JP2008221404A - 立旋盤システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 立旋盤の加工領域に出入してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置を備えた立旋盤システムにおいて、ワーク搬送装置のワーク載置台に大きな負荷がかかった場合でも、ワーク搬送装置の破損を比較的軽微なものとして、復旧に要するコストを安く抑え、かつ復旧作業を容易にする。
【解決手段】 ワーク載置台25は、ワーク載置台位置切換手段により、加工領域内の位置と加工領域外の位置とに位置切換される。ワーク載置台25が設けられたベース部材30は、ワーク載置台位置切換手段に位置切換可能に支持されたベース部材基部30aと、このベース部材基部30aに対し水平方向の揺動中心軸43により上下揺動自在に支持され、かつ揺動中心軸43よりも強度が弱い部材である留め部材44により前記上下揺動が規制されたベース部材揺動部30bとからなる。ベース部材揺動部30bにワーク載置台25を設ける。
【選択図】 図8

Description

この発明は、主軸が下向きの立旋盤と、この立旋盤の加工領域に対してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置とを組み合わせた立旋盤システムに関する。
下向きの主軸が移動することで、ガントリローダに頼らず自らでワークの搬入および搬出を行うことのできる立旋盤が、特許文献1に開示されている。この立旋盤には、加工前のワークを立旋盤の加工領域に搬入する搬入側ワーク搬送装置、および加工後のワークを前記加工領域から搬出する搬出側ワーク搬送装置が設けられている。これらワーク搬送装置は、ワークを載せるワーク載置台を備え、このワーク載置台を加工領域内の位置と加工領域外の位置とに位置切換することで、ワークを搬入および搬出するものである。
特開2006−102910号公報
上記立旋盤では、加工領域内に位置する搬入側ワーク搬送装置のワーク載置台に対し主軸が上方から下降してきて、ワーク載置台上の加工前ワークを把持するとともに、加工領域内に位置する搬出側ワーク搬送装置のワーク載置台に対し主軸が上方から下降してきて、把持している加工後ワークをワーク載置台の上に開放する。この立旋盤の動作中、主軸がワーク搬送装置のワーク載置台に対し下降する際、主軸によりワーク載置台を押し下げる方向に負荷が加わり、ワーク搬送装置の各部に影響が及ぶ。
そこで、ワーク載置台とこのワーク載置台を支持するベース部材との間に緩衝用のスプリングを設け、ワーク載置台にかかる負荷を吸収することを試みた。このような緩衝機構を設けることで、ある程度までの負荷についてなら、ワーク搬送装置に影響が及ぶことを回避できる。しかし、大きな負荷がかかったときには、ワーク搬送装置の破損が避けられない。その場合、破損箇所の部品の交換が必要となる。
破損の程度によっては、ワーク載置台を加工領域内の位置と加工領域外の位置とに位置切換する位置切換機構が破損することがある。この位置切換機構はギヤやカム等の高価かつ複雑な部品からなるものであるため、位置切換機構の破損は、コスト的な損失が大きく、また部品の交換作業による時間ロスが発生する。
この発明の目的は、立旋盤の加工領域に出入してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置を備えた立旋盤システムにおいて、ワーク搬送装置のワーク載置台に大きな負荷がかかった場合でも、ワーク搬送装置の破損を比較的軽微なものとして、復旧に要するコストを安く抑え、かつ復旧作業を容易にすることである。
この発明の他の目的は、上記目的を達成するために用いられる部材の好ましい形態を提示することである。
この発明のさらに他の目的は、この発明が適用されることにより特に著しい効果が期待できる立旋盤システムの形式を提案することである。
この発明の立旋盤システムは、立旋盤と、この立旋盤の加工領域に対してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置とを備える。前記立旋盤は、ワークを把持する下向きの主軸と、この主軸に把持されたワークに対して切削加工を行う刃物を支持する刃物台とを前記加工領域内に備える。前記ワーク搬送装置は、ワークを載置するワーク載置面を有するワーク載置台と、このワーク載置台を、前記ワーク載置面に載置されたワークを前記主軸が上方から把持することが可能な加工領域内の位置と、加工領域外の位置とに位置切換するワーク載置台位置切換手段とを備える。前記ワーク載置台は、前記ワーク載置台位置切換手段により位置切換されるベース部材に設けられる。このベース部材は、前記ワーク載置台位置切換手段に位置切換可能に支持されたベース部材基部と、このベース部材基部に対し水平方向の揺動中心軸により上下揺動自在に支持され、かつ前記揺動中心軸よりも強度が弱い部材である留め部材により前記上下揺動が規制されたベース部材揺動部とからなる。ベース部材揺動部に前記ワーク載置台が設けられる。なお、前記加工領域は、刃物によりワークに切削加工を行う空間のことであり、例えば内部に刃物を支持する刃物台や主軸が設けられた機体カバーによって囲まれた空間を指す。
この構成によると、ワーク載置台が設けられているベース部材は、ベース部材基部と、このベース部材基部に対し水平方向の揺動中心軸により上下揺動自在に支持されたベース部材揺動部とからなる。通常時は、留め部材により、ベース部材基部に対するベース部材揺動部の上下揺動が規制されている。このため、ワーク載置台は適正な位置および姿勢に保持される。ワーク載置台に留め部材の耐力を超える負荷がかかった場合、例えば搬入したワークの種類の間違いや、加工プログラムの誤り等で、主軸がワーク載置台を強く押し付けた場合は、留め部材が折損し、ベース部材揺動部およびこれに設けられたワーク載置台が揺動中心軸を支点に上下に揺動する。留め部材は揺動中心軸よりも強度が弱い部材であるため、ワーク載置台に大きな負荷がかかっても、最初に留め部材が破損することで、揺動中心軸やその他の部材が破損することはない。それにより、ワーク載置台位置切換手段等のような高価かつ複雑な部品を有する箇所の破損を回避できる。
前記留め部材は、前記ベース部材基部に設けたピン挿通孔に挿通される基部側部位と前記ベース部材揺動部に設けたピン挿通孔に挿通される揺動側部位とを有するピンであって、前記基部側部位と前記揺動部側部位との境界の周辺部のせん断強度を部分的に弱くしたものとするのが良い。
留め部材が上記構成のピンであると、留め部材を安価に製作することができる。また、留め部材としてのピンにせん断強度の弱い箇所を部分的に形成すると、ワーク載置台に負荷がかかったとき、前記せん断強度の弱い箇所に応力が集中して、ピンが他の部品よりも先に折損する。このため、ピン以外の部材に破損が及ぶのを極力抑えることができる。
前記主軸は、上下動自在であり、下降時に、把持していたワークを前記ワーク載置台のワーク載置面に載置、または前記ワーク載置台のワーク載置面に載置されているワークを把持する動作を行うものとすることができる。
主軸が上下動自在である場合、主軸によりワーク載置台に上下方向の負荷がかかる。この立旋盤システムは、水平方向の揺動中心軸により、ベース部材基部に対してベース部材揺動部が上下揺動自在に支持されているものであるから、特に主軸による上下方向の負荷に対して留め部材が破損しやすい。また、留め部材の破損により、ベース部材揺動部およびこれに設けられたワーク載置台が上下に揺動するため、揺動中心軸に損傷を与えることが少ない。
この発明の立旋盤システムは、立旋盤と、この立旋盤の加工領域に対してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置とを備え、前記立旋盤は、ワークを把持する下向きの主軸と、この主軸に把持されたワークに対して切削加工を行う刃物を支持する刃物台とを前記加工領域内に備え、前記ワーク搬送装置は、ワークを載置するワーク載置面を有するワーク載置台と、このワーク載置台を、前記ワーク載置面に載置されたワークを前記主軸が上方から把持することが可能、または前記主軸により前記ワーク載置面にワークを上方から載置することが可能な加工領域内の位置と、加工領域外の位置とに位置切換するワーク載置台位置切換手段とを備え、前記ワーク載置台は、前記ワーク載置台位置切換手段により位置切換されるベース部材に設けられ、このベース部材は、前記ワーク載置台位置切換手段に位置切換可能に支持されたベース部材基部と、このベース部材基部に対し水平方向の揺動中心軸により上下揺動自在に支持され、かつ前記揺動中心軸よりも強度が弱い部材である留め部材により前記上下揺動が規制されたベース部材揺動部とからなり、このベース部材揺動部に前記ワーク載置台が設けたものとしたため、ワーク搬送装置のワーク載置台に大きな負荷がかかった場合でも、ワーク搬送装置の破損を比較的軽微なものとすることができ、復旧に要するコストを安く抑えられ、かつ復旧作業を容易である。
前記留め部材が、前記ベース部材基部に設けたピン挿通孔に挿通される基部側部位と前記ベース部材揺動部に設けたピン挿通孔に挿通される揺動側部位とを有するピンであって、前記基部側部位と前記揺動部側部位との境界の周辺部のせん断強度を部分的に弱くしたものである場合は、留め部材を安価に製作することができ、また、ワーク載置台に大きな負荷がかかったとき、留め部材が他の部品よりも先に折損して、ピン以外の部材に破損が及ぶのを極力抑えることができる。
前記主軸は、上下動自在であり、下降時に、把持していたワークを前記ワーク載置台のワーク載置面に載置、または前記ワーク載置台のワーク載置面に載置されているワークを把持する動作を行うものとした場合は、主軸がワーク載置台に与える負荷に対し顕著な効果が期待できる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この立旋盤システムは、下向きの主軸がワーク搬送を行う立旋盤1と、この立旋盤1に対してワークの搬入・搬出を行うワーク搬送装置11,12とを組み合わせたものである。ここでは、ワーク搬入側のワーク搬送装置をワーク搬入装置11とし、ワーク搬出側のワーク搬送装置をワーク搬出装置12とする。図1において、立旋盤1は、正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバー3を備えた旋盤本体2と、この旋盤本体2の背面に設置された制御盤4と、正面部に設置された操作盤5とを備える。
旋盤本体2は、図2に示すように、ワークWを下向きに支持する主軸チャック6と、加工領域Rに設けられて主軸チャック6に支持されたワークWに対して切削加工を施す刃物22を支持する刃物支持手段7と、主軸チャック6を上下および左右に移動させる主軸移動手段8とを備える。
この旋盤本体2は、固定して設けられた刃物支持手段7の刃物22に対して、主軸チャック6が上下左右に移動することで、旋削等の切削加工を行うものである。このため、主軸移動手段8およびその配線、配管系等が、加工領域Rに対して仕切られる加工機器設置領域Sに配置される加工機器10を構成する。
主軸移動手段8は、ベッド9上の左右方向に延びる案内13上を左右移動自在な左右移動台14と、この左右移動台14に上下方向に延びる案内15を介して昇降自在に設置された主軸台16とを備える。主軸台16に支持された主軸17の先端に上記主軸チャック6が設けられている。主軸チャック6は、複数のチャック爪6aでワークWを把持するものとされる。
主軸台16は、詳しくは、左右移動台14に前記案内15を介して昇降自在に設置された昇降台18に搭載されており、この昇降台18に設置された主軸モータ19により主軸17の回転駆動が行われる。主軸台16の昇降は、左右移動台14に設置されたモータ等の昇降用駆動源20と、この昇降用駆動源20の回転を上下動作に変換するボールねじ等の回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。左右移動台14の左右移動は、ベッド9に設置された左右移動用駆動源21と、この左右移動用駆動源21の回転を左右動作に変換するねじ等の回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。
刃物支持手段7は、切削加工を施すバイトや回転工具等の刃物22を支持する手段であり、タレット刃物台7Aと、櫛歯式等の固定型刃物台7Bとの2種類が設けられている。タレット刃物台7Aは、ベッド9の前方の加工領域Rにおける側壁部に、左右方向に延びる水平軸心回りに旋回可能に設置されている。タレット刃物台7Aは、周面に取付けられた刃物の割出の為の旋回動作は可能であるが、移動機能は有しないものとされている。固定型刃物台7Bは、上記加工領域Rにおけるベッド9の正面に固定設置されている。
機体カバー3内における加工領域Rは、スライドカバー70(図1)によって、加工機器設置領域Sと仕切られている。加工領域Rは、主軸チャック6および刃物支持手段7が内部にあって、ワークWの加工を行う空間であり、加工機器設置領域Sは、主軸移動手段8等の加工機器10の設置された空間である。
図1において、機体カバー3は、背面に加工機器10のメンテナンス等のために作業者が機体カバー3内に進入可能な背面開口部71を有し、前記制御盤4が背面開口部71を蓋している。制御盤4は、機体カバー3から後方に延びる上下の支持部材72,73に鉛直軸O1回りに開閉回動自在に支持されている。制御盤4は、機体カバー3の上部に設けられ、制御盤4の下方にはチップコンベア74が後方へ退避自在に配置されている。
機体カバー3の正面部の幅方向中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部75が設けられており、操作盤5は、開閉カバー部75の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされている、作業者は、開閉カバー部75を介して上半身を機械内にいれて、機械内のメンテナンス作業等(チャックや工具の段取り)を行う。操作盤5は、左右の分割操作盤部5A,5Bに2分割されており、各分割操作盤部5A,5Bは、その外側端で、機体カバー3のブラケット76に鉛直旋回軸O2回りに回動自在に支持されている。
図3に示すように、機体カバー3の正面部左右両側には、機体カバー3の左右端から中央側に向かって凹む凹部23,24が設けられている。そして、凹部23内にワーク搬入装置11、凹部24内にワーク搬出装置12がそれぞれ設けられている。つまり、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、機体カバー3の左右幅内に、加工領域Rを挟んで左右に振り分けて配置されている。なお、凹部23,24には、加工領域Rへのワーク搬入口、加工領域Rからのワーク搬出口となる後記開口部60がそれぞれ形成されている。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、加工領域R内の位置と加工領域R外の位置に位置切換可能なワーク載置台25を備え、このワーク載置台25によって主軸チャック6とワークWの受け渡しを行う。ワークWの受け渡しの概略を示すと、次のようになる。加工領域R外に位置するワーク搬入装置11のワーク載置台25にワークWが供給され、このワーク載置台25が加工領域R内へ移動する。主軸チャック6は、上下左右の移動によりワーク搬入装置11のワーク載置台25からワークWをピックアップし、刃物支持手段7に支持された刃物22による旋削加工を受け、加工領域R内に位置するワーク搬出装置12のワーク載置台25にワークWを渡す。ワークWを受けたワーク搬出装置12のワーク載置台25は加工領域R外へ移動して、そこでワークWの排出が行われる。
以下、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12の詳細について説明するが、両装置11,12は基本的に互いに左右対称の同一構成であるので、ここでは代表してワーク搬入装置11について説明する。図4ないし図6はワーク搬入装置のそれぞれ異なる状態を示す全体斜視図、図7はワーク搬入装置の側面図、図8ないし図12はワーク搬入装置の各部を示す図である。
ワーク搬入装置11(またはワーク搬出装置12)は、前記ワーク載置台25を含むワーク載置装置26と、ワーク載置台25を加工領域R内の位置と加工領域R外の位置とに位置切換する内外ワーク載置台位置切換手段27と、加工領域Rの外側に位置するワーク載置台25の前後位置を切り換える前後ワーク載置台位置切換手段28とよりなる。
図8に示すように、ワーク載置装置26は、内外ワーク載置台位置切換手段27(図7)のカムケース41から下方に突出する旋回中心軸42にベース部材30を一体に設け、このベース部材30によりワーク載置台25を支持させたものである。前記ベース部材30は、旋回中心軸42側の基部30aと、この基部30aよりも先端側で基部30aとは別部材の揺動部30bとでなり、揺動部30bに前記ワーク載置台25が支持されている。揺動部30bは、基部30aに対し、旋回中心軸42側の端部が基部30aの下面に設けた水平方向の揺動中心軸43により上下揺動自在に支持され、かつ留め部材44により前記上下揺動が規制されている。基部30aおよび揺動部30bは、それぞれ平板状の部材とされ、留め部材44による揺動の規制状態では、揺動部30bは、その基端側部分が基部30aの下面に重なった状態にある。留め部材44は揺動中心軸43よりも強度が弱い部材とされており、通常時には揺動部30bの上下揺動が留め部材44により規制されているが、ワーク載置台25に下向きの大きな荷重がかかると留め部材44が他の部品よりも先に破損して、図8(B)において2点鎖線で示すように、ワーク載置台25ごと揺動部30bが下方に回動するようになっている。
この実施形態では、図10に示すように、前記留め部材44は、ベース部材基部30aの先端部に形成された基部側ピン挿通孔45と、ベース部材揺動部30bの上面に設けたサポート部材46に形成された揺動部側ピン挿通孔47とにわたって挿通したピンとされている。サポート部材46は、ベース部材揺動部30bの長さ方向の中間位置で、両側縁に立片状に設けられている。留め部材44であるピンは、前記基部側ピン挿通孔45に挿通された基部側部位44aと前記揺動部側ピン挿通孔47に挿通された揺動部側部材44bとの境界の周辺部に、断面を部分的に狭くしてせん断強度を弱くした低強度部44cが形成されている。これにより、ワーク載置台25に下向きの大きな荷重がかかったとき、低強度部44cに応力が集中して、留め部材44が他の部品よりも先に折損する。このため、留め部材44以外の部材、例えばギヤやカム等の高価な部品が内蔵されているカムケース41に影響が及ばない。低強度部44cのせん断強度を弱くするには、低強度部44cの断面を部分的に狭くする代わりに、低強度部44cに他の箇所よりも強度の弱い材質を用いてもよい。
また、前記揺動中心軸43は、ベース部材基部30aに固定のサポート部材48に形成された挿通孔(図示せず)と、ベース部材揺動部30bの基端部に形成された挿通孔(図示せず)とにわたって挿通されている。サポート部材48は、ベース部材基部30aの先端部の下面に、両側縁に立片状に設けられている。
ワーク載置台25は、平面形状が円形の板材で、その上面がワークを載置するワーク載置面25aとされている。このワーク載置台25は、ベース部材30の上方に、ワーク載置台傾斜許容支持手段31を介して支持されている。ワーク載置台傾斜許容支持手段31は、ワーク載置台25の中心O3と同心円周上の複数箇所(この実施形態では6箇所)に等間隔で配置されている。
ワーク載置台傾斜許容支持手段31について説明する。図9に示すように、ベース部材30に形成された上下に連通するガイド孔33に昇降ガイド34が昇降自在に遊嵌し、その昇降ガイド34の上端が、ワーク載置台25の下面に固定された上プレート35に固定され、昇降ガイド34の下端が、ベース部材30の下方に位置する下プレート36に固定されている。昇降ガイド34は、ガイド孔33の内側面に対して間隔34aをもって挿入されている。これら複数組のガイド孔33および昇降ガイド34でワーク載置台傾斜許容支持手段31を構成する。このワーク載置台傾斜許容支持手段31は、主軸チャック6および主軸移動手段8からなる主軸装置が下降してワーク載置台25のワークをピックアップする際に、ワーク載置台25のワーク載置面25aが水平に対して傾斜することを許容するように作用する。
前記ガイド孔33は上部側の径が大きい段付きの孔で、その大径部33aの段面と上プレート35の下面との間に、前記昇降ガイド34の外周に遊嵌させた圧縮バネ37が設けられている。この圧縮バネ37は、主軸装置が下降してワーク載置台25のワークをピックアップする際に、主軸装置の下降に抗してワークを主軸装置に押し付けると共に、主軸装置が上昇した際にはワーク載置台25を水平に保持する弾性手段となっている。
また、ベース部材30の下面には、前記中心O3と同心円周上の複数箇所(この実施形態では3箇所)に位置決め凹部38が形成されている。この凹部38に対向して、前記下プレート36の上面に位置決めピン39が上向きに突出させて設けられている。これら位置決め凹部38および位置決めピン39は、ワーク載置台25の上昇状態でワーク載置台25とベース部材30とを水平移動不能な係合状態とし(図9(A))、主軸装置の下降によるワーク載置台25の下降によって前記係合状態が解消される(図9(B))ように作用する位置決め手段となっている。
ワークWが載置されていない状態またはワークWが静止して載置されている状態では、図9(A)に示すように、圧縮バネ37によってワーク載置台25が持ち上げられて、位置決めピン39が位置決め凹部38に係合しているため、ワーク載置台25は水平位置が正確に位置決めされている。詳しくは、位置決め凹部38のテーパ状の底面と位置決めピン39のテーパ状の先端面との係合により、ワーク載置台25の水平位置は常に精度良く位置決めされる。また、中心O3と同心円上の複数個所に設けられた弾性部材である圧縮バネ37によって、ワーク載置台25に水平復元力が与えられているため、このときワーク載置台25は水平に保たれる。
ワーク載置台25が水平でないと、その上に載置されているワークWが傾斜する。ワークWの形状にもよるが、ワークWが傾斜していると、ワークWの外形部が主軸チャック6のチャック爪6aの位置よりも水平方向の外側に位置することとなり、ワークピックアップのために下降してきた主軸チャック6がワークWと干渉してワークWをピックアップできない恐れがある。このため、ワーク載置台25を水平に保つ必要がある。
主軸チャック6によりワーク載置台25からワークWをピックアップする際には、主軸チャック6がワークWを下に押しながら把持する。これにより、図9(B)に示すように、ワークWを介してワーク載置台25が押し下げられ、位置決めピン39と位置決め凹部38との係合が解消され、ワーク載置台25は自由に傾くことができるようになる。同時に、圧縮バネ37の張力により、ワークWが主軸チャック6に押し付けられるため、主軸チャック6がワークWを正確に把持することができる。主軸チャック6がワークWをピックアップした後は、圧縮バネ37によってワーク載置台25が持ち上げられて、図9(A)の状態に戻る。
内外ワーク載置台位置切換手段27および前後ワーク載置台位置切換手段28は、図7に図示されている。内外ワーク載置台位置切換手段27は、内外ワーク載置台位置切換駆動用のモータ40と、このモータ40と一体のカムケース41とからなり、カムケース41から下方に突出する旋回中心軸42に前記ワーク載置台25のベース部材30の後端部が固定支持されている。カムケース41内のカム機構(図示せず)により、モータ40の回転が旋回中心軸42の所定の角度範囲内での正逆反復回動として出力される。旋回中心軸42の反復回動の範囲は、例えば90°とされる。旋回中心軸42の回動により、ワーク載置台25が水平に回動し、ワーク載置台25が加工領域Rの外側に位置する中立位置Nと、加工領域Rの内側に位置するワーク渡し位置P1(ワーク搬出装置12の場合、ワーク受け位置P2)とに切り換わる。ワーク渡し位置P1およびワーク受け位置P2の前後方向位置は、主軸チャック6の軸心O4と同じ位置である。
前後ワーク載置台位置切換手段28は、ワーク載置台25を前後方向に移動可能に案内する上下2本のガイド棒50,51と、このガイド棒50,51に沿ってワーク載置台25を移動させる前後ワーク載置台位置切換駆動用のシリンダ52とからなる。上下のガイド棒50,51は両端を機体カバー3に固定して設けられ、前記カムケース41に固定の上垂直板53の上端部に設けられたスライド部材54が上のガイド棒50に摺動自在に嵌合し、同じくカムケース41に固定の下垂直板55の下端部に設けられたスライド部材56が下のガイド棒51に摺動自在に嵌合している。また、シリンダ52は基部を機体カバー3に固定して設けられ、このシリンダ52のピストンロッド52aの先端部が前記上垂直板53に連結されている。これにより、シリンダ52を伸縮作動させると、モータ40およびカムケース41と共にワーク載置台25が、ガイド棒50,51に沿って前後に移動する。前後移動行程の後端が中立位置Nで、前端がワーク供給位置Q1(ワーク搬出装置12の場合、ワーク排出位置Q2)である。
図11および図12に示すように、前記凹部23,24と加工領域Rとのそれぞれの境界部には、ワーク載置台25が出入りするための開口部60が形成され、その開口部60に開閉カバー61が設けられている。この開閉カバー61は、開閉カバー61の下端部の前後2箇所に設けられた回動支持部62により、前後方向に沿う回動軸心63回りに上下回動自在となっている。開閉カバー61が回動範囲の上端の立ち位置A(図11)にあるときは開口部60が塞がれ、開閉カバー61が回動範囲の下端の倒れ位置B(図12)にあるときは開口部60が開放された状態となる。なお、図12(C)は開閉途中の状態を示す。
この開閉カバー61の開閉作動は、前記ワーク載置台25の加工領域R内外の位置切換動作に連動する。その載置台・開閉カバー連動機構65は、左右方向に移動自在な左右移動板66に形成されたカム溝67にワーク載置台25に設けたガイドピン68を係合させて、ワーク載置台25の水平回動を左右移動板66の左右移動に変換し、また左右移動板66と開閉カバー61とを前後2箇所でリンク69を介して連結して、左右移動板66の左右移動に連動して開閉カバー61が回動軸心63回りに上下回動するようにしている。
前記カム溝67は、後側へいくほど左右内側に位置し、かつ左右内側に凸となる曲線状の溝とされている。この形状とすることにより、ワーク載置台25の回動によるガイドピン68の左右方向の変位を左右移動板66に円滑に伝えることができ、またワーク載置台25の回動時における左右移動板66の移動速度の変化を小さくし、開閉カバー61の開閉動作をスムーズなものとしている。なお、上記曲線状のカム溝67の前端部に続いて前方に形成されている前後方向に直線状のガイド溝69は、ワーク載置台25が中立位置Nとワーク供給位置Q1との間で前後移動する際にガイドピン68を案内する。
ワーク搬入装置11は次のように作動する。初期状態では、ワーク載置台25は中立位置Nで待機し、開閉カバー61が開口部60を塞いだ状態となっている(図4)。作業を開始すると、ワーク載置台25がワーク供給位置Q1まで前進する(図5)。そして、このワーク供給位置Q1で、人手等により、ワーク載置台25の上にワークWが載置される。ワークWを載せたワーク載置台25は、中立位置Nまで後退し、さらにワーク渡し位置P1まで回動する(図6)。その際、ワーク載置台25の回動に連動して、開閉カバー61が開く。ワーク渡し位置P1で、主軸チャック6により、ワーク載置台25からワークWがピックアップされる。ワークWを渡したワーク載置台25は中立位置Nまで回動する。その際、ワーク載置台25の回動に連動して、開閉カバー61が閉じる。以後、これまでと同じ動作を繰り返す。
一方、ワーク搬出装置12は次のように作動する。旋削加工が終了するまでに、ワーク載置台25がワーク受け位置P2まで移動しており、このワーク受け位置P2で、主軸チャック6から加工後のワークWを受け取る。ワークWを受け取ったワーク載置台25は、中立位置Nまで回動し、さらにワーク排出位置Q2まで前進する。そして、このワーク排出位置Q2で、人手等により、ワーク載置台25からワークWが排出される。ワークWが排出されたワーク載置台25は、中立位置Nまで後退し、さらにワーク受け位置P2まで回動する。以後、これまでと同じ動作を繰り返す。ワーク搬出装置12の場合も、ワーク載置台25の回動に連動して、開閉カバー61が開閉する。
上記ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12の作動において、ワーク搬入装置11のワーク載置台25がワーク渡し位置P1とワーク供給位置Q1とを往復してワークWを供給する動作、およびワーク搬出装置12のワーク載置台25がワーク受け位置P2とワーク排出位置Q2とを往復してワークWを排出する動作は、ワークWを把持した主軸チャック6が上下および左右に移動してワークWの旋削加工を行う動作と並行して行われる。
また、主軸チャック6は、常時は機体の左右幅方向の中央となる原点位置で待機し、ワークの搬入、搬出時にワーク渡し位置P1またはワーク受け位置P2まで移動して、搬入側または搬出側のワーク載置台25と出会うようになっている。その際、主軸チャック6の移動とワーク載置台25の移動が並行して行われる。
この構成の立旋盤システムによると、上記のようにワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12が設けられており、それぞれ内外ワーク載置台位置切換手段27により、ワーク載置台25を加工領域Rの内外に出入り可能とされている。このため、主軸チャック6の移動範囲が加工領域R内で済み、立旋盤システム全体を幅狭にすることができる。また、ワークWの搬入、搬出は、ワーク載置台25の移動と主軸チャック6の移動とで行われるため、ワークWの搬入、搬出に際する主軸チャック6の移動距離が短くて済み、しかもワーク載置台25の移動と主軸チャック6の移動とが並行して行えるため、ワークWの搬入、搬出に要する時間が短縮される。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は異なる箇所に設けられているため、ワーク搬入装置11のワーク載置台25への加工前ワークWの搬入に、加工後ワークWの搬出を待つ必要がなく、加工領域R外にあるときに、何時でもワーク載置台25に対するワークの搬入、搬出が行える。これらのため、ワークの供給、排出時間が短縮できる。
さらに、ワーク載置台25の移動は、内外ワーク載置台位置切換手段27による加工領域R内外の出入りと、前後ワーク載置台位置切換手段28による加工領域R外での前後移動とを組み合わせたものであるため、ワーク載置台25を加工領域R外における旋盤本体2から前方に離れた位置まで前進させ、その位置でワークのセッティングおよび取り外し作業を行うことができる。この位置であれば、旋盤本体2が邪魔にならないため、上記セッティングおよび取り外し作業を行いやすい。また、ワークのセッティングおよび取り外しを旋盤本体2の前に立った作業者が行う場合、作業者はワーク着脱一連動作の流れにのって作業を行うだけで、これらの作業を行うことができるので、作業能率が向上する。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、加工領域Rを挟んで左右に振り分けて配置されているため、ワークの流れが一方向になる加工ラインの構築が行い易い。
また、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12が機体カバー3の左右幅内に収められるため、全体をすっきりした外観でコンパクトな構成とすることができる。機体カバー3に凹部23,24を設け、加工領域Rとこの凹部23,24との間でワーク載置台25を出入りさせるため、ワーク載置台25が加工領域R外にあるときでも、機体カバー3の両側にワーク載置台25が飛び出すことがなく、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12を常に機体カバー3の幅内に収められる。また、ワーク載置台25を前記凹部23,24から前方へ移動させられるため、その前方へ移動させた位置でワーク載置台25へのワークWのセッティングまたは取り外しを行うことができ、ワークの搬入搬出作業性を向上させることができる。
ワーク搬送装置としてのワーク搬入装置11およびワーク搬送装置12は、ワーク載置台25に下向きの大きな荷重がかかった場合、留め部材44が折損して、ベース部材基部30aに対してベース部材揺動部30bが、ワーク載置台25ごと揺動中心軸43を支点にして下方に回動するようになっている。このため、留め部材44以外の破損を回避できる。例えば、ギヤやカム等の高価かつ複雑な部品を有する内外ワーク載置台位置切換手段27のカムケース41の破損を回避できる。このため、仮にワーク搬入装置11やワーク搬送装置12が破損する事態が生じた場合でも、その破損の程度を比較的軽微なものとすることができ、復旧に要するコストを安く抑えられ、かつ復旧作業を容易である。
この立旋盤システムは、主軸17が上下動自在する形式であり、主軸17によりワーク載置台25に上下方向の負荷がかかる。水平方向の揺動中心軸43により、ベース部材基部30aに対してベース部材揺動部30bが上下揺動自在に支持されているため、上記上下方向の負荷に対して留め部材44が折損しやすい。また、留め部材44の折損により、ベース部材揺動部30bおよびこれに設けられたワーク載置台25が上下に揺動するため、揺動中心軸43に損傷を与えることが少ない。
さらに、留め部材44を部分的にせん断強度の弱い箇所が形成されたピンとしたため、留め部材44の安価に製作することができ、かつワーク載置台25に負荷がかかったときに留め部材44が他の部品よりも先に折損し、留め部材44以外の部材に破損が及ぶのを極力抑えることができる。
開閉カバー61は、その下端に設けた前後方向に沿う回動軸心63回りに上下方向に開閉させ、開口部60を塞ぐ立ち位置Aと加工領域R内に位置する倒れ位置Bとに切り換わるため、倒れ位置Bにあるときの開閉カバー61の位置がワーク載置台25および主軸チャック6の下方に位置し、ワーク載置台25と主軸チャック6とのワークの受け渡しに制限を与えることが少なく、また開閉カバー61が主軸チャック6に対して邪魔にならない。このため、ワークの受け渡し終了後、主軸チャック6が加工のための動作を素早く開始することができ、1ワーク当たりの加工に要するサイクルタイムが短縮され、加工の効率が向上する。
また、開閉カバー61の支持構造を上記のようにしたため、ワーク載置台25の動作に連動して開閉カバー61を開閉させる載置台・開閉カバー連動機構65を、ワーク載置台25と干渉させずに設けることが可能となり、開閉カバーの開閉動作を駆動する駆動源が不要な簡略な構成の旋盤とすることができるようになった。
この発明の一実施形態にかかる立旋盤システムの斜視図である。 (A)は同立旋盤システムの立旋盤の内部構造を示す破断正面図、(B)は同立旋盤の破断側面図である。 同立旋盤システムのワーク搬入装置およびワーク搬出装置と主軸チャックとの関係を示す破断平面図である。 ワーク搬入装置の一状態を示す斜視図である。 ワーク搬入装置の異なる状態を示す斜視図である。 ワーク搬入装置のさらに異なる状態を示す斜視図である。 ワーク搬入装置の側面図である。 (A)はワーク載置装置の平面図、(B)はその側面図である。 (A)は一部を拡大して表示したワーク載置装置の一部断面側面図、(B)は同ワーク載置装置の異なる状態を示す一部断面側面図である。 留め部材によるベース部材基部とベース部材揺動部との連結部の断面図である。 (A)は主に開閉カバーおよび載置台・開閉カバー連動機構の一状態を示す正面図、(B)はその平面図である。 (A)は主に開閉カバーおよび載置台・開閉カバー連動機構の異なる状態を示す正面図、(B)はその平面図、(C)は開閉カバーの開閉途中の状態を示す平面図である。
符号の説明
1…立旋盤
2…旋盤本体
3…機体カバー
4…制御盤
5…操作盤
6…主軸チャック
7…刃物支持手段
8…主軸移動手段
9…ベッド
11…ワーク搬入装置(ワーク搬送装置)
12…ワーク搬出装置(ワーク搬送装置)
14…左右移動台
16…主軸台
17…主軸
22…刃物
25…ワーク載置台
25a…ワーク載置面
26…ワーク載置装置
27…内外ワーク載置台位置切換手段
28…前後ワーク載置台位置切換手段
30…ベース部材
30a…ベース部材基部
30b…ベース部材揺動部
31…ワーク載置台傾斜許容支持手段
41…カムケース
42…旋回中心軸
43…揺動中心軸
44…留め部材
44a…基部側部材
44b…揺動部側部材
44c…低強度部
45…基部側ピン挿通孔
47…揺動部側ピン挿通孔
R…加工領域
W…ワーク

Claims (3)

  1. 立旋盤と、この立旋盤の加工領域に対してワークの搬入または搬出を行うワーク搬送装置とを備え、
    前記立旋盤は、ワークを把持する下向きの主軸と、この主軸に把持されたワークに対して切削加工を行う刃物を支持する刃物台とを前記加工領域内に備え、
    前記ワーク搬送装置は、ワークを載置するワーク載置面を有するワーク載置台と、このワーク載置台を、前記ワーク載置面に載置されたワークを前記主軸が上方から把持することが可能、または前記主軸により前記ワーク載置面にワークを上方から載置することが可能な加工領域内の位置と、加工領域外の位置とに位置切換するワーク載置台位置切換手段とを備え、
    前記ワーク載置台は、前記ワーク載置台位置切換手段により位置切換されるベース部材に設けられ、このベース部材は、前記ワーク載置台位置切換手段に位置切換可能に支持されたベース部材基部と、このベース部材基部に対し水平方向の揺動中心軸により上下揺動自在に支持され、かつ前記揺動中心軸よりも強度が弱い部材である留め部材により前記上下揺動が規制されたベース部材揺動部とからなり、このベース部材揺動部に前記ワーク載置台が設けられた立旋盤システム。
  2. 前記留め部材は、前記ベース部材基部に設けたピン挿通孔に挿通される基部側部位と前記ベース部材揺動部に設けたピン挿通孔に挿通される揺動側部位とを有するピンであって、前記基部側部位と前記揺動部側部位との境界の周辺部のせん断強度を部分的に弱くしたものである請求項1記載の立旋盤システム。
  3. 前記主軸は、上下動自在であり、下降時に、把持していたワークを前記ワーク載置台のワーク載置面に載置、または前記ワーク載置台のワーク載置面に載置されているワークを把持する動作を行うものとした請求項1または請求項2記載の立旋盤システム。
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