JP2008216964A - 偏光子及びそれを備える平板表示装置 - Google Patents

偏光子及びそれを備える平板表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光子及びそれを備える平板表示装置を提供する。
【解決手段】ベースと、ベース上に形成され、第1成分及び第2成分を備える複数のグリッドと、を備え、第1成分及び第2成分は、グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、第1成分は、誘電物質を含み、第2成分は、金属を含み、第1成分は、外光が入射される方向に近くなるほど含量が増加し、第2成分は、外光が入射される方向から遠くなるほど含量が増加する偏光子及びそれを備える平板表示装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、偏光子及びそれを備える平板表示装置に係り、特にコントラスト及び視認性を向上させる偏光子及びそれを備える平板表示装置に関する。
最近、ディスプレイ装置は、携帯可能な薄型の平板表示装置に代替される趨勢である。平板ディスプレイ装置のうち有機または無機発光表示装置は、自発光型ディスプレイ装置であって、視野角が広く、コントラストが優秀であるだけでなく、応答速度が速いという長所があるので、次世代のディスプレイ装置として注目されている。また、発光層の形成物質が有機物で構成される有機発光表示装置は、無機発光表示装置に比べて輝度、駆動電圧及び応答速度特性に優れ、多色化が可能であるという点を有している。
一方、平板表示装置は、携帯が可能であって野外で使用可能であり、かかる目的を満足させるために軽量かつ薄型に製造する。このとき、野外で画像を見る時に日光が反射されて、コントラスト及び視認性が低下するという問題がある。特に、有機発光表示装置では、金属反射膜でかかる反射がはなはだしくてさらに大きい問題となる。
かかる問題を解決するために、有機発光表示装置の一面に円偏光板を配置する。そして、かかる円偏光板は、通常薄い金属からなるワイヤーグリッドを有する線形偏光板を備える。このとき、金属材質からなるグリッドは、その材質の特性上、外光を反射するため、コントラストを向上させるのに限界がある。
本発明の目的は、平板表示装置のコントラスト及び視認性を向上させる偏光子及びそれを備える平板表示装置を提供するところにある。
本発明は、ベースと、前記ベース上に形成され、第1成分及び第2成分を備える複数のグリッドと、を備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、誘電物質を含み、前記第2成分は、金属を含み、前記第1成分は、外光が入射される方向に近くなるほど含量が増加し、前記第2成分は、外光が入射される方向から遠くなるほど含量が増加する偏光子を開示する。
本発明の他の側面によれば、ベースと、前記ベース上に一定なパターンを有するように形成され、誘電物質を含む第1成分及び金属を含む第2成分を備える複数のグリッドと、を備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの両端方向へ行くほど含量が増加し、前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの中心方向へ行くほど含量が増加する偏光子を開示することが好ましい。
本発明において、前記第1成分は、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al,SnO,ITO(Indium Tin Oxide),IZO(Indium Zinc Oxide),ZnO及びInからなる群から選択されたいずれか一つを含むことが好ましい。
本発明において、前記第2成分は、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,Cu及びPtからなる群から選択されたいずれか一つを含むことが好ましい。
本発明において、前記グリッドは、所定の間隔で離隔されてストライプ状にパターニングされることが好ましい。
本発明の他の側面によれば、基板と、前記基板上に形成されて画像を具現する有機発光素子と、前記有機発光素子上に形成される密封部材と、前記基板、有機発光素子及び密封部材により形成される面のうち一面に形成された1/4波長位相差層と、前記基板、有機発光素子、密封部材及び1/4波長位相差層により形成される面のうち他の面に形成され、前記1/4波長位相差層より前記画像が具現される方向に近く位置する線形偏光層と、を備え、前記線形偏光層は、第1成分及び第2成分を備える複数のグリッドを備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、誘電物質を含み、前記第2成分は、金属を含み、前記第1成分は、外光が入射される方向に近くなるほど含量が増加し、前記第2成分は、外光が入射される方向から遠くなるほど含量が増加する有機発光表示装置を開示することが好ましい。
本発明の他の側面によれば、基板と、前記基板上に形成されて画像を具現する有機発光素子と、前記有機発光素子上に形成される密封部材と、前記基板、有機発光素子及び密封部材により形成される面のうち一面に形成された1/4波長位相差層と、前記基板、有機発光素子、密封部材及び1/4波長位相差層により形成される面のうち他の面に形成され、前記1/4波長位相差層より前記画像が具現される方向に近く位置する線形偏光層と、を備え、前記線形偏光層は、誘電物質を含む第1成分及び金属を含む第2成分を備える複数のグリッドを備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの両端方向へ行くほど含量が増加し、前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの中心方向へ行くほど含量が増加する有機発光表示装置を開示することが好ましい。
本発明において、前記画像が前記基板の方向に具現され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記基板の方向に具現され、前記線形偏光層は、前記基板上に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記基板の方向に具現され、前記1/4波長位相差層は、前記基板上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成され、前記線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記基板の方向に具現され、前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記1/4波長位相差層は、前記有機発光素子上に形成され、前記線形偏光層は、前記1/4波長位相差層上に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記有機発光素子と前記1/4波長位相差層との間に保護層をさらに備えることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記密封部材の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記1/4波長位相差層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記線形偏光層は、前記密封部材の前記両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記線形偏光層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層の前記有機発光素子に向かう面に形成されることが好ましい。
本発明において、前記画像が前記密封部材の方向に具現され、前記基板と前記有機発光素子との間に介在された反射膜をさらに備え、前記1/4波長位相差層は、前記反射膜と前記有機発光素子との間に形成され、前記線形偏光層は、前記有機発光素子上に形成されることが好ましい。
本発明による偏光子及び平板表示装置は、コントラスト及び視認性を向上させる。
以下、添付された図面に示した本発明による実施形態を参照して、本発明の構成及び作用を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による偏光子を示す概略的な斜視図であり、図2は、図1のII−II線の断面図である。図3は、図2のグリッド厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。
図1及び図2に示すように、偏光子10は、ベース11及びグリッド12を備える。ベース11は、透明な材質からなる。これは、偏光子10が配置されるディスプレイ装置から発生する光を十分に通過可能にするためである。このために、ベース11は、ガラスまたはフレキシブルプラスチックを使用できるが、フィルム化のためにプラスチックを含んだ材質で形成することが望ましい。
ベース11上に複数のグリッド12が形成される。グリッド12は、電磁波で特定の偏光のみを偏光させる目的で、平行な線を配列した形態で互いに離隔され、ストライプ状のパターンを有するように形成される。可視光線に対する偏光子として使用するために、グリッド12の幅wは100ないし500nm、厚さt1は300ないし500nmに形成できる。複数のグリッド12の間には、一定な間隔Pがある。そして、かかる間隔Pは、偏光子10の性能を決定する重要な要素である。各グリッド12間の間隔Pが入射される光の波長に比べて広ければ、偏光子10は、偏光機能よりは回折格子の機能を主に行う。逆に、グリッド12間の間隔Pが入射される光の波長に比べて狭ければ、グリッド12は、偏光機能を主に行う。
光学定数のうち、光学定数kは、光の吸収と関連した指数であって、k値が大きいほど特定の一方向に振動する光を吸収する偏光子の特性が向上する。金属は、通常k値が大きくて従来のグリッドに広く使われたが、表面での反射率も高くてグリッドの表面での外光の反射により表示装置の全体的なコントラストを向上させるのに限界がある。
したがって、本発明のグリッド12は、第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質を含む。第1成分12aは、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al,SnOなどの絶縁透明物質で形成できる。また、第1成分12aは、ITO,IZO,ZnOまたはInの導電性透明物質で形成されることもある。第2成分12bは、金属を含む。第2成分12bは、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,CuまたはPtで形成できる。第1成分12a及び第2成分12bは、グリッド12の厚さ方向に濃度勾配を有する。
図3に示すように、ベース11に近くなるほど第2成分12bの含量は増加し、ベース11から遠くなるほど第1成分12aの含量が増加する。すなわち、ベース11と隣接した部分では、第2成分12bが主に分布し、ベース11と遠い部分には、第1成分12aが主に分布する。図2に示すように、外光は、図面の上部、すなわちベース11の逆方向から入射される。グリッド12は、外光に向かう方向へ行くほど誘電物質で形成された第1成分12aが増加する。すなわち、グリッド12は、ベース11の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変わる。結果的に、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。外光がグリッド12に入射されたとき、外光を吸収して外光の反射を防止する。
第1成分12aと第2成分12bとが濃度勾配を有するようにグリッド12を形成するために、共蒸着などの方法を利用できる。共蒸着時、第1成分12aと第2成分12bとの蒸着速度を時間によって調節して、第1成分12aと第2成分12bとの含量が反比例関係となるようにグリッド12を形成できる。
図4は、本発明の一実施形態による偏光子の変形例を示す部分断面図であり、図5は、図4のグリッド厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。以下では、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。同じ参照符号は同じ部材を表す。
偏光子15は、ベース11及びグリッド13を備える。グリッド13は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分13a及び第2成分13bを含む。外光は、図面の下部、すなわちベース11に向けて入射する。ベース11に近くなるほど、誘電物質で形成される第1成分13aの含量が増加する。ベース11から遠くなるほど、第2成分13bの含量が増加する。すなわち、グリッド13は、ベース11の方向へ行くほど不透明な金属から透明な物質に漸進的に変化する。結果的に、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。外光がグリッド13に入射されたとき、グリッド13が外光を吸収して外光の反射を防止する。第1成分13a及び第2成分13bの詳細な構造、製法及び効果については、図2で説明した通りであって省略する。
本発明の偏光子を有機発光表示装置のような平板表示装置に利用できる。本発明では、有機発光表示装置のみを説明する。本発明の有機発光表示装置では、ベース11を別途に必要としない。複数のグリッド12からなる線形偏光層を基板及び密封部材などに直接形成する。後述する線形偏光層のグリッドは、前述した偏光子10でのグリッド12と同じであるので、具体的な構造、材料及び形成方法などについては説明を省略する。
図6は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。図6に示すように、本発明の一実施形態による有機発光表示装置は、透明な素材からなる基板20、基板20上に順次に形成される線形偏光層22、1/4波長位相差層21、有機発光素子30及び密封部材(図示せず)を備える。
基板20は、SiOを主成分とする透明なガラス材質からなりうる。図示していないが、透明基板20の上面には、基板20の平滑性と不純元素の浸透を遮断するためにバッファ層(図示せず)をさらに備え、バッファ層は、SiO及び/またはSiNxなどで形成できる。基板20は、必ずしもこれに限定されるものではなく、透明なプラスチック材で形成することもできる。
基板20の上面に線形偏光層22が形成される。図7は、図6のAの拡大図であって、線形偏光層22の構造をさらに詳細に示している。線形偏光層22は、複数個のグリッド12を備える。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。外光が基板20の方向から入射される。第1成分12aは、基板20の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、基板20の方向へ行くほど不透明な金属から透明な物質に漸進的に変化する。したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。結果的に、コントラストを向上させる。第1成分12a及び第2成分12bの詳細な構造、製法及び効果などは、図1ないし図5で説明した実施形態と同じであるので省略する。
線形偏光層22上に1/4波長位相差層21が形成される。1/4波長位相差層21は、無機物を傾斜蒸着して形成できるが、この場合、微細なカラムが1/4波長位相差層21の表面に傾斜方向に延びる。このカラムは、結晶成長方向となる。無機物を蒸着する場合、この無機物は、円柱状に成長する。したがって、傾斜蒸着する場合、この円柱状は、水平方向に対して所定角度で傾斜した状態となる。これにより、1/4波長位相差層21に複屈折特性が付与される。1/4波長位相差層21を形成できる無機物は、TiO,TaOxなど多様に適用でき、CaOやBaOで形成して前記1/4波長位相差層21に水分吸収機能までも付与できる。
1/4波長位相差層21上には、有機発光素子30を形成する。線形偏光層22、1/4波長位相差層21の積層順序は、外光の入射方向に近く線形偏光層22を配置させ、その内側に1/4波長位相差層21を配置する。線形偏光層22と1/4波長位相差層21との間には、他の光透過性部材が介在されてもよい。
有機発光素子30は、互いに対向した第1電極31、第2電極33及び有機発光層32を備える。第1電極31は、透明素材の伝導性物質で形成できるが、ITO,IZO,In及びZnOなどで形成でき、フォトリソグラフィ法により所定のパターンで形成できる。第1電極31のパターンは、受動駆動(Passive Matrix:PM)型の場合には、互いに所定間隔ほど離れたストライプ状のラインで形成され、能動駆動(Active Matrix:AM)型の場合には、画素に対応する形態で形成される。第1電極31の上部に第2電極33が配置されるが、第2電極33は、反射型電極となり、アルミニウム、銀及び/またはカルシウムなどで形成され、外部端子(図示せず)に連結してカソード電極として作用できる。第2電極33は、PM型の場合には、第1電極31のパターンに直交するストライプ状であり、AM型の場合には、画像が具現されるアクティブ領域の全体にわたって形成されうる。第1電極31の極性と第2電極33の極性とは互いに逆になってもよい。
第1電極31と第2電極33との間に介在された有機発光層32は、第1電極31と第2電極33との電気的駆動により発光する。有機発光層32は、低分子または高分子有機物を使用できる。有機発光層32が低分子有機物で形成される場合、有機発光層32を中心として第1電極31の方向にホール輸送層及びホール注入層などが積層され、第2電極33の方向に電子輸送層及び電子注入層などが積層される。その他にも、必要に応じて多様な層が積層されうる。使用可能な有機材料も、銅フタロシアニン(CuPc)、N,N−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N´−ジフェニル−ベンジジン(NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3)などを始めとして多様に適用可能である。
一方、高分子有機物で形成された高分子有機層の場合には、有機発光層32を中心として第1電極31の方向にホール輸送層のみが備えられる。前記高分子ホール輸送層は、ポリ−(2,4)−エチレン−ジヒドロキシチオフェン(PEDOT)やポリアニリン(PANI)などを使用してインクジェットプリンティングやスピンコーティング法により第1電極31の上部に形成され、高分子有機発光層32は、PPV、Soluble PPV´s、Cyano−PPV、ポリフルオレンなどを使用でき、インクジェットプリンティングやスピンコーティングまたはレーザーを利用した熱転写方式などの通常の方法でカラーパターンを形成できる。
本発明の一実施形態において、有機発光素子30から放出される光は、図6に示すように、基板20の方向に放出され、有機発光表示装置のユーザーは、図6の下部、すなわち基板20の下側外部で画像を観察できる。かかる背面発光型構造で、太陽光のような外光が基板20を通じて流入されてコントラストを低下させることがある。しかし、本発明によれば、線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが円偏光層を形成して外光の反射を最小化できる。基板20の下側外部で入射される外光は、線形偏光層22の吸収軸による方向の成分が吸収され、透過軸による方向の成分が透過される。この透過軸による方向の成分は、1/4波長位相差層21を経つつ一方向に回転する円偏光に変換する。円偏光は、有機発光素子30の第2電極33により反射される。反射されるとき、一方向に回転する円偏光は、他方向に回転する円偏光となり、1/4波長位相差層21を経つつ最初の透過軸に直交する方向の直線偏光に変換する。直線偏光は、線形偏光層22の吸収軸により吸収されて基板20の下側外部に放出されない。したがって、外光反射が最小化され、コントラストがさらに向上する効果が得られる。
さらに、本発明の線形偏光層22は、複数のグリッド12を備える。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。基板20を通じて入射された外光が線形偏光層22に達するとき、グリッド12で外光の反射が最小化されて結果的にコントラストの向上効果を増大させる。
また、線形偏光層22と1/4波長位相差層21とは、基板20上に直接形成される構造であるので、接着層などが必要なくて厚さが縮小した有機発光表示装置を具現でき、発光層から具現された画像が接着層を通過しないので輝度が向上する。
線形偏光層22及び1/4波長位相差層21は、多様な方法で形成される。そして、かかる構造は、前述した背面発光型の場合だけでなく、前面発光型の場合にも外光の入射方向を考慮して変形適用可能である。
図8は、本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す断面図である。基板20の両面のうち、外部に向かう一面に線形偏光層22が形成され、他面に1/4波長位相差層21が形成される。1/4波長位相差層21上に有機発光素子30が形成される。線形偏光層22の詳細な構造は、図8のBの拡大図である図9に詳細に示されている。線形偏光層22は、複数のグリッド12を備える。グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、基板20の方向から遠くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、基板20の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、基板20の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。結果的に、コントラストを向上させる。第1成分12a及び第2成分12bの詳細な構造、製法及び効果などは、図1ないし図5で説明した実施形態と同じであるので省略する。
この実施形態でも、基板20の外側から入射された外光は、線形偏光層22を通過しつつ透過軸に平行した直線偏光となり、基板20を経て1/4波長位相差層21を通過しつつ一方向回転の円偏光となり、第2電極33層で反射した後に他方向回転の円偏光となる。この他方向回転の円偏光が1/4波長位相差層21を再通過しつつ透過軸に直交する直線偏光となり、この直線偏光は、線形偏光層22を通過できずに基板20の下側外部では反射された外光を見られないので、外光の減少によるコントラストの向上効果がある。さらに、前述したように、線形偏光層22は、複数のグリッド12を備え、各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。基板20を通じて入射された外光が線形偏光層22に達するとき、グリッド12で外光の反射が最小化されて結果的にコントラストの向上効果を増大させる。
図10は、本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。基板の両面のうち、外部に向かう一面に1/4波長位相差層21及び線形偏光層22が順次に形成され、基板20の他面に有機発光素子30が形成された例を示すものである。各構成要素についての詳細な説明は、前述した通りである。
線形偏光層22の詳細な構造は、図10のCの拡大図である図11に詳細に示されている。線形偏光層22は、複数のグリッド12を備える。1/4波長位相差層21の下面にグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、1/4波長位相差層21から遠くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21に近くなるほど含量が増加する。基板20を通じて入射された外光が線形偏光層22に達するとき、グリッド12で外光の反射が最小化されて結果的にコントラストの向上効果を増大させる。
前述したものは、基板20の方向に画像が具現される背面発光型の有機発光表示装置の例であるが、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、本発明は、発光層で具現される画像が基板20の方向でない基板20の逆方向に向かって具現される前面発光型構造にも同一に適用できる。
図12は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す断面図であって、有機発光表示装置は、基板20、基板20上の反射膜34、有機発光素子30及び密封部材50を備える。
基板20は、前述したように透明なガラス基板20が使われるが、必ずしも透明である必要はない。また、フレキシブルな性質を有するためにプラスチックや金属を使用することもできる。このとき、金属の表面には絶縁膜をさらに形成する。
基板20の一面に形成された反射膜34は、Ag,Mg,Al,Pt,Pd,Au,Ni,Nd,Ir,Cr及びそれらの化合物などで形成できる。反射膜34上に第1電極31を仕事関数の大きいITO,IZO,ZnOまたはInなどで形成できる。第1電極31は、アノード機能を行うが、もし第1電極31がカソード機能を行うならば、第1電極31をAg,Mg,Al,Pt,Pd,Au,Ni,Nd,Ir,Cr及びそれらの化合物で形成して反射膜34を兼ねるようにする。以下では、第1電極31がアノード機能を行う例を基本に説明する。
第2電極33は、透過型電極として形成する。仕事関数の小さいLi,Ca,LiF/Al,Al,Mg,Agなどの金属で半透過膜となるように薄く形成できる。もちろん、かかる金属の反透過膜上にITO,IZO,ZnOまたはInなどの透明な導電体を形成して薄くなることによる高抵抗問題を解決できる。第1電極31と第2電極33との間に形成される有機発光層32は、前述した通りである。
有機発光素子30上に、有機発光素子30を封止する密封部材50が形成される。密封部材50は、外部の水分や酸素などから有機発光素子30を保護するために形成するものであって、密封部材50は、透明な材質からなる。このために、ガラス基板、プラスチック基板または有機物と無機物との複数の重なった構造であることもある。
密封部材50の上面、すなわち有機発光素子30に向かわずに外部に向かう面に1/4波長位相差層21及び線形偏光層22を順次に形成する。線形偏光層22の構造は、図12のDの拡大図である図13に詳細に示されている。1/4波長位相差層21上に複数のグリッド12が形成されている。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、1/4波長位相差層21から遠くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。結果的に、コントラストを向上させる。第1成分12a及び第2成分12bの詳細な構造、製法及び効果などは、図1ないし図5で説明した実施形態と同じであるので省略する。
本実施形態によれば、画像が具現される方向から入射される外光、すなわち図12で上部で入射される外光は、線形偏光層22及び1/4波長位相差層21を順次に通過した後、反射膜34の表面から反射されて出るとき、最終的に線形偏光層22を通過できなくなる。その原理は、前述した通りである。
また、グリッド12で外光が反射することを最小化して、コントラストの向上効果を増大させる。
図14は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す断面図である。密封部材50の両面のうち、有機発光素子30に向かう一面に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21が順次に形成される。線形偏光層22の構造は、図14のEの拡大図である図15に詳細に示されている。密封部材50の下面に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、密封部材50の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、密封部材50の方向へ行くほど不透明な金属から透明な物質に漸進的に変化する。したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。結果的に、コントラストを向上させる。第1成分12a及び第2成分12bの詳細な構造、製法及び効果などは、図1ないし図5で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図16は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。密封部材50の両面のうち、外部に向かう一面に線形偏光層22が形成され、有機発光素子30に向かう他面に1/4波長位相差層21が形成される。線形偏光層22の構造は、図16のFの拡大図である図17に詳細に示されている。密封部材50の上面に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、密封部材50から遠くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、密封部材50に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、密封部材50の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図18は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。基板20上に反射膜34を形成し、反射膜34上に有機発光素子30を形成し、有機発光素子30上に1/4波長位相差層21を形成し、1/4波長位相差層21上に線形偏光層22を形成する。線形偏光層22の構造は、図18のGの拡大図である図19に詳細に示されている。1/4波長位相差層21上に複数のグリッド12が形成される。
各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、1/4波長位相差層21から遠くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
このとき、第2電極33と1/4波長位相差層21との間に保護層を形成できる。図20に示すように、有機発光素子30の第2電極33と1/4波長位相差層21との間に保護層40が形成されている。図20の構造は、保護層40を除けば図18の構造と同じであるので、保護層40のみを説明する。保護層40は、1/4波長位相差層21が形成されるとき、工程上第2電極33の損傷を防止するために形成する。保護層40は、無機物または有機物で形成する。無機物としては、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属酸窒化物及びそれらの化合物が使われる。金属酸化物としては、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化インジウム、酸化スズ、ITO及びそれらの化合物が使われる。金属窒化物としては、窒化アルミニウム、窒化シリコン及びそれらの化合物が使われる。金属炭化物としては、炭化シリコンが使われ、金属酸窒化物としては、酸窒化シリコンが使われる。無機物としては、シリコンが使われてもよく、シリコン及びメタルそれぞれのセラミック誘導体が使われてもよい。また、DLC(Diamond−Like Carbon)なども使用可能である。有機物としては、有機ポリマー、有機金属ポリマー及びハイブリッド有機/無機ポリマーなどが使われ、アクリル樹脂が使われる。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図21は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。1/4波長位相差層21及び線形偏光層22が反射膜34と有機発光素子30との間に成膜された例を示す。線形偏光層22の構造は、図21のHの拡大図である図22に詳細に示されている。1/4波長位相差層21上に複数のグリッド12が形成される。
各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、第1電極31に近くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図示していないが、反射膜34の上面に1/4波長位相差層21を形成し、1/4波長位相差層21上に有機発光素子30を形成し、この有機発光素子30上に線形偏光層22を形成してもよい。
図23は、本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。図23の有機発光表示装置は、基板20の上面に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21が順次に形成されたものであって、この1/4波長位相差層21上に有機発光素子30が形成される。線形偏光層22の詳細な構造は、図23のIの拡大図である図24に詳細に示されている。基板20上に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、基板20に近くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
1/4波長位相差層21上には、第1電極31が所定のストライプパターンで形成されており、第1電極31上にそれを区画するように内部絶縁膜35が形成されている。そして、内部絶縁膜35上には、有機発光層32及び第2電極33のパターニングのために、第1電極31に直交するように形成されたセパレータ36が形成されている。このセパレータ36により、有機発光層32及び第2電極33は、第1電極31に交差するようにパターニングされる。第2電極33上には、密封部材(図示せず)を備えて、有機発光素子30を外気から遮断する。場合によって、セパレータ36なしに有機発光層32及び第2電極33をパターニングすることもできる。
図23による実施形態の場合にも、前述した実施形態のように、基板20上に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21が順次に積層されているため、図23で見る時に基板20の下部方向から流入された外光の反射をこの線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが遮断でき、また全体的にディスプレイが薄くなる。また、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
図示していないが、かかる背面発光型のPM型表示装置においても、図8及び図10のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
図25は、本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
図25に示すように、基板20の上面に薄膜トランジスタTFTが形成されている。この薄膜トランジスタTFTは、各画素別に少なくとも一つずつ形成されるが、有機発光素子30に電気的に連結される。
具体的に、基板20上に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21を順次に形成する。線形偏光層22の構造は、図25のJの拡大図である図26に詳細に示されている。基板20上に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、基板20の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、基板20の方向へ行くほど不透明な金属から透明な物質に漸進的に変化する。
1/4波長位相差層21上にバッファ層41が形成され、バッファ層41上に所定パターンの半導体層42が形成される。半導体層42の上部には、SiO,SiNxなどで形成されるゲート絶縁膜43が形成され、ゲート絶縁膜43の上部の所定領域には、ゲート電極44が形成される。ゲート電極44は、TFTオン/オフ信号を印加するゲートライン(図示せず)と連結されている。ゲート電極44の上部には、層間絶縁膜45が形成され、コンタクトホールを通じてソース電極46及びドレイン電極47がそれぞれ半導体層42のソース及びドレイン領域に接するように形成される。このように形成された薄膜トランジスタTFTは、パッシべーション膜48で覆われて保護される。
パッシべーション膜48の上部には、アノード電極となる第1電極31が形成され、それを覆うように絶縁物で画素定義膜49が形成される。この画素定義膜49に所定の開口を形成した後、この開口で限定された領域内に有機発光層32を形成する。そして、全体の画素をいずれも覆うように第2電極33が形成される。
AM型構造においても、基板20上に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21が順次に積層されているため、図25で見る時に基板20の下部方向から流入された外光の反射をこの線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが遮断できる。また、各グリッド12は、第1成分12aと第2成分12bとが濃度勾配を有するように形成されて、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。外光がグリッド12に入射されたとき、外光を吸収して外光の反射を防止する。結果的に、コントラストを向上させる。
かかるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置において、前記線形偏光層22及び1/4波長位相差層21は、線形偏光層22が外光に向かう方向に配置され、1/4波長位相差層21が有機発光素子30に向かう方向に配置される限り、基板20、薄膜トランジスタTFT及び有機発光素子30によりなるいかなる面に成膜されてもよい。すなわち、図示していないが、図6及び図8のように、基板20の一面及び/または他面に1/4波長位相差層21、線形偏光層22を成膜した後に、その上に薄膜トランジスタTFT、有機発光素子30を形成することもでき、1/4波長位相差層21及び/または線形偏光層22を薄膜トランジスタTFTの各層に形成される界面の間に配置させることもできる。
図25のパッシべーション膜48を形成せず、その役割を線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが代りうる。図27に示すように、薄膜トランジスタTFTの上部に別途のパッシべーション膜48を有機物及び/または無機物で形成せず、線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが順次に層間絶縁膜45上に形成されてパッシべーション膜48の代わりになっている。以下、その他の詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図28は、本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
基板20の上面に反射膜34が形成され、この反射膜34の上面に1/4波長位相差層21及び線形偏光層22が順次に形成され、線形偏光層22上に有機発光素子30が形成される。
線形偏光層22の構造は、図28のKの拡大図である図29に詳細に示されている。1/4波長位相差層21上に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、第1電極31に近くなるほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど透明な物質から不透明な金属に漸進的に変化する。
線形偏光層22上に第1電極31が所定のストライプパターンで形成されており、第1電極31上にそれを区画するように内部絶縁膜35が形成されている。そして、内部絶縁膜35上には、有機発光層32及び第2電極33のパターニングのために、第1電極31に直交するように形成されたセパレータ36が形成されている。セパレータ36により、有機発光層32及び第2電極33は、第1電極31に交差するようにパターニングされる。第2電極33上には、密封部材(図示せず)が形成されて有機発光素子30を外気から遮断する。場合によって、セパレータ36なしに有機発光層32及び第2電極33をパターニングすることもできる。
この実施形態でも、外部から流入される外光が反射されずにコントラストが向上し、また全体的にディスプレイが薄くなる。詳細な構造及び効果についての説明は、前述した通りであるので省略する。
図示していないが、かかるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置においても、図12ないし図20のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
図30は、本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
図30に示すように、基板20の上面に薄膜トランジスタTFTが形成されている。この薄膜トランジスタTFTは、各画素別に少なくとも一つずつ形成されるが、有機発光素子30に電気的に連結される。薄膜トランジスタTFTの構造については前述した図25と同じであるので、詳細な説明は省略する。
薄膜トランジスタTFT上には、薄膜トランジスタTFTを覆うようにパッシべーション膜48が形成されており、このパッシべーション膜48上に反射膜34が形成される。そして、反射膜34上にアノード電極となる第1電極31が形成され、それを覆うように絶縁物で画素定義膜49が形成される。画素定義膜49に所定の開口を形成した後、この開口で限定された領域内に有機発光層32を形成する。そして、全体の画素をいずれも覆うように第2電極33が形成される。
図30による実施形態においては、密封部材50の両面のうち、有機発光素子30に向かう一面に順次に線形偏光層22及び1/4波長位相差層21を形成する。線形偏光層22の構造は、図30のLの拡大図である図31に詳細に示されている。1/4波長位相差層21上に複数のグリッド12が形成される。各グリッド12は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分12a及び第2成分12bを含む。第1成分12aは、誘電物質で形成し、第2成分12bは、金属で形成する。第1成分12aは、密封部材50の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分12bは、1/4波長位相差層21の方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、グリッド12は、密封部材50の方向へ行くほど不透明な金属から透明な物質に漸進的に変化する。第1成分12a及び第2成分12bの詳細な構造、製法及び効果などは、図1ないし図5で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図30で見る時に図面の上部方向である密封部材50の上側で入射される外光の反射を線形偏光層22と1/4波長位相差層21とが遮断できる。また、各グリッド12は、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド12に入射された時に外光を吸収する。結果的に、外光の反射を防止してコントラストを向上させる。図示していないが、かかるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置においても、図12ないし図22のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
前述したような本発明は、有機発光表示装置にのみ限定されるものではなく、発光素子として無機発光素子やLCD、電子放出装置などを使用するその他の平板表示装置にもいずれも適用可能である。
図32は、本発明の他の実施形態による偏光子を示す概略的な斜視図であり、図33は、図32のXXXIII−XXXIII線の部分断面図である。図34は、図33のグリッドの厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
図32及び図33に示すように、偏光子100は、ベース110及びグリッド120を備える。ベース110は、透明な材質からなりうる。これは、偏光子100が配置されるディスプレイ装置から発生する光を十分に通過可能にするためである。このために、ベース110は、ガラスまたはフレキシブルなプラスチックを使用できるが、フィルム化のためにプラスチックを含んだ材質で形成することが望ましい。
ベース110上に複数のグリッド120が形成される。グリッド120は、互いに離隔され、ストライプ状のパターンを有するように形成される。可視光線に対する偏光子として使用するために、グリッド120の幅w2は10ないし500nm、厚さt2は50ないし500nmに形成できる。複数のグリッド120の間には、一定な間隔P2がある。そして、かかる間隔P2は、偏光子100の性能を決定する重要な要素である。
本発明のグリッド120は、第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質を含む。第1成分120aは、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al,SnOなどの絶縁透明物質で形成できる。また、第1成分120aは、ITO,IZO,ZnOまたはInの導電性透明物質で形成されることもある。第2成分120bは、金属を含む。第2成分120bは、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,CuまたはPtで形成できる。第1成分120a及び第2成分120bは、グリッド120の厚さ方向に濃度勾配を有する。
図33及び図34に示すように、第1成分120aは、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の両端方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の中心方向へ行くほど含量が増加する。すなわち、図33に示すように、グリッド120の上端と隣接した部分及びグリッド120のベース110と隣接した部分には、第1成分120aが主に分布し、グリッド120の中央部分には、第2成分120bが主に分布する。
図33での上部、すなわちベース110の逆方向で外光が入射される場合、グリッド120は、外光に向かう方向へ行くほど誘電物質で形成された第1成分120aが増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の中心方向から外光が入射される方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変わる。結果的に、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。外光がグリッド120に入射されたとき、外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、グリッド120は、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の中心からベース110の方向へ行くほど第1成分が増加する。図2での下部、すなわちベース110に向かうように外光が入射される場合、グリッド120は、外光に向かう方向へ行くほど誘電物質からなる第1成分120aが増加する。すなわち、ベース110に近くなるほど誘電物質で形成される第1成分120aの含量が増加し、ベース110から遠くなり、グリッド120の中央部分へ行くほど第2成分120bの含量が増加する。グリッド120は、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の中心方向からベース110の方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。結果的に、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。外光がグリッド120に入射されたとき、外光を吸収して外光の反射を防止する。
第1成分120aと第2成分120bとが濃度勾配を有するようにグリッド120を形成するために、共蒸着などの方法を利用できる。共蒸着時、第1成分120aと第2成分120bとの蒸着速度を時間によって調節して、第1成分120aと第2成分120bとの含量が反比例関係となるようにグリッド120を形成できる。ベース110上に、共蒸着時の初期には第1成分120aを主に含有するように蒸着していて、次第に第1成分120aを減らし、第2成分120bを増やす。蒸着の中盤部には、第2成分120bが主に含有されるように蒸着する。そして、再び第1成分120aを増やして、蒸着の後半部には、再び第1成分120aが主に含有されるように蒸着する。
特に、グリッド120の厚さ方向を基準としてグリッド120の中心方向には、第2成分120bのみが存在して金属層が形成されるが、第2成分120bの蒸着量と蒸着時間とを調節して金属層を適切な厚さに形成できる。
本発明の偏光子を有機発光表示装置のような平板表示装置に利用できる。本発明では、有機発光表示装置のみを説明する。本発明の有機発光表示装置では、ベース110を別途に必要としない。複数のグリッド120からなる線形偏光層を基板及び密封部材などに直接形成する。後述する線形偏光層のグリッド120は、前述した偏光子100でのグリッド120と同じであるので、具体的な構造、材料及び形成方法などについては説明を省略する。
図35は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。図35に示すように、本発明の一実施形態による有機発光表示装置は、透明な素材からなる基板200、基板200上に順次に形成される線形偏光層220、1/4波長位相差層210、有機発光素子300及び密封部材(図示せず)を備える。
基板200は、SiOを主成分とする透明なガラス材質からなりうる。図示していないが、基板200の上面には、基板200の平滑性と不純元素の浸透遮断とのためにバッファ層(図示せず)をさらに備え、バッファ層は、SiO及び/またはSiNxなどで形成できる。基板200は、必ずしもこれに限定されるものではなく、透明なプラスチック材で形成することもできる。
基板200の上面に線形偏光層220が形成される。図36は、図35のMの拡大図であって、線形偏光層220の構造をさらに詳細に示している。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210と基板200との間に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び基板200の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び基板200の方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、基板200の方向に外光がグリッド120に入射されたとき、外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、基板200の方向に入射した外光の一部は、基板200を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び1/4波長位相差層210の方向から基板200の方向に進んでコントラストを低下させる。このとき、グリッド120は、1/4波長位相差層210の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120で外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、前述した実施形態と同じであるので省略する。
線形偏光層220上に1/4波長位相差層210が形成される。1/4波長位相差層210は、無機物を傾斜蒸着して形成できるが、この場合、微細なカラムが1/4波長位相差層210の表面に傾斜方向に延びている。このカラムは、結晶成長方向となる。無機物を蒸着する場合、この無機物は、円柱状に成長する。したがって、傾斜蒸着する場合、この円柱状は、水平方向に対して所定角度に傾斜した状態となる。これにより、1/4波長位相差層210に複屈折特性が付与される。1/4波長位相差層210を形成できる無機物は、TiO,TaOxなど多様に適用でき、CaOやBaOで形成して前記1/4波長位相差層210に水分吸収機能までも付与できる。
1/4波長位相差層210上には、有機発光素子300を形成する。線形偏光層220、1/4波長位相差層210の積層順序は、外光の入射方向に近く線形偏光層220を配置させ、その内側に1/4波長位相差層210を配置する。線形偏光層220と1/4波長位相差層210との間には、他の光透過性部材が介在されてもよい。
有機発光素子300は、互いに対向した第1電極310、第2電極330及び有機発光層320を備える。第1電極310は、透明素材の伝導性物質で形成できるが、ITO,IZO,In及びZnOなどで形成でき、フォトリソグラフィ法により所定のパターンで形成できる。第1電極310のパターンは、PM型の場合には、互いに所定間隔ほど離れたストライプ状のラインで形成され、AM型の場合には、画素に対応する形態に形成される。第1電極310の上部に第2電極330が配置されるが、第2電極330は反射型電極となり、アルミニウム、銀及び/またはカルシウムなどで形成され、外部端子(図示せず)に連結してカソード電極として作用できる。第2電極330は、PM型の場合には、第1電極310のパターンに直交するストライプ状であり、AM型の場合には、画像が具現されるアクティブ領域の全体にわたって形成されうる。第1電極310の極性と第2電極330の極性とは、互いに逆になってもよい。
第1電極310と第2電極330との間に介在された有機発光層320は、第1電極310と第2電極330との電気的駆動により発光する。有機発光層320は、低分子または高分子有機物を使用できる。有機発光層320が低分子有機物で形成される場合、有機発光層320を中心として第1電極310の方向にホール輸送層及びホール注入層などが積層され、第2電極330の方向に電子輸送層及び電子注入層などが積層される。その他にも、必要に応じて多様な層が積層されうる。使用可能な有機材料も、銅フタロシアニン(CuPc)、N,N−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N´−ジフェニル−ベンジジン(NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3)などを始めとして多様に適用可能である。
一方、高分子有機物で形成された高分子有機層の場合には、有機発光層320を中心として第1電極310の方向にホール輸送層のみが備えられる。前記高分子ホール輸送層は、PEDOTやPANIなどを使用してインクジェットプリンティングやスピンコーティング法により第1電極310の上部に形成され、高分子有機発光層320は、PPV,Soluble PPV´s,Cyano−PPV、ポリフルオレンなどを使用でき、インクジェットプリンティングやスピンコーティングまたはレーザーを利用した熱転写方式などの通常の方法でカラーパターンを形成できる。
本発明の一実施形態において、有機発光素子300から放出される光は、図35に示すように基板200の方向に放出され、有機発光表示装置のユーザーは、図35の下部、すなわち基板200の下側外部で画像を観察できる。かかる背面発光型構造で、太陽光のような外光が基板200を通じて流入されてコントラストを低下させることがある。しかし、本発明によれば、線形偏光層220と1/4波長位相差層210とが円偏光層を形成して外光の反射を最小化できる。基板200の下側外部から入射される外光は、線形偏光層220の吸収軸による方向の成分が吸収され、透過軸による方向の成分が透過される。この透過軸による方向の成分は、1/4波長位相差層210を経つつ一方向に回転する円偏光に変換される。円偏光は、有機発光素子300の第2電極330により反射される。反射されるとき、一方向に回転する円偏光は、他方向に回転する円偏光となり、1/4波長位相差層210を経つつ最初の透過軸に直交する方向の直線偏光に変換される。直線偏光は、線形偏光層220の吸収軸により吸収されて基板200の下側外部に放出されない。したがって、外光の反射が最小化され、コントラストがさらに向上する効果が得られる。
さらに、本発明の線形偏光層220は、複数のグリッド120を備える。基板200を通じて入射された外光が線形偏光層220に達するとき、濃度勾配を有するグリッド120により屈折率差による界面の反射を抑制する。また、基板200を通じて入射された外光の一部は、有機発光表示装置の内部に入射されて有機発光表示装置をなす界面及び金属膜から反射して、再び基板200を通じて外部に放出されて問題となりうる。このとき、基板200を通じて放出される外光もグリッド120が吸収して、外光の反射が最小化されて結果的にコントラストの向上効果を増大させる。
また、線形偏光層220及び1/4波長位相差層210は、基板200上に直接形成される構造であるので、接着層などが必要なくて厚さが縮小した有機発光表示装置を具現でき、発光層から具現された画像が接着層を通過しないので輝度が向上する。
線形偏光層220及び1/4波長位相差層210は、多様な方法で形成される。そして、かかる構造は、前述した背面発光型の場合だけでなく、前面発光型の場合にも外光の入射方向を考慮して変形適用可能である。
図37は、本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す断面図である。基板200の両面のうち、外部に向かう一面に線形偏光層220が形成され、他面に1/4波長位相差層210が形成される。1/4波長位相差層210上に有機発光素子300が形成される。線形偏光層220の詳細な構造は、図37のNの拡大図である図38に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、基板200の両面のうち、有機発光素子300に向かわない面に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から基板200の方向及び基板200と遠くなる方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から基板200の方向及び基板200と遠くなる方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、基板200の方向に外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、基板200の方向に入射した外光の一部は、基板200を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び基板200の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、基板200の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120から外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図39は、本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。基板の両面のうち、外部に向かう一面に1/4波長位相差層210及び線形偏光層220が順次に形成され、基板200の他面に有機発光素子300が形成される。各構成要素についての詳細な説明は、前述した通りである。
線形偏光層220の詳細な構造は、図39のOの拡大図である図40に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210の両面のうち、基板200に向かわない面に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層210の方向から遠くなる方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層210から遠くなる方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、基板200の方向に外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、基板200の方向に入射した外光の一部は、基板200を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び基板200の方向から1/4波長位相差層210の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、1/4波長位相差層210の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120で外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
前述したところは、基板200の方向に画像が具現される背面発光型の有機発光表示装置の例であるが、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、本発明は、発光層で具現される画像が基板200の方向でない基板200の逆方向に向かって具現される前面発光型構造にも同一に適用できる。
図41は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す断面図であって、有機発光表示装置は、基板200、基板200上の反射膜340、有機発光素子300、密封部材500を備える。
基板200は、前述したように透明なガラス基板200が使われるが、必ずしも透明である必要はない。また、フレキシブルな性質を有するためにプラスチックや金属を使用することもできる。このとき、金属の表面には、絶縁膜をさらに形成する。
基板200の一面に形成された反射膜340は、Ag,Mg,Al,Pt,Pd,Au,Ni,Nd,Ir,Cr及びそれらの化合物などで形成できる。反射膜340上に第1電極310を仕事関数の大きいITO,IZO,ZnOまたはInなどで形成できる。第1電極310は、アノード機能を行うが、もし第1電極310がカソード機能を行うならば、第1電極310をAg,Mg,Al,Pt,Pd,Au,Ni,Nd,Ir,Cr及びそれらの化合物で形成して反射膜340を兼ねるようにする。以下では、第1電極310がアノード機能を行う例を基本に説明する。
第2電極330は、透過型電極として形成する。仕事関数の小さいLi,Ca,LiF/Al,Al,Mg,Agなどの金属で半透過膜となるように薄く形成できる。もちろん、かかる金属反透過膜上にITO,IZO,ZnOまたはInなどの透明な導電体を形成して、薄くなることによる高抵抗問題を解決できる。第1電極310と第2電極330との間に形成される有機発光層320は、前述した通りである。
有機発光素子300上に有機発光素子300を封止する密封部材500が形成される。密封部材500は、外部の水分や酸素などから有機発光素子300を保護するために形成するものであって、密封部材500は、透明な材質からなる。このために、ガラス基板、プラスチック基板または有機物と無機物との複数の重なった構造でありうる。
密封部材500の上面、すなわち有機発光素子300に向かわずに外部に向かう面に1/4波長位相差層210及び線形偏光層220を順次に形成する。線形偏光層220の構造は、図41のPの拡大図である図42に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210の両面のうち、密封部材500に向かわない面に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層200と遠くなる方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層210と遠くなる方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、密封部材500の方向から外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
さらに、基板200の方向に入射した外光の一部は、密封部材500を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び密封部材500の方向から1/4波長位相差層210の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、1/4波長位相差層210の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120で外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
本実施形態によれば、画像が具現される方向から入射される外光、すなわち図41で上部で入射される外光は、線形偏光層220及び1/4波長位相差層210を順次に通過した後、反射膜340の表面から反射されて出るとき、最終的に線形偏光層220を通過できなくなる。その原理は、前述した通りである。
図43は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。密封部材500の両面のうち、有機発光素子300に向かう一面に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210が順次に形成される。線形偏光層220の構造は、図43のQの拡大図である図44に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、密封部材500と1/4波長位相差層210との間に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び密封部材500の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び密封部材500の方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、密封部材500の方向から外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
さらに、密封部材500の方向から入射した外光の一部は、密封部材500を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び1/4波長位相差層210の方向から密封部材500の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、1/4波長位相差層210の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120で外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図45は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。密封部材500の両面のうち、外部に向かう一面に線形偏光層220が形成され、有機発光素子300に向かう他面に1/4波長位相差層210が形成される。線形偏光層220の構造は、図45のRの拡大図である図46に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、密封部材500の両面のうち、有機発光素子300に向かわない面に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から密封部材500の方向及び密封部材500と遠くなる方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から密封部材500の方向及び密封部材500と遠くなる方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、密封部材500の方向から外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、密封部材500の方向から入射した外光の一部は、密封部材500を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び1/4波長位相差層210の方向から密封部材500の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、密封部材500の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120から外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図47は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。基板200上に反射膜340を形成し、反射膜340上に有機発光素子300を形成し、有機発光素子300上に1/4波長位相差層210を形成し、1/4波長位相差層210上に線形偏光層220を形成する。線形偏光層220の構造は、図47のSの拡大図である図48に詳細に示されている。1/4波長位相差層210上に複数のグリッド120が形成される。
線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210上に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層210と遠くなる方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び1/4波長位相差層210と遠くなる方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
このとき、第2電極330と1/4波長位相差層210との間に保護層を形成できる。図49に示すように、有機発光素子300の第2電極330と1/4波長位相差層210との間に保護層400が形成されている。図49の構造は、保護層400を除けば図47の構造と同じであるので、保護層400のみを説明する。保護層400は、1/4波長位相差層210が形成されるとき、工程上第2電極330の損傷を防止するために形成する。保護層400は、無機物または有機物で形成する。無機物としては、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属酸窒化物及びそれらの化合物が使われる。金属酸化物としては、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化インジウム、酸化スズ、ITO及びそれらの化合物が使われる。金属窒化物としては、窒化アルミニウム、窒化シリコン及びそれらの化合物が使われる。金属炭化物としては、炭化シリコンが使われ、金属酸窒化物としては、酸窒化シリコンが使われる。無機物としては、シリコンが使われてもよく、シリコン及びメタルそれぞれのセラミック誘導体が使われてもよい。また、DLCなども使用可能である。有機物としては、有機ポリマー、有機金属ポリマー及びハイブリッド有機/無機ポリマーなどが使われ、アクリル樹脂が使われる。以下、詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図50は、本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す断面図である。1/4波長位相差層210及び線形偏光層220が反射膜340と有機発光素子300との間に成膜された例を示す。線形偏光層220の構造は、図50のTの拡大図である図51に詳細に示されている。1/4波長位相差層210上に複数のグリッド120が形成される。
線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210と第1電極310との間に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び第1電極310の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び第1電極310の方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
図示していないが、反射膜340の上面に1/4波長位相差層210を形成し、1/4波長位相差層210上に有機発光素子300を形成し、この有機発光素子300上に線形偏光層220を形成してもよい。
図52は、本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。図52の有機発光表示装置は、基板200の上面に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210が順次に形成されたものであって、この1/4波長位相差層210上に有機発光素子300が形成される。線形偏光層220の詳細な構造は、図52のUの拡大図である図53に詳細に示されている。線形偏光層220は、複数個のグリッド120を備える。グリッド120は、1/4波長位相差層210と基板200との間に形成される。グリッド120は、厚さ方向に濃度勾配を有する第1成分120a及び第2成分120bを含む。第1成分120aは、誘電物質で形成し、第2成分120bは、金属で形成する。第1成分120aは、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び基板200の方向へ行くほど含量が増加し、第2成分120bは、グリッド120の中心方向に近くなるほど含量が増加する。すなわち、グリッド120は、グリッド120の中心方向から1/4波長位相差層210の方向及び基板200の方向へ行くほど、不透明な金属から誘電物質に漸進的に変化する。
したがって、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、基板200の方向から外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
また、基板200の方向から入射した外光の一部は、基板200を透過して有機発光表示装置の内部に入って有機発光表示装置の金属膜などで反射して、再び1/4波長位相差層210の方向から基板200の方向に放出されてコントラストを低下させることがある。このとき、グリッド120は、1/4波長位相差層210の方向へ行くほど誘電物質に変わる構造であるので、グリッド120で外光を吸収して反射を抑制できる。結果的に、コントラストを向上させる。グリッド120の詳細な構造、製法及び効果などは、図32ないし図34で説明した実施形態と同じであるので省略する。
1/4波長位相差層210上には、第1電極310が所定のストライプパターンで形成されており、第1電極310上にそれを区画するように内部絶縁膜350が形成されている。そして、内部絶縁膜350上には、有機発光層320及び第2電極330のパターニングのために、第1電極310に直交するように形成されたセパレータ360が形成されている。このセパレータ360により、有機発光層320及び第2電極330は、第1電極310に交差するようにパターニングされる。第2電極330上には、密封部材(図示せず)を含んで有機発光素子300を外気から遮断する。場合によって、セパレータ360なしに有機発光層320及び第2電極330をパターニングすることもできる。
図52による実施形態の場合にも、前述した実施形態のように、基板200上に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210が順次に積層されているため、図53で見る時に基板200の下部方向から流入された外光の反射をこの線形偏光層220と1/4波長位相差層210とが遮断でき、全体的にディスプレイが薄くなりうる。また、屈折率差により発生する界面反射を抑制して、外光がグリッド120に入射された時に外光を吸収して外光の反射を防止する。
図示していないが、かかるPM方式の背面発光型の有機発光表示装置においても、図37及び図39のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
図54は、本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
図54に示すように、基板200の上面に薄膜トランジスタTFTが形成されている。この薄膜トランジスタTFTは、各画素別に少なくとも一つずつ形成されるが、有機発光素子300に電気的に連結される。
具体的に、基板200上に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210を順次に形成する。線形偏光層220の構造は、図54のVの拡大図である図55に詳細に示されている。図55の構造は、図36と同じであるので、詳細な説明は省略する。
1/4波長位相差層210上にバッファ層410が形成され、バッファ層410上に所定パターンの半導体層420が形成される。半導体層420の上部には、SiO,SiNxなどで形成されるゲート絶縁膜430が形成され、ゲート絶縁膜430の上部の所定領域には、ゲート電極440が形成される。ゲート電極440は、TFTオン/オフ信号を印加するゲートライン(図示せず)と連結されている。ゲート電極440の上部には、層間絶縁膜450が形成され、コンタクトホールを通じてソース電極460及びドレイン電極470がそれぞれ半導体層420のソース及びドレイン領域に接するように形成される。このように形成された薄膜トランジスタTFTは、パッシべーション膜480で覆われて保護される。
パッシべーション膜480の上部には、アノード電極となる第1電極310が形成され、それを覆うように絶縁物で画素定義膜490が形成される。この画素定義膜490に所定の開口を形成した後、この開口で限定された領域内に有機発光層320を形成する。そして、全体の画素をいずれも覆うように第2電極330が形成される。
AM型構造においても、基板200上に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210が順次に積層されているため、図55で見る時に基板200の下部方向から流入された外光の反射をこの線形偏光層220と1/4波長位相差層210とが遮断できる。また、屈折率差により発生する界面反射を抑制する。
かかるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置において、前記線形偏光層220及び1/4波長位相差層210は、線形偏光層220が外光に向かう方向に配置され、1/4波長位相差層210が有機発光素子300に向かう方向に配置される限り、基板200、薄膜トランジスタTFT及び有機発光素子300によりなるいかなる面に成膜されてもよい。すなわち、図示していないが、図37及び図39のように、基板200の一面及び/または他面に1/4波長位相差層210、線形偏光層220を成膜した後に、その上に薄膜トランジスタTFT、有機発光素子300を形成することもでき、1/4波長位相差層210及び/または線形偏光層220を薄膜トランジスタTFTの各層に形成される界面の間に配置させることもできる。
図54のパッシべーション膜480を形成せず、その役割を線形偏光層220及び1/4波長位相差層210が代りうる。図56に示すように、薄膜トランジスタTFTの上部に別途のパッシべーション膜480を有機物及び/または無機物で形成せず、線形偏光層220と1/4波長位相差層210とが順次に層間絶縁膜450上に形成されてパッシべーション膜480の代わりになっている。以下、その他の詳細な構造と効果は、前述した通りであるので省略する。
図57は、本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
基板200の上面に反射膜340が形成され、この反射膜340の上面に1/4波長位相差層210及び線形偏光層220が順次に形成され、線形偏光層220上に有機発光素子300が形成される。
線形偏光層220の構造は、図57のWの拡大図である図58に詳細に示されている。図58に示す構造は、図51と同じであるので、詳細な説明は省略する。
線形偏光層220上に第1電極310が所定のストライプパターンで形成されており、第1電極310上にそれを区画するように内部絶縁膜350が形成されている。そして、内部絶縁膜350上には、有機発光層320及び第2電極330のパターニングのために、第1電極310に直交するように形成されたセパレータ360が形成されている。セパレータ360により、有機発光層320及び第2電極330は、第1電極310に交差するようにパターニングされる。第2電極330上には、密封部材(図示せず)が形成されて有機発光素子300を外気から遮断する。場合によって、セパレータ360なしに有機発光層320及び第2電極330をパターニングすることもできる。
この実施形態でも、外部から流入される外光が反射されずにコントラストが向上し、全体的にディスプレイが薄くなりうる。詳細な構造と効果についての説明は、前述した通りであるので省略する。
図示していないが、かかるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置においても、図41ないし図49のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
図59は、本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。
図59に示すように、基板200の上面に薄膜トランジスタTFTが形成されている。この薄膜トランジスタTFTは、各画素別に少なくとも一つずつ形成されるが、有機発光素子300に電気的に連結される。薄膜トランジスタTFTの構造については、前述した図54と同じであるので、詳細な説明は省略する。
薄膜トランジスタTFT上には、薄膜トランジスタTFTを覆うようにパッシべーション膜480が形成されており、このパッシべーション膜480上に反射膜340が形成される。そして、反射膜340上にアノード電極となる第1電極310が形成され、それを覆うように絶縁物で画素定義膜490が形成される。画素定義膜490に所定の開口を形成した後、この開口で限定された領域内に有機発光層320を形成する。そして、全体の画素をいずれも覆うように第2電極330が形成される。
図59による実施形態においては、密封部材500の両面のうち、有機発光素子300に向かう一面に順次に線形偏光層220及び1/4波長位相差層210を形成する。線形偏光層220の構造は、図59のXの拡大図である図60に詳細に示されている。図60に示す構造は、図44と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図59での上部方向である密封部材500の上側から入射される外光の反射を線形偏光層220と1/4波長位相差層210とが遮断できる。また、グリッド120は、屈折率差により発生する界面反射を抑制して外光を吸収する。結果的に、外光の反射を防止してコントラストを向上させる。図示していないが、かかるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置においても、図41ないし図51のような構造がそのまま適用されうるということはいうまでもない。
前述したような本発明は、有機発光表示装置にのみ限定されるものではなく、発光素子として無機発光素子やLCD、電子放出装置などを使用するその他の平板表示装置にもいずれも適用可能である。
図面に示した実施形態を参考にして説明されたが、これは、例示的なものに過ぎず、当業者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により決まらねばならない。
本発明は、ディスプレイ関連の技術分野に適用可能である。
本発明の一実施形態による偏光子を示す概略的な斜視図である。 図1のII−II線の部分断面図である。 図2のグリッド厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。 本発明の一実施形態による偏光子の変形例を示す部分断面図である。 図4のグリッド厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。 本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の例を示す概略的な断面図である。 図6の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 図8の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態による背面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図10の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の例を示す概略的な断面図である。 図12の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 図14の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図16の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図18の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 図18の前面発光型の有機発光表示装置の変形例を示す概略的な断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図21の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図23の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図25の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図28の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図30の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による偏光子を示す概略的な斜視図である。 図32のXXXIII−XXXIII線の部分断面図である。 図33のグリッド厚さ別の第1成分及び第2成分の含量を比較して簡略に示すグラフである。 本発明の他の実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の例を示す概略的な断面図である。 図35の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 図37の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による背面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図39の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の例を示す概略的な断面図である。 図41の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 図43の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図45の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図47の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 図47の前面発光型の有機発光表示装置の変形例を示す概略的な断面図である。 本発明の他の実施形態による前面発光型の有機発光表示装置のさらに他の例を示す概略的な断面図である。 図50の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図52の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図54の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の背面発光型の有機発光表示装置の他の例を示す概略的な断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるPM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図57の線形偏光層を拡大して示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるAM方式の前面発光型の有機発光表示装置の一例を示す概略的な断面図である。 図59の線形偏光層を拡大して示す断面図である。
符号の説明
10,15,100 偏光子
11,110 ベース
12,13,120 グリッド
12a,13a,120a 第1成分
12b,13b,120b 第2成分
20,200 基板
21,210 1/4波長位相差層
22,220 線形偏光層
30,300 有機発光素子
31,310 第1電極
32,320 有機発光層
33,330 第2電極
34,340 反射膜
35,350 内部絶縁膜
36,360 セパレータ
40,400 保護層
41,410 バッファ層
42,420 半導体層
43,430 ゲート絶縁膜
44,440 ゲート電極
45,450 層間絶縁膜
46,460 ソース電極
47,470 ドレイン電極
48,480 パッシべーション膜
49,490 画素定義膜
50,500 密封部材

Claims (34)

  1. ベースと、
    前記ベース上に形成され、第1成分及び第2成分を備える複数のグリッドと、を備え、
    前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、誘電物質を含み、前記第2成分は、金属を含み、前記第1成分は、外光が入射される方向に近くなるほど含量が増加し、前記第2成分は、外光が入射される方向から遠くなるほど含量が増加することを特徴とする偏光子。
  2. 前記第1成分は、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al,SnO,ITO,IZO,ZnO及びInからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光子。
  3. 前記第2成分は、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,Cu及びPtからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光子。
  4. 前記グリッドは、所定の間隔で離隔されてストライプ状にパターニングされたことを特徴とする請求項1に記載の偏光子。
  5. 基板と、
    前記基板上に形成されて画像を具現する有機発光素子と、
    前記有機発光素子上に形成される密封部材と、
    前記基板、有機発光素子及び密封部材により形成される面のうち一面に形成された1/4波長位相差層と、
    前記基板、有機発光素子、密封部材及び1/4波長位相差層により形成される面のうち他の面に形成され、前記1/4波長位相差層より前記画像が具現される方向に近く位置する線形偏光層と、を備え、
    前記線形偏光層は、第1成分及び第2成分を備える複数のグリッドを備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、誘電物質を含み、前記第2成分は、金属を含み、前記第1成分は、外光が入射される方向に近くなるほど含量が増加し、前記第2成分は、外光が入射される方向から遠くなるほど含量が増加することを特徴とする有機発光表示装置。
  6. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記線形偏光層は、前記基板上に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成されることを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  7. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記基板上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成され、前記線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  8. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  9. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記有機発光素子上に形成され、前記線形偏光層は、前記1/4波長位相差層上に形成されることを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  10. 前記有機発光素子と前記1/4波長位相差層との間に保護層をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の有機発光表示装置。
  11. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記密封部材の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  12. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記線形偏光層は、前記密封部材の前記両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  13. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記線形偏光層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層の前記有機発光素子に向かう面に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  14. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記基板と前記有機発光素子との間に介在された反射膜をさらに備え、前記1/4波長位相差層は、前記反射膜と前記有機発光素子との間に形成され、前記線形偏光層は、前記有機発光素子上に形成されることを特徴とする請求項5に記載の有機発光表示装置。
  15. 前記第1成分は、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al及びSnOからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項5ないし14のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
  16. 前記第2成分は、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,Cu及びPtからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項5ないし14のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
  17. 前記グリッドは、所定の間隔で離隔されてストライプ状にパターニングされたことを特徴とする請求項5ないし14のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
  18. ベースと、
    前記ベース上に一定なパターンを有するように形成され、誘電物質を含む第1成分及び金属を含む第2成分を備える複数のグリッドと、を備え、
    前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの両端方向へ行くほど含量が増加し、前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの中心方向へ行くほど含量が増加することを特徴とする偏光子。
  19. 前記第1成分は、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al,SnO,ITO,IZO,ZnO及びInからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項18に記載の偏光子。
  20. 前記第2成分は、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,Cu及びPtからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項18に記載の偏光子。
  21. 前記グリッドは、所定の間隔で離隔されてストライプ状にパターニングされたことを特徴とする請求項18に記載の偏光子。
  22. 基板と、
    前記基板上に形成されて画像を具現する有機発光素子と、
    前記有機発光素子上に形成される密封部材と、
    前記基板、有機発光素子及び密封部材により形成される面のうち一面に形成された1/4波長位相差層と、
    前記基板、有機発光素子、密封部材及び1/4波長位相差層により形成される面のうち他の面に形成され、前記1/4波長位相差層より前記画像が具現される方向に近く位置する線形偏光層と、を備え、
    前記線形偏光層は、誘電物質を含む第1成分及び金属を含む第2成分を備える複数のグリッドを備え、前記第1成分及び前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向に濃度勾配を有し、前記第1成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの両端方向へ行くほど含量が増加し、前記第2成分は、前記グリッドの厚さ方向を基準として前記グリッドの中心方向へ行くほど含量が増加することを特徴とする有機発光表示装置。
  23. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記線形偏光層は、前記基板上に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成されることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  24. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記基板上に形成され、前記有機発光素子は、前記1/4波長位相差層上に形成され、前記線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されたことを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  25. 前記画像が前記基板の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記基板の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  26. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記有機発光素子上に形成され、前記線形偏光層は、前記1/4波長位相差層上に形成されることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  27. 前記有機発光素子と前記1/4波長位相差層との間に保護層をさらに備えることを特徴とする請求項26に記載の有機発光表示装置。
  28. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層及び線形偏光層は、前記密封部材の両面のうち、前記有機発光素子が形成される面の反対面に順次に形成されることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  29. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記1/4波長位相差層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記線形偏光層は、前記密封部材の前記両面のうち、前記1/4波長位相差層が形成された面の反対面に形成されたことを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  30. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記線形偏光層は、前記密封部材の前記有機発光素子に向かう面に形成され、前記1/4波長位相差層は、前記線形偏光層の前記有機発光素子に向かう面に形成されたことを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  31. 前記画像が前記密封部材の方向に具現され、
    前記基板と前記有機発光素子との間に介在された反射膜をさらに備え、前記1/4波長位相差層は、前記反射膜と前記有機発光素子との間に形成され、前記線形偏光層は、前記有機発光素子上に形成されることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  32. 前記第1成分は、SiOx(x≧1),SiNx(x≧1),MgF,CaF,Al及びSnOからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項22ないし31のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
  33. 前記第2成分は、Fe,Co,V,Ti,Al,Ag,Si,Cr,Mo,Ge,Y,Zn,Zr,W,Ta,Cu及びPtからなる群から選択されたいずれか一つを含むことを特徴とする請求項22ないし31のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
  34. 前記グリッドは、所定の間隔で離隔されてストライプ状にパターニングされたことを特徴とする請求項22ないし31のうちいずれか一項に記載の有機発光表示装置。
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