JP2008224896A - 表示装置 - Google Patents

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Hiroyoshi Nakamura
弘喜 中村
Taku Nakamura
卓 中村
Hiroyoshi Hayashi
宏宜 林
Takayuki Imai
貴之 今井
Hiroyuki Kimura
裕之 木村
Shinichi Hirota
真一 廣田
Tetsuya Murai
村井  哲也
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Abstract

【課題】幅広い外光環境でも光情報を確実に受光する表示装置を提供することを第1の課題とし、額縁領域の増大を抑制する表示装置を提供することを第2の課題とする。
【解決手段】外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部6及びこの表示部6を駆動する駆動回路7を裏面に形成したアレイ基板2と、アレイ基板2の裏面に形成され、表面から入力された外光を検出する光センサ9と、を有する表示装置1なので、光センサを形成したアレイ基板をバックライト側に配置した表示装置よりも確実に外光を受光することができる。また、光センサ9が、アレイ基板2と対向基板3とを接合するシール領域に形成されているので、表示装置1における額縁領域の増大を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光センサを備えた表示装置の技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報機器の表示装置や、テレビ,ビデオムービー,カーナビゲーションシステム等の映像機器の表示装置として、軽量,薄型,低消費電力といった特徴を有する液晶表示装置が多用されている。このような液晶表示装置は、明るい表示画像を実現するために、表示素子の背後から照明光を照射するバックライトを内蔵した構成とするものが多い。
ところで、液晶表示装置の長所の一つは、その低消費電力性にあるが、一般に、液晶パネルよりもバックライトの消費電力の方が大きい。一方、液晶表示装置において、十分な視認性を得るためには、表示輝度をできるだけ高くする必要があり、これに対してバックライトを明るく設定すると、前述の低消費電力性を損なう要因となる。
そこで、環境照度(外光照度)に応じてバックライトの明るさを調整し、消費電力をできる限り抑えることが検討されている。例えば、夜間のように環境照度が低い場合と、晴天時の日中の屋外のように環境照度が高い場合とでは、十分な視認性を得るのに必要な輝度が異なり、これに応じて必要最小限にバックライトの照度を調整することで、消費電力を抑えることができる。
これを実現する為に、薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置において、光センサ(フォトセンサ)を基板の表示領域外に設置し、その出力を利用してバックライトの明るさを調整する提案がなされている(特許文献1乃至3参照)
特許文献1には、液晶表示板と、この液晶表示板の裏面側より光を照射するバックライトと、このバックライトの光量を調整するコントローラと、液晶表示板と並べて配置された光検知器とを備え、この光検知器により周囲の明るさを検知し、コントローラを調整することで、バックライトの光量を調整する液晶表示装置が開示されている。
また、特許文献2には、バックライトを持つ液晶表示装置のバックライト駆動回路に輝度調光電圧を供給するためのバックライト調光回路であって、液晶表示パネルの表面側の周囲の明るさを検出して外光照度信号を出力するための複数の光センサと、これらの光センサから出力される外光照度信号の全て又は一部の平均値を算出する平均値算出手段と、平均値算出手段に基づいてバックライト駆動回路の輝度調整を行う輝度調整回路とを備えた液晶表示装置のバックライト調光回路が開示されている。
更に、特許文献3には、対向基板の表示領域外の額縁部の開口部下部に光センサを配置し、周囲光を受光する構造が開示されている。
続いて、従来の表示装置について簡単に説明する。図8は、従来の表示装置の構造を示す構造図である。図8(a)は、表示装置の断面を示した断面図であり、図8(b)は、図8(a)で示す断面図に対応させて示した表示装置の正面図である。
従来の表示装置1は、図8(a)に示すように、表示装置1の周縁である額縁領域においてシール材4を用いてアレイ基板2と対向基板3とを接合し、その間隙に液晶を封入した構成を備えている。アレイ基板2の額縁領域には、外光を検出する光センサ9や表示部6を駆動する駆動回路7等が形成され、対向基板3の額縁領域には、バックライト13からの光が観察者側へ透過することを防ぐ遮光部11が設けられている。更に、アレイ基板2の背面には、表示装置1の光源としてのバックライト13が離間して設けられ、バックライト13から照射された光が光センサ9に入力されることを防ぐ遮光部材14をバックライト13上に設けている。
特開平4−174819号公報 特開平9−146073号公報 特開2005−345286号公報
しかしながら、アレイ基板2をバックライト13側に配置した場合には、対向基板3を通過した外光を光センサ9で受光するための開口部15を遮光部11に設ける必要があり、より効率的に外光を受光するには開口部15をより大きくする必要があるので、表示装置の外観から受ける印象や見栄えを悪くするという問題があった。
また、アレイ基板2とシール材4とが接合されたシール領域以外に光センサ9を設ける必要があるので、額縁領域の増大や表示部の縮小に繋がるという問題があった。
更に、外光に接する対向基板3上に偏光板12や円偏光板等が配置されているので、その外光は偏光板により吸収され、光センサに到達する光量が半分以下に低下し、低照度光を確実に受光できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、幅広い外光環境でも光情報を確実に受光する表示装置を提供することを第1の課題とし、額縁領域の増大を抑制する表示装置を提供することを第2の課題とする。
請求項1に記載の本発明は、外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部及び当該表示部を駆動する駆動回路を裏面に形成したアレイ基板と、前記表面に設けられた偏光板と、前記裏面に形成され、前記表面から入力した外光を検出する光センサと、前記アレイ基板の裏面側に対向配置された対向基板と、前記対向基板の周縁に沿って、前記アレイ基板と前記対向基板とを接合するシール材と、前記対向基板に光を照射するバックライトと、前記対向基板と前記シール材とが接合されたシール領域に形成され、前記バックライトから照射された光を遮光する遮光部と、を有することを要旨とする。
本発明にあっては、外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部及びこの表示部を駆動する駆動回路を裏面に形成したアレイ基板と、アレイ基板の裏面に形成され、表面から入力された外光を検出する光センサと、を有する表示装置であるため、光センサを形成したアレイ基板をバックライト側に配置した表示装置よりも確実に外光を受光することができる。また、外光を検知する場合に、遮光部に開口部を設ける必要がないので、表示装置の外観から受ける印象や見栄えの低下を防止することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記光センサが、前記アレイ基板と前記シール材とが接合されたシール領域に形成されていることを要旨とする。
本発明にあっては、光センサが、アレイ基板と対向基板とを接合するシール領域に形成されているため、表示装置における額縁領域の増大を抑制することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記光センサは、前記表示部と前記駆動回路との間に形成されるものであって、前記バックライトから照射された光が当該光センサに入力することを防止する遮光層を更に有することを要旨とする。
本発明にあっては、光センサが、表示部と駆動回路との間に形成されている場合であっても、バックライトから照射された光がこの光センサに入力することを防止する遮光層を更に有するため、外光の受光効率を高めると共に、額縁領域の増大を抑制することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記光センサは、前記表示部内に形成されるものであって、前記バックライトから照射された光が当該光センサに入力することを防止する遮光層を更に有することを要旨とする。
本発明にあっては、光センサが、表示部内に形成されている場合であっても、バックライトから照射された光がこの光センサに入力することを防止する遮光層を更に有するため、外光の受光効率を高めると共に、額縁領域の増大を抑制することができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記偏光板は、前記光センサが形成された範囲に重ならないように設けられていることを要旨とする。
本発明にあっては、偏光板が、光センサが形成された範囲に重ならないように設けられているため、偏光板による外光の吸収を防止し、低照度光であっても確実に受光することができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記光センサから出力された光信号に基づいて、前記バックライトの光量を調整するセンサ回路を更に有することを要旨とする。
本発明にあっては、光センサから出力された光信号に基づいて、バックライトの光量を調整する制御回路を更に有するため、外光変化のみに基づく正確な照度計算を可能とし、バックライトの光量を適正に調整することができる。また、幅広い環境下で視認性に優れ、且つ低消費電力な表示装置を実現する。
本発明によれば、幅広い外光環境でも光情報を確実に受光すると共に、額縁領域の増大を抑制する表示装置を提供することができる。
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における表示装置の構造を示す構造図である。図1(a)は、表示装置の断面を示した断面図であり、図1(b)は、図1(a)で示す断面図に対応させて示した表示装置の正面図である。本実施の形態における表示装置1においては、対向して配置された一対の光透過性絶縁基板で液晶セルを構成し、その間隙に液晶材料を封入した液晶層が形成されている。具体的には、アレイ基板2と対向基板3とは、表示装置1の周縁である額縁領域においてシール材4を用いて接合され、アレイ基板2と対向基板3とシール材4とで囲まれ領域に液晶層5が形成されている。
アレイ基板2は、外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部6及び表示部6を駆動する駆動回路(Yドライバ)7を裏面に形成している。更に、アレイ基板2の表面には偏光板8が設けられ、裏面には表面から入力した外光を検出する光センサ9が形成されている。また、アレイ基板2の裏面で対向基板3より突出した部分には、表示部6を駆動する駆動IC(Xドライバ)50が実装されている。
より具体的には、アレイ基板2は、例えば、ガラス等からなる光透過性絶縁基板を支持基盤とし、この光透過性絶縁基板の裏面に形成された表示部6は、互いにほぼ平行且つ等間隔に配列される走査線や、これら走査線とほぼ直交して配列された信号線、走査線と信号線との間に介在されこれらを電気的に絶縁する層間絶縁膜(透明絶縁膜)、走査線と信号線との交差近傍に配置されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transister)等で構成されている。
また、表示部6には、層間絶縁膜に形成されたスルーホールを介してスイッチング素子に電気的に接続された画素電極がマトリクス状に配列形成されている。なお、アレイ基板2の光透過性絶縁基板と画素電極との間には、前述の通り信号線や走査線、薄膜トランジスタ等のスイッチング素子、層間絶縁膜等が配置されているが、図1においては、これらの図示は省略する。更に、アレイ基板2の画素電極が設けられた面のほぼ全体に配向膜が設けられているが、これについても、ここでは図示は省略する。
対向基板3は、アレイ基板2の裏面側に対向して配置されており、アレイ基板2と同様に、例えば、ガラス等からなる光透過性絶縁基板を支持基盤とするものである。液晶層5側の面には、各画素に対応するカラーフィルター層10が形成されると共に、その表面を覆ってITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料からなる透明対向電極が全面に形成されている。カラーフィルター層10は、顔料や染料によって各色に着色された樹脂層であり、例えば、R(赤),G(緑),B(青)の各色のフィルタ層が組み合わされて構成されている。また、図示は省略するが、各カラーフィルター層の画素境界部分には、コントラスト向上等を目的として、いわゆるブラックマトリクス層が形成されている。更に、液晶層5側の面には、バックライト13から照射された光が光センサ9に入力することを防止する遮光部11が、対向基板3とシール材4とが接合されたシール領域に配置されている。また、液晶層5側でない他方の面には、偏光板12が設けられている。
以上の構成を有する表示装置1では、対向基板3に離間して配されたバックライト13を光源として、画像表示が行われる。
図1において、光センサ9は、受光光量に応じた信号を出力する。この光センサ9は、図1に示すように、アレイ基板2とシール材4とが接合されたシール領域に形成されている。ここで、光センサ9を形成したアレイ基板2が、観察者側に配置されているので、図8で示すような、アレイ基板2がバックライト13側に配置された表示装置よりも、アレイ基板2を透過した外光をより効率よく受光することができる。また、光センサ9は、シール領域に形成されているので、額縁領域を狭くすることができる。更に、偏光板8は、図1に示すように、光センサ9が形成された範囲に重ならないように設けられているので、偏光板8による透過率ロスを低減し、アレイ基板2へ到達する外光を全て受光することができる。
図2は、アレイ基板に形成される薄膜トランジスタ及び光センサの構成の一例を示す構成図である。図2(a)は、n−チャンネル薄膜トランジスタの構成、図2(b)は、p−チャンネル薄膜トランジスタの構成、図2(c)は、光センサとして用いられるPIN(p-intrisic-n)ダイオードの構成を示している。
まず、図2(a)及び図2(b)を用いて、本実施の形態における薄膜トランジスタについて説明する。n−チャンネル薄膜トランジスタ及びp−チャンネル薄膜トランジスタは、アレイ基板2上にアンダーコート層20を介して多結晶半導体層(ポリシリコン層)21A,21Bを形成し、この多結晶半導体層21A,21Bをチャンネル層とするものである。
アレイ基板2上には、前述の通りアンダーコート層20が形成されるが、これはアレイ基板2の表面の傷や穴等を塞いで平坦化すること、また、アレイ基板2に含まれる不純物の多結晶半導体層21A,21Bへの拡散を防止すること等を目的に形成されている。このアンダーコート層20は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等を成膜することにより形成されるが、例えば、熱処理により流動化する流動化樹脂からなる平坦化層と、不純物の拡散を防止する被覆層とからなる積層構造とすることも可能である。或いは、アレイ基板2が平坦化に優れ、含まれる不純物も少ない場合には、アンダーコート層20を省略することも可能である。
アンダーコート層20上に形成される多結晶半導体層21A,21Bは、例えば、プラズマCVD法により成膜された非結晶シリコン(a−Si)をアニールした後に、レーザ照射等によって多結晶化することにより形成されるものである。この多結晶半導体層21A,21Bは、エッチングにより島状に素子分離され、マトリクス状に配列されている。
多結晶半導体層21Aは、nチャンネル薄膜トランジスタに対応するものであり、多結晶半導体層21Bは、pチャンネル薄膜トランジスタに対応するものである。多結晶半導体層21A,21Bには、不純物注入によりソース領域21Aa,21Ba及びドレイン領域21Ab,21Bbが形成されており、更に、nチャンネル薄膜トランジスタにおいては、ソース領域21Aaとドレイン領域21Abとの内側に、LDD領域(低濃度不純物拡散領域)21Ac,21Adが形成されている。
また、いずれの薄膜トランジスタにおいても、多結晶半導体層21A,21B上に、第1絶縁層22や第2絶縁層23を介して、ゲート電極としての第1メタル24やソース電極又はドレイン電極としての第2メタル25が形成されている。
続いて、図2(c)を用いて、本実施の形態における光センサについて説明する。本実施の形態における光センサは、横型のPINフォトダイオードで形成されている。i(intrisic)領域を形成するのに、レジストマスクを用いてもよいが、同時に形成するn−チャンネル薄膜トランジスタ及びp−チャンネル薄膜トランジスタのゲート電極の形成工程を用いて形成してもよく、図2(c)は、ゲート電極付きのPINフォトダイオードを示している。ここで、ゲート電極は、例えば、グランド電位に接地されるか、若しくは、所望の特性を得るために電位制御するようにしてもよい。
ゲート電極付きのPINフォトダイオードを用いた場合、アレイ基板2が観察者側に配置されている方が、バックライト側に配置されているよりも、外光を受光しやすい構造であることは言うまでもない。即ち、i領域に光が照射されることで光電流が発生するため、図8に示す従来の表示装置ように、アレイ基板2をバックライト13側に配置した場合には、バックライト13から照射された光を遮光するために遮光部材14をバックライト13側に配置すると共に、受光した外光がゲート電極によって遮光されるのを補うために、遮光部材14からの反射光をi領域で取り込む工夫が必要であったが、アレイ基板2を観察者側に配置することで、効率良く外光を受光することができる。
また、図示は省略するが、PINフォトダイオードの上層である第1絶縁層22に、p+領域21Ca,p−領域21Cb,n−領域21Cc,及びn+領域21Cdで形成されたチャネル領域を覆うように、金属配線材料等を用いてバックライト13から照射された光が光センサに入力することを防ぐ遮光層を形成することも可能である。勿論、他の層に遮光層を設けることも可能であり、前述したように、この遮光層に代えて、対向基板3に設けられた遮光部11を利用することも可能である。
なお、前述したi領域とは、図2(c)で示すp−領域21Cb、及びn−領域21Ccの領域を意味するものである。
続いて、光センサ9で検知した外光照度の強度の計測法について説明する。図3は、光センサの回路構成を示す構成図である。光センサ9は、p領域側が接地されたフォトダイオード30と、このフォトダイオード30に並列接続されたキャパシタ素子31とで構成されており、所定のタイミングでキャパシタ素子31に所定の電圧Vprcがプリチャージされ、外光照度に応じた光電流がフォトダイオード30に流れる。また、図4は、センサ回路の回路構成を示す回路ブロック図である。センサ回路は、表示装置1の内部に形成された増幅器40及びA/D変換器41と、表示装置1の外部に形成されたLSI(Large Scale Integration)42とで構成されている。センサ回路は、光センサ9から出力された光電流を増幅器40で増幅し、増幅された光電流をA/D変換器41でデジタル値に変換した後、変換されたデジタル値に基づいて、LSI42により、バックライト13の光量を調整する。なお、LSI42には、変換後のデジタル値に基づいて照度計算する照度計算回路42aや、所定の制御信号を発生する制御信号発生回路42b等が配置されている。
図5は、光センサから出力された電圧電流が時間的に変化する様子を示す図である。外光が光センサ9に照射された場合、フォトダイオード30に電流が流れ、次第に初期のプリチャージ電圧VprcからGND電圧に低下する。これを所定のタイミングでA/D変換器41でデジタル信号に変換すると共に、所定のタイミングでLSI42に出力する。図5に示す傾きの絶対値が大きければ外光照度が強く、小さければ外光照度が弱いと判断することができる。
例えば、LSI42は、時刻tのタイミングで受信する電圧電流値Aと、時刻t+1のタイミングで受信する電圧電流値Bと、時刻t+2のタイミングで受信する電圧電流値Cとを受信する。そして、照度計算回路42aは、電圧電流値Aと電圧電流値Bとの差分S1と、電圧電流値Bと電圧電流値Cとの差分S2とを比較する。差分S1が差分S2より大きい場合には、図5に示す傾きが小さくなり、外光照度が弱くなったと判断できるので、制御信号発生回路42bは、光量を多くするようにバックライト13を調整する。
なお、複数の光センサ9を配置するような場合には、それぞれの光センサ9の出力を、例えば、ソースドライバを経由して外部に出力するようにすることが望ましい。また、一部の光センサ9が人、物、指等に遮光され、影部分の外光を受光するような場合には、他の光センサ9の出力と比較から除去するような処理を実施することが望ましい。更に、携帯電話等では、表示装置の向きを回転させて使用することが増えているので、光センサを複数設け、前述のように影などの影響を抑制するようにすることが望ましく、これをデバイス本体で行ってもよいが、アレイ基板上に多数決回路を設けるようにしても良い。
本実施例によれば、外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部6及びこの表示部6を駆動する駆動回路7を裏面に形成したアレイ基板2と、アレイ基板2の裏面に形成され、表面から入力された外光を検出する光センサ9と、を有する表示装置1なので、光センサを形成したアレイ基板をバックライト側に配置した表示装置よりも確実に外光を受光することができる。また、外光を検知する場合に、遮光部11に開口部を設ける必要がないので、表示装置1の外観から受ける印象や見栄えの低下を防止することができる。
本実施例によれば、光センサ9が、アレイ基板2と対向基板3とを接合するシール領域に形成されているので、表示装置1における額縁領域の増大を抑制することができる。
本実施例によれば、偏光板8が、光センサ9が形成された範囲に重ならないように設けられているので、偏光板8による外光の吸収を防止し、低照度光であっても確実に受光することができる。
本実施例によれば、光センサ9から出力された光信号に基づいて、バックライトの光量を調整する制御回路を更に有するので、外光変化のみに基づく正確な照度計算を可能とし、バックライト13の光量を適正に調整することができる。また、幅広い環境下で視認性に優れ、且つ低消費電力な表示装置を実現する。
(変形例1)
図6は、本実施の形態における表示装置の構造の変形例1を示す構造図である。図6(a)は、表示装置の変形例1の断面を示した断面図であり、図6(b)は、図6(a)で示す断面図に対応させて示した表示装置の正面図である。
本変形例では、光センサ9は、表示部6と駆動回路7との間に形成されている。また、光センサ9には、前述の遮光層が形成されている。その他の構成については、図1を用いて説明した表示装置の構成と同様なので、ここでは重複説明は省略する。
本実施例によれば、光センサ9が、表示部6と駆動回路7との間に形成されている場合であっても、バックライト13から照射された光がこの光センサ9に入力することを防止する遮光層を更に有するので、外光の受光効率を高めると共に、額縁領域の増大を抑制することができる。
(変形例2)
図7は、本実施の形態における表示装置の構造の変形例2を示す構造図である。図7(a)は、表示装置の変形例2の断面を示した断面図であり、図7(b)は、図7(a)で示す断面図に対応させて示した表示装置の正面図である。
本変形例では、光センサ9は、表示部6内に形成されている。また、光センサ9には、前述の遮光層が形成されている。その他の構成については、図1を用いて説明した表示装置の構成と同様なので、ここでは重複説明は省略する。
本実施例によれば、光センサ9が、表示部6内に形成されている場合であっても、バックライト13から照射された光がこの光センサ9に入力することを防止する遮光層を更に有するので、外光の受光効率を高めると共に、額縁領域の増大を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、アレイ基板2と対向基板3との間隙において、液晶を封入することを前提に説明したが、液晶に限られるものではなく、例えば、有機EL(Electroluminescence Display)に代えても、同様の効果を得ることができる。
本実施の形態における表示装置の構造を示す構造図である。 アレイ基板に形成される薄膜トランジスタ及び光センサの構成の一例を示す構成図である。 光センサの回路構成を示す構成図である。 センサ回路の回路構成を示す回路ブロック図である。 光センサから出力された電圧電流が時間的に変化する様子を示す図である。 本実施の形態における表示装置の構造の変形例1を示す構造図である。 本実施の形態における表示装置の構造の変形例2を示す構造図である。 従来の表示装置の構造を示す構造図である。
符号の説明
1…表示装置
2…アレイ基板
3…対向基板
4…シール材
5…液晶層
6…表示部
7…駆動回路(Yドライバ)
8…偏光板
9…光センサ
10…カラーフィルター層
11…遮光部
12…偏光板
13…バックライト
14…遮光部材
15…開口部
20…アンダーコート層
21A〜21C…多結晶半導体層
22…第1絶縁層
23…第2絶縁層
24…第1メタル
25…第2メタル
30…フォトダイオード
31…キャパシタ素子
40…増幅器
41…変換器
42…LSI
42a…照度計算回路
42b…制御信号発生回路
50…駆動IC(Xドライバ)

Claims (6)

  1. 外光に接する表面を有し、画像を表示する表示部及び当該表示部を駆動する駆動回路を裏面に形成したアレイ基板と、
    前記表面に設けられた偏光板と、
    前記裏面に形成され、前記表面から入力した外光を検出する光センサと、
    前記アレイ基板の裏面側に対向配置された対向基板と、
    前記対向基板の周縁に沿って、前記アレイ基板と前記対向基板とを接合するシール材と、
    前記対向基板に光を照射するバックライトと、
    前記対向基板と前記シール材とが接合されたシール領域に形成され、前記バックライトから照射された光を遮光する遮光部と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記光センサは、前記アレイ基板と前記シール材とが接合されたシール領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光センサは、前記表示部と前記駆動回路との間に形成されるものであって、
    前記バックライトから照射された光が当該光センサに入力することを防止する遮光層を更に有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記光センサは、前記表示部内に形成されるものであって、
    前記バックライトから照射された光が当該光センサに入力することを防止する遮光層を更に有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記偏光板は、前記光センサが形成された範囲に重ならないように設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記光センサから出力された光信号に基づいて、前記バックライトの光量を調整するセンサ回路を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示装置。
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