JP2008216869A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

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Hiroyuki Kurotake
弘至 黒竹
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Abstract

【課題】従来の光学素子は分極反転領域と光導波路との位置合わせが難しかった。
【解決手段】強誘電体基板101の第1面に所定のパターンのクラッド層111を形成する工程と、第1面を支持基板に貼り合わせる工程と、第1面とは反対側の第2面を平面研磨して所定の厚みにする工程と、研磨された第2面側に所定の電極パターンを形成し電界を印加することにより周期的分極反転領域を形成する工程と、第2面側をさらに平面研磨して所定の厚みにする第5の工程と、第2面側に所定のレジストパターンを形成した後ドライエッチングによりトレンチ加工する工程とを備え、第1の工程で形成したクラッド層のパターンにより位置合わせを行ないレジストパターンを形成したものであり、これにより容易に位置合わせができる。
【選択図】図1

Description

本発明は強誘電体基板に周期的な分極反転領域を形成し、その領域とオーバラップするような光導波路を有する光学素子の製造方法に関するものである。
近年、DVDなどの光記録媒体用のレーザ光発生手段としては、レーザダイオードなどの発光デバイスが用いられるが、さらなる高密度化の要求のために小型短波長のコヒーレント光源として、光第2高調波発生素子(以下、光第2高調波発生素子をSHG素子と略記する)を用いたレーザ光が注目されている。
このSHG素子は、ニオブ酸リチウムやタンタル酸リチウムなどの無機酸化物からなり、いずれも大きな非線形光学定数を有している。このSHG素子に入射させる光の入力波と出力波との波数を擬似的に整合させることにより、出てくる光の出力を増幅させる手法として、周期分極反転構造を利用する方法が提案されている。
この周期分極反転構造を作製する方法として、櫛型電極に高電圧を印加する方法などが知られている。
しかし、この方法で高電圧を櫛型電極などの微細パターンに印加する場合、電極先端より分極反転領域が成長するため、分極反転領域と光導波路を形成する位置を正確に合わせる必要がある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−270689号公報
分極反転領域の位置を特定するために、櫛型電極の周囲をオーバーエッチングして櫛型電極の形を強誘電体基板に転写する、あるいは分極反転を行なった後にウェットエッチングにより強誘電体基板に凹凸配列を形成するというようなことが行なわれてきた。しかしながらこのようにして分極反転領域を形成した強誘電体基板を支持基板に貼り合わせようとすると、強誘電体基板の凹凸により貼り合わせがうまくできない、凹凸面で光が乱反射し光導波路として光の透過性が悪くなるという課題があった。
本発明の光学素子の製造方法は、単一分極化された強誘電体基板の第1面に所定のパターンのクラッド層を形成する第1の工程と、強誘電体基板の第1面を支持基板に貼り合わせる第2の工程と、強誘電体基板の第1面とは反対側の第2面を平面研磨して所定の厚みにする第3の工程と、研磨された第2面側に所定の電極パターンを形成し電界を印加することにより周期的分極反転領域を形成する第4の工程と、第2面側をさらに平面研磨して所定の厚みにする第5の工程と、第2面側に所定のレジストパターンを形成した後ドライエッチングによりトレンチ加工する第6の工程とを備え、第3の工程および第6の工程において第1の工程で形成したクラッド層のパターンにより位置合わせを行なうものであり、このようにすることにより、分極反転領域と光導波路との位置関係を正確に合わせることができる。
本発明によると、分極反転領域と光導波路との位置関係を正確に合わせることができるため、変換効率の良い光学素子を得ることができる。
(実施の形態1)
ここでは、本発明の光学素子の製造方法の一例を図1(A)〜(F)を用いて説明する。
図1(A)において用いた第1の基板101は強誘電体基板でありMgを5mol%ドープしたLiNbO3基板である。この例では、矢印dで示す方向に単分域化されており、結晶の切り出し方向はXオフカットである。オフカット基板はXカット基板に対して数度ずれた方向に分極軸をずらした基板であるが、特に光導波路型の光波長変換素子において効率の高い波長変換を行なうためには、光導波路の断面において導波光の電界分布と周期的分極反転領域が重複することが重要であった。LiNbO3の場合は非線形光学定数d33を用いる場合第二高調波の変換効率が有効的に利用できる、分極反転の深さを確保するためにはオフカット角度が大きいほど分極反転の深さを確保しやすい。一方、半導体レーザの電界分布と導波路の電界分布を一致させる必要があり、半導体レーザの電界分布はTE(Transverse Electric)モードであるため、オフカット角はゼロに近いほうが望ましい。そこで、Xオフカット基板は通常3度から10度程度の角度を用いるのが一般的である。
図1(A)において、第一の基板101の裏面101R(−C面)にTaO5をスパッタで形成しクラッド層111を形成する。クラッド層の厚みは導波する光の波長に依存するが1μmの基本波の波長の場合0.3μmから0.5μmにすることが望ましい。またこのクラッド層には分極反転層とオーバーラップするリッジ型光導波路109を形成する基準となるアライメントマーク113をあらかじめフォトリソグラフィーによって形成する。
図1(B)において、支持基板としての第2の基板102の主面102Sに接着層112を塗布し第1の基板101のクラッド層111を形成した裏面101Rと貼り合わせる。接着にはエポキシ系の接着剤を用いて250℃に加熱して硬化させた。その後、第1の基板101の主面101Sを研磨して第1の基板の厚みを約5μmに仕上げた。
図1(C)に示すように、まず第1の基板101の主面101Sに最終的に得る分極反転構造のピッチ、幅に相当するパターンに形成された櫛型電極を有する第1の電極103をフォトリソグラフィーによってアルミニウムで形成する。
第1の電極103はアライメントマーク113を基準に配置される。LiNbO3基板は透明であり、研磨面が鏡面となっているため、101S側からでもアライメントマークの形状を容易に認識することができる。
次に第2の基板102の裏面102Rに第2の電極104を形成する。第1の電極103と第2の電極104の間に電源105を使用してパルス電界を印加する。このように周期的分極反転領域を形成する際に分極の方向と印加する電界の方向が一致しない場合、櫛型電極先端に結晶破壊する確率が高い。すなわち、第1の基板101には分極反転領域106が形成されると同時に電極103の櫛型電極先端には電界集中が発生し場合によっては結晶破壊107が発生する。
次に図1(D)において、電極103、電極104を取り除き、第1の基板101をさらに約4.5μmの厚さまで研磨加工して鏡面に仕上げる。
周期的分極反転領域を形成する際に第1の電極103の櫛型電極先端部に結晶破壊107が発生し、光導波路の近くに存在すると、その付近で光の散乱が発生し、光の透過性を劣化させる原因となる。本発明では、第1の電極103の櫛型電極先端部を含む領域を研磨加工によって、結晶破壊した領域が第1の基板内に残らないようにすることができ、光の透過性劣化を抑制することができる。通常LiNbO3基板に分極反転領域を形成する電極をかけた場合、0.1μm程度の深さまで結晶破壊が発生することが多く、周期的分極反転領域を形成後の研磨加工代は0.2μm以上に設定することが望ましい。
研磨加工によって、分極に用いた電極103の痕跡は完全に消失し導波路に近接する部分の凹凸を除去することで伝達ロスの少ない導波路が得られる。
図1(E)において、光導波路を形成する部分にレジストパターン114を形成する。レジストパターンを形成する際に、再びクラッド層111に設けたアライメントマーク113を基準にして第1の基板101の主面101Sにレジストパターン114を形成する。
次に研磨加工によって分極反転の位置を特定するための電極の痕跡は完全に消失しているがクラッド層に設けたアライメントマークによって、レジストパターンの位置と分極反転部の位置を正確に位置合わせすることができる。
次にレジストパターンをマスクにフッ素系のガスを用いて第1の基板101をドライエッチングする。すなわち、ドライエッチングを用いて、第1の基板101に幅約10μmで約1.5μmのトレンチ110を加工することによってリッジ光導波路109を幅約5μmに仕上げる。
基板をドライエッチングした後、レジストパターンを除去し、図1(F)を得る。
以上のように行なうことにより、分極反転領域と光導波路との位置を正確に合わせることができ、また分極反転領域形成時に発生した結晶破壊による光の散乱もなくすことができ、変換効率の高い光学素子を得ることができる。
本発明の光学素子の製造方法は、分極反転領域と光導波路との位置関係を正確に合わせることができ、SHG素子等の光導波路を有する光学素子の性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における光学素子の製造方法と構造を示す図
符号の説明
101 第1の基板
101S 第1の基板の主面
101R 第1の基板の裏面
102 第2の基板
102S 第2の基板の主面
102R 第2の基板の裏面
103 第1の電極
104 第2の電極
105 電源
106 分極反転領域
107 結晶破壊部
109 リッジ光導波路
110 トレンチ
111 クラッド層
112 接着層
113 アライメントマーク
114 レジストパターン

Claims (1)

  1. 単一分極化された強誘電体基板の第1面に所定のパターンのクラッド層を形成する第1の工程と、
    前記強誘電体基板の第1面を支持基板に貼り合わせる第2の工程と、
    前記強誘電体基板の前記第1面とは反対側の第2面を平面研磨して所定の厚みにする第3の工程と、
    前記研磨された第2面側に所定の電極パターンを形成し電界を印加することにより周期的分極反転領域を形成する第4の工程と、
    前記第2面側をさらに平面研磨して所定の厚みにする第5の工程と、
    前記第2面側に所定のレジストパターンを形成した後ドライエッチングによりトレンチ加工する第6の工程とを備え、前記第3の工程および前記第6の工程において前記第1の工程で形成した前記クラッド層のパターンにより位置合わせを行なう光学素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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