JP2008217834A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロック周波数を切り替える際のモジュール間のデータ転送の同期はずれが生じない半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】外部から供給されるクロックから第1及び第2の内部クロックを生成するとともに、該第1及び第2の内部クロックの周波数の関係に応じた第1及び第2のクロック同期信号を生成するクロック制御部と、前記第1のクロックと前記第1及び第2のクロック同期信号を受取る第1のモジュールであって、該モジュール内部で用いられるクロック及び前記第2のクロックのタイミングで動作する第2のモジュールを制御するための制御信号を生成する内部回路を有する第1のモジュールとを有する半導体集積回路装置である。前記第1の内部クロックの周波数にかかわらず、前記第1及び第2のモジュール間のデータ転送は同期して行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体集積回路装置に関し、より詳細には、クロック及びクロック同期信号を制御することにより内部モジュールの動作周波数を動的又は静的に制御し、低消費電力化を図ることが可能なプロセッサなどの半導体集積回路装置に関する。
クロックに同期して動作するプロセッサの低消費電力化の手法として、クロックを段階的に分周するというクロックギアの手法が従来から用いられてきた。これは、プロセッサ内の一番速いクロックに対応したマスク用の同期信号を供給、あるいは分周することにより実現されてきた。近年、プロセッサの高速化・大規模化に伴い、高速処理を必要としない期間のクロック周波数を低く抑えるという制御は、低消費電力化を実現する上で欠かせない手法となってきている。
しかし、プロセッサ自体が高速化してくる中で、制御部自体のクロック周波数を非常に低くしようとした際に問題となる場合が生じてきた。異なる周波数のクロックに同期して動作するモジュール間のデータ転送の同期を取ることは基本的な要求である。
しかしながら、上記基本的な要求の前提条件として、データ転送などを制御するモジュールの方が制御対象のモジュールより高速に、又は同じ速度で動作している必要があった。
例えば、133MHzで動作するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を外部周辺装置に持つプロセッサが搭載するSDRAMコントローラは、133MHzのn倍(n=1、2、3…)の動作速度でなければ外部SDRAMの制御をすることは難しい。また、外部SDRAMへのクロックラインには、通常、位相調整用にPLL(Phase−Locked Loop)やDLL(Delay Locked Loop)を搭載している場合が多く、外部SDRAMへのクロックは常に一定の動作周波数を保っている必要がある。このような場合において、プロセッサ内部のSDRAMコントローラの低消費電力化を図るために、SDRAM関連のクロックを33MHzなどの低い周波数に切り替えたり、逆に33MHzから133MHzに戻したりすると、SDRAMクロック用のPLLのロックがはずれてしまい、クロック周波数切り替えの度にPLLがロックするまでの期間、待ち続けなければならないという問題点があった。かと言って、SDRAMのクロックを例えば33MHzという低い動作周波数に保つとシステム全体のパフォーマンスが低下してしまう。
このように、従来の技術では、制御側のモジュールのクロック周波数が、被制御側のモジュールよりも早いか同じ周波数でなければならないという制約があり、クロック制御によるプロセッサの低消費電力化の制限の一つとなっていた。
また、回路の高速化、大規模化に伴い、プロセッサを設計する際に、いかにモジュール間のクロックキューを小さくできるかも、プロセッサの高速化にとって問題となってきた。具体的には、レイアウトをする際に各モジュールの配置に合わせて、クロックバッファの段数を調整したり、クロック配線長などを調整することによってモジュール間のクロックスキューを合わせていくことになるが、このクロックスキューに関するタイミング調整にも少なからず工夫が必要になってきた。
以上、従来技術の課題を要約すると次の通りである。
第1に、クロック周波数の切り替えにより低消費電力化を図る半導体集積回路装置において、制御側のモジュールのクロック周波数を被制御側のクロック周波数よりも低くすると、データ転送などの同期が取れなくなってしまう。
第2に、回路規模の増大に伴い、半導体集積回路装置内部のモジュール間のクロックスキューの調整も難しくなってきた。
従って、本発明は上記従来技術の問題点を解決し、クロック周波数を切り替える際のモジュール間のデータ転送の同期はずれが生じない半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
また、本発明はモジュール間のクロックスキューを抑制できる半導体集積回路装置を提供することも目的とする。
一実施形態による半導体集積回路装置は、外部から供給されるクロックから第1及び第2の内部クロックを生成するとともに、該第1及び第2の内部クロックの周波数の関係に応じた第1及び第2のクロック同期信号を生成するクロック制御部と、前記第1のクロックと前記第1及び第2のクロック同期信号を受取る第1のモジュールであって、該モジュール内部で用いられるクロック及び前記第2のクロックのタイミングで動作する第2のモジュールを制御するための制御信号を生成する内部回路を有する第1のモジュールとを有し、前記第1の内部クロックの周波数にかかわらず、前記第1及び第2のモジュール間のデータ転送は同期して行われることを特徴とする。
本発明によれば、クロック周波数を変化させてもモジュール間でデータ転送を常に同期させて行うことができ、またモジュール間でのくロックスキューを抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による半導体集積回路装置の内部構成を示すブロック図である。図示する半導体集積回路装置100は、外部周辺装置であるSDRAM200を制御するメモリコントローラを内蔵するプロセッサである。プロセッサ100は1つのチップで構成された1つのモジュールであり、1つ又は複数のチップで構成されるSDRAM200も1つのモジュールである。また、以下に説明するように、プロセッサ100は内部に複数のモジュールを持っている。プロセッサ100は1つのチップで構成されていることが好ましいが、1つの基板に複数のチップを搭載したものであっても良い。
プロセッサ100は、外部接続端子19−24を有する。プロセッサ100は、外部接続端子19を介してクロック制御信号を受取り、外部接続端子20を介して外部入力クロックを受取る。プロセッサ100は、外部接続端子21を介してSDRAM200から読み出しデータを受取り、またSDRAM200に書き込みデータを出力する。プロセッサ100は外部接続端子23を介して、SDRAM200にクロックDCLKを供給する。このクロックDCLKは、外部接続端子24を介して内部にフィードバックされる。また、プロセッサ100は外部接続端子22を介して、クロックイネーブル信号(クロックマスク信号とも称する)DCKEをSDRAM200に出力する。クロックイネーブル信号DCKEがOFF(無効)の時、SDRAM200の内部では、クロック信号DCLKがマスクされる。
プロセッサ100はその内部の動作周波数がいかなる場合であっても、一定の周波数のクロックDCLKを出力する。例えば、プロセッサ100の内部回路の動作周波数が133MHz(又はその整数倍)から33MHzに変更になった場合でも、クロックDCLKの周波数をSDRAM200の動作周波数である133MHzに保持する。他方、プロセッサ100はクロックイネーブル信号DCKEのON/OFF状態を変更後の周波数(上記の例では33MHz)に応じて切り替える。これにより、SDRAM200は133MHzのクロックDCLKを受けているが、SDRAM200の内部ではクロックDCLKは33MHz相当のクロックイネーブル信号DCKEでマスクされる。このため、SDRAM200は実質的に33MHzの周波数で動作することになる。よって、プロセッサ100とSDRAM200とは33MHzのクロックで動作し、これらの間でのデータ転送の同期を取ることができる。
以上説明した図1のプロセッサ100は、第2の回路200にクロックDCLKを供給する回路を含む第1の回路(後述するPLL回路16を含む回路)を有し、前記クロックは前記第1の回路の動作周波数に関わらず一定であり、前記第1の回路は前記クロックと共に動作周波数に応じた制御信号DCKEを前記第2の回路200に出力し、前記第2の回路200の動作周波数は前記クロックDCLKと前記制御信号DCLKとに応じて決まる半導体集積回路装置である。
次に、プロセッサ100の内部構成について説明する。
プロセッサ100は、クロック制御レジスタ10、クロック制御部11、SDRAMコントローラ12、コアバス13、内部周辺バスブリッジ14、PLL回路15、PLL回路16、1/2分周器17、内部周辺バス18、及び内部モジュールA−Hを有する。
クロック制御部11は、外部接続端子19を介してクロック制御信号を受取り、またPLL回路15からPLL出力信号を受取り、内部クロックCK_A、CK_C及びCK_Pを生成すると共に、クロック同期信号SYNC_1からSYNC_6を出力する。内部クロックCK_Aは、プロセッサ100内部の基準となる基準クロックである。内部クロックCK_Cは、SDRAM200に供給するクロックを作成するために用いられるクロックである。
外部からのクロック制御信号とは別に、クロック制御レジスタ10の内容をソフトウェア処理で書き換えることでも、クロック制御部11が出力する内部クロックやクロック同期信号の周波数を制御することもできる。このソフトウェア処理は、例えばCPUコアにあるCPUで行なわれる。
PLL回路15は、外部接続端子20を介して供給される外部入力クロックと、クロック制御部11が出力する内部クロック(内部クロックCK_Cと同じクロック)とを受取り、外部入力クロックに同期した内部クロックをクロック制御部11に出力する。
クロック制御部11が出力する内部クロックCK_Aは、周波数可変クロックである。内部クロックCK_Aの周波数は、外部接続端子19に与えられるクロック制御信号又はクロック制御レジスタ10の内容で指示される。クロック制御信号は、クロック制御部11の内部に設けられた周波数設定用のレジスタの設定値を変える。この設定値に応じて、クロック制御部11の内部に設けられた発振器は、対応する周波数の内部クロックCK_Aを出力する。内部クロックCK_Aは、内部モジュールA、B、C、D及びSDRAMコントローラ12(モジュールの一つ)並びに内部周辺バスブリッジ14に供給されている。
クロック制御部11が出力する内部クロックCK_Cは、周波数可変又は一定クロックであって、内部クロックCK_Aが供給される内部モジュールや内部回路以外のモジュールや内部回路にのみならず、外部回路に供給されるものである。図示する構成では、内部クロックCK_Cは、PLL回路16に出力されている。PLL回路16は位相調整回路として機能し、内部クロックCK_CとSDRAM200に供給されるクロックDCLKとの位相を比較して、クロックDCLKの位相を内部クロックCK_Cの位相に一致させる。PLL回路16の出力は1/2に分周され、外部接続端子23を介してクロックDCLKとなる。クロックDCLKが例えば133MHzの場合には、内部クロックCK_C及びPLL回路16の出力信号は266MHzである。
前述したように、クロックDCLKはプロセッサ100の内部動作周波数が変化しても一定(例えば133MHz)に保持される。換言すれば、内部クロックCK_Cは266MHzで固定されている。もし、消費電力を削減するためにプロセッサ100の内部動作周波数を変化させた場合、換言すれば内部クロックCK_Aの周波数を変化させた場合に、内部クロックCK_Cの周波数も変化させてしまったのでは、PLL回路16はロックされた状態から外れてしまい、再びロックされるまでに長い時間を要する。再びロックされるまでは、データ転送を行うことはできない。このため、第1の実施の形態では、クロックDCLKの周波数は一定に保持される一方で、クロックイネーブル信号DCKEの周波数を内部クロックCK_Aの周波数に応じて変化させている。これにより、内部クロックCK_Aの周波数が例えば33MHzに変更になっても、換言すれば、プロセッサ100の内部回路が133MHzのクロックが供給されているSDRAM200の動作周波数よりも低い周波数で動作することになっても、実際にはSDRAM200の内部はクロックイネーブル信号DCKEの作用により33MHzで動作する。よって、プロセッサ100とSDRAM200のデータ転送の同期を取ることができる。
SDRAMコントローラ12は、内部クロック(CLK)生成部25、クロックイネーブル信号(DCKE)生成部26、及びデータ制御部27を具備する。SDRAMコントローラ12は、内部クロックCK_Aと2つのクロック同期信号SYNC_1とSYNC_2が供給されている。2つのクロック同期信号SYNC_1とSYNC_2は、内部クロックCK_AとCK_Cの周波数の大小関係に基づきイネーブル状態(ON)又はディスエーブル状態(OFF)に設定される。
図3(A)は、内部クロックCK_AとCK_Cを示すタイミング図である。内部クロックCK_Aは可変であるのに対し、内部クロックCK_Cは一定(固定である)。内部クロックCK_Aが内部クロックCK_Cよりも高速の場合、低速の場合及び内部クロックCK_Cの周波数に一致する場合(中速)がある。図3(B)に示すように、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも高い場合(高速)、クロック同期信号SYNC_1がイネーブル状態となり、クロック同期信号SYNC_2はディスエーブル状態(ハイレベル(H)に固定)となる。イネーブル状態となったクロック同期信号SYNC_1は、内部クロックCK_Aと同じ周波数である。
また、図3(C)に示すように、内部クロックCK_AとCK_Cが同じ周波数の場合、クロック同期信号SYNC_1とSYNC_2のいずれもがディスエーブル状態に設定される(H固定)。
更に、図3(D)に示すように、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも低い場合(高速)、クロック同期信号SYNC_2がイネーブル状態となり、クロック同期信号SYNC_1はディスエーブル状態となる。イネーブル状態となったクロック同期信号SYNC_2は、内部クロックCK_Cと同じ周波数である。図3(D)の状態は、プロセッサ100での消費電力を削減する必要がある時に設定される。
図2は、CLK生成部25とDCKE生成部26の一構成例を示す図である。CLK生成部25は、内部クロックCK_Aとクロック同期信号SYNC_1から、SDRAMコントローラ12内で用いられる内部クロックCLKを生成する。この内部クロックCLKは、データ制御部27に供給されるとともに、DCKE生成部26にも供給される。DCKE生成部26はデータラッチ型(D型)フリップフロップ(FF)26aとANDゲート26bとを有する。CLK生成部25は、内部クロックCK_Aとクロック同期信号SYNC_Aとから内部クロックCLKを生成し、フリップフロップ26aのクロック端子に出力する。フリップフロップ26aは、SDRAMコントローラ12内部で生成されるDCKE制御信号CNTLをデータ入力端子を介して受け取り、出力信号をANDゲート26bに出力する。DCKE制御信号CNTLは、図3に示す動作(A)〜(D)において、H固定である。ANDゲート26bは、フリップフロップ26aの出力信号とクロック同期信号SYNC_2とのAND論理を取り、その出力信号をクロックイネーブル信号DCKEとして出力する。
図3(B)に示すように、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも高い場合、CLK生成部25はクロック同期信号SYNC_1の立下りに同期して、内部クロックCK_Aと同じ幅のパルス(内部クロックCLK)を生成する。図3(B)では、内部クロックCLKは内部クロックCK_Aの半分の周波数である。これに対し、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数と一致する場合(図3(C))、又は低い場合(図3(D))、CLK25は内部クロックCK_Aをそのまま内部クロックCLKとして出力する。
DCKE生成部26は、データラッチ型(D型)フリップフロップ(FF)26aとANDゲート26bとを有する。フリップフロップ26aのデータ入力端子には、クロック制御部11で生成されたクロックイネーブル信号DCKEが供給され、クロック入力端子にはCLK生成部25が生成した内部クロックCLKが供給される。フリップフロップ26aは、内部クロックCLKのエッジに同期して、クロックイネーブル信号DCKEをラッチする。フリップフロップ26aのデータ出力端子は、ANDゲート26bの一方の入力端子に接続されている。ANDゲート26bの他方の入力端子は、クロック同期信号SYNC_2が供給される。フリップフロップ26aは、クロック制御部11などから供給されるプリセット信号PRで出力0の状態に設定される。
内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも高い場合(図3(B))、又は一致する場合(図3(C))、クロックイネーブル信号DCKEはハイレベル(H)に固定され(イネーブル状態)、またクロック同期信号SYNC_2もハイレベルに固定される。よって、ANDゲート26bの出力であるクロックイネーブル信号DCKEはハイレベル(オン状態、又はイネーブル状態)に固定される。これに対し、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも低い場合(図3(D))、クロック同期信号SYNC_2がそのままANDゲートを通ってクロックイネーブル信号DCKEとなる。このようにして生成されたクロックイネーブル信号DCKEは、内部クロックCK_A及びクロック同期信号SYNC_2と同じ周期である。
以上のようにして生成されたクロックDCLK及びクロックイネーブル信号DCKEはSDRAM200に供給される。内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも高い場合には、図3(B)に示すように、SDRAM200内部のクロックはクロックDCLK、換言すれば内部クロックCK_Aと同じ周波数である。同様に、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数に等しい場合には、図3(C)に示すように、SDRAM200内部のクロックはクロックDCLK、換言すれば内部クロックCK_Aと同じ周波数である。これに対し、内部クロックCK_Aの周波数が内部クロックCK_Cの周波数よりも低い場合には、図3(D)に示すように、SDRAM200に供給されるクロックDCLKは内部クロックCK_Cと同一周波数に保持されているが、クロックイネーブル信号DCKEの作用により、SDRAM200内部のクロックはクロックCK_Aの周波数に等しい。よって、データ制御部27とSDRAM200は同一周波数で動作することになり、これらの間でデータ転送を同期して行うことができる。内部クロックCK_Aの周波数を低くしても、PLL回路16はロックされたままであり、内部クロックCK_Aの周波数を高くしてクロックイネーブル信号DCKEをOFFにしても、SDRAM200とプロセッサ100は同期状態に保持されたままである。
以上説明したように、内部クロックCK_Aに対し、内部クロックCK_Cとの周波数の大小関係に応じた2つのクロック同期信号SYNC_1とSYNC_2(SDRAM200に対してはDCKE)を用いてモジュール内部のクロックと他のモジュールへの制御信号を生成することとしたため、どのような内部クロックCK_Aの周波数であっても、他のモジュールとのデータ転送を同期して行うことができるとともに、モジュール間のクロックスキューを最小限に抑えることができる。
以上の通り、プロセッサ100は、外部から供給されるクロックから第1及び第2の内部クロックCK_A、CK_Bを生成するとともに、該第1及び第2の内部クロックの周波数の関係に応じた第1及び第2のクロック同期信号SYNC1、SYNC2を生成するクロック制御部11と、前記第1のクロックと前記第1及び第2のクロック同期信号を受取る第1のモジュール12であって、該モジュール内部で用いられるクロックCLK及び前記第2のクロックのタイミングで動作する第2のモジュール200を制御するための制御信号DCKEを生成する内部回路を有する第1のモジュール12とを有し、前記第1の内部クロックの周波数にかかわらず、前記第1及び第2のモジュール間のデータ転送は同期して行われる半導体集積回路装置である。
また、プロセッサ100を次の通り特定することもできる。すなわち、プロセッサ100は、第1の回路12に対し周波数可変の第1のクロックCL_A及び第1のクロック同期信号SYNC_1を供給し、前記第1の回路とデータ転送を行う第2の回路200に対し周波数可変又は一定の第2のクロックDCLK及び第2のクロック同期信号DCKE(SYNC_2)を供給し、前記第2のクロック周波数が前記第1のクロック周波数よりも高い場合には、第1の回路に前記第2のクロック同期信号SYNC_2を供給して前記第1の回路と前記第2の回路との間のデータ転送の同期を取る半導体集積回路装置である。
なお、図2の構成では、内部クロックCK_AはSDRAMコントローラ12以外にも、モジュールA(図1の場合はCPUコア)やモジュールBなどの他のモジュールにも供給されており、また各モジュール毎にそれぞれのクロック同期信号SYNC3−SYNC6が供給されている。クロック同期信号SYNC1−SYNC6のタイミングは、外部接続端子19を介してクロック制御信号をクロック制御部11に供給することで、又はクロック制御レジスタ10の内容を書き換えることで調整可能である。
図4は、本発明の第2の実施の形態によるプロセッサ100Aを示す図である。図中、図2に示す構成要素と同一のものには同一の参照番号を付してある。図4に示すプロセッサ100Aは、図2及び図3に示すDCKE生成部26に代えて、図5に示すDCKE生成部26Aを用いた点で第1の実施の形態と相違する。DCKE生成部26Aは、内部クロックCK_A及びクロック同期信号SYNC_1とSYNC_2に加え、内部クロックCK_Cを受ける。
図5に示すように、DCKE生成部26Aは、図3に示すフリップフロップ26の構成に加え、ラッチ型フリップフロップ26cを有する。フリップフロップ26cのデータ入力端子にはクロック同期信号SYNC_2が与えられ、クロック入力端子には内部クロックCK_Cが与えられる。フリップフロップ26cのデータ出力端子は、ANDゲート26bの入力端子に接続されている。内部クロックCK_Cに同期してクロック同期信号SYNC_2をラッチするため、内部クロックCK_Cから生成されるクロックDCLKに対し、クロックイネーブル信号DCKEのタイミングは正確に一致する。換言すれば、クロックイネーブル信号DCKEのエッジはクロックDCLKのエッジに一致する。
図6は、第2の実施の形態の動作を示すタイミング図である。図6(D)のみ、図3(D)と相違する。図6(D)と図3(D)とは、内部クロックCK_Aに対するクロック同期信号SYNC_2のタイミングが若干相違する。なお、図6(A)〜(D)において、フリップフロップ26aの出力はH固定である。
以上、本発明の2つの実施の形態を説明した。上記説明では、プロセッサ100や100Aとその外部に接続されたSDRAM200との間のデータ転送に関するものであった。しかしながら、本発明はプロセッサ100や100Aの内部モジュール間でデータ転送を行う場合も含むものである。例えば、SDRAM相当のモジュールがプロセッサ100や100Aの内部に設けられ、データ制御部27に接続されているような構成でも、第1や第2の実施の形態と同様にしてデータ転送を常に同期して行うことができる。
また、第1及び第2の実施の形態はプロセッサとこれにより制御されるSDRAMを含むシステムであったが、本発明は半導体集積回路間でデータ転送を同期して行うすべての形態を含むものである。
更に、PLL回路に代えてDLL回路等の他の位相調整用の回路を用いることもできる。
最後に、上述した特徴の一部を整理してまとめると次の通りである。
(付記1)
第2の回路にクロックを供給する回路を含む第1の回路を有し、
前記クロックは前記第1の回路の動作周波数に関わらず一定であり、
前記第1の回路は前記クロックと共に動作周波数に応じた制御信号を前記第2の回路に出力し、
前記第2の回路の動作周波数は前記クロックと前記制御信号とに応じて決まることを特徴とする半導体集積回路装置。
第2の回路には第1の回路の動作周波数に関わらず一定のクロックが供給されるとともに、その動作周波数はクロックと、このクロックと共に動作周波数に応じた制御信号とに応じて決まるので、電力消費を削減するために第1の回路を動作周波数を下げても、同期が外れることなくデータ転送を行うことができる。
(付記2)
前記制御信号は前記クロックをマスクする信号であることを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記3)
前記第1の回路の動作周波数が前記クロックの周波数よりも低い場合、前記制御信号は前記クロックを部分的にマスクすることで、前記第2の回路の動作周波数は前記第1の回路の動作周波数に一致することを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記4)
前記第2の回路はメモリを含み、前記第1の回路は該メモリを制御するコントローラを含むことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記5)
前記第1の回路は外部から供給される外部入力クロックを用いて前記クロックを生成することを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記6)
前記第1の回路と前記第2の回路は、別々のチップ内に形成されていることを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記7)
前記第1の回路と前記第2の回路は、同一のチップ内に形成されていることを特徴とする付記1記載の半導体集積回路装置。
(付記8)
外部から供給されるクロックから第1及び第2の内部クロックを生成するとともに、該第1及び第2の内部クロックの周波数の関係に応じた第1及び第2のクロック同期信号を生成するクロック制御部と、
前記第1のクロックと前記第1及び第2のクロック同期信号を受取る第1のモジュールであって、該モジュール内部で用いられるクロック及び前記第2のクロックのタイミングで動作する第2のモジュールを制御するための制御信号を生成する内部回路を有する第1のモジュールとを有し、
前記第1の内部クロックの周波数にかかわらず、前記第1及び第2のモジュール間のデータ転送は同期して行われることを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記9)
前記内部回路は、前記第1の内部クロックと前記第1のクロック同期信号とから前記モジュール内部の動作クロックを生成することを特徴とする付記8記載の半導体集積回路装置。
(付記10)
前記内部回路は、前記第2の内部クロックから前記第2のモジュールに供給するためのクロックを生成する位相調整回路を有することを特徴とする付記8記載の半導体集積回路装置。
(付記11)
第1の回路に対し周波数可変の第1のクロック及び第1のクロック同期信号を供給し、
前記第1の回路とデータ転送を行う第2の回路に対し周波数可変又は一定の第2のクロック及び第2のクロック同期信号を供給し、
前記第2のクロック周波数が前記第1のクロック周波数よりも高い場合には、第1の回路に前記第2のクロック同期信号を供給して前記第1の回路と前記第2の回路との間のデータ転送の同期を取る半導体集積回路装置。
(付記12)
前記半導体集積回路装置は、基準クロックから生成する前記第1及び第2のクロック及び前記第1及び第2のクロック同期信号を供給するクロック制御部を有し、
前記第1及び第2の回路は受取ったクロック及びクロック同期信号からそれぞれの動作周波数の回路内クロックを生成する付記11記載の半導体集積回路装置。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1に示すDCKE生成部の一構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 図4に示すDCKE生成部の一構成例を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を示すタイミング図である。
符号の説明
11 クロック制御部
12 SDRAMコントローラ
13 コアバス
14 内部周辺バスブリッジ
15 PLL回路
16 PLL回路
17 1/2分周器
18 内部周辺バス
19−24 外部接続端子
25 CLK生成部
26 DCKE生成部
27 データ制御部
100 プロセッサ
200 SDRAM

Claims (5)

  1. 外部から供給されるクロックから第1及び第2の内部クロックを生成するとともに、該第1及び第2の内部クロックの周波数の関係に応じた第1及び第2のクロック同期信号を生成するクロック制御部と、
    前記第1のクロックと前記第1及び第2のクロック同期信号を受取る第1のモジュールであって、該モジュール内部で用いられるクロック及び前記第2のクロックのタイミングで動作する第2のモジュールを制御するための制御信号を生成する内部回路を有する第1のモジュールとを有し、
    前記第1の内部クロックの周波数にかかわらず、前記第1及び第2のモジュール間のデータ転送は同期して行われることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記内部回路は、前記第1の内部クロックと前記第1のクロック同期信号とから前記モジュール内部の動作クロックを生成することを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記内部回路は、前記第2の内部クロックから前記第2のモジュールに供給するためのクロックを生成する位相調整回路を有することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 第1の回路に対し周波数可変の第1のクロック及び第1のクロック同期信号を供給し、
    前記第1の回路とデータ転送を行う第2の回路に対し周波数可変又は一定の第2のクロック及び第2のクロック同期信号を供給し、
    前記第2のクロック周波数が前記第1のクロック周波数よりも高い場合には、第1の回路に前記第2のクロック同期信号を供給して前記第1の回路と前記第2の回路との間のデータ転送の同期を取る半導体集積回路装置。
  5. 前記半導体集積回路装置は、基準クロックから生成する前記第1及び第2のクロック及び前記第1及び第2のクロック同期信号を供給するクロック制御部を有し、
    前記第1及び第2の回路は受取ったクロック及びクロック同期信号からそれぞれの動作周波数の回路内クロックを生成する請求項4記載の半導体集積回路装置。
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