JP2008217661A - ジョグダイヤル入力判定方法および携帯型装置 - Google Patents

ジョグダイヤル入力判定方法および携帯型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外乱による誤動作を防止する携帯型装置およびジョグダイヤル入力の判定方法を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯型装置は、マイクロコンピュータ101内の低速発振回路105が動作する低速発振モード状態と、高速発振回路106が動作する高速発振モード状態という2種の状態を有している。ジョグダイヤル110から出力される2相の信号である信号Aと信号Bについて、パルス入力の検出タイミングを前記動作モード状態によって制御手段104を用いて遅らせることで、ジョグダイヤル110からの誤入力による装置の誤動作を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジョグダイヤルを搭載した携帯型装置とそのジョグダイヤル入力の判定方法に関するものである。
持ち運びが容易な携帯電話、デジタルカメラ、音声記録再生装置、リモートコントローラ(遠隔操作装置)等の携帯型装置において、各種動作を行うための操作手段としてジョグダイヤルを搭載した装置がある。
一般的に、ジョグダイヤルからの入力判定を行う方法としては、ジョグダイヤルの操作により出力される位相差を有する2相のパルス信号(以下、パルス信号A、パルス信号Bという)の変化を装置の制御手段で読みとり、ジョグダイヤルの回転方向を確定し、装置の動作を制御するという方法が行われている。すなわち、図6に示すようにジョグダイヤルより発生する2相のパルス信号のうちパルス信号Aのダウンエッジ(HIGHレベルからLOWレベルへの信号変化)が発生した時のパルス信号Bのレベルを読み出し、パルス信号BがHIGHレベルの場合には、ジョグダイヤル正方向回転と判定し、パルス信号BがLOWレベルの場合には、ジョグダイヤル逆方向回転と判定して、ジョグダイヤルの回転方向を決定する方法である。
しかし、このようなジョグダイヤル入力の判定方法において、チャタリングにより発生するノイズ信号により、ジョグダイヤルの回転方向を誤検出してしまうという問題点があるとして特許文献1では、ある一定時間内で発生するパルス信号Aのダウンエッジに対するパルス信号BのレベルがHIGHレベルのときのパルス数とLOWレベルのときのパルス数とをそれぞれカウントし、カウント数の多い方のパルスレベルに基づいてジョグダイヤルの回転方向を判定するという制御を行っている。
特開平1−35273号公報
このような従来のジョグダイヤル入力の判定方法においては、あくまでもジョグダイヤルの回転操作中に対しての誤判断を防止するといったもので、ジョグダイヤルが回転し始める段階でのパルス誤入力を検出し、装置の誤動作を防止することができないという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ジョグダイヤルを備えた携帯型装置において、持ち運びの際の振動や静電気による外乱によりユーザーがジョグダイヤルの操作を行っていないにもかかわらず、入力が行われてしまい、ユーザーが望んでいない動作を行ってしまうことを防止するための携帯型装置およびジョグダイヤル入力の判定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、ジョグダイヤルの操作によって発生する2相のパルス信号の変化を低速である第1のクロック又は高速である第2のクロックで動作するマイクロコンピュータで読み取ってジョグダイヤルの回転方向を判断してその操作入力とするジョグダイヤル入力の判定方法であって、
前記マイクロコンピュータは、前記第1のクロックで動作している場合において前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号の1回目の波形変化を読み取った際には前記第1のクロックによる動作のままとし、2回目の波形変化を読み取った際には前記第2のクロックで動作することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のジョグダイヤル入力判定方法において、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に1回目と2回目の波形変化があったときに、その1回目と2回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のジョグダイヤル入力判定方法において、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に3回目の波形変化があったときに、その3回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の発明は、ジョグダイヤルを含む操作手段と、前記ジョグダイヤルからのパルス信号を検出する回転入力検出手段、制御手段、RAM、第1の発振回路および第2の発振回路を内蔵したマイクロコンピューターと、前記マイクロコンピュータに対して、動作クロックを生成する低速である第1の発振子と高速である第2の発振子とを少なくとも備えた携帯型装置であって、
前記マイクロコンピュータが、前記第1の発振子で生成された第1のクロックで動作している場合においてジョグダイヤルの操作によって発生する2相のパルス信号のうち一方のパルス信号の1回目の波形変化を読み取った際には前記第1のクロックによる動作のままとし、2回目の波形変化を読み取った際には前記第2の発振子で生成された第2のクロックで動作することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の携帯型装置において、前記マイクロコンピュータの制御手段が、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に1回目と2回目の波形変化があったときに、その1回目と2回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の携帯型装置において、前記マイクロコンピュータの制御手段が、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に3回目の波形変化があったときに、その3回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする。
以上のように本発明の携帯型装置およびジョグダイヤル入力の判定方法において、装置自身の持ち運びが容易であることから、装置に与えられる振動や静電気発生による外乱により、ジョグダイヤルからパルス信号が発生してしまい、信号の誤入力が生じて、装置が誤動作することを防止することができるという有利な効果が得られる。
さらに、ジョグダイヤルからの入力を判定するタイミングを遅らせることで、マイクロコンピュータの動作モードとして、消費電流が大きくなる高速発振モードに移行せずに消費電流の少ない低速発振モードを維持することで携帯型装置における消費電流の増加を防止し、電池寿命の長寿命化が達成できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における携帯型装置の構成を示すブロック図である。図1の携帯型装置において、101は装置全体の入出力、操作などの指令や制御を行うマイクロコンピュータである。102はジョグダイヤルからのパルス信号を検出するための回転入力検出手段である。103はマイクロコンピュータ101内にあるメモリ領域としてジョグダイヤルのパルス信号の状態データの書き込み、読み出しを行うためのRAMである。104は中央演算装置、制御プログラムを格納したROM、タイマカウンタ、割り込み機能を備えた制御手段である。
105は時計やタイマーの基準クロックを生成するための低速発振回路であり、106はシステムの基準クロックを生成するための高速発振回路である。107は低速発振回路105を動作させるための低速発振子(第1の発振子に相当)であり、108は高速発振回路106を動作させるための高速発振子(第2の発振子に相当)である。
109はスイッチ入力操作などにより携帯型装置へ情報を入力する操作手段である。操作手段109は、各種入力を回転操作で行うジョグダイヤル110、各種入力を押下することで行うプッシュスイッチ111、ジョグダイヤル110、プッシュスイッチ111からの入力操作を有効あるいは無効に設定できるホールドスイッチ112から構成されている。113は携帯型装置の操作状況などの動作状況を表示する表示手段である。114は電池等からなり、装置の動作電圧VDDを携帯型装置に供給する電源である。
以上のように構成された携帯型装置について、以下に動作の概要を説明する。
ジョグダイヤル110の回転操作により、ジョグダイヤル110から2相のパルス信号、すなわちパルス信号Aとパルス信号Bが出力されると、回転入力検出手段102によりそれらが検出されパルス信号Aとパルス信号Bがマイクロコンピュータ101に入力され、ジョグダイヤル110のパルス数やカウンタ等の情報はRAM103に格納され、制御手段104によりジョグダイヤル110の入力に応じた動作処理が行われる。
さらに、図1で示された携帯型装置は、動作モードとして2系統を有しており、各種操作が行われている時には、高速発振子108によりマイクロコンピュータ101内の高速発振回路106が動作する高速発振モード状態であり、操作手段109からの情報入力待機時には、低速発振子107によりマイクロコンピュータ101内の低速発振回路105が動作する低速発振モード状態にある。
マイクロコンピュータ101が高速発振モードで動作している時には、表示手段113により、装置の動作状況を確認することができる。
マイクロコンピュータ101が低速発振モードで動作している時には、表示手段113により、ホールドスイッチ112がON状態であれば、装置に電源114より動作電圧VDDが供給されている場合でも、装置は如何なる入力も受け付けないというホールド状態を確認でき、ホールドスイッチ112がOFF状態であれば、装置は低速発振子107により生成されるクロックを元にした時計表示状態となっていることを確認できる。
図2は、本発明によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例である。図2において、ジョグダイヤルを搭載した携帯型装置のソフトウェア動作が開始する。マイクロコンピュータ101が起動すると、まず最初にステップS201でポート設定、レジスタ設定や電源安定待ち処理等のマイクロコンピュータ初期設定を行う。
次にステップS202でジョグダイヤル110から1回目となるパルス入力の波形変化として、パルス信号Aのダウンエッジが検出されると、ステップS203に進む。
ステップS203では、携帯型装置のホールドスイッチ112がON状態であるかOFF状態であるかの判定処理を行い、ホールドOFF状態(判定がYes)の場合には、ステップS207に進み、ホールドON状態(判定がNo)の場合には、ステップS204に進む。
ステップS204では、マイクロコンピュータ101は表示処理を行うためにいったん高速発振モードに遷移し、続けてステップS205で装置がホールドON状態であることを表示手段113を用いて示すための表示処理が行われ、表示処理終了次第、ステップS206に進み、装置の動作モードを再び低速発振モードに遷移する処理を行い、ステップS202に戻る。
ステップS207では、装置のマイクロコンピュータ101が前記低速発振モードで動作しているのか、前記高速発振モードで動作しているのかの判定処理を行う。装置が高速発振モードで動作している(判定がNoの)場合には、ステップS208に進み、ジョグダイヤル110からの入力を読み込む処理を行い、続けてステップS209でパルス入力の波形変化に応じた動作を実行し、ジョグダイヤル入力の判定処理を終了する。パルス入力の波形変化に応じた動作については、後述する図3にてその詳細を説明する。一方、装置が低速発振モードで動作している(判定がYesの)場合には、ステップS210の装置の電源電圧VDDを確認する処理に進む。
ステップS210で装置の電源電圧VDDが動作範囲内の電圧値であれば、ステップS211に進み、動作範囲外の電圧値であれば、ステップS202に戻る。
ステップS211では、次のジョグダイヤル110からのパルス入力を規定時間待機する状態となる。続けてステップS212では、パルス入力の待機時間が規定された時間を超えていないかの判定を行い、判定がYesの場合には、規定時間内のためステップS213に進み、判定がNoの場合には、規定時間を過ぎてもジョグダイヤル110からの入力がなかったとして、ステップS202に戻る。
ステップS212の判定結果を受けて、ステップS213では、マイクロコンピュータ101起動後2回目となるジョグダイヤル110からのパルス入力の波形変化が検出されたかどうかの判定処理を行い、波形変化が検出された(判定がYes)の場合には、ステップS214に進み、波形変化が検出されない(判定がNo)の場合には、ステップS211の次入力待機状態に戻る。
ステップS214では、ステップS213で検出されたパルス入力の波形変化がステップS202で検出された1回目の波形変化と異なる変化として、パルス信号Aのアップエッジ(LOWレベルからHIGHレベルへの信号変化)が検出されたか否かの判定処理を行い、判定がYes、すなわち1回目とは異なる波形変化であった場合には、ステップS215に進み、判定がNoの場合には、ソフトウェア動作の開始状態に戻る。
ステップS215では、1回目と2回目のジョグダイヤル110のパルス波形変化が異なることから、装置のマイクロコンピュータ101を高速発振モードへ遷移する処理が行われ、ステップS216で、ジョグダイヤル110のパルス入力を読み込む処理が行われる。続けて、ステップS217では、ステップS202とステップS214で検出された1回目と2回目のジョグダイヤル110のパルス波形の変化に応じた装置の動作を実行し、ステップS218では、装置の動作状態を示す表示処理を表示手段113を用いて行い、ジョグダイヤル入力の検出を終了する。
以上まとめると、図2による本発明によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例においては、装置がホールドON状態であれば、ジョグダイヤル110のパルス入力読み込み処理を行わずにマイクロコンピュータ101は低速発振モードを継続するが、装置がホールドOFF状態であれば、さらに、装置のマイクロコンピュータ101が高速発振モードであるか、低速発振モードであるかで処理が大きく異なる。低速発振モードの場合には、マイクロコンピュータ101は2回目のジョグダイヤルのパルス入力を検出し、1回目と2回目のパルス入力で決定される動作を実行し、高速発振モードの場合には、2回目のパルス入力を待つことなく、直ちに1回目のジョグダイヤルのパルス入力を読み込んで装置の動作を実行するというジョグダイヤル入力の検出方法である。
図3は図2で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例におけるジョグダイヤル110からのパルス入力の波形を示した図である。
マイクロコンピュータ101は、パルス信号Aのダウンエッジにより、ジョグダイヤル110からの1回目の入力が行われたと判断し、その際のパルス信号Bのレベルを読み、ジョグダイヤル110の回転方向を仮で確定しておく、この時には前述の通り、マイクロコンピュータ101は、低速発振モードでの動作を行っている。続いて、マイクロコンピュータ101は、パルス信号Aのアップエッジにより、ジョグダイヤル110からの2回目の入力が行われたと判断して高速発振モードに遷移し、その際のパルス信号Bのレベルを読み込み、1回目の変化と合わせてジョグダイヤル110の回転方向を確定する。
図3においてのジョグダイヤル回転方向の確定方法としては、パルス信号Aがダウンエッジの際にパルス信号BがHIGHレベルとなっているため、マイクロコンピュータ101は仮で正方向回転と判断して、RAM103に回転方向を書き込み、パルス信号Aがアップエッジの際にパルス信号BがLOWとなっているため、仮で正方向回転と判断し、RAM103内に書き込まれた仮の回転方向情報と比較し、両者が一致すれば正方向回転確定として、ジョグダイヤル110の操作に応じた動作を行う処理を行うというものである。
図4は、本発明によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例である。図4において、ジョグダイヤルを搭載した携帯型装置のソフトウェア動作が開始する。マイクロコンピュータ101が起動してまず最初にステップS401でマイクロ音ピュータ初期設定を行う。以降、ステップS402に進むまでの処理は、図2で示した処理フローと同一(処理フロー2001)のため、説明は省略する。
図2で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例の場合と同じく、装置がホールドOFF状態の場合に2回目のパルス入力の波形変化を検出し、マイクロコンピュータ101が高速発振モードに遷移すると、ステップS402に進む。
ステップS402では、3回目となるパルス入力の波形変化を待機する状態へ遷移し、ステップS403に進む。ステップS403では、次入力までの規定時間を超えていないかの判定処理が行われ、規定時間内(判定がYes)の場合は、ステップS405に進み、規定時間外(判定がNo)の場合は、ステップS404に進む。
ステップS404では、マイクロコンピュータ101の動作モードを低速発振モードに遷移する処理が行われ、ステップS401直後の状態に戻る。
ステップS405では、3回目のパルス入力の波形変化が検出されたかどうかの判定処理を行う。波形変化が検出された(判定がYes)場合は、ステップS406に進み、波形変化が検出されない(判定がNo)場合は、ステップS402に戻り、再びパルス入力の待機状態となる。
ステップS406では、ジョグダイヤル110のパルス入力を読み込む処理が行われる。続けて、ステップS407では、ステップS405で検出された3回目のジョグダイヤル110のパルス波形の変化に応じた装置の動作を実行し、ステップS408は、装置の動作状態を示す表示処理を表示手段113を用いて行い、ジョグダイヤル入力の検出を終了する。
以上まとめると、図4によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例においては、2回目のジョグダイヤルのパルス入力を検出した後の処理が図2によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例とは異なっており、ジョグダイヤル110のパルス入力で装置が動作するタイミングを図2によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例よりも処理経過時間において、1パルス入力分後ろの処理で行っている。
すなわち図4によるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例は、マイクロコンピュータ101は3回目のパルス入力で決定される動作を実行するというジョグダイヤル入力の検出方法である。
図5は図4で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例におけるジョグダイヤル110からのパルス入力の波形を示した図である。
マイクロコンピュータ101は、パルス信号Aのダウンエッジにより、ジョグダイヤル110からの1回目の入力が行われたと判断し、続いてのパルス信号Aのアップエッジにより、2回目の入力が行われたと判断して高速発振モードに遷移する。高速発振モードに遷移後、マイクロコンピュータ101は、3回目の入力としてパルス信号Aのダウンエッジを検出すると、その際のパルス信号Bのレベルを読み込み、ジョグダイヤル110の回転方向を確定する。
図5においてのジョグダイヤル回転方向の確定方法としては、3回目のパルス入力の波形変化として、パルス信号Aのダウンエッジが検出された際にパルス信号BがHIGHレベルとなっているため、マイクロコンピュータ101は、正方向回転と判断し回転方向を確定して、ジョグダイヤル110の操作に応じた動作を行う処理を行うというものである。
以上のように本実施の形態による携帯型装置およびジョグダイヤル入力の検出方法は、装置がホールドON状態あるいはOFF状態にあるかを監視し、さらに装置のマイクロコンピュータが低速発振モードあるいは高速発振モードで動作しているかを監視することにより、ジョグダイヤル入力の検出タイミングを1回目と2回目のパルス入力のペアでの判定後にマイクロコンピュータを起動するタイミング(図2で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例)、あるいは、2回目のパルス入力後に3回目のパルス入力を検出するタイミング(図4で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例)と使い分けることで、携帯型装置が振動や静電気による外乱によりジョグダイヤルからパルスが入力されジョグダイヤル入力有りと誤判定されてしまい、装置が誤動作をすることを防止することができ、更には携帯型装置において、マイクロコンピュータが高速発振モードに遷移することによる消費電流の増加を防止することができ、電池寿命の観点からも携帯型装置の性能向上に寄与するものである。
本発明の携帯型装置およびジョグダイヤル入力の検出方法は、持ち運びが容易である携帯型装置において、振動や静電気発生により生じる外乱によりジョグダイヤルからパルスが発生してしまい、パルスの誤入力が生じて、装置が誤動作すること防止するというものであり、さらには、マイクロコンピュータの動作モードとして、消費電流が多くなる高速発振モードに移行せずに消費電流の少ない低速発振モードを維持することで携帯型装置における消費電流の増加を防止することができ、携帯型装置におけるジョグダイヤル入力の判定方法として有用である。
本発明の実施の形態における携帯型装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例を示すフローチャート 図2で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例におけるジョグダイヤルからのパルス入力を示す波形図 本発明の実施の形態におけるジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例を示すフローチャート 図4で示したジョグダイヤル入力判定方法の手順の一例におけるジョグダイヤルからのパルス入力を示す波形図 従来の方法におけるジョグダイヤルからのパルス入力を示す波形図
符号の説明
101 マイクロコンピュータ
102 回転入力検出手段
103 RAM
104 制御手段
105 低速発振回路
106 高速発振回路
107 低速発振子
108 高速発振子
109 操作手段
110 ジョグダイヤル
111 プッシュスイッチ
112 ホールドスイッチ
113 表示手段

Claims (6)

  1. ジョグダイヤルの操作によって発生する2相のパルス信号の変化を低速である第1のクロック又は高速である第2のクロックで動作するマイクロコンピュータで読み取ってジョグダイヤルの回転方向を判断してその操作入力とするジョグダイヤル入力の判定方法であって、
    前記マイクロコンピュータは、前記第1のクロックで動作している場合において前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号の1回目の波形変化を読み取った際には前記第1のクロックによる動作のままとし、2回目の波形変化を読み取った際には前記第2のクロックで動作することを特徴とするジョグダイヤル入力判定方法。
  2. 前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に1回目と2回目の波形変化があったときに、その1回目と2回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする請求項1記載のジョグダイヤル入力判定方法。
  3. 前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に3回目の波形変化があったときに、その3回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする請求項1記載のジョグダイヤル入力判定方法。
  4. ジョグダイヤルを含む操作手段と、前記ジョグダイヤルからのパルス信号を検出する回転入力検出手段、制御手段、RAM、第1の発振回路および第2の発振回路を内蔵したマイクロコンピューターと、前記マイクロコンピュータに対して、動作クロックを生成する低速である第1の発振子と高速である第2の発振子とを少なくとも備えた携帯型装置であって、
    前記マイクロコンピュータが、前記第1の発振子で生成された第1のクロックで動作している場合においてジョグダイヤルの操作によって発生する2相のパルス信号のうち一方のパルス信号の1回目の波形変化を読み取った際には前記第1のクロックによる動作のままとし、2回目の波形変化を読み取った際には前記第2の発振子で生成された第2のクロックで動作することを特徴とする携帯型装置。
  5. 前記マイクロコンピュータの制御手段が、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に1回目と2回目の波形変化があったときに、その1回目と2回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする請求項4記載の携帯型装置。
  6. 前記マイクロコンピュータの制御手段が、前記2相のパルス信号のうち一方のパルス信号に3回目の波形変化があったときに、その3回目のパルス信号の波形変化と、その波形変化に対応した他方のパルス信号のレベルから、ジョグダイヤルの操作入力を決定することを特徴とする請求項4記載の携帯型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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