JP2008222144A - 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次衝突時のステアリングコラムのストローク後半において一定の衝撃吸収荷重を発生させることで、衝撃吸収性能の低下を防止する。
【解決手段】第2塑性変形部48b及び第3塑性変形部48cを塑性変形させる第2凸部30hは、段差面30gから上方に向かうに従い直線的に徐々に縮径されているテーパ曲面51と、このテーパ曲面51の最も縮径されている上部から拡径している拡径部52とを備えている。そして、テーパ曲面に係合している第2塑性変形部48b及び第3塑性変形部48cは、テーパ曲面の下部から上部に移動しながら扱かれていく。
【選択図】図5
【解決手段】第2塑性変形部48b及び第3塑性変形部48cを塑性変形させる第2凸部30hは、段差面30gから上方に向かうに従い直線的に徐々に縮径されているテーパ曲面51と、このテーパ曲面51の最も縮径されている上部から拡径している拡径部52とを備えている。そして、テーパ曲面に係合している第2塑性変形部48b及び第3塑性変形部48cは、テーパ曲面の下部から上部に移動しながら扱かれていく。
【選択図】図5
Description
本発明は、二次衝突時に運転者に加わる衝撃力を緩和する衝撃吸収式ステアリングコラム装置に関する。
衝突事故の際には、自動車が他の自動車等と衝突する一次衝突に続いて、運転者の身体がステアリングホイールに衝突する二次衝突が発生する。この二次衝突の際に運転者の身体に加わる衝撃を緩和し、この運転者の身体に重大な損傷を与える事を防止するのを目的として、衝撃吸収式ステアリングコラム装置と呼ばれる運転者保護装置が、従来から種々考えられている。
また、二次衝突の際の衝撃荷重を吸収する部材も従来から種々知られており、このうちエネルギ吸収部材は、二次衝突時に、ステアリングコラムが車両前後方向の前方にストロークすると同時に、塑性変形によって衝撃荷重を吸収するものであり、比較的簡単で、小型且つ安価な衝撃吸収式ステアリング装置を得られる部材として、従来から一般的に使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1の装置は、二次衝突の衝撃により車両前後方向の前方にストロークするステアリングコラムに固定されている移動部材と、車体側部材に固定されて衝突事故の衝撃が入力しても車両前後方向に変位しない円筒形状の固定部材と、金属線を曲げ形成したエネルギ吸収部材とを備えている。エネルギ吸収部材は、基部と、この基部に一体化された折り返し部とを備え、基部が移動部材の係止部に掛け渡され、折り返し部が固定部材の外周に掛け渡されている。そして、衝突事故に伴ってステアリングコラムが車両前後方向の前方にストロークすると、折り返し変形部が固定部材の外周で扱かれて塑性変形することで衝撃吸収荷重が発生し、衝撃エネルギを吸収するようになっている。
特許第3389767号公報
しかし、上述した特許文献1の装置は、ステアリングコラムのストローク初期段階では、折り返し変形部が固定部材の外周に沿った形状で塑性変形するので、一定の衝撃吸収荷重が発生する。しかし、ステアリングコラムのストローク中期以降の段階では、折り返し変形部の曲率半径が増大していき、折り返し変形部が固定部材の外周の一部に接触した状態で扱かれるので、衝撃吸収荷重が低下するおそれがある。つまり、図8のストロークS1から右側の破線で示すように衝撃吸収荷重が低下するのである。
そのため、特許文献1の装置は、ステアリングコラムのストローク後半において一定の衝撃吸収荷重が発生しないので、衝撃吸収性能が低下する。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、二次衝突時のステアリングコラムのストローク後半において一定の衝撃吸収荷重を発生させることで、衝撃吸収性能低下を防止することができる衝撃吸収式ステアリングコラム装置を提供することを目的としている。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、二次衝突時のステアリングコラムのストローク後半において一定の衝撃吸収荷重を発生させることで、衝撃吸収性能低下を防止することができる衝撃吸収式ステアリングコラム装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、内側にステアリングシャフトを回転自在に支持し、二次衝突の際に車両前後方向の前方に向けてストロークするステアリングコラムと、車体側部材に固定されて二次衝突時の衝撃が入力しても車両前後方向に変位しない固定部材と、前記ステアリングコラムに固定されている移動部材と、前記固定部材及び前記移動部材に係合した状態で配置され、前記ステアリングコラムのストロークに伴う塑性変形により二次衝突時の衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部材と、を備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記移動部材及び前記固定部材の一方の部材は、車幅方向に離間して一対配置され、前記移動部材及び前記固定部材の他方の部材は、前記一対の一方の部材の間に配置されており、前記エネルギ吸収部材は金属線を折り曲げることで、前記他方の部材の車両前後方向の前方又は後方を向く面に係合する所定の曲率で曲げ形成された第1塑性変形部と、この第1塑性変形部から車幅方向に延在して前記一対の一方の部材の車両前後方向の後方又は前方を向く面に係合する所定の曲率で曲げ形成された一対の第2塑性変形部と、これら一対の第2塑性変形部から車両前後方向の前方又は後方に向けて延在している一対の第3塑性変形部とを備えており、前記一対の一方の部材は、上下方向に向かうに従い直線的或いは曲線的に徐々に縮径或いは拡径されたテーパ曲面を備えており、このテーパ曲面に前記一対の第2塑性変形部が係合している。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記一対の一方の部材に形成したテーパ曲面の最も縮径した部分に連続して、前記テーパ曲面に係合している前記第2塑性変形部が外れるのを防止する外れ防止部を形成した。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記外れ防止部を、上方に向かうに従い徐々に縮径して形成したテーパ曲面の最上部に、前記テーパ曲面の最小径部より拡径して形成した拡径部とした。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記外れ防止部を、上方に向かうに従い徐々に縮径して形成したテーパ曲面の最上部に、前記テーパ曲面の最小径部より拡径して形成した拡径部とした。
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記外れ防止部を、上方に向かうに従い徐々に縮径して形成したテーパ曲面の最上部に、前記テーパ曲面の最小径部と同一径で上方に延在している円筒部とした。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記外れ防止部を、上方に向かうに従い徐々に拡径して形成したテーパ曲面の最下部に連続している前記移動部材及び前記固定部材の一方の部材の上面とした。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記外れ防止部を、上方に向かうに従い徐々に拡径して形成したテーパ曲面の最下部に連続している前記移動部材及び前記固定部材の一方の部材の上面とした。
本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置によると、一対の第2塑性変形部及び一対の第3塑性変形部を塑性変形させる移動部材及び固定部材の一方の部材が、上下方向に向かうに従い直線的或いは曲線的に徐々に縮径或いは拡径されたテーパ曲面を備えており、二次衝突時におけるステアリングコラムのストローク時には、一対の第2塑性変形部及び一対の第3塑性変形部は、テーパ曲面の縮径された側に移動して曲率を増大せずに変形する。このため、ストローク後半まで、一対の第2塑性変形部及び一対の第3塑性変形部が移動部材及び固定部材の一方の部材に沿って塑性変形し、塑性変形量が減少しないので一定の衝撃吸収荷重を発生することができる。したがって、少なくともステアリングコラムのストローク後半の衝撃吸収性能低下を確実に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両の一実施形態を模式的に示した図である。
符号12で示す衝撃吸収式ステアリングコラム装置には、その車両前後方向の後端にステアリングホイール13を装着したステアリングシャフト11が回転自在に支持されている。ステアリングシャフト11の車両前後方向の前端には、自在継手14を介して伸縮可能な中間シャフト15が連結されている。
図1は、本発明に係る車両の一実施形態を模式的に示した図である。
符号12で示す衝撃吸収式ステアリングコラム装置には、その車両前後方向の後端にステアリングホイール13を装着したステアリングシャフト11が回転自在に支持されている。ステアリングシャフト11の車両前後方向の前端には、自在継手14を介して伸縮可能な中間シャフト15が連結されている。
この中間シャフト15の下端には、自在継手16を介してラック・ピニオン式のステアリングギヤ17が連結され、このステアリングギヤ17には、タイロッド18等を介して転舵輪19が連結され、ステアリングホイール13を操舵することにより転舵輪19を転舵することができる。なお、衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の車両前後方向の後方には、コンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配置されている。
(第1実施形態)
図2から図5は、本発明に係る第1実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12を示すものである。図2は、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12を車幅方向から示した図である。図3は、図2のA−A線矢視図である。図4は、図2のB−B線矢視図である。図5は、本実施形態の第2凸部の形状を示すものである。
図2から図5は、本発明に係る第1実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12を示すものである。図2は、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12を車幅方向から示した図である。図3は、図2のA−A線矢視図である。図4は、図2のB−B線矢視図である。図5は、本実施形態の第2凸部の形状を示すものである。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、車両前後方向に延在して配置したインナコラム20と、車体側部材22に固定され、インナコラム20の車体前後方向の前端部を枢軸ピン24を介して連結しているコラム連結ブラケット26と、インナコラム20の車体前後方向の後方側に軸方向に摺動自在に外嵌されているアウタコラム28と、車体側部材22に固定されている支持ブラケット30と、アウタコラム28の上方及び側部を囲みながら支持ブラケット30に支持されて車両前後方向に移動自在とされている移動ブラケット32と、円筒状のアウタコラム28の下側に膨出して形成したディスタンスブラケット34に形成したコラム側通孔36と、ディスタンスブラケット34に当接する移動ブラケット32の側板32aに形成したブラケット側通孔40と、コラム側通孔36及びブラケット側通孔40を挿通しているチルトロッド42と、操作レバー44の揺動操作によりチルトロッド42を介して移動ブラケット32をアウタコラム28に結合、或いは結合解除するロック機構46と、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着したエネルギ吸収部材48とを備えている。そして、アウタコラム28内の車体前後方向の後方側に、前述したステアリングホイール13を装着したステアリングシャフト11がアウタコラム28に対して回転自在に支持されている。
前記コラム側通孔36は、ディスタンスブラケット34において長軸が車両前後方向に延在するように長孔形状として形成されている。
ブラケット側通孔40は、ディスタンスブラケット34に当接する移動ブラケット32の側板32aに、長軸が車両上下方向に延在するように長孔形状として形成されている。
次に、移動ブラケット32、支持ブラケット30及びエネルギ吸収部材48の具体的な構成について、図3から図5を参照して詳細に説明する。
ブラケット側通孔40は、ディスタンスブラケット34に当接する移動ブラケット32の側板32aに、長軸が車両上下方向に延在するように長孔形状として形成されている。
次に、移動ブラケット32、支持ブラケット30及びエネルギ吸収部材48の具体的な構成について、図3から図5を参照して詳細に説明する。
移動ブラケット32は、図3に示すように、上板32bと、横断面コ字状となるように上板32bの幅方向両縁部から一体に形成されて互いに平行に延在している一対の側板32aとを備えている。上板32bの両側部には、一対の案内レール32cが突出して形成されており、移動ブラケット32全体が車両前後方向に移動自在となるように支持ブラケット30の後述する一対の案内溝30cに係合している。
そして、図4に示すように、支持ブラケット30及び一対の案内レール32cの係合によりアウタコラム28に対して車両上下方向の上方に配置した上板32bの上面には、円筒形状の第1凸部32dが突出して形成されている。
支持ブラケット30は、図3及び図4に示すように、外観が矩形状のブラケット本体30aと、このブラケット本体30aに一体形成され、コラム連結ブラケット26の連結直線部26aを介して固定ボルト50で車体側部材22に連結される連結直線部30bと、前述した移動ブラケット32の一対の案内レール32cが嵌まり込むように車両前後方向に延在して設けられている一対の案内溝30cとを備えている。
支持ブラケット30は、図3及び図4に示すように、外観が矩形状のブラケット本体30aと、このブラケット本体30aに一体形成され、コラム連結ブラケット26の連結直線部26aを介して固定ボルト50で車体側部材22に連結される連結直線部30bと、前述した移動ブラケット32の一対の案内レール32cが嵌まり込むように車両前後方向に延在して設けられている一対の案内溝30cとを備えている。
車体側部材22に固定されたブラケット本体30aには、車両上下方向に連通して開口する開口孔が形成されており、この開口孔は、車両前後方向の前方側に車幅方向長さが大きな領域で開口する第1開口孔30dと、この第1開口孔30dに連続して設けられ、第1開口孔30dより車幅方向長さが小さな領域で開口する第2開口孔30eとされている。また、第2開口孔30eの周囲には、車体側部材22に当接する当接面30fより低い段差面30gが形成されており、この段差面30g上の前記第2開口孔30eを間に挟んで車幅方向の一方及び他方に略等距離に離間した位置に、一対の第2凸部30hが形成されている。
第2凸部30hは、図5に示すように、段差面30gから上方に向かうに従い直線的に徐々に縮径されているテーパ外周部51と、このテーパ外周部51の最も縮径されている上部から拡径して形成されている拡径部52とを備えた部材である。
そして、ブラケット本体30aの第2開口孔30eに、移動ブラケット32の上板32bに形成した第1凸部32dが下方から進入し、段差面30gに対して車両上下方向の上方に位置するように突出している。
そして、ブラケット本体30aの第2開口孔30eに、移動ブラケット32の上板32bに形成した第1凸部32dが下方から進入し、段差面30gに対して車両上下方向の上方に位置するように突出している。
エネルギ吸収部材48は、ピアノ線材(例えばSWRS82A)やステンレス線材(例えばSUS301)等のようにクロムやニッケルの含有量を多くした耐食性に優れた鋼製線材である。また、このエネルギ吸収部材48は、横断面真円形状であり、太さが均一の鋼製線材で形成されている。
このエネルギ吸収部材48は、図4に示すように、中央湾曲部48aと、この中央湾曲部48aの両端部から一体形成された1対の端部湾曲部48bと、これら一対の端部湾曲部48bから離間する方向に直線的に延在している一対の開放端部48cとを備え、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30hの車両前後方向の後方を向くテーパ外周部51の下部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
このエネルギ吸収部材48は、図4に示すように、中央湾曲部48aと、この中央湾曲部48aの両端部から一体形成された1対の端部湾曲部48bと、これら一対の端部湾曲部48bから離間する方向に直線的に延在している一対の開放端部48cとを備え、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30hの車両前後方向の後方を向くテーパ外周部51の下部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
なお、本実施形態のアウタコラム28が本発明のステアリングコラムに相当し、一対の第2凸部30hが本発明の固定部材に相当し、第1凸部32dが本発明の移動部材に相当し、中央湾曲部48aが本発明の第1塑性変形部に相当し、一対の端部湾曲部48bが本発明の第2塑性変形部に相当し、一対の開放端部48cが本発明の第3塑性変形部に相当し、テーパ外周部51が本発明のテーパ曲面に相当し、拡径部52が本発明の外れ防止部に相当する。
次に、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の動作について、図5及び図8を参照して説明する。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、衝突事故の際に以下のように作用して、ステアリングホイール13にぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。二次衝突時には、移動ブラケット32がアウタコラム28とともに車両前後方向の前方に変位する。これに対して、車体側部材22に固定されている支持ブラケット30は車両前後方向に変位せず、そのままの位置に残る。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、衝突事故の際に以下のように作用して、ステアリングホイール13にぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。二次衝突時には、移動ブラケット32がアウタコラム28とともに車両前後方向の前方に変位する。これに対して、車体側部材22に固定されている支持ブラケット30は車両前後方向に変位せず、そのままの位置に残る。
この際、移動ブラケット32の第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位するので、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが第1凸部32dに扱かれて塑性変形していく。また、中央湾曲部48aが車両前後方向の前方に引っ張られながら塑性変形していくことで、一対の端部湾曲部48bも、一対の第2凸部30hに扱かれて塑性変形していく(図8の初期位置からストロークS1までの範囲)。
ここで、一対の第2凸部30hのテーパ外周部51に接触している一対の端部湾曲部48bは、上方に向かうに従い徐々に縮径されているテーパ外周部51の下部(図5の実線で示す端部湾曲部48b)から上部(図5の破線で示す端部湾曲部48b)に移動しながら扱かれて塑性変形していく。テーパ外周部51の上部に移動して塑性変形する一対の端部湾曲部48bは、下部に比べて縮径されたテーパ外周部51の上部に沿って扱かれるので、常に曲率半径の増大が防止されながら塑性変形していく。
このため、さらに第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位し、一対の開放端部48cが一対の第2凸部30hに扱かれて塑性変形していっても、縮径されたテーパ外周部51の上部に沿って扱かれるので曲率半径の増大が防止され、エネルギ吸収部材48の塑性変形量が減少して一定の衝撃吸収荷重が発生する(図8のストロークS1から右側の範囲)。
そして、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cが一対の第2凸部30hに扱かれて塑性変形する際に、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがテーパ外周部51の最上部まで移動しても、テーパ外周部51の最上部に形成した拡径部52が、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがさらに上方に移動して一対の第2凸部30hから外れるのを防止する。
したがって、本実施形態は、アウタコラム28のストローク初期からストローク後半まで一定の衝撃吸収荷重を発生し続けるので、二次衝突が発生したときの衝撃吸収性能の低下を防止することができる。
また、一対の第2凸部30hの最上部に拡径部52を形成したことで、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部が、一対の第2凸部30hから外れるのを確実に防止することができる。
また、一対の第2凸部30hの最上部に拡径部52を形成したことで、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部が、一対の第2凸部30hから外れるのを確実に防止することができる。
(第2実施形態)
次に、図6は、本発明に係る第2実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の要部を示すものである。なお、図1から図5で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
次に、図6は、本発明に係る第2実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の要部を示すものである。なお、図1から図5で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
本実施形態の支持ブラケット30に形成した一対の第2凸部30h1は、段差面30gから上方に向かうに従い直線的に徐々に縮径されているテーパ外周部51と、このテーパ外周部51の最も縮径されている上部から同一外径で上方に延在し、テーパ外周部51の高さと略同一の高さとなるように形成されている円筒部53とを備えた部材である。
また、エネルギ吸収部材48は、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30h1の車両前後方向の後方を向くテーパ外周部51の下部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
また、エネルギ吸収部材48は、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30h1の車両前後方向の後方を向くテーパ外周部51の下部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
なお、本実施形態の一対の第2凸部30h1が本発明の固定部材に相当し、円筒部53が本発明の外れ防止部に相当する。
次に、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の動作について、図6を参照して説明する。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、二次衝突時に、移動ブラケット32の第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位するので、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが第1凸部32dに扱かれて塑性変形していくとともに、一対の端部湾曲部48bも一対の第2凸部30h1に扱かれて塑性変形していく。
次に、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の動作について、図6を参照して説明する。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、二次衝突時に、移動ブラケット32の第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位するので、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが第1凸部32dに扱かれて塑性変形していくとともに、一対の端部湾曲部48bも一対の第2凸部30h1に扱かれて塑性変形していく。
一対の第2凸部30h1のテーパ外周部51に接触している一対の端部湾曲部48bは、上方に向かうに従い徐々に縮径されているテーパ外周部51の下部(図6の実線で示す端部湾曲部48b)から上部(図6の破線で示す端部湾曲部48b)に移動しながら扱かれて塑性変形していく。テーパ外周部51の上部に移動して塑性変形する一対の端部湾曲部48bは、下部に比べて縮径されたテーパ外周部51の上部及び円筒部53に沿って扱かれるので、常に曲率半径の増大が防止されながら塑性変形していく。
このため、さらに第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位し、一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h1に扱かれて塑性変形していっても、縮径されたテーパ外周部51の上部及び円筒部53に沿って扱かれるので曲率半径の増大が防止され、エネルギ吸収部材48の塑性変形量が減少して一定の衝撃吸収荷重が発生する。
そして、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h1に扱かれて塑性変形する際に、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがテーパ外周部51の上部に移動しても、テーパ外周部51の高さと略同一の高さで形成した円筒部53に掛け渡された状態となるので、一対の第2凸部30h1から外れるのが防止される。
そして、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h1に扱かれて塑性変形する際に、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがテーパ外周部51の上部に移動しても、テーパ外周部51の高さと略同一の高さで形成した円筒部53に掛け渡された状態となるので、一対の第2凸部30h1から外れるのが防止される。
したがって、本実施形態は、アウタコラム28のストローク初期からストローク後半まで一定の衝撃吸収荷重を発生し続けるので、二次衝突が発生したときの衝撃吸収性能の低下を防止することができる。
また、一対の第2凸部30h1の最も縮径されている上部に、その上部と同一外径でテーパ外周部51の高さと略同一の高さで円筒部53が形成されているので、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部が、一対の第2凸部30h1から外れるのを確実に防止することができる。
また、一対の第2凸部30h1の最も縮径されている上部に、その上部と同一外径でテーパ外周部51の高さと略同一の高さで円筒部53が形成されているので、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部が、一対の第2凸部30h1から外れるのを確実に防止することができる。
(第3実施形態)
次に、図7は、本発明に係る第3実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の要部を示すものである。
次に、図7は、本発明に係る第3実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の要部を示すものである。
本実施形態の支持ブラケット30に形成した一対の第2凸部30h2は、段差面30gから上方に向かうに従い直線的に徐々に拡径されたテーパ外周部54を備えている。
また、エネルギ吸収部材48は、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30h2の車両前後方向の後方を向くテーパ外周部54の上部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
また、エネルギ吸収部材48は、中央湾曲部48aが、支持ブラケット30の第2開口孔30eから上方に突出している移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30h2の車両前後方向の後方を向くテーパ外周部54の上部に掛け渡され、一対の開放端部48cが車両前後方向の前方に向けて延在した状態で、支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されている。
なお、本実施形態の一対の第2凸部30h2が本発明の固定部材に相当し、テーパ外周部54が本発明のテーパ曲面に相当し、段差面30gが本発明の外れ防止部に相当する。
次に、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の動作について、図6を参照して説明する。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、二次衝突時に、移動ブラケット32の第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位するので、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが第1凸部32dに扱かれて塑性変形していくとともに、一対の端部湾曲部48bも一対の第2凸部30h2に扱かれて塑性変形していく。
次に、本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12の動作について、図6を参照して説明する。
本実施形態の衝撃吸収式ステアリングコラム装置12は、二次衝突時に、移動ブラケット32の第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位するので、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが第1凸部32dに扱かれて塑性変形していくとともに、一対の端部湾曲部48bも一対の第2凸部30h2に扱かれて塑性変形していく。
一対の第2凸部30h2のテーパ外周部54に接触している一対の端部湾曲部48bは、上方に向かうに従い徐々に拡径されているテーパ外周部54の上部(図7の実線で示す端部湾曲部48b)から下部(図7の破線で示す端部湾曲部48b)に移動しながら扱かれて塑性変形していく。テーパ外周部54の下部に移動して塑性変形する一対の端部湾曲部48bは、上部に比べて縮径されたテーパ外周部54の下部に沿って扱かれるので、常に曲率半径の増大が防止されながら塑性変形していく。
このため、さらに第1凸部32dが車両前後方向の前方に変位し、一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h2に扱かれて塑性変形していっても、縮径されたテーパ外周部54の下部に沿って扱かれるので曲率半径の増大が防止され、エネルギ吸収部材48の塑性変形量が減少して一定の衝撃吸収荷重が発生する。
そして、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h2に扱かれて塑性変形する際には、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがテーパ外周部54の下部に移動して段差面30gに当接するので、一対の第2凸部30h2から外れるのが防止される。
そして、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cが一対の第2凸部30h2に扱かれて塑性変形する際には、一対の端部湾曲部48b、或いは一対の開放端部48cがテーパ外周部54の下部に移動して段差面30gに当接するので、一対の第2凸部30h2から外れるのが防止される。
したがって、本実施形態も、アウタコラム28のストローク初期からストローク後半まで一定の衝撃吸収荷重を発生し続けるので、二次衝突が発生したときの衝撃吸収性能の低下を防止することができる。
また、一対の第2凸部30h2は、段差面30gから上方に向かうに従い徐々に拡径されたテーパ外周部54を備えているので、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部は一対の第2凸部30hの下部の段差面30g側に移動するので、一対の第2凸部30h2から外れるのを確実に防止することができる。
また、一対の第2凸部30h2は、段差面30gから上方に向かうに従い徐々に拡径されたテーパ外周部54を備えているので、衝撃荷重を吸収しているエネルギ吸収部材48の一部は一対の第2凸部30hの下部の段差面30g側に移動するので、一対の第2凸部30h2から外れるのを確実に防止することができる。
なお、図5から図7で示した第2凸部30h,30h1,30h2は、上下方向に向かうに従い直線的に縮径、或いは拡径されたテーパ外周部51,54を形成したが、本実施形態の要旨がこれに限定されるものではなく、図9から図11に示すように、上下方向に向かうに従い曲線的に縮径、或いは拡径したテーパ外周部51,54であっても同様の効果を奏することができる。
また、図4では、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aが、移動ブラケット32の第1凸部32dの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡され、一対の端部湾曲部48bが、支持ブラケット30の一対の第2凸部30hの車両前後方向の後方を向く曲面に掛け渡されて支持ブラケット30と移動ブラケット32との間に装着されているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、一対の第2凸部30hを移動ブラケット32に一体化し、第1凸部32dを支持ブラケット30に一体化した構成とし、中央湾曲部48aを第1凸部32dの車両前後方向の後方を向く曲面に掛け渡し、一対の端部湾曲部48bを一対の第2凸部30hの車両前後方向の前方を向く曲面に掛け渡しても、同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施形態では、移動ブラケット32の第1凸部32dを円筒形状に形成したが、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48aに当接する側が曲面形状であれば円筒形状以外の形状であってもよい。
また、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48a、一対の端部湾曲部48b、開放端部48cの第1凸部32d及び一対の第2凸部30h,30h1,30h2に接触する部位に、コーティング処理を施したり、或いはグリースを塗布し、第1凸部32d及び一対の第2凸部30h,30h1,30h2との接触の際に摩擦が減少するようにすると、エネルギ吸収部材48の衝撃荷重吸収特性の変化を防止することができる。
また、エネルギ吸収部材48の中央湾曲部48a、一対の端部湾曲部48b、開放端部48cの第1凸部32d及び一対の第2凸部30h,30h1,30h2に接触する部位に、コーティング処理を施したり、或いはグリースを塗布し、第1凸部32d及び一対の第2凸部30h,30h1,30h2との接触の際に摩擦が減少するようにすると、エネルギ吸収部材48の衝撃荷重吸収特性の変化を防止することができる。
さらに、エネルギ吸収部材48の横断面形状を真円形状としたが、楕円形状、多角形状、中空形状等の他の横断面形状であってもよい。
11…ステアリングシャフト、12…衝撃吸収式ステアリングコラム装置、13…ステアリングホイール、14…自在継手、15…中間シャフト、16…自在継手、17…ステアリングギヤ、18…タイロッド、19…転舵輪、20…インナコラム、22…車体側部材、24…枢軸ピン、26…コラム連結ブラケット、26a…連結直線部、28…アウタコラム(ステアリングコラム)、30…支持ブラケット、30a…ブラケット本体、30b…連結直線部、30c…案内溝、30d…開口孔、30e…開口孔、30f…当接面、30g…段差面(外れ防止部)、30h…第2凸部(固定部材)、30h1…第2凸部(固定部材)、30h2…第2凸部(固定部材)、32…移動ブラケット、32a…側板、32b…上板、32c…案内レール、32d…第1凸部(移動部材)、34…ディスタンスブラケット、36…コラム側通孔、40…ブラケット側通孔、42…チルトロッド、44…操作レバー、46…ロック機構、48…エネルギ吸収部材、48a…中央湾曲部(第1塑性変形部)、48b…端部湾曲部(第2塑性変形部)、48c…開放端部(第3塑性変形部)、50…固定ボルト、51…テーパ外周部(テーパ曲面)、52…拡径部(外れ防止部)、53…円筒部(外れ防止部)、54…テーパ外周部(テーパ曲面)、P…周辺部品
Claims (5)
- 内側にステアリングシャフトを回転自在に支持し、二次衝突の際に車両前後方向の前方に向けてストロークするステアリングコラムと、車体側部材に固定されて二次衝突時の衝撃が入力しても車両前後方向に変位しない固定部材と、前記ステアリングコラムに固定されている移動部材と、前記固定部材及び前記移動部材に係合した状態で配置され、前記ステアリングコラムのストロークに伴う塑性変形により二次衝突時の衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部材と、を備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、
前記移動部材及び前記固定部材の一方の部材は、車幅方向に離間して一対配置され、前記移動部材及び前記固定部材の他方の部材は、前記一対の一方の部材の間に配置されており、
前記エネルギ吸収部材は金属線を折り曲げることで、前記他方の部材の車両前後方向の前方又は後方を向く面に係合する所定の曲率で曲げ形成された第1塑性変形部と、この第1塑性変形部から車幅方向に延在して前記一対の一方の部材の車両前後方向の後方又は前方を向く面に係合する所定の曲率で曲げ形成された一対の第2塑性変形部と、これら一対の第2塑性変形部から車両前後方向の前方又は後方に向けて延在している一対の第3塑性変形部とを備えており、
前記一対の一方の部材は、上下方向に向かうに従い直線的或いは曲線的に徐々に縮径或いは拡径されたテーパ曲面を備えており、このテーパ曲面に前記一対の第2塑性変形部が係合していることを特徴とする衝撃吸収式ステアリングコラム装置。 - 前記一対の一方の部材に形成したテーパ曲面の最も縮径した部分に連続して、前記テーパ曲面に係合している前記第2塑性変形部が外れるのを防止する外れ防止部を形成したことを特徴とする請求項1記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
- 前記外れ防止部は、上方に向かうに従い徐々に縮径して形成したテーパ曲面の最上部に、前記テーパ曲面の最小径部より拡径して形成した拡径部であることを特徴とする請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
- 前記外れ防止部は、上方に向かうに従い徐々に縮径して形成したテーパ曲面の最上部に、前記テーパ曲面の最小径部と同一径で上方に延在している円筒部であることを特徴とする請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
- 前記外れ防止部は、上方に向かうに従い徐々に拡径して形成したテーパ曲面の最下部に連続している前記移動部材及び前記固定部材の一方の部材の上面であることを特徴とする請求項2記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
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JP2007066378A JP2008222144A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 |
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- 2007-03-15 JP JP2007066378A patent/JP2008222144A/ja active Pending
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