測定において、ベルト搬送上での測定では、接触状態で測定を行うことができず、すき入れを精度良く認識することが困難である。
すき入れの位置を透過光量で測定する装置として提案されている特表2004−517787号公報及び特表2005−513436号公報で提案されている装置は、ドラム内部からの照明光とドラム外部からのセンサによる透過光で印刷物検査を行っているため、すき入れ画像を撮像する場合に用紙の遠心力によって外側の壁に密着させるため低速搬送時における測定精度に問題がある。
本発明は、上記課題の解決を目的とするものであり、具体的には、用紙長測定に起因する測定誤差を補正しながら、すき入れ枚葉紙の用紙長測定を専用の渡胴上で行う装置であり、断裁後の用紙の紙頭をタイミング良く渡胴に咥えさせ、紙頭から紙尻へと渡胴の表面を搬送させながら、すき入れ位置を基準とした高速搬送における用紙長の測定精度の向上、用紙長からフィードバックデータによる断裁精度の向上及び正損判定の精度の向上を図る、すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置を提供することを目的とする。
本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置は、すき入れ巻取紙を断裁するための断裁基準であるプリントマークを読み取るプリントマーク専用測定器と、読み取ったプリントマーク検出信号をもとに、すき入れ巻取紙における断裁位置を算出する第1断裁制御装置と、算出した断裁位置をもとに、すき入れ巻取紙をすき入れ枚葉紙に断裁する断裁胴と、断裁胴で断裁された後、断裁胴からベルト搬送されるすき入れ枚葉紙の咥え替えを行うためのグリッパ機構を備えている渡胴と、すき入れ枚葉紙を、渡胴の表面に接触させながら搬送させ、すき入れ枚葉紙における紙頭座標、紙尻座標及び四隅のすき入れ座標を撮像する測定器と、撮像したすき入れ枚葉紙における四隅のすき入れ座標をもとに、すき入れ枚葉紙に対する中央位置座標を求め、紙頭座標から中央位置座標までの断裁位置測定寸法を算出し、算出した断裁位置測定寸法とあらかじめ設定してある紙頭から中央間の設定断裁位置寸法を比較し、断裁位置測定寸法が設定断裁位置寸法の範囲内であるかの判定をし、さらに、撮像したすき入れ枚葉紙における紙頭座標及び紙尻座標をもとに、すき入れ枚葉紙の用紙長を算出し、算出した用紙長とあらかじめ設定してある設定用紙長を比較し、算出したすき入れ枚葉紙の用紙長が設定用紙長の範囲内であるかの判定を行う第2断裁制御装置と、断裁位置測定寸法の判定及び用紙長の判定をもとに、正紙と判定したすき入れ枚葉紙を積載する正紙パイルとを有することを特徴とする損紙パイルを具備することを特徴とする。
本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の渡胴は、内部が空洞の構造で、すき入れ枚葉紙を、渡胴の表面に接触させながら搬送させた際、すき入れ枚葉紙の四隅のすき入れ位置に相当する渡胴の表面に対し、複数の切り欠きが設けられており、渡胴の内部には光を照射する導光器が設置されていることを特徴とする。
本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置は、第2断裁制御装置において、設定断裁位置寸法に対する断裁位置測定寸法の差分を断裁胴補正信号に変換し、第2断裁制御装置から第1断裁制御装置にフィードバックされた断裁胴補正信号をもとに、第1制御装置が、断裁胴を補正する機能を具備することを特徴とする。
本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置は、断裁胴から渡胴までのベルトの経路長を変更するため、ベルト搬送区間の中央部分にベルトが昇降可能である昇降装置を具備し、更にベルトの経路長を変更するための昇降装置を制御する第3制御装置を具備することを特徴とする。
渡胴の表面に接触させて、搬送されるすき入れ枚葉紙における紙頭、紙尻及び四隅のすき入れ位置座標を撮像するため、正確なすき入れ位置が撮像でき、撮像したすき入れ位置から用紙長及び断裁位置が高速かつ精度良く行える。
高速かつ精度良く算出されたすき入れ枚葉紙の用紙長は、設定した設定用紙長と比較し、設定用紙長の範囲外であるすき入れ枚葉紙を損紙(不正紙)として専用の積載台に分別される他、断裁制御の補正を行うことで断裁精度の向上が可能となる。
測定誤差が要因となって発生する誤判定が削減でき、高速で正確な生産性のある装置を提供できる。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の全体構成を示す。図2は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁部及び測定部の概略図を示す。図3は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の切り欠きを有する渡胴を示す。図4は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の渡胴における切り欠き位置とすき入れ枚葉紙におけるすき入れ位置の関係を示す。図5は、すき入れ巻き取り紙の断裁後から渡胴への咥えまでの搬送距離と搬送時間の関係を示す。図6は、断裁胴から渡胴までの用紙の移動量と渡胴の回転角度の関係を示す。図7は、すき入れ枚葉紙が用紙長変化した場合における断裁胴から渡胴までの用紙の移動量と渡胴の回転角度の関係を示す図である。図8は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁胴から渡胴までのベルトの経路変更を示す。
図1は、すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の全体構成を示す図である。すき入れが施された巻取紙を定位置断裁し、断裁されたすき入れ枚葉紙のすき入れ位置と用紙長を測定し、測定結果をもとに正紙と損紙とに振り分けて、正紙と判定されたすき入れ枚葉紙は正紙パイルへ、損紙と判定されたすき入れ枚葉紙は損紙パイルへ、それぞれ積載する一連の工程について説明する。
まず、すき入れが施された巻取紙(1)のPMをPM専用測定器(4)で読み取り、読み取ったPM検出信号S1を第1断裁制御装置(2)に取り込む。第1断裁制御装置(2)では、次の断裁位置を算出し、算出した断裁位置を断裁胴制御信号S2として断裁胴(5)に与える。
次に、断裁されたすき入れ枚葉紙(3)は、ベルト(6)搬送を経て渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられ渡胴(7)の表面を搬送される。すき入れ枚葉紙(3)が渡胴(7)に設けられている切り欠き位置まで搬送された時に、渡胴(7)の内部に設置されている導光器(17)からの照射光が用紙表面上では透過光となり、渡胴上部に設置されている測定器(9)によってすき入れ枚葉紙(3)の紙頭座標、紙尻座標及び四隅のすき入れ位置座標が撮像され、撮像された紙頭座標、紙尻座標及び四隅のすき入れ位置座標はすき入れ座標信号S4として第2断裁制御装置(10)に取り込まれる。
第2断裁制御装置(10)は、すき入れ枚葉紙(3)の断裁位置判定、断裁位置補正及び用紙長判定を行う。
断裁位置判定では、四隅のすき入れ位置座標における交点の座標を求め、求めた交点の座標をすき入れ枚葉紙(3)の中央位置座標とする。この中央位置座標と紙頭座標の間を、すき入れ枚葉紙(3)における断裁位置測定寸法とし、あらかじめ許容を含めた設定断裁位置寸法と比較し正損判定を行う。
また、断裁位置補正は、上記設定断裁位置寸法に対する断裁位置測定寸法の差分を断裁胴補正信号S3に変換し、第2断裁制御装置から第1断裁制御へフィードバックする。第1制御装置は、設定断裁位置寸法に対し差分を加算することで補正を可能とする。
さらに、断裁位置判定と同時に、第2断裁制御装置(10)において搬送されてきたすき入れ枚葉紙(3)の用紙長の算出を行う。基準となる用紙長に対して、許容範囲を含めた用紙長を設定用紙長としてあらかじめ設定し、設定した設定用紙長と紙頭座標及び紙尻座標から算出したすき入れ枚葉紙(3)との用紙長を比較し、算出したすき入れ枚葉紙(3)の用紙長が設定用紙長の範囲内であるかどうかの判定を行う。
中央位置座標と紙頭座標間における断裁位置判定及び紙頭座標と紙尻座標間における用紙長判定の結果、設定範囲内であると判定されたすき入れ枚葉紙(3)は正紙として後方の正紙パイル(14)に積載され、設定範囲外であると判定されたすき入れ枚葉紙(3)は損紙として正紙パイル付近に設置した爪開きカム(12)にパイル切替信号S5を与え、正紙パイル(14)を通過し後方の損紙パイル(13)に積載される。爪開きカム(12)とは、すき入れ枚葉紙の正損判定を行った後、正紙パイル(14)に積載するか損紙パイル(13)に積載するかを制御するための装置である。
図2は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁部位及び測定部位の概略図を示す図である。すき入れ枚葉紙(3)の用紙長及び断裁位置を正確かつ高速で測定・算出するため、断裁後のすき入れ枚葉紙(3)はベルト(6)搬送され渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)にタイミング良く咥えられ、渡胴(7)の軸芯と連動したロータリーエンコーダ(8)で発生する回転パルスが長さに変換され用紙長の算出が行われる。
また、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長及び断裁位置を正確かつ高速で測定・算出するため、渡胴(7)には複数の切り欠きが設けられており、透過光による画像取込が容易に行えるようになっている。渡胴(7)に設けられる切り欠きの位置については、後で詳細に述べる。
図3は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の切り欠きを有する渡胴を示す図である。渡胴(7)は空洞となっており、その内部は光源装置(15)から光ファイバ(16)を経由した光を照射する導光器(17)が設置され、駆動ギヤ(18)からの駆動力をベアリング(20)の外側で受け渡胴の表面が回転する。
すき入れ枚葉紙(3)が渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられ、渡胴(7)の表面を搬送され、すき入れ枚葉紙(3)の四隅の透き入れ位置が切り欠き(19)の位置まで搬送されると、渡胴(7)の内部に備えられている導光器(17)により、すき入れ枚葉紙(3)の裏面から光が照射される。照射した照射光がすき入れ枚葉紙(3)のすき入れ部を透過し、渡胴(7)の表面上部にある測定器(9)にすき入れ画像として撮像される。胴軸には角度を計測するためのロータリーエンコーダ(8)が設置され、撮像画像の位置と角度、すなわち移動量ですき入れ位置が計測されることとなる。
図4は、渡胴における切り欠き位置とすき入れ枚葉紙におけるすき入れ位置の関係を示す図である。断裁位置を判定するための測定箇所が、すき入れ枚葉紙(3)における小切位置の四隅(P5、P6、P7、P8)の座標及び紙頭(22)座標であり、また、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長を判定するための測定箇所が、紙頭(22)座標及び紙尻(23)座標であるため、すき入れ枚葉紙(3)における小切位置の四隅、紙頭及び紙尻のそれぞれに対応した箇所に切り欠き(P1、P2、P3、P4)を設けることとする。
すき入れ位置の測定箇所について説明する。M列×N行で配列されてなるすき入れが施されたすき入れ枚葉紙(3)、例えば4列×5行で配列されるすき入れの1列目から順にA列、B列、C列、D列とし、同じく1行目から順に1行、2行、3行、4行、5行とする。その場合、四隅に配列されているA列1行目(P5)、A列5行目(P6)、D列1行目(P7)、D列5行目(P8)のすき入れにおける任意の箇所の座標を透過光で読み取り、読み取った座標をもとに1列目(A列)から4列目(D列)までの距離L3´を求め、その値の1/2を仮想中央位置座標とする。同時に紙頭(22)に位置する切り欠きを透過光で読み取り、読み取った紙頭座標により紙頭(22)座標から仮想中央位置座標までの距離L3を算出する。
あらかじめ、すき入れ枚葉紙(3)における紙頭(22)から中央位置までの距離L3に対して、許容の距離を含めた距離を設定断裁位置寸法として設定し、設定した設定断裁位置寸法と搬送されてきたすき入れ枚葉紙(3)の断裁位置寸法を表す距離L3を比較し、搬送されてきたすき入れ枚葉紙(3)の断裁位置寸法が設定断裁位置寸法の設定範囲内であるかどうかの判定を行う。
すき入れ枚葉紙の用紙長を算出するための測定箇所について説明する。すき入れ枚葉紙(3)の紙頭(22)に位置する下側紙頭測定用切り欠きP1の座標、上側紙頭測定用切り欠きP2の座標、すき入れ枚葉紙(3)の紙尻(23)に位置する下側紙尻測定用切り欠きP3の座標及び上側紙尻測定用切り欠きP4の座標、計4箇所の座標を透過光で読み取り、読み取った各座標から用紙長L2を算出する。
あらかじめ、すき入れ枚葉紙(3)における紙頭(22)から紙尻(23)までの用紙長L2に対して、許容の用紙長を含めた用紙長を設定用紙長として設定し、設定した設定用紙長と搬送されてきたすき入れ枚葉紙(3)の用紙長を表すL2を比較し、搬送されてきたすき入れ枚葉紙(3)の用紙長L2が設定用紙長の設定範囲内であるかどうかの判定を行う。
また、すき入れ巻取紙(1)における用紙変更の場合の切り欠き(19)の位置であるが、それぞれのすき入れ位置に対応するため渡胴(7)の表面に専用の切り欠きを有した専用の版面を装着し、目的とする用紙長以外の不要な部分をマスクすることで検出器の誤判定を防止する。
すき入れ枚葉紙(3)における正確なすき入れ位置及び用紙長の判定を行うためには、定位置断裁されたすき入れ枚葉紙(3)が渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)にタイミング良く咥えられなければならないが、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長の伸縮による変化が原因となり、咥え時にタイミングのずれとなって蓄積され、咥えのタイミングが少しずつずれてくる、といった問題が生じる可能性がある。そこで、咥えのタイミングにずれが生じる要因と、それを制御するための方法を以下に述べる。
図5は、すき入れ巻取紙の断裁位置Cから渡胴への咥えDまで搬送距離と搬送時間の関係で断裁直後を示す図である。フィードロール(35)から供給されたすき入れ巻取紙(1)は、ベルト(6)上を流れ方向に搬送され、図1に示した第1断裁制御装置(2)によって算出された断裁位置をもとに、断裁胴(5)における断裁位置Cで、すき入れ枚葉紙(3)に断裁される。このことから、断裁前のすき入れ巻取紙(1)はフィードロール(35)における用紙供給速度に依存され、搬送時間はt1で表される。
その後、断裁されたすき入れ枚葉紙(3)は、ベルト上から渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられる。その際、断裁されたすき入れ枚葉紙(3)のたわみや曲がりを防止するため、ベルト搬送速度はフィードロール(35)による用紙供給速度より若干速度増となっている。このことから、断裁前のすき入れ巻取紙(1)はフィードロール(35)における用紙供給速度に依存していたが、断裁を行った瞬間、すき入れ枚葉紙(3)はベルト搬送速度に依存され、搬送時間はt2で表される。
すき入れ枚葉紙(3)が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられる地点を咥え位置Dとすると、断裁位置Cから咥え位置Dまでの距離はL5で表される。したがって、すき入れ枚葉紙(3)1枚が、断裁胴(5)における断裁位置Cから渡胴(7)における咥え位置Dまで搬送される距離L5に対する搬送時間はt1+t2で表される。
一方、渡胴(7)の回転速度は、L5の搬送時間と同じ時間でかつ咥え基準位置Dに紙頭(22)を咥えさせるためのタイミング調整が必要である。断裁の開始時は、断裁胴(5)と渡胴(7)のタイミングが一致していないためPMマーク検出信号S1が検知するまでの間、渡胴(7)のグリッパ(34)の強制閉と跳ね上げカム(32)を駆動し渡胴(7)には咥えを行わず専用の用紙受け(31)に排出しCとDタイミングが一致するまで渡胴(7)の空転を繰り返す。タイミングの一致した時点で渡胴(7)のグリッパ(34)の閉と跳ね上げカム(32)を解除し渡胴(7)に咥えを行うこととしている。
さらに、すき入れ枚葉紙(3)の伸縮で断裁位置のずれがある場合、用紙長の変化すなわち搬送時間の変化となって表れ、t1及びt2の変化が渡胴(7)の咥えに影響を及ぼす。
図6は、断裁胴から渡胴までの用紙の移動量と渡胴の回転角度の関係を示す図である。定寸断裁によって断裁されたすき入れ枚葉紙(3)は、図6に示すように、すき入れ枚葉紙(3)の伸縮がない場合、すべて一定の用紙長で断裁されているのが通常である。一定の用紙長で断裁されたすき入れ枚葉紙(3)の紙頭は、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられ正損判定されてパイルへ積載される。
そして、次に搬送されてくるすき入れ枚葉紙(3)の紙頭は、360度1回転して戻ってきた渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥えられ切り欠き部で正損判定されて各パイルへ積載される。このように、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長に変動がなく、一定の用紙長、一定の間隔ですき入れ枚葉紙(3)が搬送されれば、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)における咥えのタイミングに問題が生じることはない。
しかし、室内環境などの影響によりすき入れ巻取紙(1)が伸縮し、その結果、定位置断裁の基準となるPM間に誤差が生じ、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長変化となって表れた場合、図7に示すような渡胴(7)の咥えの問題が生じる。
具体例として、図7を用いて説明する。図7中の実線が、渡胴回転角度に対する正規の用紙移動量を示したものであり、すき入れ巻取紙(1)の伸縮が発生していない正規の状態である。このことは、断裁前のすき入れ巻取紙(1)はフィードロール(35)における用紙供給速度に依存されるため搬送時間t1をかけて搬送され、断裁を行った瞬間のタイミング(1B)からすき入れ枚葉紙(3)はベルト搬送速度に依存されるため搬送時間t2をかけて搬送され、360度で1回転した時点で、咥えが行われていることから分かる。また、2枚目に関しても同様であり、断裁前のすき入れ巻取紙(1)はフィードロール(35)における用紙供給速度に依存されるため搬送時間t1´をかけて搬送され、断裁を行った瞬間のタイミング(2B)からすき入れ枚葉紙(3)はベルト搬送速度に依存されるため搬送時間t2´をかけて搬送され、720度で2回転(360度で1回転)した時点で、咥えが行われている。
次に、図7中の点線で示すように、1枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長が定寸L2より1mm短い(L2−1mm)場合、正規の搬送時間t1より短い時間でフィードロール(35)における用紙供給速度に依存され、断裁後は正規の搬送時間t2よりも長い時間ベルト搬送速度に依存されるため、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には正規の位置より+αmm行き過ぎることとなる。
さらに、2枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長も定寸L2より1mm短い(L2−1mm)場合、1枚目の断裁タイミング(1A)の位置から1枚目同様の搬送速度で搬送され、(2A´)で断裁タイミングを迎えることとなり、その後ベルト搬送速度に依存され、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には、1枚目の+αmm行き過ぎた位置から360度回転し2枚目を咥える位置では、正規の位置より+2αmmの行き過ぎとなる。
さらに、3枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長が定寸L2より2mm短い(L2−2mm)場合、さらに誤差が蓄積され、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には、正規の位置より+4αmmの行き過ぎとなる。
また、すき入れ枚葉紙(3)の用紙長が定寸L2よりも長い場合も同様なことが言える。図7中の破線で示すように、1枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長が定寸L2より1mm長い(L2+1mm)場合、正規の搬送時間t1よりも長い時間フィードロール(35)における用紙供給速度に依存され、(1C)の位置で断裁タイミングを迎えることになり、正規の搬送時間t2よりも短い時間がベルト速度に依存され、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には、正規の位置より−αmm手前となる。
さらに、2枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長も定寸L2より1mm長い(L2+1mm)場合、1枚目の断裁タイミング(1C)の位置から1枚目同様の搬送速度で搬送され、(2C´)で断裁タイミングを迎えることとなり、その後ベルト搬送速度に依存され、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には、1枚目の−αmm手前の位置から360度回転し2枚目を咥える位置では、正規の位置より−2αmm手前となる。
さらに、3枚目のすき入れ枚葉紙(3)の用紙長が定寸L2より2mm長い(L2+2mm)場合、さらに誤差が蓄積され、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に到達した時には、正規の位置より−4αmm手前となる。
このように、定寸L2よりも短い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)が複数枚連続するか、もしくは、定寸L2よりも長い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)が複数枚連続すると、用紙長の誤差が蓄積されていく。この誤差に関しては渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に吸収機構が備わっているため、正規のすき入れ枚葉紙(3)の紙頭の到達位置に対し前後±Nmmの誤差の範囲内であれば、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭は渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に問題なく咥えられる。
つまり、定寸L2よりも短い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)と定寸L2よりも長い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)が混在した状態で搬送され、常に±Nmmの誤差の範囲内で搬送されていれば、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭は渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に問題なく咥えられる。しかし、定寸L2よりも短い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)か定寸L2よりも長い用紙長のすき入れ枚葉紙(3)のどちらか一方が複数枚連続して搬送され、その誤差が±Nmm以上となると、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)の吸収機構ではカバーしきれなくなり、渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)が、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭を咥えられなくなる、といった問題が生じる。
このような咥えの問題を制御するためには、通常では渡胴の回転制御を用いS1で測定したマーク間隔すなわち定寸L2をもとに回転速度を制御する方法が簡素であるが高速運転に対する応答性が問題となるため、上流に設置したPM専用測定器B(29)で検知したマーク間隔値M枚分を平均しその平均値で回転速度をM枚分に1回速度制御する方法、もしくは、断裁胴(5)から渡胴(7)のL5区間の変更を行う必要がある。
図8は、本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁胴から渡胴までのベルトの経路変更を示す図である。断裁胴(5)から渡胴(7)の間のベルトの経路を変更するため、ベルト(6)搬送区間のほぼ中央にリフター状の仕組みからなる昇降装置(25)を設け、昇降装置(25)によってベルト(6)を下降させてベルト搬送距離を長くし、ベルト搬送時間を調整することで、すき入れ枚葉紙(3)の紙頭が渡胴(7)に設置されているグリッパ(34)と受け台(11)に咥え替えされなくなる、といった咥えの問題を解決している。
昇降装置(25)は、図1に示したPM専用測定器B(29)で検知し測定したマーク間隔の平均値で昇降装置(25)を駆動する。ベルト形状が水平の場合は搬送距離が最短となり、中央部が再下降の場合は搬送距離が最長となる。昇降装置(25)の昇降量は、図1に示した第3制御装置(33)によってPM検出信号を受けS6によって出力制御される。
ここまで、すき入れ枚葉紙(3)1枚に対し渡胴(7)を1回転させる方法で説明してきたが、これに限定されず、渡胴(7)の中心を基準に対角線上に二つのグリッパ(34)と受け台(11)を設け、すき入れ枚葉紙(3)1枚に対し渡胴(7)を半回転させる方法でもかまわない。この場合、渡胴(7)1回転中にすき入れ枚葉紙(3)2枚が測定可能となる。
本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の全体構成を示す図である。 本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁部及び測定部の概略図を示す図である。 本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の切り欠きを有する渡胴を示す図である。 本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の渡胴における切り欠き位置とすき入れ枚葉紙におけるすき入れ位置の関係を示す図である。 本発明におけるすき入れ巻き取り紙の断裁後から渡胴への咥えまで搬送距離と搬送時間の関係を示す図である。 断裁胴から渡胴までの用紙の移動量と渡胴の回転角度の関係を示す図である。 すき入れ枚葉紙が用紙長変化した場合における 断裁胴から渡胴までの用紙の移動量と渡胴の回転角度の関係を示す図である。 本発明におけるすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置の断裁胴から渡胴までのベルトの経路変更を示す図である。 すき入れ枚葉紙のすき入れ位置とPM位置を示す図である。 従来の断裁装置の形態を示す図である。
符号の説明
1 すき入れ巻取紙
2 第1制御装置
3 すき入れ枚葉紙
4 PM専用測定器
5 断裁胴
6 ベルト
7 渡胴
8 ロータリーエンコーダ
9 測定器
10 第2制御装置
11 受け台
12 爪開きカム
13 損紙パイル
14 正紙パイル
15 光源装置
16 光ファイバ
17 導光器
18 駆動ギヤ
19 切り欠き
20 ベアリング
21 固定シャフト
22 紙頭
23 紙尻
24 基準角
25 昇降装置
26 PM(プリントマーク)
27 すき入れ
28 損紙ゲート
29 PM専用測定器B
30 渡胴駆動モータ
31 用紙受け
32 跳ね上げカム
33 第3制御装置
34 グリッパ
35 フィードロール
S1 PM検出信号
S2 断裁胴制御信号
S3 断裁胴補正信号
S4 すき入れ座標信号
S5 パイル切替信号
P1 下側紙頭測定用切り欠き
P2 上側紙頭測定用切り欠き
P3 下側紙尻測定用切り欠き
P4 上側紙尻測定用切り欠き
P5 A列1行目
P6 A列5行目
P7 D列1行目
P8 D列5行目

Claims (4)

  1. すき入れ巻取紙を断裁するための断裁基準であるプリントマークを読み取るプリントマーク専用測定器と、
    読み取ったプリントマーク検出信号をもとに、前記すき入れ巻取紙における断裁位置を算出する第1断裁制御装置と、
    算出した前記断裁位置をもとに、前記すき入れ巻取紙を前記すき入れ枚葉紙に断裁する断裁胴と、
    前記断裁胴で断裁された後、前記断裁胴からベルト搬送される前記すき入れ枚葉紙の咥え替えを行うためのグリッパ機構を備えている渡胴と、
    前記すき入れ枚葉紙を、前記渡胴の表面に接触させながら搬送させ、前記すき入れ枚葉紙における紙頭座標、紙尻座標及び四隅のすき入れ座標を撮像する測定器と、
    撮像した前記すき入れ枚葉紙における四隅のすき入れ座標をもとに、前記すき入れ枚葉紙に対する中央位置座標を求め、前記紙頭座標から前記中央位置座標までの断裁位置測定寸法を算出し、算出した断裁位置測定寸法とあらかじめ設定してある紙頭から中央間の設定断裁位置寸法を比較し、前記断裁位置測定寸法が前記設定断裁位置寸法の範囲内であるかの判定をし、さらに、撮像した前記すき入れ枚葉紙における紙頭座標及び紙尻座標をもとに、前記すき入れ枚葉紙の用紙長を算出し、算出した用紙長とあらかじめ設定してある設定用紙長を比較し、算出したすき入れ枚葉紙の用紙長が設定用紙長の範囲内であるかの判定を行う第2断裁制御装置と、
    前記断裁位置測定寸法の判定及び前記用紙長の判定をもとに、正紙と判定した前記すき入れ枚葉紙を積載する正紙パイルとを有することを特徴とするすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置。
  2. 前記渡胴は、内部が空洞の構造で、前記すき入れ枚葉紙を、前記渡胴の表面に接触させながら搬送させた際、前記すき入れ枚葉紙の四隅のすき入れ位置に相当する前記渡胴の表面に対し、複数の切り欠きが設けられており、前記渡胴の内部には光を照射する導光器が設置されていることを特徴とする請求項1記載のすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置。
  3. 前記第2断裁制御装置において、前記設定断裁位置寸法に対する前記断裁位置測定寸法の差分を断裁胴補正信号に変換し、前記第2断裁制御装置から前記第1断裁制御装置にフィードバックされた前記断裁胴補正信号をもとに、前記第1制御装置が、前記断裁胴を補正する機能を具備することを特徴とする請求項1乃至2記載のすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置。
  4. 前記断裁胴から前記渡胴までのベルトの経路長を変更するため、ベルト搬送区間の中央部分にベルトが昇降可能である昇降装置を具備し、更に前記ベルトの経路長を変更するための前記昇降装置を制御する第3制御装置を具備することを特徴とする請求項1乃至3記載のすき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置。
JP2007070055A 2007-03-19 2007-03-19 すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置 Pending JP2008229751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007070055A JP2008229751A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007070055A JP2008229751A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008229751A true JP2008229751A (ja) 2008-10-02

Family

ID=39903158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007070055A Pending JP2008229751A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008229751A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090057993A1 (en) Apparatus and method for processing printed products
JP4672583B2 (ja) 搬送用紙の変位検出装置を備えた用紙搬送装置の制御方法
JP4500295B2 (ja) 加工機内で薄く平らな物品を位置決めする方法
JP4653663B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP5256377B2 (ja) 加工機械に板状要素を配置するための装置及び方法
US7157726B2 (en) Method and apparatus for measuring shape of sheet
JP5588094B2 (ja) 弁シート材等をチューブ状のピースの各構成要素に対して位置決めする方法および装置
CN107150509B (zh) 带传感器系统的页张印刷机和校准调节传感器系统的方法
JP2019136910A (ja) 画像形成装置
US7049619B2 (en) Device and method for detecting paper sheets on a pallet including a point of reflection displacement
JP4437188B2 (ja) 断裁システム及び断裁位置検出方法
JP2003326678A (ja) パッチ測定装置およびそれを組み込んだ印刷装置
JP2002273800A (ja) 走行シートの切断位置制御装置
JP2018008413A (ja) 印刷品質検査装置
JP2006053080A (ja) カートンブランクの検査方法、カートンブランクの検査装置、カートンブランクの製造方法、および打ち抜き装置
JP2008229751A (ja) すき入れ枚葉紙の測定機構付き断裁装置
CN109130487B (zh) 信息处理装置、印刷系统及信息处理方法
JPS63242851A (ja) 折不良検査装置
WO2009156926A3 (en) Inspection system for inspecting the quality of printed sheets
JP2017024902A (ja) 搬送装置におけるロータリエンコーダ補正方法及びそれを用いた搬送装置
JP2007278786A (ja) 搬送用紙の変位検出装置及び該変位検出装置を備えた用紙搬送装置の制御方法
JP2007296647A (ja) 孔版印刷機
JP2001330414A (ja) 製函用シート材のジョイント部検査装置及び検査方法並びに製函機
JP2011046507A (ja) 定位置断裁された枚葉紙の紙頭を把持する方法及びその装置
US20070041737A1 (en) Method for the control of a transport medium and a sensor device for a printing machine