JP2008217932A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

光ディスクの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008217932A
JP2008217932A JP2007055902A JP2007055902A JP2008217932A JP 2008217932 A JP2008217932 A JP 2008217932A JP 2007055902 A JP2007055902 A JP 2007055902A JP 2007055902 A JP2007055902 A JP 2007055902A JP 2008217932 A JP2008217932 A JP 2008217932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
stamper
base material
sheet
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007055902A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Oishi
健司 大石
Naoyuki Nakagawa
直之 中川
Takayuki Kizawa
隆行 鬼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2007055902A priority Critical patent/JP2008217932A/ja
Publication of JP2008217932A publication Critical patent/JP2008217932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】基板に形成される信号面の偏芯を大幅に抑制して生産性を向上させることが可能な光ディスクの製造方法を提供する。
【解決手段】中心孔14を有する所定形状の基板よりなる光ディスクを製造する光ディスクの製造方法であって、基板の母材であるシート状基材と、情報信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパ26とを、互いに押圧することによって、スタンパの凹凸パターンをシート状基材に転写すると共に、シート状基材とスタンパとを互いに押圧した状態で、シート状基材に中心孔を穿設すると共にシート状基材を加工して所定形状の基板2を作製する基板作製工程と、基板作製工程後に、基板における凹凸パターンが転写された面側に、反射層10または記録層を形成する層形成工程とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学的に情報の再生、或いは記録、再生が可能な単層、或いは多層の光ディスクの製造方法に関する。
多量の情報を扱うマルチメディア時代に対応して、大容量の記録再生が行える記録密度の高い光情報記録媒体として、例えば光ディスクの開発が行われている。このような光ディスクの記録再生に用いられるレーザ光は、高記録密度化のためにスポット径を小さくすることが要求される。
このため、レーザ光の短波長化や対物レンズの開口数(NA)の増大化が図られている。例えば、blu−rayディスクで用いられるレーザ光の波長は、DVD(Digital Versatile Disc)−RWやDVD−RAMに用いられていたレーザ光の波長635nm〜660nmよりも短い400nm〜420nmである。また、対物レンズの開口数は、DVD−RWやDVD−RAMに用いられていた開口数0.6よりも大きい0.85である。
対物レンズを高NAにした場合に、レーザ光が透過する基板の厚さによる光学収差を抑えるために、基板の光ビームの入射側の板厚を薄くする必要がある。ところが薄い基板を射出成型することは技術的に難しいのが現状である。このため、板厚の厚い第1の基板上に、従来の積層膜の堆積順とは逆に、まず反射膜と記録膜と保護膜からなる記録層を設け、その後に、板厚の薄い第2の基板を接着剤層を介して貼り合わせる方法が広く知られている。
しかしながら、記録再生レーザ光の短波長化や対物レンズの高NA化には技術的な限界があり、2次元方向の面密度の向上は頭打ちになっている。そこでディスク一枚あたりの記録容量を高めるため3次元方向に記録層を多数有する、いわゆる多層記録が検討されている。この光ディスクの製造方法は、まずレーザ光の入射方向から見て手前側の記録層を基板に形成し、この上に奥側の記録層の案内溝を形成し、その後に奥側の記録層を形成するものである。
これとは別に、特許文献1には、薄膜が成膜された凹凸ピットを一主面に有する樹脂スタンパと、厚さが0.3mm以下である第2の基板とを、凹凸ピットを内側にして放射線硬化性樹脂で貼り合わせ、放射線硬化性樹脂を硬化後、樹脂スタンパを剥離することにより凹凸ピットを第2の基板に形成し、第2の基板の凹凸ピットに金属膜を成膜して第2の基板上に情報記録層を形成し、情報記録層が形成されている第1の基板と、情報記録層が形成されている第2の基板とを情報記録層を内側にして貼り合わせて多層構造にするディスク製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、高密度化に対応し得る記録媒体と、この記録媒体を生産性良く製造することが可能な製造方法、製造装置が記載されている。この記録媒体は、表面に凹凸パターンを有するスタンパと圧着ロールにより厚さ0.3mm以下のシート状基板を挟み込み、加熱圧着により上記凹凸パターンをシート状基板に転写することにより形成するようになっている。
特開2002−260307号公報 特開平11−185291号公報
しかしながら、上記特許文献1の製造方法には以下のような問題点があった。まず、透光性を有する樹脂スタンパを用いているので、従来のメタルスタンパに比べて耐久性が劣り、従って1枚のスタンパから成型できる基板の数に限りがあり、多数回の成型ができない。
また凹凸ピットが形成された第2の基板に金属膜を成膜するには、支持基板が必要となり、この第2の基板を支持基板に貼り合わせる工程も必要となる。
更に、案内溝、或いは凹凸ピットが転写された第2の基板(薄板)を第1の基板(厚板)に芯を出して貼り合わせるには、支持基板が必要となり、操作が煩雑である。
以上のように、この特許文献1の製造方法では、第2の基板(薄板)をそのままの状態でハンドリングし、成膜ならびに貼り合わせることが非常に難しい。
また、上記特許文献2の製造方法には以下のような問題点があった。まず、この特許文献2の製造方法では、固定したスタンパと圧着ロール間にシートをセットし、加熱圧着してスタンパの凹凸パターンを転写するようになっているが、この方法の場合には、シートを引っ張りながら部分的に転写するため、転写後の転写パターンの真円度が低下し、極端な場合に楕円となってしまい、記録、再生光を記録トラックに追従させ難くなり、光ディスクとしての性能が著しく劣化する場合がある。
また、シートからディスクを打ち抜くとき、打ち抜きガイド孔で位置決めを行っているが、シートそのものが引っ張り方向に伸びているため、ディスクの回転中心を精度よく出すことが困難である。そのため、偏芯が大きくなり、記録、再生光を記録トラックに追従させ難くなって、光ディスクとしての性能が著しく劣化する場合がある。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、第2の基板と、これに形成される信号面との間の偏芯を大幅に抑制して生産性を向上させることが可能な光ディスクの製造方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、中心孔を有する所定形状の基板よりなる光ディスクを製造する光ディスクの製造方法であって、前記基板の母材であるシート状基材と、情報信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパとを、互いに押圧することによって、該スタンパの前記凹凸パターンを前記シート状基材に転写すると共に、該シート状基材と前記スタンパとを互いに押圧した状態で、該シート状基材に前記中心孔を穿設すると共に該シート状基材を加工して前記所定形状の前記基板を作製する基板作製工程と、前記基板作製工程後に、前記基板における前記凹凸パターンが転写された面側に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、を有する光ディスクの製造方法である。
請求項2に係る発明は、中心孔を有する所定形状の基板よりなる光ディスクを製造する光ディスクの製造方法であって、前記基板の母材であるシート状基材の表面上に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、前記層形成工程後に、前記シート状基材と、情報信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパとを、互いに押圧することによって、該スタンパの前記凹凸パターンを前記シート状基材に前記反射層または記録層を介して転写すると共に、該シート状基材と前記スタンパとを互いに押圧した状態で、該シート状基材に前記中心孔を穿設すると共に該シート状基材を前記所定形状に切断して前記基板を作製する基板作製工程と、前記基板作製工程後に、前記基板における前記凹凸パターンが転写された面側に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、を有する光ディスクの製造方法である。
本発明に係る光ディスクの製造方法によれば、第2の基板と、これに形成される信号面との間の偏芯を大幅に抑制して生産性を向上させることができる。
また第1の基板と第2の基板との間の偏芯も抑制することができ、全体でトラッキングエラーを低減し、ジッター、エラー等を減少させることができる。
以下に、本発明に係る光ディスクの製造方法の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は信号面が1つの単層の光ディスクの積層構造を示す図、図2は本発明に係る光ディスクの製造方法の第1実施例と第2実施例を示すフローチャートである。ここでは光情報記録媒体として光ディスクを例にとって説明する。
まず、この光情報記録媒体としての光ディスクD1は、ここでは信号面が1つの単層の光ディスクとして構成されている。この光ディスクD1は、第1の基板2と第2の基板4とを有し、第1の基板2は第2の基板4よりも厚くなされている。図1はそれぞれ別体で作製した第1の基板2と第2の基板4とを貼り合わせて光ディスクD1を製造する過程を示している。上記第1の基板2は、厚さは1.1mm、直径120mmであり、射出成型で作製される。この第1の基板2の2つの面は鏡面になされている。
上記第2の基板4は、第1の基板2と対向する面に凹凸ピット、或いは案内溝6が設けられて信号面8となっており、この信号面8上に金属膜等よりなる反射膜10が形成されている。この反射膜10の代わりに記録層を設けてもよいし、その両方を設けてもよい。そして、上記第1の基板2と第2の基板4は接着剤層12により貼り付けられて接着される。この接着剤層12は透光性を有するものでも不透明のものでもよい。第1の基板2の他方の面には、タイトルレーベル面が設けられている。記録ならびに再生用のレーザ光Lは、第2の基板4側から入射する。
第1の基板2の材料は、ポリカーボネイト、アクリル、ポレオリフィン等樹脂材料、ガラス、金属が用いられる。第1の基板2は透光性でも、或いは不透明でもよい。樹脂材料の場合には、従来の光ディスクの射出成型方法によって作製すればよい。BD(Blu−ray Disc)の場合には、基板の厚さは、1.1mm、直径120mmが好ましい。
ディスクの両面から記録再生する場合には、第1の基板2及び接着剤層12も透光性とし、更に第1の基板2の厚さを1.0mmとし、厚さ0.1mmの第2の基板4を両面に貼り合わせることにより、合計の厚みが1.2mmの光ディスクにすることもできる。両基板2、4の中心には、光ディスクを記録再生装置に装着するための中心孔14が設けられている。中心孔の直径は15mmである。
また第2の基板4は次のようにして作製する。まずポリカーボネイト、アクリル、ポレオリフィン、PET、PEN等の樹脂材料からなる透光性のある反物のシート状の第2の基板4の母材となるシート状基材よりなる薄板を用いる。後述するように、上記シート状の母材に対して、スタンパによる信号パターンの転写と円盤状の打ち抜きを同時に行った後に反射膜10等を成膜したり、或いは上記シート状の母材に反射膜10等を成膜した後にスタンパによる信号パターンの転写と円盤状の打ち抜きを同時に行う。再生ならびに記録は第2の基板4を通して行うため再生、或いは記録のレーザ光Lの波長に対し十分透明でなければならない。
例えば、BDの場合には、波長405nmのレーザ光に対して90%以上の透過率を第2の基板4は有する。第2の基板4の厚みは、NA0.85の対物レンズで記録再生できる10〜100μmである。上述したようにスタンパによる転写時の第2の基板4の母材は、幅が120〜300mmで長さが120〜300mmの矩形のシート状、或いは裁断していないロールに巻いたシート状態になっている。第2の基板4の母材となる薄板の幅は、ディスクの直径より大きく、中心孔、或いは外周縁部などを抜くための位置合わせ用のアライメントマーカをディスク直径外の領域に設けたり、シート状の薄板を固定、吸着するための領域を設けるよう、幅広にすることが好ましい。
第2の基板4の母材となるシート状基材であるシート状の薄板には、傷付きや異物の付着を防止するための保護フィルムが密着して設けられており、スタンパでのパターニング転写を行う直前にこの保護フィルムを剥離して用いるようになっている。第2の基板4のガラス転移点(以下「Tg」とも称す)は、80から200℃の範囲にある。このTgが低すぎるとスタンパの信号パターンを転写した後、この転写パターン形状が流動してしまい、保存特性が低下してしまう。また、Tgが高すぎると、基板を構成する高分子の軟化、流動がし難くなり、スタンパの信号パターンの転写性が劣ってしまう。さらに、第2の基板4の厚みは均一であり、記録再生光の光学的な収差を抑制するために厚みが100μmの場合では、100±2μmの範囲にあることが好ましい。
次に光ディスクを製造するための方法を具体的に説明する。この光ディスクの製造方法は第1実施例と第2実施例の2つの手順がある。
第1実施例の場合は、第2の基板4にスタンパの信号パターンを転写すると同時に中心孔と外周縁部を打ち抜き、その後に反射膜10や記録層を形成して、第1の基板2と第2の基板4とを貼り合わせる。
すなわち、この第1実施例では図2(A)に示すように、まず第2の基板4の母材となるシート状の薄板にスタンパによる信号パターンの転写と中心孔及び外周縁部を打ち抜く転写打ち抜き工程(基板作製工程)を行い(S1)、次に、円盤状に打ち抜いた第2の基板4の表面に反射膜10や記録層を形成する層形成工程を行い(S2)、次に、この第2の基板4と予め形成してあった第1の基板2とを貼り合わせる(S3)。
第2実施例の場合は、第2の基板4の母材となるシート状基材であるシート状の薄板に予め反射膜10や記録層を形成し(層形成工程)、その後にスタンパの信号パターンを転写すると同時に中心孔と外周縁部を打ち抜き(基板作製工程)、第1の基板2と第2の基板4とを貼り合わせる。
すなわち、この第2実施例は、第1実施例における転写打ち抜き工程と層形成工程の順序を逆にしたものであり、図2(B)に示すように、まず第2の基板4の母材となるシート状の薄板の表面に反射膜10や記録層を形成する層形成工程を行い(S11)、次に、このシート状の薄板にスタンパによる信号パターンの転写と中心孔及び外周縁部を打ち抜く転写打ち抜き工程を行い(S12)、次に、この第2の基板4と予め形成してあった第1の基板2とを貼り合わせる(S13)。
<第1実施例の手順>
まず、矩形状、或いはロール状に巻回されたシート状の第2の基板4の母材となる薄板に、凹凸ピット、或いは案内溝が表面に設けられたスタンパを押し当て、加熱、加圧した後に、冷却し、スタンパの信号パターンを母材の薄板表面に転写して信号面8を形成する。このとき、母材のスタンパに接した表面が変形し、凹凸ピット、或いは案内溝6が母材の薄板表面に転写される。これと同時に、母材の薄板は、型に装着された状態で、中心孔ならびに外周縁部をパンチとダイで打ち抜き、第2の基板4を形成する(転写打ち抜き工程)。
すなわち、母材の薄板に、信号パターンの転写のために上記スタンパを押し当てた状態で薄板をディスク円盤となるように円形に打ち抜くと共に、中心孔を打ち抜いて第2の基板4を形成する。上記薄板を円形に打ち抜く時は、ディスクの外周縁部に対応するように打ち抜く。この場合、後述するように、スタンパを装着したスタンパプレス機には、上記打ち抜き用のダイとパンチがスタンパに対して精度良く取り付けられており、従って、薄板を打ち抜くことによって形成された第2の基板4に対して信号面8は偏芯することなく高い精度で形成されることになる。
その後、真空蒸着機の内部にこの第2の基板4を装着し、この第2の基板4の表面に金属膜よりなる反射膜10を堆積する(層形成工程)。この反射膜10は、Al、Ag、Au、Cu、Si等の単体、或いは合金、または半透明膜の場合にはこれら金属の酸化物、窒化物、炭化物等が用いられる。蒸着方法としては、電子ビーム、抵抗加熱、レーザ照射等の方法が好ましく、蒸着材料を加熱し、真空中で蒸発させて、第2の基板4に薄膜を形成する。また成膜のためにDCスパッタ、RFスパッタ等を用いてもよい。上記反射膜10の膜厚は、2〜100nmの範囲にあり、波長405nmでの反射率が5〜50%になるようにその膜厚が決められる。また記録型ディスクの場合には、一例として誘電体膜と記録膜と反射膜とからなる積層構造の記録層を形成することになる。
この誘電体には、ZnS−SiO が用いられ、記録膜にはGe−Sb−Te 系やSb−Te系の相変化材料等が用いられる。相変化材料は、追記型の材料のみならず、書換型の材料も用いることができる。また色素と金属反射膜から構成する追記型ディスクとしてもよい。この色素は、第2の基板4上にスピンコート法で塗布する。この色素は、ウェットコータで塗布すれば、生産性を向上させることができる。そして、この後は、上記第2の基板4と予め形成しておいた第1の基板2とを貼り合わせることになる(貼り合わせ工程)。
<第2実施例の手順>
まず、真空蒸着機にカットされた、或いはロール状に巻かれたシート状の第2の基板の母材となる薄板を装着し、この母材となる薄板を送り出しながら、表面に金属膜よりなる反射膜10を堆積し、成膜後には順次巻き取っていく(層形成工程)。
この反射膜10は、Al、Ag、Au、Cu、Si等の単体、或いは合金、または半透明膜の場合にはこれら金属の酸化物、窒化物、炭化物等が用いられる。蒸着方法としては、電子ビーム、抵抗加熱、レーザ照射等の方法が好ましく、蒸着材料を加熱し、真空中で蒸発させて、第2の基板4に薄膜を形成する。また成膜のためにDCスパッタ、RFスパッタ等を用いてもよい。上記反射膜10の膜厚は、2〜100nmの範囲にあり、波長405nmでの反射率が5〜50%になるようにその膜厚が決められる。また記録型ディスクの場合には、一例として誘電体膜と記録膜と反射膜とからなる積層構造の記録層を形成することになる。
この誘電体には、ZnS−SiO が用いられ、記録膜にはGe−Sb−Te 系やSb−Te系の相変化材料等が用いられる。相変化材料は、追記型の材料のみならず、書換型の材料も用いることができる。また色素と金属反射膜から構成する追記型ディスクとしてもよい。この色素は、第2の基板4上にスピンコート法で塗布する。この色素は、ウェットコータで塗布すれば、生産性を向上させることができる。
上述したようにして反射膜10、或いは記録層が成膜された母材となる薄板の表面であって、成膜された側の表面に、凹凸ピット、或いは案内溝が表面に設けられたスタンパを押し当て、加熱、加圧した後に、冷却し、スタンパの信号パターンを母材となる薄板の表面に転写して信号面8を形成する。このとき、金属膜、或いは記録膜と共に薄板面が変形し、凹凸ピット、或いは案内溝6が形成される。これと同時に、母材となる薄膜は、型に装着された状態で、中心孔ならびに外周縁部をパンチとダイで打ち抜く(転写打ち抜き工程)。
すなわち、第1実施例と同様に、母材の表面に、信号パターンの転写のために上記スタンパを押し当てた状態で薄板をディスク円盤となるように円形に打ち抜くと共に、中心孔を打ち抜いて第2の基板を形成する。この場合、前述したようにスタンパを装着したスタンパプレス機には、上記打ち抜き用のダイとパンチがスタンパに対して精度良く取り付けられているので、第2の基板4に対して信号面8は偏芯することなく高い精度で形成されることになる。そして、この後は、上記第2の基板4と予め形成しておいた第1の基板2とを貼り合わせることになる(貼り合わせ工程)。
次にスタンパの作製方法について説明する。図3はスタンパの製造工程を示す図である。図3(A)において、表面を研磨洗浄したガラス基盤18にスピンコート法等によりフォトレジスト層19を形成し、ブランクマスタを作製する。
次に図3(B)に示すように、記録する情報を示すピットをBD−ROM規格に準拠したサイズに形成するのに適当な波長を有するレーザビーム20を対物レンズ21によって集光し、微小スポットをフォトレジスト層19に照射する。BDスタンパを作成する場合は、波長200nm〜300nmの遠紫外レーザ光を主に用いる。
ガラス基盤18を回転させ、かつ一定速度で移動させながらレーザビーム20の照射をオンまたはオフさせたり、或いは連続的に照射する。このようにして、BD−ROM規格に従った変調信号のピットを示す潜像22を同心円状またはスパイラル状に形成する。
次に、アルカリ溶液による現像処理を施すことにより、図3(C)に示すようなピット列23の形成されたガラス原盤を作製する。以上のようにして作製したガラス原盤の表面に、スパッタ、或いは無電解メッキ等の方法により、図3(D)に示すようなニッケル等の導電性膜24を成膜する。
導電性膜24を陰極とすると共に陽極側にニッケルを配置し、スルファミン酸ニッケル溶液中で通電させることによって、図3(E)に示すようにガラス原盤上にニッケル25を析出させる。そして、析出させたニッケル25を図3(F)に示すようにガラス原盤から剥離することにより、記録する情報信号に基づいた凹凸パターンの形成された金属原盤、すなわちスタンパ26が作製される。
以上がスタンパ及びスタンパ作製用ガラス原盤の作製工程の概略であり、作製されたスタンパ26を利用して、続くディスク化工程で光ディスクの量産が行われる。スタンパ26に、外周部分に設けられたアライメントマークをもとに中心孔ならびに外周径加工を行う。スタンパの裏面研磨等の後処理が施された後、後述するスタンパプレス機(成型機)に設置される成形金型に組み込まれる。図3(G)に示すようスタンパ26からスタンパの信号パターンを転写した基板27、すなわち第2の基板4を得る。
次に、転写打ち抜き工程を行うスタンパプレス機(成型機)について説明する。
図4はスタンパプレス機を示す構成図、図5はスタンパプレス機の動作を説明する拡大図である。
このスタンパプレス機30は、可動型32と固定型34とを有しており、上記可動型32は押圧手段として例えば加圧シリンダ36により前進後退が可能になされている。この加圧シリンダ36は、油圧、空気圧、モータ駆動のいずれでもよい。上記固定型34と加圧シリンダ36との間には案内ロッド38が掛け渡されており、この案内ロッド38に沿って上記可動型32が前進後退する。
上記可動型32の台座40には温調機42と温度センサ44が設けられており、この台座40に埋め込まれたヒータや冷却配管により、昇温、保温、冷却を行うようになっている。この場合、台座40の温度は温度センサ44で測定され、フィードバック回路46によりフィードバック制御される。この台座40の先端部にスタンパ26が取り付けられる。
また同様に、上記固定型34の台座48には温調機50と温度センサ52が設けられており、この台座48に埋め込まれたヒータや冷却配管により、昇温、保温、冷却を行うようになっている。この場合、台座48の温度は温度センサ52で測定され、フィードバック回路54によりフィードバック制御される。
また固定型34側に、上記可動型32に対して平行度を保つように断面三角形状の補正板56を台座48の基部に設けてもよい。図5は上記可動型32と固定型34の台座40、48の部分を示している。この台座40、48には、温度センサ44、52の記載は省略している。上記可動型32の台座40は、可動側ベースプレート58とスタンパブロック60とよりなり、このスタンパブロック60内には、温調機42の一部としてヒータと冷却配管を収容する温調溝62が設けられる。
そして、可動型32と固定型34とにディスク形状を打ち抜くために以下に説明するパンチとダイとよりなる打ち抜き手段63が設けられる。例えばこの台座40の中心部には、打ち抜き手段63の一部としてディスクの中心孔を打ち抜くための内周パンチ64が前方へ出没可能に設けられ、また台座40の周辺部にはリング状になされた外周パンチ66が前方へ出没可能に設けられ、母材の薄膜を円形に、すなわちディスク外周縁部を打ち抜くようになっている。
また中心部に位置する上記内周パンチ64の周辺部には、スタンパ26を保持するリテーナ67が設けられており、上記スタンパブロック60の前面にてスタンパ26を保持できるようになっている。
また、上記固定型34の台座48は、固定側ベースプレート68と前面が鏡面になされた鏡面ブロック70とよりなり、この鏡面ブロック70内には、温調機50の一部としてヒータと冷却配管を収容する温調溝72が設けられる。そして、例えば上記台座48の中心部には、打ち抜き手段63の一部としてディスクの中心孔を打ち抜く時に内周パンチ64を受けるための内周ダイ74が前進後退可能に設けられ、また台座48の周辺部には上記外周パンチ66による打ち抜き時に外周パンチ66を受けるためにリング状になされた外周ダイ76が前進後退可能に設けられる。そして、上記両台座40、48間に、第2の基板4の母材となる薄板80が介在されることになる。
上記構成において上記スタンパ26に対する上記各パンチ64、66及び各ダイ74、76の取り付け精度は非常に高く設定されており、これらにより形成されることになる第2の基板4に対して転写される円盤状の信号面(信号パターン)が偏芯しないようになっている。尚、スタンパ26を固定型34側に設けるようにしてもよい。
ここで図5(A)は可動型32と固定型34との間に第2の基板4の母材となる薄板80を挟み込んだ状態を示し、図5(B)は薄板80にスタンパ26を押し当てて信号パターンの転写と第2の基板の形成のための打ち抜きとを行っている状態を示す。
次に、上記スタンパプレス機30の動作について説明する。まず、例えば可動型32の台座40にスタンパ26を取り付け、固定型34の台座48にシート状の第2の基板4の母材となる薄板80を装着する。それぞれの型の温度を温度センサ44、52で測定し、温調機42、50で温度制御して所定の温度に加熱する。温度制御はフィードバック回路46、54で行う。それぞれの型に埋め込まれたヒータと冷却配管により各台座40、48の昇温、保温、冷却を行う。スタンパ26を加熱した後に、上記薄板80の表面にスタンパ26を押し当て、加圧シリンダ36によりスタンパ26を加圧し、一定時間保持した後、これを冷却する。昇温と保温と冷却の速度、時間を制御して転写性と基板(薄板80)の反りと剥離性を所定の仕様になるようにする。
樹脂基板のガラス転移点より20〜40℃高い温度に基板を加熱し、その後スタンパ26でプレスすることにより、樹脂がスタンパ26の凸凹に入り込む。次いでガラス転移点以下になるまで基板(薄板80)の冷却を行い、スタンパ26と基板(薄板80)とを離すことにより、スタンパ26の凸凹の逆パターンが基板(薄板80)に転写される。転写性はスタンパ26の信号パターンと成型基板の信号パターンを比較し、成型基板のピット、或いは案内溝の深さが、スタンパ26の80%以上になるように調整する。
ここで重要な点は、基板(薄板80)を型から外す前にスタンパプレス機30内で中心孔を内周パンチ64と内周ダイ78で、外周部を外周パンチ66と外周ダイ76でそれぞれ打ち抜く。この打ち抜きはスタンパ26を薄板80側へ押し当てた状態(押し付けた状態)で行う。これにより薄板80から円盤状の第2の基板4が打ち抜かれて形成され、この場合、第2の基板4上の転写パターンと中心孔との中心軸が高精度で一致することになる。そして、この第2の基板4をスタンパプレス機30から取り出す。
この第2の基板4の中心孔と第1の基板2の中心孔の位置を合わせて貼り合わせることにより偏芯の少ない光ディスクを得ることができる。尚、上記転写及び打ち抜きは、大気圧下でも真空中でも行うこともできる。大気圧下で転写を行う場合には、スタンパプレス機30の内部を排気する時間が不要となり、工程に要する時間が短縮される。また、基板とスタンパとの間に気泡が入り混むのを防ぐためには、上記転写及び打ち抜きを真空雰囲気中で行うのがよい。
第2の基板4は熱インプリントの原理でスタンパ26の信号パターンを転写する。高分子樹脂からなる基板は、加熱により機械特性が変化する。ガラス転移点以下では弾性的に変化し、ガラス転移点以上では粘性的になる。スタンパ26と樹脂製の基板をガラス転移温度以上に加熱し、基板にスタンパをプレスする。冷却後、スタンパ26を離型してスタンパのピットパターンや溝パターンを基板表面に転写することができる。スタンパの加熱温度は、ガラス転移点より10〜80℃の範囲、好ましくは20〜40℃の範囲にある。
次に、第1の基板2と第2の基板4との貼り合わせ方法について説明する。まず、第1の基板2をスピンコータに取り付ける。これを低速で基板を回転させながら、紫外線硬化樹脂を内周部分に滴下し、これに対向するよう信号パターンが転写された第2の基板4をスピンコータ中心軸の上部から落とし込み、これらの基板2、4を高速で回転して、紫外線硬化樹脂を外周部分に広げていく。樹脂の厚みを均一にするために、両基板2、4をヒータ、赤外線ランプ等で加熱して樹脂の粘度を調整する。
その後、スピンコータの回転を停止し、紫外線ランプを照射して紫外線硬化樹脂を硬化させて、第1の基板2と第2の基板4とが接着されたディスクD1が得られる。第1の基板2と第2の基板4を貼り合わせるのに、加熱によって硬化する熱硬化性樹脂を用いることもできる。さらに、シート状の圧着型接着剤を用いることもできる。この場合には、第1の基板2にディスクの形状に合うよう円盤状に切り抜いた圧着型の接着剤シートを加圧して貼り、これに対向する側の面に第2の基板4を加圧して貼り合わせる。
上記実施例では信号面が1つである単層の光ディスクを例にとって説明したが、これに限定されず、複数の信号面を有する光ディスクにも本発明を適用することができる。図6は、本発明の他の実施形態である二つの信号面を有する2層の光ディスクD2の積層構造を示す図である。第1の基板2が信号面を有する樹脂基板であること以外は、図1に示す単層の光ディスクD1と同じ構成で、同様な製造方法で作製される。
この光ディスクD2は、第1の基板2と第2の基板4とを有する。第1の基板2は、厚さは1.1mm、直径120mmであり、射出成型で作製される。1つの面は凹凸ピット、或いは案内溝82が形成されている。
第1の基板2の信号パターン面には、金属膜よりなる反射膜84、或いは記録層が形成される(層形成工程)。ここでは反射膜84が形成された場合を示している。この反射膜84は、Al、Ag、Au、Cu、Si等の単体、或いは合金、またはこれの酸化物、窒化物、炭化物等が用いられる。この反射膜84は、スパッタ法、蒸着方法で作製する。この場合、DCスパッタ、RFスパッタ等が好ましく、電子ビーム、抵抗加熱、レーザ照射等も用いられる。反射膜84の膜厚は、2〜100nmの範囲にあり、波長405nmでの反射率が5〜50%になるようにその膜厚が決められる。
記録型ディスクの場合には、一例として誘電体膜と記録膜と反射膜からなる積層構造の記録層となる。誘電体には、ZnS−SiO 、記録膜にはGe−Sb −Te系やSb−Te系の相変化材料等が用いられる。相変化材料は、追記型ディスクのみならず、書換型ディスクにすることもできる。また色素と金属反射膜から構成する追記型ディスクとしてもよい。
これ以降は、前記単層の光ディスクの製造方法と同様にして、第1の基板2と第2の基板4を信号パターンが内側になるようにして貼り合わせて2層の光ディスクD2を得る。このディスクD2は、第2の基板4側から記録再生用のレーザ光を入射して、2つの記録層の情報の記録再生を行う。
<2層光ディスクの実施例>
ここで2層の光ディスクD2の製造方法の一例を示す。
まず第2の基板4としてポリカーボネイト製の基板(厚さ75μm、幅200mm、長さ180mm、ガラス転移点125℃)を用いる。スタンパ26は、外径138mm、内径22mm、厚さ295μmのNi製であり、この表面にはBD−ROMフォーマットのトラックピッチ0.32μm、マーク長0.149μmから0.596μmのピットが形成されている。
可動型32は100℃、固定型34も100℃に温度制御され、第2の基板4の母材となる薄板80を可動型32と固定型34の間に挟みこみ、可動型32を165℃まで昇温すると同時に、固定型34を160℃まで昇温し、40KNの力で10秒間加熱ならびに加圧する。その後、可動型32、固定型34ともに、初期の100℃に冷却する。ついで、これら型から成型基板を外さずに、中心孔(直径15mm)と外周縁部(直径120mm)を打ち抜き円盤状の第2の基板4とする。
この第2の基板4をこれら型から外し、信号再生のために反射膜10を形成する。反射膜10は、Ag−Ni−Cuからなる合金ターゲットを用い、真空中でスパッタリング法により膜厚が10nmになるように成膜する。この反射膜10は、第2の基板4側から入射したレーザ光Lが、後述するもう一方の反射膜84に到達するように半透過膜となっている。これとは別に第1の基板2を射出成型法により作製する。上述したスタンパ26とは異なるBD−ROM信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパを射出成型機に取りつけ、ポリカーボネイト製の基板(直径120mm、板厚1.1mm)を得る。表面には第2の基板4とは異なるBD−ROM信号が転写される。この第1の基板2に反射膜84としてAg−Niの金属膜をスパッタリング法により50nm形成する。
第1の基板2を金属膜が形成された信号面が上になるようスピンコータのスピンドルピンに中心孔を基準に取りつけ、100rpmの低速で回転させながら内周部分に紫外線硬化樹脂を滴下する。そして第2の基板4を第1の基板2に信号面側を対向させながらスピンコータのスピンドルピンに第2の基板4の中心孔をあてながら落とし込み、貼り合わせる。その後、両基板2、4を1000rpmの高速に回転させた後、第2の基板4側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させて、2層の光ディスクD2を得る。
こうして作製した光ディスクD2を再生機で再生した。ここでは対物レンズの開口数(NA)が0.85で、再生レーザ光Lの波長が405nmの光学ピックアップが搭載された再生機のスピンドルに光ディスクD2を第2の基板4側が光学ピックアップ側になるよう取り付ける。線速度4.9m/sでディスクを回転させ、再生パワーが0.35mWになるよう調整して第1の基板2側の信号と第2の基板4の信号を読み出した。第1の基板2の偏芯は40μm、第2の基板4の偏芯は48μmと規格の50μm以内で良好であった。また、第1の基板2のジッター(信号の時間軸に対するゆらぎ)は5.5%、第2の基板4のジッターは6.2%と規格の6.5%以内で良好であった。また、第1の基板2側の反射率は14%、第2の基板4側の反射率は13%と、各層の反射率の差がほとんどなく、バランスがとれているので、安定して再生することができた。
このように、本発明によれば、多数回の成型が可能なメタルスタンパを用いるため、従来例の樹脂スタンパより生産性を向上させることができる。
また第1の基板(厚板)と第2の基板(薄板)との偏芯を小さくすることができ、トラキングエラーが低減し、ジッター、エラー等が減少して記録再生性能を向上させることができる。また、光ディスクを高速回転しても安定的に記録再生が可能となる。
また、予め反射膜、或いは記録層が形成された薄板を用いるのでハンドリングが単純となり、生産性が向上し、生産コストも低減す、安価に光ディスクを提供できる。
また第2の基板は、基板を通して記録再生を行うので、金属膜のノイズが小さく、信号品質が改善される。
信号面が1つの単層の光ディスクの積層構造を示す図である。 本発明に係る光ディスクの製造方法の第1実施例と第2実施例を示すフローチャートである。 スタンパの製造工程を示す図である。 スタンパプレス機を示す構成図である。 スタンパプレス機の動作を説明する拡大図である。 本発明の他の実施形態である二つの信号面を有する2層の光ディスクD2の積層構造を示す図である。
符号の説明
2…第1の基板、4…第2の基板、8…信号面、10…反射膜、12…接着剤層、14…中心孔、26…スタンパ、30…スタンパプレス機、32…可動型、34…固定型、36…加圧シリンダ、58…可動側ベースプレート、60…スタンパブロック、63…打ち抜き手段、64…内周パンチ、66…外周パンチ、68…固定側ベースプレート、70…鏡面ブロック、74…内周ダイ、76…外周ダイ、80…薄板、D1,D2…光ディスク、L…レーザ光。

Claims (2)

  1. 中心孔を有する所定形状の基板よりなる光ディスクを製造する光ディスクの製造方法であって、
    前記基板の母材であるシート状基材と、情報信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパとを、互いに押圧することによって、該スタンパの前記凹凸パターンを前記シート状基材に転写すると共に、該シート状基材と前記スタンパとを互いに押圧した状態で、該シート状基材に前記中心孔を穿設すると共に該シート状基材を加工して前記所定形状の前記基板を作製する基板作製工程と、
    前記基板作製工程後に、前記基板における前記凹凸パターンが転写された面側に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、
    を有する光ディスクの製造方法。
  2. 中心孔を有する所定形状の基板よりなる光ディスクを製造する光ディスクの製造方法であって、
    前記基板の母材であるシート状基材の表面上に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、
    前記層形成工程後に、前記シート状基材と、情報信号が凹凸パターンとして形成されたスタンパとを、互いに押圧することによって、該スタンパの前記凹凸パターンを前記シート状基材に前記反射層または記録層を介して転写すると共に、該シート状基材と前記スタンパとを互いに押圧した状態で、該シート状基材に前記中心孔を穿設すると共に該シート状基材を前記所定形状に切断して前記基板を作製する基板作製工程と、
    前記基板作製工程後に、前記基板における前記凹凸パターンが転写された面側に、反射層または記録層を形成する層形成工程と、
    を有する光ディスクの製造方法。
JP2007055902A 2007-03-06 2007-03-06 光ディスクの製造方法 Pending JP2008217932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055902A JP2008217932A (ja) 2007-03-06 2007-03-06 光ディスクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055902A JP2008217932A (ja) 2007-03-06 2007-03-06 光ディスクの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008217932A true JP2008217932A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39837788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007055902A Pending JP2008217932A (ja) 2007-03-06 2007-03-06 光ディスクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008217932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269466A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Toshiba Mach Co Ltd 転写装置および転写方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269466A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Toshiba Mach Co Ltd 転写装置および転写方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4089383B2 (ja) 情報記録媒体の製造方法と製造装置
US7161893B2 (en) Stamper for fabrication of optical recording medium, method of forming information recording area and light transmissive layer, and optical recording medium
JP3338660B2 (ja) 光ディスク
JP4066489B2 (ja) 光記録媒体及びその製造方法
JP2008217932A (ja) 光ディスクの製造方法
JP2009043330A (ja) 光ディスクの製造方法
JP3883538B2 (ja) 光記録媒体の製造方法
US7844984B2 (en) Optical recording medium and manufacturing method thereof
KR100954470B1 (ko) 정보기록매체의 제조방법과 제조장치 및 정보기록매체
JP2003296978A (ja) 光学記録媒体の製造方法および光学記録媒体
JP4516414B2 (ja) 光ディスクの製造方法および光ディスク
JP3980992B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法および光学記録媒体
WO2002067251A1 (fr) Support d'enregistrement optique et son procede de production
JP2007265515A (ja) 光記録媒体及びその製造方法
JP2006351057A (ja) 光記録媒体およびその製造方法
JP3726254B2 (ja) 情報記録媒体の製造方法
JP4118573B2 (ja) 光ディスク基板の製造方法
JP2005243114A (ja) 転写装置、転写方法および情報記録媒体
JP4519554B2 (ja) 光ディスク及びその製造方法
JP2007323769A (ja) 光記録媒体の製造方法
JP2005317054A (ja) 光ディスクの製造方法
JP2004164727A (ja) 光学記録媒体の製造方法
JP2001357561A (ja) 光ディスク及びその製造方法
JP2005063524A (ja) 光ディスク及びその製造方法
JP2005196967A (ja) 情報記録媒体およびこれに用いられる樹脂基板の製造方法