JP2008220321A - バリカン型刈取装置の固定刃 - Google Patents

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宙 相田
Yasutaka Yoneda
安孝 米田
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Abstract

【課題】 受刃体を鋳造によって製造し、かつ、機械加工や熱処理工程を極力削減もしくは省略して低コスト化を図る。
【解決手段】 切刃体の往復移動を案内する摺動溝部分と、摺動溝の切刃体移動方向の端部に相当する受刃体の刃縁部分とは、受刃体の鋳造に際して用いる中子8を鋳型部分として鋳造されたものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、普通型コンバインや自脱型コンバイン、あるいは各種刈取装置で用いられるところの、固定刃に載置した可動刃を往復移動させて作物を切断するバリカン型刈取装置の固定刃に関する。
この種のバリカン型の刈取装置の固定刃は、固定刃を構成する受刃体の上面側に、先端部から後方側へ向けて折り返された折り返し部を備え、その折り返し部と前記受刃体の上面との間に往復移動する切刃体を案内するための摺動溝を形成してある(特許文献1参照)。
特開2004−254567号公報(段落〔0021〕、〔0022〕、図7、図8)
上記のように、受刃体に切刃体の往復摺動を案内する摺動溝を形成すると、受刃体が切刃体のガイド部材を兼ねることができ、部品点数の削減を図る上で有効である。
しかしながら上記の構成のものにおいては、可動の切刃体を案内する摺動溝の間隙を大きく設定し過ぎると切刃体が浮いて切れ味が悪くなり、間隙を小さく設定し過ぎると切刃体の動きが悪くなるので、前記摺動溝の間隙の設定には適度の精度を要する。
前記受刃体は一般には鍛造品で製造され、摺動溝は鍛造品の熱処理前に機械加工して形成されているが、この摺動溝は間隔が狭く深さが深いので、専用の工作機械でないと加工が難しく、機械加工のためのコストが高騰しがちであった。また、耐摩耗性を確保するために機械加工後の熱処理が必要となるのであるが、その熱処理による熱歪みが新たな加工誤差を招く要因となりやすいので、更なる検査工程や修正を伴う仕上げ加工が必要となる傾向があった。
本発明の目的は、受刃体を、受刃体としての所要機能が得られるようにして鋳造によって製造し、かつ、機械加工や熱処理工程を極力削減もしくは省略して低コスト化を図る点にある。
上記目的を達成するために講じた本発明の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
本発明は、固定の受刃に載置した可動の切刃体を往復移動させて作物を切断するバリカン型刈取装置の受刃において、
固定刃を構成する受刃体の上面側に、先端部から後方側へ向けて折り返された折り返し部を備え、前記受刃体の上面と前記折り返し部との間に可動刃を構成する切刃体の往復移動を案内する摺動溝を形成した鋳造品によって構成されているとともに、
前記摺動溝部分と、摺動溝の切刃体移動方向の端部に相当する受刃体の刃縁部分とは、受刃体の鋳造に際して用いる中子を鋳型部分として鋳造されたものであることを特徴とする。
〔作用効果〕
上記のように、本発明では、受刃体で最も精度を要する摺動溝と、その摺動溝の切刃体移動方向の端部に相当する受刃体の刃縁部分とを、中子を鋳型部分とすることによって形成したものである。つまり、精度が要求される部位を他の部位よりも高精度な加工が行い易い性状の素材で構成することが可能な中子を利用して形成することにより、部分的な精度を高めることが可能であり、これによって、製品としての受刃体全体の高性能化が期待できることになる。
しかも、その中子によって形成する鋳型部分の範囲は、摺動溝とその端部の刃縁部分という、受刃体の比較的小さな一部分であるから、中子自体も比較的小さなもので済み、中子の素材や加工がある程度割高になっても、あまり大きなコスト増になることは避けやすい。
このように精度良く鋳造されることで機械加工を省き、しかも鋳物の表面層が炭素分の多い硬い層となっていることを利用して、硬化のための熱処理も省いて刃縁を形成することできるので、熱歪みによる摺動溝の精度低下を回避し得る点でも有用である。
その結果、精度良く鋳造された受刃体が所要の機能を保有した状態であることを利用して、その受刃体に対する後加工を省略し、受刃の低コスト化を実現できるという利点がある。また、各受刃体の寸法精度のバラツキも少なくなるので、刈取装置として組み立てる際の寸法修正なども不要となり、組立工程の簡素化をも図ることができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
〔刈取装置の構成〕
全稈投入型のコンバインに搭載される刈取装置について説明する。
図1乃至3に示すように刈取装置Aは、機体前後方向に延出された複数の支持フレーム1にわたって刃物台2を架設し、この刃物台2に、固定刃3を連結し、固定刃3に搭載した状態で左右にスライド往復移動する可動刃4を設けて構成されている。
前記固定刃3は、多数個の受刃体30を刃物台2に一定間隔で併設して構成されている。該受刃体30は、左右一対の受刃単位体31を先端側では所定の間隔をおいて配置するとともに、基部側で一体化して平面視コの字状に形成してある。
前記受刃体30は、その基部が刃物台2にボルト5で固定されているとともに、各受刃単位体31の先端部31aから後方基部側に向けて折り返し部32が延設されており、この折り返し部32と、その折り返し部32と対向する位置の前記受刃単位体31との間に切刃体40の往復摺動を案内する摺動溝33が形成されている。
前記可動刃4は、工具鋼で構成された切刃体40を左右方向に複数個併設して構成されている。
切刃体40は、平面視三角形状に形成されていて、前記受刃単位体31の配設ピッチと同じ配設ピッチで配置されている。各切刃体40の基部が受刃体30の上方に配設されて左右方向に移動自在に配置されたナイフバー41に取り付けられている。
そして、切刃体40の刃先側が前記受刃単位体31に形成された摺動溝33に挿入されていて、可動刃4が固定刃3に載置された状態で往復移動可能な構造として構成されている。
前記切刃体40とナイフバー41とが一体に取り付けられた可動刃4は、その左右方向の一端部で周知の刈刃駆動機構(図外)からの往復駆動力が伝達されて、左右往復駆動されるように構成されている。
〔受刃体の鋳造〕
受刃体の鋳造は以下のようにして行われる。
図4及び図5に示すように、上型6と下型7とからなる主型で構成された空間に、中子8を嵌め込んで、受刃体30形成用の溶湯が充填されるキャビティ9を形成する。
上型6には、受刃体30の先端部を基準にした分割面10において、受刃体30上面に沿った形状の凹凸部が形成されているとともに、前記中子8の上面側を嵌め込むための凹部が形成されている。
下型7には、各受刃体30の下面に沿った形状の凹凸部が形成されているとともに、前記中子8の下面側を埋め込んだ状態で保持するための凹部が形成されている。
上記中子8は、中央のブロック8Aと左右両端のブロック8B,8Cとを薄板状の連結体8Dで連結して一体化してあり、その連結体8D部分が各受刃単位体31の摺動溝33を形成するための隙間部分を構成している。
また、各連結体8Dの下面と連なるブロック8A,8B,8Cの各横面8a,8a,8b,8cは、各受刃単位体31の横側端面を形成するための部分であり、前記各連結体8Dの下面側と交差する箇所が各受刃単位体31の刃縁を形成することになるので、この交差箇所のエッジが精度良く現れるように仕上げられている。
〔別実施形態〕
[1] 上記の実施形態では、2つの受刃単位体31を一組として受刃体30を構成していたが、3つ以上の受刃単位体31を一組にして受刃体30を構成しても良く、また、単一の受刃単位体31のみで受刃体30を構成しても良い。
[2]前記切刃体40は工具鋼以外に焼き入れ鋼等、適宜鋼材で構成してあってもよい。
[3]固定刃3としては、全稈投入型コンバインの刈取装置に限らず、自脱型コンバインや各種刈取装置にも適用することができる。
[4]中子の材質や鋳造方法は、受刃体30の所要の精度が保たれる範囲で適宜変更可能である。
刈取装置の全体を示す平面図 刈取装置の一部を拡大した平面図 刈取装置の一部を拡大した上下方向断面図 鋳型を示す断面図 図4における鋳型を示すa−a線断面図
符号の説明
2 刃物台
3 固定刃
4 可動刃
6 上型
7 下型
8 中子
30 受刃体
31 受刃単位体
32 折り返し部
33 摺動溝
40 切刃体

Claims (1)

  1. 固定刃に載置した可動刃を往復移動させて作物を切断するバリカン型刈取装置の固定刃であって、
    固定刃を構成する受刃体の上面側に、先端部から後方側へ向けて折り返された折り返し部を備え、前記受刃体の上面と前記折り返し部との間に可動刃を構成する切刃体の往復移動を案内する摺動溝を形成した鋳造品によって構成されているとともに、
    前記摺動溝部分と、摺動溝の切刃体移動方向の端部に相当する受刃体の刃縁部分とは、受刃体の鋳造に際して用いる中子を鋳型部分として鋳造されたものであることを特徴とするバリカン型刈取装置の固定刃。
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