JP2008219807A - 画像形成装置および画像形成装置のプレビュー表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレビュー画像を覗き見されることを防止する。
【解決手段】原稿の読み取りを行う前に、原稿のどの範囲を限定してプレビュー表示するかをオペポートから入力する。入力の仕方は、例えば、主走査方向と副走査方向の座標で入力する。オペポート上にプレビュー範囲の表示を行い、オペレータはテンキーにより入力する。図3は主走査方向に10cm〜15cm、副走査方向に10cm〜20cmと入力された場合の、プレビュー範囲を示す。表示する際には、1画素ずつ、このプレビュー範囲内に入っているか否かを主走査方向と副走査方向の座標を使って判断し、範囲内に入っていればその画素を表示し、入っていなければ表示しない。
【選択図】図3
【解決手段】原稿の読み取りを行う前に、原稿のどの範囲を限定してプレビュー表示するかをオペポートから入力する。入力の仕方は、例えば、主走査方向と副走査方向の座標で入力する。オペポート上にプレビュー範囲の表示を行い、オペレータはテンキーにより入力する。図3は主走査方向に10cm〜15cm、副走査方向に10cm〜20cmと入力された場合の、プレビュー範囲を示す。表示する際には、1画素ずつ、このプレビュー範囲内に入っているか否かを主走査方向と副走査方向の座標を使って判断し、範囲内に入っていればその画素を表示し、入っていなければ表示しない。
【選択図】図3
Description
本発明は、複合機等の画像形成装置、およびそのプレビュー表示方法に関するものである。
従来より、複合機の中には、出力結果を予めプレビュー画像として表示画面に表示できるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−262186号公報
上記従来技術では、プレビュー表示した場合には、背後から画像を覗き込まれる可能性がある。他人に見られたくない原稿を送信する場合、原稿面を伏せたまま、複合機の読み取り部に原稿を置いて送信操作を行い、操作完了後にも同じように原稿面を伏せたまま原稿を回収すれば、原稿を他人に見られないで済む。だが、プレビュー表示した場合には、見られてしまう可能性がある。プレビュー表示しなければ見られる心配は無いが、その場合、送信される画像を確認できないという問題があった。
本発明は、上記の実情に鑑みなされたもので、プレビュー画像が覗き見されることを防止することを課題とする。
本発明は、上記の実情に鑑みなされたもので、プレビュー画像が覗き見されることを防止することを課題とする。
請求項1の発明による画像形成装置は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、前記出力画像のプレビュー表示する範囲を指定する指定手段と、前記指定された範囲内の画像だけをプレビュー表示する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明による画像形成装置は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、前記出力画像の先頭から所定の余白部分が終了する位置から一定部分の画像だけをプレビュー表示する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項3の発明による画像形成装置は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、前記プレビュー画像を分割するパターンを指定する指定手段と、前記指定手段が指定した通りに画像を複数に分割する分割手段と、前記分割された複数の画像を並べ替えて表示する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明による画像形成装置は、請求項3において、前記出力画像の濃さの分布を判断する判断手段を備え、前記分割手段は、前記判断結果に基づいて前記出力画像の分割数を決めることを特徴とするものである。
請求項5の発明による画像形成装置は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、プレビュー表示画像の大きさをはじめは小さく表示しておき、オペレータの操作によって拡大表示したり、前記小さい表示に戻したりする制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項6の発明による画像形成装置は、請求項5において、前記出力画像の濃さの分布を判断する判断手段を備え、前記制御手段は、前記判断結果に基づいて前記小さい表示画像の縮小率を決めることを特徴とするものである。
請求項7の発明による画像形成装置は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、プレビュー画像をぼかして全体を表示し、オペレータが指定する任意の範囲だけを正常に表示する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項8の発明による画像形成装置は、請求項1〜7において前記制御手段は、前記プレビュー画像をネットワークを介してコンピュータに送信し、このコンピュータで前記プレビュー画像を表示することを特徴とするものである。
請求項9の発明による画像形成装置の表示方法は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、前記出力画像のプレビュー表示する範囲を指定し、指定された範囲内の画像だけをプレビュー表示することを特徴とするものである。
請求項10の発明による画像形成装置の表示方法は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、前記出力画像の先頭から所定の余白部分が終了する位置から一部分の画像だけをプレビュー表示することを特徴とするものである。
請求項11の発明による画像形成装置の表示方法は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、前記プレビュー画像を複数に分割し、分割された複数の画像を並べ替えて表示することを特徴とするものである。
請求項12の発明による画像形成装置の表示方法は、請求項12において、前記出力画像の濃さの分布を判断し、判断結果に基づいて前記出力画像の分割数を決めることを特徴とするものである。
請求項13の発明による画像形成装置の表示方法は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、プレビュー表示画像の大きさをはじめは小さく表示しておき、オペレータの操作によって拡大表示したり、前記小さい表示に戻したりすることを特徴とするものである。
請求項14の発明による画像形成装置の表示方法は、請求項13において、前記出力画像の濃さの分布を判断し、判断結果に基づいて前記小さい表示画像の縮小率を決めることを特徴とするものである。
請求項15の発明による画像形成装置の表示方法は、画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、プレビュー画像をぼかして全体を表示し、オペレータの指定する任意の範囲だけを正常に表示することを特徴とするものである。
請求項16の発明による画像形成装置の表示方法は、前記プレビュー画像をネットワークを介してコンピュータに送信し、このコンピュータで前記プレビュー画像を表示することを特徴とするものである。
請求項1,8の発明によれば、表示する範囲を任意に限定できるようにしたので、背後から見た人にとっては意味がわからないが自分にとっては原稿が正常に読み取れているか確認できる程度のプレビュー画像を得ることができて、プレビューの目的を果たしつつ、覗き見を防ぐことができる。
請求項2,9の発明によれば、プレビュー表示する範囲を自動的に特定するようにしたので、上記請求項1の効果を得つつ、さらに、操作の手間を減らせる。
請求項3,10の発明によれば、分割されて並べ替えられたプレビュー画像が表示されることにより、本人は画像全体が正常に読み取られているか確認することが可能になり、かつ、覗き見した人には内容がわからない、という効果も得ることが可能になる。
請求項4,11の発明によれば、分割数を自動的に適切な数に決めることによって、請求項3の効果を得つつ、さらに操作の手間を軽減する。
請求項5,12の発明によれば、最初は小さく表示しているので、覗き見されても内容が伝わらなく、しかし、自分自身にはそれで十分ということも有りうる。かつ、覗き見されていないことが確信できている間だけ拡大表示することもできるので、プレビュー表示の効果を完全に得ることができる。状況に応じて切り替えることができるので、覗き見防止と、プレビュー確認の両方の効果を十分に得ることができる。
請求項6,13の発明によれば、請求項5の発明の縮率を自動的に決めるようにしたので、請求項5と同じ効果を得つつ、さらに操作の手間を軽減することが可能になる。
請求項7,14の発明によれば、画像をぼかして全体を表示するようにしたので、覗き見されても内容は理解されずに済み、かつ、自分自身にはそれでプレビューとして足りる可能性もある。さらに、正常に表示する範囲を任意に指定できるようにしたことにより、プレビューの効果を確実に得つつ、覗き見の防止もできる。
請求項8,15の発明によれば、本体側でなく、PC側で表示することを可能にしたので、置き場所の工夫などで覗き見を防止したPCの画面であれば、完全なプレビュー画像を落ち着いて見ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態による画像形成装置としての複合機の構成を示すブロック図である。
図1において1は本装置全体を制御するCPU、2は制御のためのプログラムやデータ等を記憶しているROM、3は制御に必要な種々のデータを記憶するRAM、4はオペレータによる操作を入力すると共に情報をオペレータに伝えるオペポート、5は原稿読み取りを行うスキャナ、6はコピーや原稿出力を行うプロッタ、7は通信回線の制御を行う網制御部、8は送信信号の変調や受信信号の復調を行うモデム、9は画情報を所定の符号化方式にしたがって符号化し、また、符号化された画情報を複合化する符号化・複合化部10は通信相手との間で、通信手順を実行する通信制御部である。これら各部はバス11に接続されている。
図1は本発明の実施の形態による画像形成装置としての複合機の構成を示すブロック図である。
図1において1は本装置全体を制御するCPU、2は制御のためのプログラムやデータ等を記憶しているROM、3は制御に必要な種々のデータを記憶するRAM、4はオペレータによる操作を入力すると共に情報をオペレータに伝えるオペポート、5は原稿読み取りを行うスキャナ、6はコピーや原稿出力を行うプロッタ、7は通信回線の制御を行う網制御部、8は送信信号の変調や受信信号の復調を行うモデム、9は画情報を所定の符号化方式にしたがって符号化し、また、符号化された画情報を複合化する符号化・複合化部10は通信相手との間で、通信手順を実行する通信制御部である。これら各部はバス11に接続されている。
第1の実施の形態を説明する。
プレビュー画像を任意の位置や幅に限定して表示し、覗き見を防止する。
原稿の読み取りを行う前に、原稿のどの範囲を限定して表示するかをオペポート4から入力する。入力の仕方は、例えば、主走査方向と副走査方向の座標で入力すればよい。オペポート4上に図2のような表示を行い、オペレータはテンキーにより入力する。
主走査方向 10cm〜15cm
副走査方向 10cm〜20cm
と入力された場合の、プレビュー範囲を図3に示す。
表示する際には、1画素ずつ、このプレビュー範囲内に入っているか否か、主走査方向と副走査方向の座標を使って判断し、範囲内に入っていればその画素を表示し、入っていなければ表示しない。
プレビュー画像を任意の位置や幅に限定して表示し、覗き見を防止する。
原稿の読み取りを行う前に、原稿のどの範囲を限定して表示するかをオペポート4から入力する。入力の仕方は、例えば、主走査方向と副走査方向の座標で入力すればよい。オペポート4上に図2のような表示を行い、オペレータはテンキーにより入力する。
主走査方向 10cm〜15cm
副走査方向 10cm〜20cm
と入力された場合の、プレビュー範囲を図3に示す。
表示する際には、1画素ずつ、このプレビュー範囲内に入っているか否か、主走査方向と副走査方向の座標を使って判断し、範囲内に入っていればその画素を表示し、入っていなければ表示しない。
フローチャートを図4に示す。
ステップS1で、主走査方向と副走査方向の座標を入力してプレビューの範囲を指定する。ステップS2で、現在入力した主走査方向の画素の座標が指定範囲内にあるか否かを判断し、指定範囲内になければ、ステップS3でその画素の表示は行わない。指定範囲内にあれば、ステップS5で、現在入力した副走査方向の画素の座標が指定範囲内にあるか否かを判断し、指定範囲内になければ、ステップS3でその画素の表示は行わず、指定範囲内にあれば、ステップS5で、その画素を表示する。
ステップS1で、主走査方向と副走査方向の座標を入力してプレビューの範囲を指定する。ステップS2で、現在入力した主走査方向の画素の座標が指定範囲内にあるか否かを判断し、指定範囲内になければ、ステップS3でその画素の表示は行わない。指定範囲内にあれば、ステップS5で、現在入力した副走査方向の画素の座標が指定範囲内にあるか否かを判断し、指定範囲内になければ、ステップS3でその画素の表示は行わず、指定範囲内にあれば、ステップS5で、その画素を表示する。
指定範囲をプレビューする画像の例を図5に示す。
同図(a)は元の原稿画像を示し、(b)は指定範囲の画像である。
同図(a)は元の原稿画像を示し、(b)は指定範囲の画像である。
本実施の形態によれば、プレビュー表示する範囲を任意に限定できるようにしたので、背後から見た人にとっては意味がわからないが、オペレータ本人には原稿が正常に読み取れているか否かを確認できる程度のプレビュー画像を得ることができ、プレビューの目的を果たしつつ、覗き見を防ぐことができる。
第2の実施の形態を説明する。
上記第1の実施の形態では、プレビュー表示範囲を指定するために、任意の位置や幅を限定する操作を必要とするが、自動的に適切な範囲がプレビュー表示されるようになっていれば便利である。
本実施の形態においては、図6に示すように、原稿の先頭から読み取りを行い、所定の余白部分が終わった位置から、ある長さだけ(例えば5cm)をプレビュー表示する。
上記第1の実施の形態では、プレビュー表示範囲を指定するために、任意の位置や幅を限定する操作を必要とするが、自動的に適切な範囲がプレビュー表示されるようになっていれば便利である。
本実施の形態においては、図6に示すように、原稿の先頭から読み取りを行い、所定の余白部分が終わった位置から、ある長さだけ(例えば5cm)をプレビュー表示する。
本実施の形態によれば、先頭から余白を飛ばして一部だけプレビュー表示するので、プレビュー表示する範囲を自動的に特定することができ、第1の実施の形態の効果を得ながら、かつ操作の手間を減らすことができる。
第3の実施の形態を説明する。
上記第1、第2の実施の形態では、一部分だけの表示であるため、画像全体を確認することができない。
本実施の形態においては、プレビュー画像を複数の画像に分割する。分割パターンとしては、例えば、縦横に等間隔の線を引き、その線で区切られる各区画を向きはそのままで位置をランダムに並べ替える。縦横いくつの線で区切るかをオペレータに指定させる画面の例を図7に示す(横→主走査方向、縦→副走査方向)。
上記第1、第2の実施の形態では、一部分だけの表示であるため、画像全体を確認することができない。
本実施の形態においては、プレビュー画像を複数の画像に分割する。分割パターンとしては、例えば、縦横に等間隔の線を引き、その線で区切られる各区画を向きはそのままで位置をランダムに並べ替える。縦横いくつの線で区切るかをオペレータに指定させる画面の例を図7に示す(横→主走査方向、縦→副走査方向)。
主走査方向=3、副走査方向=4 と指定した場合には、図7(a)のように分割することになる。各エリアに対して、順番に番号を割り当てる。この番号をランダムに並べ替える。ランダムに並べ替える方法は、何でもよい。例えば、プログラミング言語の中にあるランダム関数を使う。並べ替えの結果、(1)〜(12)の順序が図7(b)のようになったとする。プレビュー表示の画素の位置は、このパターンに従って並べ替える。すなわち、ある画素の元の座標が、この並べ替えによってどの位置に移るかをこのパターンに従って1つずつ移し変えていく。
図5(a)に示す元の画像をこのパターンで並べ替えた画像を図8に示す。並べ替え位置が分かるように、エリアの境界には実線が入るようにする。また、画像が端まで読み取られているかを確実に把握しやすくするため、図9に示すように、上下左右は、ある幅(例えば2cm)は、並べ替えの対象外とする、という方法もある。
本実施の形態によれば、元の画像を分割してばらばらに並べ替えてプレビュー表示するので、オペレータ本人は画像全体が正常に読み取られているかを確認することができるが、覗き見した人には内容がわからないという効果を得ることができる。
第4の実施の形態を説明する。
上記第3の実施の形態では、画像の分割数を、予めオペレータが任意に決めるが、画像の内容によっては、適切な分割数が違ってくると考えられる。分割数が多すぎる(分割されたものが細かすぎる)と、覗き見防止には役立つが、オペレータ本人にも見難くなる。一方、分割数が少なすぎる(分割されたものが粗すぎる)と、見やすくはなるが、覗き見されたときに内容を知られてしまう恐れがある。適切な分割数をその都度、設定し直すのは面倒と考えられる。
上記第3の実施の形態では、画像の分割数を、予めオペレータが任意に決めるが、画像の内容によっては、適切な分割数が違ってくると考えられる。分割数が多すぎる(分割されたものが細かすぎる)と、覗き見防止には役立つが、オペレータ本人にも見難くなる。一方、分割数が少なすぎる(分割されたものが粗すぎる)と、見やすくはなるが、覗き見されたときに内容を知られてしまう恐れがある。適切な分割数をその都度、設定し直すのは面倒と考えられる。
主に文字の場合は、覗き見してもすぐには理解できない可能性が高いので、分割数は少なくてよいと考えられる。一方、主に写真の場合には、覗き見したときにすぐに理解できてしまう可能性が高いので、分割数は多くした方がよいと考えられる。
本実施の形態においては、画像を読み取ったときに、文字が多いか、写真が多いかを判断して、分割数を自動的に決める。
文字が多いか写真が多いかを判断する方法としては、既知の方法を用いることができる。例えば、読み取ったときに、白黒が明確なパターンが多ければ文字が多いと判断し、曖昧な(中間的な)パターンが多ければ、写真が多いと判断する。
文字が多いか写真が多いかを判断する方法としては、既知の方法を用いることができる。例えば、読み取ったときに、白黒が明確なパターンが多ければ文字が多いと判断し、曖昧な(中間的な)パターンが多ければ、写真が多いと判断する。
これを図10について説明する。黒い度合いが最高のところを100%とし、最低のところ(真っ白)を0%とする。
図11は読み取りの画素1つ1つについて、白黒が明確か曖昧かを判断するフローチャートである。
ステップS11で、画素の黒の度合いが95%以上か否かを調べ、95%以上であれば、ステップS12で明確である判断する。95%未満の場合は、ステップS14で曖昧であると判断する。
ステップS11で、画素の黒の度合いが95%以上か否かを調べ、95%以上であれば、ステップS12で明確である判断する。95%未満の場合は、ステップS14で曖昧であると判断する。
このようにして、「明確」と「曖昧」の各総数を比較し、
明確 > 曖昧 ⇒ 文字が多い
明確 < 曖昧 ⇒ 写真が多い
と判断する。そして例えば、
文字が多い ⇒ 分割数を 主走査方向:3 × 副走査方向:4
写真が多い ⇒ 分割数を 主走査奉公:5 × 副走査方向:6
という具合に自動的に決める。
明確 > 曖昧 ⇒ 文字が多い
明確 < 曖昧 ⇒ 写真が多い
と判断する。そして例えば、
文字が多い ⇒ 分割数を 主走査方向:3 × 副走査方向:4
写真が多い ⇒ 分割数を 主走査奉公:5 × 副走査方向:6
という具合に自動的に決める。
写真と文字が混在する原稿もあるため、1つの原稿内で予めエリアを分割し、それぞれで、分割数を決め、それぞれの中で入れ替えを行う、という方法も考えられる。
例えば図12に示すように、1つの原稿をまず上下均等に分け、それぞれに対して、文字と写真のいずれが多いかを判断して分割数を決め、それぞれで入れ替える。
例えば図12に示すように、1つの原稿をまず上下均等に分け、それぞれに対して、文字と写真のいずれが多いかを判断して分割数を決め、それぞれで入れ替える。
本実施の形態によれば、画像のパターン(主に文字/主に写真)で分割数を決めるので、分割数を自動的に適切な数に決めることができ、第3の実施の形態の効果を得ながら、さらに操作の手間を軽減することができる。
第5の実施の形態を説明する。
上記第4の実施の形態では、画像がばらばらになっているので、読みにくい。
本実施の形態では、図13(a)に示すように、最初はほとんど読み取れない程度の小さい画像をプレビュー表示する。次にオペレータの拡大指示によって、任意の期間、通常のプレビュー表示を行う。また、元の小さい画像に戻す。この場合、原稿画像の端まで正常に読み込まれているかを確認できるようにするため、表示面における画像の枠を明示する。
上記第4の実施の形態では、画像がばらばらになっているので、読みにくい。
本実施の形態では、図13(a)に示すように、最初はほとんど読み取れない程度の小さい画像をプレビュー表示する。次にオペレータの拡大指示によって、任意の期間、通常のプレビュー表示を行う。また、元の小さい画像に戻す。この場合、原稿画像の端まで正常に読み込まれているかを確認できるようにするため、表示面における画像の枠を明示する。
本実施の形態によれば、最初は小さく表示し、拡大指示によって拡大するので、小さく表示しているときは覗き見されても内容は伝わらないが、オペレータ自身にはそれで十分ということも有り得る。かつ、覗き見されていないことが確信できている間だけ拡大表示することもできるので、プレビュー表示の効果を完全に得ることができる。状況に応じて切り替えることができるので、覗き見防止と、プレビュー確認の両方の効果を十分に得ることができる。
第6の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態で、最初に小さく表示する際の縮小率が高すぎる(画像が小さくなりすぎる)と、結局、その大きさではプレビューとしては役に立たず、拡大せざるを得ず、覗き見されやすくなる。
本実施の形態においては、第4の実施の形態と同様に、画像のパターンに応じて縮小率を変える。画像のパターンの判断の仕方は、第4の実施の形態で説明した方法でよい。
第5の実施の形態で、最初に小さく表示する際の縮小率が高すぎる(画像が小さくなりすぎる)と、結局、その大きさではプレビューとしては役に立たず、拡大せざるを得ず、覗き見されやすくなる。
本実施の形態においては、第4の実施の形態と同様に、画像のパターンに応じて縮小率を変える。画像のパターンの判断の仕方は、第4の実施の形態で説明した方法でよい。
図14にフローチャートを示す。
ステップS21で、画像のパターンが主に文字か主に写真かを判断する。主に文字であれば、ステップS22で縮小率を40%に設定し、主に写真であれば、ステップS23で縮小率を20%に設定する。
ステップS21で、画像のパターンが主に文字か主に写真かを判断する。主に文字であれば、ステップS22で縮小率を40%に設定し、主に写真であれば、ステップS23で縮小率を20%に設定する。
本実施の形態によれば、画像のパターン(主に文字/主に写真)に応じて第5の実施の形態の縮率を自動的に変えるので、第5の実施の形態と同じ効果を得つつ、さらに操作の手間を軽減することが可能になる。
第7の実施の形態を説明する。
上記第5、第6の実施の形態では、完全に表示した際に覗き見されたら内容を読み取れてしまう可能性がある。
本実施の形態においては、全体的にプレビュー画面をぼかして表示し、一部分だけ通常の表示にする。ぼかす方法としては、
・解像度を下げる
(例えば、縦横2×2の画素のあるところで、左上の画素が白か黒かを見て、これら2×2の画素をすべて同じ白黒にする)
・ドットを間引く
(例えば、画素1つ置きに、無条件に白にして表示)
・線を太らせて潰す。
(例えば、黒い画素のところに隣接する画素はすべて無条件に黒にして表示)
という方法が考えられる。操作画面のイメージを図15に示す。
上記第5、第6の実施の形態では、完全に表示した際に覗き見されたら内容を読み取れてしまう可能性がある。
本実施の形態においては、全体的にプレビュー画面をぼかして表示し、一部分だけ通常の表示にする。ぼかす方法としては、
・解像度を下げる
(例えば、縦横2×2の画素のあるところで、左上の画素が白か黒かを見て、これら2×2の画素をすべて同じ白黒にする)
・ドットを間引く
(例えば、画素1つ置きに、無条件に白にして表示)
・線を太らせて潰す。
(例えば、黒い画素のところに隣接する画素はすべて無条件に黒にして表示)
という方法が考えられる。操作画面のイメージを図15に示す。
本実施の形態によれば、プレビュー画像をぼかして表示し、任意の部分を明瞭に表示するようにしたので、覗き見されても内容は理解されずに済み、オペレータ自身にはそれでプレビュー表示として足りる可能性がある。さらに、正常に表示する範囲を任意に指定できるようにすれば、プレビューの効果を確実に得つつ、覗き見の防止もできる。
第8の実施の形態を説明する。
第1〜7の実施の形態では、結局、完全なプレビュー画像を落ち着いて見ることができない可能性がある。
本実施の形態では、スキャンした後、画像形成装置本体の表示部の代わりにPC側でプレビュー表示を行う。本体側で行うか、PC側で行うかは、読み取りの操作を開始する前に設定しておく。
第1〜7の実施の形態では、結局、完全なプレビュー画像を落ち着いて見ることができない可能性がある。
本実施の形態では、スキャンした後、画像形成装置本体の表示部の代わりにPC側でプレビュー表示を行う。本体側で行うか、PC側で行うかは、読み取りの操作を開始する前に設定しておく。
図16にPC表示する場合のオペレータの操作を図16に示す。
図示のように、複合機とPCが接続されている。矢印はオペレータの移動を示す。
(1)まず、複合機側でPCに対してプレビューを設定する。
(2)設定後、原稿画像をPCに送信する。その際、複合機は通常の送信は保留する。
(3)次に、オペレータは複合機上の原稿を回収した後、PC側に移動して、プレビュー画像を確認する。
(4)オペレータは複合機に戻り、送信保留を解除して送信を行う。
図示のように、複合機とPCが接続されている。矢印はオペレータの移動を示す。
(1)まず、複合機側でPCに対してプレビューを設定する。
(2)設定後、原稿画像をPCに送信する。その際、複合機は通常の送信は保留する。
(3)次に、オペレータは複合機上の原稿を回収した後、PC側に移動して、プレビュー画像を確認する。
(4)オペレータは複合機に戻り、送信保留を解除して送信を行う。
本実施の形態によれば、スキャンした後、本体の表示部の代わりにPC側でプレビュー表示するので、置き場所を工夫する等で覗き見を防止したPCの画面であれば、完全なプレビュー画像を落ち着いて見ることができるようになる。
1 CPU
4 オペポート
5 スキャナ
6 プロッタ
7 モデム
9 符号化・複合化部
10 通信制御部
11 バス
4 オペポート
5 スキャナ
6 プロッタ
7 モデム
9 符号化・複合化部
10 通信制御部
11 バス
Claims (16)
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、
前記出力画像のプレビュー表示する範囲を指定する指定手段と、
前記指定された範囲内の画像だけをプレビュー表示する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、
前記出力画像の先頭から所定の余白部分が終了する位置から一定部分の画像だけをプレビュー表示する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、
前記プレビュー画像を分割するパターンを指定する指定手段と、
前記指定手段が指定した通りに画像を複数に分割する分割手段と、
前記分割された複数の画像を並べ替えて表示する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記出力画像の濃さの分布を判断する判断手段を備え、前記分割手段は、前記判断結果に基づいて前記出力画像の分割数を決めることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、
プレビュー表示画像の大きさをはじめは小さく表示しておき、オペレータの操作によって拡大表示したり、前記小さい表示に戻したりする制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記出力画像の濃さの分布を判断する判断手段を備え、前記制御手段は、前記判断結果に基づいて前記小さい表示画像の縮小率を決めることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示するプレビュー手段を備えた画像形成装置において、
プレビュー画像をぼかして全体を表示し、オペレータが指定する任意の範囲だけを正常に表示する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記プレビュー画像をネットワークを介してコンピュータに送信し、このコンピュータで前記プレビュー画像を表示することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、
前記出力画像のプレビュー表示する範囲を指定し、指定された範囲内の画像だけをプレビュー表示することを特徴とする画像形成装置のプレビュー表示方法。 - 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、
前記出力画像の先頭から所定の余白部分が終了する位置から一部分の画像だけをプレビュー表示することを特徴とする画像形成装置のプレビュー表示方法。 - 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、
前記プレビュー画像を複数に分割し、分割された複数の画像を並べ替えて表示することを特徴とする画像形成装置のプレビュー表示方法。 - 前記出力画像の濃さの分布を判断し、判断結果に基づいて前記出力画像の分割数を決めることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置のプレビュー表示方法。
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、
プレビュー表示画像の大きさをはじめは小さく表示しておき、オペレータの操作によって拡大表示したり、前記小さい表示に戻したりすることを特徴とする画像形成装置のプレビュー表示方法。 - 前記出力画像の濃さの分布を判断し、判断結果に基づいて前記小さい表示画像の縮小率を決めることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置のプレビュー表示方法。
- 画像を出力する前にその画像をプレビュー表示する画像形成装置のプレビュー表示方法において、
プレビュー画像をぼかして全体を表示し、オペレータの指定する任意の範囲だけを正常に表示することを特徴とする画像形成装置のプレビュー表示方法。 - 前記プレビュー画像をネットワークを介してコンピュータに送信し、このコンピュータで前記プレビュー画像を表示することを特徴とする請求項8〜15の何れか1項に記載の画像形成装置のプレビュー表示方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007057829A JP2008219807A (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 画像形成装置および画像形成装置のプレビュー表示方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013131983A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像表示方法、並びにプログラム |
JP2017068086A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 東芝情報システム株式会社 | 画像情報表示システム及び画像情報表示方法 |
CN115150515A (zh) * | 2021-03-31 | 2022-10-04 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
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2007
- 2007-03-07 JP JP2007057829A patent/JP2008219807A/ja not_active Withdrawn
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