JP2008227408A - 発光素子駆動回路 - Google Patents

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浩一 竹根
Akira Sawada
彰 澤田
Yoshitomi Sameda
芳富 鮫田
Hiroshi Nakatani
博司 中谷
Toru Takanaka
徹 高仲
Kazuhiro Watanabe
一弘 渡邉
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Abstract

【課題】小型、軽量化を得られ、しかも安定した動作を実現できる発光素子駆動回路を提供する。
【解決手段】切換えスイッチ13の可動接片13aを固定接片13b側に切換えると、直流電源11から昇圧コイル12に電流が流れ、そのエネルギーが昇圧コイル12に充電され、次いで、可動接片13aを固定接片13c側に切換えると、昇圧コイル12に充電されたエネルギーが放出され、昇圧された高電圧が発光ダイオード14に供給されて発光ダイオード14が駆動されるようになっていて、通信するデータ信号に応じて切換えスイッチ13の可動接片13aを固定接片13b、13cに交互に切換えることで、発光ダイオード14を点灯、消灯させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子を駆動する発光素子駆動回路に関する。
最近の光通信によるデータ伝送の分野の進歩は目覚しいものがあり、このような分野には、発光ダイオードやレーザダイオードなどの各種の発光素子が用いられる。
ところで、発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子を駆動するためには、その発光素子に固有の順方向電圧Vf以上の電圧が必要である。例えば、一般的な白色発光ダイオードでは、順方向電圧Vfが3.6Vであり、したがって、この白色発光ダイオードを点灯するには、この電圧以上の電圧源が必要となる。
ところが、一般に用いられる携帯電子機器では、電圧源として乾電池や充電池が用いられるが、その定格電圧は、3.7V以下であり、このままでは白色発光ダイオードを点灯することができない。また、仮に点灯できたとしても、時間とともに電池電圧が低下していくため、十分な電池寿命を全うすることなく点灯できなくなる。
そこで、従来、乾電池や充電池を電圧源としている携帯電子機器では、白色発光ダイオードを安定して点灯させるため、電圧源の電圧を3.6Vより高く安定した電圧に昇圧させる昇圧回路が用いられている。
一方、このような発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子は、光通信の分野に用いられる場合、データ伝送を行うため高速に点滅させる必要があり、点灯と消灯を切り替える変調回路が不可欠でもある。
図6は、チョッパー方式を採用した昇圧回路の一例を示すもので、直流電源1の正極端子が昇圧コイル2及び図示極性のダイオード3の直列回路を介して出力端子t1に接続され、負極端子が出力端子t2に接続されている。そして、昇圧コイル2とダイオード3の接続点と出力端子t1の間に昇圧スイッチ4が接続され、出力端子t1とt2の間に平滑コンデンサ5が接続されている。ここで、ダイオード3は、平滑コンデンサ5に蓄えられたエネルギーが、昇圧スイッチ4をオンした際に逆流して放電するのを防止している。また、昇圧スイッチ4をオンオフするタイミングは、出力端子t1、t2の間の発生電圧に基づいて不図示の制御回路により制御される。さらに、平滑コンデンサ5は、昇圧した出力電圧が一定の範囲に収まるようにするために設けられており、安定した電圧を負荷側に供給可能にしている。照明装置のように発光素子を安定的に点灯させる用途の場合、この平滑コンデンサ5は、有効に機能する。
かかる昇圧回路は、まず、昇圧スイッチ4をオンすることで、直流電源1から昇圧コイル2に電流を流し、そのエネルギーを昇圧コイル2に充電する。次に、昇圧スイッチ4をオフすることで、十分にエネルギーが充電された昇圧コイル2から高圧が発生され、それをダイオード3を通して平滑コンデンサ5に蓄える。以下、昇圧スイッチ4のオンオフを繰り返すことで、平滑コンデンサ5の両端、つまり出力端子t1、t2間より昇圧された電圧が出力される。
このようなチョッパー方式を採用した昇圧回路は、例えば特許文献1にも開示されている。
一方、図7は、発光素子を高速に点滅させる変調回路の一例を示すもので、直流電源6の正負極端子の間に変調スイッチ7、発光素子8及び電流制限機構9の直列回路が接続されている。ここで、直流電源6は、発光素子8を点灯するのに十分な電圧を供給可能にしている。また、変調スイッチ7は、通信するデータ信号に応じてオンオフされ、発光素子8の点灯、消灯を可能にしている。さらに、電流制限機構9は、発光素子8に過大な電流が流れないようにするためのものである。
このような変調回路は、通信するデータ信号に応じて変調スイッチ7をオンオフさせると、この変調スイッチ7のオンオフに応じて発光素子8の点灯、消灯が切換えられる。
特開2006−49423号公報 特開2001−144597号公報
このように従来では、昇圧回路と変調回路は、別々に用意されるものであり、このため例えば、携帯型の光通信機器のように電圧源として乾電池や充電池が用いられるため昇圧回路を必要とし、しかもデータ信号の伝送を行うため発光素子を高速に点滅させる変調回路が用いられるものでは、それぞれの回路が独立して設けられることから、部品点数が多くなって、価格的に高価になり、また複数の回路を並設することで回路スペースも大きくなることから機器の大型化を招くという問題があった。
そこで、従来、図8に示すように図6で述べた昇圧回路と、図7で述べた変調回路を組み合わせた発光素子駆動回路が考えられている。この場合、図8は、図6及び図7と同一部分には同符号を付したもので、直流電源1を共通に使用し、平滑コンデンサ5の両端に変調スイッチ7、発光素子8及び電流制限機構9の直列回路が接続されている。このような昇圧回路と変調回路を組み合わせた発光素子駆動回路は、例えば特許文献2にも開示されている。
ところが、図8に示す発光素子駆動回路は、昇圧スイッチ4のオンオフ動作と変調スイッチ7のオンオフ動作がずれて非同期の状態になると、昇圧スイッチ4をオンしてから発光素子8を点灯させようとして変調スイッチ7がオンしても、昇圧コイル2からの昇圧出力が発光素子8に対し十分に供給されないことがあり、発光素子8の発光が不安定になって、データ信号の通信を安定してできなくなるという問題を生じる。また、平滑コンデンサ5の両端の電圧を一定にすることに主眼を置いていることから、昇圧コイル2にも安定したエネルギーを供給するため十分なエネルギーを蓄積できる大きなものが用いられ、さらに、これら平滑コンデンサ5及び昇圧コイル2の他に、ダイオード3、昇圧スイッチ4及び変調スイッチ7など、さらに多数の電子部品が使用されており、部品点数の多さからも依然として高価で、回路スペースも大きいままであり、機器の小型化の実現までに至っていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、小型、軽量化を得られ、しかも安定した動作を実現できる発光素子駆動回路を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電源と、前記電源からのエネルギーを充放電し、該エネルギーの放電により昇圧出力を発生する昇圧手段と、前記昇圧手段で昇圧された出力により駆動される発光素子と、前記昇圧手段の前記電源からのエネルギーの充電動作と、前記昇圧手段のエネルギー放電により昇圧された出力を前記発光素子に供給する動作を同期して実行させるスイッチング手段と、を具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スイッチング手段は、前記昇圧手段の前記電源からのエネルギーの充電動作を行う昇圧スイッチと、前記昇圧手段のエネルギー放電により昇圧された出力を前記発光素子に供給する動作を行う変調スイッチを有し、これら昇圧スイッチと変調スイッチを同期して動作させることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記スイッチング手段は、前記昇圧スイッチ及び変調スイッチの動作時間を可変可能にしたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、昇圧スイッチ及び変調スイッチは、トランジスタからなることを特徴としている。
本発明によれば、小型、軽量化を得られ、しかも安定した動作を実現できる発光素子駆動回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる発光素子駆動回路の概略構成を示したものである。
図1において、11は直流電源で、この直流電源11には、乾電池や充電池などが用いられる。この直流電源11の正極端には、電源電圧を昇圧する昇圧手段としての昇圧コイル12を介して昇圧、変調用のスイッチング手段としての切換えスイッチ13が接続されている。
昇圧コイル12は、直流電源11からのエネルギーを充放電し、該エネルギーの放電により電源電圧を昇圧した出力を発生するもので、この昇圧出力により後述する発光ダイオード14を駆動する。ここでの昇圧コイル12は、発光ダイオード14を点灯させる時間が、1マイクロ秒前後と極めて短い時間分のエネルギーの充電を可能としたエネルギー蓄積量の小さなものが用いられる。
切換えスイッチ13は、可動接片13aと、この可動接片13aが接離される2個の固定接片13b、13cを有し、可動接片13aを固定接片13b、13cと交互に接離させる切換え動作の他、固定接片13b、13cのいずれにも接触していない中立状態が得られるようにしている。図1では、可動接片13aが中立状態に位置する場合を示している。
切換えスイッチ13の固定接片13bには、直流電源11の負極端が接続されている。また、切換えスイッチ13の固定接片13cには、発光素子として図示極性の複数の発光ダイオード14及び電流制限手段としての抵抗15の直列回路を介して直流電源11の負極端が接続されている。
この場合、切換えスイッチ13は、データ信号の通信を行わないときは、可動接片13aが固定接片13b、13cのいずれにも接触していない中立状態に位置される。また、データ信号の通信中は、可動接片13aが固定接片13b、13cに交互に切換えられ、可動接片13aの固定接片13bへの切換えにより昇圧コイル12にエネルギーを充電させる動作と、可動接片13aの固定接片13cへの切換えにより昇圧コイル12のエネルギーを放電し昇圧された出力(高電圧)を発光ダイオード14に供給させる動作を同期して実行する。
また、切換えスイッチ13は、データ信号により点灯、消灯のパターンが決められた発光ダイオード14に対し、発光ダイオード14の点灯時間を長くするときは可動接片13aの固定接片13b側への切換え時間(オン時間)を長くして昇圧コイル12に充電するエネルギーを多くするとともに、可動接片13aの固定接片13c側への切換え時間(オン時間)も長くして昇圧コイル12より出力される高電圧を、時間をかけて発光ダイオード14に供給し、逆に、発光ダイオード14の点灯時間を短くするときは可動接片13aの固定接片13b側への切換え時間(オン時間)を短くして昇圧コイル12に充電するエネルギーを少なくするとともに、可動接片13aの固定接片13c側への切換え時間(オン時間)も短くして昇圧コイル12より出力される高電圧を短時間だけ発光ダイオード14に供給する。
このような構成において、データ信号の通信を行わない場合、切換えスイッチ13の可動接片13aが固定接片13b、13cのいずれにも接触しない中立状態にあるものとする。この状態からデータ信号の通信が開始されると、このときのデータ信号により可動接片13aが固定接片13b、13cに交互に切換えられる。
この場合、最初に可動接片13aが固定接片13b側に切換えられ、これら間が接触(オン)すると(図2(a)の期間A1)、直流電源11から昇圧コイル12に電流が流れ、そのエネルギーが昇圧コイル12に充電される。
次に、可動接片13aが固定接片13c側に切換えられ、これら間が接触(オン)すると(図2(b)の期間B1)、昇圧コイル12に充電されたエネルギーが放出され、昇圧された高電圧が発生する。この昇圧コイル12の高電圧は、発光ダイオード14に供給される。これにより、発光ダイオード14には、固有の順方向電圧以上の十分な電圧が印加され、点灯(発光)される。また、昇圧コイル12の出力が、時間とともに減少し、発光ダイオード14の順方向電圧以下になると、発光ダイオード14は消灯する。
以下、同様にして、データ信号に応じて切換えスイッチ13の可動接片13aが固定接片13b、13cに交互に切換えられることにより、発光ダイオード14を点灯、消灯させることができる。
この場合、通信するデータ信号に応じて発光ダイオード14の点灯時間を長くするときは図2(a)の期間A2に示すように可動接片13aの固定接片13b側への切換え時間が長くして昇圧コイル12に充電されるエネルギー量を多くするとともに、図2(b)の期間B2に示すように可動接片13aの固定接片13c側への切換え時間も長くして昇圧コイル12より出力される高電圧を時間をかけて発光ダイオード14に供給する。逆に、発光ダイオード14の点灯時間を短くするときは可動接片13aの固定接片13b側への切換え時間(オン時間)を短くして昇圧コイル12に充電するエネルギー量を少なくするとともに、可動接片13aの固定接片13c側への切換え時間も短くして昇圧コイル12より出力される高電圧を短い時間だけ発光ダイオード14に供給する。
したがって、このようにすれば、切換えスイッチ13の可動接片13aを固定接片13b側に切換えると、直流電源11から昇圧コイル12に電流が流れ、そのエネルギーが昇圧コイル12に充電され、次いで、可動接片13aを固定接片13c側に切換えると、昇圧コイル12に充電エネルギーが放電され、発光ダイオード14に高電圧が供給されて発光ダイオード14が駆動されるようになっていて、通信するデータ信号に応じて切換えスイッチ13の可動接片13aを固定接片13b、13cに交互に切換えることで、発光ダイオード14を点灯、消灯させるようにしている。つまり、本発明の発光素子駆動回路は、従来の図8に示す回路構成が平滑コンデンサ両端の電圧を一定にすることに主眼を置いているのに対し、発光ダイオード14を点灯、消灯させることを目的とした。これにより、そもそも安定的に発光ダイオード14を発光させる必要がなくなり、そのため供給する電圧も一定にする必要がないので、図8の回路要素から平滑コンデンサを省略することができる。また、平滑コンデンサを省略したことで、平滑コンデンサからの不要な放電を防止するためのダイオードも不要となり図8の回路要素から省略することができる。さらに、図8に示す回路構成では、昇圧スイッチと変調スイッチをそれぞれ設けているが、本実施の形態の回路では、これらを一つにまとめて切換えスイッチ13により、所望するスイッチ動作を得られるようにしているので、図8の回路要素からスイッチの個数も低減することができる。さらに、上述したように従来では、平滑コンデンサ両端の電圧を一定にすることに主眼を置いており、昇圧コイルも安定したエネルギーを供給するため十分に大きなものが必要であったが、本発明の発光素子駆動回路では、発光ダイオード14を点灯させる時問だけ、一般にその時間は1マイクロ秒前後と極端に短い時間分のエネルギーを充電できればよいので、エネルギー蓄積量の小さな、小型のものを使用することができる。このように、本発明回路によれば、回路要素の削減および共通化を積極的に実現したことにより、携帯型の光通信機器に組み込んで使用することにより機器の小型、軽量化を実現することができる。
また、切換えスイッチ13の可動接片13aの固定接片13bへの切換えによる昇圧コイル12へのエネルギーの充電と、可動接片13aの固定接片13cへの切換えによる昇圧コイル12のエネルギーの放電のそれぞれの動作を同期させて行うことにより、昇圧コイル12の充電エネルギーを発光ダイオード14に確実に、しかも十分に供給することができるので、発光ダイオード14の発光が常に安定し、データ信号の通信を安定して行うことができる。
なお、上述では、電流制限手段としての抵抗15について述べたが、電流制限の形態をとるものであれば抵抗に限定しないし、回路の動作条件によってはこの抵抗15も省略が可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる発光素子駆動回路を図3に従い説明する。
図3は、切換えスイッチ13を2つの昇圧スイッチと変調スイッチに置き換えたものである。この場合、昇圧コイル12と直流電源11の負極端との間に昇圧スイッチとして第1のバイポーラトランジスタ16が接続され、また、昇圧コイル12と発光ダイオード14との間に変調スイッチとして第2のバイポーラトランジスタ17が接続されている。
第1のバイポーラトランジスタ16は、コレクタを昇圧コイル12に、エミッタを直流電源11の負極端にそれぞれ接続され、ベースに制御信号16aが供給されオンすることにより直流電源11から昇圧コイル12に電流を流し、そのエネルギーを昇圧コイル12に充電させる。また、第2のバイポーラトランジスタ17は、コレクタを昇圧コイル12に、エミッタを発光ダイオード14にそれぞれ接続され、ベースに制御信号17aが供給されオンすることにより、昇圧コイル12のエネルギーを放電し、昇圧された出力を発光ダイオード14に供給し点灯させる。
この場合、第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17は、データ信号の通信を行わないときは、いずれもオフで、データ信号の通信中は、同期してオンオフ動作され、第1のバイポーラトランジスタ16のオンにより昇圧コイル12にエネルギーを充電させる動作と、第2のバイポーラトランジスタ17のオンにより昇圧コイル12のエネルギーの放電し昇圧された出力の(高電圧)を発光ダイオード14に供給させる動作を同期して実行する。
また、第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17は、データ信号により点灯、消灯のパターンが決められた発光ダイオード14に対し、発光ダイオード14の点灯時間を長くするときは第1のバイポーラトランジスタ16のオン時間を長くして昇圧コイル12に充電するエネルギーを多くするとともに、第2のバイポーラトランジスタ17のオン時間も長くして昇圧コイル12より出力される高電圧を、時間をかけて発光ダイオード14に供給し、逆に、発光ダイオード14の点灯時間を短くするときは第1のバイポーラトランジスタ16のオン時間を短くして昇圧コイル12に充電するエネルギーを少なくするとともに、第2のバイポーラトランジスタ17のオン時間も短くして昇圧コイル12より出力される高電圧を短時間だけ発光ダイオード14に供給する。
その他は、図1と同様であり、同一部分には同符号を付している。
このような構成において、データ信号の通信を行わない場合、第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17は、いずれもオフしている。この状態からデータ信号の通信が開始されると、図4(a)(b)に示すように第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17のそれぞれのベースにデータ信号に応じた制御信号16a、17aが与えられ、第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17が交互に動作される。
この場合、最初に制御信号16aにより第1のバイポーラトランジスタ16がオンすると(図4(a)の期間C)、直流電源11から昇圧コイル12に電流が流れ、そのエネルギーが昇圧コイル12に充電される。次に、制御信号17aにより第2のバイポーラトランジスタ17がオンすると(図4(b)の期間D)、昇圧コイル12に十分に充電されたエネルギーが放出され、昇圧された高電圧が発生する。この昇圧コイル12の高電圧は、発光ダイオード14に供給される。これにより、発光ダイオード14には、固有の順方向電圧以上の十分な電圧が印加され、点灯(発光)される。また、昇圧コイル12の出力が時間とともに減少し、発光ダイオードの順方向電圧以下になると、発光ダイオード14は消灯する。
以下、同様にして、データ信号に応じて第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17が交互にオンオフ動作することにより、発光ダイオード14を点灯、消灯させることができる。
したがって、このようにしても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、この第2の実施の形態では、昇圧スイッチ及び変調スイッチとして、第1及び第2のバイポーラトランジスタ16、17が用いられるので、データ信号に対して例えば1MHz程度の高速動作も可能であり、携帯型の光通信機器のさらなる実用化が期待できる。
なお、この第2の実施の形態では、昇圧スイッチ及び変調スイッチとしてバイポーラトランジスタを用いているが、実際はスイッチの形態をとるものであればバイポーラトランジスタに限定しない。また、この実施の形態でも、電流制限手段としての抵抗15を用いているが、電流制限の形態をとるものであれば抵抗に限定しないし、回路の動作条件によってはこの抵抗15も省略が可能である。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる発光素子駆動回路を図5に従い説明する。
図5は、第2の実施の形態と同様に昇圧スイッチとして第1のバイポーラトランジスタ16、変調スイッチとして第2のバイポーラトランジスタ17が用いられ、このうちの第2のバイポーラトランジスタ17が発光ダイオード14と抵抗15の間に接続されている。この場合、第2のバイポーラトランジスタ17は、コレクタを発光ダイオード14に、エミッタを抵抗15にそれぞれ接続され、ベースに制御信号17aが供給されオンすることにより、昇圧コイル12から高圧を発生させて発光ダイオード14に供給し、この発光ダイオード14を点灯させる。また、第2のバイポーラトランジスタ17のベースと直流電源11の負極端との間に電流制限用スイッチング素子としてトランジスタ18が接続されている。この場合、トランジスタ18は、コレクタを第2のバイポーラトランジスタ17のベースに、エミッタを直流電源11の負極端にそれぞれ接続され、ベースを第2のバイポーラトランジスタ17のエミッタに接続されている。
その他は、図3と同様であり、同一部分には同符号を付している。
このような構成によると、発光ダイオード14に流れる電流が小さく、抵抗15両端の電圧が低い場合は、トランジスタ18はオフのままで、発光ダイオード14に流れる電流は、第2のバイポーラトランジスタ17及び抵抗15を介して流れる。また、発光ダイオード14に流れる電流が非常に大きくなり、抵抗15両端の電圧が高くなると、第2のバイポーラトランジスタ17のベースに供給される電流の一部がトランジスタ18に流れ、その分第2のバイポーラトランジスタ17に流れる電流が抑制される。このようにして発光ダイオード14に流れる電流は、トランジスタ18の働きにより制限され、常に適正な電流が発光ダイオード14に流れるように制御される。
したがって、このようにしても第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ、さらに発光ダイオード14に流れる電流を常に適正な状態に制御できるので、発光ダイオード14を安定して発光させることができる。
なお、この第3の実施の形態でも、昇圧スイッチ及び変調スイッチとしてバイポーラトランジスタを用いているが、実際はスイッチの形態をとるものであればバイポーラトランジスタに限定しない。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、発光素子として発光ダイオード14について述べたが、発光ダイオードに代えてレーザダイオードを用いた場合も同様に実施できる。また、上述した実施の形態では、信号データの通信用として発光ダイオードを点灯、消灯させるようにしたが、発光ダイオード14の点灯、消灯は、チラツキを感じることのないほど極めて高速で行われることから、照明機器としても使用することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる発光素子駆動回路の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の動作シーケンスを示す図。 本発明の第2の実施の形態にかかる発光素子駆動回路の概略構成を示す図。 第2の実施の形態の動作シーケンスを示す図。 本発明の第3の実施の形態にかかる発光素子駆動回路の概略構成を示す図。 従来の昇圧回路の一例の概略構成を示す図。 従来の変調回路の一例の概略構成を示す図。 従来の昇圧回路と変調回路を組み合わせた発光素子の駆動回路の概略構成を示す図。
符号の説明
11…直流電源、12…昇圧コイル
13…切換えスイッチ、13a…可動接片
13b.13c…固定接片
14…発光ダイオード、15…抵抗
16…第1のバイポーラトランジスタ
17…第2のバイポーラトランジスタ
18…トランジスタ

Claims (4)

  1. 電源と、
    前記電源からのエネルギーを充放電し、該エネルギーの放電により昇圧出力を発生する昇圧手段と、
    前記昇圧手段で昇圧された出力により駆動される発光素子と、
    前記昇圧手段の前記電源からのエネルギーの充電動作と、前記昇圧手段のエネルギー放電により昇圧された出力を前記発光素子に供給する動作を同期して実行させるスイッチング手段と、
    を具備したことを特徴とする発光素子駆動回路。
  2. 前記スイッチング手段は、前記昇圧手段の前記電源からのエネルギーの充電動作を行う昇圧スイッチと、前記昇圧手段のエネルギー放電により昇圧された出力を前記発光素子に供給する動作を行う変調スイッチを有し、これら昇圧スイッチと変調スイッチを同期して動作させることを特徴とする請求項1記載の発光素子駆動回路。
  3. 前記スイッチング手段は、前記昇圧スイッチ及び変調スイッチの動作時間を可変可能にしたことを特徴とする請求項2記載の発光素子駆動回路。
  4. 昇圧スイッチ及び変調スイッチは、トランジスタからなることを特徴とする請求項2又は3記載の発光素子駆動回路。
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