JP2008220641A - X線撮影装置およびカテーテル挿入案内方法 - Google Patents

X線撮影装置およびカテーテル挿入案内方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カテーテルを用いる治療においてカテーテルの挿入操作を容易にすること。
【解決手段】カテーテル案内部75の設定UI部751がカテーテル挿入案内を必要とする部位およびタイミングの設定を術者から受け付ける。そして、設定部位到達判定部752がカテーテルの先端が設定部位に到達したか否かを判定し、設定部位に到達した場合には、タイミング判定部753が設定タイミングであるか否かを判定する。その結果、設定タイミングである場合には、タイミング通知部754が画面上の表示および音声を用いてカテーテル挿入案内を術者に通知するよう構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、X線診断装置などのX線撮影装置においてカテーテルの挿入を案内する技術に関する。
カテーテルにより血管狭窄部等の治療を行う場合、術者は、X線診断装置を使用して撮影した画像を見ながらカテーテルの操作を行う。カテーテルの操作は、回す、押し込む、引き抜くといった行為から構成され、カテーテルを患部まで挿入する操作を短時間で行うには、術者に熟練が求められる。
そこで、カテーテルの挿入を支援する技術として3次元ロードマップ技術が開発されている。3次元ロードマップ技術は、X線撮影装置において、X線透視画像に血管の3次元ボリュームレンダリング画像などの3次元画像をマスク像として重ねて表示することによって、カテーテルの挿入をガイドする技術である(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−116789号公報
しかしながら、特に、血流が強く、また、心拍によるカテーテル位置の変動が大きな箇所においては、X線透視画像や3次元ロードマップ画像などの画像だけからカテーテルの挿入操作を行うことが困難であるという問題がある。
例えば、冠状動脈開口部は、組織の形状変化も大きい上に、血流の強弱が周期的に大きく変化するため、カテーテルの先端の位置が安定しない。したがって、術者にとって冠状動脈開口部へのカテーテルの挿入は非常に難しい操作となる。このため、血管の形状および血流を術者が把握し易いように造影剤の投与が行われる場合もあるが、造影剤の投与は、患者にとって大きな負担となる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、冠状動脈開口部のようなカテーテルの挿入が困難である部位でのカテーテルの挿入を支援することができるX線撮影装置およびカテーテル挿入案内方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、カテーテルの先端が到達した際に術者にカテーテル挿入案内を通知する部位の設定を該部位から先にカテーテルを挿入するタイミングの設定とともに受け付ける部位設定受付手段と、前記部位設定受付手段により受け付けられた部位にカテーテルの先端が到達したか否かを判定する部位到達判定手段と、前記部位到達判定手段により前記部位にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、前記部位設定受付手段により受け付けられたタイミングであるか否かを判定するタイミング判定手段と、前記タイミング判定手段により前記タイミングであると判定された場合に、カテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、カテーテルの先端が冠状動脈開口部に到達したか否かを判定する冠状動脈開口部到達判定手段と、前記冠状動脈開口部到達判定手段により冠状動脈開口部にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、冠状動脈流が最小になるタイミングであるか否かを判定する冠状動脈流判定手段と、前記冠状動脈流判定手段により冠状動脈流が最小になるタイミングであると判定された場合に、冠状動脈開口部からのカテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項7記載の本発明は、カテーテル挿入手術中の患者のX線透視画像を撮影するX線撮影装置によるカテーテル挿入案内方法であって、カテーテルの先端が到達した際に術者にカテーテル挿入案内を通知する部位の設定を該部位から先にカテーテルを挿入するタイミングの設定とともに受け付ける部位設定受付ステップと、前記部位設定受付ステップにより受け付けられた部位にカテーテルの先端が到達したか否かを判定する部位到達判定ステップと、前記部位到達判定ステップにより前記部位にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、前記部位設定受付ステップにより受け付けられたタイミングであるか否かを判定するタイミング判定ステップと、前記タイミング判定ステップにより前記タイミングであると判定された場合に、カテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知ステップとを含んだことを特徴とする。
請求項1、6または7記載の本発明によれば、術者によるカテーテルの挿入を容易にすることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るX線撮影装置およびカテーテル挿入案内方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係るX線診断装置のカテーテル挿入案内方法について説明する。図1は、本実施例に係るX線診断装置のカテーテル挿入案内方法を説明するための説明図である。なお、本実施例に係るX線診断装置は、カテーテル挿入手術前に予めX線CT装置で撮影された患者の時系列3次元画像および心電図計で記録された患者の心電図を取得し、手術中にカテーテルの先端位置情報および心電図の情報を実時間で取得するものとする。
図1(a)に示すように、本実施例に係るX線診断装置は、術前の段階で患者の時系列3次元画像を表示し、術者からカテーテル操作のタイミング案内を必要とする部位、例えば冠状動脈開口部41などの部位設定を受け付ける。図1(a)では、四角で囲まれた領域(1)および(2)が、術者によって設定された部位であり、冠状動脈開口部41が(1)で設定されている。
また、本実施例に係るX線診断装置は、術者によって設定された部位が心臓内の部位の場合には、図1(b)に示すように、心電図を表示し、術者から心電図上でのタイミング設定を受け付ける。ここで、タイミング設定とは、心電図の波形のどの場所でカテーテル挿入操作を行うかを設定するものである。
冠状動脈開口部41など心臓内の部位では、大動脈弁42の開閉に対応して血流の強弱が周期的に変化するため、カテーテルの先端の動きが激しく、カテーテルの挿入が難しい。そこで、術者は、冠状動脈開口部41など心臓内の部位を設定した場合には、さらに、心電図などを用いて血流が最小になるタイミングを設定する。血流が最小になるタイミングでは、カテーテルの先端の動きが最も少なくなり、冠状動脈開口部41などへのカテーテルの挿入操作が容易になる。図1(b)では、図1(a)に示した部位(1)および(2)に対して心電図上でそれぞれタイミング設定が行われている。
そして、本実施例に係るX線診断装置は、手術中にカテーテル先端位置の情報と心電図の情報を実時間で取得し、カテーテルの先端位置が設定部位のいずれかに到達したか否かを判定する。そして、カテーテルの先端位置が設定部位のいずれかに到達した場合には、到達した部位に対して心電図上で設定されたタイミングであるか否かを判定する。その結果、設定されたタイミングである場合に、カテーテル挿入のタイミングであることをX線透視画像内に表示するとともに、音声で通知する。図1(c)は、カテーテル挿入タイミングの表示例を示している。この例では、「GO!」と表示することによって冠状動脈開口部41へのカテーテルの挿入タイミングであることを術者に通知している。
このように、本実施例に係るX線診断装置は、術者によって設定された部位にカテーテルの先端が到達し、到達した部位に対して心電図上で設定されたタイミングである場合に、カテーテル挿入のタイミングであることを通知する。したがって、術者は血流の弱い時など適切なタイミングでカテーテルを挿入する操作を行うことができ、カテーテルの挿入を容易に行うことができる。
なお、冠状動脈開口部に対しては、カテーテル操作のタイミング指示案内を必要とする部位として案内のタイミングとともに予め設定し、術者は設定を省略できるようにすることもできる。また、心臓内以外の動作する部位に対してタイミング情報を設定するようにすることもできる。また、カテーテル挿入タイミングの通知は、時系列3次元画像内や3次元ロードマップ画像内に表示するようにすることもできる。
次に、本実施例に係るX線診断装置の構成について説明する。図2は、本実施例に係るX線診断装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このX線診断装置100は、寝台11上の患者Pに照射するX線を発生するX線発生部1と、患者Pを透過したX線を検出して画像データを生成するX線検出部2と、X線発生部1および平面検出器21を保持するアーム5ならびに寝台11を移動する機構部3と、X線発生部1がX線の発生に必要とする高電圧を供給する高電圧発生部4と、機構部3を制御する機構制御部6と、X線検出部2により検出されたX線に基づいて生成された画像データを用いて画像を生成する画像処理部7と、画像を表示する表示部8と、操作者(利用者)による操作を受け付ける操作部9と、X線診断装置100全体を制御するシステム制御部10と、患者Pが横たわる寝台11と、カテーテルの先端位置を検出するカテーテル先端位置検出部12と、血流が最小になるタイミングを把握するためのタイミング情報を取得するタイミング情報取得部13とを有する。
X線発生部1は、高電圧発生部4から供給される高電圧を用いてX線を発生するX線管18と、X線管18が発生したX線の一部を遮蔽することによって照射野を制御するX線絞り器19とを有する。
X線検出部2は、患者Pを透過したX線を電荷に変換して検出する平面検出器21と、平面検出器21から電荷を取り出すゲートドライバ22と、平面検出器21により検出された電荷から画像データを生成する画像データ生成部20とを有する。画像データ生成部20は、平面検出器21が検出した電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器23と、電荷・電圧変換器23により変換された電圧をデジタル値に変換するA/D変換器24と、A/D変換器24のパラレル出力をシリアル出力に変換するパラレル・シリアル変換器25とを有する。
機構部3は、機構制御部6の指示に基づいてアーム5を移動するアーム移動機構31と、機構制御部6の指示に基づいて寝台11を移動する寝台移動機構32とを有する。
画像処理部7は、画像生成部71と、3D画像記憶部72と、ECG記憶部73と、表示制御部74と、カテーテル案内部75とを有する。
画像生成部71は、画像データ生成部20により生成された画像データに対して再構成演算などを行ってX線透視画像を生成する処理部である。3D画像記憶部72は、X線CT装置で撮影された患者Pの時系列3次元画像を記憶する記憶部である。ECG記憶部73は、時系列3次元画像の撮影と同時に心電図計で記録された患者Pの心電図を記憶する記憶部である。
表示制御部74は、患者PのX線透視画像、時系列3次元画像、3次元ロードマップ画像、心電図などの表示部8への表示を制御する制御部である。この表示制御部74は、X線透視画像を表示する際に、システム制御部10から画像の位置や向きなどの表示条件を取得し、取得した表示条件と同様の表示条件の時系列3次元画像を3D画像記憶部72から読み出して表示する。
カテーテル案内部75は、カテーテルの操作案内に関する処理を行う処理部である。なお、このカテーテル案内部75の詳細については後述する。
表示部8は、表示用画像データを保持する表示用画像メモリ81と、表示用画像メモリ81の画像データをアナログ信号に変換するD/A変換器82と、D/A変換器82の出力に応じた表示をモニタ84に対して行う表示回路83と、モニタ84とを有する。
図3は、表示部8の構成例を示す図である。同図に示すように、この構成例では、モニタ84は透視像を表示する透視モニタ84a、時系列3次元画像を表示する参照モニタ84b、X線診断装置100が出力するメッセージなどを表示するシステムモニタ84cから構成される。
カテーテル先端位置検出部12は、例えば、カテーテル先端に取り付けたセンサと患者Pに取り付けたセンサから、それぞれある一定の基準座標に対する位置を計測して位置合わせすることによってカテーテルの先端位置を検出する。また、患者Pと同じ基準座標を持ったカテーテルの空間的な位置をセンサで計測することにより、患者内のどの位置にカテーテルの先端があるかを検出することもできる。
タイミング情報取得部13は、例えば心電図計から患者Pの心電図の情報をタイミング情報として取得する。また、タイミング情報としては、周期的な運動に伴う情報であればよく、弁の運動の軌跡の情報でもよい。あるいは、TEE(経食道エコー:TransEsophageal Echocardiography)を利用して大動脈弁から流出する血流をドップラーで計測することによってタイミング情報を取得することもできる。
次に、カテーテル案内部75の詳細について説明する。図4は、カテーテル案内部75の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、カテーテル案内部75は、設定UI部751と、設定部位到達判定部752と、タイミング判定部753と、タイミング通知部754とを有する。
設定UI部751は、カテーテル挿入手術前にカテーテル操作のタイミング指示案内が必要な部位およびタイミングの設定を術者から受け付けて設定部位および設定タイミングとして記憶する処理部である。
具体的には、この設定UI部751は、表示制御部74に対して3D画像記憶部72が記憶する時系列3次元画像の表示を指示し、術者からの部位の設定を受け付けて設定部位として記憶する。部位の設定は、図1(a)に示したように、時系列3次元画像のアニメーションを用いて目的部位を含む領域のマーキングによって行われる。なお、この設定UI部751が、手術中に撮影するX線透視画像と同様の向きの画像を表示することで、術者は手術前に実際に模した画像を見ながら、手術手順を確認することができる。
また、この設定UI部751は、カテーテル先端位置検出部12が用いる基本座標と同様の座標系を用いて設定部位を記憶する。この設定UI部751が、カテーテル先端位置検出部12が用いる基本座標と同様の座標系を用いて設定部位を記憶することによって、カテーテル先端位置検出部12が検出したカテーテルの先端位置が設定部位として記憶される部位に到達したか否かの判定が可能となる。
また、この設定UI部751は、設定された部位が心臓内の部位である場合には、表示制御部74に対してECG記憶部73が記憶する心電図の表示を指示し、術者からのカテーテル操作タイミングの設定を受け付けて設定タイミングとして記憶する。タイミングの設定は、図1(b)に示したように、心電図の波形に対するマーキングによって行われる。
図5は、心電図波形の一例を示す図である。同図に示すように、心電図は、P波、Q波、R波、S波、T波などの波形から構成される。設定UI部751は、術者によって設定された案内タイミングを、例えばR波のピークから0.35秒後というように設定タイミングとして記憶する。
なお、冠動脈開口部の場合には、カテーテル挿入のタイミングは、大動脈弁が閉まって血流が収まり、冠動脈に流れ込む時点である。この時点は、左心室が拡張期に遷移するタイミングに当たり、図5に示した心電図上ではT波終端部14に当たる。
設定部位到達判定部752は、カテーテル先端位置検出部12からカテーテルの先端位置に関する情報を取得し、設定UI部751が設定部位として記憶する部位のいずれかに到達したか否かを判定する処理部である。この設定部位到達判定部752は、カテーテルの先端が術者によって設定されたいずれかの部位に到達した場合には、その旨をタイミング判定部753に通知する。
タイミング判定部753は、設定部位到達判定部752からカテーテルの先端が術者によって設定されたいずれかの部位に到達した旨の通知を受けると、設定UI部751が記憶する設定タイミングに関する情報を表示するよう表示制御部74に指示する処理部である。また、このタイミング判定部753は、タイミング情報取得部13からタイミング情報を取得し、設定UI部751が到達部位に対応させて記憶する設定タイミングであるか否かを判定する。その結果、設定UI部751が到達部位に対応させて記憶する設定タイミングである場合には、このタイミング判定部753は、タイミング通知部754にカテーテル操作タイミングであることを通知する。
タイミング通知部754は、タイミング判定部753からカテーテル操作タイミングであるとの通知を受けると、表示制御部74に対してカテーテル操作タイミングの表示を指示するとともに、システム制御部10を介して操作部9のスピーカから音声でカテーテル操作タイミングであることを術者に通知する。
次に、本実施例に係るX線診断装置100によるカテーテル挿入案内処理の処理手順について説明する。図6は、本実施例に係るX線診断装置100によるカテーテル挿入案内処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、このカテーテル挿入案内処理では、設定UI部751が、カテーテルの挿入案内を必要とする部位とタイミングの設定を手術前に術者から受け付ける(ステップS1)。術者は時系列3次元画像上でカテーテルの挿入案内を必要とする部位を設定し、設定した各部位に対応する挿入タイミングを心電図上で設定する。
そして、手術が開始されると、画像処理部7によって生成されたX線透視画像を表示制御部74が透視モニタ84aに表示し(ステップS2)、術者は体組織とカテーテル位置を視認することができる。また、表示制御部74は、図7に示すように、X線透視画像に対応する時系列3次元画像およびカテーテル先端位置検出部12が検出したカテーテル先端位置を参照モニタ84bに表示する(ステップS3)。
そして、設定部位到達判定部752が、カテーテルの先端位置が設定部位のいずれかに到達したか否かを判定し(ステップS4)、設定部位のいずれにも到達していない場合には、カテーテル先端位置の検出と表示を継続する。
一方、設定部位のいずれかに到達した場合には、タイミング判定部753がタイミング情報を取得し(ステップS5)、到達部位に対応する設定タイミングであるか否かを判定する(ステップS6)。その結果、設定タイミングでない場合には、タイミング情報の取得を継続する。
一方、設定タイミングである場合には、タイミング判定部753はタイミング通知部754に設定タイミングである旨を通知し、タイミング通知部754は画面上の表示および音声を用いてカテーテル挿入操作タイミングであることを通知する(ステップS7)。
そして、設定部位到達判定部752が、全ての設定部位に到達したか否かを判定し(ステップS8)、到達していない設定部位がある場合には、ステップS3に戻ってカテーテル先端位置の検出と表示を継続し、全ての設定部位に到達した場合には、カテーテル挿入案内処理を終了する。
このように、設定部位到達判定部752がカテーテル先端の位置を判定し、タイミング判定部753がタイミングを判定することによって、カテーテルの挿入を案内することができる。
なお、ここでは、カテーテル挿入案内の通知方法として、表示および音声を用いることとしたが、表示と音声のいずれか一方だけを手術前に設定可能とすることもできる。また、カテーテル挿入の案内が必要な部位およびタイミングならびにカテーテル挿入案内の通知方法を手術前に設定することとしたが、案内が必要な部位およびタイミングならびにカテーテル挿入案内の通知方法を手術中に設定可能とすることもできる。
上述してきたように、本実施例では、カテーテル案内部75の設定UI部751がカテーテル挿入案内を必要とする部位およびタイミングの設定を術者から受け付ける。そして、設定部位到達判定部752がカテーテルの先端が設定部位に到達したか否かを判定し、設定部位に到達した場合には、タイミング判定部753が設定タイミングであるか否かを判定する。その結果、設定タイミングである場合には、タイミング通知部754が画面上の表示および音声を用いてカテーテル挿入案内を術者に通知することとしたので、術者によるカテーテル挿入操作を容易にすることができる。
特に、血流が強く心拍によるカテーテル位置変動が大きい冠状動脈開口部に対しては、心電図T波の終端部でカテーテル挿入案内を通知することとすれば、術者は血流が最も少なくなるタイミングでカテーテル挿入操作を行うことができる。
なお、本実施例では、X線CT装置によって撮影された時系列3次元画像を表示してカテーテル挿入案内が必要な部位の設定を受け付ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、手術前あるいは手術中にX線診断装置が撮影したX線透視画像上でカテーテル挿入案内が必要な部位の設定を直接受け付けるようにする場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、X線CT装置が撮影した時系列3次元画像を表示してカテーテル挿入案内が必要な部位の設定を受け付ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばX線診断装置が撮影した3次元画像上でカテーテル挿入案内が必要な部位の設定を受け付けるようにする場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明は、カテーテルを用いる治療に有用であり、特に、冠状動脈開口部など血流が強い部位にカテーテルを挿入する場合に適している。
本実施例に係るX線診断装置のカテーテル挿入案内方法を説明するための説明図である。 本実施例に係るX線診断装置の構成を示す機能ブロック図である。 表示部の構成例を示す図である。 カテーテル案内部の構成を示す機能ブロック図である。 心電図波形の一例を示す図である。 本実施例に係るX線診断装置によるカテーテル挿入案内処理の処理手順を示すフローチャートである。 カテーテル先端位置表示例を示す図である。
符号の説明
1 X線発生部
2 X線検出部
3 機構部
4 高電圧発生部
5 アーム
6 機構制御部
7 画像処理部
8 表示部
9 操作部
10 システム制御部
11 寝台
12 カテーテル先端位置検出部
13 タイミング情報取得部
14 T波終端部
18 X線管
19 X線絞り器
20 画像データ生成部
21 平面検出器
22 ゲートドライバ
23 電荷・電圧変換器
24 A/D変換器
25 パラレル・シリアル変換器
31 アーム移動機構
32 寝台移動機構
41 冠状動脈開口部
42 大動脈弁
43 カテーテル
71 画像生成部
72 3D画像記憶部
73 ECG記憶部
74 表示制御部
75 カテーテル案内部
81 表示用画像メモリ
82 D/A変換器
83 表示回路
84 モニタ
84a 透視モニタ
84b 参照モニタ
84c システムモニタ
100 X線診断装置
751 設定UI部
752 設定部位到達判定部
753 タイミング判定部
754 タイミング通知部

Claims (7)

  1. カテーテルの先端が到達した際に術者にカテーテル挿入案内を通知する部位の設定を該部位から先にカテーテルを挿入するタイミングの設定とともに受け付ける部位設定受付手段と、
    前記部位設定受付手段により受け付けられた部位にカテーテルの先端が到達したか否かを判定する部位到達判定手段と、
    前記部位到達判定手段により前記部位にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、前記部位設定受付手段により受け付けられたタイミングであるか否かを判定するタイミング判定手段と、
    前記タイミング判定手段により前記タイミングであると判定された場合に、カテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知手段と
    を備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記部位設定受付手段は、時系列3次元画像を表示して術者から時系列3次元画像上での前記部位の設定を受け付け、
    前記部位到達判定手段は、カテーテルの先端位置を検出し、検出した先端位置が前記部位設定受付手段により時系列3次元画像上で受け付けられた部位に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記部位設定受付手段は、術者からX線透視画像上での前記部位の設定を受け付け、
    前記部位到達判定手段は、カテーテルの先端位置を検出し、検出した先端位置が前記部位設定受付手段によりX線透視画像上で受け付けられた部位に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  4. 前記部位設定受付手段は、心臓内の部位の設定を受け付けるとともに、心電図を表示して術者から心電図上で前記タイミングを受け付け、
    前記タイミング判定手段は、心電図計から心電図の情報を取得し、前記部位設定受付手段により心電図上で受け付けられたタイミングであるか否かを判定することを特徴とする請求項1、2または3に記載のX線撮影装置。
  5. 前記案内通知手段は、術者に画面表示および音声によってカテーテル挿入案内を通知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のX線撮影装置。
  6. カテーテルの先端が冠状動脈開口部に到達したか否かを判定する冠状動脈開口部到達判定手段と、
    前記冠状動脈開口部到達判定手段により冠状動脈開口部にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、冠状動脈流が最小になるタイミングであるか否かを判定する冠状動脈流判定手段と、
    前記冠状動脈流判定手段により冠状動脈流が最小になるタイミングであると判定された場合に、冠状動脈開口部からのカテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知手段と
    を備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  7. カテーテル挿入手術中の患者のX線透視画像を撮影するX線撮影装置によるカテーテル挿入案内方法であって、
    カテーテルの先端が到達した際に術者にカテーテル挿入案内を通知する部位の設定を該部位から先にカテーテルを挿入するタイミングの設定とともに受け付ける部位設定受付ステップと、
    前記部位設定受付ステップにより受け付けられた部位にカテーテルの先端が到達したか否かを判定する部位到達判定ステップと、
    前記部位到達判定ステップにより前記部位にカテーテルの先端が到達したと判定された場合に、前記部位設定受付ステップにより受け付けられたタイミングであるか否かを判定するタイミング判定ステップと、
    前記タイミング判定ステップにより前記タイミングであると判定された場合に、カテーテル挿入案内を術者に通知する案内通知ステップと
    を含んだことを特徴とするカテーテル挿入案内方法。
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