JP2008228523A - 回転電機およびその回転子 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却構造を備える回転電機の回転子の製造工程を簡単にする。
【解決手段】回転電機の回転子コア2は、電磁鋼板2Aおよび非磁性板2B〜2Dを積層することにより構成される。積層された電磁鋼板2Aに永久磁石21が収容される。非磁性板2B、2C、2Dには、スリット6a、7a、8aが形成される。非磁性板2B〜2Dを互いに隣接させて積層することにより、スリット6a、7a、8aが連通し、冷媒を流すための冷媒流路が構成される。回転子シャフト3を介して供給される冷媒は、スリット6a、7a、8aを流れる。
【選択図】図3
【解決手段】回転電機の回転子コア2は、電磁鋼板2Aおよび非磁性板2B〜2Dを積層することにより構成される。積層された電磁鋼板2Aに永久磁石21が収容される。非磁性板2B、2C、2Dには、スリット6a、7a、8aが形成される。非磁性板2B〜2Dを互いに隣接させて積層することにより、スリット6a、7a、8aが連通し、冷媒を流すための冷媒流路が構成される。回転子シャフト3を介して供給される冷媒は、スリット6a、7a、8aを流れる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数の電磁鋼板を積層することにより構成されるコアを備える回転子、およびそのような回転子を備える回転電機に係わる。
モータを冷却するための構造として様々な形態が提案されている。例えば、特許文献1には、以下のような回転電機の冷却構造が開示されている。
回転子コアは、複数の円盤形状の電磁鋼板を積層することにより構成されている。各電磁鋼板には、図7に示すように、その中心から外周端に達する切欠が形成されている。これらの電磁鋼板は、90度ずつ位相をずらしながら積層される。これにより、回転子コアは、放射状に延びる冷却油路を具備することになる。そして、モータを冷却するための冷却油は、回転子シャフトの内部に形成されている油路を介して供給される。この冷却油は、回転子が回転したときの遠心力で、回転子コアに形成されている上述の冷却油路を通ってその回転子と固定子との間の隙間にまで流れる。これにより、回転子(および、固定子)が冷却される。
特開2006−67777号公報
回転子コアは、複数の円盤形状の電磁鋼板を積層することにより構成されている。各電磁鋼板には、図7に示すように、その中心から外周端に達する切欠が形成されている。これらの電磁鋼板は、90度ずつ位相をずらしながら積層される。これにより、回転子コアは、放射状に延びる冷却油路を具備することになる。そして、モータを冷却するための冷却油は、回転子シャフトの内部に形成されている油路を介して供給される。この冷却油は、回転子が回転したときの遠心力で、回転子コアに形成されている上述の冷却油路を通ってその回転子と固定子との間の隙間にまで流れる。これにより、回転子(および、固定子)が冷却される。
しかしながら、特許文献1に記載の冷却構造では、回転電機の回転子コアを製造するために、切欠が形成されている多数の電磁鋼板を、90度ずつ位相をずらしながら積層していく必要がある。このため、回転子を組み立てる作業が複雑になる。また、特許文献1においては、冷却油路を構成するための切欠が、各電磁鋼板の中心領域からその外周端に達するように形成されている。このため、各電磁鋼板の強度が低下するおそれがある。
なお、この問題は、モータに限定されるものではなく、回転電機(モータおよび発電機等を含む)において広く生じ得るものである。
本発明の課題は、冷却構造を備える回転電機の回転子の製造工程を簡単にすることである。また、本発明の他の課題は、回転電機の回転子の強度を保ちながら冷却効率を向上させることである。
本発明の課題は、冷却構造を備える回転電機の回転子の製造工程を簡単にすることである。また、本発明の他の課題は、回転電機の回転子の強度を保ちながら冷却効率を向上させることである。
本発明の回転電機の回転子は、回転子コア、回転子シャフト、前記回転子コアに設けられた永久磁石を備える。前記回転子コアは、電磁鋼板および非磁性鈑を積層することにより構成される。前記非磁性板には、径方向に延びるスリットが形成されている。前記非磁性板に形成されているスリットを利用して前記回転子シャフトから前記回転子コアの外周端に至る冷媒流路が形成されている。
この発明においては、冷媒流路を構成するためのスリットは、非磁性板に形成される。ここで、非磁性板の加工は、電磁鋼板を加工するよりも容易である。よって、回転子の製造工程が簡単である。
前記冷媒流路は、互いに隣接する複数の非磁性板にそれぞれ形成されているスリットを連通させることにより構成するようにしてもよい。この構成においては、各非磁性板に形成するスリットの長さを短くできるので、回転子の強度の低下を抑えながら冷却構造を実現できる。
前記永久磁石は、前記回転子シャフトの軸方向において前記非磁性板によって分割されて、積層された電磁鋼板に埋め込まれるようにしてもよい。この構成によれば、うず電流が抑制される。
前記非磁性板によって分割された永久磁石を、転積するようにしてもよい。この構成によれば、トルクリップルが抑制される。
前記永久磁石は、積層された前記電磁鋼板に埋め込まれると共に、前記回転子コアにおいて前記非磁性板のスリットに面するようにしてもよい。この構成によれば、冷媒流路としてのスリットを介して流れる冷媒が永久磁石に触れるので、永久磁石を効率的に冷却できる。
前記永久磁石は、積層された前記電磁鋼板に埋め込まれると共に、前記回転子コアにおいて前記非磁性板のスリットに面するようにしてもよい。この構成によれば、冷媒流路としてのスリットを介して流れる冷媒が永久磁石に触れるので、永久磁石を効率的に冷却できる。
なお、本発明は、上述の回転子を備える回転電機にも適用可能である。
本発明によれば、冷却構造を備える回転電機の回転子の製造工程が簡単になる。また、回転子が備える永久磁石を直接冷却できるので、冷却効率が高くなる。
図1は、本発明に係わる回転電機の冷却構造を示す図である。ここでは、冷媒が流れる経路を示すために、回転電機の内部の構造が模式的に描かれている。なお、以下の実施例では、回転電機の一例として永久磁石同期モータについて説明をする。
図1において、回転子1は、回転子コア2および回転子コア2を回転可能に支持する回転子シャフト3を含んで構成される。回転子コア2は、電磁鋼板および非磁性板を積層することにより構成されている。各電磁鋼板は、円盤形状であり、例えば、ケイ素鋼板である。また、非磁性板は、電磁鋼板と同じ円盤形状であり、例えば、SUS等から構成される。回転子シャフト3は、回転子1の回転軸として回転子コア2に固定されている。固定子11は、回転磁界を発生させるためのコイルを備えている。なお、回転子1と固定子11との間には、ギャップGが設けられている。
上記構成の永久磁石同期モータにおいて、回転子1(及び、固定子11)を冷却するための冷却液体(以下、冷媒)は、回転子シャフト3を介して供給される。なお、回転子シャフト3は、中空構造であり、その中空構造を利用した通路(シャフト内流路)を介して冷媒を流すことができる。冷媒は、特に限定されるものではないが、例えば、冷却オイルである。また、回転子シャフト3は、シャフト内流路を介して流れる冷媒を回転子コア2に導くための冷媒通過孔を備えている。他方、回転子コア2の内部には、後で詳しく説明するが、回転子シャフト3から回転子コア2の外周端に至る冷媒流路が形成されている。ここで、この冷媒流路は、回転子シャフト3が備える冷媒通過孔に接続されている。したがって、回転子1が回転すると、回転子シャフト3に供給される冷媒は、遠心力により回転子シャフト3の冷媒通過孔から放射され、回転子コア2に形成されている冷媒流路を通ってギャップGに流れる。
このように、回転子コア2の内部に形成された冷媒流路に冷媒を流すことにより、回転子コア2が冷却される。また、この冷媒は、回転子コア2と固定子11との間のギャップGにまで流れるので、固定子11(および、固定子11のコイルエンド)も冷却することができる。なお、ギャップGに到達した冷媒は、不図示の循環メカニズムにより、再び回転子シャフト3に供給される。
<第1の実施形態>
回転子コア2は、上述したように、複数の電磁鋼板および複数の非磁性板を積層することによって構成される。第1の実施形態では、回転子コア2は、図2(a)に示す電磁鋼板2A、および図2(b)〜図2(d)に示す非磁性板2B〜2Dを含んで構成される。
回転子コア2は、上述したように、複数の電磁鋼板および複数の非磁性板を積層することによって構成される。第1の実施形態では、回転子コア2は、図2(a)に示す電磁鋼板2A、および図2(b)〜図2(d)に示す非磁性板2B〜2Dを含んで構成される。
各電磁鋼板2Aには、それぞれ、回転子シャフト3を収容するためのシャフト収容孔4および永久磁石を収容するための磁石収容孔5が形成されている。磁石収容孔5は、この実施例では、各鋼板に4つずつ形成されている。4つの磁石収容孔5は、互いに90度ずつ位相をシフトさせた位置に形成されている。なお、磁石収容孔5の形状は、この実施例では、直線状(すなわち、棒状)である。
各非磁性板2B〜2Dには、電磁鋼板2Aと同様にシャフト収容孔4が形成されているが、磁石収容孔5は形成されていない。ただし、各非磁性板2B〜2Dには、それぞれスリットが形成されている。すなわち、非磁性板2Bには、スリット6a〜6dが形成されている。スリット6a〜6dは、それぞれ一方の端部がシャフト収容孔4に達しており、他方の端部は径方向に延びている。また、非磁性板2Cには、スリット7a〜7dが形成されている。スリット7a〜7dは、それぞれ放射状に延びるように形成されているが、シャフト収容孔4および外周端のいずれにも達していない。さらに、非磁性板2Dには、スリット8a〜8dが形成されている。スリット8a〜8dは、それぞれ、一方の端部が外周端に達しており、他方の端部は中心方向に延びている。
非磁性板2B、2Cは、それらを重ね合わせたときにスリット6a〜6dの径方向側の端部およびスリット7a〜7dの中心側の端部がそれぞれ互いに連通するように形成されている。同様に、非磁性板2C、2Dは、それらを重ね合わせたときにスリット7a〜7dの径方向側の端部およびスリット8a〜8dの中心側の端部がそれぞれ互いに連通するように形成されている。
上記構造の電磁鋼板および非磁性板を積層することにより回転子コア2が形成される。このとき、各電磁鋼板2Aおよび各非磁性板2B〜2Dのシャフト収容孔4に回転子シャフト3が収容され、各電磁鋼板2Aの磁石収容孔5にそれぞれ対応する永久磁石が収容される。収容される永久磁石は、特に限定されるものではないが、たとえば、フェライト系磁石であってもよいし、希土類系磁石であってもよい。
図3は、第1の実施形態の回転子1の断面を示す図である。なお、この断面は、図2に示す電磁鋼板2Aおよび非磁性板2B〜2Dを積層した状態におけるX−Y面を示している。
電磁鋼板および非磁性板を積層することにより回転子コア2を構成する際、その一部の層において、非磁性板2B、2C、2Dがその順番で互いに隣接して積層される。また、それらの非磁性板2B〜2Dを挟むようにして、電磁鋼板2Aが積層される。なお、永久磁石21は、積層された電磁鋼板2Aに埋め込まれている。
このとき、回転子1は、回転子シャフト3に設けられている冷媒通過孔9が非磁性板2Bに形成されている各スリット(図3では、6a、6c)に連通するように構成される。また、非磁性板2B、2Cを互いに隣接させて積層することにより、非磁性板2Bに形成されているスリット6aは、非磁性板2Cに形成されているスリット7aに連通する。同様に、非磁性板2C、2Dを互いに隣接させて積層することにより、非磁性板2Cに形成されているスリット7aは、非磁性板2Dに形成されているスリット8aに連通する。したがって、回転子シャフト3に冷媒を供給すると、その冷媒は、回転子1を回転させたときの遠心力により、冷媒通過孔9、スリット6a、7a、8aを介して回転子コア2の外周領域に達するように流れる。すなわち、回転子コア2の内部にスリット6a、7a、8aから構成される冷媒流路が形成されることになる。なお、この冷媒流路は、スリット6b〜6d、7b〜7d、8b〜8dによっても同様に形成される。
上記構成において、非磁性板2B、2C、2Dは、回転子コア2を形成する際に、それぞれ複数枚ずつ重ね合わせた状態で積層するようにしてもよい。なお、各電磁鋼板および非磁性板の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、0.2〜1.0mm程度である。
なお、上述の実施例では、冷媒流路は、永久磁石21が埋め込まれている方向(すなわち、d軸方向)に延びるように設けているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、冷媒流路は、永久磁石21が埋め込まれていない方向に延びるように設けてもよい。
このように、第1の実施形態の回転子においては、非磁性板2B〜2Dにスリットを形成し、それらを連通させることで回転子コア2の内部に冷媒流路を形成する。ここで、非磁性板の加工は、電磁鋼板を加工するよりも容易である。また、第1の実施形態の回転子においては、特許文献1に記載の構成と異なり、非磁性板/電磁鋼板を積層していく際に各板の位相を順番に変えていく必要がない。したがって、第1の実施形態の回転子は、その製造工程が簡単である。
また、上記構成によれば、永久磁石を収容する電磁鋼板2Aには、スリットが形成されていないので、固定子11のコイルにより発生する磁束は、冷媒を流すための冷媒流路により遮られることはなく電磁鋼板2Aを通過するので、リラクタンストルクの低下は回避される。
さらに、上記構成によれば、非磁性板2B〜2Dにより回転子シャフト3の軸方向において永久磁石が分割される。図3においては、永久磁石21は、A領域およびB領域に分割されている。したがって、うず電流が抑制されるので、発熱が抑えられる。なお、A領域おける電磁鋼板2AとB領域における電磁鋼板2Aの位相を互いにシフトさせるようにしてもよい(転積)。すなわち、A領域における永久磁石21の配置とB領域における永久磁石21の配置とを互いにずらすようにしてもよい。このような構成とすれば、トルクリップルが抑制される。
<第2の実施形態>
第2の実施形態においては、回転子コア2は、図4(a)に示す電磁鋼板2A、および図4(b)〜図4(d)に示す非磁性板2E〜2Gを含んで構成される。なお、非磁性板2Fは、第1の実施形態の非磁性板2Cと同じである。
第2の実施形態においては、回転子コア2は、図4(a)に示す電磁鋼板2A、および図4(b)〜図4(d)に示す非磁性板2E〜2Gを含んで構成される。なお、非磁性板2Fは、第1の実施形態の非磁性板2Cと同じである。
非磁性板2E、2Gも、基本的には、それぞれ非磁性板2B、2Dと同じである。ただし、非磁性板2E、2Gには、電磁鋼板2Aと同様に、永久磁石を収容するための磁石収容孔5が形成されている。
図5は、第2の実施形態の回転子1の断面を示す図である。なお、この断面は、図4に示す電磁鋼板2Aおよび非磁性板2E〜2Gを積層した状態におけるX−Y面を示している。
第2の実施形態においては、電磁鋼板2Aだけでなく、非磁性板2E、2Gにも磁石収容孔5が形成されている。このため、電磁鋼板2Aおよび非磁性板2E〜2Gを積層することにより回転子コア2を構成すると、各永久磁石21の端部がそれぞれ冷媒流路(図5では、スリット7a、7c)に達することになる。図5では、永久磁石21の端面21aがスリット7a、7cに面している。したがって、回転子シャフト3を介して供給される冷媒は、図5に示すスリット6a〜8a、6c〜8cを流れる際に永久磁石21に直接的に触れるので、永久磁石21を効率よく冷却することができる。
なお、非磁性板2Eと非磁性板2Gの代わりに、同様の形状の電磁鋼板を用いて回転子コア2を構成するようにしてもよい。この場合、電磁鋼板にスリットを形成する必要があるが、永久磁石を冷却する能力は変わらない。
<永久磁石の形状>
上述した実施例では、回転子1をその回転軸に垂直な面で切断したときの永久磁石21の形状は直線状(棒状)であるが、本発明はこれに限定されるものではない。永久磁石21は、例えば、図6(a)示すようなハの字形状(V字形状)、図6(b)に示すようなコの字形状、図6(c)に示すような円弧形状であってもよい。なお、永久磁石は、一般に、その温度が上昇すると磁気特性が低下するので、永久磁石21を効率よく冷却することは、回転電機の効率の向上に寄与する。
上述した実施例では、回転子1をその回転軸に垂直な面で切断したときの永久磁石21の形状は直線状(棒状)であるが、本発明はこれに限定されるものではない。永久磁石21は、例えば、図6(a)示すようなハの字形状(V字形状)、図6(b)に示すようなコの字形状、図6(c)に示すような円弧形状であってもよい。なお、永久磁石は、一般に、その温度が上昇すると磁気特性が低下するので、永久磁石21を効率よく冷却することは、回転電機の効率の向上に寄与する。
また、上述の実施例では、埋込み磁石構造について説明したが、第1の実施形態においては、図6(d)に示す表面磁石構造にも適用可能である。ここで、実施形態の冷却構造においては、冷媒流路を介して流れる冷媒は、回転子1と固定子11との間のギャップに導かれる。このため、表面磁石構造の回転電機の場合、冷媒が永久磁石21に直接的に接触するので、その冷却効率が高くなる。
図6のいずれの変形例でも永久磁石21の配置、形状に左右されることなく、冷媒流路22を配置することが可能である。回転軸方向から見て、永久磁石21と冷媒流路22が重なる位置に配置すると、永久磁石21との距離が小さくなるので、効率よく冷却することができる。
<その他の実施形態>
(1)冷媒流路は、1層だけ設けるようにしてもよいし、2層以上に設けるようにしてもよい。
(1)冷媒流路は、1層だけ設けるようにしてもよいし、2層以上に設けるようにしてもよい。
(2)回転電機の構成は、4極に限定されるものではなく、他の極数であってもよい。
(3)1層当たりの冷媒流路の本数は、回転電機の回転子の極数に応じて、適宜変更することが可能である。また、1極当り複数本の冷媒流路を形成してもよい。
(3)1層当たりの冷媒流路の本数は、回転電機の回転子の極数に応じて、適宜変更することが可能である。また、1極当り複数本の冷媒流路を形成してもよい。
(4)上述の実施例では、スリット形状の異なる3種類の鋼板を積層することで冷媒流路を形成しているが、スリット形状の異なる2種類の鋼板を積層することで冷媒流路を形成してもよいし、スリット形状の異なる4種類以上の鋼板を積層することで冷媒流路を形成してもよい。
(5)図3に示す実施例では、A領域およびB領域の電磁鋼板の位相を互いに変えることにより2段の転積を可能としているが、3段以上の転積を実施してもよい。
(6)固定子の巻線方法は、集中巻きであってもよいし、分布巻きであってもよい。
(6)固定子の巻線方法は、集中巻きであってもよいし、分布巻きであってもよい。
(7)上述の第1、第2の実施形態や図6の各変形例では、回転子の1極あたり永久磁石は径方向に1層であるが、永久磁石を1極当り複数層設けて、q軸のフラックスパスが複数になるようにしてもよい。
(8)上述の実施例では、鋼板2B、2C、2Dまたは鋼板2E、2F、2Gにそれぞれ、スリット6a〜6d、7a〜7d、8a〜8dが設けられているが、この構成に限らない。同じ鋼板に、径方向に位置の異なるスリットを設けてもよい。例えば、鋼板2Bにスリット6a〜6dと、径方向に位置の異なるスリット8a〜8dを設け、鋼板2Bと鋼板2Cによって冷媒流路を形成するようにしてもよい。同様に、鋼板2Eにスリット6a〜6dと、径方向に位置の異なるスリット8a〜8dを設け、鋼板2Eと鋼板2Fによって冷媒流路を形成するようにしてもよい。
(9)上述の実施例では、冷媒流路は枝分かれしていないが、回転子の径方向外側へ枝分かれするようにスリットを設けてもよい。
(10)冷媒流路22は、回転子の軸方向から見た場合直線状に限らず、曲がっていてもよい。
(10)冷媒流路22は、回転子の軸方向から見た場合直線状に限らず、曲がっていてもよい。
1 回転子
2 回転子コア
2A 電磁鋼板
2B〜2G 非磁性板
3 回転子シャフト
4 シャフト収容孔
5 磁石収容孔
6a〜6d スリット
7a〜7d スリット
8a〜8d スリット
9 冷媒通過孔
11 固定子
21 永久磁石
22 冷却流路
2 回転子コア
2A 電磁鋼板
2B〜2G 非磁性板
3 回転子シャフト
4 シャフト収容孔
5 磁石収容孔
6a〜6d スリット
7a〜7d スリット
8a〜8d スリット
9 冷媒通過孔
11 固定子
21 永久磁石
22 冷却流路
Claims (6)
- 回転子コア、回転子シャフト、前記回転子コアに設けられた永久磁石を備える回転電機の回転子であって、
前記回転子コアは、電磁鋼板および非磁性板を積層することにより構成され、
前記非磁性板には、径方向に延びるスリットが形成されており、
前記非磁性板に形成されているスリットを利用して前記回転子シャフトから前記回転子コアの外周端に至る冷媒流路が形成されている
ことを特徴とする回転電機の回転子。 - 前記冷媒流路は、互いに隣接する複数の非磁性板にそれぞれ形成されているスリットを連通させることにより構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。 - 前記永久磁石は、前記回転子シャフトの軸方向において前記非磁性板によって分割されて、積層された電磁鋼板に埋め込まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。 - 前記非磁性板によって分割された永久磁石は、転積されている
ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機の回転子。 - 前記永久磁石は、積層された前記電磁鋼板に埋め込まれると共に、前記回転子コアにおいて前記非磁性板のスリットに面している
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。 - 固定子および請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転子を備える回転電機。
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---|---|---|---|
JP2007066899A JP2008228523A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 回転電機およびその回転子 |
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2007
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