JP2008221446A - 微小試験片研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小試験片を曲げたり損傷させたりさせにくく、作業効率がよく、製作される微小試験片の品質を均一とすることのできる微小試験片研磨装置を提供する。
【解決手段】紐状部材13を使用して円形断面を持つ微小試験片3の表面を研磨する微小試験片研磨装置1であって、紐状部材送出回収手段10と、研磨材付着手段20と、把持回転手段30と、押圧走査手段40とから構成され、紐状部材送出回収手段10により送出された紐状部材に研磨材付着手段20で研磨材を付着させる。その後、把持回転手段30により把持回転された微小試験片3に研磨剤を付着させた紐状部材13を押圧走査手段40により押圧走査させて微小試験片3の研磨を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は円形断面を持つ棒状部材の表面を研磨して微小試験片を製作する微小試験片研磨装置に関する。
従来、円形断面を持つ棒状部材の表面を研磨して微小試験片を製作する微小試験片研磨装置としては、下記特許文献1に示すような試験片の研削装置が提供されている。
特開2001−315043号公報
上記特許文献1に示す試験片の研削装置は、円柱状の砥石を用いて被加工片を研削することで試験片の軸方向に平行な研磨痕を残せることや試験片の表面の粗度を均一にできる点に利点があるものである。
しかし、上記特許文献1に示す試験片の研削装置は、砥石を被加工片に押圧させて研削を行う構成であることから、研磨を行う試験片が特に微小な試験片である場合には曲げたり損傷させ易いという問題があった。
そこで本発明は上記従来技術における問題点を解決し、微小試験片を曲げたり損傷させたりさせにくく、作業効率がよく、製作される微小試験片の品質を均一とすることのできる微小試験片の研磨装置の提供を課題とする。
上記課題を達成するための本発明の微小試験片研磨装置は、紐状部材を使用して円形断面を持つ微小試験片の表面を研磨する微小試験片研磨装置であって、紐状部材を送出し回収する紐状部材送出回収手段と、送出された紐状部材に研磨材を付着させる研磨材付着手段と、研磨される微小試験片を把持して回転させる把持回転手段と、回転された微小試験片の表面に研磨材を付着させた紐状部材を押圧させ、走査させる押圧走査手段とからなることを第1の特徴としている。
また本発明の微小試験片研磨装置は、上記第1の特徴に加えて、研磨材付着手段における紐状部材への研磨材の付着は、加湿させた紐状部材に研磨材を付着させて行うことを第2の特徴としている。
また本発明の微小試験片研磨装置は、上記第1又は第2の特徴に加えて、押圧走査手段は、研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に直角に押圧させ、その状態で研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に遥動させることからなることを第3の特徴としている。
請求項1に記載の微小試験片研磨装置によれば、紐状部材を送出し回収する紐状部材送出回収手段を設ける構成としていることから、紐状部材の送出、回収をスムーズに行うことができる。また送出された紐状部材に研磨材を付着させる研磨材付着手段を設ける構成としていることから、紐状部材に研磨材を確実に付着させることができる。また研磨される微小試験片を把持して回転させる把持回転手段を設ける構成としていることから、研磨される微小試験片を確実に把持させ、その状態のまま回転させることができる。また回転された微小試験片の表面に研磨材を付着させた紐状部材を押圧させ、走査させる押圧走査手段を設ける構成としていることから、回転された微小試験片の表面に研磨材を付着させた紐状部材を確実に接触させることができる。またその状態で走査させることで、粗加工で研磨部分に生じた表面硬化層の研磨を精度よく、精密に行うことができる。
請求項2に記載の微小試験片研磨装置によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、研磨材付着手段における紐状部材への研磨材の付着は、加湿させた紐状部材に研磨材を付着させて行う構成としていることから、紐状部材を加湿させることで研磨材を付着させ易くすることができる。よって紐状部材への研磨材の付着を効率的に行うことができる。
請求項3に記載の微小試験片研磨装置によれば、上記請求項1又は2に記載の構成による効果に加えて、押圧走査手段は、研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に直角に押圧させ、その状態で研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に往復移動させる構成としている。これによって研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に常に直角に押圧させた状態で研磨を行うことができ、ムラのない研磨を実現することができる。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置について説明する。
図1は本発明に係る微小試験片研磨装置の基本的構造及び機能を示す斜視図である。図2は本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す正面図である。図3は本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す右側面図である。図4は本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す平面図である。図5は図1に示す微小試験片研磨装置のアーム本体の変形例を示す斜視図である。
まず図1を参照して、本発明に係る微小試験片研磨装置1の基本的構造及び機能を説明する。
微小試験片研磨装置1は、荒削りされた微小試験片3の研磨仕上げ部分の研磨を行い、微小試験片3を製作する装置である。この微小試験片研磨装置1は、紐状部材送出回収手段10と、研磨材付着手段20と、把持回転手段30と、押圧走査手段40とから構成される。まず紐状部材送出回収手段10により送出された紐状部材13に、研磨材付着手段20で研磨材を付着させる。その後、把持回転手段30により把持回転された微小試験片3に研磨材を付着させた紐状部材13を押圧走査手段40により押圧走査させて、微小試験片3の研磨を行う装置である。
次に図1で示す本発明に係る微小試験片研磨装置1の実施形態について、図2〜図4を参照して更に詳細に説明する。
微小試験片研磨装置1は、基台2に取り付けられる紐状部材送出回収手段10と、研磨材付着手段20と、把持回転手段30と、押圧走査手段40とから構成される。
前記紐状部材送出回収手段10は、紐状部材を送出させ、回収させるための手段である。この紐状部材送出回収手段10は、図2、図4に示すように送出部11と、回収部12と、紐状部材13とから構成される。
前記送出部11は、紐状部材13を送出させるための部である。この送出部11には、図4に示すように、紐状部材13が巻き付けられたローラ11aが備えられている。紐状部材13が回収部12により巻き取られることで、送出部11から紐状部材13が送出される。なおローラ11aには、テンション調整用可変ブレーキが備え付けられている。これによって送出部11から回収部12までの紐状部材13の張力を常に一定に保持させることができる。よって微小試験片3を均一に研磨させることができる。
前記回収部12は、送出部11から送出された紐状部材13を回収させるための部である。この回収部12は、図4に示すように、紐状部材13を巻き付けさせるローラ12aにモータ12bが取り付けられている。モータ12bによりローラ12aを回転させることで、紐状部材13をローラに巻き付けさせて回収させる。モータの回転は減速機により所定の速度に減速される。
なお紐状部材13の回収方法は、必ずしもローラに巻き付けさせるものとする必要はなく、如何なるものであってもよい。例えばローラを上下に設け、上下ローラの摩擦力によって紐状部材13を送り、容器に回収するようなものとすることもできる。
前記紐状部材13は、研磨材を付着させて微小試験片3の表面を研磨させるための部材である。
紐状部材としては、例えば糸を用いることができる。糸は質量が小さく、厚みが薄く、幅が細い部材であることから、微小試験片3に押圧させて研磨を行う場合でも微小試験片3との接地面にかかる荷重が小さい。更に柔軟性を有することから、微小試験片3に押圧させると押し潰された状態となり、接地面積を広げる。よって微小試験片3との接点にかかる垂直方向の荷重を分散させ、一段と小さくできる。よって微小試験片3を曲げたり、損傷させたりすることのない微小試験片研磨装置1とすることができると共に、精密な研磨を行うことができる。これによって微小試験片3の荒削り過程で生じた表面硬化層や歪層をミクロンオーダ等の微小厚で削り取ることができる。糸としては、研磨時に容易に切断しない強度を有するものであれば、天然繊維糸、合成繊維糸等の如何なる糸を用いてもよい。またその構造も研磨材を容易に付着させることができるものであれば、如何なる構造であってもよい。例えば多孔質糸、中空糸、スパイラル糸、繊維質糸、不織糸等を用いることができるが、特に純綿水糸(いわゆるたこ糸)とすることが望ましい。
純綿水糸は複数本の糸がねじられ、束ねられて合成されている。よって通常の糸よりも強固な引っ張り強度を有するので、研磨中に糸が切断されることを確実に防止できる。また束ねられている糸と糸との間に空気を多く含むことで、空気がクッションとなり、糸がもつ柔軟性を更に向上させることができ、一段と微小試験片3を曲げたり、損傷させたりすることのない微小試験片研磨装置1とすることができる。更に複数本の糸がねじられ、束ねられていることで、1本の糸よりも表面積を大きくでき、且つ糸と糸との間に研磨材を入り込ませることができるので非常に効率的な研磨を行うことができる。
なお糸の断面形状としては、例えば円形、四角形等何れの形状を用いてもよいし、本数も本実施の形態のものに限られない。
このように紐状部材送出回収手段10を設けることで、紐状部材13の送出、回収を円滑に行うことができると共に、一定の張力を維持しつつ、紐状部材13が切断されるおそれのない微小試験片研磨装置1とすることができる。
前記研磨材付着手段20は、紐状部材13に研磨材を付着させるための手段である。この研磨材付着手段20は、図2に示すように、送出部11と把持回転手段30との間に設置され、液体容器21と、研磨材容器22と、滑車23とから構成される。
前記液体容器21は、紐状部材13を加湿させるための液体を入れておくための容器である。また図2に示すように、紐状部材13の進行方向に対して研磨材容器22よりも上流に設置される。液体は紐状部材13の素材により適宜変更可能である。例えば水を用いることができる。
このように紐状部材13を液体で加湿させる構成とすることで、その後、粉末状である研磨材の付着を効率的に行わせることができる。また研磨時には摩擦熱が生じるところ、摩擦熱を冷却させることができ、摩擦熱に伴う微小試験片3の変形等を防止することができる。また研磨時の潤滑油となると共に、研磨時に生じる微細な研磨屑を紐状部材13に付着させて運び去ることができる。特に紐状部材13が糸である場合には、糸は液体に対する高い吸水力を有することから効果的に加湿させることができる。
前記研磨材容器22は、紐状部材13に付着させる粉末状の研磨材を入れておくための容器である。また図2に示すように、紐状部材13の進行方向に対して液体容器21よりも下流に設置される。研磨材としてはアルミナ微粉とするが、その他、珪藻土等の天然の研磨材や炭化ケイ素等の人工の研磨材の何れを用いてもよい。またその粒度は研磨の程度に応じて変更することになる。
前記滑車23は、紐状部材13の進行方向を変化させるための部材である。隣り合う滑車23において紐状部材13を上下交互に通過させることで、紐状部材13の進行方向を変化させる。
この滑車23は、図2に示すように、液体容器21と研磨材容器22の中及び外に設置されて紐状部材13が通される。このような構成とすることで、送出された紐状部材13は滑車23に沿って巻き取られていくところ、まず液体容器21の中を通過させることで加湿させることができ、その後研磨材容器22の中を通過させることで、加湿させた紐状部材13の表面に粉末状の研磨材を効率的に付着させることができる。
このように研磨材付着手段20を設けることで、紐状部材13への研磨材の付着を効率的に行うことができる。
前記把持回転手段30は、図2、図3に示すように基台2の上部、下部に設置され、微小試験片3を把持させ、回転させるための手段である。この把持回転手段30は、図3に示すように、把持部31と、回転部32とから構成される。
前記把持部31は、微小試験片3を把持させるための部である。この把持部31は、図2に示すように微小試験片3の両端を把持させる1対の把持子から構成され、回転部32に取り付けられている。このような構成とすることで一対の把持子で微小試験片3を強固に把持させることができると共に、回転部32が回転されることで1対の把持子が同期回転され、把持させている微小試験片3を回転させる。微小試験片3の回転方向は、図1に示すように紐状部材13との接触面において、紐状部材13の進行方向と同じ方向である。このような構成とすることで微小試験片3の軸方向に垂直な向きにおいては、研磨材が付着された紐状部材13と微小試験片3とが擦り合わされ、摩擦を生じさせることがない。よって微小試験片3の軸方向と垂直な向きに研磨痕がつくことを防止できる。従って微小試験片3の軸方向と垂直な向きに研磨痕がつくことによる微小試験片3の亀裂やひび割れを防止することができる。また微小試験片3の軸方向に垂直な向きにおいては、摩擦熱を発生させることを防止でき、摩擦熱に伴う微小試験片3の変形を防止することができる。
前記回転部32は、把持部31を回転させるための部である。この回転部32は、図3に示すように、基台2の下部に取り付けられたモータ32aを回転させ、減速機を介して一対の下部回転ローラ32b、32bを回転させる。これによって一対の上部回転ローラ32c、32cが同期して回転され、把持部31を回転させる。
このように把持回転手段30を設けることで微小試験片3を強固に把持させ、その状態で回転させることができる。
前記押圧走査手段40は、把持回転手段30により把持回転された微小試験片3の表面に紐状部材13を押圧させ、走査させるための手段である。この押圧走査手段40は、図3に示すように、モータ41と、走査アーム42と、押圧ローラ43とから構成される。
前記走査アーム42は、紐状部材13を微小試験片3の表面に押圧させた状態で走査させるための部材である。この走査アーム42は、図3、図4に示すように、連結棒42a、アーム本体42b、一対の先端アーム42c、一対の押圧ローラ取付けアーム42dとから構成される。また、図3、図4に示すように、連結棒42aには、アーム本体42bが取り付けられている。アーム本体42bには先端アーム42cが取り付けられている。先端アーム42cには押圧ローラ取付けアーム42dが取り付けられている。押圧ローラ取付けアーム42dには押圧ローラ43が取り付けられている。
前記連結棒42aは、モータ41で発生される回転運動を直線往復運動に変換させ、アーム本体42bを微小試験片3の軸方向に平行に往復移動させる。これによってアーム本体42bと一体に先端アーム42c、押圧ローラ取付けアーム42d、押圧ローラ43の全てを一括させて微小試験片3の軸方向に平行に往復移動させることができる。
前記アーム本体42bは、先端アーム42cを取り付けるための部材である。図4に示すようにコ字を下向きにしたような形状で、微小試験片3を挟み紐状部材13の進行方向に対して上流下流側で対称な形状をしている。このような構成とすることで一対の先端アーム42c、一対の押圧ローラ取付けアーム42d、一対の押圧ローラ43を、微小試験片3を挟んで対称に取り付け、往復移動させることができる。
前記先端アーム42cは、押圧ローラ取付けアーム42dを取り付けるための部材である。図3に示すように、アーム本体42bの先端に基台2に対して略垂直に一対取り付けられている。また、アーム本体42bの先端よりも微小試験片3側へ内向き傾斜した形状となっている。このように内向き傾斜した形状とすることで、一対の押圧ローラ取付けアーム42d、一対の押圧ローラ43を微小試験片3側へより近づけた位置に配置させることができる。これにより微小試験片3から一対の押圧ローラ43までの紐状部材13の長さをより短くできる。従って微小試験片3に押圧されている紐状部材13に弛みを生じさせにくくでき、一段と効率的な紐状部材13での押圧が可能となる。更に微小試験片3から押圧ローラ43までの、いわゆるZ軸方向の距離を同じとした場合において、紐状部材13と微小試験片3との接触面の頂上を頂点とし、一対の押圧ローラ43までを二辺とした二等辺三角形の頂角をより鋭角にさせることができる。これにより紐状部材13と微小試験片3との接触面をより多くさせることができる。よって研磨面積をより拡大させることで研磨時間の短縮を図ることができ、非常に効率のよい微小試験片研磨装置1とすることができる。
前記押圧ローラ取付けアーム42dは、押圧ローラ43を取り付けるための部材である。図4に示すように、先端アーム42cに微小試験片3の軸方向に平行に一対取り付けられている。またこの一対の押圧ローラ取付けアーム42dは、微小試験片3よりも基台2側に取り付けられ、微小試験片3を挟んで紐状部材13が押圧ローラ43の下側を通過するように通されている。このような構成とすることで、紐状部材13で微小試験片3を上側から下側へ押圧させることができ、紐状部材13で研磨を行うことが可能となる。
また紐状部材13が特に糸である場合には、微小試験片3の上側から下側へ押圧させることで、微小試験片3との接触を点ではなく、微小試験片3の上部を這う様に接触させることが可能となる。よって、その状態で紐状部材13を微小試験片3の軸方向に垂直に往復移動させて研磨を行うことから、研磨できる面積をより大きくさせることができる。従って研磨時間を短縮させることができ、非常に効率のよい微小試験片研磨装置1とすることができる。
更に加湿された糸が微小試験片3に上側から下側へ押圧されることで、糸に給水されている液体が微小試験片3の上側表面に絞り出される。微小試験片3は円形断面を持つことから、上側表面に絞り出された液体は微小試験片3の表面をつたって下側へと自然と広がってゆく。更に微小試験片3は回転され、紐状部材13は微小試験片3の表面を軸方向に往復移動されることから、微小試験片3の表面全体を液体で覆われるような状態とすることができる。従って液体が潤滑油となり、スムーズな研磨が可能となると共に、摩擦熱を冷却させることができ、摩擦熱に伴う微小試験片3の変形を防止することができる。
なお走査アーム42の構成は、本実施の形態に限られるものではなく、例えば図5に示すような構成であっても勿論よい。図5に示す微小試験片研磨装置1は、図1における研磨装置1のアーム本体42bの構成を一部変更したものである。同一機能を果たす部材、要素には同一番号を付して説明を省略するものとする。
前記押圧ローラ43は、紐状部材13を通過させるための部材である。図4に示すように、一対の押圧ローラ43の紐状部材13との接触部分を結ぶラインが微小試験片3の軸方向と直角になるように取り付けられている。このような構成とすることで、研磨を行う紐状部材13を微小試験片3の研磨面に常に直角に押圧させることができる。これによって微小試験片3の回転方向を紐状部材13との接触面において、紐状部材13の進行方向と同じ方向とすることができる。よって微小試験片3の軸方向と垂直な向きに研磨痕がつくことを防止できる。従って微小試験片3の軸方向と垂直な向きに研磨痕がつくことによる微小試験片3の亀裂やひび割れを防止することができる。
また一対の押圧ローラ43、43は、押圧ローラ取付けアーム42d、42dに取り付けられた状態で、上下方向に位置調節ができるように構成されている。押圧ローラ43、43を上下方向に位置調節可能とすることで、微小試験片3に対する紐状部材13の押付け力を調節することができる。
このように押圧走査手段40を設けることで、微小試験片3を効率的に研磨することができる。
ここで本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置1による処理の流れについて、図2を参照して概説する。
まず送出部11より送出された紐状部材13が液体容器21で加湿される。そして研磨材容器22で紐状部材13に研磨材が付着される。そして把持回転手段30により把持回転された微小試験片13の表面に、押圧走査手段40により研磨材が付着された紐状部材13が軸方向に直角に押圧され、その状態で軸方向に往復移動されて研磨が行われる。そして回収部12により紐状部材13が回収される。
以上のように、本発明の微小試験片研磨装置によれば、紐状部材に研磨材を付着させて微小試験片の研磨を行うことで、微小試験片の研磨を精度よく、精密に行うことができると共に、微小試験片を曲げたり損傷させたりすることを防止できる。また人手を介することなく自動的且つ連続的に微小試験片の研磨を行うことができ、非常に作業効率を向上させることができると共に、製作される微小試験片の品質を均一なものにできる。
なお本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な様々な変更が可能である。例えば、本実施の形態においては研磨材付着手段における紐状部材への研磨材の付着は液体容器と研磨材容器とを分けて行う構成としたが、このような構成とせず、1つの容器の中に液体と研磨材とを混合させて研磨段階よりも上流で紐状部材に付着させるようなものであってもよいし、混合液を研磨段階で微小試験片の上部から滴下させ、微小試験片と紐状部材とに付着させるようなものであってもよい。また予め研磨材を含有させた紐状部材を用いるものであっても勿論よい。
また紐状部材による微小試験片の押圧は微小試験片の上部から行う構成としたが、このような構成とせず、微小試験片の下部から行う構成としてもよいし、走査方向も適宜変更可能である。
また先端アーム、押圧ローラ取付けアームは全て固定されている構成としたが、このような構成とせず、何れか若しくは何れもが移動可能な構成としてもよい。このような構成とすることで、微小試験片の材質、形状などに適宜適合させることができる。また研磨範囲や押圧させる紐状部材の押圧力などを適宜変更させることができ、1台の微小試験片研磨装置で様々な研磨を行うことができる。
また押圧ローラ取付けアームにバネを設けるような構成とすることもできる。このような構成とすることで遥動ローラがバネに付勢されることとなり、微小試験片に反りや変形がある場合でも紐状部材が微小試験片の形状に応じて動くこととなり、微小試験片の形状に合せて研磨を行うことができる。
本発明に係る微小試験片研磨装置の基本的構造及び機能を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す右側面図である。 本発明の実施形態に係る微小試験片研磨装置の概略構造を示す平面図である。 図1に示す微小試験片研磨装置のアーム本体の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 微小試験片研磨装置
2 基台
3 微小試験片
10 紐状部材送出回収手段
11 送出部
12 回収部
13 紐状部材
20 研磨材付着手段
21 液体容器
22 研磨材容器
23 定滑車
30 把持回転手段
31 把持部
32 回転部
32a モータ
32b 下部回転ローラ
32c 上部回転ローラ
40 押圧走査手段
41 モータ
42 走査アーム
42a 連結棒
42b アーム本体
42c 先端アーム
42d 押圧ローラ取付けアーム
43 押圧ローラ

Claims (3)

  1. 紐状部材を使用して円形断面を持つ微小試験片の表面を研磨する微小試験片研磨装置であって、紐状部材を送出し回収する紐状部材送出回収手段と、送出された紐状部材に研磨材を付着させる研磨材付着手段と、研磨される微小試験片を把持して回転させる把持回転手段と、回転された微小試験片の表面に研磨材を付着させた紐状部材を押圧させ、走査させる押圧走査手段とからなることを特徴とする微小試験片研磨装置。
  2. 研磨材付着手段における紐状部材への研磨材の付着は、加湿させた紐状部材に研磨材を付着させて行うことを特徴とする請求項1に記載の微小試験片研磨装置。
  3. 押圧走査手段は、研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に直角に押圧させ、その状態で研磨材を付着させた紐状部材を微小試験片の軸方向に往復移動させることからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の微小試験片研磨装置。
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