JP2008224887A - 結像光学系 - Google Patents

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Hiroshi Suzuki
浩志 鈴木
Yoshitaka Nakano
貴敬 中野
Yukihisa Tamagawa
恭久 玉川
Toshiyuki Noji
俊之 野地
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Abstract

【課題】Fナンバを明るくできると共に、小型化および簡素化を図ることのできる結像光学系を得る。
【解決手段】正のパワーを有するレンズで構成されるレンズ群4からの入射光線の光路順に、第1反射面7、第2反射面8、及び第3反射面9の順に配置された3枚の反射面を有するブロックレンズ5を設ける。ブロックレンズ5におけるこれら反射面は入射光線を遮蔽することなく配置され、かつ、第1反射面7で反射され第2反射面8に入射する光束と第3反射面9で反射された光束とが少なくとも一部で交差するよう配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、明るく小型でかつ簡素な構成を実現する結像光学系に関するものである。
従来の赤外線光学系では光学材料の色分散によって発生する色収差や画角依存性の収差を補正するため、分散の異なる光学材料や多数枚のレンズを組み合わせている。この光学系は従来からの製造技術が蓄積されているため多数枚のレンズを組み合わせても十分な光学性能が得られているが、組み立て時に各レンズの調整を必要とするためこれらの作業が煩雑になりやすい。
近年、このような光学系全体またはその大部分を一体成型してこの組み立て調整作業を簡素化する動きが出てきている。特に、この技術は可視光領域において技術開発が進んでいる。例として画像を取得する装置において、光学系を単レンズとプリズム1個で構成したものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005―24716号公報(段落番号(0044)から(0051)、図1)
上記従来の光学系では、光学部品はプリズム1個とレンズ1枚のみであり、非常に簡素化されているといえる。このような構成では、プリズムの精度が確保されていれば、アライメント調整要素はレンズとプリズムの相対位置関係のみになり、非常に調整が簡易になる。しかしながら、このような光学系では、レンズに比べてプリズムが大きく、そのため、小形化への妨げになってしまうと共に、光学材料が多量に必要になってしまうという問題点があった。また、光学系のFナンバは3.8と暗く、用途が限定されてしまうといった問題点もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、Fナンバを明るくできると共に、小型化および簡素化を図ることのできる結像光学系を得ることを目的とする。
この発明に係る結像光学系は、正のパワーを有するレンズで構成されるレンズ群と、このレンズ群を介した入射光線の光路順で、第1反射面、第2反射面、及び第3反射面の順に配置された3枚の反射面を有し、これら反射面は入射光線を遮蔽することなく配置され、かつ、第1反射面で反射され第2反射面に入射する光束と第3反射面で反射された光束とが少なくとも一部で交差する反射面群とを備えたものである。
この発明の結像光学系は、3枚の反射面を入射光線を遮蔽することなく配置し、かつ、第1反射面で反射され第2反射面に入射する光束と第3反射面で反射された光束とが少なくとも一部で交差するようにしたので、Fナンバを明るくできると共に、小型化および簡素化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による結像光学系を示す説明図である。
図1は、y軸およびz軸を含む平面(以下yz平面という)における光学系の断面と光路を示しており、結像光学系は、ドーム1、レンズ2,3からなるレンズ群4、ブロックレンズ5、検知器11、絞り12からなる。ドーム1は、レンズ2〜ブロックレンズ5からなる光学系を保護するためのレンズであり、例えばZnsで構成されている。レンズ2は、負のパワーを持つレンズ、レンズ3は正のパワーを持つレンズであり、レンズ群4は、これらレンズ2,3からなり、その合成パワーが正のパワーとなるレンズ群である。ブロックレンズ5は、入射面6、第1反射面7、第2反射面8、第3反射面9、出射面10からなる。入射面6は、レンズ群4を介した入射光線が入射される面である。また、第1反射面7〜第3反射面9は、それぞれ入射光線の光路順に配置される反射面であり、これら反射面は、入射光線を遮蔽することなく配置され、かつ、第1反射面7で反射され第2反射面8に入射する光束と、第3反射面9で反射された光束とが少なくとも一部で交差するよう配置されている。また、出射面10は、ブロックレンズ5としての出射面であり、この出射面10より出射された光が検知器11に到達するものである。更に、絞り12は、レンズ群4の前面側に設けた絞りである。
このように構成された結像光学系において、光は図面の左から入射する。光はドーム1を経てレンズ群4にて集光されてブロックレンズ5に入射する。ブロックレンズ5への入射光はブロックレンズ入射面6を通り、第1反射面7、第2反射面8および第3反射面9で反射されてブロックレンズ5の出射面10を通って検知器11に到達する。
本実施の形態において、レンズ群4に絞りを設けることにより、レンズを通過する光束の振れを極めて小さくできる構成を取っている。即ち、この構成をとることにより、レンズ群4には光学系として必要な開口有効径に極めて近い直径のレンズを用いることができ、レンズ群4として最も小型の構成を実現できるものである。
また、本実施の形態において、各反射面で折り返しながら進む光は、第1反射面7に入射する部分と第2反射面8で反射され第3反射面9に入射する部分とが一部で交差する。そして、更に、第1反射面7で反射され第2反射面8に入射する部分と第3反射面9で反射された部分とが一部で交差する。このように、本実施の形態の光学系はカセグレン型光学系のような反射型光学系と異なり、入射光線に対する光学系内部での中心遮蔽を持たないため、入射光線を損失することなく像面に結像することができる。
光が、第1反射面7に入射する部分と第2反射面8で反射され第3反射面9に入射する部分とで、その一部が交差する構造とすることで、第2反射面8の中心における法線ベクトルと第1反射面7に入射する視野中心の主光線の成す角が大きくなる。即ち、主光線の方向に沿って第2反射面8の主面を配置した状態となる。その結果、第1反射面7による光のケラレが起こりにくくなるため両者の間隔を小さくすることができ、反射型光学系のコンパクト化が可能となる。同様に、光が第3反射面9で反射した部分と第1反射面7で反射され、第2反射面8に入射する部分とが一部で交差する構造とすることで、第2反射面8は、第3反射面9で反射した視野中心の主光線に沿うように配置した状態となり、両者の間隔を小さくして反射型光学系をコンパクト化することが可能となる。更に、光が上記の2箇所で交差する構造としたため、第1反射面7は第3反射面9で反射した視野中心の主光線に沿うように配置した状態となり、両者の間隔を小さくして反射型光学系をコンパクト化することが可能となる。また、第3反射面9は、第1反射面7に入射する視野中心の主光線に沿うように配置した状態となり、両者の間隔を小さくして反射型光学系をコンパクト化することが可能となる。
このような反射面の配置をとることにより、従来の光学系では光線の反射角に応じてy方向に光学系が大きくなるという問題があったが、本実施の形態では光を第2反射面8および第3反射面9への入射と反射でy方向に関して反転するように折り返し、y方向の広がりが相殺されるように配置しているため、光線の反射角が大きいにも拘わらず反射型光学系のコンパクト化を図ることができる。
また、光の第1反射面7に入射する部分と第2反射面8で反射され第3反射面9に入射する部分および第3反射面9で反射した部分と第1反射面7で反射され第2反射面8に入射する部分は一部で交差することにより同一空間を使用している。このため、光学系内を通過する光路に対して必要となる空間を削減することができ、光学系をコンパクトにすることができる。
本実施の形態では更に、各反射面間に光学材料を充填してブロックレンズ5を構成している。以下、反射面間に光学材料を充填する利点を説明する。
大気中から屈折率nの光学材料中に光線が入射するとき、スネルの法則によりその屈折角は入射角の約1/n倍になる。すなわち、光学材料の中では光線は入射面の法線ベクトルに対して平行に近づき、光線の広がり角が小さくなる。当然、光学材料の中を伝搬する光線の広がりも抑制されるので、反射面として必要な面積が縮小する。その結果、ブロックレンズ5の小型化を行うことができるという効果がある。
また、ブロックレンズ5にすることにより、反射面だけの構成に比べ、ブロックレンズ5の入射面6および出射面10という2面の屈折面が新たに加わることになる。これら入射面6および出射面10は平面で構成することも可能であるが、本実施の形態ではこの面に曲率を与えることにより、反射面のみの設計に比べ設計の自由度を向上させている。結像性能向上の点から、可能な限り面の自由度が増えることが望ましいため、入射面6および出射面10に曲率を与えることが構成上有利であることは明らかである。
また、反射面間に光学材料を充填したブロックレンズ5構造にすることにより、反射鏡間のアライメントを取る必要が無いため、光学系の調整が非常に簡素になるという利点がある。また、反射面間は非常に安定に固定された状態にあるため、外部からの振動に対しても強い光学系が構成できる。
本実施の形態において、ブロックレンズ5を小型化するためにはレンズ群4のパワーを強くし、ブロックレンズ5への入射光束を絞る必要がある。本実施の形態ではブロックレンズ5内部の第1反射面7と第2反射面8の間に中間結像を設けることで、レンズ群4への強いパワー配分を可能にした。ブロックレンズ5内部に中間結像を持たない場合、レンズ群4のパワーが強くなることで光学系全体のバックフォーカスが縮小し、結像条件を満足しなくなる。本実施の形態のように中間結像をブロックレンズ5内部に持ち、その中間結像を第2反射面8、第3反射面9および出射面10で構成したリレー光学系により像転送することで、光学系全体のバックフォーカスをレンズ群4のパワーとは無関係に設定できる。これにより、レンズ群4のパワーが強くなっても結像条件を満足する設計解を得ることができる。
以下、ブロックレンズ5の寸法に大きな影響を与える中間結像の位置について説明する。
図2は中間結像位置により光学系の場合分けを行い、各構成を図示した説明図である。
図において、レンズ群4と第1反射面7の間に中間結像を設けたものをtype1、第1反射面7と第2反射面8の間に中間結像を設けたものをtype2、第2反射面8と第3反射面9の間に中間結像を設けたものをtype3と称する。
図2中のtype1の場合、ブロックレンズ5に入射する光束が最も絞られているという点で入射面6を最も小さくできるのが他のタイプより優れている点である。一方、レンズ群4で集光された光は第1反射面7の前で集光し、第1反射面7および第2反射面8には発散光として入射するため、この発散光を反射する際、第1反射面7および第2反射面8の検知器11に近い部分は他のタイプに比べて大きくなる。よって、ブロックレンズ5への入射光束が大きい場合に、本構成が優れているといえる。
また、図2中のtype2の場合、レンズ群4で集光された光は第1反射面7で反射した後、中間結像を成すため、光は第1反射面7に収束光として入射する。そのため、type1に比べ、検知器11に近い部分が小さくできる利点があり、出射光束との干渉余裕ができる。一方、中間結像を成した後の光は第2反射面8には発散光として入射するため、第2反射面8の検知器11に近い部分はtype1に近いが、やや小さい寸法にできる。本構成はtype1とtype3の中間的でバランスの取れた構成であるといえる。
更に、図2におけるtype3の場合、レンズ群4で集光された光は第1反射面7および第2反射面8で反射した後、集光するため、第1反射面7および第2反射面8には収束光として入射する。そのため、type1およびtype2に比べ、検知器11に近い部分が小さくできる利点がある。しかしながら、type3はtype1やtype2に比べ、さらにブロックレンズ5の奥に結像位置があるため、入射面6付近の光束と第2反射面8および第3反射面9が干渉し易くなる。このため、出射光と第1反射面7および第2反射面8の干渉余裕を重視する場合に適した構成といえる。
以上のように、各タイプの利点を踏まえた上、設計条件に応じて結像位置を設定する、即ち、タイプを選択することにより様々な構成を実現できるといえる。以下、type1およびtype2における数値実施例を説明する。
〈数値実施例1〉
図3は、数値実施例1(type1)の光学系を示す断面図である。図3において図1と同一符号は、図1と同一の要素を示すため、それぞれの要素の説明は省略する。
尚、本数値実施例では、ブロックレンズ5内の3枚の反射面の形状は以下のゼルニケ多項式で表される自由曲面である。z軸を中心として規格化半径にて規格化された半径ρ(0≦ρ≦1)、回転角θの位置での面変位量は以下のように表される。
z=C1+C2×ρ×cosθ+C3×ρ×sinθ
+C4×ρ2×cos2θ+C5×(2ρ2−1)
+C6×ρ2×sin2θ
+C7×ρ3×cos3θ+C8×(3ρ3−2ρ)×cosθ
+C9×(3ρ3−2ρ)×sinθ
+C10×ρ3×sin3θ+C11×ρ4cos4θ
+C12×(4ρ4−3ρ3)×cos2θ
+C13×(6ρ4−6ρ2+1)+C14×(4ρ4−4ρ3)×sin2θ
+C15×ρ4×sin4θ
+・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(1)
尚、実際の面内位置を求める際に必要な規格化半径は係数と共に以下の数値実施例中に示した。また、レンズ群4の第3面および第4面はz軸を対称軸とする回転対称な非球面形状であり、Kは円錐係数、A、B、C、Dはそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数、rは面の曲率半径 とすると、z軸から半径Rの位置での非球面変位量は以下に示す通りである。
z=(R2/r)/[1+{ 1-(1+K) ( R2/r2)}1/2 ]+Ar4+Br6 +Cr8+Dr10
尚、ゼルニケ多項式で表された面の変位量および非球面変位量の単位はmmである。
図3の光学系の構成データを以下に示す。以下の構成データにおいて、距離及び偏心は、各々長さの量で表されているが、具体的には同じ形状の相似形でも実現できるものであり、長さの比と考えてよい。
絞り径60mm
検知器寸法12mm×16mm
画角12度×16度
(Fナンバ0.95)
第1面
曲率半径:70.0
第1面と第2面の間隔:5.0
材質:ZnS
第2面
曲率半径:65.0
第2面と第3面の間隔:5.0
第3面
曲率半径:65.3247087843
非球面係数
K:2.35215899482
A:−0.144316727677e−5
B:0.111207008948e−8
C:−0.28711652207e−11
D:0.120776425203e−14
第3面と第4面の間隔:10.0
材質:GASIR2
第4面
曲率半径:2704.8287575
非球面係数
K:5101.60699861
A:0.664059648753e−7
B:0.191253538388e−8
C:−0.377972649585e−11
D:0.253672932951e−14
第4面と第5面の間隔:3.0
第5面
曲率半径:351.55939346
第5面と第6面の間隔:3.0
材質:ZnS
第6面
曲率半径:124.185162155
第6面とブロックレンズ入射面の間隔:19.6368160715
ブロックレンズ入射面
曲率半径:87.2072663971
ブロックレンズ入射面と第1反射面の間隔:60.6445291666
材質:GASIR2
第1反射面
C1:−0.0667336423762
C2:0
C3:5.77292575325
C4:0.0925152006773
C5:−0.625721923876
C6:−0.0303077185535
C7:0.0143861840898
C8:−0.016559506872
C9:0.0121928791273
C10:0.0307077571053
C11:0.0120246041353
C12:−0.0170529420185
C13:0.0552352938128
C14:0.0113888034396
C15:−0.000742233386912
C16:−0.00186717815275
C17:0.00344580043504
C18:−0.00109796213979
C19:−0.0263240856027
C20:0.00154083974521
C21:−0.00602440410134
C22:0.000218738706291
C23:0.00144980141156
C24:−0.00509561968349
C25:0.00300221966264
C26:0.000925241400461
C27:0.000743176349463
C28:0.000971886871885
C51:−0.480833327071e−14
C61:0.165278442016e−15
規格化半径:14.6151
第1反射面と第2反射面の間隔
距離:35.6445291666
回転:136.892223°
材質:GASIR2
第2反射面
C1:0.0989228186808
C2:0
C3:−8.15610117288
C4:0.0786278075502
C5:0.329345162755
C6:−0.0372266246966
C7:−0.00523785193361
C8:0.00649251863325
C9:−0.0109011899812
C10:−0.01193445874
C11:−0.000255355419812
C12:0.000198115969869
C13:−0.00225204192889
C14:−0.000491942365763
C15:0.000132600516786
C16:0.000102738368137
C17:−0.323768938167e−4
C18:0.000105814192233
C19:0.000252140061333
C20:0.783755395787e−4
C21:0.000162136231271
C22:0.486343780851e−4
C23:0.000268012761116
C24:−0.104225228908e−4
C25:−0.000456604195875
C26:−0.293510237134e−4
C27:0.214826379645e−5
C28:0.342878666051e−4
C31:−0.382935969776e−12
C33:0.365703060693e−9
C34:0.11681220818e−9
C40:−0.812231217121e−11
C41:0.167530831309e−11
C42:−0.849586600641e−12
C51:−0.153260277854e−11
C61:0.210082431134e−12
規格化半径:13.77675
第2反射面と第3反射面の間隔
距離:55.8333333333
回転:118.731689°
材質:GASIR2
第3反射面
C1:−0.082225123795
C2:0
C3:1.73875278579
C4:0.0121863144826
C5:−0.192248073039
C6:−0.00612172277717
C7:0.000163336195849
C8:−0.000355717143087
C9:0.742486059633e−5
C10:0.000291737633488
C11:−0.124812057611e−4
C12:−0.846015512235e−4
C13:−0.000129943129297
C14:0.247697970907e−4
C15:−0.328537327274e−4
C16:−0.450320612603e−5
C17:−0.175446729296e−5
C18:−0.474624321813e−5
C19:0.872820791647e−5
C20:−0.213620032968e−5
C21:−0.577436222796e−5
C22:0.453743888969e−6
C23:0.301063233524e−5
C24:0.120462857706e−5
C25:0.520933486353e−5
C26:0.565880062517e−6
C27:−0.79634401129e−6
C28:−0.695282643369e−6
C31:0.50791945485e−15
C33:−0.368802879797e−8
C34:−0.106663744831e−9
C40:0.457024966088e−10
C41:0.152205357501e−9
C42:0.997308749383e−15
C51:0.867664148859e−11
C61:−0.181185970189e−12
規格化半径:9.63805
第3反射面とブロックレンズ出射面の間隔
距離:72.0
回転:159.530686°
材質:GASIR2
ブロックレンズ出射面
曲率半径:−159.659938052
ブロックレンズ出射面と像面の間隔:5.0
材料の屈折率
ZnS:2.222809(8μm)2.212312(9μm)2.200164(10μm)2.186164(11μm)2.170071(12μm)
GASIR2:2.59122(8μm)2.58786(9μm)2.58415(10μm)2.58003(11μm)2.57547(12μm)
〈数値実施例2〉
数値実施例2(type2)における図面上の構成は、図1に示した結像光学系と基本的に同様であるため、その図示は省略し、図1を援用して説明する。
また、本数値実施例では、ブロックレンズ5内の3枚の反射面の形状は数値実施例1と同様、ゼルニケ多項式で表される自由曲面である。また、第5面およびブロックレンズ5の入射面6は回転対称な非球面形状であり、各係数は数値実施例1の記載に沿って示している。
絞り径60mm
検知器寸法6mm×8mm
画角12度×16度
(Fナンバ0.95)
第1面
曲率半径:70.0
第1面と第2面の間隔:5.0
材質:ZnS
第2面
曲率半径:65.0
第2面と第3面の間隔:5.0
第3面
曲率半径:56.332891554
第3面と第4面の間隔:5.0
材質:ZnS
第4面
曲率半径:44.6856432908
第4面と第5面の間隔:1.0
第5面
曲率半径:45.8334280814
第5面と第6面の間隔:10.0
非球面係数
K:0.012377041634
A:0.601915136282e−8
B:−0.101160196939e−10
C:0.587179566066e−13
D:−0.318528260651e−16
材質:GASIR2
第6面
曲率半径:112.479019094
第6面とブロックレンズ入射面の間隔:25.0
ブロックレンズ入射面
曲率半径:1217.16913741
ブロックレンズ入射面と第1反射面の間隔15.0+25.664061
非球面係数
K:1.0
A:−0.46263503655e−6
B:−0.789555313199e−9
C:0.390298418601e−11
D:−0.103553040885e−13
材質:GASIR2
第1反射面
C1:−0.0480482225109
C2:0
C3:4.15650654234
C4:−0.175089803879
C5:−0.244651476311
C6:−0.000941623885122
C7:−0.767168867859e−4
C8:−0.592768349258e−4
C9:−0.0418757584034
C10:−0.014489013662
C11:0.0029283799768
C12:0.000684339002741
C13:0.011778107811
C14:0.688841455939e−5
C15:0.103364519489e−6
C16:0.94435319387e−5
C17:−0.38835624599e−5
C18:−0.160220523051e−5
C19:0.000256473406491
C20:−0.000185192357055
C21:0.0011487934051
C22:−0.594034617177e−4
C23:0.000157981910172
C24:0.000343431877196
C25:0.000630530829781
C26:−0.318381850159e−6
C27:−0.105158725815e−5
C28:−0.228177612187e−5
C51:−0.346199995491e−14
C61:0.119000478252e−15
規格化半径:10.522872
第1反射面と第2反射面の間隔
距離:25.664061
回転:136.892223°
材質:GASIR2
第2反射面
C1:0.0712244294502
C2:0
C3:−6.02402857
C4:0.0823152668889
C5:0.199900374234
C6:−0.00216819659959
C7:0.000673349421391
C8:−0.839934897933e−4
C9:0.0696753457909
C10:−0.0291537048865
C11:−0.0407904830037
C12:0.0370983124495
C13:−0.0604238230005
C14:0.000249673054874
C15:−0.000555965372054
C16:−0.000315128778571
C17:0.000306503281376
C18:−0.843250408845e−4
C19:0.036639856467
C20:−0.00145493001307
C21:0.03109638432
C22:0.0400085798778
C23:−0.0178803491401
C24:0.00444129105319
C25:−0.0114467483338
C26:0.512697789144e−4
C27:−0.000210048658038
C28:0.000106254392108
C29:0.905697916073e−4
C30:−0.000119921333996
C31:0.248696911739e−4
C32:0.14756141681e−4
C33:−0.00311606062461
C34:0.0039608854544
C35:0.01161740641
C36:−0.0222375619078
C37:−0.0185462756402
C38:0.0073599090553
C39:−0.00142177508143
C40:−0.00216264991358
C41:−0.000703098261073
C42:−0.24917422286e−4
C51:−0.110347400054e−11
C61:0.151259350417e−12
規格化半径:9.91926
第2反射面と第3反射面の間隔
距離:43.0
回転:118.731689°
材質:GASIR2
第3反射面
C1:−0.0592020891324
C2:0
C3:1.25190200577
C4:0.0129674184502
C5:−0.218723681013
C6:0.397290406795e−4
C7:−0.285847371512e−5
C8:−0.116416412766e−5
C9:0.00339142268283
C10:−0.631563954652e−4
C11:−0.149633439565e−4
C12:0.221177249709e−4
C13:0.810668251804e−4
C14:−0.803589661234e−6
C15:0.190750049818e−6
C16:−0.172252962791e−7
C17:−0.399344440735e−7
C18:0.273507337447e−7
C19:−0.235158325562e−5
C20:−0.49822702007e−5
C21:0.162789874145e−5
C22:0.131219817406e−5
C23:0.460846681529e−6
C24:−0.316337706489e−5
C25:0.13429896353e−4
C26:0.427513186171e−8
C27:0.865113875641e−8
C28:0.117712209934e−7
C31:0.365702007492e−15
C33:−0.265538073453e−8
C34:−0.767978962782e−10
C40:0.329057975583e−10
C41:0.109587857401e−9
C42:0.718062299556e−15
C51:0.624718187178e−11
C61:−0.130453898537e−12
規格化半径:6.939396
第3反射面とブロックレンズ出射面の間隔
距離:53.0
回転:159.530686°
材質:GASIR2
ブロックレンズ出射面
曲率半径:−56.5195449906
ブロックレンズ出射面と像面の間隔:5.0
材料の屈折率
ZnS:2.222809(8μm)2.212312(9μm)2.200164(10μm)2.186164(11μm)2.170071(12μm)
GASIR2:2.59122(8μm)2.58786(9μm)2.58415(10μm)2.58003(11μm)2.57547(12μm)
次に、色消しとして用いられている回折光学系を用いることで、レンズ群のレンズ枚数を削減できる例を示す。回折光学系を適用することにより数値実施例1および数値実施例2で2枚必要であったレンズ群のレンズ枚数を1枚にすることができる。レンズ群を1枚のレンズで構成し、レンズ裏面に回折光学系を設けた例を数値実施例3として以下に示す。
〈数値実施例3〉
図4は、数値実施例3の光学系を示す断面図である。図4において図1と同一符号は図1と同一の要素を示す。また、単レンズ13は、回折光学系を設けた正のパワーを有する1枚のレンズであり、カルコゲナイドガラスを材料として形成されている。
尚、本数値実施例では、ブロックレンズ5内の3枚の反射面の形状は数値実施例1と同様、ゼルニケ多項式で表される自由曲面である。また、第3面は回転対称な非球面形状であり、各係数は数値実施例1の記載に沿って示している。また、レンズ群4の中の第4面はz軸を回転中心とする回転対称な回折面であり、Rをz軸からの半径とし、zを回折面の位相とすると、基準波長(数値実施例中に単位nmで表示)におけるz軸からの半径Rにおける回折面における位相係数と位相との関係は以下のように示されるものである。
z=D1×R2+D2×R4+D3×R6+・・・・+Dn×R2n+・・・・
なお、zの単位はmmである。
絞り径60mm
検知器寸法6mm×8mm
画角12度×16度
(Fナンバ0.95)
第1面
曲率半径:70.0
第1面と第2面の間隔:5.0
材質:ZnS
第2面
曲率半径:65.0
第2面と第3面の間隔:5.0
第3面
曲率半径:56.3585877773
非球面係数
K:0.856998156425
A:−0.630001768061e−6
B:−0.287653423099e−9
C:−0.572672306061e−13
D:−0.167369343848e−15
第3面と第4面の間隔:10.0
材質:GASIR2
第4面
曲率半径:117.574965666
位相係数
D1:−0.000211400969857
D2:0.469118747238e−7
D3:−0.244725756321e−10
D5:0.276052110206e−15
D6:−0.56708477348e−18
D7:−0.416920696942e−21
D8:0.587091976631e−24
D9:0.137522020293e−26
D10:−0.134139059344e−29
基準波長:10000.0nm
第4面とブロックレンズ入射面の間隔:35.0
ブロックレンズ入射面
曲率半径:−266.175604716
ブロックレンズ入射面と第1反射面の間隔:40.664061
材質:GASIR2
第1反射面
C1:−0.0480482225109
C2:0
C3:4.15650654234
C4:−0.10941732049
C5:−0.445527013988
C6:0.163091081104e−4
C7:−0.611107952953e−5
C8:−0.251922923498e−5
C9:−0.0714756863
C10:0.00345546714578
C11:−0.0012394718927
C12:0.00410528062455
C13:0.0162958022069
C14:0.106813802367e−5
C15:−0.966986189716e−6
C16:−0.898168546836e−6
C17:−0.106203130542e−5
C18:0.119628233327e−5
C19:−0.000598858426593
C20:0.00105472577453
C21:−0.00285615929131
C22:0.000598809465534
C23:−0.00175058488664
C24:0.000546714993378
C25:0.00100024425534
C26:0.51748706056e−6
C27:−0.105830824444e−6
C28:0.104293722258e−6
C51:−0.346199995491e−14
C61:0.119000478252e−15
規格化半径:10.522872
第1反射面と第2反射面の間隔
距離:25.664061
回転:136.892223°
材質:GASIR2
第2反射面
C1:0.0712244294502
C2:0
C3:−6.06680014908
C4:0.268779630862
C5:0.0859199498904
C6:−0.464933201103e−4
C7:0.365349584219e−5
C8:−0.767018061015e−5
C9:0.00410128832157
C10:−0.0949045646591
C11:−0.0683087947134
C12:0.0420209994288
C13:−0.026049191907
C14:0.757830627949e−5
C15:0.459587057098e−5
C16:0.409974206528e−5
C17:0.684584116655e−5
C18:−0.630365042873e−5
C19:0.0152151811874
C20:−0.0222932373921
C21:0.0474981104255
C22:0.0383314659295
C23:−0.0259384643087
C24:0.0149200664044
C25:−0.00938663072105
C26:0.537501926779e−5
C27:−0.109749905897e−5
C28:−0.487410566345e−5
C29:−0.245289414577e−5
C30:−0.496900136554e−6
C31:0.274191843061e−5
C32:−0.20161498372e−5
C33:0.0028280790004
C34:−0.00516110379419
C35:0.0117375920359
C36:−0.0211492622193
C37:−0.0158952388509
C38:0.00603318331791
C39:−0.00405304701433
C40:0.00317129773478
C41:−0.00390086710592
C42:0.94119344734e−6
C51:−0.110347400054e−11
C61:0.151259350417e−12
規格化半径:9.91926
第2反射面と第3反射面の間隔
距離:43.0
回転:118.731689°
材質:GASIR2
第3反射面
C1:−0.0592020891324
C2:0
C3:1.25190200577
C4:0.00868091001987
C5:−0.207556730422
C6:−0.136429332093e−5
C7:−0.16272688442e−6
C8:0.171808530517e−7
C9:0.00322562029044
C10:0.132574453826e−5
C11:−0.738859805074e−5
C12:0.569658316242e−4
C13:−0.386099049545e−4
C14:−0.975722331349e−8
C15:−0.52897989371e−8
C16:0.76872224623e−10
C17:0.723140471727e−9
C18:0.121679930655e−9
C19:−0.72383852509e−6
C20:−0.647208879501e−5
C21:−0.550543914213e−5
C22:0.734893328086e−6
C23:0.738701062301e−6
C24:−0.132616428634e−5
C25:0.101846593419e−4
C26:−0.865005020463e−10
C27:0.418724219559e−9
C28:−0.373812485923e−9
C31:0.365702007492e−15
C33:−0.265538073453e−8
C34:−0.767978962782e−10
C40:0.329057975583e−10
C41:0.109587857401e−9
C42:0.718062299556e−15
C51:0.624718187178e−11
C61:−0.130453898537e−12
規格化半径:6.939396
第3反射面とブロックレンズ出射面の間隔
距離:53.0
回転:159.530686°
材質:GASIR2
ブロックレンズ出射面
曲率半径:−64.947476952
ブロックレンズ出射面と像面の間隔:5.0
材料の屈折率
ZnS:2.222809(8μm)2.212312(9μm)2.200164(10μm)2.186164(11μm)2.170071(12μm)
GASIR2:2.59122(8μm)2.58786(9μm)2.58415(10μm)2.58003(11μm)2.57547(12μm)
以上の数値実施例における反射面形状は特定の対称面および対称軸を持たない面形状をゼルニケ多項式を用いて表現したものであった。だが、同一形状を示す形態としてx、y多項式を用いても良い。このように特定の対称面および対称軸を持たない面形状は極めて自由度が高いため、設計の自由度が高いといえる。
一方、これまでに示した実施の形態はyz平面における断面図を示しているが、x方向の面形状はこの平面に対してまったく対称に構成してもさして設計の自由度を失わないで構成できる。以下に示す数値実施例4はゼルニケ多項式においてyz平面に対して面対称な成分のみで構成した例を示したものである。
〈数値実施例4〉
数値実施例4における図面上の構成は図4に示した数値実施例3と基本的に同様であるため、その図示は省略し、図4を援用して説明する。また、本数値実施例においても、ブロックレンズ5内の3枚の反射面の形状は数値実施例1と同様、ゼルニケ多項式で表される自由曲面である。更に、第3面は回転対称な非球面形状であり、各係数は数値実施例1の記載に沿って示している。また、レンズ群4の中の第4面はz軸を回転中心とする回転対称な回折面であり、係数の記載は数値実施例3に沿って記載している。
絞り径60mm
検知器寸法6mm×8mm
画角12度×16度
(Fナンバ0.95)
第1面
曲率半径:70.0
第1面と第2面の間隔:5.0
材質:ZnS
第2面
曲率半径:65.0
第2面と第3面の間隔:5.0
第3面
曲率半径:56.3589824524
非球面係数
K:0.857009074358
A:−0.629971270082e−6
B:−0.287652318937e−9
C:−0.572480123096e−13
D:−0.167365433142e−15
第3面と第4面の間隔:10.0
材質:GASIR2
第4面
曲率半径:117.576969124
位相係数
D1:−0.000211389535751
D2:0.469432337809e−7
D3:−0.245556961012e−10
D4:0.301138186719e−16
D5:0.276163507037e−15
D6:−0.567004419568e−18
D7:−0.416944981048e−21
D8:0.586976299572e−24
D9:0.137511405521e−26
D10:−0.134127258082e−29
基準波長:10000.0nm
第4面とブロックレンズ入射面の間隔:35.0
ブロックレンズ入射面
曲率半径:−266.206359153
ブロックレンズ入射面と第1反射面の間隔:40.664061
材質:GASIR2
第1反射面
C1:−0.0480482225109
C2:0
C3:4.15650654234
C4:−0.109168509986
C5:−0.445492192285
C6:0
C7:0
C8:0
C9:−0.071552707457
C10:0.0037655525671
C11:−0.00125616241721
C12:0.00414692194859
C13:0.0162865467631
C14:0
C15:0
C16:0
C17:0
C18:0
C19:−0.000600488720608
C20:0.00107857878651
C21:−0.00289798877057
C22:0.000570161789524
C23:−0.00176484204375
C24:0.000544068264131
C25:0.00100813338884
規格化半径:10.522872
第1反射面と第2反射面の間隔
距離:25.664061
回転:136.892223°
材質:GASIR2
第2反射面
C1:0.0712244294502
C2:0
C3:−6.06536079466
C4:0.269543666458
C5:0.0858407954823
C6:0
C7:0
C8:0
C9:0.00432569601405
C10:−0.0956510561825
C11:−0.0684624737335
C12:0.0422179626258
C13:−0.0260384749145
C14:0
C15:0
C16:0
C17:0
C18:0
C19:0.0151878790412
C20:−0.0222979023272
C21:0.0474089754621
C22:0.0379611500971
C23:−0.0258802755589
C24:0.0148846084395
C25:−0.0093526145137
C26:0
C27:0
C28:0
C29:0
C30:0
C31:0
C32:0
C33:0.0027770412607
C34:−0.00514980579824
C35:0.0117672991458
C36:−0.020681852327
C37:−0.0156624696517
C38:0.00607278648094
C39:−0.00398972161489
C40:0.00310405760914
C41:−0.00390510659348
規格化半径:9.91926
第2反射面と第3反射面の間隔
距離:43.0
回転:118.731689°
材質:GASIR2
第3反射面
C1:−0.0592020891324
C2:0
C3:1.25190200577
C4:0.00867471650829
C5:−0.207556161391
C6:0
C7:0
C8:0
C9:0.00322755253449
C10:0.327480906263e−5
C11:−0.69282405548e−5
C12:0.56697722747e−4
C13:−0.385705638155e−4
C14:0
C15:0
C16:0
C17:0
C18:0
C19:−0.939283411769e−6
C20:−0.640249495457e−5
C21:−0.554883754191e−5
C22:0.680186323088e−6
C23:0.723494616841e−6
C24:−0.130111056542e−5
C25:0.101734348989e−4
規格化半径:6.939396
第3反射面とブロックレンズ出射面の間隔
距離:53.0
回転:159.530686°
材質:GASIR2
ブロックレンズ出射面
曲率半径:−64.978468828
ブロックレンズ出射面と像面の間隔:5.0
材料の屈折率
ZnS:2.222809(8μm)2.212312(9μm)2.200164(10μm)2.186164(11μm)2.170071(12μm)
GASIR2:2.59122(8μm)2.58786(9μm)2.58415(10μm)2.58003(11μm)2.57547(12μm)
このように、yz平面に対称な形状という制限条件を与えても数値実施例3と略等しい形状で実現できることがわかる。yz平面に対して対称に構成することで、基準位置が明確になるため面形状の検査がし易く、また、面の作成のしやすさも向上したブロックレンズ5を構成することができる。
尚、以上の数値実施例ではいずれもプリズムを構成する光学材料としてカルコゲナイドガラスの一種であるGASIR2(元素組成Ge20Sb15Se65)を用いている。この光学材料は赤外線領域の広い波長帯域(近赤外〜遠赤外)において良好な透過特性を有し、かつ、モールド成型が可能である。このため高精度の型を精密旋盤にて作成すれば高精度のプリズムが容易に多量に製造可能である。
また、以上の実施例ではGASIR2を用いたが、これに限らず、同じカルコゲナイドガラスに属するGASIR1(元素組成Ge22As20Se65)や、amtir−1(元素組成Ge33As12Se55),amtir−3(元素組成Ge28Sb12Se60),amtir−4(元素組成AsSe)やIG2(元素組成Ge33As12Se55),IG3(元素組成Ge33As13Se52Te25),IG4(元素組成Ge10As40Se50),IG5(元素組成Ge28Sb12Se60),IG6(元素組成As40Se60)などを用いて構成しても同等の効果が得られる。
また、実施の形態1では光学系を保護するドーム1を設けている。このようなドーム1を設けることにより、ごみ等が内部の光学系に直接付着することを防ぐことができ、耐環境性の点で優れた構成にすることができる。また、実施の形態1ではドーム1として、レンズ形状に沿うような球面のドーム形状の例を示したが、寸法条件が許せばドーム1の形状は平面であっても同様の効果が期待できる。
また、絞り12についても、絞り形状をx方向に長い楕円または長方形にすることによりy軸方向の光学系の寸法を変えることなく光学系の明るさを明るくできる。よって、絞り形状は従来の円形にこだわる必要は無く、x軸方向に長い楕円または長方形にしても良い。
以上のように、実施の形態1の結像光学系によれば、正のパワーを有するレンズで構成されるレンズ群と、レンズ群を介した入射光線の光路順で、第1反射面、第2反射面、及び第3反射面の順に配置された3枚の反射面を有し、3枚の反射面は入射光線を遮蔽することなく配置され、かつ、第1反射面で反射され第2反射面に入射する光束と第3反射面で反射された光束とが少なくとも一部で交差する反射面群とを備えたので、入射光線を損失することなく像面に結像することができるため、明るい光学系とすることができ、また、小型で構成の簡単な光学系とすることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群に絞りを設けたので、レンズ群には光学系として必要な開口有効径に極めて近い直径のレンズを用いることができることから、レンズ群として最も小型の構成を実現でき、その結果、光学系としての小型化に寄与することができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、中間結像を有するよう構成したので、レンズ群のパワーを強くしてもリレー光学系の諸元を調整することにより像面位置を調整できるため、設計の尤度が格段に広くすることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、反射面群の面間に光学材料を充填するようにしたので、反射鏡間のアライメントを取る必要が無く、光学系の調整を非常に簡素化することができる。また、反射面間は非常に安定に固定された状態にあるため、外部からの振動に対しても強い光学系を構成することができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、光学材料の入射面に曲率を有するようにしたので、光学系の設計の自由度を向上させることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、光学材料の出射面に曲率を有するようにしたので、光学系の設計の自由度を向上させることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群を、カルコゲナイドガラスを材料とする正パワーのレンズと、ZnSを材料とする負パワーのレンズで構成したので、レンズ群の設計の自由度を向上させることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群を、カルコゲナイドガラスを材料とする正パワーの単レンズで構成し、このレンズを構成する面に回折光学系を設けたので、レンズ群としてのレンズの枚数を削減することができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、光学材料をモールド成型したので、反射面を有する高精度のブロックレンズを容易に製造することができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、光学材料をカルコゲナイドガラスとしたので、赤外線領域で良好な透過特性を有する結像光学系を容易に実現することができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群より光の入射側に光透過性のドームを設けたので、ごみ等が内部の光学系に直接付着することを防ぐことができ、耐環境性の点で優れた構成にすることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、反射面を、特定の対称面および対称軸をもたない面形状としたので、面形状の自由度が高く、従って、結像光学系としての設計の自由度を高くすることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、反射面を、特定の平面に対して面対称な面形状を有するようにしたので、面形状に関する設計の自由度を保つことができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群に長方形の絞りを設けたので、短手方向の光学系の寸法を変えることなく光学系の明るさを明るくすることができる。
また、実施の形態1の結像光学系によれば、レンズ群に楕円形の絞りを設けたので、短軸方向の光学系の寸法を変えることなく光学系の明るさを明るくすることができる。
この発明の実施の形態1による結像光学系を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による結像光学系の中間結像位置による光学系の場合分けを示す説明図である。 この発明の実施の形態1による結像光学系の数値実施例1を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による結像光学系の数値実施例3を示す説明図である。
符号の説明
1 ドーム、2,3,13 レンズ、4 レンズ群、5 ブロックレンズ、6 入射面、7 第1反射面、8 第2反射面、9 第3反射面、10 出射面、12 絞り。

Claims (15)

  1. 正のパワーを有するレンズで構成されるレンズ群と、
    前記レンズ群を介した入射光線の光路順で、第1反射面、第2反射面、及び第3反射面の順に配置された3枚の反射面を有し、前記3枚の反射面は前記入射光線を遮蔽することなく配置され、かつ、前記第1反射面で反射され前記第2反射面に入射する光束と前記第3反射面で反射された光束とが少なくとも一部で交差する反射面群とを備えた結像光学系。
  2. レンズ群に絞りを設けたことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  3. 中間結像を有することを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  4. 反射面群の面間に光学材料が充填されていることを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  5. 光学材料の入射面に曲率を有することを特徴とする請求項4記載の結像光学系。
  6. 光学材料の出射面に曲率を有することを特徴とする請求項4記載の結像光学系。
  7. レンズ群を、カルコゲナイドガラスを材料とする正パワーのレンズと、ZnSを材料とする負パワーのレンズで構成したことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  8. レンズ群を、カルコゲナイドガラスを材料とする正パワーの単レンズで構成し、このレンズを構成する面に回折光学系を設けたことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  9. 光学材料をモールド成型したことを特徴とする請求項4記載の結像光学系。
  10. 光学材料は、カルコゲナイドガラスであることを特徴とする請求項4記載の結像光学系。
  11. レンズ群より光の入射側に光透過性のドームを設けたことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  12. 反射面は特定の対称面および対称軸をもたない面形状であることを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  13. 反射面は特定の平面に対して面対称な面形状を有することを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  14. レンズ群に長方形の絞りを設けたことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
  15. レンズ群に楕円形の絞りを設けたことを特徴とする請求項1記載の結像光学系。
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