JP2008227734A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な画像処理を容易に得ることができる画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理を実行するための1つ以上の処理過程が各々記述された複数のジョブチケットを記憶したジョブチケット記憶部と、処理対象の元画像と同等な画像を表現した粗画像に、ジョブチケットに従って画像処理を施しプレビュー画像を作成する第1処理部と、プレビュー画像を表示する表示部と、プレビュー画像の選択を受ける選択受付部と、選択されたプレビュー画像に施されたのと同じ画像処理を元画像に施す第2処理部とを備え、第1処理部が、画像処理に用いられる処理パラメータを、各処理過程に基づいて算出するパラメータ算出部と、処理パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、複数のジョブチケットについて同一の処理パラメータが得られる同一の算出条件の有無を確認し、重複した算出に替えて記憶されている処理パラメータを利用するパラメータ転用部とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像に画像処理を施す画像処理システムに関する。
従来より、処理の実行を指示するクライアント装置と、クライアント装置からの指示を受けて処理を実行するサーバ装置とがネットワークなどで接続されたサーバ・アンド・クライアントシステムは、印刷の分野においても広く用いられている。サーバ・アンド・クライアントシステムを適用すると、例えば、1台のプリンタサーバ装置に複数のクライアント装置を接続して、プリンタを複数のクライアント装置で共有するなどというように、複数の装置間で資源を共有することができる。また、印刷の分野におけるサーバ・アンド・クライアントシステムは、画像に画像処理を施す画像処理システムとして運用されることが多く、例えば、階調補正などといった負荷の大きい画像処理等をサーバ装置で集中的に実行させることによって、クライアント装置での処理を軽減させることができるという利点もある。
ところで、近年では、画像処理における処理条件などを記述したジョブチケットを適用したサーバ・アンド・クライアントシステムが広く用いられており(例えば、特許文献1参照)、オペレータが、クライアント装置を使って、画像処理に用いるパラメータや入出力ファイル名などといった処理条件や、画像処理における処理手順などを記述したジョブチケットを編集すると、クライアント装置からサーバ装置に編集後のジョブチケットが提供される。サーバ装置では、ジョブチケットに記述された処理条件に従って、ジョブチケットに記述された処理手順で画像処理が行われる。このように、ジョブチケットを適用することによって、処理の実行だけでなく、処理条件や処理手順なども容易に指定することができる。
また、画像処理の一種として、処理対象の各画像が有する個性に応じた色修正などを自動的に施す画像処理も提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような画像処理が実行される画像処理システムでは、ジョブチケットには、画像処理における自動的な色修正に手加減を加えるパラメータなどが記述され、画像処理システムのオペレータは、自動的な色修正の傾向などを把握した上で、自分好みに修正を手加減するためにジョブチケットのパラメータを決めることとなる。
特開2002−366321号公報 特開2002−333349号公報
しかし、ジョブチケットに記述されるべきパラメータなどは多種に及んでおり、どのパラメータをどのように決めれば所望の処理結果が得られるかは、試行錯誤を経なければオペレータには理解できないことも多い。特に、同じオペレータが繰り返し色補正を行う場合には、オペレータの好みを反映して、色修正の傾向に共通の特徴が現れることが多いが、従来の画像処理システムでは、たとえ近似した色修正が繰り返し行われる場合であっても、色修正に必要な処理パラメータを、色修正を実行するごとに算出する方式が採用されており、処理効率が悪い。このため、従来の画像処理システムでは、適切な画像処理を最終的に得るための手間が煩雑であるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、適切な画像処理を容易に得ることができる画像処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理システムは、
各々に、画像処理を実行するための1つ以上の処理過程が記述された複数のジョブチケットを記憶したジョブチケット記憶部と、
上記画像処理の処理対象となる元画像を指定されて、その元画像の解像度よりも低い解像度でその画像と同等な画像を表現した粗画像に、上記複数のジョブチケットそれぞれに従って画像処理を施すことで複数のプレビュー画像を作成する第1処理部と、
上記複数のプレビュー画像を表示する表示部と、
上記表示部によって表示された複数のプレビュー画像のうちから1つのプレビュー画像を選択する選択操作を受ける選択受付部と、
上記選択操作で選択されたプレビュー画像の作成で施された画像処理と同じ画像処理を上記元画像に施す第2処理部とを備え、
上記第1処理部が、
上記画像処理に用いられる処理パラメータを、上記ジョブチケットに記述された処理過程に基づいて算出するパラメータ算出部と、
上記パラメータ算出部で算出された処理パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
上記複数のジョブチケットについて、同一の処理パラメータが得られる同一の算出条件の有無を確認し、上記パラメータ算出部による同一の算出条件に基づく重複した算出に替えて、上記パラメータ記憶部に記憶されている処理パラメータを利用するパラメータ転用部とを備えたものであることを特徴とする。
本発明の画像処理システムは、画像処理を実行する際に、複数のジョブチケットそれぞれに従った画像処理を施す際に、これら複数種類の画像処理の間で同一の処理パラメータを使用する画像処理については、その処理パラメータを重複して算出せずに使い回すので、本発明の画像処理システムは処理効率が高く、ユーザは、画像処理が施された画像を素早く得ることができる。
また、本発明の画像処理システムにおいて、「上記第1処理部が、上記粗画像を、上記複数のジョブチケットそれぞれに対応付けて複製することで、粗画像とジョブチケットとが1対1に対応付けられてなるペアを複数作成するペア作成部と、ペア作成部で作成された各ペアを順次に入手し、そのペアを構成する粗画像にそのペアを構成するジョブチケットに従って画像処理を施すペア処理部とを備えた」という形態は、好ましい形態である。
このような形態によれば、上述した、同一の算出条件の有無の確認が、複数のジョブチケットについて順次実行されることとなり、パラメータの転用がより確実に行われる。
また、本発明の画像処理システムは、上記第1処理部と上記第2処理部とを有した第1装置、および上記表示部と上記選択受付部とを有した第2装置を備えることが好適である。
この好適な画像処理システムによれば、第1装置で画像処理が実行され、第2装置では処理結果の表示や選択が行われる。例えばサーバ・アンド・クライアントシステムに適用するならば、第1装置はサーバで実現することとなると考えられ、画像処理のバージョンアップなどが行われるような場合には、第1処理部と第2処理部との整合性を容易に実現することができて好ましい。
また、本発明の画像処理システムにおいて、
「上記第2処理部は、処理を待つ複数の元画像それぞれに画像処理を順次に施すものであり、上記第1処理部は、上記第2処理部の処理を待つ元画像とは別に処理を待つ粗画像に画像処理を施すものである」という形態は好ましい形態である。
この好ましい形態の画像処理システムによれば、プレビュー画像を作成する第1処理部は、元画像に画像処理を施す第2処理部における処理の流れとは独立の流れで処理を実行することとなり、プレビュー画像の作成が素早く完了する。
また、本発明の画像処理システムにおいて、「上記第2処理部の処理対象として複数の画像を指定する画像指定部を備え、上記第2処理部が、プレビュー画像の作成で施された画像処理と同じ画像処理を上記元画像に施すとともに、上記画像指定部で指定された複数の画像それぞれにも施すものである」という形態も好ましい形態である。
このような好ましい形態の画像処理システムによれば、プレビュー画像で確認された適切な画像処理を、元画像と同種の画像すべてに施すというような作業が容易に実行可能である。従来の画像処理システムでは、複数の画像それぞれに適切な画像処理を施すためには、1つの画像に適切な画像処理を施すのに掛かる手間に輪を掛けて煩雑な手間が必要であるが、上記画像指定部を備えた形態の画像処理システムでは、そのような煩雑な手間が大幅に省かれることとなる。
以上説明したように、本発明の画像処理システムによれば、適切な画像処理を容易に得ることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像処理システムの一実施形態を示す図である。
この画像処理システム10はサーバ・アンド・クライアントシステムで構成されており、図1には、サーバ装置100を構成するコンピュータと、クライアント装置201,202,203を構成するコンピュータとが示されている。
クライアント装置201,202,203では、オペレータによって、画像処理に用いるパラメータなどといった処理条件が記述されたジョブチケットが編集される。編集されたジョブチケットはサーバ装置100に提供される。また、クライアント装置201,202,203は、処理対象の画像を記憶しており、オペレータの選択操作によって選択される画像をサーバ装置100に送る。以下では、これらのクライアント装置201,202,203をまとめてクライアント装置200と総称する。なお、この図1には、1台のサーバ装置100と3台のクライアント装置201,202,203が示されているが、これは、画像処理システム10を構成しているコンピュータを例示したものであって、画像処理システム10には、他のサーバ装置やクライアント装置も備えられている。但し、以下では、説明の簡便のため、ここに例示されたサーバ装置100と、総称としてのクライアント装置200とを用いて説明を続ける。
サーバ装置100では、クライアント装置200から提供されたジョブチケットが記憶され、クライアント装置200から送られてきた画像に対し、その提供されたジョブチケットに従って画像処理が施される。処理後の画像はサーバ装置100からクライアント装置200へと戻される。
ここで、本来、コンピュータにおいては、画像は画像データとして扱われ、その画像データがファイル等といった形態で記憶や処理の対象となるが、本明細書においては、これらの画像データ、ファイル、および画像を特に区別せずに単に画像と称し、その画像が記憶され処理されるという表現を用いる。
図1に示すクライアント装置200には、処理対象の画像を選択する機能や、画像処理の処理結果をプレビューする機能も備えられており、サーバ装置100では、そのプレビューのための画像処理も実行される。クライアント装置200は、本発明にいう第2装置の一例に相当し、サーバ装置100は、本発明にいう第1装置の一例に相当する。
図1に示す画像処理システム10における、本発明の一実施形態としての特徴は、サーバ装置100やクライアント装置200を構成するコンピュータにおける動作内容にあるので、まず、これらのコンピュータについて説明する。尚、サーバ装置100を構成するコンピュータおよびクライアント装置200を構成するコンピュータは、それらの動作内容は異なるが、ハードウェア上の構成はほぼ同じであるため、以下、これらのコンピュータを代表して、サーバ装置100を構成するコンピュータについて説明する。
サーバ装置100を構成するコンピュータは、外観構成上、本体装置110、その本体装置110からの指示に応じて表示画面121上に画像を表示する画像表示装置120、本体装置110に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード130、および、表示画面121上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス140を備えている。この本体装置110は、外観上、フレキシブルディスク(以下、FDと省略する)を装填するためのFD装填口111、およびCD−ROMに代表されるCD型媒体を装填するためのCD装填口112を有する。
図2は、図1に示すコンピュータのハードウェア構成図である。
本体装置110の内部には、図2に示すように、各種プログラムを実行するCPU113、ハードディスク装置115に格納されたプログラムが読み出されCPU113での実行のために展開される主メモリ114、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置115、FD310をアクセスするFDドライブ116、CD−ROM320に代表されるCD型媒体が装填され、その装填されたCD−ROM320などをアクセスするCDドライブ117、外部装置から画像を入力する入力インタフェース118、画像を外部装置に出力する出力インタフェース119が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図1にも示す画像表示装置120、キーボード130、マウス140は、バス150を介して相互に接続されている。
CD−ROM320には、コンピュータを、本発明にいう第1装置の一例として動作させるサーバ用プログラムが記憶されている。そのCD−ROM320はCD−ROMドライブ117に装填され、そのCD−ROM320に記憶されたサーバ用プログラムがこのコンピュータにアップロードされてハードディスク装置115に記憶される。そして、このサーバ用プログラムが起動されて実行されることにより、コンピュータは、本発明にいう第1装置の一例として動作する。
なお、クライアント装置200を構成するコンピュータには、サーバ用プログラムが記憶されたCD−ROM320の替わりに、クライアント用プログラムが記憶されたCD−ROM330が装填される。このCD−ROM330に記憶されたクライアント用プログラムが実行されることによって、コンピュータは、本発明にいう第2装置の一例として動作する。
次に、サーバ用プログラムとクライアント用プログラムについて説明する。
図3は、サーバ用プログラムが記憶されたCD−ROM320、およびクライアント用プログラムが記憶されたCD−ROM330を示す概念図である。
図3のパート(A)に示すように、CD−ROM320に記憶されたサーバ用プログラム410は、ジョブチケット管理部411、画像管理部412、プロファイル管理部413、プレ処理部414、本処理部415、ジョブチケット分解部416、処理実行用データ作成部417、および処理実行用データ記憶部418とで構成されている。
また、図3のパート(B)に示すように、CD−ROM330に記憶されたクライアント用プログラム420は、ジョブチケット設定部421と、画像表示部422と、画像選択部423とで構成されている。
サーバ用プログラム410およびクライアント用プログラム420の各部の詳細については、後で、サーバ装置100およびクライアント装置200の各部の作用と一緒に説明する。
図4は、図1に示す画像処理システム10の機能ブロック図である。
この図4に示す機能ブロック図は、図3に示すサーバ用プログラム410が図1のサーバ装置100を構成するコンピュータにインストールされ、図3に示すクライアント用プログラム420が図1のクライアント装置200を構成するコンピュータにインストールされて、サーバ・アンド・クライアントシステムが、本発明の画像処理システムの一実施形態として動作するときの機能を表したものである。
サーバ装置100は、大きく分けて記憶管理機能部160と処理機能部170とで構成されている。これら記憶管理機能部160と処理機能部170は、ハードウェアとしては、主に、図2に示すハードディスク装置115、CPU113、および主メモリ114によって担われている。
記憶管理機能部160は、種々のデータについて記憶や管理等を主に行うものであり、プレ処理用キュー161と、本処理用キュー162と、ジョブチケット記憶管理部163と、プロファイル記憶管理部164とドロップフォルダ165と出力フォルダ166とを有している。ここで、ジョブチケット記憶管理部163は、本発明にいうジョブチケット記憶部の一例に相当する。なお、ドロップフォルダ165と出力フォルダ166は、恒常的なものではなく、ジョブチケットに従った処理の実行に際して作成され、あるいは既存のフォルダから選択されて用いられるものである。
処理機能部170は、画像処理の実行に関して必要な処理を施すものであり、ジョブチケット分解部167と、プレ処理部171と、本処理部172と、処理実行用データ作成部173と、処理実行用データ記憶部174とを有している。プレ処理部171と、処理実行用データ作成部173と、処理実行用データ記憶部174と、ジョブチケット分解部167を合わせたものが、本発明にいう第1処理部の一例に相当し、処理実行用データ記憶部174が、本発明にいうパラメータ記憶部の一例に相当し、実行用データ作成部173が、本発明にいうパラメータ算出部とパラメータ転用部とを兼ねた一例に相当する。また、ジョブチケット分解部167が、本発明にいうペア作成部の一例に相当し、プレ処理部171と、処理実行用データ作成部173と、処理実行用データ記憶部174とを合わせたものが、本発明にいうペア処理部の一例に相当する。また、本処理部172と、処理実行用データ作成部173と、処理実行用データ記憶部174と、ジョブチケット分解部167を合わせたものが、本発明にいう第2処理部の一例に相当する。
一方、クライアント装置200は、ジョブチケット設定部210と画像表示部220と画像選択部230とで構成されており、ハードウェアとしては、ジョブチケット設定部210は、クライアント装置200を構成するコンピュータの全体で担われており、画像表示部220は、コンピュータの画像表示装置によって主に担われ、画像選択部230は、コンピュータのキーボードやマウスによって主に担われている。ここで画像表示部220および画像選択部230は、それぞれ、本発明にいう表示部および選択受付部の各一例に相当する。
サーバ装置100を構成する記憶管理機能部160のプレ処理用キュー161と本処理用キュー162は、図3のパート(A)に示すサーバ用プログラム410を構成する画像管理部412によって構築されたものであり、記憶管理機能部160のジョブチケット記憶管理部163とプロファイル記憶管理部164は、それぞれ、サーバ用プログラム410を構成するジョブチケット管理部411とプロファイル管理部413によって構築されたものである。また、サーバ装置100を構成する処理機能部170のプレ処理部171と本処理部172は、それぞれ、サーバ用プログラム410を構成するプレ処理部414と本処理部415に対応しており、サーバ装置100を構成するジョブチケット分解部167と処理実行用データ作成部173と処理実行用データ記憶部174は、それぞれ、サーバ用プログラム410を構成するジョブチケット分解部416と処理実行用データ作成部417と処理実行用データ記憶部418に対応している。
クライアント装置200を構成するジョブチケット設定部210と画像表示部220と画像選択部230は、それぞれ、図3のパート(B)に示すクライアント用プログラム420を構成するジョブチケット設定部421と画像表示部422と画像選択部423に対応している。
なお、図3および図4に示す互いに対応した要素は、図4に示す各要素が、コンピュータのハードウェアとそのコンピュータで実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図3に示すサーバ用プログラム410およびクライアント用プログラム420の各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
以下、図4に示す画像処理システム10の各要素の機能について説明する。以下の説明では図4に示す各要素については、特に図番を断らずに図4中の符号を付して引用する場合がある。
この画像処理システム10では、まず、ユーザがクライアント装置200のジョブチケット設定部210を用いてジョブチケットを作成し、そのジョブチケットがサーバ装置100に送られてジョブチケット記憶管理部163に記憶される。このジョブチケットの作成に用いられるツールなどは従来からよく知られており、このジョブチケット設定部210でもそのようなツールが用いられるので詳細な説明は省略する。次に、ユーザは、ジョブチケット記憶管理部163に記憶されたジョブチケットのうち画像の処理に実際に利用されるジョブチケットをジョブチケット設定部210で選択的に設定する。
図5は、ジョブチケットを選択的に設定するための環境設定画面を表す図である。
上述したジョブチケット設定部210は、コンピュータの表示画面上に、この図5に示す環境設定画面500を表示する。
この環境設定画面500には、ジョブチケット設定部510と画像サイズ設定部520が設けられており、さらに、ドロップフォルダ設定欄531と出力フォルダ設定欄533とOKボタン541とキャンセルボタン542も備えられている。
本実施形態では、画像処理に用いられるジョブチケットを最大で3つまで選択することができ、ジョブチケット設定部510のチェックボックス511にチェックを入れることで、そのチェックボックス511に対応する選択欄512でのジョブチケットの選択が有効となる。この選択欄512はプルダウンメニューとなっており、図4に示すジョブチケット記憶管理部163に記憶されたジョブチケットの一覧中から1つのジョブチケットを選択することができる。
この環境設定画面500の画像サイズ設定部520には、画像処理の処理結果をプレビューするときの画像サイズを選ぶプレビュー画像サイズ選択欄521と、処理対象の画像の候補をサムネイルで一覧表示するときの画像サイズを選ぶサムネイル画像サイズ選択欄522が備えられている。
ドロップフォルダ設定欄531と出力フォルダ設定欄533は、処理対象の画像を送り込むドロップフォルダ165、および処理後の画像が格納される出力フォルダ166として用いられる各フォルダを設定するものである。これらの設定欄にフォルダのパスと名称を入力することでドロップフォルダ165および出力フォルダ166が設定される。また、これらの設定欄に付属した参照ボタン532,534をクリックすることで、既存のフォルダの中からドロップフォルダ165および出力フォルダ166として利用するものを選択することもできる。
OKボタン541がクリックされると、この環境設定画面500での設定が有効となり、キャンセルボタン542がクリックされるとその設定がキャンセルされる。
ここで、ジョブチケットの選び方について、ジョブチケットの具体例を挙げて説明する。
図6は、ジョブチケットの具体例を示す一覧表であり、図7は、ジョブチケットに記述されるパラメータの種類を示す表である。
図6の一覧表には9種類のジョブチケットが例示されており、「ジョブチケット名」欄には、各ジョブチケットの名前が「JT1」から「JT9」まで示されている。また、「RGB最適化」欄と「色かぶり補正」欄と「レンジ補正」欄と「34変換」欄とのそれぞれには、「RGB最適化」、「色かぶり補正」、「レンジ補正」、「34変換」という4種類の画像処理それぞれに対するパラメータ設定の例が示されており、「期待される結果」欄には、そのようなパラメータ設定によって期待される処理結果が示されている。また、「RGB最適化」と「色かぶり補正」の2つの画像処理については、図7の表に、その画像処理に対して用意されているパラメータと、そのパラメータの設定による効果が示されている。ここで「RGB最適化」という画像処理は、処理対象の画像の色味などを分析した上で、画像の見栄えをよくするために経験的に知られている色修正を、分析結果に応じて自動的に施す画像処理である。しかし、画像の見栄えは個人的な好みに依存するところも多く、画像の正確な分析も難しいため、この「RGB最適化」という画像処理に対しては、図7に示すように、「硬調化程度調整」、「HL階調保存程度調整」、「正面顔色バランス補正のR味」、「正面顔色バランス補正のB味」、「ハイキー画像色バランス補正のR味」、ハイキー画像色バランス補正のB味」、「顔検出サイズ」、「タングステン光補正」などといった多くのパラメータが処理の修正用に用意されている。
図6に示す9種類のジョブチケットのうち、例えば、「JT1」から「JT4」までの4種類では、「色かぶり補正」、「レンジ補正」、「34変換」の各画像処理については全て「OFF」設定となっており、「RGB最適化」に対するパラメータ設定が互いに異なっている。また、図6に示す9種類のジョブチケットのうち、例えば、「JT5」から「JT7」までの3種類では、「RGB最適化」と「34変換」の各画像処理については「OFF」設定となっており、「色かぶり補正」と「レンジ補正」とのそれぞれを単独で有効化するパラメータが設定されている。
オペレータは、図6に示すようなジョブチケットを、図5に示す環境設定画面500で複数設定することができる。ここで、1つのジョブチケット中で記述されている処理項目(例えば、図6の、「RGB最適化」、「34変換」、「色かぶり補正」、「レンジ補正」)が複数存在する場合には、それらの処理項目はジョブチケット中で順番に記述されており、処理項目の順番は、図4のジョブチケット設定部210の設定によって変更することが可能である。
図5の環境設定画面500でOKボタン541がクリックされることで設定が有効となった(一般には複数の)ジョブチケットは、図4のジョブチケット設定部210からジョブチケット管理部163に送られ、ジョブチケット分解部167に取得される。
図4に示すジョブチケット設定部210によるジョブチケットの設定が終わると、画像処理システム10では、次に、クライアント装置200内に保存されている画像が画像表示部220によって表示され、ユーザは画像処理の対象となる画像を画像選択部230によって選択する。これら画像表示部220および画像選択部230では、以下説明するメイン画面を介して画像の表示と選択が行われる。
図8はメイン画面を示す図である。
このメイン画面600には、フォルダエリア610とサムネイルエリア620とプレビューエリア630が設けられており、更に、「フォルダ内容を保持する」チェックボックス641とチェックボタン642と全チェックボタン643と処理実行ボタン644が備えられている。
フォルダエリア610には、クライアント装置200内のフォルダ階層がエクスプローラ形式で表示され、ユーザは、表示されているフォルダ611の中から所望のフォルダをカーソル612で選択する。サムネイルエリア620には、ユーザが選択したフォルダ611に格納されている画像のサムネイル621が並べて表示され、各サムネイル621には、チェックボックス622と画像ファイル名623が付されている。ユーザはカーソル624でサムネイル621を選択することによって、処理を望む画像を選択する。
このように画像が選択されると、その画像はプレ処理用に縮小され、図4に示す画像選択部230からドロップフォルダ165へと送られてプレ処理用キュー161に格納される。ジョブチケット分解部167は、プレ処理用キュー161に格納されている画像を取得し、その取得した画像を、ジョブチケット分解部167に送られてきたジョブチケットの数だけ複製し、1つのジョブチケットと1つの縮小画像を1ペアとする、ジョブチケットと縮小画像のペアが、全部で複数ペア作成される。ジョブチケット分解部167は、これらの複数ペアを、順次、処理実行用データ作成部173に送る。
図4の処理機能部170の処理実行データ作成部173は、ジョブチケットと縮小画像のペアに対し、以下に説明する過程を経て、ジョブチケット中で記述されている処理項目について、画像処理を実行する上で必要となる処理実行データを作成する。以下では、1つのジョブチケット中に、一般に複数の処理項目が存在するとして、この処理実行データの作成の流れについて説明する。
図9は、処理実行データの作成の流れを表したフローチャートである。
図4の処理実行データ作成部173に、1つのジョブチケットと1つの縮小画像からなるペアが入力される(ステップS1)と、処理実行データ作成部173は、ジョブチケット中に記述されている、画像処理の処理項目のうち、ジョブチケット中に最初に記述されている処理項目について、処理内容の分析を行う(ステップS2)。例えば、このジョブチケット中に、図6の、「RGB最適化」、「34変換」、「色かぶり補正」の各処理項目がこの順番で記述されている場合には、ステップS2では、まず「RGB最適化」について処理内容の分析が行われる。
色補正を行う画像処理の中には、色補正の実行にあたり、画像データが、色補正を行うのに適した表色形式で表される画像データに一旦変換された上で色補正処理が実行される画像処理が存在する。このような画像処理では、色補正処理後の画像データが、さらに、その次の処理に適した表色形式の画像データに変換されるという過程が踏まれることが多い。このように色補正処理の前後に表色形式の変換を伴うような画像処理においては、処理実行前に行われる表色形式の色変換を定義した色変換定義(以下、入力プロファイルと呼ぶ)と、処理実行後に行われる表色形式の色変換を定義した色変換定義(以下、出力プロファイルと呼ぶ)との2つの色変換定義(プロファイル)と、色補正処理を実行するための色補正マトリクスが必要となる。このような画像処理は、入力プロファイル、色補正マトリクス、出力プロファイルを順次画像データに作用させることで実現され、入力プロファイル、色補正マトリクス、出力プロファイルをかけ合わせたものは、デバイスリンクプロファイルと呼ばれている。例えば、図6に示す、「RGB最適化」、「34変換」、「色かぶり補正」、「レンジ補正」は、こうしたデバイスリンクプロファイルを介して実行される画像処理である。
ここで、色補正マトリクスは、色補正の種類に応じて決定されるものであり、この色補正マトリクスを構成する数値の組や、デバイスリンクプロファイルが、本発明にいう処理パラメータの一例に相当する。例えば、図7の例では、色補正マトリクスは、図7に示す各種のパラメータに応じて決定される。
デバイスリンクプロファイルが用いられる画像処理が、複数種類にわたって順次実行される場合には、それぞれの画像処理について、入出力プロファイルと色補正マトリクスとが準備されてデバイスリンクプロファイルが作成された上で、各画像処理が順次実行される。
図4の処理実行データ作成部173は、ステップS2で分析された処理項目に応じて入出力プロファイルを準備し、さらに、その処理項目の画像処理に応じた色補正処理を実行するための色補正マトリクスを準備し、入力プロファイル、色補正マトリクス、出力プロファイル(以下、これらを、それぞれ処理実行データと呼ぶ)をかけ合わせることで、その処理項目の画像処理を実行するのに必要となるデバイスリンクプロファイルを作成する。
ここで、図4の処理機能部170には、準備された色補正マトリクス、入出力プロファイルを記憶するための処理実行データ記憶部174が備えられている。デバイスリンクプロファイルの作成の際には、処理実行データ作成部173は、まず、処理実行データ記憶部174中に、デバイスリンクプロファイル作成に必要となる処理実行データが記憶されていないかの確認を行う。そして、処理実行データ記憶部174中に記憶されているものについては、その記憶されているデータをデバイスリンクプロファイル作成に用い、記憶されていないものについては、入出力プロファイルであればプロファイル管理部413から読み出し、色補正マトリクスであれば新たに作成して、デバイスリンクプロファイル作成に用いる(ステップS3)。そして、処理実行データ記憶部174中に記憶されていなかったために新たに準備された処理実行データについては、処理実行データ記憶部174に、その新たに準備された処理実行データが記憶される(ステップS4)。そして、デバイスリンクプロファイルが作成された処理項目がジョブチケット中で最後の処理項目であるか否かが判定される(ステップS5)。デバイスリンクプロファイルが作成された処理項目がジョブチケット中で最後の処理項目ではない場合には(ステップS5;No)、次の処理項目について、処理内容の分析が行われ(ステップS6)、この処理項目について、上述したステップS3〜ステップS5の過程が繰り返される。このようにして、ジョブチケット中の複数の処理項目について、順次デバイスリンクプロファイルが作成されていく。
実際には、1つのジョブチケット内では、複数の処理項目で異なる色補正が行われるので、これら複数の処理項目の間で同一の色補正マトリクスが用いられることはない。このため、最初に入力されたジョブチケットについては、このジョブチケット中の複数の処理項目についての色補正マトリクスは、各項目それぞれについて準備されることとなり、複数の処理項目の間で使い回しが行われるのは入出力プロファイルである。例えば、このジョブチケット中に、図6の、「色かぶり補正」、「RGB最適化」、「34変換」の各処理項目が、この順番で記述されているとする。この場合、プレビューのために画像処理が行われる場合には、「色かぶり補正」の出力プロファイルとしては、「34変換」の出力プロファイルと同じものが使用可能であり、また、「RGB最適化」の入力プロファイルとしては、「34変換」の入力プロファイルと同じものが使用可能である。このため、処理実行データ作成部173が、「色かぶり補正」、「RGB最適化」、「34変換」の各処理項目について、この順番でデバイスリンクプロファイルを作成する場合には、「34変換」についてデバイスリンクプロファイルが作成される際には、「RGB最適化」で用いられた入力プロファイルや、「色かぶり補正」で用いられた出力プロファイルを、処理実行データ記憶部174から読み出して使用する。
デバイスリンクプロファイルが作成された処理項目がジョブチケット中で最後の処理項目である場合には(ステップS5;Yes)、処理実行データ作成部173は、ジョブチケット中の各処理項目についてのデバイスリンクプロファイルを、画像とともに、プレ処理部171に出力する。このジョブチケットと画像のペアが、ジョブチケットと画像の複数のペアのうち、最後のペアでなければ(ステップS8;No)、次のペアについて、上述したステップS2〜ステップS7の過程が繰り返される。
次のペアについて処理実行データの作成が行われる際には、先のペアの処理項目について作成された色補正マトリクスが処理実行データ記憶部174に記憶されているので、次のペアの処理項目のうち、先のペアの処理項目と同一の処理項目であって処理条件(例えば、図7の「RGB最適化」の各パラメータ)も同一の処理項目については、ステップS3において、処理実行データ作成部173により、処理実行データ記憶部174からその処理項目の色補正マトリクスが読み出してデバイスリンクプロファイルに使用する。ここで、上記の、次のペアの処理項目が、先のペアの処理項目と同一の処理項目であって処理条件も同一の処理項目であるという条件が、本発明にいう「同一の処理パラメータが得られる同一の算出条件」の一例に相当する。
実際には、ユーザが、同一の画像に対して複数のジョブチケットを用いて画像処理を実行させる際には、ユーザの好みを反映してそれら複数の画像処理の内容には、ある程度の共通性が存在することが多く、従って、異なるジョブチケットの間には、同一の処理条件を有する同一の処理項目が存在することが多い。上記の方式により、異なるジョブチケットにおいて共通する処理項目については、2回目以降の処理では、新たに色補正マトリクスを作成せずに、同一の色補正マトリクスが使い回されるので、この画像処理システム10では、高速な画像処理が実現している。
このようにして、ジョブチケットと画像の複数のペアについての処理が順次行われていく。そして、ジョブチケットと画像の複数のペアは、処理実行データ作成部173での処理が終わった順にプレ処理部171に出力されていき、これら複数のペアすべてについて処理が完了することで(ステップS8;Yes)、処理実行データ作成部173の作業が終了する。
プレ処理部171は、入力されてきた、ジョブチケット中の各処理項目についてのデバイスリンクプロファイルを用いて、画像に対し画像処理(プレ処理)を順次施して、設定されたジョブチケットの数と同じ数のプレビュー画像を作成する。プレ処理部171によって作成されたプレビュー画像は出力フォルダ166に格納され、その出力フォルダ166からクライアント装置200の画像表示部220に取り込まれる。
図8に示すメイン画面600のプレビューエリア630は、このように取り込まれた画像が表示される領域であり、サムネイルエリア620で選択された画像がプレ処理用に縮小されたオリジナル画像631と、そのオリジナル画像631に対して、図5に示す環境設定画面500で設定された各ジョブチケットに従った画像処理が施されて得られたプレビュー画像632が表示される。この図に示す例では3つのジョブチケットそれぞれに応じた3つのプレビュー画像632が表示されている。
このように、複数のジョブチケットを、図5に示す環境設定画面500で設定することにより、図6に示すメイン画面600のプレビューエリア630では、これら複数のジョブチケットに対応した複数種類の画像処理それぞれにおける効果が1度に比較して確認することができる。
本実施形態の画像処理システム10では、サムネイルエリア620でカーソル624による画像の選択が行われると、上述したようなプレ処理用に縮小された画像が用いられたプレビューが自動的に実行されてプレビューエリア630の表示が更新される。一方、縮小されない元の画像に対する本番の画像処理(本処理)をユーザが望む場合には、以下説明する各部の操作が必要となる。
図8に示すメイン画面600の「フォルダ内容を保持する」チェックボックス641にチェックが入っていると、フォルダエリア610で選択されているフォルダ内の画像を、本処理に際して出力フォルダ166にコピーする。これにより、元々の内容が画像処理後も保持されることとなる。
チェックボタン642がクリックされると、サムネイルエリア620のカーソル624で選択されている画像のサムネイル621に付されているチェックボックス622にチェックが入り、その選択された画像が本処理の対象となる。また、全チェックボタン643がクリックされると、サムネイルエリア620内の、表示範囲から外れて隠れているものも含めて全てのチェックボックス622にチェックが入り、表示対象のフォルダ内の全ての画像が本処理の対象となる。このように本実施形態では、本処理の対象として複数の画像をまとめて選択することができる。
オリジナル画像631と各プレビュー画像632には、ユーザが処理結果として最も好むものを選択するためのラジオボタン634が添えられており、本処理の対象となった画像には、ラジオボタン634で選択された処理結果に対応したジョブチケットが一律に用いられて本処理が施される。本処理は、処理実行ボタン644がクリックされることで開始する。
処理実行ボタン644がクリックされると、本処理の対象となった画像が、図4に示す画像選択部230からドロップフォルダ165へと送られて本処理用キュー162に格納される。処理機能部170の本処理部172は、本処理用キュー162に格納されている画像を格納順に1つずつ取得し、その取得した画像に対して、図8のプレビューエリア630で選択された処理結果に対応したジョブチケットに従った画像処理(本処理)を施す。このように本処理が施された画像は出力フォルダ166に格納され、その出力フォルダ166からクライアント装置200に取り込まれる。この結果、ユーザは、図8に示すメイン画面600で処理対象としてまとめて選択された複数の画像それぞれに所望の画像処理が施された画像を1度に入手することができる。また、本実施形態では、図4に示すようにプレ処理用キュー161と本処理用キュー162が備えられており、本処理とプレ処理とでは、処理対象の画像の順番待ちが別々であるため、データ量の多い画像に対する本処理の進行とは独立にプレ処理が進行することとなり、素早いプレビューが保証されている。さらに、本実施形態では、プレ処理部171と本処理部172との双方がサーバ装置100上に設けられているので、本処理部172における画像処理のバージョンアップなどが行われる場合には、プレ処理部171における画像処理も併せてバージョンアップなどを行うことができ、プレ処理と本処理との整合性を維持することが容易である。
なお、上記説明では、本発明の一実施形態として、本発明にいう第1処理部の一例に相当するプレ処理部と、本発明にいう第2処理部の一例に相当する本処理部との双方が同一のサーバ装置上に設けられている形態が示されているが、本発明の画像処理システムは、第1処理部と第2処理部が別々のサーバ装置上に設けられたものであってもよく、あるいは第1処理部がクライアント装置上に設けられ、第2処理部がサーバ装置上に設けられたものであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう第1処理部と第2処理部とのそれぞれに専用のキューが設けられた実施形態が示されているが、本発明の画像処理システムは、第1処理部と第2処理部が共通のキューに格納された処理対象を処理するものであってもよい。
本発明の画像処理システムの一実施形態を示す図である。 図1に示すコンピュータのハードウェア構成図である。 サーバ用プログラムが記憶されたCD−ROM、およびクライアント用プログラムが記憶されたCD−ROMを示す概念図である。 図1に示す画像処理システムの機能ブロック図である。 ジョブチケットを選択的に設定するための環境設定画面を表す図である。 ジョブチケットの具体例を示す一覧表である。 ジョブチケットに記述されるパラメータの種類を示す表である。 メイン画面を示す図である。 処理実行データの作成の流れを表したフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理システム
100 サーバ装置
110 本体装置
111 FD装填口
112 CD装填口
113 CPU
114 主メモリ
115 ハードディスク装置
116 FDドライブ
117 CDドライブ
118 入力インタフェース
119 出力インタフェース
120 画像表示装置
121 表示画面
130 キーボード
140 マウス
160 記憶管理機能部
161 プレ処理用キュー
162 本処理用キュー
163 ジョブチケット記憶管理部
164 プロファイル記憶管理部
165 ドロップフォルダ
166 出力フォルダ
167 ジョブチケット分解部
170 処理機能部
171 プレ処理部
172 本処理部
173 処理実行用データ作成部
174 処理実行用データ記憶部
200,201,202,203 クライアント装置
210 ジョブチケット設定部
220 画像表示部
230 画像選択部
320,330 CD−ROM
410 サーバ用プログラム
411 ジョブチケット管理部
412 画像管理部
413 プロファイル管理部
414 プレ処理部
415 本処理部
416 処理実行用データ作成部
417 処理実行用データ記憶部
418 ジョブチケット分解部
420 クライアント用プログラム
421 ジョブチケット設定部
422 画像表示部
423 画像選択部
500 環境設定画面
510 ジョブチケット設定部
511 チェックボックス
512 選択欄
520 画像サイズ設定部
521 プレビュー画像サイズ選択欄
522 サムネイル画像サイズ選択欄
531 ドロップフォルダ設定欄
533 出力フォルダ設定欄
532,534 参照ボタン
541 OKボタン
542 キャンセルボタン
600 メイン画面
610 フォルダエリア
611 フォルダ
612 カーソル
620 サムネイルエリア
621 サムネイル
622 チェックボックス
623 画像ファイル名
624 カーソル
630 プレビューエリア
631 オリジナル画像
632 プレビュー画像
634 ラジオボタン
641 「フォルダ内容を保持する」チェックボックス
642 チェックボタン
643 全チェックボタン
644 処理実行ボタン

Claims (5)

  1. 各々に、画像処理を実行するための1つ以上の処理過程が記述された複数のジョブチケットを記憶したジョブチケット記憶部と、
    前記画像処理の処理対象となる元画像を指定されて、その元画像の解像度よりも低い解像度でその画像と同等な画像を表現した粗画像に、前記複数のジョブチケットそれぞれに従って画像処理を施すことで複数のプレビュー画像を作成する第1処理部と、
    前記複数のプレビュー画像を表示する表示部と、
    前記表示部によって表示された複数のプレビュー画像のうちから1つのプレビュー画像を選択する選択操作を受ける選択受付部と、
    前記選択操作で選択されたプレビュー画像の作成で施された画像処理と同じ画像処理を前記元画像に施す第2処理部とを備え、
    前記第1処理部が、
    前記画像処理に用いられる処理パラメータを、前記ジョブチケットに記述された処理過程に基づいて算出するパラメータ算出部と、
    前記パラメータ算出部で算出された処理パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
    前記複数のジョブチケットについて、同一の処理パラメータが得られる同一の算出条件の有無を確認し、前記パラメータ算出部による同一の算出条件に基づく重複した算出に替えて、前記パラメータ記憶部に記憶されている処理パラメータを利用するパラメータ転用部とを備えたものであることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記第1処理部が、
    前記粗画像を、前記複数のジョブチケットそれぞれに対応付けて複製することで、粗画像とジョブチケットとが1対1に対応付けられてなるペアを複数作成するペア作成部と、
    ペア作成部で作成された各ペアを順次に入手し、そのペアを構成する粗画像にそのペアを構成するジョブチケットに従って画像処理を施すペア処理部とを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記第1処理部と前記第2処理部とを有した第1装置、および
    前記表示部と前記選択受付部とを有した第2装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  4. 前記第2処理部は、処理を待つ複数の元画像それぞれに画像処理を順次に施すものであり、
    前記第1処理部は、前記第2処理部の処理を待つ元画像とは別に処理を待つ粗画像に画像処理を施すものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  5. 前記第2処理部の処理対象として複数の画像を指定する画像指定部を備え、
    前記第2処理部が、プレビュー画像の作成で施された画像処理と同じ画像処理を前記元画像に施すとともに、前記画像指定部で指定された複数の画像それぞれにも施すものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
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