JP2008219121A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チャンネル切替動作が行われる場合において、その実質的な切替速度を短くし、視聴者の心的ストレスを低減させると共に消費電力を低減することができるディジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】ディジタル放送受信装置は、複数のTVチューナ101〜103と、TVチューナ101〜103のいずれか1つにより復調された圧縮信号を復号するMPEG復号部200と、任意のチャンネルの1つを指定する選局部401と、複数のTVチューナ101〜103の1つに選局部401により選局されたチャンネルを割り当てるチューナ割当・駆動部403とを備える。チューナ割当・駆動部403は、推薦番組情報の表示が開始されたとき、待機チューナを駆動させ、推薦番組情報の表示が終了した時に、待機チューナの駆動を停止する。チューナ割当・駆動部403は、待機チャンネルに所定のチャンネルを割り当てる。
【選択図】図2
【解決手段】ディジタル放送受信装置は、複数のTVチューナ101〜103と、TVチューナ101〜103のいずれか1つにより復調された圧縮信号を復号するMPEG復号部200と、任意のチャンネルの1つを指定する選局部401と、複数のTVチューナ101〜103の1つに選局部401により選局されたチャンネルを割り当てるチューナ割当・駆動部403とを備える。チューナ割当・駆動部403は、推薦番組情報の表示が開始されたとき、待機チューナを駆動させ、推薦番組情報の表示が終了した時に、待機チューナの駆動を停止する。チューナ割当・駆動部403は、待機チャンネルに所定のチャンネルを割り当てる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ディジタル放送受信装置に関する。
近年、放送のディジタル化が進展しており、2011年までには地上波アナログ放送は完全に地上波ディジタル放送に置き換えられる予定である。放送のディジタル化により多チャンネル化も進展しており、視聴者にとっては、チャンネルの選択の幅が益々広がっている。しかし、チャンネル選択の幅の拡大は、同時に視聴者にとって好みの番組を効率的に見つけることを困難にしており、視聴者にとって好みの番組を効率的に見つけることを困難にしており、視聴者にとって心的ストレスの原因となっている。このような問題に対応するため、TV受信機のリモコンお好みの番組等のキーを登録可能にしたり、又はジャンル毎にキーを分類したりするなどして好みの番組選択を容易にする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ディジタル放送では、映像や音声、データなどの個別のストリームを共通の信号形式で扱い、1つのストリームとして伝送するトランスポートストリームという多重信号形式を採用している。トランスポートストリームは、トランスポートパケット(TSパケット)が複数個集まって構成される。TSパケットは188byteの固定長パケットであり、4byte固定長のパケットヘッダと、可変長のアダプテーションフィールド及びペイロードを含んでいる。ディジタル放送受信装置においては、このような信号にOFDM復調・誤り訂正を実行し、ここから映像及び音声のTSパケットを分離した後、MPEG圧縮信号を復号化して映像及び音声信号を取得する。しかし、このTSパケットの分離、及びMPEG圧縮信号の復号化に時間にはある程度の時間を要する。このため、ディジタル放送受信装置においては、周波数を切り換えるだけで切替後のチャンネルが直ちに表示されるアナログ放送受信装置に比べ、チャンネル切替後の表示が通常0.5〜2秒ほど遅く、その間画面がフリーズするなどの問題が生じている。このような切替速度の問題は、多チャンネル化が益々進展し、チャンネルを切り換える機会が多くなる状況では深刻な問題であり、上記の従来技術によって十分解決されるものではない。
また、上記の問題に加えて、ディジタル放送受信装置において消費される消費電力の低減を図ることが望まれている。
特開2005−33268号公報
本発明は、チャンネル切替動作が行われる場合において、その実質的な切替速度を短くし、視聴者の心的ストレスを低減させると共に消費電力を低減することができるディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るディジタル放送受信装置は、 受信電波から圧縮信号を復調する複数のチューナと、前記チューナのいずれか1つにより復調された圧縮信号を復号する復号部と、復号された信号に基づき画像を表示する表示部と、任意のチャンネルの1つを指定する選局部と、前記複数のチューナの1つに前記選局部により選局されたチャンネルを割り当てるチューナ割り当て部と、前記複数のチューナをそれぞれ駆動するチューナ駆動部とを備え、前記チューナ駆動部は、所定の待機駆動開始条件が成立した場合に前記複数のチューナのうち前記選局部により選局されていない待機チューナを駆動し、所定の待機駆動停止条件が成立した場合に前記待機チューナの駆動を停止し、前記チューナ割り当て部は、前記チューナ駆動部により駆動される前記待機チューナに、所定の待機チャンネルを割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、チャンネル切替動作が行われる場合において、その実質的な切替速度を短くし、視聴者の心的ストレスを低減させると共に消費電力を低減することができるディジタル放送受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るディジタル放送受信装置について説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るディジタル放送受信装置の概略図である。図1に示すように、第1実施形態に係るディジタル放送受信装置は、ディジタル放送を受信し再生するTV本体1と、TVの受信チャンネルの切り替え等を指示するリモコン2とを含む。
(第1実施形態の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るディジタル放送受信装置の概略図である。図1に示すように、第1実施形態に係るディジタル放送受信装置は、ディジタル放送を受信し再生するTV本体1と、TVの受信チャンネルの切り替え等を指示するリモコン2とを含む。
図2は、本発明の第1実施形態に係るディジタル放送受信装置におけるTV本体1の機能ブロック図である。図2に示すように、TV本体1は、チューナ部100と、MPEG復号部200と、表示部300と、スピーカ350と、チャンネル切替部400とから構成されている。
チューナ部100は、複数、例えば、3つのTVチューナ101,102,103を備えている。複数のTVチューナ101,102,103は、いずれか1つが視聴者により選局されたチャンネルのチューニングを担当し、他のものは、後述する情報等に基づきチャンネルのチューニングを担当する。
各TVチューナ101〜103は、それぞれOFDM(直交波周波数分割多重:orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器11、誤り訂正器12、及び多重分離器13を備えている。OFDM復調部11は、アンテナAで受信された搬送波の中から”0”、”1”のディジタル信号を取り出す機能を有する。誤り訂正器12は、伝送路で生じたディジタル信号の誤りをリード・ソロモン符号等により訂正し、放送局から送出されたTSパケットに戻す機能を有する。また、多重分離器13は、誤り訂正後のTSパケットをから、選局されたチャンネルに係る映像信号、音声信号、及びEPG(Electronic Program Guide)情報を分離する機能を有する。
MPEG復号部200は、複数のTVチューナ101〜103に対応して設けられた複数のMPEG復号器201〜203を備えている。MPEG復号器201〜203は、多重分離部13で分離されたTSパケットから映像信号及び音声信号を復号する機能を有する。この復号化された映像信号及び音声信号は、表示部300及びスピーカ350に出力される。なお、MPEG復号器201〜203の出力端子は、スイッチング素子SW1〜SW3によりスイッチングされ、選局された映像及び音声信号のみが出力される。
チャンネル切替部400は、視聴者が好みのチャンネルを選択するための選局部401と、チャンネル嗜好情報データベース402とを備えている。
選局部401は、受信器Bにて受信したリモコン2からの受信信号に基づき、チャンネルを選択するために用いられる選択信号を出力する。
チャンネル嗜好情報データベース402は、例えば図3に示すように、視聴者にとっての各チャンネルの嗜好度を示すファクタ、及びそのファクタに基づいて決定される各チャンネルのランキングのデータを保持したデータベースである。例えばファクタは、視聴時間、最終視聴時(視聴した順番)等である。
図3では、視聴時間の長いチャンネルほど高いランキングを付与されている。また、視聴日時が現在から近いほど高いランキングを付与されている。換言すると、ランキングは、チャンネルを切り替えるボタンを押下げる期間によって設定される。また、換言すると、ランキングは、切り替えられるチャンネルの順番に基づき設定される。なお、視聴時間を含む嗜好度のデータ及びランキングのデータは、後述するように適宜更新される。
またチャンネル切替部400は、この選局部401の選択信号とチャンネル嗜好情報データベース402のデータ等に基づき、TVチューナ101〜103にチャンネルを割り当てるチューナ割当・駆動部403を備えている。チューナ割当・駆動部403は、選局部401にて選局されたチャンネル(ここではチャンネル(8)とする)をTVチューナ101〜103のいずれか1つ(ここではTVチューナ101)に割り当てる。また、チューナ割当・駆動部403は、残りの2つ(ここでは、TVチューナ102、103)に、後述するチャンネル割当状態記憶部404に基づき、チャンネルを割り当てる。また、チューナ割当・駆動部403は、推薦番組情報制御部410に基づき、視聴に用いられていない残りの2つのTVチューナ102、103の電源供給を停止する。
更にチューナ割当・駆動部403は、TVチューナ101〜103のうち、選局部401で選局されたチャンネルの復調等を担当するものを他と区別するためのカレントチャンネルデータ(”1”又は”0”)を付与する。選局され表示部300に表示中のチャンネルを復調しているTVチューナ(この例では101)には、カレントチャンネルデータとして”1”を付与し、その他のTVチューナ(この例では102、103)には”0”を付与する(図4参照)。
またチャンネル切替部400は、チューナ割当・駆動部403による各TVチューナ101〜103へのチャンネルの割当状態を記憶するチャンネル割当状態記憶部404を備えている。チャンネル割当状態記憶部404は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置が好適である。チューナ割当・駆動部403は、チャンネルの割当の終了後、その割当に関するデータをチャンネル割当状態記憶部404に送信し、チャンネル割当状態記憶部404はこのデータを記憶する。新たに選局部401により選局が行われる度に、この記憶データは更新される。また、ディジタル放送受信装置の電源スイッチがOFFにされ、再びONにされた場合には、この記憶部404の記憶データが所謂「ラストチャンネルデータ」として利用され、電源オフ前の選局状態が再現される。
また、チャンネル切替部400は、前述のスイッチング素子SW1〜SW3を切替制御してMPEG復号器201〜203のいずれか1つを表示部300及びスピーカ350に接続するための切替制御部405を備えている。
切替制御部405は、チューナ割当・駆動部403からの切替信号の入力を受け、カレントチャンネルデータ”1”を与えられたTVチューナ101〜103のいずれか1つに対応するスイッチング素子SW1〜SW3を非導通状態から導通状態に切り換える。
また、チャンネル切替部400は、タイマ406及びデータ更新部407を備えている。タイマ406は、選局部401により1つのチャンネルが選局され、次のチャンネルの選局があるまでの間の時間Tを計測する。そしてデータ更新部407は、この計測された時間Tに基づき、チャンネル嗜好情報データベース402のデータを更新する。
また、チャンネル切替部400は、EPG処理部408及びEPGDB409を備えている。EPG処理部408は、TVチューナ101,102,103のいずれかからEPG情報(番組情報)を受信し、EPG情報をEPGDB409に格納する。このEPG情報には、例えば、表示手段300で表示されるテレビ番組の番組情報(放送日、放送時間、チャンネル、タイトル、番組内容、出演者、ジャンル等)が含まれる。
また、チャンネル切替部400は、推薦番組情報制御部410を備えている。推薦番組情報制御部410は、チャンネル嗜好情報DB402よりチャンネル嗜好情報を読み出し、EPGDB409よりEPG情報を読み出す。チャンネル切替部400は、受信器Bにて受信した受信信号に基づき、チャンネル嗜好情報、及びEPG情報に基づき推薦番組情報を生成し、表示部300にて表示させる。また、推薦番組情報制御部410は、推薦番組情報を表示した旨を、チューナ割当・駆動部403に通知する。
次に、図5を参照して、リモコン2の構成について説明する。図5は、リモコン2の概略図である。図5に示すように、リモコン2は、赤外線などによりTV本体1の動作を制御する制御信号を送信する送信部21と、TV本体1の電源を入/切する電源ボタン22と、選局を行う第1選局ボタン23と、推薦番組を表示させる推薦番組表示ボタン24と、選局を行う第2選局ボタン25と、音量を調整する音量ボタン26とを含む。
(第1実施形態の動作)
次に、第1実施形態のディジタル放送受信装置の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。ディジタル放送受信装置の電源スイッチがONに切り替わると(ステップS101)、チューナ割当・駆動部403は、まずチャンネル割当状態記憶部404から一つのTVチューナ101の記憶データのみを読み出す(ステップS102)。
次に、第1実施形態のディジタル放送受信装置の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。ディジタル放送受信装置の電源スイッチがONに切り替わると(ステップS101)、チューナ割当・駆動部403は、まずチャンネル割当状態記憶部404から一つのTVチューナ101の記憶データのみを読み出す(ステップS102)。
このとき、チャンネル割当状態記憶部404には、前回電源スイッチがオフにされる直前のチャンネル割当状態(電源オフ直前に見ていたチャンネル(ラストチャンネル)を含む)のデータが記憶されている。ここでは、図7(A)に示すように、前回電源スイッチがオフされる直前において、TVチューナ101にチャンネル(8)が割り当てられ、TVチューナ101によりチャンネル(8)が視聴されていたものと考える。このチャンネル割当状態のデータがチャンネル割当状態記憶部404から読み出され、TVチューナ101に割り当てられる(ステップS103)。これにより、電源スイッチをオフとする直前でのチャンネル割当状態が、電源スイッチのONの後再現される。つまり、TV本体1の電源投入時、一つのTVチューナ101のみが、起動状態にある。
次に、選局部401において、推薦番組表示受付が行われた場合(ステップS104)、チューナ割当・駆動部403は、チャンネル割当状態記憶部404からその他のTVチューナ102、103の記憶データを読み出す(ステップS105)。ここでは、図7(B)に示すように、前回電源スイッチがオフされる直前において、TVチューナ102、103にそれぞれチャンネル(10)、(1)が割り当てられ、TVチューナ101によりチャンネル(8)が視聴されていたものと考える。このチャンネル割当状態のデータがチャンネル割当状態記憶部404から読み出され、各TVチューナ102、103に割り当てられる(ステップS106)。つまり、推薦番組表示受付が行われた場合に、複数のTVチューナ101〜103が起動状態となる。
その後、選局部401において、新たにチャンネル(10)が選局された場合(ステップS107)、チューナ割当・駆動部403は、この新規に選局されたチャンネル(10)が、現在各TVチューナ101〜103により現在復調されているか否かを、チャンネル割当状態記憶部404のデータを読むことにより確認する(ステップS108)。
図7(B)に示すように、チャンネル(10)は既にTVチューナ102に割り当てられている。そこでチューナ割当・駆動部403は、図7(C)に示すように、そのTVチューナ102のカレントチャンネルデータを”0”から”1”に切り替え、他のTVチューナ101、103のカレントチャンネルデータを”0”にする。このカレントチャンネルデータの切り替わりに対応して、切替制御部405に切替信号を送信して(ステップS109)、スイッチング素子SW1をONに、その他スイッチング素子SW1,SW3をOFFに切り替えさせる。
これにより、チャンネル(8)に代わり、チャンネル(10)の視聴が可能となる。この場合、チャンネル(10)の映像及び音声信号の復調、誤り訂正、多重分離等はチャンネル選局動作(ステップS107)の前、すなわちチャンネル(8)の視聴中から並行して行われている。従って、表示部300におけるチャンネル(10)の表示は、チャンネル(10)の選局動作後、従来要していた復調、復号等の時間の経過を待つことなく速やかに行われる。
続いてチューナ割当・駆動部403は、チャンネル嗜好情報データベース402よりランキングデータを取得し(ステップS110)、TVチューナ102以外の余っているTVチューナ101、103に、ランキングの高いチャンネルを割り当てる(ステップS111)。ここでは、チャンネル(8)及び(1)が割り当てられる。このようにして全てのTVチューナ101〜103にチャンネルの割当が完了すると、チューナ割当・駆動部403はその割当情報をチャンネル割当状態記憶部404に上書きして、チャンネル割当状態記憶部404の記憶データを更新する(ステップS112)。
次に、選局部401において、新たにチャンネル(6)が選局された場合(ステップS113)、チューナ割当・駆動部403は、この新規に選局されたチャンネル(6)が、現在各TVチューナ101〜103により復調されているか否かを、チャンネル割当状態記憶部404のデータを読むことにより確認する(ステップS114)。
図7(C)に示すように、チャンネル(6)はTVチューナ101〜103のいずれにも割り当てられていない。そこでチューナ割当・駆動部403は、図7(D)に示すように、例えばTVチューナ103に、チャンネル(1)に代えてチャンネル(6)を割り当てて、その映像及び音声信号の復調等を行わせる(ステップS115)。同時に、チューナ割当・駆動部403は、そのTVチューナ103のカレントチャンネルデータを”0”から”1”に切り替え、他のTVチューナ101、102のカレントチャンネルデータを”0”にする。このカレントチャンネルデータの切り替わりに対応して、切替制御部405に切替信号を送信して(ステップS116)、スイッチング素子SW3をONに、その他スイッチング素子SW1,SW2をOFFに切り替えさせる。これにより、チャンネル(10)に代わり、チャンネル(6)の視聴が可能となる。ただしこの場合、チャンネル(6)の映像及び音声信号の復調等は選局動作後(ステップS113)から開始されるので、前述のチャンネル(10)の選局の場合に比べ、選局動作から表示までの時間は長くなる。
続いてチューナ割当・駆動部403は、チャンネル嗜好情報データベース402よりランキングデータを取得し(ステップS117)、TVチューナ103以外の余っているTVチューナ101、102に、ランキングの高いチャンネルを割り当てる(ステップS118)。ここでは、チャンネル(8)及び(10)が割り当てられる。このようにして全てのTVチューナ101〜103にチャンネルの割当が完了すると、チューナ割当・駆動部403はその割当情報をチャンネル割当状態記憶部404に上書きして、チャンネル割当状態記憶部404を更新する(ステップS119)。
次に、選局部401において、推薦番組非表示受付が行われた場合(ステップS120)、チューナ割当・駆動部403は、図7(E)に示すように、現在カレントチャンネルデータが”1”であるTVチューナ103以外のTVチューナ101、102の割当チャンネルを無効(−)とする(ステップS121)。つまり、ステップS121においてチューナ割当・駆動部403は、TVチューナ101、102の動作を停止させ、視聴に用いられている一つのTVチューナ103のみを起動状態とする。
その後、ディジタル信号受信装置の電源スイッチがOFFとされると(ステップS122)、データ更新部407は直前に視聴されていたチャンネルの視聴時間に基づいてチャンネル嗜好情報データベース402を更新し、動作を終了し、電源がオフとされる。次に電源スイッチがONとされる場合においては、図7(D)に示すチャンネル割当状態のデータに基づいて、最初のチャンネル割当が行われる。
なお、上記の電源スイッチのON動作(ステップS101)、及び選局動作(ステップS107、ステップS113)の間、タイマ406は、選局されたチャンネル、又はラストチャンネルの視聴時間を計測する。計測された視聴時間のデータは、データ更新部407に送信され、データ更新部407は、このデータに基づいてチャンネル嗜好情報データベース402を更新する。ただし、データの更新は選局動作がなされる毎に行う必要はなく、例えばデータ更新部407にデータを蓄積しておき、所定時間毎に行っても良い。
次に、図8を参照して、上述したステップS104の動作を詳細に説明する。
図8に示すように、先ず、推薦番組情報制御部410は、リモコン2から送信された制御信号に基づき、リモコン2において推薦番組表示ボタン24が押し下げられたか否かを判断する(ステップS1041)。
図8に示すように、先ず、推薦番組情報制御部410は、リモコン2から送信された制御信号に基づき、リモコン2において推薦番組表示ボタン24が押し下げられたか否かを判断する(ステップS1041)。
ここで、推薦番組情報制御部410は、推薦番組表示ボタン24が押し下げられたと判断すると(ステップS1041、Y)、EPGDB409から番組情報を取り出し、チャンネル嗜好情報DB402から視聴者の嗜好に沿ったチャンネルを取り出し、両者を照らし合わせて推薦番組情報を生成する(ステップS1042)。一方、推薦番組情報制御部410は、推薦番組表示ボタン24が押し下げられていないと判断すると(ステップS1041、N)、本処理を終了する。
ステップS1042の次に、推薦番組情報制御部410は、表示部300に生成した推薦番組情報を表示する(ステップS1043)。そして、推薦番組情報制御部410は、複数のTVチューナ101〜103を起動し(ステップS1044)、本処理を終了する。例えば、推薦番組情報Rは、図9に示すように、TV本体1の右側に、「××ドラマ」と番組タイトル等が表示されたものである。
次に、図10を参照して、上述したステップS120の動作を詳細に説明する。
図10に示すように、先ず、推薦番組情報制御部410は、リモコン2から送信された制御信号に基づき、リモコン2において推薦番組表示ボタン24が押し上げられたか否かを判断する(ステップS1201)。
図10に示すように、先ず、推薦番組情報制御部410は、リモコン2から送信された制御信号に基づき、リモコン2において推薦番組表示ボタン24が押し上げられたか否かを判断する(ステップS1201)。
ここで、推薦番組情報制御部410は、推薦番組表示ボタン24が押し上げられたと判断すると(ステップS1201、Y)、推薦番組情報を非表示とする(ステップS1202)。一方、推薦番組情報制御部410は、推薦番組表示ボタン24が押し上げられていないと判断すると(ステップS1201、N)、本処理を終了する。
ステップS1202の次に、推薦番組情報制御部410は、複数のTVチューナ101、102を停止し、本処理を終了する(ステップS1203)。
(第1実施形態の効果)
次に、本発明の第1実施形態における効果を、図11を参照して説明する。一例としてランキングの高い上位3つのチャンネル(8)、(1)、(10)を選択する確率が75%、他のチャンネルを選択する確率が25%である場合を考える。図11に示すように、この場合、従来の装置においては、常にチャンネルの切替時間が2.0秒である。これに対し本実施の形態の装置の場合、ランキング上位3つのチャンネルについてはチャンネルの切替時間が実質0秒で、下位のチャンネルは従来同様チャンネルの切替時間が1.5〜2.0秒である。しかし、平均的な切替時間は、1.5〜2.0×0.25=0.5秒であり、従来に比べ1/4となる。従って、視聴者の心的なストレスを軽減することができる。
次に、本発明の第1実施形態における効果を、図11を参照して説明する。一例としてランキングの高い上位3つのチャンネル(8)、(1)、(10)を選択する確率が75%、他のチャンネルを選択する確率が25%である場合を考える。図11に示すように、この場合、従来の装置においては、常にチャンネルの切替時間が2.0秒である。これに対し本実施の形態の装置の場合、ランキング上位3つのチャンネルについてはチャンネルの切替時間が実質0秒で、下位のチャンネルは従来同様チャンネルの切替時間が1.5〜2.0秒である。しかし、平均的な切替時間は、1.5〜2.0×0.25=0.5秒であり、従来に比べ1/4となる。従って、視聴者の心的なストレスを軽減することができる。
また、一台のTVチューナの消費電力をE[W]、TVチューナの台数をx[台]、一時間あたりに番組リストを表示する総時間(時間単位)をT[h]とすると、一時間あたりの消費電力量は、E×(1−T)+E×x×T[Wh]かかることとなる。常時すべてのTVチューナにチャンネルを割り当てていた場合、一時間あたりの消費電力量はE×x[Wh]かかる。
例えば、E=2、x=3、T=0.02とすると常時複数のTVチューナにチャンネルを割り当てていた場合に比べ、消費電力量3.92[Wh]の節約が可能である。
このように、本発明の第1実施形態によれば、複数のTVチューナ101〜103のうち1つが選局されたチャンネルを割り当てられ、その他のTVチューナは、指定期間、及び指定順番に基づいてチャンネルを割り当てられる。このため、ランキングの高いチャンネルが選局された場合、チャンネルの切替時間を短くすることができる。ときにランキングが低いチャンネルが選択される場合もあり、その場合には従来と同様、チャンネルの切替時間として1.5〜2.0秒程度が必要となるが、平均的な切替時間は短くすることができる。
そして、推薦番組表示によりチャンネルが切り替えられる可能性があると判断した時(待機駆動開始条件が成立)に、複数のTVチューナ101〜103を起動する。一方、推薦番組非表示によりチャンネルが切り替えられる可能性がないと判断した時(待機駆動停止条件が成立)に、複数のTVチューナ101〜103の視聴に用いられていないチューナを停止する。つまり、複数のTVチューナに使用される電力の消費を抑えることができる。
[第2実施形態]
(第2実施形態の構成)
図12を参照して、本発明の第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置のTV本体1’の構成について説明する。図12に示すように、第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、TV本体1’の構成が、第1実施形態と異なる。第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、電源ON時に複数のTVチューナを起動させ、一定のチャンネルを所定の設定時間を超えて表示していた場合に、そのチャンネルのTVチューナのみを起動状態とし、他のTVチューナを停止させるものである。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第2実施形態の構成)
図12を参照して、本発明の第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置のTV本体1’の構成について説明する。図12に示すように、第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、TV本体1’の構成が、第1実施形態と異なる。第2実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、電源ON時に複数のTVチューナを起動させ、一定のチャンネルを所定の設定時間を超えて表示していた場合に、そのチャンネルのTVチューナのみを起動状態とし、他のTVチューナを停止させるものである。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態に係るTV本体1’は、タイマ411を備える点で第1実施形態と異なる。つまり、チャンネル切替部400’が、第1実施形態の構成と異なる。タイマ411は、チューナ割当・駆動部403へタイミング信号を入力する。チューナ割当・駆動部403は、タイミング信号に基づき、複数のTVチューナを起動させる。また、チューナ割当・駆動部403は、タイミング信号に基づき、表示中のチャンネルを受信しているもの以外のTVチューナを停止させる。
(第2実施形態の動作)
次に、本発明の第2実施形態に係るディジタル放送受信装置の動作を、図13のフローチャートを参照して説明する。ディジタル放送受信装置の電源スイッチがONに切り替わると(ステップS201)、チューナ割当・駆動部403は、まずチャンネル割当状態記憶部404から複数のTVチューナ101〜103の記憶データを読み出す(ステップS202)。
次に、本発明の第2実施形態に係るディジタル放送受信装置の動作を、図13のフローチャートを参照して説明する。ディジタル放送受信装置の電源スイッチがONに切り替わると(ステップS201)、チューナ割当・駆動部403は、まずチャンネル割当状態記憶部404から複数のTVチューナ101〜103の記憶データを読み出す(ステップS202)。
このとき、チャンネル割当状態記憶部404には、前回電源スイッチがオフにされる直前のチャンネル割当状態(電源オフ直前に見ていたチャンネル(ラストチャンネル)を含む)のデータが記憶されている。そして、このチャンネル割当状態のデータがチャンネル割当状態記憶部404から読み出され、TVチューナ101〜103に割り当てられる(ステップS203)。つまり、TV本体1の電源投入時、複数のTVチューナ101〜103が起動する。
次に、ステップS204〜ステップS216の処理が実行される。なお、ステップS204〜ステップS216の処理は、第1実施形態のステップS107〜ステップS119の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS216の処理の後、一定チャンネルを所定の設定時間を超えて表示しているとする。このような場合、チューナ割当・駆動部403は、タイマ411に基づき所定の設定時間を超過したと判断し、一つの視聴されている(カレントチャンネルデータが”1”である)TVチューナ103を起動させておき、視聴されていない(カレントチャンネルデータが”0”である)複数のTVチューナ101、102を停止させる(ステップS217)。
その後、選局部401において、再びチャンネル(6)が選局された場合(ステップS218)、続いてチューナ割当・駆動部403は、チャンネル嗜好情報データベース402よりランキングデータを取得し(ステップS219)、チャンネル割当状態の確認(ステップS220)の後、TVチューナ103以外のTVチューナ101、102に、ランキングの高いチャンネルを割り当てる(ステップS221)。つまり、ステップS221において、TVチューナ101,102を再び起動する。そして、第1実施形態と同様にチャンネル割当状態記憶部404を更新、電源OFF等が行われ、本処理を終了する(図示略)。
このような第2実施形態の構成により、TV本体1’の電源が投入されたとき又は指定するチャンネルが切り替えられた時に視聴者がチャンネルを切り替える可能性が高いと判断して(待機駆動開始条件成立)、複数のTVチューナを起動させる。そして、所定の設定時間を超過した場合に、複数のTVチューナが起動している状態から、一つのTVチューナのみが起動状態とする。つまり、所定の設定時間が超過した場合、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が低いと判断して(待機駆動停止条件成立)、複数のTVチューナの電源をOFF状態とするものである。したがって、第1実施形態と同様に、チャンネル切り替えが迅速となり、その消費電力も低減することができる。
[第3実施形態]
図14を参照して、本発明の第3実施形態に係るディジタル放送受信装置の構成を説明する。図14に示すように、本発明の第3実施形態に係るディジタル放送受信装置は、TV本体1’’の構成が、第1及び第2実施形態と異なる。
図14を参照して、本発明の第3実施形態に係るディジタル放送受信装置の構成を説明する。図14に示すように、本発明の第3実施形態に係るディジタル放送受信装置は、TV本体1’’の構成が、第1及び第2実施形態と異なる。
TV本体1’’は、第1及び第2実施形態と異なるチャンネル切替部400’’を備える。チャンネル切替部400’’は、番組情報通知412を備える。
番組情報通知部412は、EPGDB409を参照して、TV本体1’’に電源投入時から、例えば、時間によりニュース番組からスポーツ番組に放送内容が変わる毎に、その番組情報が変わった旨をチューナ割当・駆動部403に通知する。
チューナ割当・駆動部403は、番組情報通知部412により、表示チャンネルが変えられて(或いは、TV本体1’’の電源投入時)からの番組数を計数する。複数のTVチューナが起動している状態において、チューナ割当・駆動部403は、所定の番組数を超過したと判断すると、視聴に用いているTVチューナを一つ残して、その他の複数のTVチューナを停止させる。
第3実施形態の動作は、第2実施形態の動作(ステップS201〜ステップS221)と略同様である。第3実施形態の動作は、第2実施形態のステップS217の工程のみが異なる。第3実施形態においては、TV本体1’’に電源が投入された時又はチャンネルが切り替えられた時、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が高いと判断し(待機駆動開始条件成立)、複数のTVチューナを駆動させる。一方、ステップS217に替わって、設定番組数を超過したか否かを判定し、超過したと判定した場合(待機駆動停止条件成立)、視聴に用いているTVチューナのみを起動状態として、その他の複数のTVチューナを停止させる。このような構成により、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
(第4実施形態の構成)
図14を参照して、本発明の第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置のTV本体1’’’の構成について説明する。図14に示すように、第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、TV本体1’’’の構成が、第1〜第3実施形態と異なる。第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、電源ON時にひとつのTVチューナを起動させ、CM放送中に、複数のTVチューナを起動させる。なお、第4実施形態において、第1〜第3実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第4実施形態の構成)
図14を参照して、本発明の第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置のTV本体1’’’の構成について説明する。図14に示すように、第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、TV本体1’’’の構成が、第1〜第3実施形態と異なる。第4実施形態にかかるディジタル放送受信装置は、電源ON時にひとつのTVチューナを起動させ、CM放送中に、複数のTVチューナを起動させる。なお、第4実施形態において、第1〜第3実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態に係るTV本体1’’’は、タイマ411(或いは、番組情報通知部412)の替わりに検出部413を備える点で第2及び第3実施形態と異なる。つまり、チャンネル切替部400’’’の構成が、第2及び第3実施形態と異なる。検出部413は、図16に示すように、番組1及び番組2の間に放送されるCM放送を検出する。CMは、その始点・終点の音声信号が無音になるという性質を有している。検出部412は、そのCMの特徴的な音声信号を検出して、CMの放送期間を検出する。検出部413は、CMを検出した場合、その旨を伝える検出信号をチューナ割当・駆動部403へ出力する。チューナ割当・駆動部403は、この検出信号に基づき、TVチューナの割当を制御する。
(第4実施形態の動作)
次に、第4実施形態のディジタル放送受信装置の動作を、図17のフローチャートを参照して説明する。図17に示すように、先ず、ステップS301〜ステップS303の処理が実行される。第4実施形態のディジタル放送受信装置の動作において、ステップS301〜ステップS303は、第1実施形態のステップS101〜ステップS103と同一である。したがって、ステップS301〜ステップS303の処理は、その説明を省略する。
次に、第4実施形態のディジタル放送受信装置の動作を、図17のフローチャートを参照して説明する。図17に示すように、先ず、ステップS301〜ステップS303の処理が実行される。第4実施形態のディジタル放送受信装置の動作において、ステップS301〜ステップS303は、第1実施形態のステップS101〜ステップS103と同一である。したがって、ステップS301〜ステップS303の処理は、その説明を省略する。
ステップS303の次に、CM放送が開始されたとする。このような場合、チューナ割当・駆動部403は、検出部412に基づき、CM放送が開始されたと判断し、複数のTVチューナ101〜103を起動し、チャンネルを割り当てる(ステップS304)。そして、ステップS304に続き、ステップS305〜ステップS317の処理が行われる。なお、ステップS305〜ステップS317は、第1実施形態のステップS107〜ステップS119と同一である。したがって、ステップS305〜ステップS317の処理は、その説明を省略する。
そして、ステップS317の後に、CM放送が終了したとする。このような場合、チューナ割当・駆動部403は、検出部412に基づき、CM放送が終了したと判断し、視聴に用いられているチャンネルのTVチューナ103のみを起動させた状態とし、その他のTVチューナ101、102を停止させる(ステップS318)。そして、第1〜第3実施形態と同様に電源OFFにより、本処理を終了する(図示略)。
このような第4実施形態の構成により、CM放送中にあっては、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が高いと判断し(待機駆動開始条件成立)、複数のTVチューナを起動させる。一方、CM放送中でなければ、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が低いと判断し(待機駆動停止条件成立)、視聴に用いられている一つのTVチューナのみを起動する状態とする。つまり、CM放送中でなければ、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が低いと判断して、複数のTVチューナの電源をOFF状態とするものである。したがって、第1〜第3実施形態と同様に、チャンネル切り替えが迅速となり、その消費電力も低減することができる。
[第4実施形態の変形例]
上述した第4実施形態は、CMの放送を検出して、複数のTVチューナを起動させるものであったが、CMの放送のみだけではなく、例えば、図18に示すようにTV本体1’’の画面に表示される速報等のテロップ表示Tを検出して、複数のTVチューナを起動させるものであってもよい。第4実施形態において、検知部413は、受信した画像に含まれるテロップの文字情報を検出し、検出した文字情報の内容を解析する。
上述した第4実施形態は、CMの放送を検出して、複数のTVチューナを起動させるものであったが、CMの放送のみだけではなく、例えば、図18に示すようにTV本体1’’の画面に表示される速報等のテロップ表示Tを検出して、複数のTVチューナを起動させるものであってもよい。第4実施形態において、検知部413は、受信した画像に含まれるテロップの文字情報を検出し、検出した文字情報の内容を解析する。
この場合、複数のTVチューナ101〜103に割り当てるチャンネルは、速報(テロップ)に関連したチャンネルを割り当てるように設定してもよい。例えば、テロップが、台風に関するものであれば、関連するチャンネルは、天気情報を報告するものである。
このような第4実施形態の変形例の構成によって、テロップTが表示されていれば、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が高いと判断して(待機駆動開始条件成立)、複数のTVチューナを駆動させる。一方、テロップ表示Tが表示されていなければ、視聴者がチャンネルを切り替える可能性が低いと判断して(待機駆動停止条件成立)、一つのTVチューナのみを起動状態とする。消費電力を低減することができる。
[第5実施形態]
次に、図19を参照して、本発明の第5実施形態に係るディジタル放送受信装置について説明する。第5実施形態は、リモコン2’の構成が、第1〜第3実施形態と異なる。なお、第5実施形態において、第1〜第4実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、図19を参照して、本発明の第5実施形態に係るディジタル放送受信装置について説明する。第5実施形態は、リモコン2’の構成が、第1〜第3実施形態と異なる。なお、第5実施形態において、第1〜第4実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
リモコン2’は、推薦番組表示ボタン24の替わりに、設定時間経過後にTV本体1(TVチューナ101〜103)を停止させるオフタイマボタン(SLEEPボタン)27を備える。リモコン2’は、オフタイマボタン27が押下げられると、設定時間経過後にTV本体1(TVチューナ101〜103)を停止させる制御信号を送信部21よりTV本体1’’’に送信する。
複数チューナ起動時において、チューナ割当・駆動部403は、リモコン2’からの制御信号に基づき、OFFタイマボタン27が押下げられたと判断すると、視聴に用いられているチャンネルに使用中のTVチューナのみを起動させた状態とし、その他のTVチューナを停止させる。
上記のように第5実施形態によれば、複数のTVチューナを用いることにより、迅速にチャンネルを切り替えることができる。また、第5実施形態によれば、OFFタイマボタン27が押し下げられていないと、チャンネルが切り替えられる可能性が高いと判断し(待機駆動開始条件成立)、複数のTVチューナを駆動させる。一方、OFFタイマボタン27が押下げられることにより、チャンネルが切り替えられる可能性が低いと判断し(待機駆動停止条件成立)、視聴に用いられているTVチューナのみを起動させることができる。なお、OFFタイマボタン27は、リモコン2’に取り付けられるのではなく、TV本体1に取り付けられるものであってもよい。
[第6実施形態]
次に、図20を参照して、本発明の第6実施形態に係るディジタル放送受信装置について説明する。第6実施形態は、リモコン2’’の構成が、第5実施形態と異なる。なお、第6実施形態において、第1〜第5実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、図20を参照して、本発明の第6実施形態に係るディジタル放送受信装置について説明する。第6実施形態は、リモコン2’’の構成が、第5実施形態と異なる。なお、第6実施形態において、第1〜第5実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
リモコン2’’は、その筐体の両側面に静電容量センサ28、28を備える。静電容量センサ28、28は、その静電容量の変化から接触を感知して、その接触に基づく接触信号を送信部21よりTV本体1’’’に送信する。つまり、静電容量センサ28、28は、視聴者がリモコン2’’を把持したことを検知する。
一つのTVチューナのみが起動している状態において、チューナ割当・駆動部403は、リモコン2’’からの接触信号を受信し、複数のTVチューナを起動させ、複数のTVチューナにチャンネルを割り当てる。
上記のように第6実施形態によれば、複数のTVチューナを用いることにより、迅速にチャンネルを切り替えることができる。また、第6実施形態によれば、静電容量センサ28、28により、接触が感知されない場合、チャンネルが切り替えられる可能性が低いと判断し(待機駆動停止条件成立)、一つのTVチューナのみを起動させるので、消費電力を低減することができる。
以上、本発明の第1〜第6実施形態を説明したが、本発明の構成は、上記に限られるものではない。チャンネルが切り替えられる可能性が低いと判断する基準は、複数の条件から判断してもよい。つまり、上記第1〜第6実施形態の特徴的構成を多数有する実施形態も可能である。
1,1’,1’’ ,1’’’…TV本体、2,2’、2’’ …リモコン、100,100’ ,100’’ ,100’’’…チューナ部、200…MPEG復号部、300…表示部、350…スピーカ、400,400’ ,400’’ ,400’’’…チャンネル切替部。
Claims (10)
- 受信電波から圧縮信号を復調する複数のチューナと、
前記チューナのいずれか1つにより復調された圧縮信号を復号する復号部と、
復号された信号に基づき画像を表示する表示部と、
任意のチャンネルの1つを指定する選局部と、
前記複数のチューナの1つに前記選局部により選局されたチャンネルを割り当てるチューナ割り当て部と、
前記複数のチューナをそれぞれ駆動するチューナ駆動部と
を備え、
前記チューナ駆動部は、所定の待機駆動開始条件が成立した場合に前記複数のチューナのうち前記選局部により選局されていない待機チューナを駆動し、所定の待機駆動停止条件が成立した場合に前記待機チューナの駆動を停止し、
前記チューナ割り当て部は、前記チューナ駆動部により駆動される前記待機チューナに、所定の待機チャンネルを割り当てる
ことを特徴とするディジタル放送受信装置。 - 前記表示部に推薦番組情報を表示する推薦番組制御部を備え、
前記待機駆動開始条件は、前記推薦番組情報の表示が開始されたときに成立し、
前記待機駆動停止条件は、前記推薦番組情報の表示が終了されたときに成立する
ことを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機駆動開始条件は、ディジタル放送受信装置に電源が投入されたとき又は前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられたときに成立し、
前記待機駆動停止条件は、ディジタル放送受信装置に電源が投入されたとき又は前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられたときから、前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられることなく所定時間が経過したときに成立する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機駆動開始条件は、ディジタル放送受信装置に電源が投入されたとき又は前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられたときに成立し、
前記待機駆動停止条件は、ディジタル放送受信装置に電源が投入されたとき又は前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられたあとに、前記選局部が指定するチャンネルが切り替えられることなく所定の番組数の番組の放送が終了したしたときに成立する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機駆動開始条件は、番組放送からCM放送に切り替わったときに成立し、
前記待機駆動停止条件は、前記CM放送から前記番組放送に切り替わったときに成立する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機駆動開始条件は、テロップ放送が開始されたときに成立し、
前記待機駆動停止条件は、前記テロップ放送が終了したときに成立する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機チャンネルは、
前記テロップの内容に関連したチャンネルである
ことを特徴とする請求項6記載のディジタル放送受信装置。 - 待機チューナに割り当てる前記待機チャンネルを決定する待機チャンネル決定部を備え、
前記待機チャンネル決定部は、前記選局部によるチャンネルの指定期間、及び前記選局部によるチャンネルの指定順番に基づき決定する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。 - 前記待機駆動停止条件は、ディジタル放送受信装置への電力供給を特定時間経過後に停止するためのオフタイマ設定がなされたときに成立する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。 - 前記選局部を遠隔制御し、前記選局部が指定するチャンネルを切替可能なチャンネル切替ボタンを有する選局遠隔制御部を備え、
前記選局遠隔制御部は、視聴者により把持されたことを検知する検知部を備え、
前記待機駆動開始条件は、前記検知部が検知したときに成立する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のディジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007049911A JP2008219121A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | ディジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008219121A true JP2008219121A (ja) | 2008-09-18 |
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ID=39838696
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JP2007049911A Withdrawn JP2008219121A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | ディジタル放送受信装置 |
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JP (1) | JP2008219121A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014116954A (ja) * | 2009-05-28 | 2014-06-26 | Eldon Technology Limited Trading As Echostar Europe | バックチャネル通信経路で電子番組ガイド情報にアクセスするためのシステム及び方法 |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007049911A patent/JP2008219121A/ja not_active Withdrawn
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