JP2012055952A - パイプベンダ用のワイパー - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のワイパーは、パイプに、皺、その他の傷を付けないことで青銅等の素材を使用する。加工の頻度に対応して磨耗するので、その解決策として、ベースとガイドに二分割する構造が採用されているが、ガイドの形態が大型化し、かつ複雑な形状となる。従って、汎用性に欠けること、又は無駄が多いことが欠点である。また、高価な素材である青銅等を多く使用することで、コスト面で採算が合わないこと、経済的に改良の余地がある。
【解決手段】 背凭れ側に曲面を有すベースの先端部に、ナイフエッジを、取付端面を備え、かつ背凭れ側に曲面を有するガイドを、着脱自在に設ける構造のパイプベンダ用のワイパーであって、ベースの先端部に、鉛直方向に剪断して形成した取付面には、ガイドの取付端面を面接触で設け、かつベースの後端部より挿入した止め具で、ガイドを、ベースの先端部に固定するパイプベンダ用のワイパーである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パイプベンダ用のワイパー(ワイパーダイ)に関する。
周知の如く、この種のワイパーは、加工品(パイプ)に、皺、その他の傷を付けないようにするために青銅等の柔らかい素材を使用する必要がある。従って、パイプ加工の頻度に対応して磨耗するので、その解決策として、後述する方法が採用されている。また、この青銅等は高価な素材であることから、磨耗のつど取替えるには問題があり、これに対しても、前述の解決策が有効と考えられている。
この解決策の一例を説明すると、図8に模式的に示してあるが、その(イ)は、ワイパーを、上下方式(上下方向)で、ベースとガイドに二分割する構造、また、(ロ)は、左右方式(左右方向)で、ベースとガイドに二分割する構造、さらに、(ハ)は、鍵形方式(組合せ)で、ベースとガイドに二分割する構造、等である。この分割方式は、ガイドの撓みを考慮することと、その背凭れ側への荷重に対応すること、等を意図した構造である。しかし、ガイドの背凭れ側への荷重に対応することは、それ程、神経質になる必要性がない。その理由は、このガイドが取付けられたワイパーの背凭れ側には、ベンディングフォームがあって、最も必要とする荷重がかかる状態(パイプを曲げる状態)においては、このベンディングフォームが荷重を受止める役割を担う構造となっていることが、理由である。また、撓みに関しても、前述の如く、ベンディングフォームが撓みを受止める役割を担う構造になっていると考えられる。
従って、前述した図8の(イ)〜(ハ)においては、ベースとガイドとが、略対等関係とした構造である。従って、ガイドが大型化すること、また、コストの上昇を招来すること、そして、このガイドの交換頻度が多くなることを考えると、当該ガイドの小型化が要望される。
このガイドの小型化が示唆された先行文献と、これに関する先行文献とを、以下に説明する。
文献(1)は、特開2004−9125の「パイプベンダー用のワイパー」であり、この発明は、明細書の[0026]〜[0028]と、図2〜図5に記載の如く、ベースの中間部に、奥方向規制面(軸方向規制面の直角方向に延設した抱持面)と、側方向規制面(庇形状)、並びに軸方向規制面(鉛直端面)をそれぞれ設け、ガイドには、この各規制面に対応した、奥方向規制面(被抱持面)と、側方向規制面(被形状)、並びに軸方向規制面(被鉛直端面)をそれぞれ設けた構成であり、この各奥方向規制面と、各側方向規制面、並びに各軸方向規制面を、それぞれ添接、一体化することを特徴とする。しかし、この発明は、ベースの中間部において、図8の(ロ)の左右方式の二分割構造であり、ガイドの大型化と、コストの上昇を招来すること、等の改良点がある。そして、また、ガイドの交換頻度が多くなること、前記改良点の解決が急務となることが考えられる。
また、文献(2)は、特開平6−246359(特公平7−57382)の「パイプベンダー用のワイパー」であり、この発明は、明細書の[0008]と[0009]と、図1、図2に記載の如く、鞍型のベースに、このベースに下から嵌合される、パイプ嵌合用の溝を備えたガイドとの組合せであり、このガイドのナイフエッジ条の先端部が欠損した場合に、欠損箇所の研磨と、このガイドの前進を介して、正規の状態に復帰することを特徴とし、取替え交換の回避と、復帰の容易化等を図る。しかし、この発明は、前記文献(1)の先行文献として挙げられており、その改良点が、明細書の[0011]に記載されている。即ち、「ガイド202が、摩耗に対する補足代Fを最初から有して長く形成されているため、ワイパー全体の長さが長くなり、ワイパーのコンパクト化に支障を招く上に、ベース201の後方へガイド202が長く突出していることから、この突出部205が、ワイパー201の取り付けやパイプのクランプなどに邪魔になる問題もある。」と記されている。また、この文献(2)は、前述した文献(1)と同じ改良点を抱えている。
特開2004−9125 特開平6−246359
この文献(1)と、文献(2)は、前述の如く、ベースの中間部において、左右方式の二分割構造であり、ガイドの大型化と、コストの上昇を招来すること、等の改良点がある。そして、また、ガイドの交換頻度が多くなると、前記改良点の解決が急務となることが考えられる。
従って、この文献(1)と、文献(2)では、本発明が意図する、(A) ガイドを小型化し、素材(材料)の節約と、低コスト化を図ること、(B) ベースとガイドとの取付位置を工夫することで、前記ガイドの小型化を達成しつつ、このガイドに対する荷重条件をクリアすること、或いは(C) ガイドをベースの所定位置にセッティングするとともに、ベースの所定位置に固定し、パイプの曲げ精度の確保と、併せてガイドの撓み、又は欠損の程度を軽減すること、(D) ガイドに対する荷重は、その背凭れ側に対しては、ベンディングフォームが荷重を受止める役割をすることで、軽減する。そして、ベースの軸方向への移動(後退・前進側)は、その後退側に対しては、取付端面と取付面と対峙関係で、及び、前進側に対しては、ベースの後端部より挿入(螺入した)した複数本の止め具で、それぞれ担持して、確保すること、(E) また、ガイドのパイプ当接側(加工面側)の溝の取付端面の1/2の周面に、R面を形成することで、パイプに対する逃げ領域を形成し、このガイドの欠損回避と、交換頻度の減少化等を図ること、等は到底期待できない。
請求項1の発明は、前記(A)〜(D)の意図を達成する。
請求項1は、背凭れ側に曲面を有するベースの先端部に、先端部にナイフエッジを、後端部に、その鉛直方向に剪断して形成した取付端面を備え、かつ背凭れ側に曲面を有するガイドを、着脱自在に設ける構造のパイプベンダ用のワイパーであって、
前記ベースの先端部に、その鉛直方向に剪断して形成した取付面には、前記ガイドの取付端面を面接触で設け、かつこのベースの後端部より挿入した止め具で、このガイドを、当該ベースの先端部に固定する構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項2・3の発明は、前記(A)〜(D)の意図を達成する。
請求項2は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
前記取付面には、複数の止め杆(タップ)を立設し、この止め杆を、前記ガイドの取付端面に複数設けた孔(ノック孔)に差込み可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項3は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
前記取付面と、前記取付端面は、三日月形状とし、ガイドの形状の小型化と、材料の節約化を可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項4の発明は、前記(A)〜(E)の意図を達成する。
請求項4は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
前記ガイドの取付端面の加工面側には、R面を設ける構成とし、このガイドに対する荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項5の発明は、前記(A)〜(D)の意図を達成する。
請求項5は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
前記ガイドの背凭れ側の曲面に対して、ベースの背凭れ側の曲面を低くする構成とし、ベンディングフォームによる荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項1の発明は、背凭れ側に曲面を有するベースの先端部に、先端部にナイフエッジを、後端部に、鉛直方向に剪断して形成した取付端面を備え、かつ背凭れ側に曲面を有するガイドを、着脱自在に設ける構造のパイプベンダ用のワイパーであって、
ベースの先端部に、鉛直方向に剪断して形成した取付面には、ガイドの取付端面を面接触で設け、かつベースの後端部より挿入した止め具で、ガイドを、ベースの先端部に固定する構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
(A) ガイドを小型化し、素材(材料)の節約と、低コスト化が図れる。
(B) ベースとガイドとの取付位置を工夫することで、前記ガイドの小型化を達成しつつ、このガイドに対する荷重条件をクリアーできる。
(C) ガイドをベースの所定位置にセッティングするとともに、ベースの所定位置に固定し、パイプの曲げ精度の確保と、併せてガイドの撓み、又は欠損の程度を軽減できる。
(D) ガイドに対する荷重は、その背凭れ側に対しては、ベンディングフォームが荷重を受止める役割をすることで、軽減する。そして、ベースの軸方向への移動(後退・前進側)は、その後退側に対しては、取付端面と取付面と対峙関係で、及び、前進側に対しては、ベースの後端部より挿入(螺入した)した複数本の止め具で、それぞれ担持して、確保できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
取付面には、複数の止め杆(タップ)を立設し、止め杆を、ガイドの取付端面に複数設けた孔(ノック孔)に差込み可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項3の発明は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
取付面と、取付端面は、三日月形状とし、ガイドの形状の小型化と、材料の節約化を可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
従って、請求項2・3は、請求項1と同じ特徴がある。
請求項4の発明は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
ガイドの取付端面の加工面側には、R面を設ける構成とし、ガイドに対する荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
請求項4は、前記(A)〜(D)の他に(E)の特徴を有する。
E) また、ガイドのパイプ当接側(加工面側)の溝の取付端面の1/2の周面に、R面を形成できることで、パイプに対する逃げ領域を形成でき、このガイドの欠損回避と、交換頻度の減少化等が図れる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
ガイドの背凭れ側の曲面に対して、ベースの背凭れ側の曲面を低くする構成とし、ベンディングフォームによる荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパーである。
従って、請求項5は、請求項1と同じ特徴がある。
ワイパーの全体の表面俯瞰図 ワイパーの全体の裏面俯瞰図 ワイパーを構成するベースと、このベースに設けるガイドとを分解して示した側面図 ベースの一例を示した側面図と、一部の拡大側面図 ベースの一例を示した平面図 ベースの一例を示した先端部よりの端面図 ベースの一例を示した後端部よりの端面図 ガイドの一例を示した側面図と、一部の拡大側面図 ガイドの一例を示した平面図 ガイドの一例を示した先端部よりの端面図 ガイドの一例を示した後端部よりの端面図 ワイパーの全体の側面図と、一部の拡大側面図 ワイパーとベンディングフォーム及びクランプダイを利用して、パイプを加工前の状態を示した縮尺断面模式図 ワイパーとベンディングフォーム及びクランプダイを利用して、パイプを加工過程の状態を示した縮尺断面模式図 ワイパーとベンディングフォーム及びクランプダイを利用して、パイプを加工後の状態を示した縮尺断面模式図 (イ)〜(ハ)は、従来のワイパーの分割方法の各例を示した模式図
図中1はワイパーで、このワイパー1は、プッシャーダイ2(圧力型)と駆動手段3(油圧機構)により前進後退する。そして、このワイパー1は、プッシャーダイ2と対峙して設けられるとともに、パイプBを挾持する構造である。また、ワイパー1の背凭れ側1a(後述するベース10の背凭れ側10cと、ガイド11の背凭れ側11cとなる)には、ベンディングフォーム5(ロール型)が、また、ワイパー1の溝側1c(後述するベース10の溝1000と、ガイド11の溝1103となる)には、クランプダイ6(締め型)を有するパイプベンダである。
このワイパー1は、鞍型の本体10−1を構成し、このワイパー1の軸方向1bに加工用の溝1000を備えたベース10と、このベース10の先端部10a(先端部位)には、先端部11aにナイフエッジ1100を、後端部11bに取付端面1101を備え、かつ背凭れ側11cに曲面1102、並びに加工用の溝1103(溝1000に連設される)を備えたガイド11を、着脱自在に設ける。
このベース10の構造の好ましい、一例を説明すると、ベース10の軸方向1b(ワイパー1の軸方向1bと同じ)の先端部10aには、鉛直方向に剪断して形成し、かつ溝1000の外側にアーチ状に設けられた三日月形状の取付面1001を形成する。そして、この取付面1001の中央部には、軸方向1bに向かって突設した複数本の止め杆12を設けるとともに、この中央部(止め杆12)の外側には、複数の孔13を開設する。この孔13を開設する位置は、取付面1001において、止め杆12より下方にある(図4−3)。そして、この孔13は、ベース10の後端部10bまで貫設される。また、この取付面1001は、後端部10bに向かってスロープ形状に競り上がった背凭れ側10cとなっており、本体10−1に繋がる構造であり、前記本体10−1の強度の確保と、ベース10に対する加工時の荷重に対応可能とすること、更には、後述するガイド11の小型化と、このガイド11に対する加工時の荷重の一部を担うこと、等を意図する。図中1002は、本体10−1の軸方向1bの両側面10d、10eに、それぞれ板状に膨出形成した壁片を示す。この壁片1002は、前記ベンディングフォーム5の図示しないガイド片に添って摺動する。尚、図中10fは、ベース10の下端部を示す。そして、この下端部10dは、直線形状である。
また、このガイド11の構造の好ましい、一例を説明すると、ガイド11の軸方向1b(ワイパー1の軸方向1bと同じ)の先端部11aには、薄い三日月形状の刃先1100aを備えたナイフエッジ1100を設け、このナイフエッジ1100の薄い三日月形状の刃先1100aの下側には、軸方向1bに向かって溝1103を形成する。また、このナイフエッジ1100から、ガイド11の後端部11bに向かってスロープ形状に競り上がった背凭れ側11cを形成することで、ガイド11の全体的な形態は、このナイフエッジ1100から後端部11bに向かって、順次、肉厚形状となって、その全体形状は、嘴形状を呈する。そして、この後端部11bには、鉛直方向に剪断して形成した三日月形状の取付端面1101を有する。この取付端面1101は、前記溝1103の外側にアーチ状に設けられる構造であって、この取付端面1101の中央部には、前記止め杆12が挿入される複数の孔15を開設するとともに、この中央部の外側には、前記ベース10の取付面1001の中央部の外側に開設した孔13と整合する複数の螺孔16を開設する。この螺孔16を開設する位置は、取付端面1101において、孔15より下方にある(図5−4)。尚、このガイド11の背凭れ側11cは、前記ベース10の背凭れ側10cに繋がる形態であって、かつこのガイド11の背凭れ側11cの後端に対して、ベース10の背凭れ側10cの先端が、下がった、段付形状A(切削形成した)とし、ベンディングフォーム5から背凭れ側11c、背凭れ側10cに対する荷重の逃がしと、加工時の荷重に対応可能とすること、又はワイパー1の耐久性の確保を図る。尚、図中11dは、ガイド11の下端部を示す。そして、この下端部11dは、前記背凭れ側11cと同じスロープ形状である。
そして、前記ベース10の溝1000の先端部10aと、また、ガイド11の溝1103の後端部11bには、R面1000a、1103aを形成し、パイプ加工時の逃がし確保と、皺、傷の発生回避、並びに溝1000、1103の誤差、公差等に対応可能とする。
次に、ベース10に、ガイド11を取付け、ワイパー1とする一例を説明すると、ベース10の取付面1001に対峙するようにして、ガイド11の取付端面1101を近づける。そして、このベース10の止め杆12に、ガイド11の孔15を套嵌する(被せる)。この套嵌、及び取付面1001と取付端面1101との合体を介して、このベース10に、ガイド11が仮止めされる。この仮止めをすることで、複数の孔13と複数の螺孔16とがそれぞれ整合する(整合孔とする)。そこで、この複数の整合孔に複数の止め具20をそれぞれ挿入する。この止め具20の螺子部20aを、この螺孔16に緊締することで、ベース10の取付面1001に、ガイド11の取付端面1101が、三日月形状の面接触(面接触のみ)で合体、かつ緊締されて、一体型のワイパー1が構成されるとともに、前記段付形状Aが形成される。
次に、参考として、このワイパー1を利用して、パイプBを加工する一例を、図7−1〜図7−3を基に説明すると、パイプB内にはマンドレル21が挿入されており、このパイプBを、ワイパー1と、プッシャーダイ2と、ベンディングフォーム5、及びクランプダイ6(曲げ加工機械)を利用して曲げる。その一例を説明する。最初に、マンドレル21が挿入されたパイプBを、ワイパー1とプッシャーダイ2とにセットする。このセットの際に、ガイド11、又はベース10の溝1103、1000の端にR面1103a、1000aを設けた構造であることで、パイプBに繋ぎ目が起因する、例えば、加工に起因するヒビリとか、擦り傷、又は亀裂発生等を無くし得る。さらには、例えば、ハイプBの差込み作業の場合には、差込みの容易化等が図れる。そして、駆動手段3を介して、ワイパー1とプッシャーダイ2を前進するとともに、芯金付きマンドレル21が挿入されたパイプB(以下、パイプBとする)を同時に前進する。このそれぞれの前進を介して、パイプBがベンディングフォーム5とクランプダイ6内に差込まれる。
続いて、図7−2の如く、このベンディングフォーム5を回転しながら、ワイパー1とプッシャーダイ2を、駆動手段3を介して、さらに前進させる加工作業で、ベンディングフォーム5側への曲面可動を利用し、パイプBを曲げていく。この曲げ加工の過程において、ガイド11が、ベンディングフォーム5の外周面5aに添った状態で差込まれるとともに、その背凭れ側11cに掛る荷重Xは、このベンディングフォーム5により担持されることで、このガイド11に対する荷重(押圧力)を軽減できる。そして、このガイド11の差込み時に掛る押圧荷重Yは、ベース10(鉄、ダイス鋼等の鋼材)の取付面1001を介して、このベース10全体で担持する構造である。従って、ガイド11の小型化(チップ形態)と、取付端面1101の肉薄化、並びに材料の節約化(青銅、アルミ青銅等)と、磨耗の減少化等に有効である。そして、本発明は、パイプBへの接触箇所を、ガイド11でまかなう構造であり、例えば、このハイプBへの加工傷の発生回避に役立つこと、曲げ加工の傷害となることは皆無であること、又はパイプBの精緻な加工と、加工に起因するヒビリとか、擦り傷、又は亀裂発生等を解消できること、等の特徴がある。
そして、この曲げ角度が、所定の形状となった状態で、図7−3の如く、パイプBを挾持するクランプダイ6の開放と、マンドレル21の引抜き、並びにプッシャーダイ2と、ワイパー1とを、駆動手段3を介して、後退させる。この作業で、パンプBに対する締付け(規制)がなくなるので、加工したパイプB(曲管B1)を取外す。
このような、一例の作業を介して、曲げ加工が終了する。この曲げ加工で、正確で、かつ品質の良い曲管B1が形成される。
その他として、例えば、ベース10とガイド11の背凭れ側10c、11cの曲げR1が大きい形態と、小さい形態とあるが、本発明のガイド11では、曲げR1が小さい形態の方が、取付端面1101、取付面1001を大きく取れる構造となり、接触面積の拡大と、孔15と螺孔16、又は止め杆12と孔13の装着の有利性とが考えられ、実用的である。
1 ワイパー
1a 背凭れ側
1b 軸方向
1c 溝側
2 プッシャーダイ
3 駆動手段
5 ベンディングフォーム
5a 外周面
6 クランプダイ
10 ベース
10−1 本体
10a 先端部
10b 後端部
10c 背凭れ側
10d 側面
10e 側面
10f 下端部
1000 溝
1000a R面
1001 取付面
1002 壁片
12 止め杆
13 孔
11 ガイド
11a 先端部
11b 後端部
11c 背凭れ側
11d 下端部
1100 ナイフエッジ
1100a 刃先
1101 取付端面
1102 曲面
1103 溝
1103a R面
15 孔
16 螺孔
20 止め具
20a 螺子部
21 マンドレル
A 段付形状
B パイプ
B1 曲管
X 荷重
Y 押圧荷重
R1 曲げ

Claims (5)

  1. 背凭れ側に曲面を有するベースの先端部に、先端部にナイフエッジを、後端部に、その鉛直方向に剪断して形成した取付端面を備え、かつ背凭れ側に曲面を有するガイドを、着脱自在に設ける構造のパイプベンダ用のワイパーであって、
    前記ベースの先端部に、その鉛直方向に剪断して形成した取付面には、前記ガイドの取付端面を面接触で設け、かつこのベースの後端部より挿入した止め具で、このガイドを、当該ベースの先端部に固定する構成としたパイプベンダ用のワイパー。
  2. 請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
    前記取付面には、複数の止め杆(タップ)を立設し、この止め杆を、前記ガイドの取付端面に複数設けた孔(ノック孔)に差込み可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパー。
  3. 請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
    前記取付面と、前記取付端面は、三日月形状とし、ガイドの形状の小型化と、材料の節約化を可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパー。
  4. 請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
    前記ガイドの取付端面の加工面側には、R面を設ける構成とし、このガイドに対する荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパー。
  5. 請求項1に記載のパイプベンダ用のワイパーであって、
    前記ガイドの背凭れ側の曲面に対して、ベースの背凭れ側の曲面を低くする構成とし、ベンディングフォームによる荷重を軽減可能とする構成としたパイプベンダ用のワイパー。
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