JP2008227181A - フィンユニットの製造方法、フィンユニットおよび冷却装置 - Google Patents

フィンユニットの製造方法、フィンユニットおよび冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の中心軸を中心として放射状に配置されるとともにそれぞれが中心軸方向に対して傾斜している複数の放熱フィンを備えるヒートシンクのフィンユニットを容易に製造する。
【解決手段】ヒートシンクのフィンユニットの製造では、まず、金属材料200が加熱されて軟化状態とされ、続いて、軟化状体とされた金属材料200のダイス8からの押し出しおよび引き抜きによる金属連続体201の形成と、ダイス8から導き出される金属連続体201のダイス穴に対する相対的な回転とが並行して行われる。これにより、フィンユニットの中心軸を中心として放射状に配置されるとともにそれぞれが中心軸方向に対して傾斜している複数の放熱フィン22を備えるフィンユニットを容易に製造することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、熱源から伝導される熱を放散するヒートシンクに設けられるフィンユニットおよびその製造方法に関し、また、当該フィンユニットを備える冷却装置に関する。
従来より、パーソナルコンピュータやサーバ等に搭載されたCPU(Central Processing Unit)には、CPUを冷却する冷却装置が取り付けられており、冷却装置の1つとして、放射状に配置された複数の放熱フィンによりCPUから発生する熱を放散するヒートシンク、および、ヒートシンクのCPUとは反対側においてヒートシンクに向けて送風を行う送風ファンを備えるものがある。
このような冷却装置では、CPUの処理能力の向上に伴う発熱の増大に対応するために、複数の放熱フィンの中心軸に対して各放熱フィンを傾斜させることにより、ヒートシンクを大型化することなく、また、放熱フィンの枚数を過剰に増加させることなく、複数の放熱フィンの表面積の合計を大きくして冷却性能を向上することが行われている。
例えば、特許文献1のヒートシンクでは、放射状に配置された複数のフィンの軸流ファン側の部位が、軸流方向に対して傾斜している。当該ヒートシンクでは、各フィンの軸流ファン側の部位を、軸流ファンから吹き出される空気流の流動方向に平行となるように傾斜させることにより、軸流ファンからの空気流が複数のフィン間の空気流路に流入しやすい構造となっている。
また、特許文献2では、円筒状のコアの外側面に放射状に配置された複数のフィンの上部(すなわち、軸流ファン側の部位)または下部が、軸流ファンの回転軸方向に対して傾斜するように曲げられており、フィンの傾斜部が回転軸と為す角度は、例えば、30°とされている。特許文献2のヒートシンクの製造では、各フィンのコア側の端部の上部または下部をホールソー等によりコアから切り離した後、これらのフィンのコアから切り離された部位にダイを嵌合させ、作業者の手作業等によりダイを捻ることにより、フィンの傾斜部が形成される。
一方、特許文献3では、ベースの上面上において上面に垂直な軸を中心として放射状に配置された複数のフィンをベースと一体的に形成する方法が開示されている。特許文献3の製造方法では、複数のフィンに対応するダイス穴を有するダイを直方体状の金属材料の上面に向けて押圧することによりダイス穴から複数のフィンを押し出し、ダイの下面が金属材料の下面に到達するよりも手前で押し出し加工を停止することにより、平板状のベースの上面に複数のフィンが垂直に立設したヒートシンクが形成される。そして、ダイを上向きに引き抜く際に、複数のフィンの中心軸を中心としてダイを捻りながら移動することにより、中心軸に対して傾斜した複数のフィンがベース上に形成される。
特開2004−63686号公報 米国特許出願公開第2005/0061480号明細書 米国特許第6705144号明細書
ところで、特許文献2の製造方法では、コアおよび複数のフィンを一体的に形成した後に、複数のフィンに対する切削やダイの嵌合、回転および引き抜き等の様々な加工を行う必要があるため、ヒートシンクの製造工程が複雑になってしまい、ヒートシンクの製造に要する時間が多大なものとなってしまう。
また、特許文献3の製造方法では、金属材料に対する押出工程、および、ダイを回転しながら引き抜く引抜工程がそれぞれ連続しない個別の工程として必要となるため、特許文献2の製造方法と同様に、ヒートシンクの製造工程が複雑になってしまい、ヒートシンクの製造に要する時間が多大なものとなってしまう。さらには、特許文献2および特許文献3のいずれの製造方法でも、複数のヒートシンクを連続的に製造することはできないため、生産性の向上に限界がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、所定の中心軸を中心として放射状に配置されるとともにそれぞれが中心軸方向に対して傾斜している複数の放熱フィンを備えるヒートシンクのフィンユニットを容易に製造することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、熱源から伝導される熱を放散するヒートシンクに設けられ、所定の中心軸を中心として放射状に配置される薄板状の複数の放熱フィンと前記複数の放熱フィンを内周側において連結して支持するフィン支持部とを有するフィンユニットの製造方法であって、a)加熱された金属材料を、複数の放熱フィンおよびフィン支持部に対応するダイス穴を有するダイスから押し出し、および/または、引き抜く工程と、b)前記a)工程と並行して、前記ダイスから導き出される金属連続体を前記ダイス穴の中心軸を中心として前記ダイス穴に対して相対的に回転する工程と、c)前記金属連続体を切断して複数の放熱フィンおよびフィン支持部を有するフィンユニットを得る工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィンユニットの製造方法であって、前記b)工程において、前記ダイスが固定されており、前記金属連続体の先端に接続された支持体が前記中心軸を中心として回転する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のフィンユニットの製造方法であって、前記b)工程において、前記支持体の回転がサーボモータにより行われる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のフィンユニットの製造方法であって、前記a)工程において、前記金属材料の前記ダイスからの押し出しおよび/または引き抜きがもう1つのサーボモータにより行われる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のフィンユニットの製造方法であって、前記a)工程および前記b)工程において、前記サーボモータおよび前記もう1つのサーボモータが同期して制御されることにより、前記金属連続体の前記先端と前記ダイスとの間の距離に応じて前記金属連続体の前記ダイスから導き出される速度、および、前記支持体の回転速度が制御される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、前記b)工程において、前記金属連続体の回転速度を変更することにより、複数の放熱フィンに対応する部位の外周縁と前記中心軸とのなす角度が変更される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、前記金属材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金である。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、前記金属連続体が、複数のフィンユニットの複数の放熱フィンおよびフィン支持部が前記中心軸方向に連続したものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、d)前記c)工程にて得られる円筒状の前記フィン支持部の内周面に対して仕上げ加工を行う工程をさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、e)前記金属連続体または前記フィンユニットに対して焼き入れを行う工程をさらに備える。
請求項11に記載の発明は、熱源から伝導される熱を放散するヒートシンクに設けられるフィンユニットであって、請求項1ないし10のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法により製造されたものである。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のフィンユニットであって、前記複数の放熱フィンのそれぞれが、前記フィン支持部の外周面に接続された一枚の薄板状の内周部と、前記内周部の外周端から外側に広がるとともに周方向に関して重なる複数の薄板状の外周部とを備える。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載のフィンユニットであって、前記複数の放熱フィンのそれぞれが、周方向に湾曲しつつ前記フィン支持部から外側に広がる。
請求項14に記載の発明は、熱源から伝導される熱を放散して冷却する冷却装置であって、請求項11ないし13のいずれかに記載のフィンユニットを備えるヒートシンクと、前記フィンユニットの中心軸方向の一方側に配置されるとともに前記フィンユニットの前記中心軸に平行な回転軸を中心として回転することにより前記ヒートシンクに向けて送風を行う送風ファンとを備える。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の冷却装置であって、前記フィンユニットの各放熱フィンの前記送風ファン側の部位が、前記送風ファンからの空気の流れに略平行となるように前記フィンユニットの前記中心軸方向に対して傾斜する。
請求項16に記載の発明は、請求項14または15に記載の冷却装置であって、前記各放熱フィンの前記送風ファン側の部位の外周縁が、前記フィンユニットの前記中心軸方向に対して10°以上50°以下の角度にて傾斜している。
請求項1の発明では、所定の中心軸を中心として放射状に配置されるとともにそれぞれが中心軸方向に対して傾斜している複数の放熱フィンを備えるフィンユニットを容易に製造することができる。
請求項2の発明では、フィンユニットをより容易に製造することができる。請求項3ないし5の発明では、フィンユニットを高精度に製造することができる。請求項8の発明では、複数のフィンユニットを容易かつ迅速に製造することができる。
請求項11ないし13の発明では、フィンユニットを大型化することなく放熱フィンの表面積を大きくすることができる。請求項14の発明では、冷却装置を大型化することなく冷却性能を向上することができる。請求項15および16の発明では、冷却性能をより向上することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る冷却装置1を示す斜視図であり、図2は冷却装置1を示す正面図である。冷却装置1は、パーソナルコンピュータ等の内部においてCPU(Central Processing Unit)等の熱源に取り付けられ、熱源から伝導される熱をヒートシンク2により放散して熱源を冷却する、いわゆるヒートシンクファンである。
図1および図2に示すように、冷却装置1は、熱源から伝導される熱を放散するヒートシンク2、ヒートシンク2に向けて送風を行ってヒートシンク2を冷却する軸流ファンである送風ファン3、ヒートシンク2に送風ファン3を固定する取付部4、および、冷却装置1の取り付けに利用される固定ピン5を備える。冷却装置1は、図2に示すように、ヒートシンク2の中心軸J1(送風ファン3の中心軸および回転軸でもあり、また、後述するフィンユニット21の中心軸でもある。)方向の送風ファン3とは反対側の部位をCPU9に当接させた状態でCPU9に取り付けられる。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿って送風ファン3側を上側、ヒートシンク2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
図3および図4は、ヒートシンク2を示す平面図および正面図である。ヒートシンク2は、図3および図4に示すように、中心軸J1を中心として放射状に配置される薄板状の複数の放熱フィン22を備え、また、図3に示すように、複数の放熱フィン22を内周側において連結して支持する円筒状のフィン支持部23、および、フィン支持部23の内側に挿入される円柱状のコア24を備える。図4に示すように、コア24の下端部(すなわち、送風ファン3(図2参照)とは反対側の端部であり、図4中の下側の端部)は、放熱フィン22およびフィン支持部23(図3参照)の下端から下側に突出しており、コア24の下端面はCPU9(図2参照)に当接する。
コア24の下端部には、固定ピン5(図1および図2参照)を支持するクリップ25が取り付けられている。クリップ25は、コア24の下端部が挿入される貫通穴が形成されたクリップ本体部251を備え、クリップ本体部251は、カシメ等によりコア24に固定される。また、クリップ25は、図3および図4に示すように、クリップ本体部251から中心軸J1を中心として放射状に伸びる4本のクリップ脚部252を備え、各クリップ脚部252のクリップ本体部251とは反対側の先端部には、固定ピン5が挿入される貫通穴253が形成されている。
本実施の形態では、図3に示す複数の放熱フィン22およびフィン支持部23は、アルミニウム(Al)またはアルミニウム合金により一体的に形成されており、コア24は銅(Cu)により形成されている。以下の説明では、複数の放熱フィン22およびフィン支持部23をまとめて「フィンユニット21」という。
図3に示すように、フィンユニット21の外周面211(すなわち、複数の放熱フィン22の外周端を、中心軸J1を中心として周方向に結ぶことにより形成される包絡面)は略円筒状であり、中心軸J1を中心とする周方向において90°ピッチに配置されるとともに複数の放熱フィン22の外周端により形成された包絡面が平面となる4つの平面部212を備える。図4に示すように、フィンユニット21の外周面211において、対向する2つの平面部212には、中心軸J1に垂直な方向に伸びる溝部213が形成されており、図1および図2に示すように、取付部4の係止部441が溝部213に係合することにより、送風ファン3がヒートシンク2に取り付けられる。
図3に示すように、フィンユニット21では、複数の放熱フィン22のそれぞれが、中心軸J1を中心とする周方向に湾曲しつつフィン支持部23から外側へと広がっており(すなわち、中心軸J1から離れる方向に広がっており)、図3中における反時計回り方向に凸状となっている。換言すれば、平面視において、各放熱フィン22の外側および内側の端部を結ぶ直線の中央から、中心軸J1を中心とする周方向において放熱フィン22へと向かう方向は反時計回りとなっている。
また、複数の放熱フィン22のそれぞれは、フィン支持部23の外周面に接続された1枚の薄板状の内周部221、および、内周部221の外周端(すなわち、フィン支持部23とは反対側の端部であり、放熱フィン22の径方向におけるおよそ中央部)から外側に広がるとともに周方向に関して重なる2枚の薄板状の外周部222を備える。
フィンユニット21では、図4に示すように、各放熱フィン22の両主面223,224が中心軸J1方向に対して傾斜しており、図3に示す中心軸J1を中心とする周方向において、各放熱フィン22の上縁(すなわち、送風ファン3(図1および図2参照)側においてフィン支持部23から外側に伸びるエッジ)から下縁に向かう方向は、図3中における時計回りとなっている。換言すれば、各放熱フィン22の両主面223,224の法線は、フィンユニット21の中心軸J1に垂直な平面に対して非平行となっており、周方向において各放熱フィン22の上縁から下縁に向かう方向は、後述する送風ファン3のインペラ322(図1および図2参照)の回転方向と同じ方向となっている。
図4に示す各放熱フィン22の外周縁(ただし、フィンユニット21の外周面211上の平面部212における外周縁を除く。)の中心軸J1方向に対する傾斜角は、10°以上50°以下(より好ましくは、20°以上40°以下)とされることが好ましい。本実施の形態では、各放熱フィン22の外周縁の中心軸J1方向に対する傾斜角は、約25°とされる。
図1および図2に示すように、ヒートシンク2の中心軸J1方向の上側に配置される送風ファン3は、取付部4を介してヒートシンク2に固定されるベース部311を有するステータ部31、および、ベース部311の下側(すなわち、ヒートシンク2側)においてステータ部31に対して回転可能に支持されるロータ部32を備える。ステータ部31のベース部311は、中心軸J1を中心とする略円板状であり、その直径は、平面視においてヒートシンク2のコア24(図3参照)の直径とおよそ等しい。
ロータ部32は樹脂製のインペラ322を備え、インペラ322は、中心軸J1を中心とする略有底円筒状のハブ323、および、ハブ323の外周面に固定されて外周面から放射状に伸びる複数の翼324を備える。ハブ323は複数の翼324と共に射出成形により形成される。平面視におけるハブ323の直径はベース部311の直径とほぼ等しく、ハブ323の内側には、中心軸J1を中心とするトルクを発生する電機子および界磁用磁石、並びに、ロータ部32をステータ部31に対して回転可能に支持する軸受機構等が設けられる。
送風ファン3が駆動されると、ロータ部32のインペラ322が、中心軸J1を中心として図1中における時計回りに回転し、ロータ部32に対向して配置されているヒートシンク2に向けて(すなわち、ステータ部31のベース部311からロータ部32へと向かう方向に)送風が行われる。
取付部4は、図1および図2に示すように、ヒートシンク2上においてインペラ322の下部(すなわち、インペラ322のヒートシンク2に対向する部位)の周囲を囲むフレーム41、フレーム41から上向きに(すなわち、ヒートシンク2とは反対側に)突出する複数の支柱部42、中心軸J1から離れる方向へと送風ファン3のベース部311から放射状に伸びるとともに複数の支柱部42にそれぞれ接続されて送風ファン3を支持する複数の支持リブ43、および、フレーム41からフィンユニット21の外周面211の4つの平面部212(図4参照)に沿って下向きに突出するとともに取付部4がヒートシンク2に対して回転してしまうことを防止する回転規制部44を備える。
本実施の形態では、4本の支柱部42および4本の支持リブ43が取付部4に設けられ、これらの支柱部42および支持リブ43は、中心軸J1を中心とする周方向において、およそ等角度ピッチに配置されている。また、4つの回転規制部44のうち、対向する一対の回転規制部44の下端部には、フィンユニット21の外周面211上の2つの溝部213に係合する係止部441が設けられる。
冷却装置1では、送風ファン3からの送風を受けるヒートシンク2において、上述のように、フィンユニット21の各放熱フィン22の両主面223,224が中心軸J1方向に対して傾斜しており、各放熱フィン22の上部(すなわち、送風ファン3側の部位)が、送風ファン3からの空気の流れに略平行となっている。
次に、ヒートシンク2のフィンユニット21の製造について説明する。図5は、フィンユニット21の製造の流れを示す図である。本実施の形態では、複数のフィンユニット21が中心軸J1(図4参照)方向に連続した状態で形成された後に切断されることにより複数のフィンユニット21が形成される。
図6は、フィンユニット21の製造に用いられるダイス8を示す斜視図であり、図7は、製造途上のフィンユニットを示す斜視図である。図6に示すように、平板状のダイス8には、フィンユニット21の複数の放熱フィン22およびフィン支持部23、並びに、コア24(図3参照)に対応するダイス穴81が形成されている。
フィンユニット21が製造される際には、まず、アルミニウムまたはアルミニウム合金の円柱状のビレット(すなわち、金属材料)が約500℃に加熱されて軟化状態とされる(ステップS11)。続いて、図7に示す押出加工用のコンテナ80にビレットが挿入され、コンテナ80内において略円筒状とされた後、サーボモータにより駆動される押出機構(図示省略)により、図6に示すダイス8に向けて押圧される。このとき、略円筒状とされた金属材料の中空部は、図3に示すフィンユニット21のフィン支持部23の内側の空間(すなわち、コア24が挿入される空間)に対応しており、当該中空部の中心軸は、図6に示すダイス8のダイス穴81の中心軸J2に一致している。
そして、図7に示すように、ダイス8の一方の主面に押圧された略円筒状の金属材料200が、ダイス穴81(図6参照)を介して他方の主面側へと押し出され、複数の放熱フィン22およびフィン支持部23(すなわち、フィンユニット21(図3参照))となる予定の部位が中心軸J2(図6参照)方向に連続した金属連続体201が形成される。金属連続体201では、フィン支持部23となる予定の部位(以下の説明では、単に「フィン支持部23」という。)の内側の空間の中心軸が、ダイス穴81の中心軸J2と一致している。ダイス穴81から押し出された金属連続体201は、フィン支持部23の内側の空間に挿入されて金属連続体201の先端に接続された略円柱状の支持体82により支持され、支持体82が図7中の右方向に移動することによりダイス穴81を介して引き抜かれる。
フィンユニット21の製造では、軟化状態とされた金属材料200をダイス8から押し出し、および、引き抜く工程と並行して、支持体82に接続されたサーボモータ(図示省略)が、金属材料200のダイス8への押圧に利用されるサーボモータと同期して駆動されることにより、支持体82が中心軸J3(ダイス穴81の中心軸J2(図6参照)に一致する。)を中心として、図7中の右側から左方向を向いて見た場合に反時計回りとなる方向に回転する(すなわち、支持体82が反時計回りに回転しつつ右方向に移動する)。
これにより、ダイス8から導き出される金属連続体201が、固定されているダイス8のダイス穴81(図6参照)に対して、ダイス穴81の中心軸J2を中心として相対的に回転し、複数の放熱フィン22となる予定の部位(以下の説明では、単に「放熱フィン22」という。)が、ダイス穴81の中心軸J2(フィンユニット21の中心軸J1に一致する。)に対して傾斜した状態で形成される(ステップS12)。
押し出しおよび引き抜きによる金属連続体201の成型が終了すると、送風装置による送風等により冷却(すなわち、空冷)された金属連続体201が焼入炉に搬入され、約185℃にて金属連続体201に対する焼き入れが行われる(ステップS13)。続いて、金属連続体201が、水冷または空冷により冷却された後、長手方向(すなわち、ダイス穴81の中心軸J2方向)の複数箇所にて長手方向に垂直に切断されることにより、複数の放熱フィン22およびフィン支持部23をそれぞれ有する複数のフィンユニット21(図3参照)が個別に得られる(ステップS14)。
次に、個々のフィンユニット21の外周面211の一部が切除されることにより、外周面211上に平面部212および溝部213(図4参照)が形成される。また、各フィンユニット21の円筒状のフィン支持部23(図3参照)の内周面に対して、ブローチ加工等の加工精度が高いCNC(Computer Numerical Control)加工による仕上げ加工が行われてフィンユニット21の製造が終了する(ステップS15)。
フィンユニット21の製造が終了すると、円柱状のコア24が、図3に示すように、約300℃に加熱されたフィンユニット21のフィン支持部23の内側に挿入され、焼き嵌めによりフィンユニット21に固定されることにより、ヒートシンク2が形成される。その後、図4に示すように、ヒートシンク2のコア24の下端部にクリップ25が固定され、また、図1および図2に示すように、ヒートシンク2の上側に送風ファン3が取り付けられて冷却装置1の製造が終了する。
以上に説明したように、ヒートシンク2のフィンユニット21では、中心軸J1を中心として放射状に配置された複数の放熱フィン22のそれぞれが、中心軸J1方向に対して傾斜して設けられる。これにより、フィンユニット21を大型化することなく、また、放熱フィンの枚数を増加させるために各放熱フィンを過剰に薄くすることなく(すなわち、各放熱フィン22の強度を十分に確保しつつ)、複数の放熱フィン22の表面積の合計を大きくすることができ、フィンユニット21を備えるヒートシンク2の冷却性能を向上することができる。また、放熱フィン22の枚数の過剰な増加を防止することができるため、ダイス8に要求される寸法精度が高くなることを抑制してダイス8の製造に係るコストを低減することができる。
フィンユニット21では、各放熱フィン22の径方向のおよそ中央部より外側の部位が分岐して周方向に関して重なる複数の薄板状の外周部222となっている。これにより、フィンユニット21を大型化することなく、放熱フィン22の表面積の合計をより大きくすることができ、ヒートシンク2の冷却性能をより向上することができる。さらには、各放熱フィン22が、周方向に湾曲しつつフィン支持部23から外側に広がることにより、フィンユニット21を大型化することなく、放熱フィン22の表面積の合計をさらに大きくすることができ、ヒートシンク2の冷却性能をより一層向上することができる。
本実施の形態に係る冷却装置1は、上述のように大型化することなく高い冷却性能を実現するヒートシンク2を備えることにより、大型化を防止しつつ冷却性能を向上することができる。
冷却装置1では、フィンユニット21の各放熱フィン22が、送風ファン3からの空気の流れに略平行となるように中心軸J1方向に対して傾斜しているため、送風ファン3からヒートシンク2に流入する空気流が、放熱フィン22との衝突により径方向の外側へと拡散してしまうことを抑制することができ、送風ファン3からの空気流のヒートシンク2における圧力損失を低減することができる。その結果、放熱フィン22の間を通過する風量を増大させることができ、冷却装置1の冷却性能をより向上することができる。
フィンユニット21では、各放熱フィン22の中心軸J1方向に対する傾斜角が、10°以上(より好ましくは20°以上)とされることにより、放熱フィン22の表面積の合計をより大きくしてヒートシンク2および冷却装置1の冷却性能をより向上することができる。また、各放熱フィン22の傾斜角が50°以下(より好ましくは40°以下)とされることにより、インペラ322の複数の翼324が現実的に取り得る翼角の範囲に対応して、放熱フィン22を送風ファン3からの空気の流れに略平行とすることができる。その結果、ヒートシンク2における圧力損失を低減して冷却装置1の冷却性能をより向上することができる。
ヒートシンク2のフィンユニット21の製造では、加熱されて軟化状態とされた金属材料200のダイス8からの押し出しおよび引き抜きによる金属連続体201の形成と、ダイス8から導き出される金属連続体201のダイス穴81に対する相対的な回転(すなわち、金属連続体201に対する捻りの付与)とが並行して行われることにより、フィンユニット21の中心軸J1を中心として放射状に配置される複数の放熱フィン22が、中心軸J1方向に対して傾斜した状態で形成される。このように、複数の放熱フィン22を形成する工程と、各放熱フィン22を中心軸J1方向に対して傾斜させる工程とが並行して行われることにより、それぞれが中心軸J1方向に対して傾斜している複数の放熱フィン22を備えるフィンユニット21を容易に製造することができる。
また、金属連続体201のダイス穴81に対する相対的な回転が、ダイス8を固定した状態で金属連続体201を回転することにより行われることにより、相対回転時にダイス8に加わる負荷を低減することができるとともに回転に係る制御を簡素化することができ、フィンユニット21をより容易に製造することができる。
ところで、フィンユニット21の製造では、金属連続体201の長さ(すなわち、金属連続体201の先端とダイス8との間の中心軸J2方向の距離)に応じて、金属連続体201の先端を支持する支持体82の回転速度とダイス8近傍における金属連続体201の回転速度との関係(すなわち、金属連続体201の両端部における回転速度の関係)が変化する。そこで、支持体82の回転をサーボモータにより行って支持体82の回転速度を制御することにより、ダイス8近傍における金属連続体201の回転速度を高精度に制御してフィンユニット21を高精度に形成することができる。また、金属連続体201のダイス8から導き出される速度を、支持体82の回転に利用されるサーボモータと同期した他のサーボモータにより制御することにより、フィンユニット21をより高精度に形成することができる。
本実施の形態に係る製造方法では、複数のフィンユニット21の複数の放熱フィン22およびフィン支持部23が中心軸J1方向に連続したものである金属連続体201を形成し、当該金属連続体201を複数箇所にて切断することにより、個別に分離された複数のフィンユニット21を容易かつ迅速に製造することができる。
フィンユニット21の製造では、金属連続体201に対して焼き入れが行われることにより、フィンユニット21の耐衝撃性を向上することができる。上記実施の形態では、金属連続体201の切断(ステップS14)よりも前に焼き入れ工程(ステップS13)が行われるが、焼き入れ工程は、金属連続体201の切断による複数のフィンユニット21の取得後に、複数のフィンユニット21のそれぞれに対して個別に行われてもよく、また、複数のフィンユニット21に対して同時に行われてもよい。
フィンユニット21の製造では、また、金属連続体201を切断して得られたフィンユニット21において、フィン支持部23の内周面に対して仕上げ加工が行われることにより、後工程におけるフィンユニット21とコア24との焼き嵌めにおいて、フィン支持部23の内周面とコア24の外周面との密着性(すなわち、フィンユニット21とコア24との密着性)を向上することができる。その結果、コア24からフィンユニット21への熱伝導率が向上され、CPU9等の熱源からの熱を効率良くフィンユニット21へと伝導することができ、ヒートシンク2の冷却性能をより向上することができる。
本実施の形態では、熱伝導率が高く、加工性に優れており、さらに、入手が容易なアルミニウムまたはアルミニウム合金によりフィンユニット21が形成されているため、ヒートシンク2の熱抵抗値を低減してヒートシンク2の冷却性能をより向上することができるとともに、フィンユニット21の製造を容易とすることができ、さらに、フィンユニット21の製造に係るコストを低減することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るヒートシンクのフィンユニットについて説明する。第2の実施の形態に係るフィンユニットは、図3および図4に示すフィンユニット21と同様の構成を備えており、以下の説明において各構成に同符号を付す。第2の実施の形態に係るフィンユニットの製造方法は、金属連続体201のダイス8(図7参照)からの押し出しおよび引き抜きと並行して行われる金属連続体201の回転(図5:ステップS12)において、金属連続体201の回転速度が変更される点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。
図8は、第2の実施の形態に係るフィンユニット21aの外周面211(すなわち、複数の放熱フィン22の外周縁を、中心軸J1を中心として周方向に結ぶことにより形成される略円筒状の面)を展開して示す図である。また、図9は、第1の実施の形態に係るフィンユニット21の外周面211を展開して示す図である。図8および図9では、図の理解を容易にするために、外周面211上に平面部212(図1ないし図4参照)が形成される前の状態を図示しており、また、放熱フィン22の枚数を実際よりも少なく描いている。
第2の実施の形態に係るフィンユニットの製造では、1つのフィンユニットに対応する部位の押し出し時に、支持体82(図7参照)の回転速度を漸次減少させることにより、当該部位の支持体82に近い部分(すなわち、図8中の上側の部分)における各放熱フィン22(正確には、複数の放熱フィン22のそれぞれに対応する部位)の中心軸J2(図6参照)方向に対する傾斜角(例えば、複数の放熱フィン22の外周縁と中心軸J2とのなす角度)が、支持体82から離れた部分(すなわち、図8中の下側の部分)における各放熱フィン22の傾斜角よりも大きくなるように変更される。
換言すれば、1つのフィンユニットに対応する部位を取り出して見た場合、放熱フィン22の支持体82側の端部(すなわち、図8中の上端部)と支持体82とは反対側の端部(すなわち、図8中の下端部)とを結んだ面に対して、放熱フィン22が支持体82側(すなわち、図8中の上側)に凸状となるように湾曲して形成される。
第2の実施の形態に係るフィンユニットの製造では、第1の実施の形態と同様に、金属連続体201の押し出しおよび引き抜きと、金属連続体201のダイス穴81に対する相対的な回転とが並行して行われることにより、それぞれが中心軸J1方向に対して傾斜している複数の放熱フィン22を備えるフィンユニットを容易に製造することができる。
第2の実施の形態に係るフィンユニットの製造では、特に、金属連続体201の回転速度が変更されて各放熱フィン22が中心軸J2方向において湾曲する(すなわち、各放熱フィン22の外周縁と中心軸J2とのなす角度が変更される)ことにより、図8および図9に示すように、各放熱フィン22が湾曲しない場合に比べて、複数の放熱フィン22の表面積の合計をより大きくすることができ、ヒートシンクの冷却性能をより向上することができる。一方、第1の実施の形態に係るフィンユニット21の製造では、支持体82(図7参照)の回転速度の制御を簡素化することができるため、製造工程を簡素化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
第1の実施の形態に係るフィンユニット21では、必ずしも各放熱フィン22の全長が、送風ファン3からの空気の流れに略平行となるように中心軸J1方向に対して傾斜している必要はない。少なくとも、各放熱フィン22の上部(すなわち、送風ファン3側の部位)が、送風ファン3からの空気の流れに略平行となるように中心軸J1方向に対して傾斜する傾斜部とされることにより、ヒートシンク2における圧力損失を低減して冷却装置1の冷却性能を向上することができる。この場合、各放熱フィン22の傾斜部の外周縁が、フィンユニット21の中心軸J1方向に対して10°以上50°以下(より好ましくは、20°以上40°以下)の角度にて傾斜することにより、冷却装置1の冷却効率をより向上することができる。
第1の実施の形態に係る冷却装置1では、送風ファン3の回転軸は、必ずしもフィンユニット21の中心軸J1と一致している必要はなく、回転軸がフィンユニット21の中心軸J1に平行とされるのであれば、送風ファン3が回転軸を中心軸J1からずらして配置されてもよい。
ヒートシンク2では、コア24の上端面に凹部(例えば、上部から下部に向かうに従って径が小さくなるすり鉢状の凹部)が形成されてもよい。これにより、冷却性能が許容値となる範囲内においてコア24の質量を低減することができ、ヒートシンク2の製造コストを低減することができる。
上記実施の形態に係るフィンユニットでは、各放熱フィン22は、内周部221の外周端から3枚以上の外周部222が外側に広がる構造とされてもよい。また、各放熱フィン22は、分岐を有さない1枚の薄板状の部材とされてもよい。さらには、コア24が省略されてフィン支持部23が円柱状とされてもよい。この場合、フィン支持部23の下端部がCPU等の熱源に当接する。
上記実施の形態に係るフィンユニットの製造方法では、ステップS11において、ビレットは必ずしも軟化状態とされる必要はなく、軟化状態となるよりも低い温度まで加熱されるのみでもよい。また、ステップS12において、金属材料200をダイス8のダイス穴81から押し出すとともに、押し出された金属連続体201を支持体82により支持してダイス穴81から引き抜くことが行われるが、金属連続体201の形成は、金属材料200の押し出し加工または引き抜き加工のいずれか一方により行われてもよい。
また、ステップS12において行われる金属連続体201のダイス穴81に対する相対回転は、金属連続体201を回転することなく押し出しおよび/または引き抜きつつ、ダイス8をダイス穴81の中心軸J2を中心として回転することにより行われてもよい。また、金属連続体201およびダイス8の双方が回転されてもよい。
上記実施の形態に係るフィンユニットの製造方法では、1つのビレットから複数のフィンユニットが形成されているが、当該製造方法は、1つのビレットから1つのフィンユニットのみが形成される場合にも適用されてよい。この場合、ダイス8から導き出された金属連続体201の長手方向の端部が切断されて除去されることにより、1つのフィンユニットが形成される。
フィンユニットは、必ずしもアルミニウムまたはアルミニウム合金により形成される必要はなく、押し出し加工または引き抜き加工が可能な銅や鉄(Fe)等の他の金属により形成されてもよい。また、コア24は、必ずしも銅により形成される必要はなく、アルミニウム等のようにフィンユニットと同じ材料により形成されてもよい。この場合、コア24は、フィンユニットの形成時にフィン支持部23と一体的に形成されてもよい。
上記実施の形態に係るヒートシンクは、必ずしも送風ファン3が取り付けられて冷却装置1として利用される必要はなく、単独で熱源に取り付けられて当該熱源から伝導される熱の放散に利用されてよい。
第1の実施の形態に係る冷却装置を示す斜視図である。 冷却装置を示す正面図である。 ヒートシンクを示す平面図である。 ヒートシンクを示す正面図である。 フィンユニットを示す製造の流れを示す図である。 ダイスを示す斜視図である。 製造途上のフィンユニットを示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るフィンユニットの外周面の展開図である。 第1の実施の形態に係るフィンユニットの外周面の展開図である。
符号の説明
1 冷却装置
2 ヒートシンク
3 送風ファン
8 ダイス
9 CPU
21,21a フィンユニット
22 放熱フィン
23 フィン支持部
81 ダイス穴
82 支持体
200 金属材料
201 金属連続体
221 内周部
222 外周部
J1,J2 中心軸
S11〜S15 ステップ

Claims (16)

  1. 熱源から伝導される熱を放散するヒートシンクに設けられ、所定の中心軸を中心として放射状に配置される薄板状の複数の放熱フィンと前記複数の放熱フィンを内周側において連結して支持するフィン支持部とを有するフィンユニットの製造方法であって、
    a)加熱された金属材料を、複数の放熱フィンおよびフィン支持部に対応するダイス穴を有するダイスから押し出し、および/または、引き抜く工程と、
    b)前記a)工程と並行して、前記ダイスから導き出される金属連続体を前記ダイス穴の中心軸を中心として前記ダイス穴に対して相対的に回転する工程と、
    c)前記金属連続体を切断して複数の放熱フィンおよびフィン支持部を有するフィンユニットを得る工程と、
    を備えることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  2. 請求項1に記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記ダイスが固定されており、前記金属連続体の先端に接続された支持体が前記中心軸を中心として回転することを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  3. 請求項2に記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記支持体の回転がサーボモータにより行われることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  4. 請求項3に記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記a)工程において、前記金属材料の前記ダイスからの押し出しおよび/または引き抜きがもう1つのサーボモータにより行われることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  5. 請求項4に記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記a)工程および前記b)工程において、前記サーボモータおよび前記もう1つのサーボモータが同期して制御されることにより、前記金属連続体の前記先端と前記ダイスとの間の距離に応じて前記金属連続体の前記ダイスから導き出される速度、および、前記支持体の回転速度が制御されることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記金属連続体の回転速度を変更することにより、複数の放熱フィンに対応する部位の外周縁と前記中心軸とのなす角度が変更されることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記金属材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、
    前記金属連続体が、複数のフィンユニットの複数の放熱フィンおよびフィン支持部が前記中心軸方向に連続したものであることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、
    d)前記c)工程にて得られる円筒状の前記フィン支持部の内周面に対して仕上げ加工を行う工程をさらに備えることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法であって、
    e)前記金属連続体または前記フィンユニットに対して焼き入れを行う工程をさらに備えることを特徴とするフィンユニットの製造方法。
  11. 熱源から伝導される熱を放散するヒートシンクに設けられるフィンユニットであって、
    請求項1ないし10のいずれかに記載のフィンユニットの製造方法により製造されたことを特徴とするフィンユニット。
  12. 請求項11に記載のフィンユニットであって、
    前記複数の放熱フィンのそれぞれが、
    前記フィン支持部の外周面に接続された一枚の薄板状の内周部と、
    前記内周部の外周端から外側に広がるとともに周方向に関して重なる複数の薄板状の外周部と、
    を備えることを特徴とするフィンユニット。
  13. 請求項11または12に記載のフィンユニットであって、
    前記複数の放熱フィンのそれぞれが、
    周方向に湾曲しつつ前記フィン支持部から外側に広がることを特徴とするフィンユニット。
  14. 熱源から伝導される熱を放散して冷却する冷却装置であって、
    請求項11ないし13のいずれかに記載のフィンユニットを備えるヒートシンクと、
    前記フィンユニットの中心軸方向の一方側に配置されるとともに前記フィンユニットの前記中心軸に平行な回転軸を中心として回転することにより前記ヒートシンクに向けて送風を行う送風ファンと、
    を備えることを特徴とする冷却装置。
  15. 請求項14に記載の冷却装置であって、
    前記フィンユニットの各放熱フィンの前記送風ファン側の部位が、前記送風ファンからの空気の流れに略平行となるように前記フィンユニットの前記中心軸方向に対して傾斜することを特徴とする冷却装置。
  16. 請求項14または15に記載の冷却装置であって、
    前記各放熱フィンの前記送風ファン側の部位の外周縁が、前記フィンユニットの前記中心軸方向に対して10°以上50°以下の角度にて傾斜していることを特徴とする冷却装置。
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